JP3863045B2 - カード回収装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機の玉貸機等に使用されるカードのカード回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、パチンコホール等の遊技施設では、遊技を行うために用いるパチンコ玉等の貸機として、流通貨幣の利用できる貸機以外に、利用度数を記録したカードを用いるカード式貸機がある。近年では、コスト低減等を図るために、カードを再利用できるカード式貸機が提案されている。このカード式貸機においては、利用度数の結果としてカードを貸機内から挿入口に返却することが必要になる。即ち、利用度数が残っている場合は挿入口に返却し、利用度数がゼロになった場合は回収して再利用に供する必要がある。このため、カード式貸機では、必要に応じて、挿入口に返却したり回収したりする機能を備えておく必要がある。
【0003】
この例としては、例えば特開2001−129228号公報記載の玉貸し機が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したカード再利用型のカード式貸機では、カードを繰り返し使用するために、カードの摩耗を極力抑える必要がある。
【0005】
ところが、従来のカード式貸機では、カードの摩耗の点については、十分な注意が払われていない。従って、カードが何度も繰り返し使用される場合、部分的に摩耗して色が剥がれたりすることがあるという問題点がある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、繰り返し使用されるカードの摩耗を最小限に抑えることができるカード回収装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は上記課題を解決するために、挿入されたカードを内部に引き込むと共に必要に応じて外部に押し出して返却するカード引き込み部と、当該カード引き込み部の引き込み方向奥側に設けられ引き込まれたカードを一時的に保管する保管部と、当該保管部で保管されたカードを適宜回収するカード回収部とを備えてなるカード回収装置であって、上記保管部、一時的に保管したカードを返却する際にそのカードを上記カード引き込み部側へ押し戻す摩擦車を上記保管部の奥側上部に備えると共に、当該摩擦車と、上記カードを搬送する搬送ベルトとにより上記カードを支持し、上記カード回収部は、上記搬送ベルトが作動されることで上記カードの支持をなくし、上記カード引き込み部の引き込み方向と交差する方向にカードを搬送して回収する摩擦車でなる回収手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記構成により、カード引き込み部にカードを挿入すると、そのカードは引き込まれて奥側の保管部まで送られ、保管部に一時的に保管される。保管されたカードが返却される場合は、摩擦車がカードをカード引き込み部側へ押し戻す。カード引き込み部は、摩擦車によって押し戻されたカードを挿入口に返却する。保管部で一時的に保管したカードを回収する場合は、上記カードが上記搬送ベルトの支持をなくして上記回収手段に落下し、当該回収手段が、引き込み方向と交差する方向にカードを搬送して回収する。
【0009】
第2の発明に係るカード回収装置は、第1の発明に係るカード回収装置において、上記摩擦車が、回転軸に取り付けられるハブと、当該ハブの周囲に放射状に複数設けられると共に可撓性があって摩擦抵抗の大きい摩擦ヘラとを備えて構成されたことを特徴とする。
【0010】
上記構成により、回転軸によってハブが回転されると、ハブの周囲の摩擦ヘラも回転する。これにより、摩擦ヘラは、カードの表面に柔らかく、かつ広い範囲で接触し、大きな摩擦力でカードを移動させる。
【0011】
第3の発明に係るカード回収装置は、第1又は2の発明に係るカード回収装置において、上記回収手段で回収したカードを保管する回収箱を備え、当該回収箱に、内部に保管されたカードを取りやすくするための切り欠きと、上記回収箱の下側に設けられ上記回収箱を前後方向にスライドさせるスライド機構とを備えたことを特徴とする。
【0012】
上記構成により、回収箱をスライドさせて引き出して、回収したカードを切り欠きで両側から摘んで取り出す。
【0013】
