JP3855647B2 - ディレクトリ編集型情報検索装置、情報検索方法及びディレクトリ編集型情報検索プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

ディレクトリ編集型情報検索装置、情報検索方法及びディレクトリ編集型情報検索プログラムを格納した記録媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はディレクトリ編集型情報検索装置、情報検索方法及びディレクトリ編集型情報検索プログラムを格納した記録媒体に係り、特に利用者が入力した目的に応じたディレクトリを検索する情報検索装置、情報検索方法及びディレクトリ編集型情報検索プログラムを格納した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネットの普及により、ハイパーリンクで構造化された電子化文書を容易に検索することが可能になっている。この電子化文書を検索する手段の一つにディレクトリ検索がある。ディレクトリ検索とは、予め文書を階層構造を持つディレクトリに分類しておき、利用者は階層構造の最上位のディレクトリ(以下、ルートディレクトリという)から関連するサブディレクトリを辿ることによって、所望の文書に辿りつく方法である。
【0003】
また、利用者が直接キーワードを入力して、そのキーワードがディレクトリ名に含まれるディレクトリを検索したり、キーワードが出現する文書とその文書が含まれるディレクトリを検索することも可能である。
【0004】
また、従来のディレクトリ検索方法の一例として、検索結果としてルートディレクトリからの経路と、指定されたディレクトリの上下の階層のディレクトリ内容を表示するディレクトリ検索装置が知られている(特開平8−36512号公報)。
【0005】
すなわち、この従来のディレクトリ検索装置は、各々階層レベルが予め定められると共に、階層レベルが異なり、かつ、互いに関連するディレクトリがリンクされた複数のディレクトリを表すディレクトリ情報を記憶した記憶手段と、複数の階層レベルに跨る検索範囲を指定するための指定手段と、前記指定手段によって指定された検索範囲内に存在するディレクトリを前記記憶手段に記憶されたディレクトリ情報より検索する検索手段と、前記検索手段によって検索されたディレクトリ及び検索されたディレクトリのリンク状態を表示する表示手段とを有し、所望のディレクトリを短時間で検索しようとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記の従来のディレクトリ検索装置には、以下の課題がある。第1の課題は、ルートディレクトリからの経路やその上下の階層のディレクトリ内容は情報が冗長であるため、利用者にとってわかりにくく効率が悪いということである。
【0007】
例えば、ディレクトリ名が「地域情報>日本の地方>関東>茨城>旅行、交通>宿泊施設>ホテル」のような非常に深い階層のディレクトリの場合、利用者は冗長なディレクトリ名を読んでその意味を理解する必要がある。ディレクトリ名「地域情報>日本の地方>関東>茨城>旅行、交通>宿泊施設>ホテル」の場合、注意深く読めば「茨城のホテル」のことであると理解できるが、「茨城」「ホテル」以外の余計な文字列も読まなければならず、効率が悪い。
【0008】
この問題を回避するために、ディレクトリの階層を浅く設計することによって冗長な名前のディレクトリを排除できるが、登録文書数が非常に多くなった場合に各ディレクトリ内の文書数が多くなりすぎてしまう。このように、第1の課題を回避してディレクトリ構造を設計することは困難である。その原因は、従来のディレクトリ検索には、各階層のディレクトリの意味を端的に表現する仕組みがなく、ルートディレクトリからの経路によってそのディレクトリの意味を表現しようとしているからである。
【0009】
第2の課題は、同じジャンルの複数のディレクトリに共通に含まれているサブディレクトリは、検索結果の適合率を悪化させることである。例えば、図3のディレクトリ103、104、105、106のように「地域情報>北海道」「地域情報>東京」「地域情報>大阪」「地域情報>沖縄」など地名のディレクトリの下に、それぞれ共通な名前のディレクトリ「ホテル」が含まれる場合、キーワードとして「ホテル」が入力されると検索結果には「地域情報>北海道>ホテル「地域情報>東京>ホテル」「地域情報>大阪>ホテル」「地域情報>沖縄>ホテル」などすべての地名の下のディレクトリ「ホテル」が表示されてしまい、利用者の目的と関係ない結果が多く並ぶことになる。
【0010】
この問題を回避するために、ディレクトリの階層を制限して検索結果を表示するとしても、図3では「地域情報>大阪>ホテル」のような地名の下のディレクトリ「ホテル」の階層と「趣味>旅行>ホテル」の階層は同じであるため、表示すべきディレクトリを区別できない。一方、地名の下のディレクトリ「ホテル」を削除すれば表示するディレクトリの数を制限できるが、ルートディレクトリから階層をたどって「地域情報」の中のホテル情報へ辿りつけなくなる。
【0011】
このように、第2の課題を回避してディレクトリ構造を設計することは困難である。その原因は、従来のディレクトリ検索では、入力キーワードに対する利用者の目的を考慮せず、単純にキーワードに一致したディレクトリを検索結果に表示しているからである。
【0012】
第3の課題は、検索結果に複数のディレクトリを表示させる場合に、利用者のニーズに応じた順序で表示できないことである。その原因は、従来のディレクトリ検索では、検索結果の表示順序について何ら考慮されていないからである。
【0013】
第4の課題は、検索結果の表示順序を利用者のニーズの変遷に追従して変化させることができないことである。その原因は、第3の課題の原因と同様に従来のディレクトリ検索では、検索結果の表示順序について何ら考慮されていないからである。
【0014】
