JP3859346B2 - 液圧倍力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作部材による入力を液圧により倍力して出力する液圧倍力装置の技術分野に属し、特に、同じ出力に対して操作部材のストロークを変えることのできる液圧倍力装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のブレーキ液圧倍力システムにおいては、ブレーキ液圧倍力装置が用いられており、このブレーキ液圧倍力装置はブレーキペダルの踏込で作動して、ペダル踏力を液圧により倍力して出力することにより、小さなペダル踏力で大きなブレーキ力を得るものである。
【0003】
ところで、このようなブレーキ液圧倍力装置においては、同じペダルストロークで得られるブレーキ力が常に一定である、つまりペダルストロークに対してブレーキ力が一義的に決まるようになっている。
しかしながら、このように同じ入力で得られる出力が一定であると、操作フィーリングを良好にする等のブレーキの操作性の向上に柔軟に対応することができない。
【0004】
従来、ペダルストロークとブレーキ力との関係を変えることにより、ブレーキの操作性の向上に柔軟に対応することができるようにした倍力装置が、特公昭57−4547号公報において提案されている。この公報に開示されている倍力装置はブレーキペダルの踏込で作動してペダル踏力を負圧により倍力して出力する負圧倍力装置であるが、この負圧倍力装置では、パワ−レバ−の一端の一側にパワーピストンを当接させるとともに、パワ−レバ−の他端の一側に入力ロッドを当接させ、更にパワ−レバ−の中間の他側に出力ロッドを当接させて、入力ロッドの変位を出力ロッドの変位からパワ−レバーの回転によるパワ−レバ−の他端の変位を差し引いたものとすることにより、小さい入力ロッドの変位で大きい出力ロッドの変位を得るようにしている。すなわち、前述の公報の負圧倍力装置は、入力ロッドの変位に対して出力ロッドの変位つまりブレーキ力を一定のレバ−比つまり一定の比率で変化させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、液圧倍力装置においても、入力ロッドの変位に対して出力ロッドの変位を変化させるようにすることが求められるが、前述の負圧倍力装置の技術を液圧倍力装置に適用することは構造の違い等により難しい。
【0006】
しかも、前述の負圧倍力装置では、入力ロッドの変位に対して出力ロッドの変位を一定の比率で変化させるようにしているため、同じ負圧倍力装置において入力ロッドの変位に対して出力ロッドの変位を種々異なる値に任意に変化させることはできない。また、前述の負圧倍力装置では、入力ロッドの変位に対して出力ロッドの変位を常時変化させるようにしているため、入力ロッドの変位に対して出力ロッドの変位を変化させたくない場合にも変化してしまうようになる。
【0007】
このように、同じ倍力装置で、入力ロッドの変位に対して出力ロッドの変位が一定比率でかつ常時変化させるようにすると、より良好な倍力操作フィーリングを得ることが難しいばかりでなく、倍力装置によって作動制御される装置の使用状況、装置の作動状況、あるいは装置の操作者等によって、より適正な操作部材の操作ストロークを設定することが難しい。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡単な構造で操作手段のストロークを任意に変化させることができるようにする液圧倍力装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、請求項1の液圧倍力装置は、作動液を蓄えるリザーバと、このリザーバの作動液で液圧を発生する液圧源と、作動時前記液圧が供給される動力室と、この動力室の液圧で作動して出力するパワ−ピストンと、前記動力室を非作動時に前記リザ−バに接続するとともに作動時に前記液圧源に切換接続する制御弁と、この制御弁を作動制御する入力軸と、この入力軸を作動する操作部材と、前記パワ−ピストンと前記制御弁との間に設けられ、液圧により作動して前記操作部材のストロークを変える液圧可変ストローク手段とを備え 前記液圧可変ストローク手段が、前記パワーピストンと前記制御弁とを相対移動可能に設けるとともに、中間負荷におけるバランス状態での前記パワーピストンと前記制御弁との相対位置を前記液圧により制御するように設定して構成されていることを特徴としている。
