JP3860012B2 - 軽量盛土工法におけるコンクリート床版とh形鋼との間の支持構造 - Google Patents

軽量盛土工法におけるコンクリート床版とh形鋼との間の支持構造 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軽量盛土工法におけるコンクリート床版とH形鋼との間の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
軟弱地盤や地滑り地などでの盛土工法と一つとしてEPS工法のような軽量盛土材を用いた軽量盛土工法が知られている。この工法は、地盤改良にかかる経費の節減、工期の短縮、耐震性の向上などにおいて優れた効果を発揮することから、種々の土木工事において広く採用されている。図6は、軽量盛土工法を道路の拡幅工事に用いる場合の一例を示す断面図であり、軽量盛土材として発泡スチロールブロック(EPSブロック)を使用している。
【0003】
図示のように、中腹部に既存の道路1が作られている既存地山の斜面側にH形鋼2を立設し、H形鋼2と支持地盤3との間にEPSブロック4を積み上げて所定高さの盛土部を形成する。その後、積み上げたEPSブロック4の上面に所定厚さにコンクリートを打設してコンクリート床版5を形成する。必要な場合には、コンクリート床版5およびEPSブロック4が水平方向の位置ズレまたは転倒を起こさないように、支持地盤3に埋設固定したアンカー6の先端をコンクリート床版5に一体形成したアンカーヘッド5aに固定する。一方、立設したH形鋼2が側圧により外側に傾倒しないように、上位のコンクリート床版5(あるいは図示しない中間のコンクリート床版)に一端側を埋設したアンカー部材30の他端側をH形鋼2のフランジに係着させる。その後、H形鋼2を利用して軽量コンクリート板のような壁面保護材7が取り付けられ、さらに、仕上げ施工としての路盤8やアスファルト舗装9などが施工される。
【0004】
ところで、EPSブロックのような樹脂発泡体ブロックは弾塑性体である。従って、コンクリート床版5の上に仕上げ施工として路盤8やアスファルト舗装9を積み上げるとEPSブロック4がわずかに沈下する。そのために、H形鋼2と樹脂発泡体ブロック4とを相互に非拘束状態とし、かつ、コンクリート床版に一端側を埋設したアンカー部材30の他端側に支持金具30Aを取り付け、この支持金具30Aに設けた係合部をH形鋼2のフランジに上下方向に摺動可能に係合させておくことにより、樹脂発泡体ブロック4およびコンクリート床版の下方への沈み込みを許容することが行われる(例えば、特開平8−27819号公報、特開平11−209999号公報など参照)。
【0005】
図7は、その一例を示す平面図であり、この支持金具30Aは、断面ハット状に形成された基板部分31と、該基板部分30の両側に対向した状態で取り付けられる一対の断面コ字形をなす係止片32、32とから構成されている。基板部分31と各係止片32とはボルト、ナット33により一体に組み付けられており、該一対の係止片32、32の間にH形鋼2のフランジ2aが入り込むことにより、支持金具30AとH形鋼2とは上下方向に摺動可能な状態で一体化される。一方、基板部分31は中央に凹陥部34を有しており、その底部に形成した取り付け孔35に、一端をコンクリート床版に埋設したアンカー部材30の他端を差し込んでねじ止めすることにより、支持金具30Aとアンカー部材30とが連結されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記支持金具30Aを用いた軽量盛土工法におけるコンクリート床版5とH形鋼2との支持構造では、樹脂発泡体ブロック4およびコンクリート床版5の下方への沈み込みにつれて、支持金具30AがH形鋼2のフランジ2aに沿って下降していくことができるので、H形鋼2への支持部位への応力集中を回避することができ、安定した軽量盛土構造体が得られる。
【0007】
しかし、コンクリート床版5に埋設されたアンカー部材30との作用点が1ヶ所、すなわち、基板部分31における凹陥部34の底部に形成された取り付け孔35の1ヶ所であり、取り付けに際して、H形鋼2とアンカー部材30との間に高い位置決め精度が必要となることに加え、前記1ヶ所の作用点に応力が集中すること、また、基板部分31も金属板の曲げ加工により形成されていることなどから、大きな側圧などが作用したときに基板部分31の凹陥部34近傍が変形しやすいという欠点がある。
【0008】
また、一対の断面コ字形をなす係止片32、32もやはり金属板の曲げ加工により形成されており、肉厚に限界があることから、強度に限界があり、さらに、基板部分31に対して各係止片32をボルト、ナット33により固定している関係から、H形鋼2のフランジ2aと基板部分31との間の距離が大きくならざるを得ないことから、大きな側圧などが作用したときに、係止片32やアンカー部材30の先端にも変形が生じやすい。
