JP3859114B2 - 櫛付きキャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器体に収納された白髪染め液やヘアマニキュア等の内容液を、容器体から頭髪に直接塗布すべく構成した櫛付きキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スクイズ性を有する容器体にキャップとして組付けられ、容器体の白髪染め液やヘアマニキュア等の内容液を直接頭髪に塗布することができる様にした櫛付きキャップとして、実開昭50−30980号公報に開示された技術が知られている。
【0003】
この従来技術は、キャップ本体に、容器体の軸心に沿って起立した複数の櫛歯片を、横に一列に配置し、この櫛歯片内に、上端を注出口として櫛歯片間に開口すると共に、下端を、下方(容器体内)に開放した注出路を形成して構成され、櫛歯片を下位に位置させた姿勢で、容器体をスクイズ変形させることにより、注出路を通して櫛歯片間に内容液を注出し、この内容液を櫛歯片を利用して頭髪に塗布するようにしたものである。
【0004】
このように、内部に注出路を形成した櫛歯片が、容器体の軸心に沿って起立した姿勢、すなわち容器体の口筒部上端開放部分に起立した姿勢となるので、内容液の塗布操作時には、容器体に対して櫛歯片が下位に位置して、塗布動作と内容液注出動作とを一緒に行うことができ、これにより良好な取扱い状態を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術にあっては、使用時、特に、内容液を注出しながら塗布(梳き)動作を行なう場合において、略倒立姿勢にある櫛歯片の先端から内容液が液垂れし易い傾向があり、そのため、内容液の充分な、そして効率良い塗布に多少の不満があると共に、倒立姿勢のまま放置すると、注出された内容液の液垂れにより、衣服や周囲を汚す恐れがある、と云う問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、櫛歯片の先端部分における内容液保持性を向上させることを技術的課題とし、もって櫛歯片先端からの液垂れを防止し、頭髪に対する内容液の充分な、かつ効率良い塗布を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の手段は、
スクイズ性を有する容器体の口筒部に密に組付く組付き筒の上端に、内鍔状の頂壁を介して前後に偏平な起立筒を立設すること、
この起立筒の上端に設けた頂板の上面に、左右方向に直列にかつ等間隔に複数の櫛歯片を起立配設すると共に、この頂板の両側端部分の枠櫛歯片を起立配設すること、
各櫛歯片には、その上部に、左右に開口する注出口を貫設すると共に、この注出口から頂板の下面まで注出路を貫通形成すること、
各櫛歯片の注出口よりも上位の上端部分の左右両面に、複数の横溝と横突条とを縦方向に交互に配設して形成した凹凸面を設けること、
にある。
【0008】
使用時、特に、内容液を注出しながら塗布動作を行なう場合において、注出口から注出された内容液は、略倒立姿勢にある櫛歯片の先端方向へ流下するが、この先端部分に設けた表面積の大きい略ジグザグ状に形成された凹凸面に確実に付着保持されるため、櫛歯片の先端からの液垂れが防止され、頭髪に対する内容液の充分な、かつ効率良い塗布が達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を、図1〜図3を参照しながら説明する。
本発明による櫛付きキャップ1は、スクイズ性を有する胴部19の上端に口筒部20を立設して構成した容器体18に組み付けられるもので、容器体18の口筒部20に密に組付くキャップ本体2と、このキャップ本体2の上端に起立姿勢で組み付けられる櫛歯体11と、から構成されている。
【0010】
キャップ本体2は、容器体18の口筒部20に密に組み付く組付き筒3の上端に、内鍔状の頂壁4を介して前後に偏平な起立筒7を起立連設し、この起立筒7の上端を塞ぐ頂板8に、左右方向に直列にかつ等間隔に上下に貫通した複数の組付け孔9を開設し、さらに頂板8の左右両端から枠櫛歯片10を立設して構成されている。
【0011】
また、上記頂壁4の下面には、口筒部20に密嵌入する短円筒状のシール筒片5と、口筒部20上端面に密に弾接するシール条6とを設けることによって、キャップ本体2の口筒部20に対する組付きを液密に達成する。
【0012】
櫛歯体11は、キャップ本体2の頂板8上に載置するベース板12下面に、キャップ本体2の各組付け孔9に個々に強固に密嵌入する嵌着筒片14を垂下設すると共に、この各嵌着筒片14の直上のベース板上面箇所に櫛歯片13を起立設し、この櫛歯片13と嵌着筒片14との各組合せ部分内に、櫛歯片13の上部から嵌着筒片14の下端面にかけて、櫛歯片13の上部左右側面に注出口16を開口した注出路15を形成して構成されている。
【0013】
各櫛歯片13の注出口16よりも上位の上端部分の左右両面には、複数の細い横溝と横突条とを縦方向に交互に配設して形成された略ジグザグ状の凹凸面17が設けてあり、使用時の倒立状態においては、図3に示すように、流下する内容液Lを、この凹凸面17で確実に付着保持して液垂れを防止する。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
各櫛歯片の先端部分の左右両面に、横溝と横突条とを交互に配設して形成された凹凸面を設けたので、使用時、特に、内容液を注出しながら塗布動作を行う場合において、注出口から注出され、略倒立姿勢にある櫛歯片の先端方向へ流下する内容液が、この表面積の大きい略ジグザグ状に形成された凹凸面に確実に付着保持されるため、櫛歯片の先端からの液垂れが防止され、もって頭髪に対する内容液の十分な、かつ効率良い塗布が達成されると共に、衣服や周囲を汚すことも防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、全体外観斜視図。
【図2】図1に示した実施例の、容器体に組付けた状態での縦断全体正面図。
【図3】図1に示した実施例の、使用状態での縦断全体正面図。
【符号の説明】
1 ; 櫛付きキャップ
2 ; キャップ本体
3 ; 組付き筒
4 ; 頂壁
5 ; シール筒片
6 ; シール条
7 ; 起立筒
8 ; 頂板
9 ; 組付け孔
10; 枠櫛歯片
11; 櫛歯体
12; ベース板
13; 櫛歯片
14; 嵌着筒片
15; 注出路
16; 注出口
17; 凹凸面
18; 容器体
19; 胴部
20; 口筒部
L ; 内容液
Claims (1)
- スクイズ性を有する容器体(18)の口筒部(20)に密に組付く組付き筒(3)の上端に、内鍔状の頂壁(4)を介して前後に偏平な起立筒(7)を立設し、該起立筒(7)の上端に設けた頂板(8)の上面に、左右方向に直列にかつ等間隔に複数の櫛歯片(13)を起立配設すると共に、前記頂板(8)の両側端部分に枠櫛歯片(10)を起立配設し、前記各櫛歯片(13)には、その上部に、左右に開口する注出口(16)を貫設すると共に、該注出口(16)から頂板(8)の下面まで注出路(15)を貫通形成し、かつ、前記各櫛歯片(13)の該注出口(16)よりも上位の上端部分の左右両面に、複数の横溝と横突条とを縦方向に交互に配設して形成した凹凸面(17)を設けて成る櫛付きキャップ。
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