【0010】
また、請求項2の発明は、前記パワ−ピストンと前記制御弁との間に前記液圧が導入される液圧室を設け、この液圧室の液圧によって前記制御弁の少なくとも一部を前記パワ−ピストンに対して相対移動することにより、前記パワーピストンと前記制御弁との相対位置を制御することを特徴としている。
【0011】
更に、請求項3の発明は、前記制御弁が、前記パワーピストンに対して相対移動可能に設けられたボール弁または円錐弁と、前記パワーピストンに対して相対移動可能に設けられ、前記ボール弁または円錐弁が着離座可能な第1弁座と、前記入力軸によって作動制御される第2弁座とを少なくとも備え、前記液圧室の液圧により前記ボール弁または前記円錐弁と前記第1弁座とを前記パワ−ピストンに対して相対移動させるようになっていることを特徴としている。
【0012】
更に、請求項4の発明は、前記制御弁が、前記パワーピストンに対して相対移動可能に設けられたスリーブと、このスリーブに相対移動可能に設けられ、前記入力軸によって作動制御されるバルブスプ−ルとを少なくとも備え、前記液圧室の液圧により前記スリーブを前記パワ−ピストンに対して相対移動させるようになっていることを特徴としている。
【0013】
更に、請求項5の発明は、前記パワーピストンと前記制御弁との相対位置を制御する前記液圧は、前記動力室の液圧であることを特徴としている。
【0014】
更に、請求項6の発明は、前記パワーピストンと前記制御弁との相対位置を制御する前記液圧が、前記液圧源の液圧または第2の液圧源であることを特徴としてる。
【0015】
【作用】
このような構成をした本発明の液圧倍力装置においては、パワ−ピストンと制御弁との間に設けられた液圧可変ストローク手段が液圧により作動されて、制御弁を作動制御する入力軸を作動する操作部材のストロークが変えられるようになる。特に、本発明では、中間負荷におけるバランス状態でのパワーピストンと制御弁との相対位置が液圧により制御されることにより、操作部材のストロークが変えられる。
【0016】
したがって、中間負荷におけるバランス状態でのパワーピストンと制御弁との相対位置を制御する液圧を制御することにより、簡単に種々のストロ−クが設定されるようになる。
これにより、積載状態等の車両状況、ブレーキ状況、あるいは運転者のストローク選択によって、より適正なブレーキ操作手段のストロークが種々設定されるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の液圧倍力装置をブレ−キ液圧倍力システムに適用した実施の形態の第1例を示す断面図、図2は図1の部分拡大断面図である。
【0018】
図1および図2に示すように、この第1例のブレーキ液圧倍力システム1は、ブレーキ液圧倍力装置2とマスタシリンダ3が一体に設けられていて、互いに共通のハウジング4を備えている。ハウジング4の軸方向孔5には、パワーピストン6が液密にかつ摺動可能に配設されている。また、このパワーピストン6に穿設された軸方向孔7には、制御弁収納スリーブ8が液密にかつ摺動可能に嵌合されている。
【0019】
この制御弁収納スリーブ8の軸方向孔9に圧入されたカラー10には、制御弁11のボール弁12を支持する弁体13が摺動可能に配設されているとともに、弁体13はスプリング14のばね力によってボール弁12が制御弁11の第1弁座15aに着座する方向に常時付勢されている。この第1弁座15aは、制御弁収納スリーブ8の軸方向孔9に圧入された筒状の弁座部材15の先端部に設けられている。また、弁座部材15の軸方向孔15b内には、弁作動部材16の先端に形成された制御弁11の第2弁座16aがボール弁12に着座可能に配設されている。この弁座部材15と弁作動部材16との間には、スプリング17が縮設されている。
【0020】
弁作動部材16は、この弁作動部材16より若干大径の入力軸18に嵌合固定されているとともに、この弁作動部材16には、ハウジング4の軸方向孔5を塞ぐプラグ19の小径突出部19aの先端に当接可能で、この当接時に入力軸18の後退限を規定するフランジ状のストッパ部16bが一体に設けられている。入力軸18はプラグ19を液密に貫通し、その後端は図示しないがブレーキペダルに連結されている。
