JP6536053B2 - 眼鏡レンズ加工用装置、および眼鏡レンズ加工用プログラム - Google Patents

眼鏡レンズ加工用装置、および眼鏡レンズ加工用プログラム Download PDF

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本開示は、眼鏡レンズを加工するために用いられる眼鏡レンズ加工用装置、および眼鏡レンズ加工用プログラムに関する。
眼鏡枠形状測定装置等によって取得された眼鏡フレームの玉型データに基づいて、眼鏡レンズの周縁を加工する眼鏡レンズ加工装置が知られている。
特開2008−137106号公報
従来において、作業者はファイル名に基づいて玉型データを判別し、眼鏡レンズの加工に用いていた。しかしながら、ファイル名では眼鏡フレームの形状をイメージしづらく、玉型データを間違えて選択してしまう可能性があった。
本開示は、上記の問題点に鑑み、玉型データの扱いを容易にする眼鏡レンズ加工用装置、および眼鏡レンズ加工用プログラムを提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本開示は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 眼鏡レンズ加工用装置であって、眼鏡フレームを撮影するための撮像光学系と、眼鏡フレームの玉型データを取得する玉型取得手段と、前記撮像光学系によって撮影された眼鏡フレームの画像データと、前記玉型取得手段によって取得された、眼鏡レンズを加工するために用いられる玉型データとを関連付けて記憶手段に記憶させる情報処理手段と、を備えることを特徴とする。
(2) 眼鏡レンズ加工用装置において実行される眼鏡レンズ加工用プログラムであって、前記眼鏡レンズ加工用装置のプロセッサによって実行されることで、眼鏡フレームを撮影するための撮像ステップと、眼鏡フレームの玉型データを取得する玉型取得ステップと、前記撮像ステップにおいて撮影された眼鏡フレームの画像データと、前記玉型取得ステップにおいて取得された、眼鏡レンズを加工するために用いられる玉型データとを関連付けて記憶手段に記憶させる情報処理ステップと、を前記眼鏡レンズ加工用装置に実行させることを特徴とする。
本実施例の眼鏡加工システムの概略図である。 眼鏡フレームに関する画像の例を示す図である。 画像ファイルのタグを説明するための図である。 アプリケーションの操作画面の一例である。 参照画面を説明するための図である。 玉型データの共有について説明するための図である。 本実施例の制御動作を説明するためのフローチャートである。 エッジャーに撮影ユニットを設けた場合の外観図である。
<第1実施形態の概要>
以下、第1実施形態に係る眼鏡レンズ加工用装置の概要を図面に基づいて説明する。本実施形態の眼鏡レンズ加工用装置(例えば、端末装置10,共有サーバ30)は、例えば、眼鏡レンズを加工する際に用いられてもよい。眼鏡レンズ加工用装置は、例えば、玉型取得部(例えば、制御部13,制御部31)と、画像取得部(例えば、端末装置10)と、情報処理部(例えば、制御部13,制御部31)を主に備える。
玉型取得部は、例えば、眼鏡フレームの玉型データを取得する。玉型取得部は、例えば、測定部を備え、玉型データを測定部によって測定してもよいし、または、外部の玉型測定装置から玉型データを読み出してもよい。
玉型データを測定する方法としては、例えば、眼鏡フレームのリムに測定子を沿わせて玉型データを測定する方法が挙げられる。また、例えば、デモレンズ等を撮影することよって玉型を特定し、特定された玉型データを記憶部に記憶された玉型データを読み出してもよい。また、設計データ等を玉型データとして用いてもよい。
画像取得部は、例えば、眼鏡フレームに関する画像データを取得する。眼鏡フレームに関する画像データとは、例えば眼鏡フレームの少なくとも一部の形状を示す画像データでもよい。眼鏡フレームに関する画像データとは、例えば、眼鏡フレームの写真,眼鏡フレームのグラフィック,眼鏡フレームの玉型データに基づいて作成されたグラフィックでもよい。眼鏡フレームに関する画像データは、2次元画像データであってもよいし、3次元画像データであってもよい。眼鏡フレームに関する画像データは、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。例えば、動画の場合、眼鏡フレームを撮影した動画,眼鏡フレームの玉型データを用いて眼鏡レンズを加工する様子を撮影した動画であってもよい。さらに、眼鏡フレームの特徴,眼鏡レンズの加工方法等を解説した音声付の動画であってもよい。
情報処理部は、例えば、玉型取得部によって取得された玉型データを、画像取得部によって取得された画像データに格納し、玉型データを格納した画像データである玉型データ付画像データを記憶部(例えば、メモリ21,メモリ32など)に記憶させてもよい。情報処理部は、例えば、画像データに定義された情報領域に玉型データを格納してもよい。例えば、画像データに定義されたタグ、または画像データに記録される順序によって識別される情報領域に玉型データを格納してもよい。
なお、情報処理部は、記憶部に記憶された玉型データ付画像データから玉型データを抽出してもよい。そして、情報処理部は、抽出された玉型データを眼鏡レンズ加工装置に送信してもよい。ここで、眼鏡レンズ加工装置とは、例えば、眼鏡レンズの周縁を加工する装置であってもよい。例えば、情報処理部は、玉型データ付画像データから玉型データを抽出し、眼鏡レンズ加工装置に読み込めるファイル形式に復元してもよい。
