JP4106457B2 - 櫛付き容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器体に収納された白髪染め液やヘアマニキュア等の内容液を、容器体から頭髪に直接塗布すべく構成した櫛付き容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スクイズ性を有する容器体にキャップとして組付けられ、容器体の白髪染め液やヘアマニキュア等の内容液を直接頭髪に塗布することができるようにした櫛付きキャップとして、特開平10−137029号公報が知られている。
【0003】
この従来技術は(図9参照)、キャップ本体2’に、容器体17’の軸心に沿って起立した複数の櫛歯片13’を、横に一列に配置し、この櫛歯片13’内に、上端を注出口16’として櫛歯片13’間に開口すると共に、下端を下方に開放した注出路15’を形成して構成され、櫛歯片13’を下位に位置させた姿勢で、容器体17’をスクイズ変形させることにより、注出路15’を通して櫛歯片13’間に内容液を注出し、この内容液を櫛歯片13’を利用して頭髪に塗布するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術にあっては、容器体17’の密閉のために使用する中栓体31’(図9参照)を、二液を混合攪拌して内容液を作成する際の容器体17’の密閉に利用するので、内容液の作成処理の前後に、容器体17’に対する中栓体31’の取外し、および取り付け操作をを行う必要があるが、中栓体31’はその形状の面から、あるいはシールを達成するために容器体17’の口筒部に密に嵌入していることから、脱着等で取り扱い難い場合もあり、指、手等を付着した内容液で汚すこともなく、より容易にかつ確実に脱着可能な容器体を密封することのできる構造が求められている。
【0005】
また、製品の製造における内容液の充填工程においても、中栓体31’の取り外し、取り付け操作が必要であるが、より簡便で確実な操作が可能な容器体17’の密封のための構造が課題となっている。
【0006】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、櫛付き容器における容器体の密閉を、容易かつ確実に達成することを技術的課題とし、もって速やかにかつ簡単に使用でき、またこの使用を安全に行うことができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、
スクイズ性を有する容器体と、この容器体の口筒部に密に螺合組付きする有頂円筒状の螺合筒の頂壁の上面に同軸心状に嵌合筒を立設し、容器体を密閉する機能を発揮するネジキャップ体と、嵌合筒に着脱自在に外嵌組み付きし、かつ容器体の口筒部に密に螺合組付き可能な組付き筒を有する櫛付きキャップ体とから成ること、
櫛付きキャップ体を、組付き筒の上端に、内鍔状の頂壁を介して前後に偏平な起立筒を立設し、この起立筒の上端を塞ぐ頂板の上面に複数の櫛歯片を左右方向に沿って立設し、この櫛歯片には左右方向に開口する注出口を貫設すると共に、この注出口から頂板の下面まで注出路を貫通形成した、構成とすること、
にある。
【0008】
請求項1記載の上記構成により、容器を保管する際、あるいは使用前に二液を混合する際には、ネジキャップ体が従来の容器における中栓に替わって、容器体を密閉する機能を発揮する。
【0009】
このネジキャップ体を、容器体の口筒部に螺合により密に組付けるので、取り外し、および取り付け操作を容易に確実に達成することができ、また手または指が直接、容器体の口筒部に触れることがないので、操作時における手、指等の汚染を防止することができる。
【0010】
また、製品製造における、内容液の充填工程においても、容易にかつ確実に容器体への取り付けを実施することができる。
【0011】
櫛付きキャップ体は通常、組付き筒を嵌合筒に外嵌することによりネジキャップ体の頂板上に載った状態であり、ネジキャップ体と一体にして取り扱うことができる。
【0012】
