JP3853756B2 - 眼鏡レンズの加工シュミレーション装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、眼鏡レンズのコバ端部の面取形状を表示手段に表示させるようにした眼鏡レンズの加工シュミレーション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の眼鏡フレーム選択システムとしては、ビデオカメラによりメガネを外した人物像を撮像して、撮像した人物像をデジタル信号として画像記憶装置に記憶させ、ビデオカメラにより撮像したメガネフレームの画像をデジタル信号として画像記憶装置に記憶させると共に、画像記憶装置に記憶させた人物像及びメガネフレームのデータを合成させる様にしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかも、この装置では、人物像の撮像に際してメガネフレームを表示すべき枠の位置に人物の顔がくるようにビデオカメラを操作することにより、メガネフレームのデータを顔の大きさ,位置,傾き等により補正しなくても、メガネフレームを人物像の所定の位置に合成できる様にし、コンピュータの能力が小さくても良いようにしている。
【0004】
また、他の眼鏡フレーム選択システムとしては、小売店で撮像した顧客の顔面像にデータセンターから呼び出したメガネフレームの画像を合成するようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
更に、他の眼鏡フレーム選択システムとしては、メガネフレームを第1の合成倍率で撮像し、撮像された人物像の第2の合成倍率を求めると共に、メガネフレームの合成位置,人物像及びメガネフレームの第3の合成倍率を計算させて、この人物像にメガネフレームを合成して表示させる様にしたものが知られているいる(例えば、特許文献3、4参照)。しかも、この装置では、ビデオカメラを動かして位置合わせをすることなく、メガネフレームの像の位置,傾き,大きさを撮像された人物像に応じて正確に求めて合成する様にしている。
【0006】
【特許文献1】
特開昭61−080222
【特許文献2】
特開昭62−306998
【特許文献3】
特開昭63−076581
【特許文献4】
特開昭57−145491
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この様な合成によりメガネフレームを選択できる。そして、この選択されたメガネフレームに眼鏡レンズを装着したとき、側面から見た眼鏡レンズのコバ端の厚さが見栄えを損なわないようにするのが望ましい。このため眼鏡レンズのコバ厚が厚い場合には、コバ端に面取を施して側面形状の見栄えが損なわれないようにしている。
【0008】
この様なコバ端に面取を施す場合、加工前に面取形状のシュミレーションができるのが望ましい。
【0009】
そこで、この発明は、眼鏡レンズのコバ端部の面取形状を表示手段に表示させてシュミレーションすることにより、コバ端部の形状を最も見栄えの良い状態に容易に変更できる眼鏡レンズの加工シュミレーション装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1の発明は、玉型形状データを演算制御手段に入力すると共に、眼鏡レンズのレンズ処方値を演算制御手段に入力して、前記玉型形状データ及び前記レンズ処方値に基づく眼鏡レンズの形状を前記演算制御手段により求めさせ、この求めさせた眼鏡レンズの形状を表示手段に表示させることにより、前記眼鏡レンズの加工シュミレーションを行うようにした眼鏡レンズの加工シュミレーション装置であって、
前記演算制御手段は、前記眼鏡レンズのコバ端部のコバ厚像を前記表示手段に表示させると共に、前記コバ厚像上で面取の位置を指定する手段により任意に2つの位置が指定されたときに、前記指定された2つの位置を線で結んで任意の面取位置及び面取形状を前記コバ厚像に表示させる眼鏡レンズの加工シュミレーション装置としたことを特徴とする。
【0012】
更に、請求項2の発明は、前記演算制御手段は、マウスのカーソルで指定される位置に基づいて面取位置及び面取形状を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
【0013】
また、請求項3の発明は、前記演算制御手段は、マウスのカーソルで指定される任意の2つの位置P1,P2に基づく直線状の面取形状を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
【0014】
また、請求項4の発明は、前記演算制御手段は、マウスのカーソルで指定される位置P2の面取形状を曲線状にして前記表示手段に表示させることを特徴とする。
【0015】
更に、請求項5の発明は、前記演算制御手段は、マウスのカーソルで指定される位置P2をマウスでクリックして移動させることにより、位置P2の曲線状の面取形状の曲率を拡大又は縮小させて前記表示手段に表示させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1(a),(b)は、この発明に係る眼鏡フレーム選択システムを示したものである。図1(a)において、1は眼鏡フレーム選択システムのパソコン(パーソナルコンピュータ)、1aはパソコン1の本体である。この本体1a内には図1(b)に示した演算制御回路(演算制御手段)1bが内蔵されている。
【0017】
2は演算制御回路1bに接続された画像入力手段としてのテレビカメラ(撮影手段)である。テレビカメラ2は、顧客の顔面像(人物像)を撮影したり、眼鏡フレーム(メガネフレーム)を撮影したりするのに用いられ、撮影した画像信号を演算制御回路1bに入力するようになっている。尚、眼鏡フレームには、レンズ枠を有するフレームや、リムレスフレームも含まれる。
【0018】
また、パソコン1は、キーボード3,マウス4及びライトペン5等の画像選択手段、及び、モニターテレビ等の表示装置(表示手段)8を有する。このキーボード3はデータ入力手段としても用いられる。即ち、キーボード3は、顧客のPD(瞳孔間距離)や眼鏡フレームデータ等を入力したりするのに用いられる。また、このキーボード3は、眼鏡レンズのレンズ処方値のデータを入力するのにも用いることができる。
【0019】
マウス4は、通常、図2に示したような矢印状のカーソル4aの移動操作を行うが、サイズ測定に際しては図5,6に示したような十字状のカーソルCの移動操作を行うようになっている。しかも、マウス4及びカーソル4aは材質選択手段としても用いられる。また、表示装置8には、モニターテレビを用いているが、液晶表示器等を用いることができる。
