JP3250184B2 - 眼鏡装用シミュレーションシステム - Google Patents

眼鏡装用シミュレーションシステム

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JP3250184B2
JP3250184B2 JP51768799A JP51768799A JP3250184B2 JP 3250184 B2 JP3250184 B2 JP 3250184B2 JP 51768799 A JP51768799 A JP 51768799A JP 51768799 A JP51768799 A JP 51768799A JP 3250184 B2 JP3250184 B2 JP 3250184B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、眼鏡を装用していない人物の肖像画像に対
して眼鏡フレーム画像を合成した眼鏡装用の合成画像を
表示する、即ち、眼鏡の仮想試着ができる眼鏡装用シミ
ュレーションシステムに係り、特に、眼鏡装用者の好み
に合った眼鏡フレームや眼鏡レンズを容易に且つ的確に
決定できるようにした眼鏡装用シミュレーションシステ
ムに関する。
背景技術 眼鏡装用シミュレーション装置は従来から知られてお
り、例えば、特開昭61−80222号公報には、ビデオカメ
ラで人物像を撮影し、その画像の眼鏡装用領域を四角の
枠表示として指定し、その領域に眼鏡フレームを重ね合
わせて合成画像を作成する装置が提案されている。ま
た、特開昭63−76581号には、眼鏡フレームと人物との
合成画面上の撮影倍率の比率を、PD(瞳孔間距離)の実
測値と画面上の実測値との比較から求める装置が提案さ
れている。
しかしながら、前記の特開昭61−80222号公報及び特
開昭63−76581号公報に開示されたシミュレーション装
置は、同時画面での種々の眼鏡フレームの装用状態の比
較検討がわかりにくく、また操作も複雑であった。ま
た、これらの装置は、眼鏡フレームの装用状態のみであ
り、実際の処方レンズを組み込んだ眼鏡の実装状態では
比較できず、軽く、見栄えの良いなどの条件を満足する
最適な眼鏡を決定するための比較検討のシミュレーショ
ンは無理であった。
また、眼鏡装用者の顔形等に似合った玉型を、予め定
めたデザインルールに基づいてコンピュータが選定する
方法も提案されているが、この方法では、眼鏡装用者の
好みを十分に反映することができなかった。
本発明は上記背景のもとになされたものであり、本発
明の目的は、眼鏡レンズ情報を考慮した、より実際の眼
鏡装用に近い状態をシミュレートでき、容易かつ的確に
好みの眼鏡を決定することができる眼鏡装用シミュレー
ションシステムを提供することにある。
また、本発明の目的は、豊富で分かり易い眼鏡フレー
ム情報に基づいて、眼鏡決定の判断を行うことができる
眼鏡装用シミュレーションシステムを提供することにあ
る。
また、本発明の目的は、眼鏡装用状態を確認しつつ、
好みの玉型を容易に選択又は創作することができる眼鏡
装用シミュレーションシステムを提供することにある。
発明の開示 上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採
っている。
本発明の眼鏡装用シミュレーションシステムは、 (構成1) 眼鏡を装用していない人物の肖像を画像デ
ータとして取り込み、ディスプレイ画面に表示する機能
と、 予め格納された複数種類の眼鏡フレーム画像を含む眼
鏡フレームデータの中から任意の眼鏡フレームを選択す
る機能と、 前記選択された眼鏡フレームの眼鏡フレーム画像と前
記肖像の画像とを合成して眼鏡フレームを装用した合成
画像を前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 予め入力されたレンズ処方データとレンズ素材情報と
レンズの光学設計情報とから、前記選択された眼鏡フレ
ームにレンズを入れたときのレンズ形状状態を演算し、
その演算結果を数値又は図形によるレンズ形状情報とし
て表示するレンズ選択支援機能と を備えたことを特徴とする。
数値又は図形によるレンズ形状情報には、例えば、数
値によるレンズ厚情報や図形によるレンズ外観形状など
がある。特に、レンズ形状情報として、フレームにレン
ズを入れたときのレンズ周縁部(こば)の厚さに関する
数値又は図形による情報を表示することにより、レンズ
を側方から見たときの見栄えなどを知ることができる。
このため、実物の眼鏡を装用した状態に近いシミュレー
ションを行うことができ、最適な眼鏡を選択できる。な
お、レンズ形状情報に、眼鏡フレームの形状情報(リ
ム、智、テンプルなどの数値又は図形による形状・寸法
の情報)を加味して表示するようにしてもよい。
上記構成1の態様として、 (構成2) 前記合成画像と前記レンズ選択支援機能に
よるレンズ形状情報とを前記ディスプレイ画面に並べて
表示できると共に、前記レンズ選択支援機能により演算
されたレンズ重量も前記ディスプレイ画面に表示できる
ことを特徴とする。
合成画像とレンズ形状情報とがディスプレイ画面に並
べて表示されるので、眼鏡決定に当たって総合的な判断
が行える。また、レンズ重量もディスプレイ画面に表示
されるので、重量面からも好みの眼鏡選択ができ、最適
な眼鏡の選択が可能となる。
上記構成1の態様として、 (構成3) 前記ディスプレイ画面に、レンズの表面処
理工程の程度に応じたレンズ価格を表示する機能を有す
ることを特徴とする。
反射防止膜などのレンズ表面処理の程度(表面処理の
有無やグレード(光線透過率の相違やコーティング膜の
干渉色の相違))に応じたレンズ価格が直ちにわかるの
で、レンズの選択を多面的に迅速に行える。レンズ表面
に施される反射防止膜の程度に応じた価格を表示する場
合には、反射防止膜の程度に応じた透過率の状況を示す
画像も表示するのが好ましい。
上記構成1の態様として、 (構成4) 前記レンズ処方データとレンズ素材情報と
レンズの光学設計情報とに基づいてレンズ選択支援機能
により演算された複数のレンズ形状情報を、前記ディス
プレイ画面上に表示できることを特徴とする。
複数のレンズ形状情報をディスプレイ画面上に表示し
て比較対比できるので、希望の眼鏡レンズを容易且つ迅
速に選択できる。
上記構成1の態様として、 (構成5) 選択された複数の眼鏡フレームを前記肖像
にそれぞれ装用した複数の合成画像を、前記ディスプレ
イ画面上に並べて表示できることを特徴とする。
このように、複数の眼鏡フレーム装用の合成画像がデ
ィスプレイ画面に並べて表示されると、各フレームが肖
像に与える装用状態でのイメージの相違を分かり易く比
較対比でき、眼鏡装用者の好みにあった眼鏡の選択が容
易となる。
上記構成1の態様として、 (構成6) 好みの眼鏡決定に至るまでの、前記眼鏡フ
レーム選択の操作を含むシステムの全体的な操作の流れ
を案内する案内画面を有することを特徴とする。
このような案内画面があると、このシステムに不慣れ
な眼鏡注文者でも自分で容易に操作でき、好みの眼鏡を
決定することができる。
上記構成1の態様として、 (構成7) 前記眼鏡を装用していない人物の肖像を表
示した前記ディスプレイ画面上に、前記肖像の顔幅方向
の距離が読み取り可能なスケール表示像を前記肖像上に
重ね合わせて表示し、このディスプレイ画面から顔幅情
報を得る測定機能を備えたことを特徴とする。
顔幅、瞳孔間距離などの顔幅情報は、例えば、極端に
大きな又は小さなフレームの選択を避けるために、ある
いは、ディスプレイ画面上におけるフレームと肖像との
合成比率を求めるためなどに使用される。
上記構成1の態様として、 (構成8) 前記ディスプレイ画面上の肖像に対して、
