JP3854250B2 - 梱包構造体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、梱包構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の梱包構造体は、木製のパレットの4つの角部に密着状態で段ボール製の支柱が固定されて、さらに、対向する支柱の間には木製の梁部材が架け渡されて段ボール製の本体の内周に密着状態で固定されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−112352号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の梱包構造体は、被梱包物をそのまま梱包するか、あるいは、底に板材を敷いて、被梱包物のベース部の取付け用孔部に対応する雌ねじ用孔部を形成し、そして搬送後、解体されて廃棄される。
近年、自然環境の保護や、資源の無駄遣い阻止のために、リサイクルを行う風潮が強まっている中、この従来の梱包構造体では、一度の梱包・搬送しか行うことができず、しかも、梱包構造体を組み立てるのに手間が掛かる。
【0005】
そこで、本発明は、何回も繰り返し使用することができると共に、容易かつ迅速に梱包を行うことができ、しかも、搬送中に被梱包物を傷めることのない梱包構造体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る梱包構造体は、被梱包物のベース部の孔部を、そのまま利用して;該孔部に挿通したボルトに螺合するナット部材を横方向にスライド固定自在に保持した横桁と、該横桁の両端部を縦方向にスライド固定自在に連結具にて連結される一対の縦桁と、該一対の縦桁の前端・後端を横方向に連結した固定横桁と、を備えた金属製上枠体と;該上枠体の4つの角部を保持する保持柱部材を有する下枠体と、を具備し;上記横桁の横断面形状は、上壁中央にスライド溝が開口された矩形状であって、該上壁の下方に所定間隙をもって突設されて差込凹溝を形成する突片部を、有し;上記ナット部材は外鍔部を有すると共に該外鍔部を上記差込凹溝にスライド自在に差し込んで保持している。
【0007】
また、被梱包物のベース部の孔部を、そのまま利用して;該孔部に挿通したボルトに螺合するナット部材を横方向にスライド固定自在に保持した横桁と、該横桁の両端部を縦方向にスライド固定自在に連結具にて連結される一対の縦桁と、該一対の縦桁の前端・後端を横方向に連結した固定横桁と、を備えた金属製上枠体と;該上枠体の4つの角部を保持する保持柱部材を有する下枠体と、を具備し;上記縦桁の横断面形状が上部又は中間高さに於て内方へ向いた被挾圧突片部を有し、さらに、上記連結具は、上記被挾圧突片部が差し込まれる凹溝を有すると共に上下方向の貫孔を有し、上記横桁のナット部材に螺合するボルト部材を上記貫孔から挿入して該ボルト部材と螺着することで上記被挾圧突片部を挾圧して固定するように構成した。
【0008】
また、被梱包物のベース部の孔部を、そのまま利用して;該孔部に挿通したボルトに螺合するナット部材を横方向にスライド固定自在に保持した横桁と、該横桁の両端部を縦方向にスライド固定自在に連結具にて連結される一対の縦桁と、該一対の縦桁の前端・後端を横方向に連結した固定横桁と、を備えた金属製上枠体と;該上枠体の4つの角部を保持する保持柱部材を有する下枠体と、を具備し;上記横桁の横断面形状は、上壁中央にスライド溝が開口された矩形状であって、該上壁の下方に所定間隙をもって突設されて差込凹溝を形成する突片部を、有し;上記ナット部材は外鍔部を有すると共に該外鍔部を上記差込凹溝にスライド自在に差し込んで保持し;上記縦桁の横断面形状が上部又は中間高さに於て内方へ向いた被挾圧突片部を有し、さらに、上記連結具は、上記被挾圧突片部が差し込まれる凹溝を有すると共に上下方向の貫孔を有し、上記横桁のナット部材に螺合するボルト部材を上記貫孔から挿入して該ボルト部材と螺着することで上記被挾圧突片部を挾圧して固定するように構成した。
【0009】
また、下枠体が縦根太を有し、該縦根太に着脱自在に固着した移動阻止金具を介して、上枠体の横桁を保持するように構成した。
さらに、上枠体の縦桁及び上記固定横桁には、各々上方開口状の差込凹溝が形成され、側面板を該差込凹溝に落込状にかつ着脱自在に取り付けた。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
【0011】