【0020】
更に、本体1内には、図1(b)に示した第1〜第3画像メモリ(記憶手段)6,7a,7b、フレーム記録手段としての情報記録再生装置9及び画像合成回路(画像合成手段)10が内蔵されている。この第1〜第3画像メモリ6,7a,7b、情報記録再生装置9及び画像合成回路10は演算制御回路1bに接続されている。情報記録再生装置9には、ハードディスク、光磁気ディスク(MO,CD−ROM,CDR等)等の大容量記録再生手段が用いられる。
【0021】
また、演算制御回路1bには、レンズメータ50,玉型形状測定装置(フレーム形状測定装置)51,玉摺機52等が接続されている。
[作用]
次に、この様な構成の眼鏡フレーム選択システムの演算制御回路1bの機能及び作用を説明する。
【0022】
システムを立ち上げてマウス4の図示しない右ボタンをクリックすると、表示装置8にメニュー(図示せず)が表示される。このメニューには、眼鏡レンズのレンズ処方値入力、玉型形状データ入力、眼鏡フレーム撮影,人物撮影,眼鏡フレーム選択等の項目(モード)が表示される。レンズ処方値としては、レンズの球面度数S,円柱度数C,円柱軸角度Aや瞳孔間距離PD等がある。また、情報記録再生装置9には、多数の眼鏡フレーム像及び各眼鏡フレーム像に対応する玉型形状データ(θi,ρi)が記録されている。また、眼鏡店にモデルフレームがある場合には玉型形状データ(θi,ρi)を玉型形状測定装置51で入力しても良い。
【0023】
更に、情報記録再生装置9には、眼鏡レンズの材質や屈折度数等に応じてレンズの前側屈折面及び後側屈折面の曲率半径と光軸中心におけるレンズ厚さのデータ、或いは光軸中心から周縁までのレンズ厚さのデータ(情報)がレンズ厚情報として記録されている。
【0024】
これらの玉型形状データ(θi,ρi)と眼鏡フレーム像及びレンズ厚情報は、フレームメーカーやレンズメーカのホストコンピュータ或いはデータセンタのホストコンピュータに蓄積しておいて、パソコン1によりインターネットを介して取り出すようにしてもよい。
(1)眼鏡フレーム像
<眼鏡フレーム選択画面>
マウス4により上述のメニューを開いて眼鏡フレーム選択の項目を選択する。この選択により、演算制御回路1bは、「フレーム形状名,ブランド名等その他」の項目を表示装置8の画面8aに表示させる。そして、演算制御回路1bは、フレーム形状名が選択されたとき、第1画像メモリ6に構築した表示枠データを基に、フレームの形状に応じた眼鏡フレームの画像を情報記録再生装置9から読み出し、ブランド名が選択されたとき、第1画像メモリ6に構築した表示枠データを基に、そのブランドに対応する眼鏡フレームの画像を情報記録再生装置9から読み出す。この様にフレーム記録手段である情報記録再生装置9にはフレーム形状名やブランド名と関連付けた眼鏡フレーム像が記録されている。また、画像選択手段であるマウス4はフレーム記録手段である情報記録再生装置9に記録された多数の眼鏡フレーム像の一つをフレーム形状名やブランド名に応じて選択可能である。
【0025】
この後、演算制御回路1bは、画像合成回路10で表示装置8の画面8aに図2に示したように眼鏡フレーム選択のための表示枠11,12,13を表示させる。
【0026】
そして、演算制御回路1bは、フレーム形状名やブランド名等で情報記録再生装置9から読み出した種類(タイプ)の異なる眼鏡フレーム(メガネフレーム)14,15,16のデータを第1画像メモリ6の表示枠データ内に構築して、眼鏡フレーム(メガネフレーム)14,15,16の像を表示枠11,12,13内にそれぞれ眼鏡フレーム選択画面として表示させる様になっている。
【0027】
この際、表示枠11,12,13内に表示される眼鏡フレーム(メガネフレーム)14,15,16の像は、斜め上前方から撮影した三次元的な画像になっている。これにより、眼鏡フレーム14,15,16はレンズ枠LFやテンプルT等が見やすい状態となっている。特に、テンプルTは、斜めから視認しないと、レンズ枠等との関係での意匠的な審美感が得られにくいが、本実施例の様に眼鏡フレーム14,15,16を斜め上前方から視認することで、意匠的な審美感を得ることができる。この結果、好みの眼鏡フレームの選択がより現実的な状態でできることになる。
【0028】
そして、本実施例では、マウス4のカーソル4aを表示枠11〜13のいずれかに合わせてクリックすることにより、眼鏡フレーム像14〜16のいずれかを選択できる。この選択された眼鏡フレームは後述するように第3画像メモリ7bを介して合成表示倍率Mxで表示枠11〜13の外側に表示される様になっている。
<眼鏡フレーム表示変更>
表示枠11〜13内の眼鏡フレームの表示は、画面8aに表示させたボタン17をクリックすることで順次新たなものに変更でき、画面8aに表示させたボタン18をクリックすることで一つ前の表示に戻すことができる様になっている。
<表示サイズ(倍率)変更手段>
更に、マウス4のカーソル4aを表示枠11〜13のいずれかに合わせてクリックし、眼鏡フレーム14〜16のいずれかを選択すると、例えば眼鏡フレーム16を選択すると、演算制御回路1bは選択された眼鏡フレーム16を表示枠11〜13の外側に図2のごとく表示させる。この際、演算制御回路1bは、選択された眼鏡フレーム像の表示サイズを任意に変更するサイズ変更メニュー19を画面8aの左下にサイズ変更手段として表示させる。
【0029】
尚、選択された眼鏡フレームのサイズが1つの場合には1つのサイズをサイズ変更メニュー19に数値で表示し、選択された眼鏡フレームのサイズが多数の場合には図示したように多数のサイズをサイズ変更メニュー19に数値で表示する。従って、使用者(ユーザー)は、眼鏡フレームの選択時に使用者に合うサイズがあるか否かを迅速に知ることができる。
【0030】
また、サイズ変更メニュー19は、基準値(標準値)aの上下に多数の段階的に異なるサイズ変更数値を表示したものである。
【0031】
本実施例では、58.8mmを基準値にしていて、基準値58.8mmの上側に0.2mm毎に数値が大きくなる値60.0mm,60.2mm,60.4mmを表示し、基準値58.8mmの下側に0.2mm毎に数値が小さくなる値58.6mm,58.4mm,58.2mmを表示したものである。この基準値aを変更することで、その上下の値も自動的に変更設定され、その変化値も0.2mm毎ではなく、0.3mmや或いは更に細かな値に設定することができる。この為の設定メニューの表示は省略してある。
<眼鏡フレーム像の取り込み例>
