JP3855436B2 - 電動車両 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型電動カート等の電動車両に関し、より詳しくは、電動車両のブレーキ装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の小型電動カートは、図示しないが、フレームに前輪、ハンドル、操縦座席、バッテリ、モータ、減速歯車装置、及び左右一対の後輪等がそれぞれ配設されている。このように構成された小型電動カートは、ハンドルやアクセルレバーが適宜操作されると、モータの動力が減速歯車装置を介して後輪の駆動軸に伝達され、後輪が回転して所定の方向に所定の速度で走行する。そして、車庫に駐車する場合等には、クラッチレバーを操作して減速歯車装置のクラッチを切り、車庫に手押しで駐車すれば良い。
【0003】
なお、この種の先行技術文献として、特開平7−9894号や特開平6−98407号公報等があげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電動車両は、以上のように構成されて便利ではあるが、発明者には性能を向上させて発表し、科学技術の速やかな進歩発展に寄与したいという数々の願望がある。この願望の一つとして、クラッチ切時に小型電動カートを手押しで走行させる場合、小型電動カートが意図に反した速度等で走行したときに小型電動カートを自動的に停止させたり、減速させたり、あるいは小型電動カートの走行速度を設定速度に抑えたいという願望が挙げられる。この願望を満たすことができれば、電動車両の性能をさらに向上させることができるのは明らかである。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、クラッチ切時に停止させたり、減速させたり、あるいは走行速度を設定速度に抑制することのできる電動車両を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記課題を達成するため、モータの動力を減速歯車装置を介して駆動輪の駆動軸に伝達するものにおいて、
減速歯車装置に取り付けられたクラッチと、このクラッチの切時に駆動輪の駆動軸を制動する制動手段とを含み、
減速歯車装置は、モータの駆動で回転する第一の減速歯車と、駆動輪の駆動軸に取り付けられ、第一の減速歯車に連動して回転可能な第二の減速歯車とを含み、
クラッチは、第二の減速歯車に噛み合い、第一の減速歯車に嵌合したクラッチ入り状態の嵌合位置と第一の減速歯車との嵌合が解除されたクラッチ切状態の嵌合解除位置との間を第一の減速歯車の支持軸に案内されてスライド可能なスライドギヤと、このスライドギヤを嵌合位置と嵌合解除位置にスライドさせる操作手段とを含み、
制動手段は、クラッチ切状態の嵌合解除位置にあるスライドギヤに嵌合して共に回転する遠心式のガバナと、このガバナの回転数に応じて操作手段にスライドギヤをクラッチ入り状態の嵌合位置にスライドさせる運動伝達手段とを含んでなることを特徴としている。
【0010】
ここで、特許請求の範囲におけるモータは、トラクションモータ等の各種タイプを使用することができ、単数複数いずれでも良い。また、減速歯車装置の減速数は、2段程度が良いが、なんらこれに限定されるものではない。例えば、モータと第一の減速歯車との間に単数複数の他の減速歯車を介在させることもできる。減速歯車としては、ウォーム歯車、円筒歯車、又は平歯車等を使用することができる。また、駆動輪は、電動車両の前輪でも後輪でも良い。また、制動という用語には、電動車両を停止させる場合、減速させる場合、又は減速させて走行速度を所定の走行速度(例えば、4〜7km/h)以下にする場合のいずれもが含まれる。また、スライドギヤを支持軸に嵌める場合には、各種のばね部材(例えば、単数複数の板ばね、コイルばね、又は弾性体等)を付勢用や復帰用に使用することができる。
【0012】
ガバナは、ギヤケースの内外いずれにも支持させることが可能である。運動伝達手段は、スライダの直線運動に基づき、クラッチを操作手段を介して入状態にできるものであれば、構成を特に限定するものではない。例えば、各種形状の回転軸、スライド軸、カム機構、各種のねじ部材、歯車機構、ばね部材、及び又はケーブルやワイヤからなる条体等を組み合わせた構成を採用することができる。さらに、電動車両は、3輪でも4輪でも良いし、小型の運搬車や車椅子等とすることも可能である。
【0013】
本発明によれば、クラッチ入状態の場合には、動力がモータ、減速歯車装置、及びクラッチを経由して駆動軸に伝達され、駆動輪が回転して電動車両が走行する。また、クラッチ切状態の場合、モータから駆動軸に対する動力の伝達が規制される。また、クラッチが切状態の電動車両で設定速度以上の走行速度を出すと、制動手段が回転する駆動軸を制動し、電動車両が停止したり、減速したり、あるいは走行速度が設定速度に抑制される。