なお、眼鏡レンズ加工用装置は、表示制御部(例えば、制御部13など)と、選択指示受付部(例えば、制御部13,操作部12など)と、をさらに備えてもよい。表示制御部は、例えば、記憶部に記憶された玉型データ付画像データを表示部(例えば、表示部11)に表示させてもよい。選択指示受付部は、例えば、表示制御部によって表示部に表示された玉型データ付画像データのうち、少なくとも一つの玉型データ付画像データが選択された選択指示を受け付けてもよい。
この場合、情報処理部は、選択指示受付部によって受け付けた選択指示において選択された玉型データ付画像データから玉型データを抽出してもよい。
なお、眼鏡レンズ加工用装置は、加工条件取得部(例えば、制御部13など)をさらに備えてもよい。加工条件取得部は、例えば、玉型データを用いて眼鏡レンズを加工するときの加工条件を取得してもよい。この場合、情報処理部は、加工条件取得部によって取得された加工条件を画像データに格納してもよい。これによって、ユーザは、画像データを確認することによって、その眼鏡フレームに適した加工条件を確認できる。
なお、眼鏡レンズ加工用装置は、評価情報取得部(例えば、制御部13,操作部12など)をさらに備えてもよい。評価情報取得部は、例えば、玉型データに対するユーザからの評価情報を取得してもよい。この場合、情報処理部は、評価情報取得部によって取得された玉型データの評価情報を画像データに格納してもよい。これによって、ユーザは、評価を見て適した玉型を選択できる。
なお、眼鏡レンズ加工用装置は、眼鏡枠形状測定装置(例えば、トレーサー4)と、眼鏡レンズ加工装置(例えば、レンズエッジャー5)とによって眼鏡レンズ加工システムとして機能してもよい。眼鏡枠形状測定装置は、例えば、眼鏡フレームの玉型を測定し、眼鏡フレームの玉型データを取得する。眼鏡レンズ加工装置は、例えば、眼鏡レンズの周縁を加工してもよい。眼鏡レンズ加工システムは、例えば、上記のような画像取得部と、情報処理部と、を備えてもよい。画像取得部は、例えば、眼鏡フレームに関する玉型データを取得してもよい。情報処理部は、例えば、眼鏡枠形状測定装置によって取得された玉型データを、画像処理部によって取得された画像データに格納してもよい。そして、情報処理部は、玉型データを格納した画像データである玉型データ付画像データを記憶部に記憶させてもよい。さらに、情報処理部は、記憶部に記憶させた玉型データ付画像データから玉型データを抽出し、抽出された玉型データを眼鏡レンズ加工装置に送信してもよい。
なお、眼鏡レンズ加工用装置として端末装置(例えば、端末装置10)が用いられてもよい。例えば、端末装置は、記憶部(例えば、メモリ21)と、情報処理部(例えば、制御部13)と、表示制御部(例えば、制御部13)と、転送部(例えば、制御部13)を主に備えてもよい。記憶部は、例えば、眼鏡フレームの玉型データを記憶する。情報処理部は、例えば、眼鏡フレームの玉型データおよび眼鏡フレームに関する画像データを記憶するデータサーバ(例えば、データ共有サーバ30)から、玉型データおよび画像データを互いに関連付けて記憶部に記憶させてもよい。表示制御部は、例えば、情報処理部によって記憶部に記憶された画像データを表示部に表示させてもよい。転送部は、例えば、表示部に表示された画像データに関連付けられた玉型データを眼鏡レンズ加工装置に転送してもよい。
なお、眼鏡レンズ加工用装置は、データサーバであってもよいし、端末装置であってもよい。例えば、データサーバが眼鏡フレームの画像データに玉型データを格納してもよいし、または端末装置が画像データに玉型データを格納してもよい。
なお、眼鏡レンズ加工用装置(例えば、端末装置、眼鏡レンズ加工装置、眼鏡枠形状測定装置、カップ取付装置、眼鏡レンズ測定装置)は、玉型データ付画像データから玉型データを抽出してもよい。例えば、眼鏡レンズ加工装置は、玉型データ付画像データから玉型データを抽出してもよい。そして抽出した玉型データに基づいて眼鏡レンズを加工してもよい。
なお、端末装置またはデータサーバは、眼鏡レンズ加工装置、または眼鏡枠形状測定装置などと一体であってもよい。例えば眼鏡レンズ加工装置、眼鏡枠形状測定装置などが眼鏡レンズ加工用装置として機能してもよい。
<第2実施形態の概要>
以下、第2実施形態に係る眼鏡レンズ加工用システムの概要を図面に基づいて説明する。本実施形態の眼鏡レンズ加工用システム(例えば、眼鏡レンズ加工システム1)は、例えば、眼鏡レンズを加工する際に用いられる。眼鏡レンズ加工用システムは、例えば、データ共有サーバ(例えば、共有サーバ30)と、複数の端末装置(例えば、端末装置10)と、を主に備える。データ共有サーバは、例えば、玉型データを記憶するための記憶部(例えば、メモリ32)を有する。端末装置は、例えば、玉型データをデータ共有サーバに転送する。
データ共有サーバは、例えば、複数の端末装置のうち、一つの端末装置から通信ネットワークを介して玉型データを受信し、受信された玉型データを他の端末装置に転送してもよい。これによって、眼鏡レンズ加工用システムは、複数の端末装置の間で玉型データを共有化してもよい。
なお、データ共有サーバは、複数の端末装置と周期的に通信してもよい。そして、複数の端末装置のうち、一つの端末装置から通信ネットワークを介して新たな玉型データを受信し、受信した新たな玉型データと既に記憶部に記憶された玉型データとを比較し、その比較結果に応じて、自身の玉型データを更新し、更新された玉型データを通信ネットワークを介して他の端末装置に転送してもよい。これによって、データ共有サーバは、複数の端末装置の間で玉型データを同期化してもよい。