【0021】
入力軸18と弁作動部材16の各外周とプラグ19の小径突出部19aの軸方向孔の内周との間に、筒状の反力ピストン20がいずれにも摺動可能に嵌合されている。この反力ピストン20の図2において左端部には、第1フランジ部20aと第2フランジ部20bとが設けられている。第1フランジ部20aの左側部は、ストッパ部16bが当接可能となっており、このストッパ部16bが第1フランジ部20aの左側面に当接することにより、反力ピストン20に対してこの弁作動部材16のそれ以上の後退が阻止されている。反力ピストン20がパワーピストン6に対して所定量後退移動したとき、反力ピストン20の右端20cが、入力軸18と弁作動部材16との間に介設されたリング状の消音部材21に当接可能となっている。
【0022】
更に、第2フランジ部20bの右側面と、パワーピストン6の軸方向孔7に嵌合されCリング22によって軸方向に位置決めされたリテーナ23との間に、スプリング24が縮設されており、このスプリング24のばね力で反力ピストン20は弁座部材15の方へ常時付勢され、通常時は反力ピストン20の第2フランジ部20bが弁座部材15に当接されている。
【0023】
パワーピストン6とプラグ19との間には、ブレーキ液圧倍力装置2の作動時パワーピストンを作動させる圧液が導入される動力室25が設けられている。また、制御弁収納スリーブ8の前端とパワーピストン6との間に液圧室26が画成されており、この液圧室26は、制御弁収納スリーブ8および弁座部材15に設けられた軸方向の通路孔27によって動力室25に常時連通されている。また、軸方向の通路孔27は、弁体13の前面に面する室28に常時連通されている。
【0024】
ハウジング4には、圧液が導入される入力口29と、この入力口29と軸方向孔5とを連通する通路孔30とが設けられているとともに、パワーピストン6に、この通路孔30と軸方向孔7とを連通する通路孔31が穿設されている。その場合、通路孔31は、弁座部材15とカラー10との間の軸方向孔7に開口している。
【0025】
一方、動力室25は弁座部材15の軸方向孔15bに常時連通されている。この動力室25内に、弁作動部材16のストッパ部材16bおよび反力ピストン20の第1および第2フランジ部20a,20bがそれぞれ位置されている。なお、プラグ19の小径突出部19aの外周面とリテーナ23の内周面との間には、隙間が設けられていて、リテーナ23の軸方向両側で作動液が自由に流動可能となっている。
【0026】
更に、入力口29とリザーバ32とを接続する液圧回路33に、モータ34で駆動される液圧ポンプ35と、液圧ポンプ35の吐出側にチェックバルブ36を介してアキュムレータ37とがそれぞれ設けられている。アキュムレータ37には、液圧ポンプ35の吐出圧によって常時所定圧が蓄えられるようになっている。
【0027】
更に、動力室25の作動液をリザーバ32に排出するための排出通路38が弁作動部材16、プラグ19およびハウジング4に設けられている。
【0028】
一方、マスタシリンダ3は、パワーピストン6の有効受圧面積と同じ有効受圧面積にそれぞれ設定されたプライマリピストン39とセカンダリピストン40とを有するタンデムマスタシリンダとして構成されている。その場合、プライマリピストン39がパワーピストン6の前端に一体に設けられている。
【0029】
プライマリピストン39とセカンダリピストン40との間には間隔調節部材41によって最大長が規制されたリターンスプリング42が縮設されている。
セカンダリピストン40はリターンスプリング43のばね力により常時後方に付勢されていて、その後端は、通常時は間隔調節部材41に当接されている。
【0030】
プライマリピストン39の前端部には、プライマリ室44をリザーバ32にハウジング4の通路孔45を介してリザーバ32に接続する径方向孔46が穿設されている。この径方向孔46は、プライマリピストン39の図示の非作動位置では、ハウジング4側に設けられたカップシール47より若干後方に位置して、プライマリ室44をリザーバ32に連通させるが、プライマリピストン39が前進してカップシール47より前方に位置したときは、プライマリ室44とリザーバ32とを連通させないようになっている。