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、各階層のディレクトリの意味を端的に表現し、入力キーワードに対して、不要な検索結果の表示を防ぎ、利用者の目的の候補に限定した検索結果を提示し得るディレクトリ編集型情報検索装置、情報検索方法及びディレクトリ編集型情報検索プログラムを格納した記録媒体を提供することを目的とする。
【0015】
本発明の他の目的は、検索結果の表示件数を制限し得るディレクトリ編集型情報検索装置、情報検索方法及びディレクトリ編集型情報検索プログラムを格納した記録媒体を提供することにある。
【0016】
また、本発明の他の目的は、利用者のニーズに応じた検索結果を表示し得るディレクトリ編集型情報検索装置、情報検索方法及びディレクトリ編集型情報検索プログラムを格納した記録媒体を提供することにある。
【0017】
更に、本発明の他の目的は、利用者のニーズの変遷に追従して検索結果の表示順序を変更し得るディレクトリ編集型情報検索装置、情報検索方法及びディレクトリ編集型情報検索プログラムを格納した記録媒体を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記の第1及び第2の目的を達成するため、本発明のディレクトリ編集型情報検索は、利用者からの検索要求を受け付ける入力手段と、利用者が入力すると予測されるキーワード、利用者がキーワードを入力する時に求めている情報群である目的データ、及びキーワードと目的との組み合わせに適合する文書群である複数の表示文書リストが記憶されている目的データ記憶部と、各文書の文書データがディレクトリ分類されて記憶されている文書データ記憶部と、入力手段により受け付けた検索要求中のキーワードに基づき、目的データ記憶部から検索要求に対応した目的データを検索し、その検索した目的データのうち、利用者の目的と一致する目的データに基づいて出力文に変換し、出力文に関連して入力手段を介して入力された目的データに応じて、複数の表示文書リストの中から選択した一の表示文書リストを出力する目的検索手段と、目的検索手段から受け取った表示文書リストに基づいて、又は目的検索手段により検索した目的データ中に利用者の目的と一致する目的データが無かったときには検索要求中のキーワードに基づいて、文書データ記憶部から所望の文書データを検索する文書検索手段と、目的検索手段により変換された出力文を利用者に提示し、文書検索手段による検索結果を出力して利用者に提示する出力手段とを有することを特徴とする。また、本発明のディレクトリ編集型情報検索方法は、入力された検索要求から利用者の目的を、目的及び結果の出力文を格納した目的データ記憶部から検索する第1のステップと、第1のステップによる検索の結果、目的データ記憶部に利用者の目的と一致する目的データが存在する場合に、その一致する目的データに基づいて変換した出力文を前記利用者に提示する第2のステップと、各文書の文書データがディレクトリ分類されて記憶されている文書データ記憶部から、第2のステップによる出力文の提示に応じた、利用者からの目的の指定に適合する文書データを検索する第3のステップとを含むことを特徴とする。
【0020】
上記の本発明装置及び方法では、利用者の目的と一致する目的データを出力文に変換して利用者に提示するようにしたため、利用者が入力した目的データに応じて階層のディレクトリの意味を端的に表現した出力文を利用者に提示することができる。
【0023】
上記の本発明装置及び方法では、目的データ記憶部に利用者の目的と一致する目的データが存在しない場合に、入力された検索要求に基づき、各文書の文書データが記憶されている文書データ記憶部から利用者からの目的の指定に適合する文書データを直接に検索するようにすることで、目的データ記憶部には目的データの数を制限して格納でき、これにより利用者の目的に基づいて検索結果として表示する項目を制限する。
【0024】
また、本発明装置は上記の第3の目的を達成するため、利用者からの検索要求を受け付ける入力手段と、利用者が入力すると予測されるキーワード、利用者がキーワードを入力する時に求めている情報群である目的データ、キーワードと目的との組み合わせに適合する文書群である複数の表示文書リスト及び目的の選択の頻度を示す目的スコアが記憶されている第2の目的データ記憶部と、各文書の文書データがディレクトリ分類されて記憶されている文書データ記憶部と、入力手段により受け付けた検索要求中のキーワードに基づき、第2の目的データ記憶部から検索要求に対応した目的データを検索し、その検索した目的データのうち、利用者の目的と一致する目的データを目的スコアの順に並べることにより出力文を作成し、出力文に関連して入力手段を介して入力された目的データに応じて、複数の表示文書リストの中から選択した一の表示文書リストを出力する目的検索手段と、目的検索手段から受け取った表示文書リストに基づいて、又は目的検索手段により検索した目的データ中に利用者の目的と一致する目的データが無かったときには検索要求中のキーワードに基づいて、文書データ記憶部から所望の文書データを検索する文書検索手段と、目的検索手段により変換された出力文を目的スコアの順で利用者に提示し、文書検索手段による検索結果を出力して利用者に提示する出力手段と、第2の目的データ記憶部内の目的スコアのうち、利用者が選択した目的に対応する目的スコアを更新する目的スコア更新手段とを有する構成としたものである。
【0026】
本発明装置では、目的データ記憶部に利用者の目的と一致する目的データが存在する場合に、利用者にその一致する目的データを第2の目的データ記憶部に格納された目的スコア順に整列した順番で利用者に目的データを提示するようにしたため、利用者のニーズが大きい目的を検索結果の上位に表示し、利用者の傾向を記録して検索結果の表示順序に反映させることができる。
【0029】
