JP3859896B2 - ハイブリッド車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンとモータとを併用するハイブリッド車に関し、より詳しくは比較的低出力の2つのモータを用い、簡素な制御で駆動力の確保と動力エネルギの回収効率を向上することのできるハイブリッド車に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車等の車両においては、低公害、省資源の観点からエンジンとモータとを併用するハイブリッド車が開発されており、このハイブリッド車では、発電用と動力源用との2つのモータを搭載することで動力エネルギの回収効率向上と走行性能の確保とを図る技術が多く採用されている。
【0003】
例えば、特開平9−46821号公報には、ディファレンシャルギヤ等の差動分配機構による動力分配機構を用いてエンジンの動力を発電機とモータ(駆動用モータ)とに分配し、エンジンの動力の一部で発電しながらモータを駆動して走行するハイブリッド車が開示されており、また、特開平9−100853号公報には、プラネタリギヤによってエンジンの動力を発電機とモータ(駆動用モータ)とに分配するハイブリッド車が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した各先行技術においては、低速時の駆動力の大半を駆動用モータに依存するため、駆動用に大容量の大型のモータが必要となるばかりでなく、駆動輪で必要とするトルクに対する増幅機能を電力に依存するため、バッテリー容量が十分でない場合にも一定の走行性能を維持することのできる発電容量をもった発電機が要求されることになり、コスト増の要因となる。
【0005】
また、車両においてはモータ(発電機)の回転制御範囲を超えるような出力軸回転数の変化があるため、エンジン出力を発電機と駆動用モータとに分配するだけでは、駆動輪からの要求駆動力に対し、必ずしもエンジン及びモータの制御を十分に最適化できるとは限らない。
【0006】
また、ハイブリッド車では、各モータでの分担トルクは少ない方が、トルク−電力間で必要な変換効率等の影響を少なくできるため、車両全体のエネルギ効率を向上させる上で好ましい。さらに、車両の利用形態や車両の走行条件により、搭載されたエンジン及び2つのモータの制御の仕方は異なり、この制御は可能な限り簡素であることが望ましい。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、エネルギ効率に優れ、比較的低出力の2つのモータを用いて駆動力の確保と動力エネルギの回収効率向上を達成するとともに、駆動輪からの要求駆動力に対してエンジン及びモータ制御の最適化を実現することができ、エンジン及び2つのモータの制御も簡素に行うことができるハイブリッド車を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、エンジンの出力とモータの出力とを併用して走行駆動源とするハイブリッド車において、サンギヤと、このサンギヤに噛合するピニオンを回転自在に支持するキャリアと、上記ピニオンに噛合するとともに上記エンジンの出力軸に連結するリングギヤとを有するプラネタリギヤと、上記プラネタリギヤのキャリアに連結し、駆動源あるいは発電機として切換え使用可能な第1のモータと、上記プラネタリギヤのサンギヤに連結し、駆動源あるいは発電機として切換え使用可能な第2のモータと、上記第1のモータとともに上記プラネタリギヤのキャリアに連結し、複数段あるいは無段階に切り換え可能な変速比に応じて上記プラネタリギヤと駆動輪との間で変速及びトルク増幅を行なう動力変換機構とを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記プラネタリギヤのサンギヤとキャリアとを結合自在な連結機構を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、上記動力変換機構を、入力軸に軸支されるプライマリプーリと出力軸に軸支されるセカンダリプーリとの間に駆動ベルトを巻装してなるベルト式無段変速機とすることを特徴とする。