【0031】
一方、マスタシリンダ3のセカンダリピストン40は、セカンダリ室48側に開口する軸方向孔49を有した有底の筒状に形成されているとともに、その前端部には、セカンダリ室48を、リザーバ32にハウジング4の通路孔50を介してリザーバ32に接続する径方向孔51が穿設されている。この径方向孔51は、セカンダリピストン40の図示の非作動位置では、ハウジング4側に設けられたカップシール52より若干後方に位置して、セカンダリ室48とリザーバ32とを連通させるが、セカンダリピストン40が前進してカップシール52より前方に位置したときは、セカンダリ室48とリザーバ32とを連通させないようになっている。
【0032】
プライマリ室44は、出力口53を介して一方の系統のホイールシリンダ54,55に接続されているとともに、セカンダリ室48が、出力口56を介して他方の系統のホイールシリンダ57,58に接続されている。
【0033】
次に、この第1例のブレーキ液圧倍力システム1の作用を説明する。
ブレーキペダルが踏み込まれないブレーキ非操作時は、ボール弁12、弁座部材15の第1弁座15aおよび弁作動部材16の第2弁座16aは、図1および図2に示す位置関係にある。すなわち、ボール弁12が弁座部材15の第1弁座15aに着座しているとともに、弁作動部材16の第2弁座16aがボール弁12から離座している。この状態では、入力口29に常時連通している通路孔30,31と弁座部材15の軸方向孔15bとが遮断されているとともに、弁座部材15の軸方向孔15bとリザーバ32とが排出通路38を介して連通している。したがって、ブレーキ非操作時は、動力室25がポンプ35およびアキュムレータ37から遮断されているとともにリザーバ32に連通し、動力室25には圧液が供給されない。
【0034】
また、反力ピストン20の右端20cは、入力軸18と弁作動部材16の間の段部にある消音部材21から離隔している。更に、弁作動部材16のストッパ部16bがプラグ19の小径突出部19aに当接しているとともに、反力ピストン20の第1フランジ部20aから離隔してこれより前進した位置となっている。
【0035】
一方、マスタシリンダ3においては、プライマリピストン39の径方向孔46がカップシール47より後方に位置しており、したがってプライマリ室44はリザーバ32に接続されている。また、セカンダリピストン40の径方向孔51がカップシール52より後方に位置しており、したがってセカンダリ室48はリザーバ32に接続されている。
【0036】
ブレーキペダルの踏込みによる通常ブレーキ操作時は、入力軸18が前進し、弁作動部材16の第2弁座16aがボール弁12に着座するとともに、ボール弁12が弁座部材15の第1弁座15aから離座する。すなわち、制御弁11が切り換えられる。制御弁11のこの状態では、通路孔31と弁座部材15の軸方向孔15bとが連通するとともに、弁座部材15の軸方向孔15bと弁作動部材16の排出通路38とが遮断される。したがって、動力室25がリザーバ32から遮断されるとともにポンプ35およびアキュムレータ37に連通し、動力室25にアキュムレータ37の圧液が供給される。
【0037】
動力室25に液圧が導入されると、パワーピストン6が前方へ付勢され、動力室25内に導入された液圧がリターンスプリング42のばね力に打ち勝つ圧力になると、この液圧によりパワーピストン6が前進するとともにプライマリピストン39も前進し、プライマリピストン39の径方向孔46がカップシール47より前方へ移動する。すると、プライマリ室44はリザーバ32から遮断されるので、プライマリ室44にマスタシリンダ圧が発生する。このプライマリ室44のマスタシリンダ圧により、セカンダリピストン40が前進し、セカンダリピストン40の径方向孔51がカップシール52より前方へ移動する。すると、セカンダリ室48はリザーバ32から遮断されるので、セカンダリ室48にもマスタシリンダ圧が発生する。これら両室44,48のマスタシリンダ圧がそれぞれ出力口53,56を介して各ホイールシリンダ54,55,57,58に導入される。
【0038】