この情報記録再生装置9に記録されて表示枠11,12,13内に表示される眼鏡フレーム像は、例えば図3に示したように眼鏡フレームMFをモデル顔Hに掛けて、この眼鏡フレームMFをテレビカメラ3で撮影することによる得ることができる。
【0032】
この際、撮影によりテレビカメラ3から出力される画像信号は、演算制御回路1bに入力されて、演算制御回路1bにより眼鏡フレーム像のデータが第2画像メモリ7aに構築される。この第2画像メモリ7aに構築されたデータを基に図4に示したような眼鏡フレーム像mfが画面8aに表示される。
【0033】
そして、図5,図6に示したように十字カーソルCを表示された眼鏡フレーム像mfの左右の端に合わせることで、眼鏡フレームmfの表示サイズを自動的に求めることができる。一方、撮影した眼鏡フレームMFのデータ(眼鏡フレームのテンプルに記録されているデータ)、例えばフレーム幾何学中心間距離−ブリッジ間隔(左右レンズ枠間の間隔)−眼鏡フレームの左右サイズ等のデータを予めキーボード3から入力する。
【0034】
これにより、演算制御回路1bは、実際に撮影されて表示された眼鏡フレーム像mfの左右の距離或いはブリッジの距離等と、眼鏡フレームMFのデータとから、撮像された眼鏡フレーム像mfの表示倍率Maを求めることができる。そして、演算制御回路1bは、この求められた眼鏡フレーム像mfの表示倍率Maに基づいて、眼鏡フレーム像mfを実際に合成に用いる合成表示倍率Mxの画像に処理する。この合成表示倍率Mxとしては、例えば現物の1/2(0.5倍)や1/3等その他の倍率が考えられる。この様にして得られた合成表示倍率Mxの眼鏡フレーム像のデータを情報記録再生装置9に記録させる。
【0035】
また、眼鏡フレーム像mfの表示倍率と表示サイズが予め分かっていることで、基準値の上下に0.2mm毎に変化する眼鏡フレーム像の拡大、縮小の倍率は演算制御回路1bにより容易に求めることができる。
【0036】
尚、眼鏡フレーム像のデータはCAD等のソフトを用いた画像処理により構築することもできる。この場合には、キーボード3やマウス4等が眼鏡フレーム入力手段として機能する。
(2)顔面像(人物像)の取り込み
第2画像メモリ7aには、上述のようにテレビカメラ2で撮像された画像が演算制御回路1bにより構築される。このテレビカメラ2で顧客の顔面像(人物像)を撮影した場合、顔面像のデータが演算制御回路1bにより第2画像メモリ7aに構築される。そして、演算制御回路1bは、第2画像メモリ7aに構築された顧客の顔面像(人物像)データを基に、顔面像20を図7の如く画像合成回路6を介して表示装置8の画面8aに表示させる。
【0037】
この撮影は、顧客に5m以上遠方にある視標を目視させた状態で行うことにより、撮像された顔面像20の左眼像21,右眼像22の瞳孔21a,21bの中心間距離pdが瞳孔間距離PDの表示サイズとなる。従って、演算制御回路1bは、顔面像20の左眼像21,右眼像22の瞳孔21a,21bの中心に図8,図9の如く十字カーソルCを合わせてクリックすることで、左右の眼像21,22の瞳孔21a,22aの中心間距離pdを表示サイズとして容易に求めることができる。そして、演算制御回路1bは、キーボード3から入力される顧客の実際の瞳孔間距離PDのデータと、上述の左右の眼像21,22の瞳孔21a,22aの中心間距離pd(表示サイズ)とから顔面像の実際の表示倍率Mbを求める。
【0038】
そして、演算制御回路1bは、顔面像20と眼鏡フレーム像との合成のために、求められた顔面像20の表示倍率Mbに基づいて、顔面像20を実際に合成に用いる合成表示倍率Mxの大きさの画像に処理する。
(3)顔面像への眼鏡フレームの合成
<正面からの合成>
最初に、眼鏡フレーム選択システムを立ち上げると、演算制御回路1bは第1画像メモリ6及び画像合成回路10を介して表示枠11〜13を表示させる。
【0039】
この状態で、上述のように顧客の顔をテレビカメラ2で撮影し、この撮影した顔の画像信号を演算制御回路1bに入力して、撮影した顔面像20を撮影時の表示倍率Mbに基づいて合成倍率Mxの大きさの画像に処理させ、この合成表示倍率Mxの大きさの顔面像20を第2画像メモリ7a及び画像合成回路10を介して表示装置8の画面8aに表示枠11〜13の外に表示させる。
【0040】
この後、マウス4のカーソル4aを表示枠11〜13のいずれかに合わせてクリックし、眼鏡フレーム14〜16のいずれかを選択する。これにより、演算制御回路1bは、選択された眼鏡フレームを第2画像メモリ7a及び画像合成回路10を介して顔面像20の上に合成表示倍率Mxの大きさで重ねて表示させる。
【0041】
この際、選択されて顔面像20に合成される眼鏡フレームの像は、眼鏡フレーム選択のための像の様に三次元画像を用いずに、二次元的なものを用いる。これは、三次元画像の眼鏡フレームと顔面像の合成が難しいからである。尚、フレーム記録手段である情報記録再生装置9には、斜めからみた眼鏡フレーム像が上述したように三次元的なフレーム選択用の画像として記録されていると共に、このフレーム選択用の画像と関連づけて正面から見た眼鏡フレーム像が画像合成用の画像として記録されている。
【0042】
本実施例では、マウス4のカーソル4aを表示枠14に合わせてクリックすることにより、眼鏡フレーム像16を選択している。そして、演算制御回路1bは、この選択した眼鏡フレーム像16を第3画像メモリ7bに構築させ、この眼鏡フレーム像16を画像合成回路10を介して合成表示倍率Mxの大きさで顔面像20に重ね合わせている。この重ね合わせられた眼鏡フレーム像16の部分にマウス4のカーソル4aを合わせてドラッグすることで眼鏡フレーム像16を左右上下に移動させることができる。
【0043】
尚、眼鏡フレーム像16は、時計回り方向や反時計回り方向に回転させることができる。この操作は、CAD等の図形作成プログラムで行われているように、マウス4によって回転中心と回転方向及び回転角度を指定することで容易に行うことができる。この眼鏡フレーム像16の表示サイズは、最初は基準値aとなっている。
【0044】
この基準値aの眼鏡フレーム像16のサイズが顔面像20の大きさに合わない場合、マウス4のカーソル4aを数値58.2〜58.6、60.0〜60.4のいずれかに合わせてマウス4をクリックすることで、眼鏡フレーム像16のサイズが選択された数値に応じたものに簡易且つ迅速に変更されるので、選択された眼鏡フレーム像16のサイズ合わせを迅速に行うことができる。この選択はライトペン5を用いて行うこともできる。
【0045】
この際、サイズ変更のための演算処理は、顔面像20については行わず、第3画像(フレーム)メモリ7bに表示された眼鏡フレーム16の必要最小限のデータのみでよいので、サイズ変更のための演算処理に時間がかからない。また、予め各数値に対応するサイズの眼鏡フレーム像を用意しておくことで、眼鏡フレームのサイズ変更を更に迅速行うことができる。