図1,図2,図3,図4,図5に示したように、ポンプ,モータ,送風機等の機械や電気機器等の被梱包物Mを梱包する梱包体17は、床等に載置される木製や金属製の下枠体9と、下枠体9の上に載置されて被梱包物Mをボルト・ナット結合により固定・保持する金属製上枠体7と、上枠体7の周囲に着脱自在に取り付けられる4枚の側面板20…及び側面板20…の上方に取り付けられる天板21と、を備え、被梱包物Mのベース部Mb の孔部Mh をそのまま利用して、上記の被梱包物Mを、金属製上枠体7にボルト・ナット結合し、固定する。
【0012】
上枠体7は、上記被梱包物Mの孔部Mh に挿通したボルト1に螺合するナット部材2を横方向にスライド固定自在に保持した横桁3と、横桁3の両端部30,30を縦方向にスライド固定自在に連結具4にて連結される左右一対の縦桁5,5と、縦桁5,5の前端・後端を横方向に連結した前後一対の固定横桁6,6と、を備えている。
【0013】
具体的には、横桁3の横断面形状は、上壁3a中央にスライド溝3cが開口された矩形状であって、上壁3aの下方に於て、横桁3の(横断面に於ける)左右壁の内面に所定間隙をもって内方へ向けて突片部3b,3bが突設されており、上壁3aと突片部3bとの間には、差込凹溝31が形成されている。
また、ナット部材2は、上記差込凹溝31の上下方向の幅よりも小さい肉厚寸法を有する外鍔部2aを、有しており、ナット部材2は、この外鍔部2aを差込凹溝31にスライド自在に差し込んで、横桁3内部にて保持される。
【0014】
また、上枠体7の縦桁5の縦断面形状は、上部又は中間高さに於て内方へ向いた水平状の被挾圧突片部5aと、被挾圧突片部5aの下方に於て内方へ向けて形成された底壁部5bと、を有し、被挾圧突片部5aと底壁部5bにより、横桁3を内方から差し込んで保持するための差込空間15が形成されている。
さらに、上枠体7の縦桁5,5及び固定横桁6,6には、夫々、縦方向,横方向に沿って夫々の上壁の上方に鉛直状に突設された外側起立壁18と、外側起立壁18の内方に所定間隔をもって外側起立壁18に平行かつ上方に突設された内側起立壁19と、が形成されており、外側起立壁18と内側起立壁19とにより、側面板20を落込状にかつ着脱自在に取り付け可能な上方開口状の差込凹溝13が、形成される。内側起立壁19の上端19aは、側面板20を落とし込み易くするように、上方かつ内方斜め向きに(内方へ傾斜状に)形成されている。
【0015】
また、連結具4は、所定空間をもって互いに平行な上板部4a・下板部4bと、上板部4aと下板部4bを連結する連結部4cと、を備え、上板部4aと下板部4bによって、被挾圧突片部5aが差し込まれる凹溝41が、形成される。さらに、連結具4の上板部4a・下板部4bには、ナット部材2に螺合するボルト部材10を上下方向に挿入するための貫孔42,42が、形成されている。
【0016】
次に、下枠体9は、図6,図7に示したように、左右一対の外側縦根太91,91と、外側縦根太91,91の前端・後端を横方向に連結した前後一対の横根太92,92と、外側縦根太91,91に平行であると共に両端を横根太92,92に連結された1つ乃至複数の縦根太11と、外側縦根太91,91及び横根太92,92上に載置される上枠体7の4つの角部7a…に当接して保持する保持柱部材8…と、を備えている。夫々の保持柱部材8は、鉛直方向の折曲部で直角に折り曲げられた帯板形状を有し、下枠体9の角部にて外側縦根太91及び横根太92の外側側壁に、固着されている。
【0017】
また、横桁3は、縦根太11に着脱自在に固着した移動阻止金具12を介して、下枠体9に保持される。具体的には、鋼製の移動阻止金具12の全体形状は略門型で、一方の側壁部22に押え固定ボルト14が螺合される雌ねじ貫孔12aが形成され、上記側壁部22と、他方の側壁部23とは、両側壁部22,23を平行に保持するよう弾性変形する弯曲壁部24にて、連結されている。また、上記金具12の両側壁部22,23の上下方向の長さは、縦根太11の側壁11aの上下方向の長さよりも短くなるように、形成されている。従って、両側壁部22,23の下端が、縦根太11の下壁面11bから突出せず、フォークリフト等のアームと接触せず、好都合である。
【0018】
図8は上記の梱包体17の上枠体7に複数の横桁3を取り付けて、様々な大きさ・種類の被梱包物Mを1台乃至複数台梱包する状態を示している。図8(a)では、1台の被梱包物Mが収納・梱包されている。また、図8(b)のように、複数台の同じ大きさの被梱包物M…を梱包したり、さらに、図8(c)のように、複数台の大きさの異なる被梱包物Mを梱包することも可能である。
【0019】