【0011】
すなわち、請求項1記載の発明では、エンジンの出力軸をプラネタリギヤのリングギヤに連結すると共にプラネタリギヤのサンギヤに第2のモータを連結し、プラネタリギヤのキャリアに、第1のモータと、複数段あるいは無段階に変速比を切り換え可能な動力変換機構とを連結してプラネタリギヤと駆動輪との間で変速及びトルク増幅を行なう。
【0012】
第1,第2のモータは、走行条件により、同時に駆動源あるいは発電機として、または、一方を駆動源、他方を発電機として使用することができる。例えば、エンジンからプラネタリギヤのリングギヤに駆動力を供給し、第2のモータからプラネタリギヤのサンギヤに駆動力を供給する場合、プラネタリギヤで各駆動力が合成されてキャリアから出力され、さらに、第1のモータからの駆動力が加算されて動力変換機構を介して駆動輪に伝達される。
【0013】
また、減速時や制動時等には、駆動輪側から動力変換機構を介してプラネタリギヤのキャリアに返還される駆動力が、リングギヤに連結されるエンジン側と、サンギヤに連結される第2のモータ側とに分配され、第2のモータを発電機として動力エネルギを回収する、あるいは、第2のモータを発電機として第1のモータに電力を供給し、エンジン及び第1のモータで駆動力を発生させることができる。
【0014】
請求項2記載の発明では、走行条件に応じて連結機構によりプラネタリギヤのサンギヤとキャリアとを結合してプラネタリギヤの差動を固定することで、エンジンと動力変換機構の間に2つのモータを配置するエンジンからの駆動軸を形成することができ、エンジン、第1,第2のモータのそれぞれの出力トルクまたは制動トルクの関係を制御すること無しに、必要な駆動トルクまたは制動トルクを任意に発生させることができる。
【0015】
この場合、請求項3に記載したように、動力変換機構としては、入力軸に軸支されるプライマリプーリと出力軸に軸支されるセカンダリプーリとの間に駆動ベルトを巻装してなるベルト式無段変速機を用い、変速比を無段階に切り換えて変速及びトルク増幅を行なうことが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図7は本発明の実施の第1形態に係わり、図1は駆動系の基本構成を示す説明図、図2はエンジン及び第1,第2のモータのトルク及び電気の流れを示す説明図、図3は第1のモータを発電機として使用する場合のトルク及び電気の流れを示す説明図、図4は第2のモータを発電機として使用し、第1のモータで駆動力を発生させる制動の場合のトルク及び電気の流れを示す説明図、図5は車両後退時のトルク及び電気の流れを示す説明図、図6は第1のモータのみを利用して駆動力を得る場合のトルク及び電気の流れを示す説明図、図7は第1のモータのみを利用して制動力を得る場合のトルク及び電気の流れを示す説明図である。
【0017】
本発明によるハイブリッド車は、エンジンと2つのモータとを併用するパラレルハイブリッド式の車両であり、図1に示すように、エンジン1と、発電・動力アシストを担うモータA(第1のモータ)と、エンジン1の出力軸1aに連結されるプラネタリギヤユニット3と、発進・後進時の駆動力源になるとともに減速エネルギの回収を担うモータB(第2のモータ)と、変速及びトルク増幅を行なって走行時の動力変換機能を担う動力変換機構5とを基本構成とする駆動系を備えている。
【0018】
プラネタリギヤユニット3は、サンギヤ3aと、このサンギヤ3aに噛合するピニオンを回転自在に支持するキャリア3bと、ピニオンと噛合するリングギヤ3cとを有するシングルピニオン式のプラネタリギヤである。また、動力変換機構5としては、歯車列を組み合わせた変速機や流体トルクコンバータを用いた変速機等を用いることが可能であるが、入力軸5aに軸支されるプライマリプーリ5bと出力軸5cに軸支されるセカンダリプーリ5dとの間に駆動ベルト5eを巻装してなるベルト式無段変速機(CVT)を採用することが望ましく、本形態においては、以下、動力変換機構5をCVT5として説明する。
【0019】