第4の発明に係るカード回収装置は、第1乃至3のいずれかの発明に係るカード回収装置において、上記保管部又は上記カード回収部に、再使用防止のための加工を施す加工手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
上記構成により、不良なカードや不正なカード等を回収した場合は、加工手段で再使用防止のための加工を施す。
【0015】
第5の発明に係るカード回収装置は、第1乃至第4の発明のいずれかに記載のカード回収装置において、上記カード引き込み部が、その挿入口に、挿入されたカードを検知するカード検知センサと、当該カード検知センサでカード挿入を検知したときに上記保管部にカードが保管されていない場合及び利用度数等の残っていないカードが保管されている場合は開放すると共に上記保管部に利用度数等の残っているカードが保管されている場合は新しいカードの挿入を阻止するストッパとを備えたことを特徴とする。
【0016】
上記構成により、カード検知センサがカードの挿入を検知すると、ストッパが作動する。このとき、保管部にカードが保管されていない場合及び利用度数等の残っていないカードが保管されている場合は、カード引き込み部の挿入口が開放され、カードの挿入が許容される。利用度数等の残っていないカードは、新しいカードの挿入と同時に、カード回収部に回収される。上記保管部に利用度数等の残っているカードが保管されている場合は、新しいカードの挿入が阻止される。
【0021】
第6の発明に係るカード回収装置は、第1乃至第5の発明のいずれかに記載のカード回収装置において、新たなカードが挿入されたときに、上記保管部に保管されたカードを上記回収手段によって回収させる制御部を備えたことを特徴とする。
【0022】
上記構成により、挿入されて保管部に一時的に保管されたカードが、返却されずに残っている状態で、新たなカードが挿入されると、制御部は、それを検知して上記保管部に保管されたカードを上記回収手段によって回収させる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るカード回収装置について、添付図面を参照しながら詳述する。なおここでは、カード回収装置をパチンコ遊技台の横に配設されている玉貸機に組み込んだ場合を例に説明する。
【0024】
図1はカード回収装置を玉貸機に組み込んだ状態で示す一部破断斜視図、図2は玉貸機を示す斜視図、図3はカード回収装置を示す斜視図、図4はカード回収装置を示す斜視図、図5はパチンコ遊技台及び玉貸機の配列例を示す斜視図である。
【0025】
パチンコホールでは、パチンコ遊技台及び玉貸機は、一般に図5に示すように配列されている。即ち、1つの島1に多数のパチンコ遊技台2が、横一列に配設されている。玉貸機3は、各パチンコ遊技台2の間に挿入されている。このため、玉貸機3は、図2に示すように、横幅が細く、縦長に形成されている。この玉貸機3の前面には、カード挿入返却口、流通貨幣挿入返却口、表示部、操作部、カード発行部等(いずれも図示せず)が設けられている。
【0026】
玉貸機3の内部には、制御装置5、カード回収装置6等が組み込まれている。制御装置5には、電源部、制御部等が設けられて、全体を制御する。制御装置5の制御部には、図6のフローチャートに示す処理機能が格納されている。
【0027】
カード回収装置6は、挿入されたカード7の情報を読み取ると共に、利用度数に応じてカード7を処理するための装置である。具体的には、カード7の利用度数がゼロになっていない場合は、そのまま保管し、遊技の終了等によってカード7を外部に排出して返却すると共に、利用度数がゼロになったカード7を回収するための装置である。本実施形態では、カード7として、記録手段を有さず、自己を識別するためのバーコードを施したカードを使用する。このため、カード回収装置6は、バーコードを読み取る機能を備えている。具体的には、図1、図3及び図4に示すように構成されている。このカード回収装置6は主に、カード引き込み部9と、保管部10と、カード回収部11と、駆動部12とから構成されている。
【0028】
カード引き込み部9は、挿入されたカード7を引き込むと共に必要に応じて外部に押し出して返却するための部位である。このカード引き込み部9は主に、カード挿入返却口13と、搬送ベルト14と、押えローラ15と、カードリーダー16と、カード検知センサ17と、ストッパ18とから構成されている。
【0029】
カード挿入返却口13は、カード7を挿入したり、排出して返却したりするための出入り口である。即ち、カード挿入返却口13は、カード7を挿入する挿入口であると共に、カード7を返却する返却口でもある。カード挿入返却口13は、カード7を出し入れしやすいように広げて形成されている。