二液混合後、使用する際には、この櫛付きキャップ体をネジキャップ体から取り外し、ネジキャップ体の替わりに、容器体の口筒部に密に螺合組付けして使用する。
【0013】
櫛付きキャップ体を、容器体の口筒部に密に螺合組付けした状態で、容器体をスクイズすると注出される内容液は起立筒が形成する液溜まり部分を通って、各櫛歯片の注出路下端部に均等に、かつ円滑に分配され、注出路を流動し注出口から櫛歯片の外周面にむらなく注出される。
【0014】
上記した、ネジキャップ体および櫛付きキャップ体による容器体の口筒部の密閉はネジキャップ体あるいは櫛付きキャップ体に、例えば口筒部の内周面に内接するシール筒片、あるいは口筒部の上端面に当接するシール条等を付設することにより達成することができる。
【0015】
請求項2記載の発明の手段は、請求項1記載の発明において、
櫛付きキャップ体を、
組付き筒の上端に、頂壁を介して起立筒を立設し、この起立筒の頂板に、板厚方向に貫通した複数の組付け孔を、左右方向に沿って直列配置したキャップ本体と、
頂板上に載置するベース板の下面に、各組付け孔に個々に強固に密嵌入する嵌着筒片を垂下設すると共に、この各嵌着筒片の直上となるベース板上面箇所に櫛歯片を起立設し、この櫛歯片と嵌着筒片との各組合せ部分内に、櫛歯片の上端部から嵌着筒片の下端面にかけて、櫛歯片の左右側面に注出口を開口した注出路を形成した櫛歯体とを、
組付き固定した構成とすること、にある。
【0016】
請求項2記載の上記構成により、櫛付きキャップ体をキャップ本体と櫛歯体の2つの部材から構成するので、櫛歯片に注出路を形成する等の複雑な形状を有した部材の成形を容易に達成することができ、また、櫛歯体をキャップ本体に組み付き固定した状態で、櫛歯片を上方だけでなく斜めに傾斜した姿勢とすることもできる。
【0017】
請求項3記載の発明の手段は、請求項2記載の発明において、キャップ本体の頂板を起立筒の上端に、左右方向に傾斜させて形成し、櫛歯体を組み付け固定した状態で、櫛歯片が斜めに傾斜した姿勢となるように構成することにある。
【0018】
請求項3記載の上記構成により、櫛の柄としての機能を果たす容器体を、頭面に対して垂直な方向から倒した姿勢で掴持することができ、頭髪への塗布操作を楽に実施することができる。
【0019】
請求項4記載の発明の手段は、請求項1、2または3記載の発明において、櫛付きキャップ体の左右端部が容器体の胴部の横幅の範囲内に収まるように構成すること、にある。
【0020】
請求項4記載の上記構成により、櫛付きキャップが胴部の横幅からはみ出ないので、別部品として包装する必要もなく、容器体およびネジキャップと一体にしてコンパクトに取り扱うことができ、製品の箱詰め、輸送、および陳列等を効率良く実施することができる。
【0021】
請求項5記載の発明の手段は、請求項1の発明において、頂板の上面から、組付き筒の中心軸方向に立設した複数の櫛歯片を左右方向に沿って直列配置し、櫛付きキャップ体を一体射出成形可能に構成すること、にある。
【0022】
請求項5記載の上記構成により、注出路の方向を組付き筒の中心軸方向と一致させることができると共に、櫛歯片の注出口を一直線上に配列して位置させることにより、この注出口を形成するための成形ピンの左右方向の進退が可能となるので、櫛付きキャップ体が一体成形が可能となる。
【0023】
櫛付きキャップ体を一体成形するので、成形金型が単一のもので済むと共に、複数部材同士を組付ける工程も不要となる。
【0024】
請求項6記載の発明の手段は、請求項1、2、3、4または5記載の発明において、ネジキャップ体の螺合筒の外周面上端部から外鍔状の頂板を介して、螺合筒と同軸心状に、外径を容器体の胴部の外径と略等しく、螺合筒を外装する外装筒を垂下設すること、にある。
【0025】
櫛付きキャップ体の組付き筒とネジキャップ体の螺合筒は略同じ外径を有するが、請求項6記載の上記構成により、組付き筒とネジキャップ体の外装筒を段違いに配置するので、それぞれへの手による螺合、螺脱操作を容易、かつ間違いなく確実に実施することができる。
【0026】