すなわち、本形態におけるハイブリッド車の駆動系では、エンジン1の出力軸1aとCVT5の入力軸5aとの間にプラネタリギヤユニット3が配置されており、このプラネタリギヤユニット3のリングギヤ3cがエンジン1の出力軸1aに結合されている。また、プラネタリギヤユニット3のサンギヤ3aにはモータBが連結されており、キャリア3bがモータAに連結されると共にCVT5の入力軸5aに結合されている。そして、CVT5の出力軸5cに減速歯車列6を介してデファレンシャル機構7が連設され、このデファレンシャル機構7に駆動軸8を介して前輪或いは後輪の駆動輪9が連設される。
【0020】
一方、符号10は、エンジン1、2つのモータA,B、CVT5を集中制御する監視・制御システムである。この監視・制御システム10には、アクセルペダルやブレーキペダルの踏み込み操作、ステアリングの操舵角等を検出してドライバの運転操作状況を判定するドライバ意志判定システム11、ブレーキ操作状態、エンジン1やABS(アンチスキッドブレーキシステム)等に対する各種制御量、灯火類やエアコン等の補機類の作動状態等から車両の制御状況を判定する車両制御状況判定システム12、車速、登坂や降坂、路面状態等の現在の車両の走行状態の変化を判定する走行状況判定システム13等が接続されており、エンジン1、2つのモータA,B、CVT5の作動状態やバッテリ14の状態を監視し、各システムからの情報に基づいて、エンジン1の制御、インバータ15,16を介してのモータA,Bの駆動及びバッテリの充電制御、CVT5の変速比や供給油圧の制御等を行う。
【0021】
以上の構成による駆動系では、前述したように、エンジン1をプラネタリギヤユニット3のリングギヤ3cへ結合するとともにサンギヤ3aにモータBを結合し、キャリア3bからプラネタリギヤで合成した出力を得るようにしている。また、キャリア3bにモータAを連結し、モータAによる出力も合成できるようにし、これら出力をCVT5によって変速及びトルク増幅して駆動輪9に伝達するようにしているため、2つのモータA,Bは発電と駆動力供給との両方に使用することができ、比較的小出力のモータを使用することができる。
【0022】
すなわち、プラネタリギヤの入出力特性から、サンギヤ3aへの入力トルクTs、リングギヤ3cへの入力トルクTr、キャリア3bの出力トルクTcは、以下の(1)式で示すような関係となり、エンジン1の駆動力及びモータBの駆動力に着目すると、図2に示すように、バッテリ14からインバータ16を介して供給される電気エネルギがモータBで駆動力に変換されてサンギヤ3aへの入力トルクTsとなり、エンジン1からのリングギヤ3cへの入力トルクTrと合算されてキャリア3bから出力される。従って、エンジン1、モータBのそれぞれの出力トルクが小さい場合であってもキャリア3bから大きなトルクを得ることができる。
Tc=Ts+Tr …(1)
【0023】
更に、キャリア3bからの出力軸上にはモータAが配置されており、バッテリ14からインバータ15を介して供給される電気エネルギがモータAで駆動力に変換されて出力されるトルクをTmとすると、CVT5に出力可能な最大出力可能トルクToutは、以下の(2)式に示す値となる。従って、エンジン1、モータA,Bのそれぞれの出力トルクに対して大きな駆動トルクを発生することが可能となり、CVT5を介して駆動輪9に大きな車両駆動力を伝達することができる。尚、図2及び以下に説明する図3〜図7において、二点鎖線は電気の流れを模式的に示し、一点鎖線はトルク伝達の流れを模式的に示す。
Tout=Ts+Tr+Tm …(2)
【0024】
この場合、サンギヤ3aの入力トルクTsとリングギヤ3cの入力トルクTrとは、それぞれが合成されてキャリア3bの出力トルクTcとなるためには互いに反力を受けなくてはならず、各入力トルクTs,Trの関係は、サンギヤ3aの歯数Zs、リングギヤ3cの歯数Zrによって表されるギヤ比i(i=Zs/Zr)を用いて表わされる以下の(3),(4)式に示す関係から、以下の(5)式を満足しなけらばならない。
Tc・i/(1+i)=Ts …(3)
Tc・1/(1+i)=Tr …(4)