更に、上記の目的を達成するため、本発明の記録媒体は、上記の本発明装置又は方法をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録した点に特徴を有し、利用者からの検索要求を受け付けて適合する文書群を返答するためのディレクトリ編集型情報検索プログラムを記録した記録媒体であって、検索要求に関連した利用者の目的及び結果の出力文を格納した目的データ記憶部と、検索要求に関連した利用者の目的を目的データ記憶部から検索し、その検索した目的データのうち、利用者の目的と一致する目的データを出力文に変換して利用者に提示する目的検索手段とをコンピュータに実現させるディレクトリ編集型情報検索プログラムを記録したことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明になるディレクトリ編集型情報検索装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。この実施の形態の情報検索装置は、キーボード等の入力手段21と、ディスプレイ装置や印刷装置等の出力手段22と、情報を記憶する記憶装置23aと、プログラムの制御により動作するデータ処理装置24aとから構成されている。
【0031】
記憶装置23aは、目的データ記憶部231と、文書データ記憶部232とを備えている。目的データ記憶部231には、図2に示すように、キーワード、目的、表示文書リストが記憶されている。ここでキーワードとは、利用者が入力すると予測されるキーワードである。このキーワードは、複数の利用者の過去の検索履歴から自動的に抽出することができる。目的とは、利用者がそのキーワードを入力する時に求めている情報群のことである。この目的は、複数の利用者の過去の検索履歴から、キーワードとその共起語を抽出し、共起語をグループ化することによって特定することができる。この時、グループを階層化しておけば、階層を調整することによって表示する目的の数を調整することができる。
【0032】
表示文書リストとは、文書データ記憶部232に格納されている文書データへのポインタである。この表示文書リストには、キーワードと目的の組み合わせに適合する文書群を指定する。図2では、表示文書リストはある階層のディレクトリへのポインタとして表現されている。この場合、表示文書リスト内のディレクトリの意味を、キーワードと目的の組み合わせで端的に表現していることになる。
【0033】
文書データ記憶部232には、各文書の文書タイトル、文書格納場所、文書説明文などの文書データが記憶されている。文書データを従来のディレクトリ構造で管理する場合、図3の各ディレクトリに文書タイトル、文書格納場所、文書説明文などの文書データのリストが格納される。例えば、ディレクトリ100の名前は「グルメ>レストラン>ホテル」である。格納される文書データのリストの例を図4に示す。図4をみると、ディレクトリ「グルメ>レストラン>ホテル」に格納されている文書は「グルメファン」「口コミグルメ」「ネットミシュラン」の3つであることがわかる。
【0034】
データ処理装置24aは目的検索手段241と、文書検索手段242とを備えている。目的検索手段241は、利用者から入力されたキーワードについて、目的データ記憶部231からキーワードに対応した目的と表示文書リストを検索し、キーワード、目的、表示文書リストを文書検索手段242に渡す。文書検索手段242は、目的検索手段241から受け取ったキーワード、目的、表示文書リストについて、文書データ記憶部232から文書タイトル、文書格納場所、文書説明文などの文書情報を検索する。
【0035】
次に、図1及び図5を参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。目的検索手段241は入力手段21から利用者が入力したキーワードを受け取り、目的データ記憶部231から目的データを検索する(図5のステップS11)。検索した目的データの中にキーワードと一致する目的データが存在するかどうか判定し(図5のステップS12)、一致する目的データが存在するときには、目的検索手段241はキーワードと目的データの組み合わせを整形して表示する(図5のステップS13)。
【0036】
続いて、利用者は表示された目的の一覧を見て、適切な目的を選択する。目的検索手段241は利用者からの目的の指定を受け取って、キーワードと目的から決定される表示文書リストを文書検索手段242に渡す(図5のステップS14)。文書検索手段242は表示文書リストについて文書データ記憶部232から文書タイトル、文書格納場所、文書説明文などの文書データを検索し(図5のステップS15)、得られた情報を利用者に提示する(図5のステップS16)。
【0037】
また、図5のステップS12において、検索した目的データ中にキーワードに一致する目的データが存在しなかった場合、文書検索手段242は目的検索手段241からキーワードのみを受け取って、文書データ記憶部232中のキーワードに一致するディレクトリまたは文書を直接検索し(図5のステップS15)、結果を表示する(図5のステップS16)。
【0038】
なお、本実施の形態では、あるキーワードに対する利用者の目的を過去の検索履歴における共起語から決定する方法について述べたが、他にも検索対象文書中でのキーワードの共起語から決定する方法もあり、本実施の形態で述べた方法に限定されない。
【0039】
また、本実施の形態では、目的データ記憶部231内の表示文書リストを文書データ記憶部232内のディレクトリへのポインタとしたが、他にも表示文書リストを文書番号のリストとし、文書データ記憶部232で文書データとして文書番号を追加して管理してもよく、本実施の形態で述べた形式に限定されない。また、その場合、文書データ記憶部232は従来のディレクトリ構造で文書データを管理する必要はなく、文書番号、文書タイトル、文書格納先、文書説明文の項目からなる二次元の表形式でもよく、本実施の形態で述べた形式に限定されない。
【0040】
また、本実施の形態では、文書データ記憶部232内の文書データの項目として文書タイトル、文書格納先、文書説明文として説明したが、他にも文書データの項目に文書本体のデータや文書スコアを追加し、結果表示の際に文書スコア順に表示することなども考えられ、本実施の形態で述べた形式に限定されない。
【0041】
また、本実施の形態では、目的検索手段241が目的の一覧を表示した後、利用者が自分の検索要求に適合する目的を選択する場合の動作について述べたが、目的の一覧を表示する前に文書検索手段242を使って文書データ記憶部232を検索し、目的とディレクトリ内の文書の一部を検索結果として表示してもよい。この場合、利用者は検索結果から直接文書を選択することができる。
