JP3858624B2 - インライン印字装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速のウエブ印刷機、例えば高速オフセット輪転印刷機で印刷された印刷物にインキジェット等で印字する印字装置に関するものであり、特に、インラインで効率的印字を可能にするインライン印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば高速オフセット輪転印刷機で印刷された印刷物、特にチラシ印刷物などでは、配付地域番号や住所、あるいは管理番号、くじ番号などの個人(個別)情報を印字して管理等を行うための印字装置が知られ、その装置として、番号等を印字する凸版形式のナンバリング機、あるいはインキジェットプリンターが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記高速オフセット輪転印刷機のラインスピードは、330〜915m/min(回転数600〜1675rpm)と高速であるのに対し、例えば上記のナンバリング方式ではせいぜいこのスピードの半分程度であって生産効率に劣り、かつ線切れなどで印字品質が劣るという問題があり、また上記のインキジェットプリンターでのラインスピードは、10〜200m/min程度と極端に遅いので、上記印刷物にオフライン(別工程)で印字せざるを得ず、よって低生産効率でコスト高となるという問題があった。
【0004】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、高速のウエブ印刷機で印刷された印刷物に印字する印字装置において、印字品質に優れ、かつ生産効率に優れコストが嵩まない印字装置で、高速のウエブ印刷機とインラインで印字が可能なインライン印字装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、高速ウェブ印刷機によって印刷され、折機で折られて所定の長さに断裁された印刷物が、その先端が前方になり、後端が後続の先端で覆われるように次々に重ねられて、少なくとも2台のベルトコンベア上を走行し、該2台目のベルトコンベア上で走行する印刷物の先端近傍にインキジェットプリンターで印字するインライン印字装置であって、前記2台目のベルトコンベアの走行速度が、1台目のベルトコンベアの走行速度より速いことを特徴とするインライン印字装置としたものである。
【0006】
上記請求項1の発明によれば、折機で折られ断裁され、後端が後続の先端で覆われるように次々に重ね合わされた所謂ドミノ倒し状の印刷物がベルトコンベア上を走行すると、その走行速度は印刷速度より1/10程度になるので、インキジェットプリンターで従来の凸版式ナンバリングに比べ高品質な印字が可能となり、かつ2台目のベルトコンベアの走行速度を1台目より速くすることによって、先行する印刷物の先端部に広いスペースが確保できるようになり、そのスペースにインキジェットプリンターで容易に印字することができるインライン印字装置とすることができる。
【0007】
また、請求項2の発明では、前記1台目のベルトコンベア上に静電気除去ブロアを配し、該静電気除去ブロアの後で、前記2台目のベルトコンベア上のインキジェットプリンターの前の印刷物の両サイドに揺動ガイド板を配設したことを特徴とする請求項1記載のインライン印字装置としたものである。
【0008】
上記請求項2の発明によれば、1台目のベルトコンベア上に静電気除去ブロアを配することによって、印刷物の静電気が除去され、2台目のベルトコンベア上でドミノ倒し状の印刷物がズレ易く即ちズレてその先端部に広い印刷スペースを確保し易くし、かつこの静電気除去ブロアの後にある走行する印刷物の両側サイドに揺動するガイド板を配することによって、印刷物が走行方向に対し直線的に配列されるので、印字が正確な位置に施すインライン印字装置とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を説明する。
本発明は、図1(a)の正面図に示すように、高速のウエブ印刷機で印刷された印刷物(10)に無圧のインキジェットプリンターで管理番号等の個別情報(K1)を印字する印字装置に関するものであり、特に、高速ウエブ印刷機とのインラインで印字を可能にするもので、図1(b)の斜視図に示すように、高速ウエブ印刷機に連結された折機で折られた印刷物(12)の先端部(12a)に管理番号等の個別情報(K1)を印字するためのインライン印字装置に関するものである。