また、クラッチ入状態の場合には、動力がモータ、第一の減速歯車、クラッチ、及び第二の減速歯車を経由して駆動軸に伝達され、駆動輪が回転する。すなわち、第二の減速歯車は、第一の減速歯車に連動して回転する。また、クラッチ切状態の場合、第一の減速歯車から第二の減速歯車に対する動力の伝達が遮断される。
【0014】
また、クラッチの操作手段を嵌合操作すると、ばね部材のばね作用等により、スライドギヤが支持軸にガイドされつつ嵌合位置に移動し、第一の減速歯車とスライドギヤとが噛み合う。また、クラッチの操作手段を嵌合解除操作すると、スライドギヤが支持軸にガイドされつつ嵌合位置から嵌合解除位置に移動し、第一の減速歯車からスライドギヤが離れる。
【0016】
さらに、操作手段を嵌合操作位置から嵌合解除操作位置に操作すると、スライドギヤが嵌合位置から嵌合解除位置に移動し、スライドギヤとガバナとが共に回転可能な状態となる。クラッチが切状態の電動車両で設定速度以上の走行速度を出すと、スライドギヤや支持軸の回転数が増加し、嵌合解除位置で回転するスライドギヤの遠心力により、遠心式のガバナの遠心おもりの位置が変化してスライダを進出させ、運動伝達手段が動作して操作手段を嵌合解除操作位置から嵌合操作位置に動かす。この動作により、スライドギヤが嵌合解除位置から嵌合位置に移動し、第一の減速歯車とスライドギヤとが噛み合い、駆動軸が制動されて電動車両が停止したり、減速したり、あるいは走行速度が設定速度に抑制される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態における電動車両は、小型電動カートからなり、図1に示すように、フレーム1にモータ14、減速歯車装置16、後輪22、クラッチ28、及び制動手段36がそれぞれ配設されている。
【0021】
フレーム1は、間隔をおいて折曲対向配置された一対のパイプと、このパイプを被覆する複数のカバー2とを備えている。フレーム1の前部中央には前輪3を軸支したフロントフォークがヘッドパイプを介し操舵可能に貫通支持され、このフロントフォークの上部にはハンドル4が装着されており、これらフロントフォークやハンドル4にはかご5、グリップ6、ブレーキレバー7、アクセルレバー8、及び計器9等がそれぞれ配設されている。また、フレーム1の中央部から後部にかけてはモータ14用の複数のバッテリ10がカバー2に被覆された状態で並列に搭載されるとともに、この複数のバッテリ10を上方から被覆保護する操縦座席11が載設され、この操縦座席11の背当て部12の両側には上下方向に揺動可能な肘かけ13、又は固定の肘かけ13Aとが配設されている。
【0022】
モータ14は、図2に示すように、その出力軸の先端部に駆動ピニオンギヤ15を備え、減速歯車装置16の左右一対のギヤケース17に取り付けられて操縦座席11の後方に取付材を介し揺動可能に懸架されている。また、減速歯車装置16は、モータ14の駆動ピニオンギヤ15と噛合して回転するカウンタギヤ18と、このカウンタギヤ18に連動して回転可能なデファレンシャルギヤ19とを備えている。カウンタギヤ18は、支持軸20に嵌着支持され、この支持軸20の両端部がギヤケース17の内部両側壁に軸受を介して軸支されている。このカウンタギヤ18の反モータ14側の中心部付近にはメスドッグ21が凹み形成されている。
【0023】
デファレンシャルギヤ19は、図2に示すように、ギヤケース17の内部両側壁に軸受を介して軸支されるとともに、後輪22の駆動軸23に嵌着されている。このデファレンシャルギヤ19のケースには、相互に噛合する左右一対のクラッチメンバ24と、このクラッチメンバ24のシャフトに軸支された上下一対のピニオンギヤ25とが内蔵されている。
【0024】
後輪22は、図1や図2に示すように、右後輪22Aと左後輪22Bとを備え、右後輪22Aに右後輪駆動軸23Aが、左後輪22Bには左後輪駆動軸23Bがそれぞれ取り付けられており、これら右後輪駆動軸23Aと左後輪駆動軸23Bとがギヤケース17の両側壁に保護用のアクスルケーシング26や軸受を介し水平に支持されている。右後輪駆動軸23Aと左後輪駆動軸23Bの対向端部にはサイドギヤ27がそれぞれ嵌着され、これらのサイドギヤ27がデファレンシャルギヤ19のケース内部にスラストワッシャ等を介して挿通されるとともに、ピニオンギヤ25と噛合している。
【0025】
クラッチ28は、図2に示すように、カウンタギヤ18の支持軸20に付勢コイルばね29を介してスプライン嵌合されたスライド可能なスライドギヤ30と、このスライドギヤ30を嵌合位置(図2の位置)、又は嵌合解除位置(図2の位置から右方向に離れた位置)にスライドさせる操作手段31とを備えている。スライドギヤ30は、デファレンシャルギヤ19と噛合し、クラッチ入時に嵌合位置にスライドしてカウンタギヤ18のメスドッグ21に嵌入され、クラッチ切時には嵌合解除位置にスライドしてメスドッグ21から離隔するよう機能する。