請求項7記載の発明の手段は、請求項1、2、3、4、5または6記載の発明において、円筒状の嵌合筒の外周面に螺条を突設し、組付き筒を着脱する構成とすること、にある。
【0027】
請求項7記載の上記構成により、組付き筒の内周面には、容器体の口筒部に螺合するための螺溝が刻設されており、容易に外嵌組み付きを達成することができる。なお、櫛付きキャップ体のネジキャップ体への組み付きは特に強固にする必要がないので、取り付け、および取り外しを容易にするため、嵌合筒の外周面に突設する螺条の長さを短くするのが好ましい。
【0028】
請求項8記載の発明の手段は、請求項1、2、3、4、5または6記載の発明において、円筒状の嵌合筒の外周面に、組付き筒の螺溝の頂部を摺動させながら、該組付き筒を着脱する構成とすること、にある。
【0029】
請求項8記載の構成により、簡単な構造で櫛付きキャップ体の着脱を達成することができる。
【0030】
請求項9記載の発明の手段は、請求項1、2、3、4、5または6記載の発明において、ネジキャップ体の頂壁および嵌合筒の外周面を基端として、略矩形板状の嵌合片を放射状に複数個立設し、この嵌合片の先端面に、組付き筒の螺溝の頂部を摺動させながら、組付き筒を着脱する構成とすること、にある。
【0031】
請求項9記載の上記構成により、嵌合片の先端面に、螺溝の頂部を摺動させながら組付き筒を着脱するので、摺動時の接触面積を小さくでき、より容易に櫛付きキャップ体を着脱することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1〜図5は本願発明の櫛付き容器の第1実施例を示すものであり、本第1実施例の櫛付き容器は、スクイズ性を有する円筒状の胴部18の上端に口筒部19を立設して構成した容器体17と、この容器体17の口筒部19に密に螺合組付きするネジキャップ体21と、このネジキャップ体21の頂壁28の上面に起立姿勢で組付けられる櫛付きキャップ体1と、から構成されている。
【0033】
ネジキャップ体21は有頂円筒状の螺合筒23の頂壁28の上面に同軸心状に円筒状であり、外周面に螺条を突設した嵌合筒22を立設しており、また頂壁28の下面には、口筒部19に密嵌入する短円筒状のシール筒片26と、口筒部19上端面に密に弾接するシール条27とを設けることによって、容器体17の口筒部19に対する組付きを液密に達成する。
【0034】
また、螺合筒23の外周面上端部から外鍔状の頂板29を介して、螺合筒23と同軸心状に、外径を容器体17の胴部18の外径と略等しく、この螺合筒23を外装する外装筒24を垂下設して、後述する櫛付きキャップ体1の組付き筒3に対して段差を形成することにより、ネジキャップ体21あるいは櫛付きキャップ体1それぞれの脱着を容易にし、両者の外周面の区別を明確して誤操作を防ぐ構成としている。(図2参照)
【0035】
櫛付きキャップ体1は、キャップ本体2と櫛歯体11の2つの部材から構成され、容器の使用前は通常、キャップ本体2の円筒状の組付き筒3をネジキャップ体21の嵌合筒22に螺合組付けした状態で、ネジキャップ体21の上方に位置する。(図2参照)
【0036】
キャップ本体2の組付き筒3の上端に内鍔状に連設された頂壁4の下面には、容器体17の口筒部19開口部に密嵌入する短円筒状のシール筒片5と、口筒部19上端面に密に弾接するシール条6とを設けることにより、使用時に櫛付きキャップ体1の口筒部19に対する組付きを液密に達成できるようにしている。(図5参照)
【0037】
キャップ本体2の、上端を平板状の頂板8で塞いで、前後に偏平となった起立筒7は、その前後方向の内面部分の下半分を、下方に拡幅した湾曲傾斜面とし、頂板8は、櫛歯体11を強固にかつ安定して組付け保持するのに充分な強度を発揮できる肉厚で成形され、またこの頂板8の上面を、平坦面とすることにより櫛歯体11の組付き姿勢を安定的に保持し、右上から左下に傾斜して形成することにより、本実施例ではこの頂板8の左右両端部分に枠櫛歯片10を立設した構成としているが、この枠櫛歯片10と櫛歯片13が斜めに傾斜した姿勢となり、頭髪等への塗布操作を楽に実施できるようにしており、さらにこの頂板8には複数個の組付け孔9が一列状に形成されている。(図3、図5参照)