【0046】
この様に本実施例では、第1〜第3画像メモリ6,7a,7bを用意して、眼鏡フレーム表示画面用の表示枠11〜13及び表示サイズ選択メニュー19を表示させるプレーンを第1画像メモリ6構築し、顔面像20を表示させるプレーンを第2画像メモリ7aに構築し、選択された眼鏡フレームを表示させるプレーンを第3画像メモリ7bに構築させて、これらを合成表示させるようにしているので、選択された眼鏡フレームのサイズ変更やこの眼鏡フレームの顔面像への位置合わせ等を簡易且つ迅速に行うことができる。
【0047】
この様にして顔面像20と眼鏡フレーム像16との合成画像が表示装置8の画面8aに表示されると、顧客はこの合成画像から眼鏡フレームが顧客の好みに合うか又は顧客の顔にフィットするか否かを容易に判断できる。従って、顔面像20に合成される眼鏡フレーム像を順次選択変更することで、顧客にフィットする眼鏡フレームを選択できる。
(4)レンズ処方値に基づく眼像サイズ補正
この様な眼鏡フレームの合成前、又は合成後に、データ入力手段であるキーボード3を介して顧客の被検眼の屈折特性に基づく眼鏡レンズのレンズ処方値を演算制御回路1bに入力すると、演算制御回路1bはレンズ処方値から眼像21,22の表示サイズの補正表示を以下のようにして行う。
【0048】
尚、レンズ処方値としては、レンズの球面度数S,円柱度数C,円柱軸角度Aや瞳孔間距離PD等がある。
(a)合成前のレンズ処方値入力による眼像サイズデータ補正
即ち、演算制御回路1bは、合成前にレンズ処方値が入力されている場合には、選択された眼鏡フレームが顔面像20に合成される前に、顧客のレンズ処方値に基づいて顔面像20の眼像21,22のサイズデータが補正される。
【0049】
例えば、顧客の被検眼が近視の場合には眼像21,22のサイズデータがレンズ処方値の屈折度数に応じて小さく補正され、顧客の被検眼が遠視の場合には眼像21,22のサイズデータがレンズ処方値の屈折度数に応じて大きく補正される。
【0050】
そして、演算制御回路1bは、選択された眼鏡フレーム像を顔面像20に画像合成回路10を介して合成させて表示装置8の画面8aに表示させるときに、眼像21,22のサイズを補正されたサイズデータに基づいて顔面像20の表示倍率よりも小さく表示させる。
(b)合成後のレンズ処方値入力による眼像サイズ補正
上述のように顔面像20と眼鏡フレーム像が合成されて表示装置8の画面8aに表示された後に、上述したレンズ処方値が入力された場合、演算制御回路1bは合成画像の眼像21,22のサイズを顧客のレンズ処方値に基づいて補正する。この場合も上述と同様に、例えば、顧客の被検眼が近視の場合には、眼像21,22のサイズデータがレンズ処方値の屈折度数に応じて小さく補正され、このサイズデータに基づいて、眼像21,22が合成画像の表示倍率よりも小さく補正した状態で再合成表示される。同様に、顧客の被検眼が遠視の場合には眼像21,22のサイズデータがその屈折度数に応じて大きく補正される。そして、演算制御回路1bは、このサイズデータに基づいて、眼像21,22を合成画像の表示倍率よりも大きく補正した状態で画像合成回路10を介して表示装置8の画面8aに再合成表示させる。
(c)この結果、顧客のレンズ処方値に基づく眼鏡レンズを眼鏡フレームに装着して、この眼鏡レンズを顧客が装用したときに、第三者が眼鏡レンズを通して見た顧客の実際の眼の大きさのサイズの眼像、又は鏡を通して見た顧客の実際の眼の大きさのサイズの眼像をごく自然な状態で眼鏡フレームと合成できる。従って、より自然な状態で眼鏡フレームと顔面像を合成できるので、眼鏡フレーム選択システムで選択され且つ実際の眼鏡レンズが取り付けられた眼鏡フレームを装用したとき、選択時の眼鏡フレーム像のイメージと同じに見えることになり、満足できる眼鏡フレームの選択が可能となる。
(5)眼鏡レンズの側面像の表示
また、眼鏡レンズLの側面像Laと眼鏡フレーム像16の表示に際しては、キーボード3やマウス4を利用して、眼鏡フレーム像16の合成前、又は合成後に顧客の横顔像(横から見た顔面像)20aに眼鏡フレーム像16及び眼鏡レンズLを合成して表示させるモードにする。
【0051】
一方、側面像Laの表示に際しては、データ入力手段であるキーボード3を介して顧客の被検眼の屈折特性に基づく眼鏡レンズのレンズ処方値のデータを演算制御回路1bに入力させると共に、眼鏡レンズの玉型形状データ(玉型形状情報)(θi,ρi)はデータ入力手段である玉型形状測定装置51から演算制御回路1bに入力させる。
【0052】
また、眼鏡レンズの材質を画面8aに表示させて、この表示された眼鏡レンズの材質の一つをキーボード3やマウス4を利用して選択する。この選択により演算制御回路1bは、選択された眼鏡レンズLの材質や屈折度数等に応じて、レンズの前側屈折面及び後側屈折面の曲率半径と光軸中心におけるレンズ厚さのデータ、或いは光軸中心から周縁までのレンズ厚さのデータ(情報)を情報記録再生装置9から読み出す。
【0053】
この後、演算制御回路1bは、この読み出されたデータと玉型形状データ(θi,ρi)から、角度θiで動径ρiにおけるレンズコバ厚Wiを眼鏡レンズのコバ厚として求める。
【0054】
次に演算制御回路1bは、この求めたレンズコバ厚Wiと眼鏡フレーム像の表示倍率(実寸に対する倍率)から、眼鏡フレーム像に合成するための眼鏡レンズのコバ厚像(眼鏡レンズのレンズ側面像)のコバ厚DWiを角度θiで動径ρiごとに合成サイズとして求める。
【0055】
そして、演算制御回路1bは、玉型形状データ(θi,ρi)におけるコバ厚DWiに基づいて、図11に示した如く眼鏡レンズ像Lを横(側面)から見たレンズ側面像(コバ厚像)Laを眼鏡フレーム像16及び顧客の横顔像(顔面像)20aに画像合成回路10を介して合成させて、この合成画像を表示装置8の画面8aに表示させる。この際、眼鏡レンズ像Lの側面像(側部コバ端像)Laも表示装置8の画面8aの左下の部分に表示させる。
【0056】
この画面8aには、眼鏡レンズ像Lの側面像(側部コバ端像)LaのヤゲンYgも表示させると共に、矢印53で示した左方向にヤゲンYgを移動操作するために用いる「−」ボタン53aを側面像Laの左側に表示させ、矢印54で示した右方向にヤゲンYgを移動操作するために用いる「+」ボタン54aを側面像Laの右側に表示させさせる。
【0057】
また、「入力変更」のボタン55を画面8aに表示させると共に、ヤゲン移動操作のモードを表す「全体」,「厚」,「薄」の表示を画面8aにさせ、又、カーソル枠56を画面8aに表示させる。