【0026】
操作手段31は、図2に示すように、支持軸20に平行な状態でギヤケース17の内部両側壁に軸受を介して軸架された回転可能なクラッチ軸32を備え、このクラッチ軸32にはギヤケース17の外部に露出する操作用のクラッチレバー33が螺着されるとともに、スライドギヤ30の周面の凹部に挿入されるシフトフォーク34が嵌入支持されている。このシフトフォーク34は、カム機構35を介してクラッチ軸32の一方向への回転でスライドギヤ30を嵌合位置に、クラッチ軸32の他方向への回転で付勢コイルばね29を圧縮させつつスライドギヤ30を嵌合解除位置にスライドさせる。
【0027】
さらに、制動手段36は、図2ないし図6に示すように、スライドギヤ30の反モータ14側の端面に揺動可能に軸支された遠心式のアーム37と、ギヤケース17の内側壁に突設されたほぼ半円弧形のストッパドッグ38とを備えている。アーム37は、ほぼ半円弧形に形成され、その外周縁にはほぼ扇形の食込部39が突出形成されている。このようなアーム37は、その一端部がスライドギヤ30の端面の中心部から半径外方向に支持ピンを介し偏位して軸着され、他端部にリターンコイルばね40が取り付けられており、このリターンコイルばね40がスライドギヤ30の端面に取付ピンを介して連結されている。なお、アーム37の食込部39は、スライドギヤ30の端面外周縁から突出したほぼ半円弧形のガイド41に位置決め規制される。
【0028】
上記構成において、ハンドル4やアクセルレバー7を適宜操作すれば、動力がモータ14の駆動ピニオンギヤ15、カウンタギヤ18、入状態のスライドギヤ30、及びデファレンシャルギヤ19を順次経由して右後輪駆動軸23Aと左後輪駆動軸23Bとに伝達され、後輪22が回転して所定の方向に所定の速度で走行することができる。また、車庫に駐車する場合等には、クラッチレバー33を嵌合操作位置から嵌合解除操作位置に回転操作すれば良い。すると、クラッチ軸32が回転してシフトフォーク34を作動させ、このシフトフォーク34がスライドギヤ30を嵌合解除位置にスライドさせる。このスライド作用により、クラッチ28が切状態となり、車庫に小型電動カートを手押しで駐車することができる。
【0029】
また、クラッチ28が切状態の小型電動カートを手押しで走行させる場合、小型電動カートの走行速度が設定速度(例えば、6km/h)を越えると、嵌合解除位置で回転するスライドギヤ30の遠心力により、アーム37がスライドギヤ30の半径外方向に揺動し、近接するストッパドッグ38の凹んだ湾曲面にアーム37の食込部39が強く圧接されて食い込み、右後輪駆動軸23Aと左後輪駆動軸23Bとに制動が作用して小型電動カートが停止する。こうして停止した小型電動カートを少々後退させるか、あるいはクラッチを入れると、伸ばされたリターンコイルばね40の復元作用により、アーム37がスライドギヤ30の半径内方向に揺動復帰するとともに、ガイド41に食込部39が位置決め規制され、ストッパドッグ38に対する食込部39の圧接が解除される。
【0030】
上記構成によれば、クラッチ切時に小型電動カートを手押しで走行させる場合、小型電動カートが設定速度以上で走行することが全くないので、常に法定速度等とすることができ、実に安全で便利である。また、ストッパドッグ38にアーム37を単に圧接するのではなく、食い込みが容易な専用の食込部39を圧接するので、停止の確実化が期待できる。さらに、バッテリ10を外した場合にきわめて有意義となる。
【0031】
次に、図7ないし図9は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、制動手段36を、遠心式のガバナ42及び運動伝達手段48とから構成している。ガバナ42は、本体43と、この本体43の内部に取付ピンを介し軸支された揺動可能な複数の遠心おもり44とを備え、ギヤケース17に回転可能に軸支されている。本体43は、基本的には断面ほぼ皿形に形成され、中心部には貫通軸45が装着されるとともに、この貫通軸45の先端部には断面ほぼU字形のスライダ46が嵌入されており、このスライダ46が接触した遠心おもり44の揺動で軸方向にスライドする。貫通軸45の末端部には凹部47が形成され、この凹部47が嵌合解除位置のスライドギヤ30と相互に嵌合する。
【0032】
運動伝達手段48は、軸受49と、この軸受49に貫通軸支されたシャフト50とを備えている。このシャフト50は、その両端部がそれぞれ折曲形成され、一端部がクラッチレバー33に係合し、他端部がスライダ46に接触している。シャフト50の下部にはコイル形に巻装された復帰用のねじりばね51が嵌入され、このねじりばね51の一端部がシャフト50に、他端部が軸受49にそれぞれ係止されている。このように構成された運動伝達手段48は、スライダ46の進出時にシャフト50を回転させてクラッチレバー33を嵌合解除操作位置から嵌合操作位置に揺動させる。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0033】