ブレーキ系のロスストロークがあり、各ホイールシリンダ54,55,57,58が実質的にブレーキ力を発生しない作動初期においては、動力室25の液圧は低く、反力ピストン20をスプリング24のばね力に打ち勝って後方へ移動させるまでには至らない。したがって、反力ピストン20の後端20cが消音部材21を介して入力軸18に当接しなく、この状態では比較的大きなサーボ比でサーボ制御が行われる。すなわち、ジャンピング作用が行われる。
【0039】
ブレーキ系のロスストロークが解消し、各ホイールシリンダ54,55,57,58が実質的にブレーキ力を発生するまでに、動力室の25の液圧が上昇すると、反力ピストン20がスプリング24のばね力に打ち勝って後方へ移動して、反力ピストン20の後端20cが消音部材21を介して入力軸18に当接する。この状態では比較的小さな通常ブレーキ時のサーボ比で通常ブレーキのサーボ制御が行われる。こうして、両系統において、通常ブレーキが作動する。
【0040】
動力室25内の圧液は軸方向の通路孔27を介して室28内に導入され、この室28内の液圧が弁体13に作用することにより、弁体13は動力室25の液圧に対抗する方向に付勢される。
【0041】
更に、動力室25内の圧液は通路孔27を介して液圧室26にも導入される。したがって、制御弁収納スリーブ8の前端には液圧室26の液圧が作用するとともに、制御弁収納スリーブ8の後端には動力室25の液圧が作用するようになる。その場合、中間負荷(通常のサーボ比によるサーボ制御が行われている時)におけるバランス状態では、ボール弁10が第1弁座15aおよび第2弁座16aにともに着座しているため、動力室25の液圧が作用する制御弁収納スリーブ8の後端の受圧面積が、制御弁収納スリーブ8の前端の受圧面積より、ボール弁10と第2弁座16aとのシート面積分だけ小さくなる。このため、受圧面積の差により、制御弁収納スリーブ8の前後端に作用する液圧による力に差が生じ、制御弁収納スリーブ8がブレーキ作動時は後方に付勢されるようになる。したがって、制御弁収納スリーブ8は、この付勢力とスプリング24のばね力とが釣り合う位置まで、パワーピストン6に対して後方に摺動する。
【0042】
そして、制御弁収納スリーブ8の、パワーピストン6に対する位置が変化することにより、制御弁11の位置も変化し、この制御弁11の位置変化により、入力軸18のストロークつまりブレーキペダルのペダルストロークが変化する。したがって、ペダルストロークを、制御弁収納スリーブ8の前後端に作用する液圧による力の差に応じて変化させることができ、ストローク可変を達成することが可能となる。
【0043】
更に、入力が上昇して、動力室25の液圧がアキュムレータ37に蓄圧される最大設定圧になると、動力室25の液圧はそれ以上上昇しなく、ブレーキ液圧倍力装置2は液圧による通常のサーボ比によるサーボ制御を終了し、全負荷状態となる。したがって、これ以後、ブレーキ液圧倍力装置2の出力上昇分は、入力上昇分を倍力しないものとなる。
【0044】
ブレーキペダルを解放してブレーキ作動を解除すると、入力軸18および弁作動部材16がともに右方へ後退して制御弁11の第2弁座16aがボール弁12から離座し、動力室25内の圧液が、弁座部材15の軸方向孔15b、ボール弁12と第2弁座16aとの間の隙間、排出通路38を介してリザーバ32に排出される。このとき、弁作動部材16のストッパ部16bが、反力ピストン20の第1フランジ部20aの左側部に当接するまで、入力軸18が大きく後退するので、第2弁座16aがボール弁12から大きく開き、動力室25内の圧液は迅速に排出される。
【0045】
圧液の排出により、動力室25内の液圧が低下すると、リターンスプリング42のばね力により、プライマリピストン39およびパワーピストン6が迅速に後退する。すると、プライマリ室44の液圧が低下し、これによりリターンスプリング43のばね力でセカンダリピストン40も後退し、セカンダリ室48の液圧も低下する。これらの両室44,48の液圧低下により、各ホイールシリンダ54,55,57,58の液圧が低下し、ブレーキ力が小さくなる。
【0046】
ブレーキ解除がほぼ終了するまで入力軸18が更に後退すると、弁作動部材16のストッパ部16bがプラグ19の小径突出部19aの先端に当接することにより、入力軸18および弁作動部材16の後退が停止し、入力軸18および弁作動部材16はともに後退限となる。しかしながら、入力軸18および弁作動部材16の後退が停止しても、パワーピストン6、反力ピストン20、ボール弁12および弁座部材15は、ともに更に後退を続ける。このため、弁作動部材16のストッパ部16bが反力ピストン20の第1フランジ20aから離隔するとともに、ボール弁12が弁作動部材16の第2弁座16aに近づいてくる。