【0058】
この「全体」はヤゲンYg全体を左右に平行移動操作させるモードであり、「厚」はヤゲンYgの最大コバ厚における部分をヤゲンYgの最小コバ位置を中心に左右に回転移動操作させるモードであり、「薄」はヤゲンYgの最小コバ厚における部分をヤゲンYgの最大コバ位置を中心に左右に回転移動操作させるモードである。
【0059】
そして、「入力変更」のボタン55にカーソル4aを合わせて、マウス4をクリックすることで、クリックするごとにカーソル枠56が「全体」,「厚」,「薄」の順に移動し、ヤゲンYgの移動操作モードが選択される。
【0060】
この選択後に、ボタン53aにマウス4のカーソル4aを合わせて、マウス4をクリックすることで、ヤゲンYgが選択されたヤゲン移動操作モードに応じて左側に所定量ずつ微小移動する一方、ボタン54aにマウス4のカーソル4aを合わせて、マウス4をクリックすることで、ヤゲンYgが選択されたヤゲン移動操作モードに応じて右側に所定量ずつ微小移動するようになっている。
【0061】
しかも、このヤゲンYgの左右への移動操作に伴い、眼鏡レンズLの側面像Laが眼鏡フレーム像16に対して左右(ヤゲンの移動方向とは反対方向)に移動して、眼鏡レンズLの側面像Laが眼鏡フレーム像16の側面から前側及び後側に突出する突出量を変更(調整)できる。この変更調整は、顧客の好みや見栄えを考慮して簡単に行うことができる。
【0062】
この様にレンズ処方値に基づく実際の眼鏡レンズのコバ厚を考慮して、眼鏡フレーム像と顧客の顔面像に眼鏡レンズのレンズ側面像(コバ厚像)を合成できる結果、眼鏡レンズのコバ厚が見栄えに及ぼす影響を考慮しながら眼鏡レンズや眼鏡フレームの選択を行うことができる。また、この際、眼鏡レンズの材質を低屈折,中屈折,高屈折のものに変えることで、画像表示されているコバ厚を変化させ、コバ厚と眼鏡フレームとの位置関係を確認できる。しかも、この際、ヤゲンを設ける位置を眼鏡フレームとの関係で変更して、眼鏡フレームに最も適したヤゲン位置を設定するの用いることもできる。
【0063】
また、この様にして得られたヤゲンYgの位置データは、玉摺機(レンズ周縁研削装置)52に送られてヤゲン加工をする際のヤゲン位置データとして利用できる。
【0064】
尚、上述した玉型形状データ(θi,ρi)やヤゲン位置データ或いはレンズ処方値(眼鏡の処方箋)等は、レンズメータ50や玉摺機(レンズ周縁研削装置)52に入力しておいて、レンズメータ50や玉摺機(レンズ周縁研削装置)52から演算制御回路1bに入力することもできる。
【0065】
尚、本実施例では左側の顔面像,眼鏡フレーム像の左側の像及び左側の眼鏡レンズのコバ厚の像を表示するようにした例を示したが、必ずしもこれに限定されるものではない。即ち、実際には、右側の顔面像,眼鏡フレーム像の右側の像及び右側の眼鏡レンズのコバ厚の像も上述と同様にレンズ処方値に基づいてを表示する様にする。
(6)眼鏡フレーム及びレンズ選択のための他のパラメータ
また、眼鏡レンズは、その材質によって比重や屈折率が異なる。例えば、眼鏡レンズの比重は、ガラス、プラスチック等によっても異なるし、又、プラスチックでも低屈折の材料,中屈折の材料,高屈折の材料でも異なる。このプラスチックにおいては、低屈折の材料,中屈折の材料,高屈折の材料の順に比重が大きくなる。このため、この眼鏡レンズの重さも眼鏡レンズの選択や眼鏡フレームの選択のためのファクターとなる。これに加えて、眼鏡フレームの重さも眼鏡フレームの選択のためのファクターとなる。
【0066】
即ち、実際には眼鏡フレームと眼鏡レンズからなる眼鏡(メガネ)全体の重さが、眼鏡の装用感に大きな影響を与える。この眼鏡は、実際に装用していても、できるだけ重量を小さくすることで、装用していないように感じるのが望ましい。また、レンズの重さとフレームの重さとのバランスも重要であり、デザイン重視より重いレンズに耐えられるフレームを選ばせるのも重要であり、このためのツール(ファクター、情報)にもなる表示を以下のように行うのが望ましい。
【0067】
一方、眼鏡レンズが枠入れされる眼鏡フレームのレンズ枠のリム厚さ(リム巾)等と眼鏡レンズのコバ厚との比率が見栄えに影響する。また、眼鏡レンズの価格は、低屈折の材料,中屈折の材料,高屈折の材料の順に高くなる。
【0068】
従って、顧客は、この様な眼鏡の重さ(重量)や、眼鏡レンズが枠入れされる眼鏡フレームのレンズ枠のリム厚さ(リム巾)等と眼鏡レンズのコバ厚との比率、及び価格等を考慮して、眼鏡フレームや眼鏡レンズ等を選択するものと考えられる。
【0069】
このため、眼鏡フレームの重さや眼鏡レンズの重さ及びこれらを加えた重さ、眼鏡レンズや眼鏡フレームの価格も上述した画面に表示させるようにすると良い。
【0070】
尚、上述したこの玉型形状データ(θi,ρi)を用いて被加工レンズの加工データ(θi′,ρi′)を求める際に、玉型形状データ(θi,ρi)に基づいて玉型形状(レンズ形状)を表示手段の画面に表示させると共に、この玉型形状と顧客の瞳孔間距離から玉型形状の幾何学中心に対してアイポイント(被加工レンズの光学中心)を上寄せ(移動)させるようにしている。
【0071】
この技術は周知の技術であるので、その詳細な説明は省略する。また、この加工データ(θi′,ρi′)を求める際には、加工データ(θi′,ρi′)におけるレンズコバ厚Wiを求めるようにしている。このレンズコバ厚Wiは、加工データ(θi′,ρi′)における被加工レンズの前側屈折面と後側屈折面との間隔を測定することで求めることができる。また、この測定に際して、被加工レンズの前側屈折面の曲率と後側屈折面の曲率を測定するようにしている。
【0072】
従って、上述した眼鏡レンズの重さを求めるには、まず加工データ(θi′,ρi′)や被加工レンズのレンズコバ厚Wi及び被加工レンズの前側屈折面の曲率と後側屈折面の曲率等から、被加工レンズを玉型形状に加工したときの眼鏡レンズの体積を演算制御回路1bにより求めさせる。そして、この求めた体積と眼鏡レンズの材質の比重から眼鏡レンズの重さを演算制御回路1bにより求めさせるようにする。
【0073】
この様な眼鏡レンズの重さを求めるには、眼鏡レンズの材質や比重、価格、屈折率等、及び眼鏡フレームのリム厚さや価格等その他の必要な情報を予め情報記録再生装置9に記憶させておくと良い。
[変形例1]
