JP4356087B2 - 櫛付きキャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器本体に収納された白髪染め液やヘアマニキュア、整髪料等の内容液を、容器本体から頭髪に直接塗布可能で、かつ櫛を所望角度に回動させて使用できるように構成した櫛付きキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
スクイズ性を有する容器本体にキャップとして組付けられ、容器本体の白髪染め液やヘアマニキュア等の内容液を直接頭髪に塗布することができる様にした櫛付きキャップとして、出願人の特開2002−223841号公報がある。
この従来技術は、櫛歯体の櫛歯片は容器本体に直立姿勢に有るため、櫛歯片を頭髪の生え際側にして頭髪を梳いている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−223841号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術にあっては、櫛歯片は容器本体に直立姿勢であるため、塗布作業を容易にするために回動可能な櫛歯片を有する櫛付きキャップが要請されている。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて創案されたもので、櫛を所望角度に回動させて頭髪への塗布を行なうことが可能な櫛付きキャップの提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の手段として、請求項1の発明に係る櫛付きキャップは、
スクイズ性を有する容器本体2の口筒部3に密に組付く組付き筒5の内鍔状の頂壁6上に、上方を開口した中空部8を有するとともに端部を有する横倒し円筒状の起立部7を立設したキャップ本体5aと、該起立部7を覆うように密に回動可能に組み付くカバー部15を有し、該カバー部15の頂板14の上には、上端部に左右方向に開口した注出孔23を設けると共に、注出孔23から中空部8に連通する注出路24を貫設した複数の櫛歯片22を左右に配列して起立設した櫛歯体13とから構成され、
前記起立部7の左右外側側面7aには、中心位置に軸片11を突設し、かつ該軸片11を中心にして放射状にストッパ12を突設し、
前記カバー部15の左右側壁17には、前記軸片(11)に挿着する軸孔(18)を設けると共に、前記ストッパ(12)が係合する凹溝(20)を設け、軸孔(18)および凹溝(20)を設けた左右側壁(17)部分には、該左右側壁(17)部分の真上に位置する櫛歯片(22)を左右から押圧した時に、前記左右側壁(17)部分の上端を支点として傾動可能とする変位手段(19)を設けて成るものである。
【0006】
請求項2の発明は、櫛歯体13の直立姿勢を保持する第1の凹溝20a、回動停止姿勢を保持する第2の凹溝20bをそれぞれ設けてなる。
【0007】
請求項3の発明は、変位手段19を、左右側壁17の両側で上端から下端までに一対のスリットを形成してなる。
【0008】
請求項4の発明は、変位手段19を、左右側壁17の両側で上端から下端までに縦溝状の薄肉部を形成してなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施態様を、図1〜図5を参照して説明する。
本発明に係る櫛付きキャップ1は、キャップ本体5aと櫛歯体13とから構成されていて、キャップ本体5aは、スクイズ性を有する胴部4を備えた容器本体2の口筒部3に密に組付く組付き筒5を下部に有するものであり、該組付き筒5の上端には内鍔状の頂壁6が設けられている。また、頂壁6の内面にはシール筒片9を垂下設し、シール性の向上を図っている。さらに、組付き筒5の頂壁6上には、上方を開口した中空部8を有するとともに端部を有する横倒し円筒状の起立部7が立設され、該中空部8と組付き筒5内部とは連通孔10により連通されている。
【0010】
また、櫛歯体13は、該起立部7を覆うように密に回動可能に組み付く有頂中空長方体状のカバー部15を有し、該カバー部15の頂板14の上には、複数の櫛歯片22が千鳥足状に起立設され、櫛歯片22の上端部左右方向に開口した注出孔23を設けると共に、注出孔23から中空部8に連通する注出路24を貫設されている。なお、この複数の櫛歯片22の配列は、千鳥足状に起立設されるものに限定されないものである。
【0011】
さらに、前記起立部7の左右外側側面7aには、中心位置に軸片11を突設し、また該軸片11を中心にして、放射状にストッパ12が突設されている。
【0012】
また、前記カバー部15の左右側壁17には、該左右側壁17の直上に位置する櫛歯片22を左右から押圧した時、上端を支点として傾動可能とする変位手段19が設けられ、該カバー部15の左右側壁17の内側面には、軸片11に挿着する軸孔18を設けると共に、ストッパ12が係合する複数の凹溝20が設けられている。
【0013】
前記軸孔18及び凹溝20は、キャップ本体5の起立部7の左右外側側面7aに設け、これに対応する軸片11及びストッパ12をカバー部15の左右側壁17の内側面に設けてもよい。
【0014】
また、カバー部15の前後側壁の下端部には、起立部7に当って回動が阻止されるのを防止するため切欠部16が設けられている。
【0015】