【0009】
そのようなことから、支持金具30AとH形鋼2のフランジ2aとの間の摺動可能な係合態様が不安定になりやすく、樹脂発泡体ブロック4およびコンクリート床版5の下方への沈み込みに対する支持金具30Aの上下方向の移動が追従性を消失してしまい、H形鋼への支持部位に応力集中が発生することが往々にして生じかねない。
【0010】
また、設計基準値を超えるような地震が発生した場合に、H形鋼2とコンクリート床版5との間に予期しない過負荷がかかり、両者間の位置ズレ、アンカー部材30の屈曲や破壊、支持金具30Aの変形や破壊、などが発生することが考えられる。そのような場合に補修が必要となるが、前記したように、コンクリート床版5に埋設されたアンカー部材30と支持金具30Aのとの連結点が、取り付け孔35の1ヶ所であること、また、支持金具30A自体の形状構造が複雑であることから、補修作業は容易でなく、現状に復帰させるには、多大の費用と時間とが必要となることが予測される。
【0011】
本発明の目的は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、軽量盛土工法において、コンクリート床版をH形鋼に対して上下方向に移動可能な状態で固定するための構造を、構造的安定性や強度を低下させることなく、きわめて簡素化すると共に、設計基準値を超えるような大きさの地震の発生などにより、コンクリート床版とH形鋼との接合部に不具合が発生したような場合でも、現状どおりに容易かつ迅速に補修することを可能とした、軽量盛土工法におけるコンクリート床版とH形鋼との間の改良された支持構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明による支持構造は、立設したH形鋼の背面側に軽量盛土材を配置し、その上面にコンクリート床版を配置した構造を少なくとも有する軽量盛土工法におけるコンクリート床版とH形鋼との間の支持構造であって、立設するH形鋼の両側に左右一対の支持部材が配置されており、該支持部材は、一方側がコンクリート床版に固定され、他方側はH形鋼のフランジの内面に重畳した姿勢となっており、それにより、当該コンクリート床版はH形鋼に対して上下方向に移動可能な状態で固定されていることを特徴とする。
【0013】
上記の支持構造では、コンクリート床版に一方側を固定した支持部材の他方側をH形鋼のフランジの内面に単に重畳した姿勢とすることによって、コンクリート床版の上下方向に移動可能な状態でのH形鋼への支持固定が形成される。この構成は、従来の曲げ加工した金属部品からなる支持金具30Aを用いた支持構造と比べて構成が非常に簡素化しており、その分、過剰な側圧や引っ張り荷重などにより変形や破損が生じる可能性が低減する。そして、万が一、生じた場合でも、きわめて容易にその補修を行うことができる。
【0014】
コンクリート床版に対する支持部材の固定は、コンクリート床版の形成時にコンクリート床版内に埋設された異形鋼棒、丸鋼棒などであるアンカー部材を利用して、例えば、支持部材をその先端にねじ止めなどにより固定することにより、行ってもよい。また、当該支持部材を固定するときに、コンクリート床版にアンカーボルトやケミカルアンカーなどの固定具を新たに打ち込み、それを利用して固定するようにしてもよい。特に後者の態様は、コンクリート床版施工後に固定作業を行うことができるので、H形鋼の立設位置にかかわらず、支持部材の位置決めが容易となる。さらに、補修作業として本発明による支持構造を構築する場合にも有効となる。いずれの場合にも、支持部材をコンクリート床版に固定するに当たっては、荷重分散の目的から、1つの支持部材を2ヶ所以上でコンクリート床版に固定することが望ましい。
【0015】
支持部材は、限定されるものではないが、施工性や空間占有率を考慮すると、平板状のものであることが好ましく、鋼板、強化プラスチック板など支持部材に求められる強度を考慮して適宜選定する。1枚の板材によってもよく、より大きな強度が求められる場合には、2枚以上の板材を積層して用いてもよい。必要な場合には、補修時にあるいは一旦施工した後に、追加的に多数枚を積層するようにしてもよい。高い強度を得る目的から、波形断面のような異形断面を持つ支持部材を用いることもできる。
【0016】
本発明の支持構造において、コンクリート床版の端面に凹溝(箱抜き)を形成し、そこに支持部材で支持される側のH形鋼のフランジを入り込ませるようにしてもよく、コンクリート床版の端面を平坦面とし、支持部材のコンクリート床版に固定されていない他方端とコンクリート床版の平坦な端面との間に、支持部材で支持される側のH形鋼のフランジを入り込ませるようにしてもよい。前者の場合であっても、本発明よる支持構造では特別の支持金具を使用しないので、凹溝(箱抜き)の深さを浅いものとすることができる。後者の場合には、凹溝(箱抜き)を形成しないだけ、コンクリート床版の現場施工が容易となる。