なお、複数の端末装置は、情報取得部(例えば、制御部13)をさらに備えてもよい。情報取得部は、例えば、玉型データを用いて加工された眼鏡レンズを眼鏡フレームに枠入れしたときのフィッティングを評価した評価情報を取得してもよい。この場合、データ共有サーバは、上記のように、情報取得部によって取得された評価情報を受信し、他の端末装置に転送することによって複数の端末装置の間で評価情報を共有化してもよい。
なお、情報取得部は、例えば、玉型データを用いて眼鏡レンズを加工するときの加工条件を取得してもよい。この場合、データ共有サーバは、上記のように、情報取得部によって取得された加工条件を受信し、他の端末装置に転送することによって複数の端末装置の間で加工条件を共有化してもよい。
なお、情報取得部は、例えば、眼鏡フレームの色及び形状の少なくともいずれかによって分類される分類情報を取得してもよい。この場合、データ共有サーバは、上記のように、情報取得部によって取得された分類情報を受信し、他の端末装置に転送することによって複数の端末装置の間で分類情報を共有化してもよい。
なお、端末装置、例えば、送信部(例えば、制御部13)と、受信部(例えば、制御部13)とを備えてもよい。送信部は、例えば、玉型データをデータ共有サーバに送信してもよい。受信部は、例えば、データ共有サーバから玉型データを受信してもよい。
端末装置は、例えば、他の端末装置が送信部によってデータ共有サーバに送信した玉型データを、受信部によってデータ共有サーバから受信してもよい。これによって、端末装置は、玉型データを他の端末装置と共有化してもよい。
なお、端末装置は、例えば、他の端末装置の記憶部に記憶された玉型データを受信部によって受信してもよい。例えば、端末装置はデータ共有サーバとして機能してもよい。
なお、複数の端末装置が、一つの端末装置を介してデータ共有サーバと接続されてもよい。これによって、データ共有サーバに記憶された玉型データを、一つの端末装置を介して複数の端末装置の間で共有化してもよい。
<第3実施形態の概要>
以下、第3実施形態に係る眼鏡レンズ加工用装置の概要を説明する。本実施形態の眼鏡レンズ加工用装置(例えば、眼鏡レンズ加工装置、眼鏡枠形状測定装置)は、眼鏡レンズを加工する際に用いられる。眼鏡レンズ加工用装置は、例えば、撮像光学系(例えば、撮像光学系61)と、玉型取得部(例えば、制御部501)と、情報処理部(例えば、制御部501)を主に備える。撮像光学系は、例えば、眼鏡フレームを撮影する。玉型取得部は、例えば、眼鏡フレームの玉型データを取得する。情報処理部は、例えば、撮像光学系によって撮影された眼鏡フレームの画像データと、玉型取得部によって取得された玉型データとを関連付けて記憶部に記憶させてもよい。これによって、ユーザは、玉型データがどのような形状であるかを、関連付けられた画像データによって確認することができる。
なお、眼鏡レンズ加工用装置は、さらに載置部(例えば、載置台62、支持部63)を備えてもよい。載置部は、例えば、眼鏡フレームを載置してもよい。この場合、撮像光学系は、載置部に載置された眼鏡フレームを撮影してもよい。
なお、撮像光学系は、載置部に載置された眼鏡フレームの左右のテンプルを含む面の高さよりも上方から眼鏡フレームを撮影してもよい。これによって、撮像光学系は、眼鏡フレームの玉型の形状だけでなく、テンプルの形状等も撮影できる。
なお、撮像光学系は、例えば、載置部に載置された眼鏡フレームの左右対称軸を含む平面に対して、左右いずれかに傾斜した撮像光軸を有してもよい。
なお、眼鏡作製用装置は、さらに背景部材(例えば、背景部材64)を備えてもよい。背景部材は、例えば、撮像光学系に対して、載置部に載置された眼鏡フレームよりも後方に配置され、被検者の背景として眼鏡フレームとのコントラストを高める背景色を形成してもよい。
なお、眼鏡レンズ加工用装置は、さらに番号登録部(例えば、制御部501)を備えてもよい。番号登録部は、例えば、撮像光学系によって撮影された眼鏡フレームの画像データに、眼鏡ごとに設定される作業番号を登録してもよい。この場合、情報処理部は、番号登録部によって作業番号が登録された画像データと、玉型取得部によって取得された玉型データのうち番号登録部によって画像データに登録された作業番号と同一の作業番号が登録された玉型データと、を関連付けて記憶部に記憶させてもよい。これによって画像データと玉型データの食い違いを防ぐことができる。
例えば、眼鏡レンズ加工用装置は被検者のアイポジションを測定するアイポジション測定装置であってもよい。この場合、撮像光学系は、アイポジションを測定するために被検者を撮影するための測定光学系と兼用されてもよい。
また、眼鏡レンズ加工用装置は、測定子を有し、測定子によって眼鏡フレームの玉型形状を測定するための眼鏡枠形状測定装置であってもよい。
また、眼鏡レンズ加工用装置は、眼鏡レンズを載置するレンズ載置台と、レンズ載置台に載置された眼鏡レンズにカップを取り付けるためアームと、を備えるカップ取り付け装置であってもよい。
また、眼鏡レンズ加工用装置は、レンズ加工部を備え、レンズ加工部によって眼鏡レンズの周縁を加工するための眼鏡レンズ加工装置であってもよい。
<実施例>