【0010】
上記本発明のインライン印字装置では、例えば高速オフセット輪転印刷機によって印刷され、その後に連結されている折機で折られて所定の長さに断裁された図1(b)に示すような二つ折印刷物(12)が、図2(a)の模式的に表した側面図に示すように、1台目のベルトコンベア(31)上を走行する。
【0011】
この1台目のベルトコンベア(31)上での二つ折印刷物(12)は、図2(a)の模式図に示すように、その先端部(12a)が走行方向(P)の前方になり、その後端(12b)が後続の印刷物(12)の先端(12a)で覆われるように次々に重ねられて走行する。この時の走行速度は、例えば高速オフセット輪転印刷機(速度330〜915m/min)で印刷された場合では、その速度の約1/10の20〜80m/min程度まで遅くなる。
【0012】
さらにこのように先端部(12a)に僅かなスペースが確保されて重ね合わされた印刷物(12)が1台目のベルトコンベア(31)の走行速度より速い2台目のベルトコンベア(32)上に移行して走行する。この時2台目のベルトコンベア(32)の走行速度が1台目のベルトコンベア(31)の走行速度より2倍程度速くすると、先行する印刷物(12)は、後続の印刷物より先にズレるようになってその先端部(12a)に約2倍の広いスペースが確保され重ね合わされた形で走行することになる。
【0013】
上記ベルトコンベア等の速度などの具体的事例で説明すると、例えば1台目のベルトコンベア(31)の走行速度が30m/minで、図1(b)に示す二つ折印刷物(12)のサイズ(印刷物の幅(W)×印刷物の進行方向の長さ(H))が380mm×270mmの場合、1台目のベルトコンベア(31)上での先端部(12a)のスペース(進行方向)が30mmであったものが、走行速度60m/minの2台目のベルトコンベア(31)上の印刷物(12)の先端部(12a)のスペース(進行方向)は60mmと広い印刷スペースを確保することができる。
【0014】
そして図2(a)および図2(b)の上面概略図に示すように、この先端部(12a)に確保された広い印刷スペースに例えばインキジェットプリンター(40)で管理番号等の個別情報(K1)を印字し易いようにしたインライン印字装置(100)である。
【0015】
また、本発明では、図3(a)に示すように、前記1台目のベルトコンベア(31)上に静電気除去ブロア(42)を配設し、この静電気除去ブロア(42)の後に、2台目のベルトコンベア(32)上のインキジェットプリンター(40)の前の印刷物(12)に対し、そのの両サイドに揺動ガイド板(44)を配設したインライン印字装置(100)とするものである。
【0016】
このように1台目のベルトコンベア(42)上に静電気除去ブロア(42)を配することによって、その上の印刷物(12)の静電気が除去されて、2台目のベルトコンベア(32)上で、その先行する印刷物(12)の後端部(12b)表面から後続の印刷物の先端部(12a)の裏面がズレ易くなり、即ちズレて先端部(12a)に広い印刷スペースを確保し易くするものである。
【0017】
また、本発明では,図3(b)に示すように、この静電気除去ブロア(42)の後の走行する印刷物(12)の両サイドに揺動ガイド板(44)を配設したもので、図2(b)に示すように、走行するドミノ倒し状に重ねられた印刷物(12)がジグザグに配列され、即ち直線的に整列されていなかったものが、その揺動ガイド板(44)の配設によって走行方向に対し直線的に配列された印刷物(12)となり、よって図3(b)に示すように、管理番号等の個別情報(K1)の印字が正確な位置に施すことのできるインライン印字装置(100)を提供するものである。
【0018】
上記本発明のインライン印字装置(100)としては、上記のように印字速度で60m/min程度のインキジェットプリンター(40)であれば、いかなる高速ウエブ印刷機へも対応可能なインライン印字装置(100)とすることができることになる。
【0019】
