JP4272307B2 - 櫛付き容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、酸化染毛剤、ヘアマニキュア(酸性染毛料)、脱色剤等の液状、クリーム状又はペースト状の内容物を充填して収容するとともに、その内容物を頭髪に直接塗布するために使用される櫛付き容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の櫛付き容器としては、特開平10−137029号公報に開示されている櫛付きキャップが知られている。この櫛付きキャップは、スクイズ性を有する容器体の口筒部に、キャップ本体を組付けることによって構成されている。前記キャップ本体は、その上端に組付け孔が穿設された頂板が設けられているうえ、その頂板の下方には内容液の“溜まり”部分を形成するための起立筒が設けられている。さらに、前記頂板上には、ベース板に嵌着筒片と櫛歯片との組合せ物が立設された櫛歯体が、各嵌着筒片を組付け孔に密嵌着させることによって組付けられている。
【0003】
そして、容器体の胴部を指で押圧することによって、各櫛歯片間に内容液を均等に注出させることができることから、頭髪に対して内容液を自然で良好に塗布することができるようになっている。加えて、この櫛付きキャップは、キャップ本体に櫛歯片が形成されていることから、頭髪に対して櫛機能を無理なく適正に発揮させることができるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の櫛付きキャップでは、キャップ本体の起立筒の外側面が、上方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成されていたことから、内容液を頭髪に塗布する際には、注出された内容液の一部がその外側面に付着されて溜まってしまっていた。そして、この頭髪に塗布されずに溜められた内容液を放置した場合には、固化したりしてその後の取り扱いが非常に不便であった。
【0005】
一方、この櫛付きキャップにおける前記の不具合を防止するために、外側面に付着されて溜まった内容液を、主として布やティッシュペーパー等で拭き取ることによって廃棄していた。このとき、廃棄処分された内容液が無駄となってしまっていたことから経済的ではなかった。
【0006】
この発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、内容物が蓋体の外面に液だれして溜まるのを防止することができ、内容物を有効に利用して無駄を少なくすることができる櫛付き容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の櫛付き容器は、可撓性を有する材料により有底筒状に形成された容器本体と、その容器本体の上部開口部に嵌合される蓋体とから構成され、前記蓋体の上部に複数の櫛歯からなる櫛部を設けるとともに、その櫛歯に吐出孔を穿設し、容器本体内に充填された液状、クリーム状又はペースト状の内容物を吐出孔から吐出するように構成した櫛付き容器であって、前記蓋体の容器本体側に首部を設けるとともに、その首部の外面には、滑らかに湾曲しながら膨出するガイド面を形成し、前記内容物の液だれをガイド面に沿ってガイドしながら頭髪に塗布するように構成したものである。
【0008】
請求項2に記載の発明の櫛付き容器は、請求項1に記載の発明において、前記櫛部の両端側に位置する首部に、くびれを形成することによって絞り部を設けたものである。
【0009】
請求項3に記載の発明の櫛付き容器は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記各櫛歯に吐出孔を有する蓋体を一体形成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、櫛付き容器11は、可撓性を有する合成樹脂によって有底円筒状に形成された容器本体12と、その容器本体12の上部開口部に嵌合される合成樹脂製の蓋体13とから構成されている。また、この容器本体12内には、酸化染毛剤、ヘアマニキュア、脱色剤等の液状、クリーム状又はペースト状の内容物41が収容されるようになっている。
【0011】