画面処理による顔表面処理機能を備えていることを特徴
とする。
顔表面処理は、しわやしみなどをぼかしたり隠した
り、あるいは、顔の色を補正したりするなど、顔を美し
く見せたり自然に見せたりするための各種の処理であ
る。具体的には、しわやしみをぼかしたり隠したりする
処理では、例えば、顔面を細かい領域に分け、各領域内
の色をその領域内の複数の点の色を平均化した混合色に
補正するなどの処理を行う。
上記構成8の態様として、 (構成9) 前記顔表面処理機能による画像処理は、眼
及び唇に対しては行われないことを特徴とする。
このように、眼と唇とに顔表面処理を施さないことに
よって、眼鏡装用者の顔の特徴を十分に残しつつ処理が
できる。
上記構成1の態様として、 (構成10) 前記眼鏡フレームを選択する機能により選
択され、前記ディスプレイ画面上に表示される画面に
は、少なくともフレーム種類とフレーム玉型形状とフレ
ーム価格とを表示して検討を行うための検討機能画面を
有することを特徴とする。
同時画面にフレーム種類とフレーム玉型形状とフレー
ム価格とが表示されるので、これらフレーム情報に基づ
いて眼鏡フレームの検討を行うことにより、眼鏡フレー
ム決定の多面的、総合的な判断が容易にできる。
上記構成1の態様として、 (構成11) 眼鏡仕様が決定されたレンズのレイアウト
情報を図形で表示する画面を有することを特徴とする。
レンズのレイアウト情報としては、光学中心の位置、
アイポイントの位置、遠用と近用のレイアウト、フレー
ム部品をレンズに取り付けるための穴の位置などが挙げ
られる。レイアウト情報が図形で表示されるので、視覚
的にレイアウト状態を確認できる。
上記構成1の態様として、 (構成12) 眼鏡仕様が決定された後に、眼鏡の製造に
必要な眼鏡フレーム情報及びレンズ情報の加工指示を含
む発注処理を行う発注機能を有することを特徴とする。
また、本発明の眼鏡装用シミュレーションシステム
は、 (構成13) 眼鏡を装用していない人物の肖像を画像デ
ータとして取り込み、ディスプレイ画面に表示する機能
と、 予め格納された複数種類の眼鏡フレーム画像を含む眼
鏡フレームデータの中から任意の眼鏡フレームを選択す
る機能と、 前記選択された眼鏡フレームの眼鏡フレーム画像と前
記肖像の画像とを合成して眼鏡フレームを装用した合成
画像を前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 前記合成画像のレンズ部分の透過画像に対して、処方
レンズの屈折による外観効果を加える画像処理を施す機
能と を備えたことを特徴とする。
処方レンズの度数などに応じた屈折による外観効果
(眼及びその周辺部分がレンズによる屈折によって拡大
・縮小などされて見える効果)を加えることにより、処
方レンズを組み込んだ実際の眼鏡装用状態をリアルにシ
ミュレートできる。従って、眼鏡装用者の希望に合った
眼鏡を的確に決定することができる。なお、レンズ表面
の反射防止膜のグレードに応じた透過率の状況を外観効
果として更に加味するようにしてもよい。
また、本発明の眼鏡装用シミュレーションシステム
は、 (構成14) 眼鏡を装用していない人物の肖像を画像デ
ータとして取り込み、ディスプレイ画面に表示する機能
と、 予め格納された複数種類の眼鏡フレーム画像を含む眼
鏡フレームデータの中から任意の眼鏡フレームを選択す
る機能と、 前記選択された眼鏡フレームの眼鏡フレーム画像と前
記肖像の画像とを合成して眼鏡フレームを装用した合成
画像を前記ディスプレイ画面に表示する機能とを備え、 前記眼鏡フレームデータは、マルチメディアカタログ
から呼び出されたものであって、選択された眼鏡フレー
ムの眼鏡フレーム画像の他に、選択された眼鏡フレーム
に関する文字情報及び音声情報を含むことを特徴とす
る。
眼鏡フレームの画像を眺めるだけでなく、眼鏡フレー
ムの製品説明を文字で読んだり音声で聞いたりして知る
ことができるので、一般の眼鏡装用者でも眼鏡フレーム
の特徴などを的確に分かり易く知ることができ、容易且
つ迅速に眼鏡の選択が行える。なお、眼鏡フレーム画像
としては、フレーム全体の斜視図と、智近傍の部分拡大
図とを用いると、少ない画面で眼鏡フレームの概略を把
握できるので、好ましい。
また、本発明の眼鏡装用シミュレーションシステム
は、 (構成15) 眼鏡を装用していない人物の肖像に、複数
の眼鏡フレームの画像を含む眼鏡フレームデータの中か
ら選択された眼鏡フレームを装用した合成画像をディス
プレイ画面に表示する機能を有し、 前記複数の眼鏡フレームは、玉型の形状分類に基づい
て分類されていることを特徴とする。
上記構成15の態様として、 (構成16) 前記玉型の形状分類が、玉型の輪郭線を構
成する円の要素の数によって分類されたものであること
を特徴とする。
このシステムでは、形状の美しさは円(又は円弧の集
まり)にあるとの分析の下に、玉型の形状を、玉型の輪
郭線を構成する円の要素の数で分類するという分類方法
を提案している。ここで、円の要素の数とは、玉型の輪
郭線を円又は円弧(線分も含む)をつないだ線とみなし
たときの、円又は円弧(線分も含む)の数をいう。例え
ば、玉型が円とみなせる形状の場合には、円の要素の数
は1であり、また、玉型が2つの円弧とみなせる部分か
らなる場合には、円の要素の数は2である。この新たな
玉型形状の分類方法(類型思想)に基づいて、玉型(例
えば、ボストン型、ウェリントン型など)を適切な分類
数で分類し、そして、このように分類された玉型の中か
ら所望の玉型を選択することにより、選択された玉型の
眼鏡フレームを装用した肖像の合成画像を表示して、玉
型が装用者に与える影響をディスプレイ画面で直ちに確
認できるようにしている。
上記構成15の態様として、 (構成17) 前記複数の眼鏡フレームから選択された異
なる玉型の眼鏡フレームを装用した2つの合成画像が前
記ディスプレイ画面上に並べて表示され、これら2つの
合成画像を比較対比しながら好みの玉型の眼鏡フレーム
を選択できるようにしたことを特徴とする。
玉型形状が異なる眼鏡フレームを装用した2つの合成
画像をディスプレイ画面上に並べて比較対比できるの
で、装用者の好みの玉型を容易に選択することができ、
短時間で希望の眼鏡を選択することができる。
上記構成15の態様として、 (構成18) 前記ディスプレイ画面に前記玉型の形状分
類を表す木構造の体系図が表示され、前記2つの合成画
像に表示されている2つの玉型が前記体系図に認識可能
に表示されるようにしたことを特徴とする。
上記構成15の態様として、 (構成19) 現在選択されている複数の前記玉型のう
ち、常に玉型の形状ないし形状の持つイメージにおいて
一番差異がある2つの玉型が比較対比されるように構成
されていることを特徴とする。
上記構成15の態様として、 (構成20) 前記玉型の形状分類により分類された複数
の基本玉型の眼鏡フレームの画像又は前記複数の基本玉
型の眼鏡フレームを前記肖像にそれぞれ装用した複数の
合成画像が、前記ディスプレイ画面上に並べて表示され
ると共に、前記複数の基本玉型の眼鏡フレームの画像又
は前記複数の合成画像のうちのいずれかを選択すること
により、各基本玉型に対して更に細分化した複数の玉型
の眼鏡フレームを装用した合成画像が表示されるように
したことを特徴とする。
また、本発明の眼鏡装用シミュレーションシステム
は、 (構成21) 眼鏡を装用していない人物の肖像に縁なし
フレームを装用した合成画像の画面と、前記縁なしフレ
ームの玉型を変形するための変形操作の画面とをディス
プレイ画面に並べて表示する機能と、 前記変形操作の画面における玉型の変形操作により、
これに連動して前記合成画像の玉型を変形させる機能と を備えたことを特徴とする。