Ts=i・Tr …(5)
【0025】
また、プラネタリギヤにおいては、サンギヤ3aの回転数をNs、リングギヤ3cの回転数をNr、キャリア3bの回転数をNcとすると、各回転数は以下の(6)式で示される関係となり、サンギヤ3aの回転数Ns及びリングギヤ3cの回転数Nrを制御することでキャリア3bの回転数Ncを自由に設定することができる。尚、Ns=Nrのときには、Nc=Nr=Nsとなり、全ての入出力回転数が一致する。
(1+i)・Nc=Nr+i・Ns …(6)
【0026】
従って、上述したようにプラネタリギヤの入出力トルクの関係はギヤ比iで決まるため、各ギヤのトルクの関係を維持した上でモータBの回転数を制御することにより、プラネタリギヤの出力回転数に関係なくエンジン1の回転数を自由に設定できることになり、例えば、所定の条件で走行中にエンジンを停止する、燃料消費率の良いエンジン回転数領域を使う等といった制御が可能となる。
【0027】
一般的に、プラネタリギヤの構造上、Zs<Zrであるためギヤ比iはi<1であり、(5)式から明らかなように、サンギヤ3aへの入力トルクTsはリングギヤ3cへの入力トルクTrに対してi倍となる。本発明では、エンジン1の出力軸がリングギヤ3cに結合しているため、エンジン1の出力トルクを駆動力として使用する場合、エンジントルクのi倍のサンギヤトルクTsが必要となり、このときのサンギヤトルクTsはモータBのみにより得られることから、バッテリ14からモータBへの電力供給が必要になる。
【0028】
従って、長時間の走行でバッテリ14の充電量が不足するような事態が予測される場合には、キャリア3bからの出力軸上に配置されるモータAを発電機として使用する。すなわち、図3に示すように、エンジン出力に対し、プラネタリギヤへの入力トルクのうち、リングギヤ3cからの入力トルク分をモータAで吸収し、モータAの発電により得られた電力でバッテリ14に充電された電気を使用することなくモータBを駆動することができる。これにより、モータBを主としてサンギヤ3aの反力分担に使用し、エンジン1の駆動力のみによる走行が可能である。
【0029】
ここで、モータBの必要な駆動力(サンギヤ3aへの入力トルクTs)は、前述のプラネタリ特性より、エンジン1の出力トルクより小さな値で済むことから、モータBのトルクへの電力の変換効率、インバータの制御効率等の影響を少なくすることが可能である。
【0030】
このような状況で、バッテリ14への充電が必要になったときには、モータBの必要電力に対してモータAの発電量が多くなるように制御する。また、主としてエンジン1の駆動力で走行中に、登坂や急加速等によってエンジン1の出力に対して負荷が大きくなり、モータBのアシスト力を大きくする必要が生じた場合には、モータAの発電量を抑えてキャリア3bからの動力吸収量を抑え、同時にモータBの駆動力が大きくなるようにバッテリ14から電力を供給することで、必要な駆動力を確保することができる。
【0031】
一方、減速時や制動時等においては、駆動輪9からCVT5を介してプラネタリギヤユニット3のキャリア3bに伝達されるトルクTcがエンジン1へのリングギヤ3cからのトルクTrとモータBへのサンギヤ3aからのトルクTsとに分配されるため、エンジンブレーキのみ又はエンジンブレーキとモータによる動力吸収とを併用する場合、エンジンへの吸収トルクを発生させるためにはモータBでもトルクの吸収を行わなければならず、このとき、エンジン1とモータBとでトルクの吸収が行われることから、大きな制動力を得ると同時にモータBによる発電が行われる。
【0032】
従って、バッテリ14に十分な充電が行われており、バッテリ14への充電が必要ない状態では、図4に示すように、モータBで発電した電力により、モータBの吸収トルク分の駆動力をモータAで発生させることにより、バッテリ14に充電することなしにエンジンブレーキだけの作動が可能となる。このとき、厳密には、モータやインバータの効率特性を考慮すると、モータAの発生駆動力に必要な電力は、モータAの駆動力によるモータBの発電だけでは十分でないため、モータAの駆動力とエンジン1への吸収トルクの一部を加えた駆動力による発電となる。また、バッテリ14への充電が必要になった場合には、モータBの発電量をそのままにしてモータAへの供給電力とエンジンブレーキとが小さくなるように制御することで、バッテリ14への充電が可能となる。