容器本体12胴部の一側部には、バーコード状に多数の凹凸を形成することによって滑り止め部14が設けられ、容器本体12を把持する際の滑り止めの役割をすることができるとともに、目視しなくても櫛付き容器11の向きを容易に把握することができるように構成されている。また、図3(a)、(b)に示すように、容器本体12の上部開口部を構成する開口筒15は、容器本体12の上端部を縮径することによって円筒状に形成され、その外周面には雄ネジ部16が設けられている。
【0012】
蓋体13の下部には、ほぼ円筒状に形成された嵌合筒17が配設されている。この嵌合筒17の内周面には、前記開口筒15の雄ネジ部16と螺合するための雌ネジ部18が設けられている。図2(a)から(c)に示すように、嵌合筒17の外周面には、所定間隔をおいて複数の滑り止め突条19が上下方向に延びるように突設され、容器本体12に蓋体13を螺合させる際に滑り止めの役割をすることができるようになっている。
【0013】
図1に示すように、嵌合筒17の上方には首部20が設けられ、その首部20の上方には複数の櫛歯21から構成された櫛部22が設けられている。図1及び図2(a)に示すように、櫛部22の両端側に位置する首部20には、嵌合筒17及び櫛部22の端部の外面よりも内側にくびれるように形成された絞り部23が設けられている。また、図1及び図2(b)に示すように、櫛部22の両側に位置する首部20の外面は、滑らかに湾曲しながら膨出するように形成されたガイド面24となっている。
【0014】
一方、図3(a)、(b)に示すように、首部20の内側は中空に形成され、容器本体12内の内容物41を櫛部22に供給するための供給空間25となっている。また、この供給空間25の下端部には、円筒状に形成された嵌合突部26が垂下され、容器本体12に蓋体13を螺着させたとき、容器本体12の開口筒15の上端に内嵌されるようになっている。
【0015】
図1及び図2(a)から(c)に示すように、櫛部22は、ほぼ三角板状に形成された10枚の櫛歯21から構成され、これら各櫛歯21は前記両ガイド面24に挟まれた首部20の上面から上方に突設されている。さらに、各櫛歯21は櫛部22の長さ方向に対し、同一の間隔をおいて一列に並んで配設されている。
【0016】
なお、この隣接する櫛歯21間の間隔としては、内容物41の頭髪42へのなじみとのびを良好にするために、好ましくは3.0〜5.0mm、より好ましくは3.5〜4.5mm、さらに好ましくは3.7〜4.3mmとするとよい。この櫛歯21間の間隔が3.0mm未満の場合には、櫛歯21と頭髪42とが絡まりやすくなること等から、コーミングする際の頭髪42への負荷が大きくなり、頭髪42を傷めてしまうおそれがある。逆に、櫛歯21間の間隔が5.0mmを越える場合には、髪をすくときの抵抗が少ないため、コーミングが適切に行われているかどうかが分かり難くなってしまう。
【0017】
図1及び図3(a)に示すように、各櫛歯21の先端部には、円孔状の吐出孔27が横方向に穿設されている。さらに、図3(a)に示すように、中央側に位置する6枚の櫛歯21には、円孔状の供給孔28が前記供給空間25から吐出孔27にかけて上下方向に延びるように穿設され、供給空間25から吐出孔27に至る内容物41の供給路を形成している。
【0018】
次に、櫛付き容器11を構成する蓋体13の製造方法について説明する。
実施形態の櫛付き容器11を構成する蓋体13は、射出成形法により一体成形することによって製造される。すなわち、図示しないが、射出成形用の金型は、固定型、可動型、サイドドローピン、ゲート等によって構成され、これら固定型と可動型との型割り面(PL面)には、蓋体13の形状をなすキャビティが形成されている。また、蓋体13の吐出孔27は、丸棒状に形成されたサイドドローピンによって形成されるようになっている。
【0019】
そして、蓋体13を成形する際には、サイドドローピンを金型内に配置した状態で固定型と可動型とを型締めし、ゲートから加熱溶融した合成樹脂をキャビティ内に射出する。その後、金型及び合成樹脂を冷却した後、サイドドローピンをスライドさせて引き抜き、固定型と可動型とを型開きすることによって、目的とする蓋体13を製造することができる。
【0020】
次に、上記櫛付き容器11の作用について説明する。
さて、上記のように構成された櫛付き容器11を用いて頭髪42を染色する場合には、まず、蓋体13を容器本体12と分離した状態で、容器本体12内に酸化染毛剤、ヘアマニキュア等の内容物41を注入する。続いて、蓋体13の嵌合筒17を容器本体12の開口筒15に螺合させた後、嵌合筒17の回動が止まるまで螺進させ、蓋体13を容器本体12に嵌合させる。このとき、図3(a)及び(b)に示されるように、蓋体13の嵌合突部26と嵌合筒17の上端部とによって、容器本体12と蓋体13との隙間が閉鎖され、内容物41がその部分から漏れ出すのが防止される。