以下、本開示に係る眼鏡レンズ加工システムの実施例について説明する。図1に示す眼鏡レンズ加工システム1は、レンズメータ2と、ブロッカー3と、トレーサー4と、レンズエッジャー5と、情報処理端末(以下、端末と略す場合がある)10を主に備える。また、眼鏡レンズ加工システム1は、共有サーバ30を備えてもよい。共有サーバ30は、例えば、制御部31とメモリ32等を備えてもよい。例えば、レンズメータ2、ブロッカー3、トレーサー4、レンズエッジャー5、端末10、共有サーバ30は、互いに通信ネットワークを介して接続されていてもよい。通信ネットワークは、例えば、有線であってもよいし、無線であってもよい。
レンズメータ2は、例えば、眼鏡レンズの光学中心等を測定するための装置である。例えば、レンズメータ2は、測定光学系(例えば、シャックハルトマン光学系等)6を備え、眼鏡レンズの光学中心を測定する。さらにレンズメータ2は印点機構7を備えてもよく、測定光学系6によって測定された光学中心に印点を施してもよい。
ブロッカー3は、眼鏡レンズにカップを取り付ける装置である。このカップは、レンズエッジャー5によって眼鏡レンズを保持するための治具として用いられる。例えば、ブロッカー3はレンズメータ2によって眼鏡レンズの光学中心に施された印点を基準として眼鏡レンズにカップを取り付ける。ブロッカー3は、例えばカメラ8を備え、自動で印点を検出してカップを取り付けてもよいし、ユーザが印点の位置をスケールに合わせてカップを取り付けてもよい。
トレーサー4は、眼鏡フレームの玉型形状を測定するための装置である。例えば、トレーサー4は、制御部401,メモリ402を備える。例えば、トレーサー4は、眼鏡フレームのリムに図示無き測定子を沿わせ、測定子の軌道に基づいて眼鏡フレームの玉型形状を測定してもよい。
レンズエッジャー(以下、エッジャーと略す)5は、例えば、眼鏡レンズの周縁を眼鏡フレームの玉型形状に加工するための装置である。エッジャー5は、例えば、制御部501,メモリ502等を備えてもよい。エッジャー5は、砥石およびカッターの少なくともいずれかのレンズ加工手段を備え、トレーサー4によって取得された眼鏡フレームの玉型データに基づいて眼鏡レンズの周縁を加工する。
<端末装置>
端末10は、例えば、眼鏡を作製するための情報をユーザが管理するために用いられる。端末10は、例えば、表示部11と、操作部12と、制御部13と、内蔵カメラ20、メモリ21等を備えてもよい。表示部11は、例えば、眼鏡を作製するための情報をユーザに呈示する。例えば表示部11は、眼鏡フレームを写真撮影した画像、眼鏡フレームのグラフィック画像、および玉型データのグラフィック画像等を表示する。操作部12は、例えば、ユーザの操作に基づいて端末10の制御部13等に操作信号を出力する。なお、本実施例の表示部11は、タッチパネル式のディスプレイが用いられ、操作部12と兼用される。もちろん、表示部11は、タッチパネル式でなくともよい。この場合、例えば操作部12は各種スイッチを備え、ユーザの操作を受け付けてもよい。内蔵カメラ20は、図示無き撮像素子を備え、眼鏡フレームの画像等を撮影するために用いられる。
本実施例の端末10には、例えば、画像データに玉型データを格納するためのアプリケーションがインストールされている。例えば制御部13は、アプリケーションを実行し、画像データに玉型データを格納する。玉型データを格納する画像データとしては、例えば、眼鏡フレームの写真,眼鏡フレームの玉型データに基づいて作成されたグラフィック等の眼鏡フレームの形状を認識できる情報が含まれる画像が用いられる(図2(a)(b)参照)。
画像データのファイルフォーマットとしては、例えば、主画像、サムネイル画像、および撮影情報等の画像属性情報を所定の形式で記録したExif(Exchangeable Image File Format)規格等が知られている。例えば、Exif規格のファイルにおいて、画像属性情報は、IFDというツリー上のディレクトリ内に格納されている。Exif規格で、このIFDのうちの1つであるExifIFDの領域内には、MakerNoteというタグが定義されており、メーカーは、このMakerNoteタグに、独自の情報を記録してもよい。
一般的に画像データには、上記のMakerNoteタグのようなユーザ情報に関する情報領域が定義されている場合がある。上記のようなユーザ情報に関するタグはユーザが自由に使用でき、格納するデータ形式は自由である場合が多い。例えば、JEPGであればMakerNote、PNGであれば私用チャンク等と呼ばれるタグが定義される。他の画像フォーマットにおいても同様のタグが定義される場合が多い。
制御部13は、例えば、上記のタグのような情報領域に眼鏡フレームの玉型データを格納する。玉型データは、例えば、玉型の枠中心を原点とした動径情報である。制御部13は、図3に示すように、画像データに定義されたタグに玉型データを格納する。例えば、制御部13は、画像データのフォーマットごとに定められたタグ番号によって所望のタグを呼び出し、呼び出したタグに玉型データを書き込む。こうすることで、制御部13は玉型データが格納された画像データを作成することができる。
さらに、制御部13は、アプリケーションを実行することによって画像データに格納された玉型データを抽出することができる。例えば、制御部13は、玉型データが格納されたタグを呼び出し、格納された玉型データをエッジャー5が読み込めるファイル形式に玉型データを出力する。
<玉型データの格納・抽出>