【0042】
次に、本実施の形態の効果について説明する。本実施の形態では、キーワードと目的の組み合わせに適合するディレクトリを検索結果として表示する。そのため、各ディレクトリの意味を端的に表現した検索結果を利用者に提示することが可能であり、利用者は検索結果の理解が容易になる。
【0043】
また、本実施の形態では、利用者の目的をキーワードの共起語をグループ化することによって特定し、グループ化の階層(粒度)を調整することによって検索結果の表示件数を制限している。そのため、入力キーワードに対して、不要な検索結果の表示を防ぎ、利用者の目的の候補に限定した検索結果を提示することができる。
【0044】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図6は本発明になるディレクトリ編集型情報検索装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図6に示す第2の実施の形態の情報検索装置は、キーボード等の入力手段21と、ディスプレイ装置や印刷装置等の出力手段22と、情報を記憶する記憶装置23bと、プログラムの制御により動作するデータ処理装置24bとから構成されている。
【0045】
本実施の形態は図1に示した第1の実施の形態と比較すると、記憶装置23bが、図1に示した記憶装置23aの目的データ記憶部231に代わって、第2の目的データ記憶部233に置換されている点で異なる。また、データ処理装置24bが、図1に示したデータ処理装置24aの目的検索手段241と文書検索手段242の構成に加え、目的スコア更新手段243を有する点で異なる。
【0046】
第2の目的データ記憶装置233は、図7に示すようにキーワード、目的、目的スコア、表示文書リストを対応付けて記憶している。ここでキーワード、目的、表示文書リストは図2に示した目的データと同一である。目的スコアとは、目的を作成した時に得られる共起語の頻度であり、利用者のニーズの大きさを表している。目的スコア更新手段243は、利用者によってある目的が選択されたとき、その目的の目的スコアを更新する。
【0047】
次に、図6及び図8を参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。なお、図8のフローチャート中、図5のフローチャートと同一処理ステップには同一符号を付し、その説明を適宜省略する。目的検索手段241は、第2の目的データ記憶部233から検索した目的データの中に、入力手段21から利用者が入力したキーワードと一致する目的データが存在するかどうか判定し(図8のステップS12)、一致する目的データが存在しないときには、第1の実施の形態と同様の処理を行うが、一致する目的データが存在するときの動作が第1の実施の形態と異なる。
【0048】
すなわち、第1の実施の形態では、検索された目的はそのまま表示され、利用者が目的を選択した後は文書データ記憶部232を検索して結果を表示するのみであった。これに対し、本実施の形態では、第2の目的データ記憶部233から検索した目的データ中に、キーワードと一致する目的データが存在するときには、目的検索手段241がそれを第2の目的データ記憶部233に記憶されている目的スコアの順に目的データを整列し(図8のステップS21)、整列した目的データとキーワードとの組み合わせを整形して表示する(図8のステップS13)。
【0049】
続いて、利用者は表示された目的の一覧を見て、適切な目的を選択する。目的検索手段241は利用者からの目的の指定を受け取って、キーワードと目的から決定される表示文書リストを文書検索手段242に渡す(図8のステップS14)。また、利用者が選択した目的について、目的スコア更新手段243が第2の目的データ記憶部233内の目的スコアを更新する(図8のステップS22)。
【0050】
以下、第1の実施の形態と同様に、文書検索手段242は表示文書リストについて文書データ記憶部232から文書タイトル、文書格納場所、文書説明文などの文書データを検索し(図8のステップS15)、得られた情報を利用者に提示する(図8のステップS16)。
【0051】
次に、本実施の形態の効果について説明する。本実施の形態では、キーワードの共起語の頻度を目的スコアとして検索結果の順序を決定している。そのため、利用者のニーズに応じた検索結果を表示することができる。また、本実施の形態では、利用者が選択した目的のスコアを加算して、次回からの検索結果に反映させることができる。これにより、利用者のニーズの変遷に追従して検索結果の表示順序を変更することができる。
【0052】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図9は本発明になるディレクトリ編集型情報検索装置の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図9に示す第3の実施の形態の情報検索装置は、キーボード等の入力手段21と、ディスプレイ装置や印刷装置等の出力手段22と、情報を記憶する記憶装置23aと、プログラムの制御により動作するデータ処理装置24aと、ディレクトリ編集型検索プログラムを記録した記録媒体25とから構成されている。この記録媒体25は、磁気ディスク、半導体メモリ、CD−ROM、DVD−ROM、その他の記録媒体であってよい。
【0053】
ディレクトリ編集型検索プログラムは記録媒体25からデータ処理装置24aに読み込まれ、データ処理装置24aの動作を制御し、記憶装置23aに目的データ記憶部231と文書データ記憶部232とを生成する。データ処理装置24aはディレクトリ編集型検索プログラムの制御により第1の実施の形態におけるデータ処理装置24aによる処理と同一の処理を実行する。
【0054】