【0030】
搬送ベルト14は、カード挿入返却口13から挿入されたカード7を奥の保管部10側へ搬送すると共に、保管部10に保管されたカード7を必要に応じてカード挿入返却口13へ戻すためのベルトである。搬送ベルト14は、カード7の幅よりも狭い間隔で、上下に2本配設されている。搬送ベルト14は、カード挿入返却口13から保管部10まで延ばして配設されている。各搬送ベルト14の一端は、1本の駆動軸21に駆動プーリ(図示せず)を介して取り付けられている。各搬送ベルト14の他端は従動プーリ(図示せず)に掛け渡されて、一定のテンションで張られている。駆動軸21の上端には、従動歯車22と第1プーリ23が取り付けられている。従動歯車22は、減速用歯車24を介して2つの駆動ベルト25で駆動部12に連結されている。
【0031】
押えローラ15は、カード挿入返却口13から挿入されたカード7を搬送ベルト14側に押圧するためのローラである。各搬送ベルト14に面する位置に2つ設けられている。カード7は押えローラ15と搬送ベルト14とで挟み持つように支持されて、搬送ベルト14で搬送される。各押えローラ15は回転軸27に取り付けられている。回転軸27は、その両端を本体側に回転可能に支持されている。これにより、各押えローラ15は、各搬送ベルト14にそれぞれ面して回転可能に支持されている。
【0032】
カードリーダー16は、挿入されるカード7の情報を読み取るカード情報読み取り手段であり、カード7に施されたバーコードを読み取るためのセンサを備えている。このバーコードを読み取るセンサは、発光素子と受光素子(いずれも図示せず)を備えて構成され、光の反射の有無によってバーコードのデータを読み取るようになっている。このカードリーダー16は、各搬送ベルト14の間に設けられている。ここでは、2組のカードリーダー16が並列に配設されている。各カードリーダー16は、制御装置5の制御部に接続されている。
【0033】
カード検知センサ17は、カード挿入返却口13にカード7が挿入されたことを検知するためのセンサである。このカード検知センサ17は、発光素子と受光素子とを備えて構成されている。カード検知センサ17は、カード挿入返却口13の近傍に、上下に2つ並べて設けられている。2つのカード検知センサ17の間隔は、カード7の幅よりも狭く設定されている。各カード検知センサ17の発光素子と受光素子は、互いに対向して設けられ、検出光がカード7に直交するようになっている。これにより、カード7が挿入された場合に、検出光が遮断されてカード7の挿入を検知するようになっている。カード検知センサ17は、制御装置5の制御部に接続されている。
【0034】
ストッパ18は、新しいカード7の挿入を許容したり阻止したりするための部材である。このストッパ18は、カード挿入返却口13に出没する阻止棒を備えた電磁ソレノイド(図示せず)によって構成されている。ストッパ18は、制御装置5によって制御されている。これにより、カード検知センサ17でカード7の挿入を検知したときに、保管部10にカード7が保管されていない場合及びポイント等の残っていないカードが保管されている場合は、阻止棒を引き込んでカード挿入返却口13を開放すると共に、保管部10にポイント等の残っているカード7が保管されている場合は、阻止棒を突出させてカード挿入返却口13を塞ぎ、新しいカード7の挿入を阻止するようになっている。ストッパ18の阻止棒は、通常は突出してカード挿入返却口13を塞いだ状態なっている。
【0035】
保管部10は、カード引き込み部9の引き込み方向奥側に設けられて、引き込まれたカード7を一時的に保管するための部分である。保管部10は、カード7を1枚収納できる程度の空間として形成されている。保管部10の奥側には、返却補助手段31が設けられている。この返却補助手段31は、保管部10内に一時的に保管したカード7を返却する際に、そのカード7をカード引き込み部9側へ押し戻すための部材である。返却補助手段31は、摩擦車32で構成されている。この摩擦車32は、ハブ33と、摩擦ヘラ34とから構成されている。ハブ33は、多数の摩擦ヘラ34を支持するための部材である。ハブ33は、回転軸35に堅固に取り付けられている。摩擦ヘラ34は、カード7に接触して、保管部10側へ引き込んだり、カード挿入返却口13側へ押し戻したりするための部材である。摩擦ヘラ34は、平板の短冊状に形成されている。摩擦ヘラ34は、ハブ33の周囲に放射状に多数(本実施形態では8枚)設けられている。