ディスプレイ画面上に縁なしフレームを装用した合成
画像と玉型の変形操作の画面とを並べ、玉型の変形操作
に連動させて合成画面の玉型が変形するようにしている
ので、玉型の変形操作の画面により変形操作が分かり易
く操作性に優れると共に、玉型変形後の装用状態を合成
画像より直ちに見ることができる。
上記構成21の態様として、 (構成22) 前記玉型の変形操作による変形は、前記変
形操作の画面に表示された前記縁なしフレームの玉型画
像に対して、レンズの一部を曲線又は直線によりカット
して変形するカット変形であることを特徴とする。
上記構成21の態様として、 (構成23) 前記玉型の変形操作による変形には、前記
玉型の輪郭線を構成する曲線の頂点位置の移動に伴う変
形、前記曲線の伸縮に伴う変形、又は前記玉型の拡大縮
小による変形が含まれていることを特徴とする。
上記構成21の態様として、 (構成24) 前記玉型の変形操作による変形は、現在選
択されている玉型形状を、この玉型形状と特定イメージ
の玉型形状とを所望の比率で合成して変形するイメージ
変形であることを特徴とする。
上記構成21の態様として、 (構成23) 前記玉型の輪郭線を強調補正することがで
きる輪郭補正機能を有することを特徴とする。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の実施例に係る眼鏡装用シミュレー
ションシステムの概要を示すフローチャートである。
第2図〜第28図は、第1図のシステムにおける各処理
内容を表示する表示画面を示す図である。
発明を実施するための最良の形態 第1図は本発明の実施例にかかる眼鏡装用シミュレー
ションシステムの概要を示すフローチャートであり、第
2図から第28図までは、第1図のシステムにおける各処
理内容を表示する表示画面を示す図である。以下、これ
らの図面を参照してこの実施例の眼鏡装用シミュレーシ
ョンシステムを説明する。
このシステムを構成する基本ハード構成は、特開昭61
−80222号、特開昭62−280717号、特開昭63−113671
号、特開平1−76362号の各公報に開示されるものと同
様で、肖像撮影装置、フレームデータ、コンピュータ、
表示装置(ディスプレイ)から構成される(図示せ
ず)。
従来システムから異なるハード構成は、肖像撮影装置
にはデジタルカメラを使用し、コンピュータではマウス
を含めた入力手段を用いている。また、フレームデータ
には、画像データ、文字データ及び音声データを組み合
わせたマルチメディアカタログを使用して、操作性と情
報量の向上とより対話性の向上とを図っている。
また、第1図において、肖像データ1の作成(ステッ
プS1)、フレームデータ2の作成(ステップS2)、レン
ズデータ3の作成(ステップS3)、マルチメディアカタ
ログ5の利用(ステップS2)、玉型創作データ6の作成
(ステップS2−1)、画像合成4(ステップS4)は、本
実施例の特徴となる処理部分であり、以下基本の操作手
順を各処理の表示画面に基づき説明する。
(ステップS1) 肖像データ1の作成ステップにおいては、まず、眼鏡
店に来店した眼鏡注文者(客)の顧客ファイルを作成す
る。その際、眼科医の検眼によるレンズ処方を入力す
る。次いで、眼鏡を装用していない客の肖像をデジタル
カメラで撮影してコンピュータに取り込んだ後、ディス
プレイ画面に表示し、スケール測定や必要な場合には顔
表面処理(美顔処理)を施して肖像データを作成する。
肖像撮影は、撮影後の画像処理の技術の多様性から、デ
ジタルカメラを用いているが、特に、デジタルカメラに
限定されるものではない。
本実施例では、撮影後、コンピュータに取り込まれた
肖像の画像データをディスプレイに一旦表示し、このデ
ィスプレイの画面に対して、顧客と対話しながら美顔処
理を行うと共に、肖像画像と眼鏡フレーム画像との合成
のためのスケール測定を行う。
第2図がそのディスプレイ画面であり、左側の画面21
には、背景色を空色にして顔画像20が表示され、右側の
画面22は、顧客名・顔面計測情報などの文字及び数値の
表示・入力を行う画面となっている。さらに、左側画面
21の顔画像20下の領域24には、美顔処理ボタンが配置さ
れている。美顔処理ボタンは、美顔処理の「開始」及び
「取消」の操作ボタンと、美顔処理の処理程度のランク
を指定する「L」、「M」、「H」、「SH」の指定ボタ
ンとから構成されている。
この美顔処理機能は本発明特有のもので、例えば、し
わやしみを隠す化粧を施した状態の顔でシミュレーショ
ンを行いたい場合に使用するもので、顔画像20に対して
美顔処理の画像処理を行う機能である。このための画面
処理技術としては、例えば、顔の領域を細分化した領域
に区分し、その区分した領域内の顔色を平均化した混合
色として処理していくもので、細分化の設定程度により
美顔処理のランクが変わる。このシステムでは、日頃あ
まり細かくは見ない部分まで忠実に拡大して映像化され
た自画像を間近に見ながらフレームを選択していくこと
になるので、美顔処理を施すことによって、予め、その
心理的ショックを和らげる効果を狙ったものである。但
し、本実施例では、唇と眼のみはマスキングにより美顔
処理を行わずに、オリジナル性を残す手法をとってい
る。これは、本来の自己の顔の特徴を生かしつつ美顔処
理を行うためである。
第2図の右側画面22には、顔面計測情報の数値表示領
域が設定されており、左右の単眼での遠用PDの数値を入
力する領域25と、両眼PDの数値を入力する領域26と、フ
ィット幅(顔幅)の数値入力領域27とがある。フィット
幅を求めるときには、スケールボタン28の「表示」ボタ
ンをクリックすると、左側両面21の顔画像20にスケール
像23が描画され、このスケール像23から距離を読み取る
ことにより顔幅を測定できるようになっている。測定さ
れた顔幅の画像上の測定値は、顔画像20と眼鏡フレーム
画像とを合成するための位置及び拡縮情報として使用さ
れる。また、スケールボタン28の「消去」ボタンをクリ
ックすると、スケール像23を消去できるようになってい
る。さらに、「PD」ボタン29をクリックした後、顔画像
20における左右の眼の位置をクリックすれば、画面上で
のPD値が計測される。この画面上のPD値と実際のPD実測
値と比較すれば、画面上への合成倍率が計算でき、顔画
像20とフレームデータのフレーム画像との合成画面情報
を把握することができる。
第3図は本システムを管理する眼鏡店側の管理画面で
あって、お客には表示しない画面である。この画面は、
処方入力画面が主体となっており、入力データはデータ
ベースに保存され、次に同じお客が来店した場合、入力
データをデータベースから引き出すことにより、撮影等
の作業が省略できる。また、この画面は修正、追加も可
能である。
第3図の画面を説明すると、お客様番号、訪問の履歴
である初回来店日、名前、男女の識別、遠用PD(瞳孔間
距離)、左右視力、フィット幅、年代指定(ミドル、ヤ
ング、ジュニア)の入力ができる。また、お客様の左右
のレンズ処方のSPH(球面度数を意味する)、CYL(乱視
度数を意味する)、AX(乱視軸を意味する)、ADD(加
入度数を意味する)、PRSM(プリズムを意味する)、BA
SE(プリズムの基底方向を意味する)が入力可能なよう
になっている。レンズ処方に関しては、不用な項目は空
欄で省略可能である。
また、この画面では第2図の画面で実施した画面上の
PD測定も可能であり、画面上方の「アイポイント修正」
ボタン30をクリックして、矢印ボタン31で左右、上下に
顔の画面33に現れる十字マークを移動して位置入力する
ことで可能である。さらに、「スケール表示」ボタン32
をクリックすると、第2図と同様に顔幅測定も可能にな
っている。肖像データの作成を終了した後、第3図の画