なお、図9において、データ処理装置24aの代わりに図6の構成のデータ処理装置24bを、記憶装置23aの代わりに図6の構成のデータ処理装置23bを用いることもでき、この場合は、ディレクトリ編集型検索プログラムは記録媒体25からデータ処理装置24bに読み込まれ、データ処理装置24bの動作を制御し、記憶装置23bに第2の目的データ記憶部233と文書データ記憶部232とを生成する。データ処理装置24bはディレクトリ編集型検索プログラムの制御により第2の実施の形態におけるデータ処理装置24bによる処理と同一の処理を実行する。
【0055】
【実施例】
次に、本発明の第1の実施例を図面を参照して説明する。かかる実施例は図1の第1の実施の形態に対応するものである。本実施例は、入力手段21としてキーボードを、データ処理装置24aとしてパーソナルコンピュータを、記憶装置23aとしてハードディスクを、出力手段22としてディスプレイを備えている。
【0056】
パーソナルコンピュータは、目的検索手段241、文書検索手段242として機能する中央演算処理装置(CPU)を有している。またハードディスクは、目的データ記憶部231に記憶されている目的データ、及び文書データ記憶部232に記憶されている文書データが記憶されている。
【0057】
目的データの形式を図2に示す。図2には、キーワード「ホテル」の目的として「国内_の_」「海外_の_」「_の_宴会場」「_の_グルメ」の4つが登録されており、表示文書リストにそれぞれ適合するディレクトリが指定されている。また、キーワード「沖縄」の目的として「_の_宿泊施設」「_の_グルメ」「_の_求人情報」「_の_不動産」の4つが登録されており、表示文書リストにそれぞれ適合するディレクトリが指定されている。
【0058】
なお、本実施例では、目的の数を4つとしたが、検索結果に表示する項目を5つまで許すことにすると、キーワード「ホテル」の目的は「国内_の_」の階層(粒度)を細かくして「東日本_の_」「西日本_の_」とし、表示文書リストにそれぞれ適合するディレクトリを指定してもよい。また、キーワード「沖縄」の目的は、「_の_宿泊施設」の階層(粒度)を細かくして「_の_ホテル」「_の_旅館」とし、表示文書リストにそれぞれ適合するディレクトリを指定してもよい。
【0059】
このように、本発明の第1の実施例では、目的の階層(粒度)を調整することによって、検索結果に表示する目的の数を制限することが可能である。また、適合するディレクトリが存在しない場合は、適合する文書群を集めて新たにディレクトリを作成してもよいし、表示文書リストに適合するディレクトリ群または文書群を直接指定してもよい。
【0060】
また、文書データは図3に示すようなディレクトリ構造で管理する。各ディレクトリの名前はルートディレクトリからの経路によって指定される。例えば、ディレクトリ100の名前は「グルメ>レストラン>ホテル」である。各ディレクトリには、文書タイトル、文書格納場所、文書説明文などの文書データがリストになって格納されている。文書データの形式を図4に示す。図4を見ると、ディレクトリ「趣味>旅行>ホテル>国内」には、文書「全国ホテル検索」「全国旅館連合」「温泉宿マップ」が格納されていることがわかる。
【0061】
今、キーワード「ホテル」がキーボードから入力されたとする。中央演算処理装置内部の目的検索手段は「ホテル」をキーとしてハードディスク内部にある図2の目的データを検索する。本実施例では、結果として表示すべき目的と表示文書リストとして目的「国内_の_」ではディレクトリ「趣味>旅行>ホテル>国内」を、目的「海外_の_」ではディレクトリ「趣味>旅行>ホテル>海外」を、目的「_の_宴会場」ではディレクトリ「ビジネス>結婚式>式場」を、目的「_の_グルメ」では「グルメ>レストラン>ホテル」を表示すればいいことがわかる。
【0062】
次に、中央演算処理装置内部の目的検索手段はキーワードと目的を接続して整形し、ディスプレイに表示する。検索結果の例を図10(a)に示す。ディスプレイ3には、プルダウンメニュー31と、BINGOボタン32と、LISTボタン33が配置されている。プルダウンメニュー31には整形された目的の候補がリスト表示されている。今、利用者が「海外の『ホテル』を選択したとする。
【0063】
次に、利用者がBINGOボタン32あるいはLISTボタン33のいずれかを押した場合、中央演算処理装置内部の文書検索手段は目的検索手段から表示文書リストを受け取って、図4のハードディスク内部の文書データを検索する。選択された目的が「海外の『ホテル』」の場合、表示文書リストはディレクトリ「趣味>旅行>ホテル>海外」であるので該当文書は、「海外ホテルナビ」「地球の周り方」「ホテルファインダー」の3つであることがわかる。
【0064】
ここで、利用者がBINGOボタン32を押した場合、中央演算処理装置内部の文書検索手段は「海外ホテルナビ」「地球の周り方」「ホテルファインダー」のいずれかをランダムに選んで直接その文書へ利用者をアクセスさせる。これによって、利用者はディレクトリの内部をいちいち吟味することなく、所望の文書にアクセスすることができる。ここで、文書データの項目に文書スコアがあれば、そのスコアに応じて選択する文書の確率分布を変えることも可能である。文書スコアとは、ある文書について、その文書への利用者のアクセス数や、その文書を引用している他の文書の数や、その文書に対して契約された広告形態などによって決まる値である。
【0065】
一方、利用者がLISTボタン33を押した場合、中央演算処理装置内部の文書検索手段はディレクトリ「趣味>旅行>ホテル>海外」に格納されている「海外ホテルナビ」「地球の周り方」「ホテルファインダー」の文書情報及び「趣味>旅行>ホテル>海外」以下のサブディレクトリを利用者に表示する。これによって、利用者は自分で見たい文書を選択することができ、また、ディレクトリのさらに下の階層を辿ることが可能となる。
【0066】
なお、本実施例では、目的の候補をプルダウンメニュー形式で表示したが、インターフェース部品としてリスト形式やテキストボックス形式を使う場合も考えられ、本実施例で述べた形式に限定されない。
【0067】