【0021】
次に、容器本体12の胴部を指で把持しながら押圧し、内容物41を吐出孔27から吐出させつつ、櫛歯21により頭髪42をコーミングすることによって、頭髪42の表面に内容物41を塗布することができる。このとき、吐出孔27から吐出された内容物41は、櫛歯21の外面を伝って、そこに摺接されている頭髪42の表面に塗布される。
【0022】
さらに、同じ部位の頭髪42を複数回コーミングすることによって、頭髪42に付着された内容物41が櫛歯21の外面、首部20の上面及びガイド面24に付着され、その付着された内容物41が再度頭髪42の表面に拡散しながら塗布される。さらにこのとき、首部20の上面及びガイド面24に付着された内容物41は、図1及び図2(c)に矢印で示されるように、ガイド面24に沿って拡散されながら、図4に略示されるように、それらの面に摺接されている頭髪42の表面に再度塗布される。
【0023】
従って、この櫛付き容器11は、蓋体13を構成する櫛歯21の外面、首部20の上面及びガイド面24に摺接された頭髪42に対して、内容物41を様々な方向から同時に塗布することができることから、頭髪42の表面全体に薄く均一に内容物41を塗布することができる。さらに、内容物41がガイド面24に沿ってガイドされながら拡散されることから、首部20の絞り部23等に液だれして無駄になってしまうことがほとんどない。
【0024】
一方、容器本体12内の内容物41が空になったときには、容器本体12と蓋体13とを分離した後、内容物41を容器本体12内に補充して、上記と同様に再度使用することができる。
【0025】
上記実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態の櫛付き容器11は、櫛部22の両側に位置する首部20の外面に、滑らかに湾曲しながら膨出する一対のガイド面24が形成されている。このため、内容物41がそれらのガイド面24に沿ってガイドされながら、頭髪42に再度塗布され得ることから、内容物41が絞り部23等の蓋体13の外面に液だれして溜まるのを容易に防止することができる。さらに、内容物41を有効に利用して無駄を少なくすることができる。
【0026】
また、同じ部位の頭髪42を複数回コーミングすることによって、頭髪42の表面に対し内容物41を様々な方向から同時に塗布することができることから、内容物41を容易に頭髪42の表面全体に薄く均一に塗布することが可能である。さらにこのとき、前記従来の櫛付きキャップと比較して、少ないコーミング回数でも仕上がりを良好にすることが可能であることから、内容物41を頭髪42に塗布する際の作業効率を向上させることができる。
【0027】
一方、前記従来の櫛付きキャップでは、キャップ本体の起立筒の上端面又はその肩部が、頭髪42に塗布された内容物41を掻き取ってしまっていたことから、内容物41を頭髪42に塗布する際の作業効率を著しく低下させていたうえ、内容物41の無駄を助長していた。これに対し、この実施形態の櫛付き容器11では、ガイド面24と首部20の上面との間が滑らかに連続して繋がるように形成されていることから、その部分が頭髪42に塗布された内容物41を掻き取るおそれがほとんどなく、前記のような作業効率の低下及び内容物41の無駄を抑制することが可能である。
【0028】
・ 櫛部22の両端側に位置する首部20に、くびれを形成することによって絞り部23が設けられていることから、内容物41がガイド面24の端縁から絞り部23へと液だれし難い形状に形成されている。このため、内容物41が蓋体13の外面に液だれして溜まるのをより一層効果的に防止することができる。さらに、蓋体13の製造に要する合成樹脂量を低減させることができるとともに、成形時のひけやエアー溜まりの形成等を効果的に抑制することが可能である。
【0029】
・ 各櫛歯21に吐出孔27を有する蓋体13が一体形成されていることから、櫛付き容器11の製造を容易かつ速やかに行うことができるとともに、製造コストを低減させることができる。
【0030】
・ 櫛部22に10枚の櫛歯21が設けられていることから、適量の頭髪42を一度に処理することができるとともに、作業効率をより一層向上させることが可能である。
【0031】