【0033】
さらに、車両が後退する場合には、一般にはエンジン回転は前進時と同一方向の回転であることからエンジン1の駆動力では後進できないため、モータAのみで後進することになるが、バッテリ14の充電量が不足する場合には、図5に示すように、エンジン1の出力トルクをキャリア3bに出力しないようにモータBでトルクを吸収することで発電を行い、発電した電力でバッテリ14を充電することで、後退時の走行性を確保することができる。この場合、バッテリ14の充電量に応じ、バッテリ14への充電なしの後進からモータBの発電によるバッテリ14への充電を併用しながらの後進までを、状況に応じて使い分けることが可能である。
【0034】
以上のように、プラネタリギヤユニット3を介してのエンジン1及びモータA,Bの駆動と発電とによりトルクを制御することで、バッテリ14への充電とCVT5に対しての出力を適切に行うことが可能になる。そして、この出力された駆動力は、CVT5の使用によって適切に制御され、エンジン1及びモータA,Bの出力効率を最適化するとともに、駆動軸で必要とされる駆動力を確保することができる。
【0035】
すなわち、エンジン1の駆動力を考慮せず、モータのみで車両を走行させる場合について考えると、この場合には、プラネタリギヤの特性からモータBに駆動力が作用しなければプラネタリギヤから駆動力は出力されないため、モータAの駆動力のみでの走行を考慮し、モータAが駆動軸に対して或る一定のギヤ比で結合しているものとする。
【0036】
ここで、車両の最高速度を想定してモータAの回転数を抑えるようにギヤ比設定すると、駆動輪において必要な最大駆動力に対応するための駆動力と発電による制動力が求められるためモータAの大容量化が避けられず、一方、出力の小さい小型のモータで駆動力を得るようにギヤ比を設定すると、車両を高速走行しようとしてもモータ回転が追従できないことになる。
【0037】
従って、モータAと駆動軸との間にCVT5を配置し、図6に示すように、駆動輪9における必要な駆動力をモータA及びCVT5の変速比のそれぞれを制御して発生させることで、最も出力効率の高いモータの使用と同時に、十分な駆動力を確保することが可能となる。
【0038】
同様に、図7に示すように、駆動輪9における必要な制動力をモータA及びCVT5の変速比のそれぞれを制御して発生させることが可能となる。モータBに駆動力や制動力を発生させないことは、エンジン1の運転条件に関係なくモータAとCVT5の制御のみで車両の走行条件を設定できることを意味し、制御の簡素化が可能となる。
【0039】
また、エンジンの駆動力を考慮し、2つのモータA,Bとエンジン1とを併用して車両を走行させる場合について考えると、エンジン1の駆動力はプラネタリギヤユニット3を介してCVT5に入出力され、このとき、前述したようにプラネタリギヤの入出力トルクの関係はギヤ比iで決まるため、各ギヤのトルクの関係を維持した上でモータBの回転数を制御すると、エンジン1とキャリア3bの回転数を制御することが可能となる。
【0040】
このため、車速が低い場合は、サンギヤ3aまたはリングギヤ3cのどちらかの回転数を高くすることで、もう片方の回転を止めたり、また、エンジン1を回転させたまま出力軸回転を逆にすることが可能であるが、車速が高い場合では、モータAのみで走行する場合と同様に、どちらか一方の回転数を一定とし、出力軸回転数を高くしようとすると、もう片方の回転数を必要とする出力回転数よりも高くしなければならない。
【0041】
例えば、エンジン1によって駆動されるリングギヤ3cの回転数を一定とし、リングギヤ3cを基準とするサンギヤ3a及びキャリア3bの回転数について考えると、リングギヤ3cを固定した場合と同様であることから、前述の(6)式においてNr=0とおくことができ、モータBによって駆動されるサンギヤ3aの回転数(リングギヤ3cに対する回転数差)はキャリア3bの回転数(同じく、リングギヤ3cに対する回転数差)の(1+i)/i倍となる。