上述した実施例では、選択された眼鏡フレーム像の表示サイズを任意に変更するサイズ変更メニュー19を画面8aにサイズ変更手段として表示させて、サイズ変更メニュー19のサイズの数値を選択することにより、選択された眼鏡フレーム像の表示サイズを変更させるように設定したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図10に示した様に、演算制御回路1bによって表示装置8にアップボタン30及びダウンボタン31をサイズ変更手段として表示させて、アップボタン30にカーソル4aを合わせてマウス4でクリックする毎に、表示サイズを基準値aから0.2mmづつ大きくなるようにし、ダウンボタン31にカーソル4aを合わせてマウス4でクリックする毎に、表示サイズを基準値aから0.2mmづつ小さくなるようにしてもよい。
(その他)
また、瞳孔間距離PDを入力する距離(PD)入力手段を設けると共に、マウス4で選択された眼鏡フレーム像であって且つ距離入力手段で入力された瞳孔間距離PDに対応するサイズの眼鏡フレーム像を画像合成回路10(画像合成手段)で表示手段である表示器8に表示させて顔面像に合成させる様にしてもよい。
[変形例2]
また、上述した表示とは別に、図13,図14に示したような表示をさせるようにしても良い。この図13において上述した演算制御回路1bは、表示装置8の表示画面8aに表示枠11〜13を表示させると共に、同じ形状でサイズの異なる眼鏡フレーム像14,15,16を表示枠11〜13に順に表示させる。そして、カーソル4aを表示枠11〜13のいずれかに移動して、マウス4のボタンをクリックすることにより、演算制御回路1bは表示枠11〜13のうちクリックされたものに表示されている眼鏡フレーム像を顔面像20に重ねて表示させる。この画像の重ね合わせ(合成)は、演算制御回路1bにより制御される画像合成回路10を介して行われる。以下、この画像合成回路10の記載は省略するが、画像合成は同様にして行われる。
【0074】
また、演算制御回路1bは、アップボタン30,ダウンボタン31を操作することで、表示枠11〜13内に表示される眼鏡フレーム像14〜16のサイズを順次変更させる。
【0075】
更に、図14において演算制御回路1bは、表示装置8の表示画面8aに表示枠60,61を並設表示させると共に、顔面像20及び前回選択して顔面像20に重ね合わせた眼鏡フレーム像を表示枠60に表示させ、顔面像20及び今回選択して顔面像20に重ね合わせた眼鏡フレーム像を表示枠61に表示させるようになっている。尚、本変形例では、顔面像20及びサイズの小さい眼鏡フレーム像14が表示枠60に重ねて表示され、顔面像20及びサイズの大きい眼鏡フレーム像16が表示枠61に重ねて表示されている。この表示によれば、表示枠60に表示された眼鏡フレーム像14よりも表示枠61に表示された眼鏡フレーム像16の方が顧客の顔にフィットしていることが比較することにより分かる。
[変形例3]
更に、上述した表示とは別に、図15〜図16に示したような表示をさせるようにしても良い。この図15において演算制御回路1bは、表示装置8の表示画面8aに表示枠62,63を左右に並設表示させると共に、顧客の右横顔像(右横から見た顔面像)20R及び選択した眼鏡フレーム像(例えば、眼鏡フレーム像16)を表示枠62に重ねて表示させると共に、顧客の左横顔像(左横から見た顔面像)20L及び選択した眼鏡フレーム像(例えば、眼鏡フレーム像16)を表示枠63に重ねて表示させる様になっている。また、この眼鏡フレーム像16の右レンズ枠像FR及び左レンズ枠像FLが右横顔像20R及び左横顔像20Lにそれぞれ重ねて表示されていると共に、右レンズ枠像FR及び左レンズ枠像FLにそれぞれ枠入れされた眼鏡レンズ像LR,LLの側面形状(レンズ側面像)であるコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laがそれぞれ重ねて表示されている。
【0076】
このレンズ側面像(即ちコバ厚像)Ra,Laの厚さの演算や、演算に基づく表示も図11及びその説明で説明したように、レンズ処方値(眼鏡の処方箋)に基づいて演算制御回路1bにより行う。しかも、演算制御回路1bは、表示枠62,63のいずれかにカーソル4aを移動させてマウス4のボタンをクリックすることにより、表示枠62,63の一方を選択する。しかも、演算制御回路1bは、「−」ボタン53a,「+」ボタン54aをマウス4とカーソル4aによりクリック操作することにより、ヤゲンYgの位置を左右に変更し、表示枠62又は63内の右レンズ枠像FR又は左レンズ枠像FLに対するコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laの前後方向の位置を変更表示する。
[変形例4]
また、同じ屈折度数でもレンズ材質が低屈折率,中屈折率,高屈折率と異なると、レンズ材質に応じて厚さが異なる。即ち、同じ屈折度数であれば、低屈折率,中屈折率,高屈折率のレンズ材質の順にレンズの厚さが小さくなる。従って、この様なレンズ材質に応じて眼鏡レンズの側面から見た厚さをレンズ処方値(眼鏡の処方箋)の屈折度数に基づいてコバ端像として求めて、求めたコバ端像を眼鏡フレームの側面像及び横顔像に重ねて表示して、レンズの側面厚さと横顔像とのバランスを見ることができると良い。
【0077】
このために演算制御回路1bは、表示装置8の表示画面8aに材質及び屈折率を示す表示枠64を表示させる様になっている。この屈折力の表示としては、高屈折率を示す「高」、中屈折率を示す「中」、低屈折率を示す「低」等を材質の右に表示させる。
【0078】
しかも、上述した様に表示枠62,63のいずれかにカーソル4aを移動させてマウス4のボタンをクリックすることにより、表示枠62,63の一方を選択した後、表示枠64内の材料表示枠部64a,64b,64c・・・64nのいずれかをマウス4のカーソル4aで選択してクリックすることにより、演算制御回路1bは以下の様な制御をする。
【0079】
即ち、演算制御回路1bは、材料表示枠部64a,64b,64c・・・64nのうち選択されたものと、選択された表示枠62(又は63)の眼鏡レンズ像LR(又はLL)のレンズ処方値(眼鏡の処方箋)とに基づいて、眼鏡レンズ像LR(又はLL)を側面から見たコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laの厚さを算出する。そして、演算制御回路1bは、算出した厚さの眼鏡レンズ像LR(又はLL)のコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laを眼鏡フレーム像16の右レンズ枠像FR(又は左レンズ枠像FL)に合成して表示すると共に、右横顔像20R(又は左横顔像20L)に重ねて表示する。
【0080】