また、上記本発明のインライン印字装置(100)が連結できる高速ウエブ印刷機としては、上記オフセット輪転印刷機の他、例えば高速凸版輪転印刷機あるいは高速グラビア輪転印刷機が挙げられる。またインキジェットプリンター(40)で印字される個別情報(K1)としては、例えば新聞の折り込み広告(ちらし)などにみられる抽選(当たりくじ)番号や住所(配達区域)の番号、あるいは一般商業印刷物の管理番号等が挙げられ、このインライン印字装置(100)が好適に活用できる。
【0020】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、高速ウェブ印刷機によって印刷され、折機で折られて断裁された印刷物が、その先端が前方になり、後端が後続の先端で覆われるように所謂ドミノ倒し状に次々に重ねられて、少なくとも2台のベルトコンベア上を走行し、その2台目のベルトコンベア上で走行する印刷物の先端近傍にインキジェットプリンターで印字するインライン印字装置において、次々に重ね合わされた所謂ドミノ倒し状の印刷物がベルトコンベア上を走行すると、その走行速度は印刷速度より1/10程度になるので、インキジェットプリンターで従来の凸版式ナンバリングに比べ高品質な印字が可能となる。
【0021】
また上記2台目のベルトコンベアの走行速度を1台目より速くすると、先行する印刷物の先端部に広いスペースが確保できるようになり、その広いスペースにインキジェットプリンターで容易に印字することを可能にするインライン印字装置とすることができる。
【0022】
さらにまた、上記1台目のベルトコンベア上に静電気除去ブロアを配することによって、印刷物表裏面の静電気が除去され、2台目のベルトコンベア上でドミノ倒し状に重ねられた印刷物がズレ易くなり、即ちズレてその先端に広い印刷スペースを確保し易くし、かつこの静電気除去ブロアの後にくる走行する印刷物の両サイドに揺動するガイド板を配することによって、そのドミノ倒し状にかつジグザグ状に重ねられた印刷物が走行方向に対し直線的に配列されるようになるので、固定されているインキジェットプリンターによる印字が正確な位置に施すインライン印字装置とすることができる。
【0023】
従って本発明は、オフセット輪転印刷機の如く高速のウエブ印刷機で印刷された印刷物にインラインで効率的印字を可能にするインライン印字装置として、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインライン印字装置で印字された印刷物の一実施の形態を説明する図であり、
(a)は、その平面図であり、
(b)は、二つ折された印刷物の斜視図である。
【図2】本発明のインライン印字装置の一実施の形態を説明する図であり、
(a)は、その側断面を表した模式図であり、
(b)は、その上面図である。
【図3】本発明のインライン印字装置の他の一実施の形態を説明する図であり、
(a)は、その側断面を表した模式図であり、
(b)は、その上面図である。
【符号の説明】
10‥‥印刷物
12‥‥二つ折印刷物
12a‥‥印刷物の先端部
12b‥‥印刷物の後端部
31‥‥1台目のベルトコンベア
32‥‥2台目のベルトコンベア
40‥‥インキジェットプリンター
42‥‥静電気除去ブロア
44‥‥揺動ガイド板
100‥‥インライン印字装置
H‥‥印刷物の長さ(進行方向)
W‥‥印刷物の幅
K1‥‥個別情報
P‥‥印刷物の走行方向

Claims (2)

  1. 高速ウェブ印刷機によって印刷され、折機で折られて所定の長さに断裁された印刷物が、その先端が前方になり、後端が後続の先端で覆われるように次々に重ねられて、少なくとも2台のベルトコンベア上を走行し、該2台目のベルトコンベア上で走行する印刷物の先端近傍にインキジェットプリンターで印字するインライン印字装置であって、前記2台目のベルトコンベアの走行速度が、1台目のベルトコンベアの走行速度より速いことを特徴とするインライン印字装置。
  2. 前記1台目のベルトコンベア上に静電気除去ブロアを配し、該静電気除去ブロアの後で、前記2台目のベルトコンベア上のインキジェットプリンターの前の印刷物の両サイドに揺動ガイド板を配設したことを特徴とする請求項1記載のインライン印字装置。
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