【0036】
上記ハブ33及び摩擦ヘラ34は、ゴムや、可撓性があって摩擦抵抗の大きい合成樹脂等によって構成されている。これにより、ハブ33は、回転軸35に空回りすることなく堅固に取り付けられる。摩擦ヘラ34は、短冊状で、可撓性があって摩擦抵抗が大きいことにより、カード7の表面に柔らかく、かつ広い範囲で接触し、大きな摩擦力で引き寄せたり、押しやったりする。これにより、摩擦ヘラ34は、カード7にダメージを与えることなく、カード7を確実に移動させることができるようになっている。
【0037】
回転軸35の上端部には第2プーリ37が取り付けられている。この第2プーリ37は上下2段のプーリ部によって構成されている。この第2プーリ37の上段プーリ部は、上記第1プーリ23とベルト38で連結されている。第2プーリ37の下段プーリ部は、テンションプーリ39を介して後述する第3プーリ47とベルト40で連結されている。
【0038】
保管部10の奥側の下部には、保管されるカード7の位置を決めるエンドセンサ41が設けられている。このエンドセンサ41は、発光素子と受光素子とからなる。この発光素子と受光素子とで、検出光をカード7の挿入方向に直交する方向に通し、この検出光が遮断されることで、カード7の位置を検出する。このエンドセンサ41は、制御装置5の制御部に接続されている。これにより、エンドセンサ41でカード7を検出した時点で、搬送ベルト14によるカード7の搬送動作が停止されるようになっている。
【0039】
カード回収部11は、保管部10で保管したカード7を適宜回収するための部材である。カード回収部11は、カード引き込み部9の引き込み方向と交差する方向にカード7を搬送して回収する回収手段43と、この回収手段43で回収したカード7を保管する回収箱44とから構成されている。
【0040】
回収手段43は、保管部10の下部に設けられている。保管部10の下部には、1枚のカード7が通過できる程度の開口が設けられている。保管部10に保管されたカード7は、この開口を通過して回収箱44に収納される。回収手段43は、この保管部10の下部の開口に望ませて設けられている。具体的には、保管部10の下側の開口に水平方向(カード7の引き込み方向)に並べて配設された4つの摩擦車45によって構成されている。これらは1本の駆動軸46にそれぞれ取り付けられて、一体的に回転するようになっている。この駆動軸46の一端部には、第3プーリ47が取り付けられている。この第3プーリ47は、上記第2プーリ37の下段プーリ部と、テンションプーリ39を介して駆動ベルト40で連結されている。これにより、搬送ベルト14と、返却補助手段31と、回収手段43とが一体的に連動して回転するようになっている。
【0041】
各摩擦車45は、上記返却補助手段31の摩擦車32と同様に構成されている。摩擦ヘラ34は、上記保管部10の下部の開口に望ませて設けられている。
【0042】
回収箱44は、回収されたカード7を保管するための部材である。回収箱44は、保管部10の下側に設けられ、回収手段43で保管部10の下部の開口から下方へ移動されたカード7を回収して保管する。回収箱44は、前板51と、両方の側板52と、奥板53と、底板54とから構成されている。前板51は、玉貸機3の前面を覆い、玉貸機3の前面板の一部を構成している。両側板52の前方には大きな切り欠き55が設けられている。この切り欠き55は、内部に保管されたカード7を取りやすくするためのものである。回収箱44の下側にはスライド機構56が設けられている。このスライド機構56は、玉貸機3の本体側に支持された状態で、回収箱44を前後方向にスライドさせるための機構である。このスライド機構56によって、回収箱44を玉貸機3の前面から引き出して、回収したカード7を切り欠き55で両側から摘んで取り出せるようになっている。
【0043】
駆動部12は、搬送ベルト14等を駆動するための駆動源である。駆動部12は駆動モータによって構成されている。この駆動部12は、制御装置5の制御部によって制御される。
【0044】
[動作]
以上のように構成された玉貸機3のカード回収装置6は、次のように動作する。制御装置5の制御部での処理機能である図6のフローチャートを基に説明する。
【0045】