【0017】
本発明において、対象となる軽量盛土工法に特に制限はなく、図6に基づき説明したEPSブロックのような樹脂発泡体ブロックを軽量盛土材として用いる工法にばかりでなく、現場発泡による発泡ウレタンを軽量盛土材として用いる工法、気泡モルタルをを軽量盛土材として用いる工法、なども含まれる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明による支持構造のいくつかの実施の形態を説明する。なお、本発明の支持構造が適用される軽量盛土工法による構築物は、立設したH形鋼の背面側に軽量盛土材を配置し、その上面にコンクリート床版を配置した構造を少なくとも有していればよく、特に制限はない。従って、以下の説明では、図6に示した道路構築物におけるH形鋼2とコンクリート床版5との間の支持構造を例とし、その支持構造部分を中心に説明する。また、図1〜図5においては、単に図解のわかり易さの目的で、支持構造部分のみを示している。
【0019】
図1において、2は地中に立設したH形鋼であり、5は軽量盛土材の上に形成されたコンクリート床版である。この例において、コンクリート床版5のH形鋼2に対向する端面51には、H形鋼2の背面側フランジ2aの横幅よりも広く、その厚みよりも深い深さの凹溝(箱抜き)11が設けられており、その中に、H形鋼2の背面側フランジ2aが入り込んでいる。20は支持部材としての鋼板であり、H形鋼2の両側に左右一対位置している。鋼板20の一方側はコンクリート床版5を作るときに予め埋め込まれた鋼棒などであるアンカー部材30の先端にねじ止めにより固定されている。図示の例では、1枚の鋼板20を横方向に間隔をおいて並列する2本のアンカー部材30、30で固定しているが、これは、鋼板20の回転を防ぎ、固定を安定化するためのものであり好ましい態様である。場合によっては、アンカー部材30は3本以上であってもよく、1本であってもよい。固定された鋼板20の他方端は凹溝11内に達しており、その部分がH形鋼2のフランジ2aの内面に重畳した姿勢となっている。
【0020】
上記の構造であり、コンクリート床版5は、H形鋼2のフランジ2aに対してし上下方向に摺動可能な状態で固定される。この構造は単に一対の平坦な鋼板20を支持部材として用いるのみであり、施工もきわめて容易である。また、力の作用点は、2ヶ所、すなわち、左右一対の鋼板20の他端側と左右のフランジ2aとの2ヶ所の接触面に分散しており、大きな負荷がかかった場合でも、鋼板20やフランジ2aに変形は生じ難い。鋼板20にアンカー部材30の先端が挿入する孔を予め開けておけば、現場での鋼板20の固定作業はきわめて容易となる。その際に、図示しないが、孔を横長のものとしておくことにより、アンカー部材30との間の位置決めも容易となる。また、凹溝11内にはH形鋼2のフランジ2aが入り込む深さがあればよく、箱抜き施工も容易である。
【0021】
図1の支持構造において、地震などにより、設計値を越える負荷が構造物に作用して、支持部材である鋼板20に曲がりが生じたり、アンカー部材30と間の固定がはずれたり、アンカー部材30の先端が折れ曲がったり、極端な場合にはアンカー部材30が抜け出たりすることが起こったと仮定する。そのような場合に、支持構造の補修が必要となる。その際に、もし、鋼板20のみに曲がりが生じており、アンカー部材30には損傷がないとすれば、ねじ止めをはずして、単に新たな鋼板と交換するだけで、現状復帰がなされる。
【0022】
アンカー部材30にも損傷が生じており、鋼板20の固定に用いることができない場合には、図2に示すように、既存のアンカー部材30の露出している先端部分を切断して、コンクリート床版5の端面51を平坦面とした後、新たに、アンカーボルト21をコンクリート床版5に打ち込んで、それを利用して鋼板20を固定すれば、やはり容易に現状に戻すことができる。アンカーボルト21ではなくケミカルアンカーを用いることもできる。
【0023】
図3は、支持構造の他の形態を平面図で示している。この例では、鋼板20を2枚重ねて用いている点で、図1に示した支持構造と異なっている。本発明による支持構造では、求められる強度に応じて、このように支持部材としての鋼板20を複数枚積層するのみで、所要の強度をもつ支持構造を容易に構築することができる。また、一旦構築した後に、安全率を高くする補修工事として、図2のように、新たに鋼板20を積層することもできる。
【0024】