【0047】
パワーピストン6の右端がプラグ19に当接すると、パワーピストン6の後退が停止し、パワーピストン6、プライマリピストン39およびセカンダリピストン40はともに非作動位置となって、ブレーキが迅速にかつ完全に解除される。この状態では、プライマリピストン39の径方向孔46がカップシール47より後方へ移動するので、プライマリ室44がリザーバ32に連通され、また、セカンダリピストン40の径方向孔51がカップシール52より後方へ移動するので、セカンダリ室48がリザーバ32に接続されるようになる。
【0048】
パワーピストン6の非作動位置では、ボール弁12が弁作動部材16の第2弁座16aにきわめて近づいてボール弁12と第2弁座16aとの間の間隙がきわめて小さくなり、着座寸前となる。したがってブレーキペダルが踏み込まれて入力軸18および弁作動部材16が前進すると、直ぐに第2弁座16aが円錐弁86に着座するとともに円錐弁86が弁座部材15の第1弁座15aから直ぐに離座する。すなわち、制御弁11の切換作動を行うためのロスストロークがきわめて小さくなり、ブレーキが迅速に作動する。
【0049】
このようにして、ブレーキ操作時には迅速にブレーキが作動するとともに、ブレーキ操作解除時にはブレーキ作動が迅速に解除し、ブレーキ液圧倍力装置2はきわめて応答性のよいものとなる。
【0050】
このように第1例のブレーキ液圧倍力システム1におけるブレーキ液圧倍力装置2は、液圧可変ストローク手段がブレーキ液圧倍力装置2のパワーピストン6すなわち出力側と制御弁収納スリーブ8すなわち入力側とを相対移動可能に構成し、出力側と入力側との相対位置を液圧により制御する構成にしたもので、液圧によりペダルストロークを変化させることができる。そして、この第1例のブレーキ液圧倍力装置2では、ペダルストロークを制御する液圧として動力室25の液圧を用いており、これによりペダル踏力が大きくなるにしたがって出力側であるパワーピストン6に対する入力側の入力軸18の相対ストロークを小さくすることができるようになる。
【0051】
しかも、制御弁収納スリーブ8をパワ−ピストン6に対して相対摺動可能に設けるとともに、この制御弁収納スリーブ8にボール弁12と第1弁座15aとを収納するだけで構成できるので、従来のブレーキ液圧倍力装置を大きく変更することなく、簡単に液圧可変ストローク手段を備えた液圧倍力装置を形成することができる。
【0052】
なお、この第1例では、液圧室26を通路孔27を介して動力室25に連通させているが、図3に示すように通路孔27と液圧室26とを遮断して液圧室26を動力室25に直接連通させないとともに、この液圧室26をリザーバ32または第2のポンプ59に、二位置三方弁からなる電磁切換弁60を介して選択的に接続させるようにすることもできる。そして、この電磁切換弁60を図示しない電子制御装置により制御して液圧室26の圧力を制御することにより、ブレーキペダルのストロークを種々変更可能にして、積載状態等の車両状況、ブレーキ操作状況、路面状況あるいは運転者等によって、より適正なペダルストロークを設定することができる。また、ドライバがストローク可変選択ボタンを操作して電磁切換弁60を制御することにより、ペダルストロークをドライバの好みのストロークに設定することもできる。更に、第2のポンプ59に代えて、ブレーキ液圧倍力装置2のポンプ35を用いることもできる。
更に、制御弁11のボール弁12に代えて、弁体8に一体に設けられた円錐弁を用いることもできる。
【0053】
図4は本発明の実施の形態の第2例を示す断面図である。なお、前述の第1例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0054】