まず、カード検知センサ17がカード7を検知したか否かを判断する(ステップS1)。カード7を検知しない場合は、処理を終了する。カード7を検知した場合は、保管部10にカード7が保管されているか否かを判断する(ステップS2)。この場合、エンドセンサ41でカード7を検出したか否かで判断する。
【0046】
ステップS2で、保管部10にカード7が保管されていないと判断した場合は、ストッパ18と駆動部12とを作動させる(ステップS3)。ストッパ18の作動により、阻止棒が収納され、カード引き込み部9のカード挿入返却口13が開放される。これにより、カード7はそのまま内部に挿入される。さらに、駆動部12の作動により、減速用歯車24、駆動軸21を介して搬送ベルト14が駆動される。これにより、挿入されたカード7は、搬送ベルト14と押えローラ15とに挟まれて保管部10側へ送られる。
【0047】
このとき、カード7のバーコードを読み取る(ステップS4)。カード7は搬送ベルト14による搬送時に、カードリーダー16を通過する。このため、カードリーダー16でカード7のバーコードを読み取る。この読み取ったバーコードは、制御装置5の制御部に記録したデータを参照して、そのバーコードと対応して記録された利用度数を判断する。この利用度数は、玉貸機3の前面の表示部に表示する(ステップS5)。
【0048】
次いで、エンドセンサ41でカード7を検出したか否かを判断し(ステップS6)、カード7を検出するまで待つ。カード7を検出した場合は、駆動部12を停止する(ステップS7)。このとき、カード7は、搬送ベルト14で保管部10側へ搬送され、返却補助手段31の摩擦車32まで達する。これにより、カード7は、各搬送ベルト14の保管部10側端部と、返却補助手段31の摩擦車32とで、3点支持されている。なお、この状態では、回収手段43の各摩擦車45は接触していない。
【0049】
次いで、遊技終了か否かを判断し(ステップS8)、遊技終了でない場合は処理を終了する。遊技終了である場合は、利用度数がゼロか否を判断する(ステップS9)。利用度数がゼロの場合は、そのまま処理を終了する。利用度数がゼロでない場合は、駆動部12を逆回転させて、各搬送ベルト14の保管部10側端部と、返却補助手段31の摩擦車32とで3点支持されたカード7を返却する(ステップS10)。即ち、カード7を、返却補助手段31の摩擦車32で搬送ベルト14側へ押し戻し、搬送ベルト14でカード挿入返却口13まで押し戻して返却する。
【0050】
一方、上記ステップS2において、保管部10にカード7が保管されていると判断した場合は、そのカード7の利用度数がゼロか否かを判断する(ステップS11)。
【0051】
利用度数がゼロと判断した場合は、上記ステップS3に進み、ストッパ18と駆動部12とを作動させる。このとき、ストッパ18は上記同様に作動する。一方、駆動部12の作動により、搬送ベルト14が作動されると共に、返却補助手段31及び回収手段43も作動される。これにより、保管部10に保管されたカード7は、2つの搬送ベルト14から完全に外れてその支持をなくす。これにより、カード7は、回収手段43の摩擦車45に落下し、摩擦車45の摩擦ヘラ34で柔らかく、かつ確実に引き寄せられて、下方へ移動される。そして、そのまま回収箱44に落下して、保管される。次いで、ステップS4以降の処理を行う。
【0052】
一方、ステップS11で、利用度数がゼロでないと判断した場合は、ストッパ18と駆動部12とを作動させず、利用度数を玉貸機3の表示部に表示させる(ステップS12)。これにより、新しいカード7の挿入が阻止されると共に、保管部10に保管されたカード7はそのまま保管される。
【0053】
回収箱44にカード7が貯まった場合は、適宜取り出す。このときは、回収箱44を玉貸機3の前面から引き出し、回収したカード7を切り欠き55で両側から摘んで取り出す。その後、回収箱44を押し込んで、元に戻す。
【0054】
以上のように、返却補助手段31及び回収手段43の摩擦車32の摩擦ヘラ34が、カード7の表面に柔らかく、かつ広い範囲で接触し、大きな摩擦力でカード7を移動させるため、カード7の摩耗等のダメージを最小限に押さえることができる。この結果、カード7が繰り返し使用される場合に、その寿命を大幅に延ばすことができる。
【0055】
[変形例]
(1) 上記実施形態では、カード回収部11を、カード引き込み部9の引き込み方向と交差する方向(垂直方向)に備えたが、カード引き込み部9の引き込み方向(水平方向)の奥側に備えてもよい。カード回収装置6が組み込まれる装置に応じて適宜設定する。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0056】