以下、玉型データを画像データに格納・抽出するときのアプリケーションの操作について説明する。制御部13は、ユーザの操作に基づいて操作部12から出力された操作信号に基づいて、画像データに玉型データを格納、または抽出の少なくともいずれかを行う。まず、画像データに玉型データを格納する場合の操作について説明する。図4は、アプリケーションを起動したときに表示部11に表示される画面の一例である。表示部11には、例えば、画像選択ボタン14と、画像データ欄15と、玉型選択ボタン16と、玉型データ欄17と、玉型格納ボタン18と、玉型抽出ボタン19等が表示される。画像選択ボタン14は、玉型データを格納する画像データを選択する場合に選択するボタンである。画像データ欄15は、選択された画像のファイル名および画像等が表示される欄である。玉型選択ボタン16は、例えば、画像データに格納する玉型データを選択する場合に選択するボタンである。玉型データ欄17は、選択された玉型のファイル名が表示される欄である。玉型格納ボタン18は、選択された画像データに選択された玉型データを格納する。玉型抽出ボタン19は、選択された玉型データ付画像データから玉型データを抽出する場合に選択するボタンである。
まずユーザは、操作部(ここではタッチパネル)12によって画像選択ボタン14を選択する。画像選択ボタン14が選択されると、制御部13は画像参照画面22を表示させる(図5(a)参照)。ユーザは、例えば端末10の内蔵カメラ20等によって撮影した眼鏡フレームの画像データの保存場所を画像参照画面22によって参照し、保存された眼鏡フレームの画像データを選択する。眼鏡フレームの画像データが選択されると、制御部13は画像データ欄15に画像データのファイル名および画像等を表示する(図4参照)。続いてユーザは、操作部12によって玉型選択ボタン16を選択する。玉型選択ボタン16が選択されると、制御部13は玉型参照画面23を表示させる(図5(b)参照)。ユーザは、例えばトレーサー4等によって取得された眼鏡フレームの玉型データの保存場所を玉型参照画面23によって参照し、保存された眼鏡フレームの玉型データを選択する。眼鏡フレームの玉型データが選択されると、制御部13は玉型データ欄17に玉型データのファイル名を表示する。なお、制御部13は、玉型データの形状をユーザに確認させるために、選択された玉型データのグラフィック画像を表示部11に表示させてもよい。
ユーザは眼鏡フレームの画像データと玉型データが選択されると、操作部12によって玉型格納ボタン18を選択する。玉型格納ボタン18が選択されると制御部13は、選択された画像データのタグに、選択された玉型データを格納する。
次に、画像データから玉型データを抽出する場合の操作について説明する。ユーザは、例えば操作部12によって画像選択ボタン14を選択する。画像選択ボタン14が選択されると、制御部13は画像参照画面22を表示させる。ユーザは、例えば玉型データが格納された玉型データ付画像データの保存場所を画像参照画面22によって参照し、保存された玉型データ付画像データを選択する。このとき、ユーザは、サムネイル画像を参考にして画像データを選んでもよい。玉型データ付画像データが選択されると、制御部13は画像データ欄15に玉型データ付画像データのファイル名および画像等を表示する。ユーザは玉型データ付画像データを選択すると、操作部12によって玉型抽出ボタン19を操作する。玉型抽出ボタン19が操作されると、例えば制御部13は選択された玉型データ付画像データのタグに格納された玉型データを抽出し、出力先に設定されたフォルダに玉型データを出力する。
以上のように、制御部13は、玉型データが格納された玉型データ付画像データを作成することができる。これによって、制御部13は、玉型データを画像データとして管理することができる。従来のように玉型データを管理する場合、ユーザは玉型の型番などが入力されたファイル名等で玉型を判断していた。しかしながら、ファイル名で玉型の形状をイメージすることは難しく、ユーザは所望の玉型データを探すことが難しかった。
そこで、本実施例のように玉型データを画像データに格納することによって、玉型データを画像データとともに扱うことができる。そのため、ユーザは玉型データのファイル名で玉型の形状をイメージできなくとも、画像データを確認することによって玉型データの形状を把握することができる。従って、制御部13は、ユーザが玉型データの選択をミスすることを低減させることができる。
なお、上記のように、画像データのフォーマットによっては、画像データの縮小版(サムネイル)を格納するためのタグが用意され、元の画像データのサムネイル画像が自動で格納される。このような場合、ユーザは図5(a)のようにファイル一覧画面でサムネイル画像を見ながら、作成する眼鏡フレームの玉型データを探すことができ、わざわざ画像データのファイルを開く手間が省ける。
なお、制御部13は、玉型データだけでなく、その他の情報を画像データに格納してもよい。例えば、制御部13は、玉型データの取得に用いたトレーサー4の固体情報(例えば、トレーサー4のメーカー、機種、型番等)を格納してもよい。例えば、トレーサー4のメーカー,機種等によって、同じ眼鏡フレームを測定した場合でも玉型データが異なる場合がある。したがって、トレーサー4の情報が画像に格納されていれば、ユーザはトレーサー4のメーカー,機種等を参考にして所望の眼鏡レンズの玉型データを選択することができる。