【0038】
櫛歯体11のベース板12は、その下面を平坦面とし、この平坦面から直角に各嵌着筒片14を設けることにより、頂板8に形成した組付け孔9に対する嵌着筒片14の密嵌入により達成され、キャップ本体2に対する櫛歯体11の組付き固定姿勢を安定して不動なものとしている。
【0039】
各櫛歯片13には上端部左右側面に注出口16を開口した注出路15が形成されており、使用時、容器体1をスクイズすると内容液は起立筒7が形成する液溜まり部分を通って、各櫛歯片13の注出路15下端部に均等に、かつ円滑に分配され、注出路15を流動し注出口16から櫛歯片13の外周面にむらなく注出される。
【0040】
次に上記構成の第1実施例の使用形態の一例を説明する。
使用前では、通常、第一液を容器体17に収納し、ネジキャップ体21を口筒部19に螺合して密閉し、ネジキャップ体21の嵌合筒22に櫛付きキャップ体1を螺合組付けした状態にあるが、この際、キャップ本体2の左右の枠櫛歯片10が胴部18の横幅からはみ出ない構成としており、櫛付きキャップ体1を別部品として包装する必要もなく、一体にしてコンパクトに取り扱うことができ、製品の箱詰め、輸送、および陳列等を効率良く実施することができる。
【0041】
使用時には、まず櫛付きキャップ体1をネジキャップ体21から取り外し、次に容器体17からネジキャップ体21を取り外し、別容器に収納された第ニ液を容器体17に注入後、ネジキャップ体21を取り付けて密閉し、容器体17を振ってニ液を混合し、再びネジキャップ体21を取り外し、替わりに櫛付きキャップ体1を口筒部19に取り付け、容器体17をスクイズして使用する。
【0042】
上記した一連の操作においては、内容液が付着しやすい、口筒部19あるいはネジキャップ体21の頂壁28下面等に直接、接触することはないので、指等の汚染を効果的に防止することができ、またネジキャップ体21を口筒部19に螺合組付けすることにより、確実に容器体17の密封性を保持することができる。
【0043】
図9には、中栓体31’を使った櫛付き容器の従来例を示し、この中栓体31’は、本願発明のネジキャップ体21の機能を果たし、容器体17’の密閉を確保するための部材であるが、その形状の面から、またシールを達成するために容器体17の口筒部19に密に嵌入していることから、脱着等で取り扱い難い場合がある。
【0044】
なお、本願発明の容器の実際の使用に際しては、櫛歯片13の折損等を防止できると共に、櫛歯片13に付着した内容液による汚染を防止することができるので、櫛付きキャップ体1の上部を覆う、着脱の容易なオーバーキャップを利用するのが好ましい。
【0045】
図6は、ネジキャップ体21の他の例を示すものであり、第1実施例における螺条を無くして、嵌合筒22を単に円筒状としたものであり、嵌合筒22の外周面に、螺溝の頂部を摺動させながら、容易に組付き筒3を着脱できる。
【0046】
図7はネジキャップ体21のもう一つの他の例を示し、ネジキャップ体21の頂壁28および嵌合筒22の外周面を基端として、略矩形板状の嵌合片25を複数個(図7では6ケ)立設したものであり、嵌合片25の先端面、螺溝の頂部を摺動させながら、組付き筒3を着脱するが、摺動の際の接触面積が小さいので、よりスムーズな着脱が可能となる。なお、この嵌合片25の先端上部の角を斜めに形成することにより、特に嵌合時の操作をより容易にすることができる。
【0047】
図8は本願発明の櫛付き容器の第2実施例を示すもので、櫛付きキャップ体1を一体成形した例であり、頂板8を水平状に形成し、櫛歯片13をこの頂板8から真直ぐ上方に立設し左右方向に直列配置することにより、注出口16を一直線上に配列し、また本実施例では頂板8の左右両端部分に枠櫛歯片10を立設しているが、この枠櫛歯片10の少なくとも一方には、櫛歯片13の注出口16に対向する位置に、左右方向に開口するピン孔16aを貫設し、櫛歯片13の注出口16を形成するための成形ピンを左右方向に進退可能とし、一体射出成形可能に構成している。(図8には、左右両方の枠櫛歯片10にピン孔16aを貫設した例を示す。)もちろん、本第2実施例のような形状においても、射出成形性を重視して第1実施例同様キャップ本体2と櫛歯体11の2つの部材を組付ける方法も選択できる。