面下方の「売り場御案内」ボタン34をクリックすると、
次のフレーム選択画面に移動する。
(ステップ2) フレームデータ2の作成の概要は第1図に示すとおり
であり、第4図から、顧客独自での操作画面に移行して
いく。まず、左側に撮影した肖像画面41を表示し、右側
の画面42には、これからはじめていく操作について基本
ルートのガイダンスを理解させるために、これから登場
していく画面の縮小画面を表示しこれら縮小画面を矢印
でフローを示しながら案内する案内画面を表示してい
る。
従って、操作者は自己の肖像の確認とこれからの選択
操作の流れについて把握が可能になり、シミュレーショ
ンシステムについて基本的な理解ができるという効果を
奏する。
なお、第4図の案内画面は、好みの眼鏡フレームを決
定していく操作を案内するものであるが、後述する自作
の玉型を創作する玉型創作方法を含めた案内画面、ある
いは玉型創作方法のみの案内画面を表示するようにして
もよい。
また、右側の画面42の上方の領域43には、操作の案内
メッセージが表示され、これ以降、すべての画面で案内
メッセージが登場する。
第5図は、フレーム種類(タイプ)画面であり、画面
上方には「決定(次へ)」のボタン51、「指定しない」
のボタン52及び「前に戻る」のボタン53の操作ボタン領
域があり、その下方がフレーム・タイプ領域である。フ
レームタイプ領域上部の案内画面54には、「ご希望のフ
レームタイプの写真をクリックして下さい。」「選択し
たタイプは赤色文字になります。」「特に指定しない場
合は[指定しない]ボタンをクリックして下さい。」と
のメッセージが表示される。そして、案内画面54の下に
は、5種類のフレームの斜視図が表示されている。5種
類のフレームは、フレームの材料や形状的特徴でフレー
ムを分類したもので、メタルフレーム55と、プラスチッ
クフレーム56と、縁なしフレーム57と、ナイロンフレー
ム(ハーフリムタイプ)58と、コンビネーションフレー
ム59とからなる。
更に、代表的な、メタルフレーム55、プラスチックフ
レーム56及び縁なしフレーム57には、それぞれ下方の領
域551、561、571に説明メッセージがあり、例えば、メ
タルフレーム55の下方の領域551には、「フレーム前部
の主要部分が、金属で作られた眼鏡フレームのスタンダ
ードです。」との説明がある。
第6図、第7図は、後述する新規な玉型形状分類によ
って分類された基本となる基本玉型形状のデータベース
を説明する画面である。
第6図において、画面上方の領域61には、操作ボタン
として、「決定(次へ)」、「指定しない」、「前に戻
る」、「一対比較選択」の4つが配置されている。(な
お、「一対比較選択」の操作ボタンをクリックすると、
後述する玉型比較画面(第7図)へ移行する。) 更に、領域61の下方には、メッセージ領域62として、
「好みのフレームの形の写真を選択(クリック)して下
さい。」、「特に指定しない場合は[指定しない]ボタ
ンをクリックして下さい。」、「比較する場合は[比
較]ボタンをクリックして2つ選んで下さい。」との表
示がなされている。そして、メッセージ領域62の下方に
は、現在、選定されている玉型(本操作では予め、ある
標準玉型が仮玉型として選択される)のフレームを装用
した顔の合成画面63と、基本となる9種に区分類型され
た玉型のフレームをそれぞれ装用した顔の合成画面651
〜659とが表示されている(第6図では合成画面651〜65
9の一部を図示省略している。)。なお、9種類の基本
玉型のフレームを装用した顔の合成画面651〜659のいず
れかを選択すると、更に各基本玉型を細分化した玉型を
装用した複数の合成画像を表示した画面が現れるように
なっている。また、各合成画面651〜659の下方には、
「比較」ボタン66があり、「比較」ボタン66をクリック
して選択することにより、合成画面の一対比較ができる
ようになっている。
第7図は一対比較の玉型選択機能画面で、第6図の画
面のより詳細な選択確認画面である。異なる玉型の眼鏡
を装用した2つの顔の比較画面77、78を左右に配置し、
中央の画面75には、現在の選択玉型がどの位置にあるの
かを認識させ選択させるガイドとして、玉型形状を分類
した木構造の体系図(デシジョンツリー)76を表示して
いる。これにより、玉型の形状特性を強調させた形で表
示させて、操作者に認識させながら、選択のガイドを行
っていくものである。
本実施例のシステムは、フレーム選択の最重要選択要
素に玉型形状を位置づけてシステム設計されている。本
システムでは、予め、玉型について形状の基礎的な分析
を行って、その分析した類型思想に基づき、複数の基本
玉型を選択して玉型の分類を行っている。
従来の玉型には、パリ型、セミオート型、ボストン
型、オーバル型、ヘキサゴン型、フォックス型、なす
型、ウェリントン型、レキシントン型、ラウンド型、オ
クタゴン型等の玉型があるが、形状的定義のないものや
類型の種類が多すぎるため好適な分類設定を行うことが
できなかった。
これに対し、本実施例では、形状の美しさは円(又は
円弧の集まり)にあるとの分析結果より、分類方法とし
て、円を基本形状の中心として考え、既存の玉型が円の
要素がどのくらい含まれているかで分類した。即ち、玉
型の輪郭線は円又は円弧(線分も含む)をつないだ線と
して近似できるので、玉型の輪郭線を構成するとみなせ
る円又は円弧(線分を含む)の数で分類している。例え
ば、オーバル状のものは、円の要素が1つのもの、4角
形ぽいものは、円の要素が4つのもの(4つの円弧とみ
なせる部分から構成されるもの)とした分類法である。
そして、玉型全体を9つに分類した。(なお、本発明に
おいては、分類数は、9種類に限らず、例えば、7種
類、5種類、或いは12種類といった分類数でも構わな
い。) また、第7図に示すように、本実施例では、複数の眼
鏡装用画面からの選択方法として、2つの眼鏡装用画面
を比較対比する「一対比較法」を積極的に実施してい
る。これは、あまりに比較する画面が多すぎると、選択
に迷い生じて選択に多くの時間を必要とし(殊に、眼鏡
装用者自身が操作して選択していく場合)、眼鏡店にお
ける本システムの活用性が乏しくなる。そこで、第7図
の画面では、2つ選択された眼鏡装用画面を比較する画
面77、78を設定している。第7図の画面の上方領域の71
には、「決定(次へ)」、「指定しない」、「前に戻
る」のボタンが、その下方領域72には、「好みのフレー
ムの形の写真を選択(クリック)して下さい。」「特に
指定しない場合は[指定しない]ボタンをクリックして
下さい。」のメッセージが表示されている。更に、画面
77、78の上部領域73、74には、装用されているフレーム
の説明、例えば、領域73には、「よく線が目立ちやわら
かなやさしい印象です。」、また、領域74には、「角張
った感じで、重厚な印象です。」とのメッセージが表示
される。
更に、より選択を合理的に進めるツールとして、第7
図の中央画面75には、デシジョンツリー76を設定してい
る。このツリー76は、中央の分岐77を出発点として、一
対比較により決定できるようになっている。また、本実
施例の一対比較では、その時点の候補の中で、常に形状
・イメージに一番差異があるもの同士を比較させる方法
を用いている。即ち、図示のように玉型形状・イメージ
の差異によって玉型を〜の順序でデシジョンツリー
76に配置し、まず、中央の分岐77では、の玉型との
玉型とを画面78、79で比較して好みの玉型を選定し、例
えば、の玉型がより好ましいときには、次に分岐771
へと進み、の玉型との玉型を比較するというように
玉型の選択範囲を絞るという方法を採っている。
第8図は、眼鏡フレームの価格帯の選択を行う表示画