この第2例のブレーキ液圧倍力システム1は、制御弁11がスプール弁で構成されている。すなわち、パワーピストン6の段付の軸方向孔61に、前端が大径で後端が小径の段付のスリーブ62が液密にかつ摺動可能に嵌合されている。このスリーブ62の中心部の軸方向孔には、バルブスプール63が摺動可能に配設されており、このバルブスプール63は入力軸18に連結されている。パワーピストン6にはアキュムレータ37に接続される入力口29に常時連通する液圧供給孔64およびリザーバ32に常時連通する液圧排出孔65がそれぞれ穿設されているとともに、スリーブ62には、これらの孔64,65にそれぞれ常時連通する液圧供給孔66および液圧排出孔67がそれぞれ穿設されている。
【0055】
また、バルブスプール63には、前端に開口する軸方向孔68と、この軸方向孔68および動力室25にともに連通する径方向孔69とが穿設されている。更に、バルブスプール63には、軸方向孔68をバルブスプール63の外周面に連通する径方向供給孔70と径方向排出孔71とが穿設されている。このバルブスプール63は、スプリング72により常時後方(非作動方向)に付勢されている。径方向供給孔70は図示の非作動時には液圧供給孔66から遮断されるとともに、作動時バルブスプール63が前進することにより、液圧供給孔66に接続されるようになっている。また、径方向排出孔71は図示の非作動時には液圧排出孔67に接続されるとともに、作動時バルブスプール63が前進することにより、液圧排出孔67から遮断されるようになっている。
【0056】
スリーブ62の大径側の前端とパワーピストン6との間には、液圧室26が画成されているとともに、この液圧室26はバルブスプール63の軸方向孔68および径方向孔69を介して常時動力室25に連通されている。スリーブ62の小径側の後端は動力室25に常時連通している。したがって、スリーブ62の前端に液圧室26の液圧が作用するとともに、スリーブ62の後端に動力室25の液圧が作用するようになっている。更に、スリーブ62はスプリング73によって常時前方に付勢されている。
【0057】
第2例のブレーキ液圧倍力装置2では反力ピストン20が削除されているが、この第2例のブレーキ液圧倍力装置2の他の構成は、前述の第1例とほぼ同じである。
【0058】
このように構成された第2例のブレーキ液圧倍力システム1においては、通常ブレーキ作動時、バルブスプール63が前進し、径方向排出孔71が液圧排出孔67から遮断されるとともに、径方向供給孔70が液圧供給孔66に接続される。すると、圧液が動力室25に導入され、パワーピストンが6が作動する。このとき、圧液は液圧室26にも導入される。したがって、スリーブ62の前端には動力室25の液圧と同じ液圧が作用するとともに、スリーブ62の後端には動力室25の液圧が作用するが、受圧面積の差により、これらの液圧作用による力の差が生じ、前述の第1例と同様にスリーブ62は後方に付勢され、スプリング73のばね力とバランスする位置まで、パワーピストン6に対して後方に摺動する。したがって、ストロークが変化するようになる。
【0059】
この第2例では、第1例と同様に、液圧可変ストローク手段を、ブレーキ液圧倍力装置2のパワーピストン6すなわち出力側と、制御弁11すなわち入力側とを相対移動可能に構成するとともに、パワーピストン6と制御弁11のスリーブ62の相対位置を流体で制御する構成になっている。そして、この第2例では、その流体として動力室25の液圧を用いることにより、ペダル踏力が大きくなるにしたがってパワーピストン6のストロークに対し、制御弁11すなわち入力軸18のストロークを小さくできるようになっている。
【0060】
また、この第2例に、第1例の変形例を示す図3と同様に液圧室26を動力室25から遮断して、この液圧室26へ電磁切換弁60の切換制御によりポンプ59の吐出圧を供給するようにしてもよい。このようにすれば、前述の第1例と同様に、ペダルストロークを、いろいろな条件に応じて常時あるいは必要時に所望のストロークに変えることができる。
第2例のブレーキ液圧倍力システム1の他の作用効果は、第1例と同じである。
【0061】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の液圧倍力装置によれば、中間負荷におけるバランス状態でのパワーピストンと制御弁との相対位置を液圧で制御することにより、操作部材のストロークを常時あるいは必要に応じて種々変えることができるようになる。特に、液圧により操作部材のストロークを変えるようにしているので、この液圧を電磁制御弁等の制御弁で制御することにより、簡単に種々のストロークを設定することができる。