【0042】
また、モータBによって駆動されるサンギヤ3aの回転数を一定とし、サンギヤ3aを基準とするキャリア3b及びリングギヤ3cの回転数について考えると、この場合は、サンギヤ3aを固定した場合と同様であり、前述の(6)式においてNs=0とおくことができることから、エンジン1によって駆動されるリングギヤ3cの回転数(サンギヤ3aに対する回転数差)はキャリア3bの回転数(同じく、サンギヤ3aに対する回転数差)の(1+i)倍となる。
【0043】
すなわち、リングギヤ3cを駆動するエンジン1の回転数を一定として出力回転数(キャリア回転数)を高くしようとすると、モータBの回転数が出力回転数(キャリア回転数)よりも高くなってモータの効率及び信頼性の低下を招き、サンギヤ3aを駆動するモータBの回転数を一定として出力回転数(キャリア回転数)を高くしようとすると、エンジン1の回転数が出力回転数(キャリア回転数)よりも高くなって高回転対応のための内部フリクションの増加等を招くことになる。
【0044】
本来、エンジンは、燃焼効率の高い、排気ガスの清浄化を期待できる回転数域で使用されることが望ましく、一方、車両においては、モータの回転制御範囲を超えるような出力軸回転数の変化がある。従って、駆動輪9からの要求駆動力に対し、プラネタリギヤユニット3の出力軸に配置したCVT5の変速比を適切に制御することで、プラネタリギヤユニット3への入力トルクを低く抑えることが可能となり、プラネタリギヤユニット3の出力回転数を適切に制御することができる。
【0045】
すなわち、必要な駆動軸の回転数と車両駆動力の変化に対し、CVT5によってエンジン1とモータA,Bの使用条件を最適範囲に抑えることでエンジン性能を特化し、さらに、燃焼効率の高い、排気ガスエミッションの低い領域でエンジン1を使用する頻度を大幅に増やすことができ、走行性能を確保しつつ、燃費改善、低公害化を実現することができるのである。
【0046】
図8〜図10は、本発明の実施の第2形態に係わり、図8は駆動系の基本構成を示す説明図、図9はクラッチ締結状態でエンジン及び第1,第2のモータによって走行する場合のトルク及び電気の流れを示す説明図、図10はクラッチ締結状態で第1のモータを発電機として使用する場合のトルク及び電気の流れを示す説明図である。
【0047】
前述の第1形態では、エンジン1へのトルクの入出力を伴うときには、必ずモータBを制御しなくてはならず、エンジン1を最大出力としてエンジン1の駆動力だけで走行する場合等、本来ならエンジン1の出力を直接CVT5に伝達すれば良いような場合においても、モータBや場合によってはモータAを制御しなければならない。このため、モータのトルク←→電力の変換時の損失やインバータ制御時の損失等が少なからず存在し、発電によって得られる電力やエンジン1の駆動力を有効に利用するには限界がある。
【0048】
以上の問題に対処するため、第2形態では、前述の第1形態に対し、図8に示すように、プラネタリギヤユニット3のサンギヤ3aとキャリア3bとの間に構結機構としてのクラッチ2を設け、サンギヤ3aとキャリア3bとを結合自在に形成する。
【0049】
すなわち、本形態では、走行条件に応じてクラッチ2を解放状態から締結状態に制御し、クラッチ2によりプラネタリギヤユニット3のサンギヤ3aとキャリア3bとを結合してプラネタリギヤにおける差動を固定することでサンギヤ3aとキャリア3bとリングギヤ3cとを一体化し、等価的にエンジン1とCVT5との間に2つのモータA,Bが配置されたエンジン1からCVT5に至るエンジン直結の駆動軸を形成することができるようになっている。
【0050】
クラッチ2を締結状態として駆動力を得ようとした場合には、第1形態の図2や図3で説明したようなエンジン1,モータAまたはモータBのそれぞれの出力トルクの関係を制御すること無しに、図9に示すように、エンジン1,モータAまたはモータBの各駆動源に、エンジン1の出力状況に関係なく必要な駆動トルクを任意に発生させる制御が可能となり、制御仕様のより一層の簡素化を促進することができる。