また、これに合わせて、回収手段43も、保管部10の下側に上記引き込み方向に並べて配設された複数の摩擦車45を備えたが、カード回収部11を、カード引き込み部9の引き込み方向(水平方向)の奥側に備える場合は、摩擦車45を引き込み方向と交差する方向に並べて配設することになる。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0057】
(2) 上記実施形態では、カード回収装置6をパチンコ遊技台2の玉貸機3に組み込んだ場合を例に説明したが、他の遊技機の貸機に使用してもよい。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0058】
(3) 上記実施形態では、回収箱44にカード7を保管する構造としたが、不良なカード7や不正なカード7等を回収した場合等においては、保管部10又はカード回収部11に、再使用防止のための加工を施す加工手段を備えてもよい。この加工手段としては、パンチング装置等を用いる。
【0059】
(4) 上記実施形態では、摩擦車を、ハブ33と摩擦ヘラ34とから構成したが、歯車状の凹凸を備えたものや、平坦なロール状に形成したもの等でもよい。この場合、特に平坦なロール状に形成したものでは、十分な可撓性と摩擦力を備えた材料で構成する。これにより、カード7に接触すると、摩擦車がカード7の形状に合わせて変形しながら、十分な摩擦力でカード7を移動させることができる。
【0060】
(5) 上記実施形態では、カード引き込み部9とカード回収部11とをベルト38,40で連結して連動させるようにしたが、これらカード引き込み部9とカード回収部11とを個別に駆動させるようにしてもよい。即ち、カード引き込み部9とカード回収部11とにそれぞれ駆動部を設け、個別に駆動させるようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、次のような効果を奏する。
【0062】
(1) 上記保管部が、一時的に保管したカードを返却する際にそのカードを上記カード引き込み部側へ押し戻す返却補助手段を備え、上記カード回収部が、上記カード引き込み部の引き込み方向と交差する方向にカードを搬送して回収する回収手段を備えたので、カード引き込み部に挿入されたカードを、必要に応じて、適宜、保管したり、返却したり、回収したりすることができる。
【0063】
(2) 返却補助手段を、摩擦車を備えて構成したので、摩擦車がカードに接触した状態で回転して、カードを確実に移動させることができる。
【0064】
(3) 回収手段を、保管部の下側に上記引き込み方向に並べて配設された複数の摩擦車を備えて構成したので、カードを回収する場合は、各摩擦車が回転してカードを確実に引き込み、回収箱に保管することができる。
【0065】
(4) 摩擦車を、回転軸に取り付けられるハブと、当該ハブの周囲に放射状に複数設けられると共に可撓性があって摩擦抵抗の大きい摩擦ヘラとを備えて構成したので、摩擦ヘラが、カードの表面に柔らかく、かつ広い範囲で接触し、大きな摩擦力でカードを移動させることができる。これにより、カードの摩耗等のダメージを最小限に押さえることができる。この結果、カードを繰り返し使用する場合に、その寿命を大幅に延ばすことができる。
【0066】
(5) カード引き込み部が、その挿入口に、挿入されたカードを検知するカード検知センサと、当該カード検知センサでカード挿入を検知したときに上記保管部にカードが保管されていない場合及び利用度数等の残っていないカードが保管されている場合は開放すると共に上記保管部に利用度数等の残っているカードが保管されている場合は新しいカードの挿入を阻止するストッパとを備えたので、カード検知センサがカードの挿入を検知してストッパを作動させることにより、適宜、カード引き込み部の挿入口を開放して、カードの挿入を許容すると共に、カード引き込み部の挿入口を塞いで、新しいカードの挿入を阻止することができる。
【0067】
(6) カード引き込み部に、挿入されるカードの情報を読み取るカード情報読み取り手段を備えたので、カード情報読み取り手段で、挿入されるカードの情報を読み取り、利用度数等を判断することができる。
【0068】