面で、従来購入予算といったものは、このようなシステ
ムでは使用されなかったが、金額は重要な選択条件の一
つであるとの認識から、本機能画面が設定されている。
また、フレーム価格帯を指定しない選択や選択の変更も
可能である。
第9図は、ブランド選択機能画面であり、この画面で
は文字及び商標情報のみ(ブランドマークと会社名、デ
ザイナー名)が表示され、選択可能になっている。ブラ
ンドは、フレームメーカーやデザイナーブランドを指定
するものであり、下方領域91には、図形マーク、文字等
が表示される。また、ブランドを指定しない選択や選択
の変更も可能である。
第10図は、フレームの特定の機能(オプション)を設
定する画面であり、バネ蝶番、超弾性フレーム、サング
ラス機能、金属アレルギー対策フレーム、宝石付きフレ
ーム(ジュエリー)、ゴールドフレームの選択ができる
ようになっている。各機能の画面には、フレーム形状の
写真の斜視図などが表示される(第10図ではフレーム形
状の図は省略した)。オプション設定は、設定可能な項
目を一覧の形式で表示したもので、フレームを構造や形
状、フレーム機能の観点から分類したものを指定項目と
して表示している。バネ蝶番は固有の機能の蝶番部品を
指定するものであり、超弾性は特定のフレーム材料を指
定するものであり、サングラス機能は特定のフレーム形
状を指定するものである。金属アレルギーはニッケル等
の特定の金属からのアレルギーを有する人に対するフレ
ーム材質の制限機能であり、ジュエリーは宝石付きフレ
ームを指定するものであり、ゴールドフレームは金材料
のフレーム指定を意味する。また、これら特定機能(オ
プション)を指定しない選択や選択の追加・変更も可能
である。
第11図は、条件一覧確認画面であり、上述した眼鏡フ
レーム選択の条件、即ち、フレームの種類(タイプ)、
フレーム価格帯、フレーム玉型のタイプ(形状)、ブラ
ンド、オプション(特定機能)を表示するものである。
これらフレームの選択条件が同時画面で表示されるの
で、フレーム選択を多面的に検討でき、総合的なフレー
ム決定の判断ができる。上記のフレーム選択条件を確認
して変更がなければ、「カタログから探す」ボタン111
をクリックしてフレームカタログの選択に移る。
第12図は、上記選択条件から選ばれたフレーム一覧を
総括的に表示する機能画面である。この画面の上方領域
には、メッセージ画面121があり、「掛けて見たいフレ
ームの写真をクリックして下さい。写真が拡大されま
す。」、「「前ページ」、「次ページ」ボタンをクリッ
クするとページが変わります。」、「違う条件で探す場
合は「戻る」ボタンをクリックして下さい。」と表示さ
れている。また、メッセージ画面121の左領域122には、
「前ページ」、「次ページ」、「戻る」のボタンが併置
されている。
また、メッセージ画面121の下方は、候補フレーム一
覧領域となっており、番号123で示す領域にはフレーム
の斜視図の写真が、番号124の領域には価格が文字情報
で、番号125の領域には、そのフレームの特徴を説明す
る文字情報がそれぞれ表示されている。領域123、124、
125の下方にも、他の候補フレームが同様な形式で表示
される。
第13図、第12図の候補フレームから指定されたカタロ
グ候補フレーム画面で、マルチメディアカタログになっ
ている機能画面で、本実施例の特徴の一つである。
第13図の画面は、フレームの表示画面であり、種々の
条件に従い、選択されたフレームの表示を行う。その画
面構成は、フレーム全体の印象を理解できる全体の斜視
図136、智部品近傍の部分拡大図137、文字によるそのフ
レームの特徴解説文などからなり、更に、音声によるフ
レームの製品説明も受けられる、音声説明を受ける場合
には、「音声説明」ボタン138を押せばよい。従来シス
テムではフレーム画像のみであったが、フレームをより
理解し易くするために、文字情報と音声情報とを加えて
ある。画面上方の領域131には、「掛けて見たい場合
は、[掛けて見る]ボタンをクリックして下さい。」、
「一覧に戻る場合は[戻る]ボタンをクリックして下さ
い。」のメッセージが表示してある。その下方領域132
には、「掛けて見る」と「戻る」のボタンが設定されて
いる。番号133はブランドの説明文の表示領域、番号134
はそのブランドのマークの表示領域、番号135はフレー
ムの説明文の表示領域である。
また、第13図には、分割画面として他の候補フレーム
を表示でき、比較可能になっている。
第14図には、選択されたフレームを装用した装用画面
140が表示され、装用画面140の右側には装用しているフ
レームの写真などが併置されている。装用画面140の右
端及び下端にはスクロールバー141、142が設けられ、ス
クロールバー141、142を操作することにより、フレーム
をその標準装着位置から、上下方向、左右方向へ位置調
整することができる。この位置調整の機能は、装用画面
140の顔画像に対してフレーム配置処理がうまくいかな
かったり、フィッテイング位置を確認する等の目的で使
用されるものである。
また、リムロンフレームや縁なしフレームを選択した
場合、レンズ輪郭形状が視認しにくい場合は、番号143
で示す輪郭の強弱をカラーリングにて補正する「輪郭」
ボタンで、レンズの輪郭を強調補正することができるよ
うになっている。なお、後述の玉型創作データの作成に
おいても、この玉型の輪郭線を強調補正することができ
る輪郭補正機能が設けられている。
第14図の装用画面140では、レンズ部分144は、既に、
処方レンズの度数効果(外観効果)を加味した映像とな
っている。また、第14図の画面の左下端部には、「終
了」ボタン145、「カタログ」ボタン146及び「候補へ」
ボタン147の3つのボタンが設置されている。「カタロ
グ」ボタン146を押すと、第12図のフレーム一覧の画面
に戻る。また、「候補へ」ボタン(ないし「候補へ登
録」ボタン)147を押すと、好ましいフレームが候補と
して登録され一時的に保存される。また、画面右側のフ
レーム画面の下方領域において、番号148の領域はフレ
ーム価格表示、番号149はフレームの解説文字表示、番
号1410、1411はフレームサイズの変更ボタンで、「小さ
く」、「大きく」の指定が可能で、装用画面140の顔画
像に対してフレームサイズが変更されて合成される。
また、第14図の画面の右下端部には、「フレーム」ボ
タン1412、「候補の参照」ボタン1413、「レンズカラ
ー」ボタン1414、「厚み・重量」ボタン1415、「詳細情
報」ボタン1416の機能ボタンが設置されている。「フレ
ーム」ボタン1412を押すと、フレームの拡大画像、ブラ
ンドなどが表示され、また、「詳細情報」ボタン1416を
押すと、フレームのブランドやブランドの説明、フレー
ムのオプション情報などを見ることができる。
第15図は、第14図などの「候補の参照」ボタン1413を
クリックしたときに表示される画面を示す図であり、右
側上方の領域151には、「比較する場合は[比較]ボタ
ンをクリックして2つ選んで下さい。」、「左側に拡大
する場合は[拡大]ボタンをクリックして下さい。」と
のメッセージが表示されている。
第15図の右側の4つの画面(縮小した装用画面)は今
まで選択し候補として残した装用画面であり、各画面の
左側にあるボタン152は「比較」ボタンで、ボタン153は
「拡大」ボタンである。また、「比較」ボタンをクリッ
クしたときに表示される比較画面は、第7図の玉型比較
で説明したように、一対比較選択法を取り入れた画面と
なっている。
(ステップS3) 第16図は、第14図などの「厚み・重量」ボタン1415を
クリックした場合に表示される画面で、本実施例の大き
な特徴の一つであるレンズ選択支援機能を備えている。