次に、梱包体17の作用(梱包の作業手順)について説明する。図2,図4,図5に於て、被梱包物Mの台数及びベース部Mb の孔部Mh の数量に応じて、必要な数量の横桁3…及びナット部材2…を、揃える。そして、横桁3の両端部30,30を、上枠体7の縦桁5,5の差込空間15,15に差し込み、横桁3を、固定横桁6に平行に、かつ被梱包物Mの孔部Mh の位置に対応するように、配設する。そして、連結具4の凹溝41を、縦桁5の被挾圧突片部5aに差し込んで下板部4bの裏面側を横桁3の上壁3aの上面に当接させ、ボルト部材10を、連結具4の貫孔42に挿入しナット部材2に螺着する。このとき、ナット部材2の外鍔部2aが、横桁3の上壁3aの下面を押圧して押し上げ、上板部4aと下板部4bとが被挾圧突片部5aを挾圧するので、横桁3は、上枠体7の左右縦桁5,5に固定される。ここで、夫々の横桁3の差込凹溝31に予め差し込んでおくナット部材2…の数量は、上記のように連結具4を固定するためのナット部材2…の数量と、被梱包物Mの孔部Mh の数に相当するナット部材2…の数量と、の合計である。
【0020】
そして、図6,図7に示したように、上枠体7を下枠体9の上に載置して、移動阻止金具12の両側壁部22,23で、下枠体9の縦根太11を上方から挟み込み、一対の金具12,12を横桁3の前壁・後壁の外面に当接させて、押え固定ボルト14を、雌ねじ貫孔12aに螺合して縦根太11の側壁11aを押圧する。よって、移動阻止金具12は縦根太11に強固に固着して、横桁3は、下枠体9に強固に保持される。
【0021】
そして、図1,図3に示したように、被梱包物Mを、横桁3の上壁3aの上面に載置し、ナット部材2を孔部Mh の位置に対応するように(スライド溝3cから)スライドさせて、ボルト1を、孔部Mh 及び横桁3のスライド溝3cに挿入し、ナット部材2に螺着する。
【0022】
そして、被梱包物Mを上枠体7にボルト・ナット結合完了した後に、図5に示したように、4枚の側面板20…を、上枠体7の差込凹溝13に落込状に取り付け、上部に天板21を取り付けて、図9(a)の状態にして、搬送する。また、梱包体17から、ボルト・ナットを外して被梱包物Mを取り外した後には、図9(b)のように、側面板20…及び天板21を上枠体7の上に重ねて載置する。このとき、側面板20…及び天板21は、下枠体9の保持柱部材8…によって、横方向へスライドしない。
【0023】
以上のように、本発明の梱包体17の上枠体7に於て、被梱包物Mとボルト・ナット結合される横桁3が、スライド固定自在なので、様々な大きさの被梱包物Mに対応して、ボルト取付け位置を変化させることができ、また、図8にて説明したように、複数の台数の被梱包物M…にも対応して、ボルト取付け位置を変化させることができるので、上記の梱包体17を使えば、どのような形状・大きさの被梱包物M…も梱包して、搬送できる。そして、搬送後に、被梱包物Mを取り外せば、何回も繰り返し梱包できるので、梱包体17を産業廃棄物とすることなくリサイクルできる。また、梱包体17を繰り返し使用しても、直接地面上に載置され傷み易い下枠体9だけを交換すればよく、経済的である。そして、内径の異なるナット部材2を揃えると、一層多種の被梱包物Mに対応して、梱包できる。
【0024】
また、ナット部材2は、外鍔部2aが横桁3の差込凹溝31にスライド固定自在に差し込まれているので、被梱包物Mのボルト取付け位置に対応して、容易かつ迅速にスライドさせることができ便利である。また、ナット部材2が、横桁3内部の上方に保持されているので、スライド溝3cを介して、ボルトをナット部材2に容易に螺着することができ、素早く(迅速に)取り付け・取り外し作業を行うことができる。
また、連結具4は、上述したように、簡素な構造でありながら、横桁3を縦桁5に、強固に固定することができるので、被梱包物Mは、搬送中にがたつく虞れがない。さらに、連結具4は、ボルトをナット部材2に螺着して固定するので、上述したように、容易に、かつ迅速に取り付け・取り外しを行うことができる。
このように、同一のナット部材2を、被梱包物Mを横桁3に固定するために使用すると共に、横桁3を縦桁5に固定するためにも使用するので、部品点数を少なく抑えることができるので、梱包体17の構造を簡素化でき、経済的である。
【0025】
下枠体9は、4つの角に保持柱部材8を有しているので、梱包時に、上枠体7が下枠体9から滑るのを阻止することができる。また、使用後に側面板20…及び天板21を、上枠体7の差込凹溝13から取り外して上枠体7上に重ねて載置すれば、梱包体17をコンパクトに収納できて片付けにも便利で、さらに、上記の下枠体9の4つの角の保持柱部材8によって、側面板20…及び天板21が横方向へスライドして荷崩れしないので、持ち運ぶ際に好都合である。