上記構成において、クラッチレバー33を嵌合操作位置から嵌合解除操作位置に回転操作すると、クラッチ軸32が回転してシフトフォーク34を作動させ、このシフトフォーク34がスライドギヤ30を嵌合解除位置にスライドさせ、スライドギヤ30とガバナ42の凹部47とが嵌合する。このスライド作用により、クラッチ28が切状態となる。
【0034】
また、クラッチ28が切状態の小型電動カートを手押しで走行させる場合、小型電動カートの走行速度が設定速度を越えると、嵌合解除位置で回転するスライドギヤ30の遠心力により、ガバナ42の遠心おもり44がガバナ42の半径外方向に揺動してスライダ46を進出させ、シャフト50が回転してクラッチレバー33を嵌合解除操作位置から嵌合操作位置に揺動させる。この揺動により、クラッチ軸32が回転してシフトフォーク34を作動させ、このシフトフォーク34がスライドギヤ30を嵌合位置にスライドさせ、カウンタギヤ18とスライドギヤ30とが嵌合する。このスライド作用により、クラッチ28が入状態となり、小型電動カートが停止する。本実施形態においても、上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、スライドギヤ30に特別の加工を施す必要性が全くない。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、クラッチ切時に電動車両を停止させたり、減速させたり、あるいは電動車両の走行速度を設定速度に抑制することが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電動車両の実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】 本発明に係る電動車両の実施形態を示す要部断面説明図である。
【図3】 図2の断面側面図である。
【図4】 本発明に係る電動車両の実施形態におけるスライドギヤと制御手段とを示す説明図である。
【図5】 図4のV−V線断面図である。
【図6】 図4のVI−VI線断面図である。
【図7】 本発明に係る電動車両の第2の実施形態におけるガバナを示す部分断面説明図である。
【図8】 本発明に係る電動車両の第2の実施形態を示す断面説明図である。
【図9】 本発明に係る電動車両の第2の実施形態を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
14 モータ
15 駆動ピニオンギヤ
16 減速歯車装置
17 ギヤケース
18 カウンタギヤ(第一の減速歯車)
19 デファレンシャルギヤ(第二の減速歯車)
20 支持軸
22 後輪(駆動輪)
22A 右後輪
22B 左後輪
23 駆動軸
23A 右後輪駆動軸
23B 左後輪駆動軸
28 クラッチ
29 付勢コイルばね
30 スライドギヤ
31 操作手段
32 クラッチ軸
33 クラッチレバー(操作部材)
34 シフトフォーク(シフト部材)
36 制動手段
37 アーム(アーム部材)
38 ストッパドッグ(ストッパ部材)
39 食込部
40 リターンコイルばね
41 ガイド
42 ガバナ
43 本体
44 遠心おもり
46 スライダ
48 運動伝達手段
49 軸受
50 シャフト
51 ねじりばね

Claims (1)

  1. モータの動力を減速歯車装置を介して駆動輪の駆動軸に伝達する電動車両において、
    減速歯車装置に取り付けられたクラッチと、このクラッチの切時に駆動輪の駆動軸を制動する制動手段とを含み、
    減速歯車装置は、モータの駆動で回転する第一の減速歯車と、駆動輪の駆動軸に取り付けられ、第一の減速歯車に連動して回転可能な第二の減速歯車とを含み、
    クラッチは、第二の減速歯車に噛み合い、第一の減速歯車に嵌合したクラッチ入り状態の嵌合位置と第一の減速歯車との嵌合が解除されたクラッチ切状態の嵌合解除位置との間を第一の減速歯車の支持軸に案内されてスライド可能なスライドギヤと、このスライドギヤを嵌合位置と嵌合解除位置にスライドさせる操作手段とを含み、
    制動手段は、クラッチ切状態の嵌合解除位置にあるスライドギヤに嵌合して共に回転する遠心式のガバナと、このガバナの回転数に応じて操作手段にスライドギヤをクラッチ入り状態の嵌合位置にスライドさせる運動伝達手段とを含んでなることを特徴とする電動車両。
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