さらに制御部13は、眼鏡フレームの色情報を画像データに格納してもよい。例えば、同じ型番の眼鏡フレームであっても眼鏡フレームの色によって玉型の形状が微妙に異なる場合がある。眼鏡フレームのモノクロ写真,玉型形状のグラフィック等の眼鏡フレームの色が反映されない画像データに玉型データを格納した場合、眼鏡フレームの色が分からなくなる。このため、画像データのタグに眼鏡フレームの色情報を格納してもよい。そして、制御部13は、例えば玉型形状のグラフィック画像を表示部11に表示する際に色情報を表示させる。これによって、ユーザは、玉型形状のグラフィックの画像データと、その画像データに格納された色情報を確認した上で、玉型データを選択することができる。
なお、制御部13は、画像データのタグに玉型データの評価情報を格納してもよい。例えば制御部13は、眼鏡作製後、眼鏡レンズをフレームに枠入れしたときのフィッティングの評価をユーザの操作部12への入力に基づいて画像データのタグに格納してもよい。これによって、ユーザは、画像データに格納された評価情報を参考に玉型データを選択することができる。
なお、制御部13は、加工条件をタグに格納してもよい。例えば上記のように、画像データに格納された玉型データの評価が高い場合であっても、評価されたときと同じ条件で加工された場合とそうでない場合とで、仕上がりが異なる可能性がある。このような場合、評価された玉型データに基づいて眼鏡レンズを加工したときの加工条件が画像データに格納されることによって、再度同じ玉型データを用いて眼鏡レンズを加工する場合であっても、評価時と同様の仕上がりで加工できる。
玉型データの加工条件としては、例えば、レンズカーブ,レンズの厚さ,レンズの材質等の使用したレンズに関する情報、レンズエッジャーのメーカー,機種,型番、等の使用したレンズエッジャーに関する情報、眼鏡レンズの加工方法・加工動作等が挙げられる。ここで、加工動作とは、例えば、眼鏡レンズを挟持するレンズチャック軸と、加工工具との相対的な動作である。
なお、玉型データを格納するタグは、メーカーノートでなくてもよい。例えば、制御部13は画像の撮影日が格納されるタグ,コメント等を格納するタグ等に、上記のような玉型データに関する情報を格納してもよい。
なお、玉型データを格納するタグは、画像フォーマットによって定義されたタグに限らず、アプリケーションによって画像に付加されたタグであってもよい。例えば、制御部13は、アプリケーションを実行することによって、画像データにタグを付加してもよい。そして制御部13は、画像データに付加されたタグに画像データを付加してもよい。制御部13は、画像データに付加したタグに玉型データを格納する。さらに制御部13は、画像データに付加したタグに玉型データを収納してもよい。
なお、例えばビットマップ形式の画像データのようにタグが定義されていない場合もある。このような場合は、画像データに独自の情報領域を定義し、玉型データを格納してもよい。例えば、画像データに記録する順序によって玉型データを格納するための情報領域が識別されてもよい。
<システム全体の制御動作>
以下、図6に示すように、複数の眼鏡店(例えば、ショップA,ショップBなど)の眼鏡レンズ加工システムにおいて、他の店舗と玉型データを共有して眼鏡レンズを加工するときの制御動作を図7のフローチャートに基づいて説明する。ここで、図6の例では、ショップAでトレースされた眼鏡フレームの玉型データを共有して、ショップBで眼鏡レンズを加工する場合について示している。
まず、ショップAにおいて、端末10の制御部13は、眼鏡フレームの画像データを取得する(ステップ1−1)。例えば、制御部13は、ユーザが端末10の内蔵カメラ20を用いて撮影した眼鏡フレームの画像を取得してもよい。制御部13は、内蔵カメラ20によって取得された眼鏡フレームの画像をメモリ21に保存してもよい。
続いて、制御部13は、眼鏡フレームの玉型データを取得する(ステップ1−2)。例えば、制御部13は、ユーザがトレーサー4を用いて眼鏡フレームをトレースして測定された玉型データを取得してもよい。トレーサー4の制御部401は、セットされた眼鏡フレームをトレースし、眼鏡フレームの玉型データをメモリ402に保存する。さらに制御部401は、トレースした玉型データをエッジャー5に送信する。エッジャー5の制御部501は玉型データを受信すると、メモリ502に保存する。
例えば、端末10は、無線(有線でもよい)等の通信手段によってトレーサー4のメモリ402にアクセスし、眼鏡フレームの玉型データを取得してもよい。玉型データが取得されると、前述のようにユーザはアプリケーションを用いて画像データと玉型データを選択し、格納ボタン19を押す。制御部13は操作部12からの操作信号を受け付け、選択された眼鏡フレームの画像データにトレーサー4から取得した玉型データを格納する(ステップ1−3)。
玉型データを格納した画像データ(以下、玉型データ付画像データともいう)は、端末10から共有サーバ(例えば、クラウドサーバ)30へ送信され(ステップ1−4)、メモリ32に保存される。共有サーバ30への保存は制御部13が自動で行ってもよいし、ユーザが手動で行ってもよい。端末10は共有サーバ30と同期しており、端末10が玉型データ付画像データを取得すると、自動的に共有サーバ30に送信してもよい。また、共有サーバの制御部31が端末10から自動的に玉型データ付画像データを取得してもよい。