【0062】
これにより、積載状態等の車両状況、ブレーキ状況、あるいは運転者のストローク選択によって、より適正なブレーキ操作手段のストロークを種々設定できるようになる。
【0063】
また、液圧可変ストローク手段をパワ−ピストンと制御弁の全体とを相対摺動可能に設けるだけで構成されるので、従来の液圧倍力装置を大きく変更することなく、簡単に液圧可変ストローク手段を備えた液圧倍力装置を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液圧倍力装置をブレーキ液圧倍力装置に適用したの実施の形態の第1例を示す断面図である。
【図2】 図1に示すブレーキ液圧倍力装置の一部を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図3】 図1に示すブレーキ液圧倍力装置の変形例を示す部分拡大断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態の第2例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ブレーキ液圧倍力システム、2…ブレーキ液圧倍力装置、6…パワーピストン、8…制御弁収納スリーブ、12…ボール弁、13…弁体、15…弁座部材、15a…第1弁座、16…弁作動部材、16a…第2弁座部材、18…入力軸、25…動力室、26…液圧室、32…リザーバ、35…ポンプ、37…アキュムレータ、62…スリーブ、63…バルブスプール

Claims (6)

  1. 作動液を蓄えるリザーバと、このリザーバの作動液で液圧を発生する液圧源と、作動時前記液圧が供給される動力室と、この動力室の液圧で作動して出力するパワ−ピストンと、前記動力室を非作動時に前記リザ−バに接続するとともに作動時に前記液圧源に切換接続する制御弁と、この制御弁を作動制御する入力軸と、この入力軸を作動する操作部材と、前記パワ−ピストンと前記制御弁との間に設けられ、液圧により作動して前記操作部材のストロークを変える液圧可変ストローク手段とを備え、
    前記液圧可変ストローク手段は、前記パワーピストンと前記制御弁とを相対移動可能に設けるとともに、中間負荷におけるバランス状態での前記パワーピストンと前記制御弁との相対位置を前記液圧により制御するように設定して構成されていることを特徴とする液圧倍力装置。
  2. 前記パワ−ピストンと前記制御弁との間に前記液圧が導入される液圧室を設け、この液圧室の液圧によって前記制御弁の少なくとも一部を前記パワ−ピストンに対して相対移動することにより、前記パワーピストンと前記制御弁との相対位置を制御することを特徴とする請求項1記載の液圧倍力装置。
  3. 前記制御弁は、前記パワーピストンに対して相対移動可能に設けられたボール弁または円錐弁と、前記パワーピストンに対して相対移動可能に設けられ、前記ボール弁または円錐弁が着離座可能な第1弁座と、前記入力軸によって作動制御される第2弁座とを少なくとも備え、前記液圧室の液圧により前記ボール弁または前記円錐弁と前記第1弁座とを前記パワ−ピストンに対して相対移動させるようになっていることを特徴とする請求項2記載の液圧倍力装置。
  4. 前記制御弁は、前記パワーピストンに対して相対移動可能に設けられたスリーブと、このスリーブに相対移動可能に設けられ、前記入力軸によって作動制御されるバルブスプ−ルとを少なくとも備え、前記液圧室の液圧により前記スリーブを前記パワ−ピストンに対して相対移動させるようになっていることを特徴とする請求項3記載の液圧倍力装置。
  5. 前記パワーピストンと前記制御弁との相対位置を制御する前記液圧は、前記動力室の液圧であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載の液圧倍力装置。
  6. 前記パワーピストンと前記制御弁との相対位置を制御する前記液圧は、前記液圧源の液圧または第2の液圧源であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載の液圧倍力装置。
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