【0048】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
請求項1記載のの発明にあっては、ネジキャップ体で容器体の口筒部を密閉するので、取り外し、および取り付け操作を容易、かつ確実に達成することができ、直接、口筒部等に触れることがないので、操作時に付着した内容液により手、指等を汚してしまうことがない。
【0049】
また、櫛付きキャップ体は通常、組付き筒を嵌合筒に外嵌することによりネジキャップ体の頂板上に載った状態であり、ネジキャップ体と一体にして取り扱うことができる。
【0050】
請求項2記載発明にあっては、櫛付きキャップ体をキャップ本体と櫛歯体の2つの部材から構成するので、櫛歯片に注出路を形成する等の複雑な形状を有した部材の成形を容易に達成することができ、また、櫛歯体をキャップ本体に組み付き固定した状態で、櫛歯片を斜めに傾斜した姿勢とすることもできる。
【0051】
請求項3記載の発明にあっては、櫛歯片を斜めに傾斜した姿勢とすることにより、櫛の柄としての機能を果たす容器体を頭面に対して垂直な方向から倒した姿勢で掴持することができ、頭髪への塗布操作を楽に実施することができる。
【0052】
請求項4記載の発明にあっては、櫛付きキャップ体を胴部の横幅の範囲内に収まるようにすることにより、別部品として包装する必要もなく、容器体およびネジキャップと一体にしてコンパクトに取り扱うことができ、製品の箱詰め、輸送、および陳列等を効率良く実施することができる。
【0053】
請求項5記載の発明にあっては、頂板の上面から、組付き筒の中心軸方向に立設した複数の櫛歯片を左右方向に沿って直列配置することにより,櫛付きキャップ体の一体射出成形が可能となる。
【0054】
請求項6記載の発明にあっては、胴部の外径と略等しく螺合筒を外装する外装筒を垂下設することにより、組付き筒とネジキャップ体の外装筒を段違いに配置することができ、それぞれの着脱操作を容器にかつ間違いなく確実に実施することができる。
【0055】
請求項7記載の発明にあっては、嵌合筒の外周面に螺条を突設することにより、櫛付きキャップ体のネジキャップ体へ着脱を容易に達成することができる。
【0056】
請求項8記載の発明にあっては、嵌合筒を単純な円筒状とすることにより、簡単な構造で櫛付きキャップ体の着脱を達成することができる。
【0057】
請求項9記載の発明にあっては、嵌合筒に嵌合片を立設することにより、摺動時の接触面積が小さくなるので、より容易に櫛付きキャップ体を着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の櫛付き容器の第1実施例を示す、全体外観斜視図。
【図2】図1に示した実施例を一部縦断して示す、全体正面図。
【図3】図1に示した実施例の、櫛歯体とキャップ本体とネジキャップ体を分解して一部縦断して示す、縦断正面図。
【図4】図1に示した実施例の、櫛付きキャップ体を一部縦断して示す、側面図。
【図5】図1に示した実施例において、容器体に櫛付きキャップ体を螺合組み付けした状態を一部縦断して示す、正面図
【図6】ネジキャップ体の他の例、およびその組付き状態を一部縦断して示す、正面図。
【図7】ネジキャップ体のもう一つの他の例を示す、一部縦断正面図と平面図、およびその組付き状態を一部縦断して示す、正面図。
【図8】本願発明の櫛付き容器の第2実施例を一部縦断して示す、全体正面図。
【図9】中栓を使った櫛付き容器の従来例を示す、要部縦断正面図。
【符号の説明】
1 ; 櫛付きキャップ体
2、2’ ; キャップ本体
3、3’ ; 組付き筒
4、4’ ; 頂壁
5、5’ ; シール筒片
6、6’ ; シール条
7、7’ ; 起立筒
8、8’ ; 頂板
9、9’ ; 組付け孔
10、10’ ; 枠櫛歯片