・ 隣接する櫛歯21間の間隔が3.0〜5.0mmに形成されていることから、内容物41の頭髪42へのなじみ及びのびを良好にすることができる。さらに、頭髪42への負荷を小さくして、頭髪42を傷め難くすることができるとともに、コーミング時の頭皮の感触を増大させることが可能である。
【0032】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 図5から図7に示されるように、首部20の絞り部23を省略するとともに、蓋体13にガイド面24を形成する代わりに、櫛部22の下端部から嵌合筒17の上面まで、3つの傾斜面31によって膨出するように形成すること。或いは、前記蓋体13にガイド面24を形成する代わりに、櫛部22の下端部から嵌合筒17の上面まで、2つ又は4つ以上の傾斜面31によって膨出するように形成すること。なお、この櫛付き容器11の背面図は、図5に示される正面図と対称に描かれる。
【0033】
このように構成した場合でも、内容物41が蓋体13の外面に液だれして溜まるのを防止することができ、内容物41を有効に利用して無駄を少なくすることができる。
【0034】
・ 図8(a)に示されるように、蓋体13のガイド面24を、櫛部22の下端部から嵌合筒17の外周面まで、滑らかに湾曲しながら円弧状に膨出するように形成すること。或いは、図5(a)に二点鎖線で示されるように、蓋体13のガイド面24を、櫛部22の下端部から嵌合筒17の外周面まで、滑らかに湾曲しながら膨らみを増大させて円弧状に膨出するように形成すること。
【0035】
・ 図8(b)に示されるように、櫛部22の両側に位置する首部20の幅を狭く形成するとともに、首部20の上端部両側縁から、滑らかに湾曲しながら膨出するガイド面24を備えたガイド板32を突設すること。
【0036】
・ 図8(c)に示されるように、蓋体13の首部20を省略し、嵌合筒17の上面に櫛歯21を突設すること。
このように構成した場合でも、内容物41を蓋体13の嵌合筒17の上面に沿ってガイドしながら頭髪42に塗布することが可能であることから、内容物41が蓋体13の外面に液だれして溜まるのを防止することができる。
【0037】
・ 蓋体13の首部20に絞り部23を設けないこと。
・ 蓋体13を一体形成する代わりに、櫛部22又は櫛部22の一部と、それ以外の部分を構成する蓋体13とを別体で成形した後に、両者を嵌合させて蓋体13を製造すること。
【0038】
・ 櫛部22に10枚の櫛歯21を設ける代わりに、7〜9枚、11枚又は12枚の櫛歯21を設けること。
このように構成した場合でも、目的に応じて、適量の頭髪42を一度に処理することが可能である。
【0039】
・ 容器本体12を、例えば、有底三角筒状、有底四角筒状、有底六角筒状、有底八角筒状等の有底多角筒状、又は有底楕円筒状に形成すること。なお、前記有底多角筒状に形成された容器本体12の各コーナ部は、丸みを帯びた形状に形成するのが好ましい。
【0040】
このように構成した場合、目視しなくても櫛歯21の向きを容易に把握することができ、特に後頭部側の頭髪42を処理する際の作業性をより一層向上させることが可能である。
【0041】
・ 滑り止め部14、滑り止め突条19及び嵌合突部26の少なくとも1種を省略して構成すること。
このように構成した場合、櫛付き容器11の構成を簡略化することができる。
【0042】
・ 内容物41として、例えば、シャンプー、リンス、コンディショナー、整髪剤、ヘアーリキッド、ヘアートニック、ラメ等を使用すること。
・ 実施形態の容器本体12をエアゾール容器に変更して構成すること。すなわち、このエアゾール容器は、耐圧性を有する容器内に加圧された状態の内容物41が封入されており、押しボタンを押圧することによって弁を開き、内容物41が噴出されるように構成されている。
【0043】
・ 実施形態の容器本体12を二重容器に変更して構成すること。すなわち、この二重容器は、ともに可撓性を有する内容器と外容器とによって構成され、これら両容器は共有開口するように形成されているうえ、内容器のみに内容物41が収容されるようになっている。さらに、外容器には空気流入用の逆止弁を設け、この逆止弁を介して内容器と外容器の間の空間に空気が流入するように構成されている。
【0044】