ところで、レンズ処方値(処方箋)に基づくレンズの屈折度数が小さい場合、コストが安い低屈折率の材質のガラスやプラスチックを用いても、眼鏡フレーム像16の右レンズ枠像FR(又は左レンズ枠像FL)に合成される眼鏡レンズ像LR(又はLL)を側面から見たコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laの厚さが厚くなることはない。この場合には、側面から見た眼鏡レンズ像LR(又はLL)のコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laが見栄えを損なうようなことはない。
【0081】
しかし、レンズ処方値(処方箋)に基づくレンズの屈折度数が大きい場合、コストが安い低屈折率の材質のガラスやプラスチックを用いると、眼鏡フレーム像16の右レンズ枠像FR(又は左レンズ枠像FL)に合成される眼鏡レンズ像LR(又はLL)を側面から見たコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laの厚さが非常に厚くなる傾向にある。この場合、側面から見た眼鏡レンズ像LR(又はLL)のコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laが厚いため見栄えが損なわれる様に見える。
【0082】
この様に見栄えが損なわれると感じたときに、上述した表示枠64内の材料表示枠部64a,64b,64c・・・64nの中屈折率「中」の材料を上述したように選択することで、眼鏡フレーム像16の右レンズ枠像FR(又は左レンズ枠像FL)に合成される眼鏡レンズ像LR(又はLL)のコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laの厚さが低屈折率の材料を用いたときよりも薄くなる。また、この選択でも眼鏡フレーム像16の右レンズ枠像FR(又は左レンズ枠像FL)に合成される眼鏡レンズ像LR(又はLL)を側面から見たコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laの厚さが厚い場合には、上述した表示枠64内の材料表示枠部64a,64b,64c・・・64nの高屈折率「高」の材料を選択することで、眼鏡フレーム像16の右レンズ枠像FR(又は左レンズ枠像FL)に合成される眼鏡レンズ像LR(又はLL)のコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laの厚さを更に薄くすることができる。しかも、この様な眼鏡フレーム像16の右レンズ枠像FR(又は左レンズ枠像FL)に合成される眼鏡レンズ像LR(又はLL)のコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laの厚さは右横顔像20R(又は左横顔像20L)に重ねて表示されるので、眼鏡レンズ像LR(又はLL)のコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laの厚さを屈折率に応じた材料の選択で上述したように変更させることにより、右横顔像20R(又は左横顔像20L)の大きさや右レンズ枠像FR(又は左レンズ枠像FL)に対してバランスが大きく崩れているか否かを簡易且つ迅速に判断できることになる。
【0083】
尚、眼鏡フレーム像16の右レンズ枠像FR(又は左レンズ枠像FL)や右横顔像20R(又は左横顔像20L)とは別に、眼鏡レンズ像LR(又はLL)の側面形状を表示させる表示枠を設けて、この表示枠内においての眼鏡レンズ像LR(又はLL)側面の厚さのみを変更する様にした場合には、眼鏡レンズ像LR(又はLL)側面の厚さが眼鏡フレーム像16の右レンズ枠像FR(又は左レンズ枠像FL)や右横顔像20R(又は左横顔像20L)との関係で判断できないので、上述したバランスの判断を簡易且つ迅速に行うことは難しい。
[変形例5]
また、上述した変形例4におけるように「低屈折率」、「中屈折率」、「高屈折率」に応じた材質のレンズ材質を選択して、眼鏡レンズ像LR(又はLL)のコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laの厚さを求めて表示させた場合において、図16に示したように前回の合成表示画像を表示させる表示枠65と今回の合成表示画像を表示させる表示枠66を上下に並設して表示させても良いし、図17に示したように表示枠65,66を左右に並設して表示させても良い。この表示は演算制御回路1bにより行うようにする。
【0084】
更に、この場合、図16に示したように、眼鏡レンズ像LR(又はLL)のコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laのコバ端部のファセット(Facet)加工(面取加工)のシュミレーションを行う表示枠67,68を表示させるようにしても良い。この表示も演算制御回路1bにより行うようにする。
【0085】
このシュミレーションは、マウス4のカーソル4aで直線の表示枠69をクリックした後、マウス4のカーソル4aで位置P1,P2に移動させてクリックすることにより面取位置を指定する。この指定は任意に行うことができる。また、P2を図示の如く曲線にする場合、曲線の表示枠70をマウス4のカーソル4aでクリックした後、マウス4のカーソル4aを位置P2に移動させてクリックする。この後、P2における曲線の曲率を拡大縮小するには、拡大の表示枠71又は縮小の表示枠72をクリックして、マウス4のカーソル4aを位置P2に移動してクリックすることにより、クリックする毎に拡大又は縮小をするようにするとよい。
【0086】
そして、この様にしてシュミレーションした眼鏡レンズ像LR(又はLL)のコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laのコバ端部の形状を、表示枠65,66内の眼鏡レンズ像LR(又はLL)に反映させる様にする。これにより、表示枠65,66内の眼鏡レンズ像LR(又はLL)のコバ端像(即ちコバ厚像)Ra,Laの幅の感じを変化させることができ、コバ端部の形状を最も見栄えの良い状態に容易に変更できる。そして、この様にして得られたコバ端部の面取形状はレンズ加工データとして利用することもできる。
[変形例6]
また、上述した実施例及び変形例において、表示装置(液晶表示器)8の画面8aに表示される眼鏡フレームは、異なる形状のみならず、色違いのものも表示して選択できるようにする。
【0087】
更に、上述した実施例では、実際に測定した玉型形状データ(フレーム形状データ)を用いて、この玉型形状データ(θi,ρi)に対応する位置のレンズコバ厚をレンズ処方値の屈折度数に応じたレンズに対して求める様にしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0088】