なお、本実施例では、検索結果に目的のリストをメニュー形式で表示し、それを選択してボタンを押すことによって直接文書にアクセスしたり、文書情報のリストを表示する方法について述べたが、中央演算処理装置内部の目的検索手段がハードディスク内部の目的データを検索した直後に、表示文書リストの文書データを文書検索手段が検索することによって、図11(a)のように検索結果に目的のリストと文書情報の一部を両方表示する方法もある。
【0068】
図11(a)では、ディスプレイ3に、キーワード「ホテル」の目的の候補と、それに適合する表示文書リストから選ばれた一件の文書のタイトルが表示されている。図11(a)の下線がついている文字列はリンクであることを示す。ここで、文書データの項目に文書スコアがあれば、そのスコアに応じて選択する文書の確率分布を変えることも可能である。
【0069】
ここで、利用者がリンク「海外ホテルナビ」を選択すると、文書「海外ホテルナビ」にアクセスすることができる。また、リンク「海外の『ホテル』」を選択すると、中央演算処理装置内部の文書検索手段はディレクトリ「趣味>旅行>ホテル>海外」に格納されている「海外ホテルナビ」「地球の周り方」「ホテルファインダー」の文書情報及び「趣味>旅行>ホテル>海外」以下のサブディレクトリを利用者に表示する。これによって、利用者は自分で見たい文書を選択することができ、また、ディレクトリのさらに下の階層を辿ることが可能となる。
【0070】
次に本発明の第2の実施例を、図面を参照して説明する。かかる実施例は図6の第2の実施の形態に対応するものである。本実施例は第1の実施例と構成を同じとするが、ハードディスクの目的データ記憶部231が第2の目的データ記憶部233に置換されている点と、パーソナルコンピュータの中央演算処理装置が目的検索手段241、文書検索手段242に加え、目的スコア更新手段243として機能する点で第1の実施例と異なる。
【0071】
第2の目的データの形式を図7に示す。第2の目的データのキーワード、目的、表示文書リストのデータ項目は、第1の実施例のデータ項目と同一であるが、目的が選択された頻度を目的スコアとして登録する点が第1の実施例と異なる。
【0072】
今、キーワード「ホテル」がキーボードから入力されたとする。中央演算処理装置内部の目的検索手段は「ホテル」をキーとしてハードディスク内部にある図7の第2の目的データを検索する。本実施例では、結果として表示すべき目的と目的スコア、及び表示文書リストとして目的「国内_の_」の目的スコアは1900でディレクトリ「趣味>旅行>ホテル>海外」を、目的「海外_の_」の目的スコアは840でディレクトリ「趣味>旅行>ホテル>海外」を、目的「_の_宴会場」の目的スコアは600でディレクトリ「ビジネス>結婚式>式場」を、目的「_の_グルメ」の目的スコアは460で「グルメ>レストラン>ホテル」を表示すればいいことがわかる。
【0073】
次に、中央演算処理装置内部の目的検索手段はキーワードと目的を接続して整形し、目的スコアの順に整列してディスプレイに表示する。これによって、利用者のニーズの高い目的を上位に表示させることができる。検索結果の例を図10(b)に示す。ディスプレイ3には、プルダウンメニュー31と、BINGOボタン32と、LISTボタン33が配置されている。プルダウンメニュー31には目的がリスト表示されている。今、利用者が「海外の『ホテル』」を選択したとする。
【0074】
次に、利用者がBINGOボタン32あるいはLISTボタン33のいずれかを押した場合、中央演算処理装置内部の文書検索手段は目的検索手段から表示文書リストを受け取って図4のハードディスク内部の文書データを検索する。選択された目的が「海外の『ホテル』」の場合、表示文書リストはディレクトリ「趣味>旅行>ホテル>海外」であるので該当文書は「海外ホテルナビ」「地球の周り方」「ホテルファインダー」の3つであることがわかる。
【0075】
ここで、利用者がBINGOボタン32を押した場合、中央演算処理装置内部の文書検索手段は「海外ホテルナビ」「地球の周り方」「ホテルファインダー」のいずれかをランダムに選んで直接その文書へ利用者をアクセスさせる。これによって、利用者はディレクトリの内部をいちいち吟味することなく、所望の文書にアクセスすることができる。ここで、文書データの項目に文書スコアがあれば、そのスコアに応じて確率分布を変えることも可能である。文書スコアとは、ある文書について、その文書への利用者のアクセス数や、その文書を引用している他の文書の数や、その文書に対して契約された広告形態などによって決まる値である。
【0076】
一方、利用者がLISTボタン33を押した場合、中央演算処理装置内部の文書検索手段はディレクトリ「趣味>旅行>ホテル>海外」に格納されている「海外ホテルナビ」「地球の周り方」「ホテルファインダー」の文書情報及び「趣味>旅行>ホテル>海外」以下のサブディレクトリを利用者に表示する。これによって、利用者は自分で見たい文書を選択することができ、また、ディレクトリのさらに下の階層を辿ることが可能となる。
【0077】
同時に、中央演算処理装置内部の目的スコア更新手段は、選択された目的「海外の『ホテル』」が該当する目的スコアを”1”増加させる。ある時、目的「『ホテル』のグルメ」が非常に多く選択され、目的スコアが他の目的の目的スコアよりも高くなると、キーワード「ホテル」に対する検索結果は図10(c)のようになる。図10(c)では「『ホテル』のグルメ」がプルダウンメニュー31の最上位に表示されている。
【0078】
なお、本実施例では、目的の候補をプルダウンメニュー形式で表示したが、インターフェース部品としてリスト形式やテキストボックス形式を使う場合も考えられ、本実施例で述べた形式に限定されない。
【0079】
なお、本実施例では、検索結果に目的のリストをメニュー形式で表示し、それを選択してボタンを押すことによって直接文書にアクセスしたり、文書情報のリストを表示する方法について述べたが、中央演算処理装置内部の目的検索手段がハードディスク内部の目的データを検索した直後に、表示文書リストの文書データを文書検索手段が検索することによって、図11(b)のように検索結果に目的のリストと文書情報の一部を両方表示する方法もある。