このように構成した場合、外容器を押圧することによって、内容器が潰れて内容物41が吐出される。そして、押圧を止めると、内容器と外容器の間の空間に、逆止弁を通して外部から空気が流入され、外容器は元の形状に復元する一方、内容器は潰れた状態を維持することができる。このため、使用の度に内容器は縮んでいき、内容物41を最後まで確実に使い切ることができる。なお、内容器と外容器とを分離可能に構成し、少なくとも外容器を再利用できるようにしてもよい。
【0045】
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) 前記櫛歯間の間隔を3.0〜5.0mmに形成した請求項1から請求項3のいずれかに記載の櫛付き容器。
【0046】
このように構成した場合、内容物の頭髪へのなじみとのびを良好にすることができる。
(2) 前記櫛部に7〜12枚の櫛歯を設けた請求項1から請求項3及び前記(1)のいずれかに記載の櫛付き容器。
【0047】
このように構成した場合、適量の頭髪を一度に処理することができる。
(3) 可撓性を有する材料により有底筒状に形成された容器本体と、その容器本体の上部開口部に嵌合される蓋体とから構成され、前記蓋体の上部に複数の櫛歯からなる櫛部を設けるとともに、その櫛歯に吐出孔を穿設し、容器本体内に充填された液状、クリーム状又はペースト状の内容物を吐出孔から吐出するように構成した櫛付き容器であって、前記内容物の液だれを蓋体の上面に沿ってガイドしながら頭髪に塗布するように、蓋体の上面をほぼ平坦面で構成した櫛付き容器。
【0048】
このように構成した場合、内容物が蓋体の外面に液だれして溜まるのを防止することができ、内容物を有効に利用して無駄を少なくすることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の櫛付き容器によれば、内容物が蓋体の外面に液だれして溜まるのを防止することができ、内容物を有効に利用して無駄を少なくすることができる。
【0050】
請求項2に記載の発明の櫛付き容器によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、内容物が蓋体の外面に液だれして溜まるのをさらに効果的に防止することができるとともに、成形された蓋体の不良を低減させることができる。
【0051】
請求項3に記載の発明の櫛付き容器によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、櫛付き容器の製造を容易かつ速やかに行うことができるとともに、その製造コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の櫛付き容器を示す斜視図。
【図2】 (a)は実施形態の櫛付き容器の一部を示す正面図、(b)は同じく側面図、(c)は同じく平面図。
【図3】 (a)は図2(c)の3a―3a線から見た櫛付き容器を示す正断面図、(b)は同じく図2(c)の3b−3b線から見た側断面図。
【図4】 使用している状態の櫛付き容器の概略を示す部分拡大断面図。
【図5】 実施形態以外の櫛付き容器を示す正面図。
【図6】 (a)は実施形態以外の櫛付き容器を示す平面図、(b)は同じく底面図。
【図7】 (a)は実施形態以外の櫛付き容器を示す左側面図、(b)は同じく右側面図。
【図8】 (a)から(c)はいずれも、実施形態以外の櫛付き容器の一部を示す側断面図。
【符号の説明】
11…櫛付き容器、12…容器本体、13…蓋体、15…容器本体の上部開口部を構成する開口筒、20…首部、21…櫛歯、22…櫛部、23…絞り部、24…ガイド面、27…吐出孔、41…内容物、42…頭髪。

Claims (3)

  1. 可撓性を有する材料により有底筒状に形成された容器本体と、その容器本体の上部開口部に嵌合される蓋体とから構成され、前記蓋体の上部に複数の櫛歯からなる櫛部を設けるとともに、その櫛歯に吐出孔を穿設し、容器本体内に充填された液状、クリーム状又はペースト状の内容物を吐出孔から吐出するように構成した櫛付き容器であって、
    前記蓋体の容器本体側に首部を設けるとともに、その首部の外面には、滑らかに湾曲しながら膨出するガイド面を形成し、前記内容物の液だれをガイド面に沿ってガイドしながら頭髪に塗布するように構成した櫛付き容器。
  2. 前記櫛部の両端側に位置する首部に、くびれを形成することによって絞り部を設けた請求項1に記載の櫛付き容器。
  3. 前記各櫛歯に吐出孔を有する蓋体を一体形成した請求項1又は請求項2に記載の櫛付き容器。
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