【0051】
また、例えばモータAまたはモータBのどちらか一方のみで駆動力を発生させるように、2つのモータA,Bを制御しなければならない場合に比べ、モータA,B,インバータ15,16及び電力線を通過する電力を最小限にすることができ、充電された電気エネルギを有効的に利用することが可能になる。
【0052】
尚、エンジン1とモータAとモータBとで駆動力を発生させる際は、モータAとモータBのそれぞれの駆動トルクは固定されたプラネタリギヤユニット3で合成されるため、最大駆動トルクは第1形態の図2で説明した場合と同様になる。また、モータBに駆動力を発生させなければ、通常のエンジンのみを走行駆動源とする車両と同様の駆動システムになるため、第1形態の図3の場合において生じる各モータA,Bの発電及び駆動に伴うエネルギ変換のロスと、これを補うためのエンジン1の必要駆動力の増加を防止することができる。
【0053】
同様に、クラッチ2を締結状態としてプラネタリギヤユニット3のキャリア3bからの入力トルクに対してモータA,Bの発電及びエンジンブレーキで制動をかける場合も、第1形態の図4で説明したようなエンジン1,モータA及びモータBのそれぞれの制動トルクの関係を制御する必要が無く、図10に示すように、エンジン1におけるエンジンブレーキの制御、モータA及びモータBのそれぞれの発電によるブレーキ制御を必要に応じて任意に制御することが可能になり、制御仕様のより一層の簡素化を図ると共に、例えばモータAまたはモータBのどちらか一方のみで発電して、2つのモータA,Bを制御し発電しなければならない場合に比べ、モータA,B,インバータ15,16及び電力線を通過する電力を最小限にすることで、発電時の電気エネルギの有効利用が可能となる。尚、モータA,Bに制動力を発生させなければ、通常のエンジンのみを走行駆動源とする車両と同様の駆動システムになる。
【0054】
このように、第2形態では、走行条件に応じてクラッチ2によりプラネタリギヤユニット3のサンギヤ3aとキャリア3bとを結合する制御を行うことで、エンジン1,2つのモータA,Bのそれぞれの出力トルクまたは制動トルクの関係を制御すること無しに、必要な駆動トルクまたは制動トルクを任意に発生させる制御が可能になり、制御仕様のより一層の簡素化、電気エネルギの有効利用が可能となる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、エンジンの出力軸をプラネタリギヤのリングギヤに連結すると共にプラネタリギヤのサンギヤに第2のモータを連結し、プラネタリギヤのキャリアに、第1のモータと、複数段あるいは無段階に変速比を切り換え可能な動力変換機構とを連結してプラネタリギヤと駆動輪との間で変速及びトルク増幅を行うため、エンジンから供給される駆動力と第2のモータから供給される駆動力とをプラネタリギヤで合成した上で第1のモータの駆動力を加算して出力することができ、また、駆動輪側から動力変換機構を介して逆に伝達される駆動力をプラネタリギヤでエンジンと第2のモータとに配分し、第2のモータで動力エネルギを電気エネルギに変換して回収する、あるいは、第2のモータで発電して第1のモータに電力を供給し、エンジン及び第1のモータで制動力を発生させることができる。従って、駆動輪からの要求駆動力に対し、比較的低出力の小型の2つのモータで駆動力の確保と動力エネルギの回収効率向上を達成することができ、システムコストの低減、コンパクト化、軽量化を図ることができる。
【0056】
また、エンジンをプラネタリギヤのリングギヤに結合すると共に第2のモータをプラネタリギヤのサンギヤに結合し、プラネタリギヤのキャリアに第1のモータと動力変換機構とを結合して構成するため、第2のモータの分担トルクを低減することが可能になり、トルク−電力間で必要な変換効率等の影響を少なくでき、車両全体のエネルギ効率を向上させることができるばかりでなく、エンジンと2つのモータとがプラネタリギヤを間に介在して結合するため、エンジンと2つのモータとの間の制御の自由度が増し、制御の簡素化を図ることできる。さらに、プラネタリギヤの出力軸に配置した動力変換機構の変速比を適切に制御することで、エンジン及び第1,第2のモータを最適に制御することが可能となる。