ユーザは、例えば、レンズメータ2によって生地レンズの光学中心を求め、インクペン等によってマークを付ける。そして、ユーザは、例えば、ブロッカー3を使用し、レンズメータ2によってマークされた光学中心に対して所定の位置にカップを取り付ける。カップは、例えば、両面テープによってレンズに取り付けられる。カップは、レンズをエッジャー5で加工するときの治具として用いられる。ユーザは、レンズメータ2、ブロッカー3によってカップが取り付けられた眼鏡レンズをエッジャー5にセットする。エッジャー5は、トレーサー4から受信した玉型データに基づいて、セットされた眼鏡レンズの周縁を加工する。
ユーザは、加工された眼鏡レンズを眼鏡フレームに枠入れする。ユーザは、眼鏡レンズを眼鏡フレームに枠入れしたときのフィッティングを確認する。例えば、フィッティングが良好であった場合、ユーザは端末10を操作し、今回用いた玉型データに高い評価値をつけてもよい。例えば、ユーザは玉型データ付画像データの情報領域にフィッティングに応じて玉型データの評価レベルを入力してもよい。ユーザによって玉型が評価されると、評価情報は、共有サーバ30と同期され、共有サーバ30上の玉型データにも評価情報が反映されてもよい。
次に、ショップBにおいてトレーサー4を用いずに眼鏡を作製する場合、ユーザは、端末10を用いて共有サーバ30にアクセスし玉型データ付画像データを取得する(ステップ2−1)。例えば、ユーザは端末10を用いて共有サーバ30にアクセスし、作成する眼鏡の眼鏡フレームの玉型データを探す。この場合、上記のように玉型データは画像データに格納されているため、ユーザは画像データを確認しながら所望の眼鏡フレームを探す。
なお、同じ眼鏡フレームの玉型データが複数存在する場合、ユーザは、例えば玉型データの評価情報に基づいて玉型データを選んでよい。例えば、ユーザは、所望の眼鏡フレームの中で一番評価が高い玉型データが格納された玉型データ付画像データをダウンロードしてもよい。また、共有サーバ30は、各玉型データのダウンロード数をユーザに呈示してもよい。これによって、ユーザはダウンロード数が多く、人気のある玉型データを取得してもよい。
制御部13は、取得された玉型データ付画像データから玉型データを抽出し(ステップ2−2)、エッジャー5に送信する(ステップ2−3)。エッジャー5は、玉型データを受信し、セットされた眼鏡レンズの周縁を加工する(ステップ2−4)。
エッジャー5による眼鏡レンズの加工が終了すると、ユーザは、エッジャー5から眼鏡レンズを取り出し、眼鏡フレームに枠入れする。ユーザは、眼鏡レンズを眼鏡フレームに枠入れするときのフィッティングを確認し、端末10によって玉型データの評価値を記録してもよい。ユーザに記録された玉型データの評価値は、共有サーバ30の制御部31によって同期され、共有されてもよい。なお、共有サーバ30は、各ユーザから入力された評価値をまとめて記憶してもよい。例えば、共有サーバ30は、各ユーザからの評価値の平均を算出し、その平均値を玉型データの評価情報として記憶してもよい。
このように、端末10を用いて共有サーバ30から玉型データを取得することによって、トレーサー4を用いることなく眼鏡レンズを加工することができる。さらに、トレーサー4のデータを他のユーザと共有できることによって、複数の玉型データを取得することができる。さらに、共有サーバ30にアップされている玉型データを評価できることによって、玉型データが複数ある場合でも評価を比較することで、より良好な玉型データを取得することができる。
なお、例えば、共有データを統括する共有サーバ30等は、共有された玉型データ付画像データを分類して管理してもよい。例えば、眼鏡店の店舗、眼鏡フレームのメーカー,色,形状(2ポイント,リムレスなど)等に分類して玉型データ付画像データを管理してもよい。例えば、共有サーバ30等の制御部31は、玉型データ付画像データに記録された店舗、メーカー,色,形状等の情報を読み出して分類してもよい。このように、玉型データ付画像データが分類して管理されることによって、ユーザは所望の玉型データ付画像データを見つけやすい。
なお、以上の説明において、共有サーバ30を用いて玉型データ付画像データを共有するように説明したが、これに限らない。例えば、ウェブ上にアップロードされた玉型データ付画像データをダウンロードすることによって共有してもよい。この場合、ダウンロードした玉型データ付画像データから玉型データを抽出してもよい。
なお、以上の説明において、眼鏡フレームの画像データを端末10等の内蔵カメラ20で撮影するとしたが、これに限らない。例えば、アイポジションメータ、トレーサー4、ブロッカー3、エッジャー5、レンズメータ2、レフラクトメータ等の眼鏡作製時に用いられる機器に眼鏡フレームを撮影するための撮影ユニットを設け、眼鏡フレームの画像データを取得してもよい。アイポジションメータは、例えば、眼鏡を装用した被検者を撮影して、眼鏡を作製するための眼鏡装用パラメータ(瞳孔間距離、フレーム瞳孔間距離(フレームPD)、アイポイント高さ、遠用PD、近用PD)を測定する装置である。
例えば図8は、エッジャー5に撮影ユニット60を設けたときの例である。撮影ユニット60は、例えば、眼鏡フレームを所定の方向から撮影するための撮像光学系61を備えてもよい。