【0026】
また、移動阻止金具12によって、上枠体7の横桁3は、中間部に於ても、下枠体9に保持されるので、搬送中に、被梱包物Mが梱包体17に対してがたついたり、外れてしまうのを一層確実に阻止することができる。
【0027】
側面板20…及び天板21を梱包体17の周囲に配設することで、被梱包物Mを傷めず、また、箱状にすることにより、梱包体17を搬送する際に、整理し易い。特に、箱状であるので、積み重ねて、搬送や保管が容易となる。また、側面板20は、一対の鉛直状の起立壁18,19に挟まれて保持されるので、搬送中も、側面板20が横に揺れて外れてしまう虞れはない。また、内側起立壁19の上端19aは、上方かつ内方斜め向きに(傾斜状に)形成されているので、側面板20を容易に落とし込み取り付けることができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、上述の構成により次のような著大な効果を奏する。
【0029】
(請求項1,2又は3によれば、)大きさの異なる被梱包物Mに対応して、ボルト取付け位置を変化させることができ、また、複数の台数の被梱包物M…にも対応して、ボルト取付け位置を変化させることができるので、どのような形状・大きさの被梱包物M…も梱包して、搬送できる。そして、何回も繰り返し梱包できるので、梱包体を産業廃棄物とすることなくリサイクルできる。また、上枠体7と下枠体9とが分離可能なので、梱包体を繰り返し使用しても、直接地面上に載置され傷み易い下枠体9だけを交換すればよく、経済的である。
また、下枠体9は、4つの角に保持柱部材8を有しているので、搬送中でも、上枠体7が下枠体9から滑るのを阻止することができる。
【0030】
(請求項1又は3によれば、)ナット部材2を、被梱包物Mのボルト取付け位置に対応して容易かつ迅速にスライドさせることができるので、便利である。また、ナット部材2が、横桁3内部の上方に保持されているので、スライド溝3cを介して、ボルトをナット部材2に容易に螺着でき、迅速に取り付け・取り外し作業を行うことができる。
【0031】
(請求項2又は3によれば、)連結具4は、簡素な構造でありながら、横桁3を、上枠体7に強固に固定することができ、搬送中に、被梱包物Mが梱包体からずれない。また、連結具4は、ボルトをナット部材2に螺着して取り付けるだけなので、容易に、かつ、迅速に取り付け・取り外しを行うことができる。
【0032】
(請求項3によれば、)同一のナット部材2を、被梱包物Mを横桁3に固定するために使用すると共に、横桁3を縦桁5に固定するためにも使用するので、部品点数を少なく抑えることができ、梱包体の構造を簡素化でき、経済的である。
【0033】
(請求項4によれば、)横桁3は、中間部に於ても、上枠体7及び下枠体9に固定されるので、搬送中に、被梱包物Mががたついたり、外れてしまうのを、一層確実に阻止できる。
【0034】
(請求項5によれば、)側面板20…を梱包体の周囲に配設することで、被梱包物Mを傷めず、また、箱状にすることにより、梱包体を搬送する際に、整理し易い。また、側面板20は、上枠体7に形成された上方開口状の差込凹溝13に取り付けられるので、搬送中に側面板20が、横に揺れて外れてしまう虞れはない。使用後に側面板を、上枠体7の差込凹溝13から取り外して上枠体7上に重ねて載置すれば、梱包体17をコンパクトに収納できて片付けにも便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の梱包構造体の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】上枠体を示す斜視図である。
【図3】被梱包物が上枠体の横桁にボルト・ナット結合された状態を示す要部横断面図である。
【図4】横桁が、連結具により上枠体の縦桁に固定された状態を示す要部平面図である。
【図5】図4のA−A断面矢視図である。
【図6】下枠体の平面図である。
【図7】図6のB−B断面矢視図である。
【図8】上枠体に複数の横桁が取り付けられる状態を示す説明用平面図である。
【図9】梱包体の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ボルト
2 ナット部材
2a 外鍔部
3 横桁
3a 上壁
3b 突片部
3c スライド溝
4 連結具
5 縦桁