このレンズ選択支援機能は、選択されたフレームに対し
て、予め入力された処方データとレンズの屈折率とレン
ズの光学設計情報(必要によっては指定加工条件情報)
に基づき、フレームにレンズを入れた後のレンズ形状状
態を演算し、その演算結果からレンズ厚情報の数値とレ
ンズ外観形状の図形とを表示するものである。
第16図の画面の左側の領域には、フレームカタログか
らのフレームシミュレーション操作により選択されたフ
レームを装用した装用画面161が表示されており、第14
図と同様に、スクロールバーの操作により、顔画像に対
するフレーム画像の位置調整の機能も備えている。一
方、右側画面162には、上記レンズ選択支援機能に基づ
き、レンズ外観形状の図形を表示する領域163と、レン
ズ厚情報の数値を表示する領域164とを有する。レンズ
形状の図形表示の領域163には、レンズメーカーの既製
のレンズそのままの通常加工と眼鏡装用者個人の使用に
合わせた特別設計の薄型加工との2つの場合に、右レン
ズ及び左レンズを側面(頬側)から見た側面形状がそれ
ぞれ対比して表示されている。また、レンズ厚情報の数
値表示領域164には、右レンズ及び左レンズのレンズ厚
(最大こば厚(レンズ周縁厚)、mm)とレンズ重量
(g)とが、通常加工と薄型加工の場合に区分して表示
されている。
レンズ厚情報の数値やレンズ外観形状の図形を表示す
ることにより、例えば、マイナス7ディオプターの強度
レンズの処方者(眼鏡装用者)が大きいサングラス用の
フレームを選択した場合には、レンズ周縁厚が相手方か
ら見えて外観上好ましくない場合があるが、そのような
場合にフレームの選択に問題がないか確認が可能とな
る。また、レンズ厚みは、レンズの屈折率やレンズの加
工方式やレンズ設計においても異なるものであり、その
要因をフレーム選択やレンズ選択において同時にシミュ
レーションできる効果もある。
また、装用画面161のレンズ部分167の透過画像には、
処方レンズの度数に応じた屈折力によって拡大・縮小な
どされて見える度数効果(影響)を加えた画像処理を施
すことができる。度数効果を付与する場合には、装用画
面161下方の度数効果のチェックボタン1610をクリック
して、図示のようにオン状態のチェックマークを表示さ
せる。また、度数効果をなくしたい場合には、チェック
ボタン1610を再度クリックして、オフ状態である空白表
示とすればよい。度数効果を与えることにより、処方レ
ンズを実際に組み込んだ眼鏡装用状態を画面上でシミュ
レートでき、希望どうりの眼鏡選択を行うことができ
る。例えば、処方レンズにより眼が小さく見えたり或い
は大きく見えたりする程度や、顔幅を超えるような大き
な玉型のフレームを選択したときに、顔面の輪郭線がレ
ンズ部分167とその上下位置とでズレて見えたりする状
況などを確認することができる。また、同じ度数でも、
球面レンズと非球面レンズとでは、眼が小さく見えたり
する程度が変わるので、非球面レンズのチェックボタン
1611も設けられている。非球面レンズのチェックボタン
1611をクリックしてオン状態とすると、非球面レンズを
装用したときの度数効果が得られ、また、再度クリック
してオフ状態とすると、球面レンズのときの度数効果が
得られる。
更に、「レンズカラー」ボタン168をクリックする
と、顔画面161のレンズ部分167を、レンズカラー(濃
度、種類、グラデーション)を自由に選んで着色するこ
ともできる。
また、右側画面162には、プラスチックレンズかガラ
スレンズかの材質選択を指定する領域165と、選択され
たレンズ素材(プラスチックあるいはガラス)の屈折率
あるいは比重などを指定する領域166とがある。屈折率
は、普通、やや薄く、より薄く、最も薄くという表現で
区分されている。
第17図は、第16図の画面をより詳細に開示した画面で
あり、第16図の「計算」ボタン169をクリックすると現
れる画面である。画面上方の領域171には、レンズ厚(m
m)及びレンズ重量(g)の数値がテーブルで表示さ
れ、画面下方の領域172には、レンズ形状の図形が表示
される。レンズ厚・重量のテーブル表示領域171におい
て、左側の項目は、右レンズと左レンズとに、かつ通常
加工と薄型加工とに区分して設定され、一方、上側の項
目は、レンズ素材の屈折率(屈折率の区分は、普通、や
や薄く、より薄く、最も薄くに分けられている)と、レ
ンズ設計条件(球面と非球面とに分けられている)とに
区分して設定されている。なお、レンズ設計条件には、
球面、非球面以外にも、曲率、遠用と近用のレイアウ
ト、小玉位置などがあるが、これらの条件を加味して更
に区分するようにしてもよい。
ここで、薄型加工とは、特にプラス強度の処方レンズ
の場合等に、フレーム形状や処方の要因により、既製の
レンズ仕様ではレンズ厚が厚くなりすぎる場合、新たに
そのフレームや処方に合わせてレンズの光学設計をやり
直し、最適なレンズ厚を有するレンズを供給する特別な
眼鏡加工のことである。このような薄型加工を行う眼鏡
加工システムとして、例えば、HOYA METSオンラインシ
ステムが知られている。
また、レンズ形状の図形表示領域172には、上記レン
ズ厚・重量のテーブルより選択されたレンズの側面形状
が図形表示される。図形表示領域172には、2種類のレ
ンズを選択して表示でき(第17図ではレンズAとレンズ
Hを選択した状態)、同時比較することができるように
なっている。
第18図は、第17図の「グラフ表示」ボタン173をマウ
スでクリックすると現れる画面である。第18図の画面
は、第17図のレンズ厚及びレンズ重量の数字によるテー
ブル表示を、レンズ厚及びレンズ重量のグラフ表示に変
更したものであって、レンズ厚及びレンズ重量の比較を
グラフ表示によって視覚的に分かり易くしている。
このグラフ表示においては、A〜Hの各レンズに対し
て、左より通過加工の厚み181、通常加工の重量182、薄
型加工の厚み183、薄型加工の重量184が棒グラフによっ
て表示される。これらの厚み及び重量181〜184の棒グラ
フの高さは、左右のレンズの数値を足し算した値を表す
ものであり、また、8種類のレンズA〜Hのうち最も大
きな数値を100(%)として相対的に表示したものであ
る。(なお、画面に十分な表示スペースを確保すれば、
レンズ厚及び重量を、左右のレンズ毎に、絶対的な数値
に比例した高さでグラフ表示するようにしても勿論よ
い。)また、グラフ表示は、レンズ厚のみの比較表示、
レンズ重量のみの比較表示、レンズ厚及び重量の両方の
比較表示(図示例)のいずれかを選択できる。この選択
は、項目mm(レンズ厚のみの比較表示の場合)、項目g
(レンズ重量のみの比較表示の場合)及び項目mm,g(レ
ンズ厚及び重量を比較表示する場合)のうち、選択しよ
うとする項目の左にあるラジオボタン185をクリックし
てオンにすればよい。また、レンズ厚及び重量を、第17
図に示す数字による表示に戻すには、「数字で表示」ボ
タン186をクリックすればよい。
また、第19図は、第17図の「レンズ価格表」ボタン17
4をクリックしたときに現れる画面である。第19図の画
面下方の領域191には、レンズに施される反射防止コー
トの程度(コートなし、単層膜、多層膜、超多層膜)に
応じたレンズ価格表が、8種類のレンズA〜Hについて
表示される。
このレンズ価格表において、左側の項目は、コートな
し、単層膜、多層膜、超多層膜に区分され、また、上記
の項目は、レンズ厚・重量と同様に、屈折率(普通、や
や薄く、より薄く、最も薄く)と、レンズ設計条件(球
面、非球面)とによって区分されている。レンズ価格表
の各コマには、該当するレンズの製造メーカーと価格と
が表示される。例えば、図示例のように、「より薄く」
の屈折率の球面レンズの表面に多層膜を形成したレンズ