【0057】
請求項2記載の発明では、走行条件に応じて連結機構によりプラネタリギヤのサンギヤとキャリアとを結合してプラネタリギヤの差動を固定することで、エンジンと動力変換機構の間に2つのモータを配置するエンジンからの駆動軸を形成することができるので、エンジン、第1,第2のモータのそれぞれの出力トルクまたは制動トルクの関係を制御すること無しに、必要な駆動トルクまたは制動トルクを任意に発生させることができ、制御の簡素化をより一層促進することができ、さらに、トルク−電力の変換損失を最小限に抑えてエネルギ効率を大きく向上させることが可能になる。また、プラネタリギヤの出力軸に配置した動力変換機構の変速比を適切に制御することで、エンジン及び第1,第2のモータを最適に制御することが可能となる。
【0058】
また、請求項3記載の発明では、動力変換機構をベルト式無段変速機として変速比を無段階で変化させて変速及びトルク増幅を行なうため、駆動輪からの要求駆動力に対してプラネタリギヤへの入出力トルク及び回転数を自由に制御することが可能となり、エンジン及び第1,第2のモータの制御をより最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係わり、駆動系の基本構成を示す説明図
【図2】同上、エンジン及び第1,第2のモータのトルク及び電気の流れを示す説明図
【図3】同上、第1のモータを発電機として使用する場合のトルク及び電気の流れを示す説明図
【図4】同上、第2のモータを発電機として使用し、第1のモータで駆動力を発生させる制動の場合のトルク及び電気の流れを示す説明図
【図5】同上、車両後進時のトルク及び電気の流れを示す説明図
【図6】同上、第1のモータのみを利用して駆動力を得る場合のトルク及び電気の流れを示す説明図
【図7】同上、第1のモータのみを利用して制動力を得る場合のトルク及び電気の流れを示す説明図
【図8】本発明の実施の第2形態に係わり、駆動系の基本構成を示す説明図
【図9】同上、クラッチ締結状態でエンジン及び第1,第2のモータによって走行する場合のトルク及び電気の流れを示す説明図
【図10】同上、クラッチ締結状態で第1のモータを発電機として使用する場合のトルク及び電気の流れを示す説明図
【符号の説明】
1 …エンジン
2 …クラッチ(連結機構)
A …第1のモータ
3 …プラネタリギヤユニット
3a…サンギヤ
3b…キャリア
3c…リングギヤ
B …第2のモータ
5 …ベルト式無段変速機(動力変換機構)
Claims (3)
- エンジンの出力とモータの出力とを併用して走行駆動源とするハイブリッド車において、
サンギヤと、このサンギヤに噛合するピニオンを回転自在に支持するキャリアと、上記ピニオンに噛合するとともに上記エンジンの出力軸に連結するリングギヤとを有するプラネタリギヤと、
上記プラネタリギヤのキャリアに連結し、駆動源あるいは発電機として切換え使用可能な第1のモータと、
上記プラネタリギヤのサンギヤに連結し、駆動源あるいは発電機として切換え使用可能な第2のモータと、
上記第1のモータとともに上記プラネタリギヤのキャリアに連結し、複数段あるいは無段階に切り換え可能な変速比に応じて上記プラネタリギヤと駆動輪との間で変速及びトルク増幅を行なう動力変換機構とを備えたことを特徴とするハイブリッド車。 - 上記プラネタリギヤのサンギヤとキャリアとを結合自在な連結機構を備えたことを特徴とする請求項1記載のハイブリッド車。
- 上記動力変換機構を、入力軸に軸支されるプライマリプーリと出力軸に軸支されるセカンダリプーリとの間に駆動ベルトを巻装してなるベルト式無段変速機とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のハイブリッド車。
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