5a 被挾圧突片部
6 固定横桁
7 上枠体
7a 角部
8 保持柱部材
9 下枠体
10 ボルト部材
11 縦根太
12 移動阻止金具
13 差込凹溝
17 梱包体
20 側面板
30 端部
31 差込凹溝
41 凹溝
42 貫孔
M 被梱包物
Mb ベース部
Mh 孔部
Claims (5)
- 被梱包物(M)のベース部(Mb )の孔部(Mh )を、そのまま利用して、
該孔部(Mh )に挿通したボルト(1)に螺合するナット部材(2)を横方向にスライド固定自在に保持した横桁(3)と、該横桁(3)の両端部(30)(30)を縦方向にスライド固定自在に連結具(4)( 4)にて連結される一対の縦桁(5)( 5)と、該一対の縦桁(5)( 5)の前端・後端を横方向に連結した固定横桁(6)( 6)と、を備えた金属製上枠体(7)と、
該上枠体(7)の4つの角部(7a)を保持する保持柱部材(8)を有する下枠体(9)と、を具備し、
上記横桁(3)の横断面形状は、上壁(3a)中央にスライド溝(3c)が開口された矩形状であって、該上壁(3a)の下方に所定間隙をもって突設されて差込凹溝( 31 )を形成する突片部(3b)を、有し、
上記ナット部材(2)は外鍔部(2a)を有すると共に該外鍔部(2a)を上記差込凹溝( 31 )にスライド自在に差し込んで保持したことを特徴とする梱包構造体。 - 被梱包物(M)のベース部(M b )の孔部(M h )を、そのまま利用して、
該孔部(M h )に挿通したボルト(1)に螺合するナット部材(2)を横方向にスライド固定自在に保持した横桁(3)と、該横桁(3)の両端部( 30)(30 )を縦方向にスライド固定自在に連結具(4)にて連結される一対の縦桁(5 )( 5)と、該一対の縦桁(5 )( 5)の前端・後端を横方向に連結した固定横桁(6 )( 6)と、を備えた金属製上枠体(7)と、
該上枠体(7)の4つの角部(7a)を保持する保持柱部材(8)を有する下枠体(9)と、を具備し、
上記縦桁(5)の横断面形状が上部又は中間高さに於て内方へ向いた被挾圧突片部(5a)を有し、さらに、上記連結具(4 )( 4)は、上記被挾圧突片部(5a)が差し込まれる凹溝( 41 )を有すると共に上下方向の貫孔( 42 )を有し、上記横桁(3)のナット部材(2)に螺合するボルト部材( 10 )を上記貫孔( 42 )から挿入して該ボルト部材( 10 )と螺着することで上記被挾圧突片部(5a)を挾圧して固定するように構成したことを特徴とする梱包構造体。 - 被梱包物(M)のベース部(M b )の孔部(M h )を、そのまま利用して、
該孔部(M h )に挿通したボルト(1)に螺合するナット部材(2)を横方向にスライド固定自在に保持した横桁(3)と、該横桁(3)の両端部( 30)(30 )を縦方向にスライド固定自在に連結具(4 )( 4)にて連結される一対の縦桁(5 )( 5)と、該一対の縦桁(5 )( 5)の前端・後端を横方向に連結した固定横桁(6 )( 6)と、を備えた金属製上枠体(7)と、
該上枠体(7)の4つの角部(7a)を保持する保持柱部材(8)を有する下枠体(9)と、を具備し、
上記横桁(3)の横断面形状は、上壁(3a)中央にスライド溝(3c)が開口された矩形状であって、該上壁(3a)の下方に所定間隙をもって突設されて差込凹溝( 31 )を形成する突片部(3b)を、有し、
上記ナット部材(2)は外鍔部(2a)を有すると共に該外鍔部(2a)を上記差込凹溝( 31 )にスライド自在に差し込んで保持し、
上記縦桁(5)の横断面形状が上部又は中間高さに於て内方へ向いた被挾圧突片部(5a)を有し、さらに、上記連結具(4)は、上記被挾圧突片部(5a)が差し込まれる凹溝(41)を有すると共に上下方向の貫孔(42)を有し、上記横桁(3)のナット部材(2)に螺合するボルト部材(10)を上記貫孔(42)から挿入して該ボルト部材(10)と螺着することで上記被挾圧突片部(5a)を挾圧して固定するように構成したことを特徴とする梱包構造体。 - 下枠体(9)が縦根太(11)を有し、該縦根太(11)に着脱自在に固着した移動阻止金具(12)を介して、上枠体(7)の横桁(3)を保持するように構成した請求項1,2又は3記載の梱包構造体。
- 上枠体(7)の縦桁(5)及び上記固定横桁(6)には、各々上方開口状の差込凹溝(13)が形成され、側面板(20)を該差込凹溝(13)に落込状にかつ着脱自在に取り付けた請求項1,2,3又は4記載の梱包構造体。
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