例えば、図13の様に顔面像20に重ねて表示された眼鏡フレーム像16の左右のレンズ枠FL,FRの表示画面上の形状及び大きさを画像処理により求めると共に、この求めた形状及び大きさと上述した合成表示倍率Mxから液晶表示器8の画面8aに表示された眼鏡フレーム像16の左右のレンズ枠FL,FRの玉型形状データ(θi,ρi)を演算して求める様にすることができる。
【0089】
この場合、左右のレンズ枠FL,FRの内周縁及び外周縁の形状を求めて、この内周縁及び外周縁の形状データから内周縁及び外周縁の中央位置における形状を求めることにより、左右のレンズ枠FL,FRの幅方向中央における大きさ形状を求め、この大きさ形状と上述した合成表示倍率Mxからレンズ枠FL,FRの玉型形状データ(θi,ρi)を求めるようにして、より正確な玉型形状データを求めることができる。また、左右のレンズ枠FL,FRの内周縁から外周側に所定距離におけるレンズ枠FL,FRの玉型形状データ(θi,ρi)を同様にして求めることもできる。
【0090】
この様なレンズ枠FL,FRの玉型形状データ(θi,ρi)の演算は、図13に示したようにサイズの異なる眼鏡フレーム像14,15,16のいずれかを選択して顔面像20に重ねて表示した場合において、この眼鏡フレーム像14,15,16に装着する眼鏡レンズのレンズ側面像の厚さや形状を求めるデータとして利用する場合に有効である。即ち、各サイズの多数の眼鏡フレーム毎に玉型形状データを測定して情報記録再生装置9に記録しておかなくても、その都度、玉型形状データを求めることで、情報記録再生装置9に記録できる眼鏡フレーム像のデータ量を多くできるからである。
【0091】
尚、この様にして一度求めた玉型形状データは情報記録再生装置9に記録しておいてもよい。この場合には、一度求めた眼鏡フレームの玉型形状データを再度求める必要はなくなり、次の眼鏡フレームの玉型形状データの利用を迅速に行うことができる。また、眼鏡フレーム像を演算制御回路1bに入力して情報記録再生装置9に記録する際に、玉型形状データも求めて記録することもできる。
【0092】
この様にして求めた玉型形状データは、変形例4におけるレンズコバ厚を求めるデータとして利用できると共に、変形例5におけるファセット加工のためのシュミレーションに用いることができる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明は、眼鏡レンズのコバ端部の面取形状を表示手段に表示させてシュミレーションすることにより、コバ端部の形状を最も見栄えの良い状態に容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る眼鏡フレーム選択システムの制御回路図である。
【図2】図1に示した制御回路による眼鏡フレーム選択画面を示す説明図である。
【図3】眼鏡フレーム撮影(眼鏡フレーム画像データ取り込み)のための説明図である。
【図4】図3のテレビカメラにより撮影されて画面表示された眼鏡フレーム像の説明図である。
【図5】図4の眼鏡フレーム像の表示倍率を求めるための作業を行う説明図である。
【図6】図4の眼鏡フレーム像の表示倍率を求めるための作業を行う説明図である。
【図7】顧客の顔面像の表示説明図である。
【図8】顧客の顔面像の表示倍率を求めるための説明図である。
【図9】顧客の顔面像の表示倍率を求めるための説明図である。
【図10】この発明に係るシステムのサイズ変更手段の他の例を示す説明図である。
【図11】眼鏡レンズの側面像と顧客の横顔像の合成表示の説明図である。
【図12】ヤゲンの移動操作例を示す説明図である。
【図13】図1に示した制御回路による眼鏡フレーム選択画面の変形例を示す説明図である。
【図14】図1に示した制御回路による眼鏡フレーム選択画面の変形例を示す説明図である。
【図15】図1に示した制御回路による眼鏡レンズの側面の表示例を示す説明図である。
【図16】図1に示した制御回路による眼鏡レンズの側面の表示例を示す説明図である。
【図17】図1に示した制御回路による眼鏡レンズの側面の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1b・・・演算制御回路(演算制御手段)
4…マウス
4a…カーソル
8・・・表示装置(表示手段)
mf・・・眼鏡フレーム像
LL,RL…眼鏡レンズ像
P1,P2…位置
Claims (5)
- 玉型形状データを演算制御手段に入力すると共に、眼鏡レンズのレンズ処方値を演算制御手段に入力して、前記玉型形状データ及び前記レンズ処方値に基づく眼鏡レンズの形状を前記演算制御手段により求めさせ、この求めさせた眼鏡レンズの形状を表示手段に表示させることにより、前記眼鏡レンズの加工シュミレーションを行うようにした眼鏡レンズの加工シュミレーション装置であって、
前記演算制御手段は、前記眼鏡レンズのコバ端部のコバ厚像を前記表示手段に表示させると共に、前記コバ厚像上で面取の位置を指定する手段により任意に2つの位置が指定されたときに、前記指定された2つの位置を線で結んで任意の面取位置及び面取形状を前記コバ厚像に表示させることを特徴とする眼鏡レンズの加工シュミレーション装置。 - 前記演算制御手段は、マウスのカーソルで指定される位置に基づいて面取位置及び面取形状を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡レンズの加工シュミレーション装置。
- 前記演算制御手段は、マウスのカーソルで指定される任意の2つの位置P1,P2に基づく直線状の面取形状を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2に記載の眼鏡レンズの加工シュミレーション装置。
- 前記演算制御手段は、マウスのカーソルで指定される位置P2の面取形状を曲線状にして前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項3に記載の眼鏡レンズの加工シュミレーション装置。
- 前記演算制御手段は、マウスのカーソルで指定される位置P2をマウスでクリックして移動させることにより、位置P2の曲線状の面取形状の曲率を拡大又は縮小させて前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項4に記載の眼鏡レンズの加工シュミレーション装置。
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