さらに、撮影ユニット60は、眼鏡フレームを載置するための載置台62を備えてもよい。載置台62は、例えば、撮像光学系の撮像光軸に対して眼鏡フレームを所定の方向に支持する支持部63を備えてもよい。撮影ユニットは、例えば、載置台62の支持部63によって支持された眼鏡フレームを所定の方向から撮影してもよい。例えば、撮影ユニット60は、例えば、眼鏡フレームの形状が視認しやすい方向から眼鏡フレームを撮影してもよい。眼鏡フレームの形状が視認しやすい方向とは、例えば、眼鏡フレームの左右対称軸を含む平面に対して、左右いずれかの方向に傾斜した方向,眼鏡フレームの左右のテンプルを含む面に対して上方に傾斜した方向であってもよい。これによって眼鏡フレームの玉型だけでなくテンプルを含む形状が確認しやすい画像を撮影できる。
さらに、撮影ユニット60は、眼鏡フレームを撮影する際の背景となる背景部材64を備えてもよい。背景部材64は、眼鏡フレームの色が視認しやすいように、眼鏡フレームとのコントラストが高い背景色を形成してもよい。例えば白色で形成されてもよい。
このような撮影ユニット60を用いることによって、眼鏡フレームの形状,色等を視認しやすい画像を撮影できる。さらに、眼鏡フレームの画像に統一感を持たせることができ、複数の眼鏡フレームの比較を行い易い。
なお、撮影ユニット60の撮像光学系61は、他の用途のために備えられた光学系を兼用してもよい。例えば、アイポジションメータ,レフラクトメータ等において、被検者の顔または被検者の前眼部を撮影するための測定光学系が、撮影ユニット60の撮像光学系61として兼用されてもよい。また、例えば、レンズメータ,ブロッカーにおいて、眼鏡レンズを測定するための測定光学系が撮影ユニット60の撮像光学系61として兼用されてもよい。
なお、画像データに玉型データを格納する際、各眼鏡に設定される作業番号が同一である玉型データと画像データを結合させてもよい。この場合、例えば、ある装用者に対する眼鏡作製作業の開始時にその作業番号を決定する。そしてフレームトレースおよび登録パターンデータの読み出しの少なくともいずれかによって、その作業番号に対応した玉型データが得られる。さらに眼鏡作製用機器に搭載された撮影ユニット61で眼鏡フレームを撮影する際に作業番号を入力しておくことによって、その作業番号と対応付けられた画像データが得られる。共有サーバ30および個々の機器等の少なくともいずれかは、作業番号によって関連づけられた玉型データと画像データを結合して特定の場所に保管する。さらに、共有サーバ30および個々の機器等の少なくともいずれかは、保管されたファイルを共有データとしてウェブサイト,共有サーバ30などにアップロードしてもよい。
このように、玉型データとそれを格納する画像データが自動的に関連付けられることによって、ユーザが玉型データと画像データを選択して、結合させるという作業を省略できる。さらに、玉型データを別の眼鏡フレームの画像データに格納するというミスを低減できる。
なお、以上の説明において、眼鏡フレームの玉型データを画像データに格納するものとしたが、これに限らない。例えば、穴位置データを画像データに格納してもよい。穴位置データとは、例えば、眼鏡レンズに穴開け加工を施す場合の穴の位置情報である。
1 眼鏡レンズ加工システム
2 レンズメータ
3 ブロッカー
4 トレーサー
5 レンズエッジャー
10 端末装置
11 表示部
12 操作部
13 制御部
21 メモリ
30 共有サーバ
31 制御部
32 メモリ
60 撮影ユニット
61 撮像光学系

Claims (5)

  1. 眼鏡レンズ加工用装置であって、
    眼鏡フレームを撮影するための撮像光学系と、
    眼鏡フレームの玉型データを取得する玉型取得手段と、
    前記撮像光学系によって撮影された眼鏡フレームの画像データと、前記玉型取得手段によって取得された、眼鏡レンズを加工するために用いられる玉型データとを関連付けて記憶手段に記憶させる情報処理手段と、を備えることを特徴とする眼鏡レンズ加工用装置。
  2. 眼鏡フレームを載置するための載置部をさらに備え、
    前記撮像光学系は、前記載置部に載置された眼鏡フレームを撮影することを特徴とする請求項1の眼鏡レンズ加工用装置。
  3. 前記撮像光学系は、前記載置部に載置された眼鏡フレームの左右のテンプルを含む平面の高さよりも上方から前記眼鏡フレームを撮影することを特徴とする請求項1または2の眼鏡レンズ加工用装置。
  4. 前記撮像光学系によって撮影された前記眼鏡フレームの画像データに、眼鏡ごとに設定される作業番号を登録する番号登録手段をさらに備え、
    前記情報処理手段は、前記番号登録手段によって作業番号が登録された画像データと、前記玉型取得手段によって取得された玉型データのうち前記番号登録手段によって前記画像データに登録された作業番号と同一の作業番号が登録された玉型データと、を関連付けて前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの眼鏡レンズ加工用装置。
  5. 眼鏡レンズ加工用装置において実行される眼鏡レンズ加工用プログラムであって、前記眼鏡レンズ加工用装置のプロセッサによって実行されることで、
    眼鏡フレームを撮影するための撮像ステップと、
    眼鏡フレームの玉型データを取得する玉型取得ステップと、
    前記撮像ステップにおいて撮影された眼鏡フレームの画像データと、前記玉型取得ステップにおいて取得された、眼鏡レンズを加工するために用いられる玉型データとを関連付けて記憶手段に記憶させる情報処理ステップと、を前記眼鏡レンズ加工用装置に実行させることを特徴とする眼鏡レンズ加工用プログラム。

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