11、11’ ; 櫛歯体
12、12’ ; ベース板
13、13’ ; 櫛歯片
14、14’ ; 嵌着筒片
15、15’ ; 注出路
16、16’ ; 注出口
16a ; ピン孔
17、17’ ; 容器体
18、18’ ; 胴部
19、19’ ; 口筒部
21 ; ネジキャップ体
22 ; 嵌合筒
23 ; 螺合筒
24 ; 外装筒
25 ; 嵌合片
26 ; シール筒片
27 ; シール条
28 ; 頂壁
29 ; 頂板
31’ ; 中栓体

Claims (9)

  1. スクイズ性を有する容器体(17)と、該容器体(17)の口筒部(19)に密に螺合組付きする有頂円筒状の螺合筒(23)の頂壁(28)の上面に同軸心状に嵌合筒(22)を立設し、前記容器体(17)を密閉する機能を発揮するネジキャップ体(21)と、前記嵌合筒(22)に着脱自在に外嵌組み付きし、かつ前記容器体(17)の口筒部(19)に密に螺合組付き可能な組付き筒(3)を有する櫛付きキャップ体(1)とから成り、該櫛付きキャップ体(1)を、前記組付き筒(3)の上端に、内鍔状の頂壁(4)を介して前後に偏平な起立筒(7)を立設し、該起立筒(7)の上端を塞ぐ頂板(8)の上面に複数の櫛歯片(13)を左右方向に沿って立設し、前記櫛歯片(13)には左右方向に開口する注出口(16)を貫設すると共に、該注出口(16)から前記頂板(8)の下面まで注出路(15)を貫通形成した、構成とした、櫛付き容器。
  2. 櫛付きキャップ体(1)を、組付き筒(3) の上端に、頂壁(4) を介して起立筒(7) を立設し、該起立筒(7)の頂板(8) に、板厚方向に貫通した複数の組付け孔(9) を、左右方向に沿って直列配置したキャップ本体(2) と、前記頂板(8) 上に載置するベース板(12)の下面に、前記各組付け孔(9) に個々に強固に密嵌入する嵌着筒片(14)を垂下設すると共に、該各嵌着筒片(14)の直上となる前記ベース板(12)上面箇所に櫛歯片(13)を起立設し、該櫛歯片(13)と嵌着筒片(14)との各組合せ部分内に、前記櫛歯片(13)の上端部から嵌着筒片(14)の下端面にかけて、前記櫛歯片(13)の左右側面に注出口(16)を開口した注出路(15)を形成した櫛歯体(11)とを組付き固定した構成とする、請求項1記載の櫛付き容器。
  3. キャップ本体(2)の頂板(8)を起立筒(7)の上端に、左右方向に傾斜させて形成し、櫛歯体(11)を組み付け固定した状態で、櫛歯片(13)が斜めに傾斜した姿勢となるように構成した、請求項2記載の櫛付き容器。
  4. 櫛付きキャップ体(1)の左右端部が容器体(17)の胴部(18)の横幅の範囲内に収まるように構成した、請求項1、2または3記載の櫛付き容器。
  5. 頂板(8)の上面から、組付き筒(3)の中心軸方向に立設した複数の櫛歯片(13)を左右方向に沿って直列配置し、櫛付きキャップ体(1)を一体射出成形可能に構成した、請求項1記載の櫛付き容器。
  6. ネジキャップ体(21)の螺合筒(23)の外周面上端部から外鍔状の頂板(29)を介して、前記螺合筒(23)と同軸心状に、外径を容器体(17)の胴部(18)の外径と略等しく、前記螺合筒(23)を外装する外装筒(24)を垂下設した、請求項1、2、3、4または5記載の櫛付き容器。
  7. 円筒状の嵌合筒(22)の外周面に螺条を突設し、組付き筒(3)を着脱する構成とした、請求項1、2、3、4、5または6記載の櫛付き容器。
  8. 円筒状の嵌合筒(22)の外周面に、組付き筒(3)の螺溝の頂部を摺動させながら、該組付き筒(3)を着脱する構成とした、請求項1、2、3、4、5または6記載の櫛付き容器。
  9. ネジキャップ体(21)の頂壁(28)および嵌合筒(22)の外周面を基端として、略矩形板状の嵌合片(25)を放射状に複数個立設し、該嵌合片(25)の先端面に、組付き筒(3)の螺溝の頂部を摺動させながら、該組付き筒(3)を着脱する構成とした、請求項1、2、3、4、5または6記載の櫛付き容器。
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