(7) 上記保管部に、保管されるカードの位置を決めるエンドセンサを備えたので、エンドセンサが、保管部に挿入されたカードを検知して、カードの位置決めを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード回収装置を玉貸機に組み込んだ状態で示す一部破断斜視図である。
【図2】本発明に係る玉貸機を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るカード回収装置を示す斜視図である。
【図4】本発明に係るカード回収装置を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るパチンコ遊技台及び玉貸機の配列例を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る制御装置5の制御部での処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:島、2:パチンコ遊技台、3:玉貸機、5:制御装置、6:カード回収装置、7:カード、9:カード引き込み部、10:保管部、11:カード回収部、12:駆動部、13:カード挿入返却口、14:搬送ベルト、15:押えローラ、16:カードリーダー、17:カード検知センサ、18:ストッパ、21:駆動軸、22:従動歯車、23:第1プーリ、24:減速用歯車、25:駆動ベルト、27:回転軸、31:返却補助手段、32:摩擦車、33:ハブ、34:摩擦ヘラ、35:回転軸、37:第2プーリ、38:ベルト、39:テンションプーリ、40:ベルト、41:エンドセンサ、43:回収手段、44:回収箱、45:摩擦車、46:駆動軸、47:第3プーリ、51:前板、52:側板、53:奥板、54:底板、55:切り欠き、56:スライド機構。

Claims (6)

  1. 挿入されたカードを内部に引き込むと共に必要に応じて外部に押し出して返却するカード引き込み部と、当該カード引き込み部の引き込み方向奥側に設けられ引き込まれたカードを一時的に保管する保管部と、当該保管部で保管されたカードを適宜回収するカード回収部とを備えてなるカード回収装置であって、
    上記保管部、一時的に保管したカードを返却する際にそのカードを上記カード引き込み部側へ押し戻す摩擦車を上記保管部の奥側上部に備えると共に、当該摩擦車と、上記カードを搬送する搬送ベルトとにより上記カードを支持し、
    上記カード回収部は、上記搬送ベルトが作動されることで上記カードの支持をなくし、上記カード引き込み部の引き込み方向と交差する方向にカードを搬送して回収する摩擦車でなる回収手段を備えたことを特徴とするカード回収装置。
  2. 請求項1に記載のカード回収装置において、
    上記摩擦車が、回転軸に取り付けられるハブと、当該ハブの周囲に放射状に複数設けられると共に可撓性があって摩擦抵抗の大きい摩擦ヘラとを備えて構成されたことを特徴とするカード回収装置。
  3. 請求項1又は2に記載のカード回収装置において、
    上記回収手段で回収したカードを保管する回収箱を備え、
    当該回収箱に、内部に保管されたカードを取りやすくするための切り欠きと、上記回収箱の下側に設けられ上記回収箱を前後方向にスライドさせるスライド機構とを備えたことを特徴とするカード回収装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカード回収装置において、
    上記保管部又は上記カード回収部に、再使用防止のための加工を施す加工手段を備えたことを特徴とするカード回収装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカード回収装置において、
    上記カード引き込み部が、その挿入口に、挿入されたカードを検知するカード検知センサと、当該カード検知センサでカード挿入を検知したときに上記保管部にカードが保管されていない場合及び利用度数等の残っていないカードが保管されている場合は開放すると共に上記保管部に利用度数等の残っているカードが保管されている場合は新しいカードの挿入を阻止するストッパとを備えたことを特徴とするカード回収装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のカード回収装置において、
    新たなカードが挿入されたときに、上記保管部に保管されたカードを上記回収手段によって回収させる制御部を備えたことを特徴とするカード回収装置。
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