【0080】
図11(b)では、ディスプレイ3に、キーワード「ホテル」の目的の候補と、それに適合する表示文書リストから選ばれた一件の文書のタイトルが表示されている。この時、各目的は図7の目的スコアにしたがって並び替えられている。図11(b)の下線がついている文字列はリンクであることを示す。ここで、文書データの項目に文書スコアがあれば、そのスコアに応じて選択する文書の確率分布を変えることも可能である。
【0081】
ここで、利用者がリンク「海外ホテルナビ」を選択すると、文書「海外ホテルナビ」にアクセスすることができる。また、リンク「海外の『ホテル』」を選択すると、中央演算処理装置内部の文書検索手段はディレクトリ「趣味>旅行>ホテル>海外」に格納されている「海外ホテルナビ」「地球の周り方」「ホテルファインダー」の文書情報及び「趣味>旅行>ホテル>海外」以下のサブディレクトリを利用者に表示する。これによって、利用者は自分で見たい文書を選択することができ、また、ディレクトリのさらに下の階層を辿ることが可能となる。
【0082】
また、利用者がリンク「海外ホテルナビ」あるいはリンク「海外の『ホテル』」を選択した場合、中央演算処理装置内部の目的スコア更新手段は、目的「海外の『ホテル』」が該当する目的スコアを”1”増加させる。ある時、目的「『ホテル』のグルメ」が非常に多く選択され、目的スコアが他の目的スコアよりも高くなると、キーワード「ホテル」に対する検索結果は図11(c)のようになる。図11(c)では「『ホテル』のグルメ」がプルダウンメニュー31の最上位に表示されている。
【0083】
なお、本実施例において、目的スコアを目的が選択された頻度とし、目的スコアの増分を”1”として説明したが、他にも最後に選択された時刻をスコアとしておき、最近選択された順に目的を並べる場合も考えられ、本実施例で述べた方法に限定されない。
【0084】
また、本発明の第1及び第2の実施例において、入力手段21をキーボード、出力手段22をディスプレイ、データ処理装置24a、24bをパーソナルコンピュータが有する中央演算処理装置として説明したが、本発明は入力手段21及び出力手段22を通信網とし、データ処理装置24a、24bを通信網に接続されたサーバーが有する中央演算処理装置としてもよく、第1及び第2の実施例の記述に限定されない。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、利用者の目的と一致する目的データを出力文に変換して利用者に提示することにより、利用者が入力した目的データに応じて階層のディレクトリの意味を端的に表現した出力文を利用者に提示することができ、この結果、利用者に検索結果を容易に理解させることができる。
【0086】
また、本発明によれば、利用者の目的に基づいて検索結果として表示する項目の数を制限するようにしたため、利用者から入力された検索要求に対して、不要な検索結果の表示を防ぎ、利用者の目的の候補に限定した検索結果を提示することができる。
【0087】
また、本発明によれば、利用者の検索要求の共起語の頻度を目的スコアとして検索結果の表示の順序を決定しているため、利用者のニーズが大きい目的を検索結果の上位に表示し、利用者の傾向を記録して検索結果の表示順序に反映させることができる。
【0088】
更に、本発明によれば、利用者から指定された目的スコアを更新することにより、次回からの目的データの提示順及び検索結果の表示順を決定するようにしたため、利用者のニーズの変遷に追従して検索結果の表示順序を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における目的データ記憶部が記憶する目的データの一例を示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における文書データ記憶部が管理する文書データのディレクトリ構造の一例を示す図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態における文書データ記憶部が管理するディレクトリ内の文書データの一例を示す図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態における第2の目的データ記憶部が記憶する目的データの一例を示す図である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明の第1及び第2の実施例におけるメニュー表示による検索結果の各例を示す図である。
【図11】 本発明の第1及び第2の実施例におけるリンク表示による検索結果の各例を示す図である。
【符号の説明】
3 ディスプレイ
21 入力手段
22 出力手段
23a、23b 記憶装置
24a、24b データ処理装置
25 記憶媒体
31 プルダウンメニュー
32、33 ボタン
100〜110 ディレクトリ
231 目的データ記憶部
232 文書データ記憶部
233 第2の目的データ記憶部
241 目的検索手段
242 文書検索手段
243 目的スコア更新手段

Claims (7)

  1. 利用者からの検索要求を受け付ける入力手段と、
    利用者が入力すると予測されるキーワード、前記利用者が該キーワードを入力する時に求めている情報群である目的データ、及び前記キーワードと目的との組み合わせに適合する文書群である複数の表示文書リストが記憶されている目的データ記憶部と、
    各文書の文書データがディレクトリ分類されて記憶されている文書データ記憶部と、
    前記入力手段により受け付けた検索要求中のキーワードに基づき、前記目的データ記憶部から該検索要求に対応した目的データを検索し、その検索した目的データのうち、前記利用者の目的と一致する目的データに基づいて出力文に変換し、前記出力文に関連して前記入力手段を介して入力された目的データに応じて、複数の前記表示文書リストの中から選択した一の表示文書リストを出力する目的検索手段と、