には、H社製で31,000円のレンズがあることが表示され
る。また、反射防止コートの程度、レンズの屈折率及び
レンズ設計条件が一致するレンズ(レンズ価格表の同一
のコマに該当するレンズ)が複数の製造メーカーで製造
されている場合には、図示のように、ポップアップ・メ
ニューのボタン192の表示がされ、ボタン192をクリック
すると、複数のレンズ製造メーカー及びレンズ価格のメ
ニュー(リスト)が現れるようになっている。また、領
域191の左側には、反射防止コートの程度・種類によっ
て透過率やコーティング膜の干渉色が異なり見え方が相
違することから、この見え方の相違を、コートなし、単
層膜、多層膜、超多層膜の4つの場合について、円形を
4分割した画面193によって分かり易く表示している。
(ステップS2−1) 次に、縁なしフレームに対し自作の玉型を創作する方
法を説明する。この方法においても、基本玉型の決定ま
では、通常の上記システムの場合と同一であり、基本玉
型を変形して独自の玉型を創作するものである。なお、
この玉型創作方法は、本実施例のシステムに限らず、他
の眼鏡(ないし眼鏡フレーム)装用シミュレーションシ
ステムなどにも採用できるものである。
第20図は玉型創作の開始画面であり、画面上方のメッ
セージ領域201には、「玉型を作成した場合は、「作成
する」ボタンをクリックして下さい。」、「一覧に戻る
場合は「戻る」ボタンをクリックして下さい」が表示さ
れている。また、「作成する」ボタン202と「戻る」ボ
タン203が顔画面200の上に設置されている。番号204は
メーカーオリジナルの基本玉型を表示した領域を示すも
ので、玉型のデザイン創作の出発点として、これらの基
本玉型から好みの玉型に近いものを選択する。
第21図は、本システムの玉型創作における、2種類の
方法(玉型変形方法)のうちどちらを採用するか選択さ
せる画面である。本実施例では、自由変形(この実施例
では、自由変形画面にイメージ変形も含ませている)と
カット変形の手法を開発した。自由変形は、より玉型形
状を体系化して自由な形状を創作させるもので、一方、
カット変形は、カットツールを特定しカットツールを使
用して玉型を創作させるものである。
第21図の画面で、番号211は「決定(次へ)」のボタ
ンであり、その下方領域212には、「希望の変形タイプ
の写真をクリックして下さい。」、「選択したタイプは
赤色文字になります。」のメッセージが表示されてい
る。更に、その下方領域213には、「様々な変形ツール
を用いて、レンズ玉型をデザインできます。」との説明
のメッセージが表示されている。また、番号214、215
は、それぞれの変形方法をグラフィックや文字で説明す
る表示部である。
第22図は、玉型のカット変形を行う画面で、左側には
眼鏡装用の顔画面221が、右側には変形操作画面222が設
けられている。変形操作画面222には、カット変形がな
される玉型と、玉型の輪郭線の一部をカットするカット
ツール(カッター)224とが表示されたカット変形画面2
23が設けられている。
カットツール224は、眼鏡のレンズ形状として美的な
線が創作できるように予めふさわしい曲線が選定されて
いる。即ち、カットツール224の曲線は、予め設定され
た指定曲線(円弧、放物線など)を基準曲線とし、更に
指定曲線を一定の条件のもとで変形することもできるよ
うになっている。指定曲線(基準曲線)を定めるのは、
カットする曲線にあまりにも自由度を与えすぎると、結
果的に美観上好ましくないフレーム形状となる場合が多
くなるためであり、予め眼鏡レンズとしての美観を考慮
し、使用するカットツール224のカット曲線を制限して
変形作業を行わせるようにしている。
この実施例では、レンズをカットする線として、円弧
と、直線(本実施例では半径が無限大とみなせる円弧)
とを使用している。
カットツール224は、その曲線の中心位置227が丸印と
して表示され、カットツール224の中心位置227を上下・
左右に移動させたり、中心位置227を中心に左右回転、1
80度回転(上下反転)させてカットツール224の位置を
変換させることが可能である。さらに、カットツール22
4の曲線のカーブを所定範囲で緩急に変化できるように
なっている。また、カットツール使用時には、下方の画
面に、カット変形がなされる角度範囲が数字でカットツ
ールの移動等に連動して表示されるようになっている。
また、カット変形画面223では、耳側と鼻側との方向
が表記されると共に、基本玉型形状の内部に、フレーム
部品をレンズ面で固定する固定ビス部材の表示225がさ
れており、その固定ビス部材の近傍のレンズ輪郭には、
赤色で区別されたレンズ形状輪郭線226が描画されてい
る。そして、この赤色のレンズ形状輪郭線226領域にカ
ットツール224の線が交差すれば、フレーム保持部品と
の構造上の関係から変形不可の警告が、下方の画面に文
字で自動的に表示されるようになっている。
カット操作を行うときには、カット変形画面223のカ
ットツール224を玉型の所望の位置にセットして、画面2
23下方の「確定」ボタン228をクリックすることによ
り、玉型のカット変形のグラフィック処理がなされる。
円弧(曲線)でカットした場合には、カットツール224
の円弧と玉型の輪郭線との交点部分は、所定の最小限の
円弧で滑らかに接続され、一方、直線でカットした場合
には、直線と玉型の輪郭線との交点部分は、直線で輪郭
線をカットした状態のままとなる。また、カット変形実
行後に、取り消したい場合には、「取消」ボタン229を
クリックすれば、1つ前の状態(ないし初期状態)に戻
るように設定されている。なお、カット変形画面223上
の玉型の変形に連動して、顔画面221の玉型も変形さ
れ、顔画面221を確認しながら玉型の変形操作を行うこ
とができるように構成してもよい。
第23図は、玉型の自由変形を行う自由変形画面であ
る。
この自由変形画面の左側には、眼鏡装用の顔画面231
が表示され、右側には自由変形ツール画面232と、カッ
ト変形ツール画面233とが表示されている。自由変形ツ
ール画面232の上部には、玉型の変形を行う部位を矢印
[1]〜[7]で示す画面234が表示され、画面234の下
方には、[1]〜[7]に対応した変形操作のボタン23
01〜2307が配置されている。
ボタン2301は、玉型全体を相似形のまま拡大又は縮小
を行う拡大・縮小変形(玉型サイズの変更)の操作ボタ
ンである。ボタン2301をクリックして拡大・縮小変形を
選択すると、自由変形ツール画面232の下方に、玉型の
輪郭線の図形と拡大・縮小操作ボタンと確定のコマンド
ボタンとを備えた操作画面(図示せず)が表示される。
この拡大・縮小変形の操作画面においては、玉型の輪郭
線は、変形前の状態が白い線で、拡大変形後の状態が赤
い線で、縮小変形後の状態が水色の線でそれぞれ表され
る。なお、ボタン2302〜2307をクリックして他の変形操
作を選択した場合にも、同様な操作画面が自由変形ツー
ル画面232の下方に表示されると共に、操作画面には、
同様にして、変形前と変更後の玉型の輪郭線が色を変え
て表示される。
玉型の拡大・縮小変形においては、フレームの鼻幅は
変えられないので、左右方向の拡大・縮小は玉型の鼻側
輪郭線の頂点が左右方向の位置(X座標)を変えない状
態でなされ、一方、上下方向の拡大・縮小はレンズの幾
何中心を中心として上下対称になされる。
また、眼鏡装用の顔画面231にも、変形後の玉型の輪
郭線2312(図では破線を用いて表示した)が変形前の輪
郭線2311とは別の色でプレビュー表示され、変形後の玉
型を確定前に確認できるようになっている。確定ボタン
を押すと、顔画面231には変形前の玉型の輪郭線は消
え、変形後の玉型の輪郭線が表示される。玉型を1つ前