図4は、支持構造のさらに他の形態を平面図で示している。この例では、コンクリート床版5の端面51は平坦面であり、凹溝11を有しない。凹溝に代わり、支持部材である鋼板20とコンクリート床版5の端面51の間に所要厚みのスペーサ22を介装させ、該スペーサ22の厚みにより、H形鋼2の背面側フランジ2aが入り込む空間23を形成している。この態様では、コンクリート床版5の端面51の任意の位置にフランジ2aが入り込む空間23を形成することができるので、H形鋼2とコンクリート床版5との間に高い位置決め精度は不必要であり、H形鋼2とコンクリート床版5との施工手順に自由度が得られる利点がある。また、地震などにおいて両者間に横方向の位置ズレが生じた場合にも、前記したアンカーボルト21やケミカルアンカーを用いて鋼板20およびスペーサ22を後付することにより、その補修は容易である。場合によっては、鋼板20とスペーサ22とが一体化したもの予め作っておくこともできる。
【0025】
本発明の支持構造は、既存のH形鋼とコンクリート床版との支持構造が破損したときに、その補修手段としても用いることができる。図5はその一例を示している。図5aは、先に図7に基づき説明したような支持金具30Aを用いた支持構造を示しており、地震などにより予期しない過負荷がかかり、支持金具30Aあるいはアンカー部材30の先端が破損して、同じような支持金具30Aを用い補修することができなくなった場合を想定する。
【0026】
その場合に、図5bに示すように、破損した支持金具30Aとアンカー部材30の先端とを除去してしまい、代わりに、支持部材である鋼板20を、図2に示したようにしてアンカーボルト21やケミカルアンカーを用いてコンクリート床版5側に固定するだけで、容易に補修することができる。
【0027】
【発明の効果】
上記のように本発明による軽量盛土工法におけるコンクリート床版とH形鋼との支持構造によれば、コンクリート床版をH形鋼に対して上下方向に移動可能な状態で固定するための構造を、構造的安定性や強度を低下させることなく、きわめて簡素化できると共に、結果として、設計基準値を超えるような大きさの地震の発生などにより、コンクリート床版とH形鋼との接合部に不具合が発生したような場合にも、現状どおりに容易かつ迅速に補修することが可能となる。この補修は、既存の他の手法によるコンクリート床版とH形鋼との間の支持構造に対しても、容易に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軽量盛土工法におけるコンクリート床版とH形鋼との間の支持構造の一実施の形態を説明するための斜視図。
【図2】本発明による支持構造の他の実施の形態を説明するための斜視図。
【図3】本発明による支持構造のさらに他の実施の形態を説明するための平面図。
【図4】本発明による支持構造のさらに他の実施の形態を説明するための平面図。
【図5】本発明による支持構造の他の使用形態を説明するための図であり、図5aは補修前の状態を示し、図5bは補修後の状態を示す。
【図6】一般的な軽量盛土工法を説明するための図。
【図7】従来のコンクリート床版とH形鋼との間の支持構造の一例を説明するための図。
【符号の説明】
2…H形鋼、2a…H形鋼のフランジ、4…軽量盛土材、5…コンクリート床版、51…コンクリート床版の端面、11…凹溝、20…支持部材としての鋼板、21…アンカーボルトまたはケミカルアンカー、22…スペーサ、23…空間

Claims (5)

  1. 立設したH形鋼の背面側に軽量盛土材を配置し、その上面にコンクリート床版を配置した構造を少なくとも有する軽量盛土工法におけるコンクリート床版とH形鋼との間の支持構造であって、立設するH形鋼の両側に左右一対の支持部材が配置されており、該支持部材は、一枚の板材または2枚以上の板材を積層したものであり、一方側がコンクリート床版の端面に固定され、他方側はH形鋼のフランジの内面に重畳した姿勢となっており、それにより、当該コンクリート床版はH形鋼に対して上下方向に移動可能な状態で固定されていることを特徴とするコンクリート床版とH形鋼との間の支持構造。
  2. コンクリート床版に対する支持部材の固定は、コンクリート床版の形成時にコンクリート床版内に埋設されたアンカー部材を利用して行われていることを特徴とする請求項1記載の支持構造。
  3. コンクリート床版に対する支持部材の固定は、支持部材の固定時に新たにコンクリート床版に打ち込まれる固定具を利用して行われていることを特徴とする請求項1記載の支持構造。
  4. コンクリート床版の端面には凹溝が形成されており、該凹溝内に支持部材で支持される側のH形鋼のフランジが入り込んでいることを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の支持構造。
  5. コンクリート床版の端面は平坦面であり、支持部材の他方端とコンクリート床版の平坦な端面との間に支持部材で支持される側のH形鋼のフランジが入り込んでいることを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の支持構造。
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