    前記目的検索手段から受け取った前記表示文書リストに基づいて、又は前記目的検索手段により検索した目的データ中に前記利用者の目的と一致する目的データが無かったときには前記検索要求中のキーワードに基づいて、前記文書データ記憶部から所望の文書データを検索する文書検索手段と、
    前記目的検索手段により変換された前記出力文を前記利用者に提示し、前記文書検索手段による検索結果を出力して前記利用者に提示する出力手段と
    を有することを特徴とするディレクトリ編集型情報検索装置。
  2. 利用者からの検索要求を受け付ける入力手段と、
    利用者が入力すると予測されるキーワード、前記利用者が該キーワードを入力する時に求めている情報群である目的データ、前記キーワードと目的との組み合わせに適合する文書群である複数の表示文書リスト及び目的の選択の頻度を示す目的スコアが記憶されている第2の目的データ記憶部と、
    各文書の文書データがディレクトリ分類されて記憶されている文書データ記憶部と、
    前記入力手段により受け付けた検索要求中のキーワードに基づき、前記第2の目的データ記憶部から該検索要求に対応した目的データを検索し、その検索した目的データのうち、前記利用者の目的と一致する目的データを前記目的スコアの順に並べることにより出力文を作成し、前記出力文に関連して前記入力手段を介して入力された目的データに応じて、複数の前記表示文書リストの中から選択した一の表示文書リストを出力する目的検索手段と、
    前記目的検索手段から受け取った前記表示文書リストに基づいて、又は前記目的検索手段により検索した目的データ中に前記利用者の目的と一致する目的データが無かったときには前記検索要求中のキーワードに基づいて、前記文書データ記憶部から所望の文書データを検索する文書検索手段と、
    前記目的検索手段により変換された前記出力文を前記目的スコアの順で利用者に提示し、前記文書検索手段による検索結果を出力して前記利用者に提示する出力手段と、
    前記第2の目的データ記憶部内の前記目的スコアのうち、利用者が選択した目的に対応する目的スコアを更新する目的スコア更新手段と
    を有することを特徴とするディレクトリ編集型情報検索装置。
  3. 前記出力手段は、前記文書検索手段による検索結果として目的の候補及び目的に適合する文書の候補を表示すると共に、選択した文書を呼び出すための第1のボタンと、選択した目的に適合する文書の一覧を表示するための第2のボタンを表示することを特徴とする請求項1又は記載のディレクトリ編集型情報検索装置。
  4. 利用者からの検索要求を受け付けて適合する文書群を返答するディレクトリ編集型情報検索方法であって、
    入力された検索要求から利用者の目的を、目的及び結果の出力文を格納した目的データ記憶部から検索する第1のステップと、
    前記第1のステップによる検索の結果、前記目的データ記憶部に前記利用者の目的と一致する目的データが存在する場合に、その一致する目的データに基づいて変換した出力文を前記利用者に提示する第2のステップと、
    各文書の文書データがディレクトリ分類されて記憶されている文書データ記憶部から、前記第2のステップによる前記出力文の提示に応じた、前記利用者からの目的の指定に適合する文書データを検索する第3のステップと
    を含むことを特徴とするディレクトリ編集型情報検索方法。
  5. 前記第1のステップによる検索の結果、前記目的データ記憶部に前記利用者の目的と一致する目的データが存在しない場合に、前記入力された検索要求に基づき、各文書の文書データがディレクトリ分類されて記憶されている文書データ記憶部から前記利用者からの目的の指定に適合する文書データを直接に検索する第4のステップと、前記第3のステップ又は前記第4のステップにより検索された文書データを出力する第5のステップを更に含むことを特徴とする請求項4記載のディレクトリ編集型情報検索方法。
  6. 利用者からの検索要求を受け付けて適合する文書群を返答するためのディレクトリ編集型情報検索プログラムを記録した記録媒体であって、
    検索要求に関連した利用者の目的及び結果の出力文を格納した目的データ記憶部と、検索要求に関連した利用者の目的を前記目的データ記憶部から検索し、その検索した目的データのうち、前記利用者の目的と一致する目的データに基づいて出力文に変換して利用者に提示する目的検索手段とをコンピュータに実現させるディレクトリ編集型情報検索プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
  7. コンピュータを、
    利用者からの検索要求を受け付ける入力手段と、
    利用者が入力すると予測されるキーワード、前記利用者が該キーワードを入力する時に求めている情報群である目的データ、及び前記キーワードと目的との組み合わせに適合する文書群である複数の表示文書リストが記憶されている目的データ記憶部と、
    各文書の文書データがディレクトリ分類されて記憶されている文書データ記憶部と、
    前記入力手段により受け付けた検索要求中のキーワードに基づき、前記目的データ記憶部から該検索要求に対応した目的データを検索し、その検索した目的データのうち、前記利用者の目的と一致する目的データに基づいて出力文に変換し、前記出力文に関連して前記入力手段を介して入力された目的データに応じて、複数の前記表示文書リストの中から選択した一の表示文書リストを出力する目的検索手段と、
    前記目的検索手段から受け取った前記表示文書リストに基づいて、又は前記目的検索手段により検索した目的データ中に前記利用者の目的と一致する目的データが無かったときには前記検索要求中のキーワードに基づいて、前記文書データ記憶部から所望の文書データを検索する文書検索手段と、
    前記目的検索手段により変換された前記出力文を前記利用者に提示し、前記文書検索手段による検索結果を出力して前記利用者に提示する出力手段と、
    して機能させるためのディレクトリ編集型情報検索プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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