前記カバー部15の左右側壁17の内側面には、図1、図3のように、櫛歯体13の直立姿勢を保持する第1の凹溝20aが設けられ、また回動停止姿勢を保持する第2の凹溝20bが設けられている。
【0016】
また、櫛歯片22は、上端部を山形に形成し、頭髪に対する櫛の通りを良くするようにしてもよい。
【0017】
さらに、カバー部15の頂板14上には、図1、図2のように、注出孔23が左右に同一直線上に位置する櫛歯片22を複数起立設されている。
【0018】
また、図1、図4のように、櫛歯片22は、その梳き方向の端部に欠け部25を設け、等間隔で千鳥足状に複数起立設されている。なお、櫛歯片22は千鳥足状に配列されるには限られないものである。
【0019】
変位手段19は、図1、図3のように、左右側壁17の両側で上端から下端までに一対のスリットを形成してもよく、又左右側壁17の両側で上端から下端までに縦溝状の薄肉部を形成してもよい。
【0020】
頂板14の左右両端の櫛歯片は、図1、図2、図5のように、注出孔23及び注出路24を開設しないで、注出孔23と左右に同一直線上に横孔26を設けた枠櫛歯片21としてもよい。
【0021】
本発明の櫛歯体13は、頭髪を梳く際に、頭髪が櫛歯体13の各部分に引っ掛けたり、頭髪を損傷することを防止するため、櫛歯片22、カバー部15等櫛歯体13の各表面部分は円滑な曲面に形成されている。
【0022】
【発明の効果】
上述した構成の本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1の発明によれば、櫛歯体は所望の傾斜姿勢角度に回動できるため、塗布箇所に対応して頭髪に対する内容液の塗布が十分にかつ効率良く行なうことができ、かつ内容物の塗布作業がスムーズに、かつ容易にすることができる。
【0023】
また、左右両端の櫛歯片上部を手で内側に押圧すると同時に左右側壁は上端を支点として変位させてストッパと複数の凹溝との係脱を容易に行なうことができ、櫛歯体を所望角度へ切換えするのが容易である。
【0026】
請求項2によれば、櫛歯体は直立姿勢、回動停止姿勢の各姿勢の保持が確実にできる。
【0027】
請求項3の発明により、左右両端の櫛歯片を押圧した時に、起立部の左右側壁は上端を支点として傾動できる変位手段としたため、変位手段を簡単に構成できる。
【0028】
請求項4の発明により、請求項3の発明と同様に、左右両端の櫛歯片を押圧した時に、起立部の左右側壁は上端を支点として傾動できる変位手段としたため、変位手段を簡単に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の、容器本体に組付けた状態での櫛付きキャップの全体斜視図。
【図2】本発明の第一実施例の、容器本体に組付けた状態での櫛付きキャップの平面図。
【図3】本発明の第一実施例の、櫛付きキャップのA矢視図。
【図4】本発明の第一実施例の、櫛付きキャップのB―B半断面図。
【図5】本発明の第一実施例の、櫛付きキャップのC―C半断面図。
【符号の説明】
1 櫛付きキャップ
2 容器本体
3 口筒部
4 胴部
5 組付き筒
5a キャップ本体
6 頂壁
7 起立部
7a 外側側面
8 中空部
9 シール筒片
10 連通孔
11 軸片
12 ストッパ
13 櫛歯体
14 頂板
15 カバー部
16 切欠部
17 側壁
18 軸孔
19 スリット
20 凹溝
20a第1の凹溝
20b第2の凹溝
21 枠櫛歯片
22 櫛歯片
23 注出孔
24 注出路
25 欠け部
Claims (4)
- スクイズ性を有する容器本体(2)の口筒部(3)に密に組付く組付き筒(5)の内鍔状の頂壁(6)上に、上方を開口した中空部(8)を有するとともに端部を有する横倒し円筒状の起立部(7)を立設したキャップ本体(5a)と、該起立部(7)を覆うように密に回動可能に組み付くカバー部(15)を有し、該カバー部(15)の頂板(14)の上には、上端部に左右方向に開口した注出孔(23)を設けると共に、注出孔(23)から中空部(8)に連通する注出路(24)を貫設した複数の櫛歯片(22)を左右に配列して起立設した櫛歯体(13)とから構成され、
前記起立部(7)の左右外側側面(7a)には、中心位置に軸片(11)を突設し、かつ該軸片(11)を中心にして放射状にストッパ(12)を突設し、
前記カバー部(15)の左右側壁(17)には、前記軸片(11)に挿着する軸孔(18)を設けると共に、前記ストッパ(12)が係合する凹溝(20)を設け、該軸孔(18)および凹溝(20)を設けた左右側壁(17)部分には、該左右側壁(17)部分の真上に位置する櫛歯片(22)を左右から押圧した時に、前記左右側壁(17)部分の上端を支点として傾動可能とする変位手段(19)を設けて成る櫛付きキャップ。 - 櫛歯体(13)の直立姿勢を保持する第1の凹溝(20a)、回動停止姿勢を保持する第2の凹溝(20b)をそれぞれ設けてなる請求項1記載の櫛付きキャップ。
- 変位手段(19)を、左右側壁(17)の両側で上端から下端までに一対のスリットを形成してなる請求項1記載の櫛付きキャップ。
- 変位手段(19)を、左右側壁(17)の両側で上端から下端までに縦溝状の薄肉部を形成してなる請求項1記載の櫛付きキャップ。
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