の変形状態に戻したい場合には、「前に戻す」ボタン23
7を押せばよい。プレビュー表示の顔画面231では、拡大
・縮小等の玉型の自由変形により、レンズ止めなどのフ
レーム部品の位置がレンズの外側に位置するなどの不自
由な表示となる場合があるが、確定後の顔画面231で
は、自然な位置に自動的に移動して表示されるようにな
っている。なお、自由変形においても、変形前と変形後
の玉型のフレームをそれぞれ装用した2つの顔画面を並
べて表示させて、上述した一対比較によって好みの玉型
を選択できるように構成してもよい。
ボタン2302は、玉型の上側輪郭線(矢印[2]で示す
部分)を上下に伸縮して変形する上部伸縮変形の操作ボ
タンである。この上部伸縮変形の操作は、玉型の上側輪
郭線の各点を、左右方向の位置(X座標)は変えずに、
上下方向の位置(Y座標)を移動させるものである。上
部伸縮変形は、上側輪郭線の上方への膨らみ具合を調整
する変形であり、伸ばす操作により上側輪郭線が上に丸
くなった形状となり、縮める操作により上側輪郭線が平
たい形状となる。
上部伸縮変形等の玉型の自由変形によって、顔画面23
1の顔画像に対して玉型の上下方向の位置が不自然にな
る場合があるが、その場合には、「レイアウト」ボタン
238を押せば、玉型が自然な位置に自動的に上下方向に
移動調整される。このレイアウト機能(自由調整機能)
は、アイポイントと変形後のフレームのBサイズ(縦
幅)とを考慮してなされるものである。なお、このレイ
アウト機能は、前述の玉型のカット変形および後述の玉
型のイメージ変形においても採用されている。
ボタン2303は、玉型の下側輪郭線(矢印[3]で示す
部分)を上下に伸縮して変形する下部伸縮変形の操作ボ
タンであり、伸ばす操作により下側輪郭線が下に丸くな
った形状となり、縮める操作により下側輪郭線が平たい
形状となる。
ボタン2304は、上頂点移動変形の操作ボタンである。
この上頂点移動変形では、玉型の上側輪郭線の頂点(矢
印[4]で示す点)を左右に移動させると、この頂点移
動に伴って上側輪郭線の各点が、上下方向の位置(Y座
標)はそのままで、左右方向(X座標方向)に移動し
て、上側輪郭線が全体として滑らかな曲線(例えば、複
数の円弧をつなげた曲線)となるように変形する。な
お、一般に、玉型の上側輪郭線は眉毛のラインに合わせ
ると美しいといわれており、通常、上側輪郭線を眉毛の
ラインに合わせるようにする。
ボタン2305は、下頂点移動変形の操作ボタンである。
この下頂点移動変形では、玉型の下側輪郭線の頂点(矢
印[5]で示す点)を左右に移動させると、この頂点移
動に伴って下側輪郭線の各点が、上下方向の位置はその
ままで、左右方向に移動して、下側輪郭線が全体として
滑らかな曲線となるように変形する。
ボタン2306は、耳側頂点移動変形の操作ボタンであ
る。この耳側頂点移動変形では、玉型の鼻側輪郭線の頂
点(矢印[6]で示す点)を上下に移動させると、この
頂点移動に伴って耳側輪郭線の各点が、左右方向の位置
はそのままで、上下方向に移動して、耳側輪郭線が全体
として滑らかな曲線となるように変形する。
ボタン2307は、鼻側頂点移動変形の操作ボタンであ
る。この鼻側頂点移動変形では、玉型の耳側輪郭線の頂
点(矢印[7]で示す点)を上下に移動させると、この
頂点移動に伴って耳側輪郭線の各点が、左右方向の位置
はそのままで、上下方向に移動して、耳側輪郭線が全体
として滑らかな曲線となるように変形する。
また、第23図の自由変形画面では、上記自由変形を行
った玉型に対して、更に、カット変形ツールによるカッ
ト変形を行うこともできる。その際、玉型を直線でカッ
トしたい場合には、カットツール画面233の直線カット
ツールボタン235をクリックして直線のカットツールを
選択し、また、玉型を円弧でカットしたい場合には、円
弧カットツールボタン236をクリックして円弧のカット
ツールを選択する。なお、カット変形の具体的な操作
は、上述した通りである。
なお、この実施例では、カット変形を行った玉型に対
しては、自由変形は行うことができないようにしてい
る。また、玉型を自由に変形することができる自由変形
は、レンズ保持を、レンズ端面当接支持部材とレンズ面
当接支持部材とで行う構造ではなく、レンズ面当接支持
部材のみで行う構造の縁なしフレームに適用されるよう
になっている。しかし、前記レンズ端面保持部材の使用
により変形可能な領域が一部制限される縁なしフレーム
に対しても、自由変形可能な領域を指定して自由変形が
行えるように構成してもよい。
第24図は、第23図の自由変形画面のイメージボタン23
9をクリックすると現れる画面であって、玉型のイメー
ジ変形を行うイメージ変形画面である。このイメージ変
形画面の左側には、眼鏡装用の顔画面241が表示され、
右側にはイメージ変形ツール画面242が表示されてい
る。
玉型のイメージ変形は、現在選択されている玉型形状
と特定イメージ(柔らかい感じ、スポーティな感じな
ど)を有する玉型形状とを所望の比率で合成して変形す
るものであり、現在選択されている玉型2411の形状要素
に特定イメージの玉型の形状要素を加えて特定イメージ
側に玉型形状を変形(変身)させるものである。例え
ば、現在選択されている丸い形状の玉型の形状要素と、
選択した特定の変形イメージを有する四角な形状の玉型
の形状要素とを所定の比率、例えば50%ずつ加え合わせ
る演算を行って合成形状を作成する。このイメージ変形
には、2つの異なる画像を所望の割合で滑らかに合成変
形した合成画像を得ることができるモーフィングの技術
を利用している。
イメージ変形ツール画面242には、特定の言葉の概念
による変形イメージ(変身イメージ)を加えるための変
形ツールボタンとして、「柔らかく」、「可愛らし
く」、「スポーティに」、「個性的に」、「落ち着いた
感じに」、「クラシックに」、「華やかに」、「知的で
清楚に」の8種類の変形ツールボタン2431〜2438が用意
されている。これら特定イメージを有する玉型形状とし
ては、本実施例では、例えば、「柔らかく」には円形の
玉型が、「可愛らしく」には楕円形の玉型が、「スポー
ティに」にはなす形の玉型が、「個性的に」には矩形状
の玉型がそれぞれ用いられている。
現在選択されている顔画面241の玉型2411に対してイ
メージ変形を行うときには、変形ツールボタン2431〜24
38の中から希望の変形イメージを加えるボタンを選択し
てクリックする。この変形ツールの選択により、第25図
のイメージ変形画面が現れる。第25図のイメージ変形ツ
ール画面252には、イメージ変形の度合(変形度ないし
変身度)を5段階(最弱度、弱度、中度、強度、最強
度)で設定することができる変形強度設定ボタン2531〜
2535が設けられている。最弱度の設定ボタン2351が、特
定イメージの玉型の形状要素を加える度合・比率が最も
少なく、最強度の設定ボタン2535が、特定イメージの玉
型の形状要素を加える度合・比率が最も多い。なお、イ
メージ変形の度合を段階的に設定するのではなく、イメ
ージ変形の度合を連続的に設定できるようにしてもよ
い。
変形強度設定ボタン2531〜2535のいずれかをクリック
すると、眼鏡装用の顔画面251には、現在選択されてい
る玉型の輪郭線2511に対して、イメージ変形後の玉型の
輪郭線2512(図では破線を用いて表示した)が色を変え
てプレビュー表示され、イメージ変形後の玉型を確定前
に確認できる。このとき、現在選択されている変形強度
設定ボタン以外の変形強度設定ボタンをクリックする
と、変形強度の設定が変更され、イメージ変形後の玉型
の輪郭線2512は、変形後の設定強度に対応した輪郭線に
変わる。
確定ボタン254を押すと、顔画面251には、イメージ変
形後の玉型のみが表示される。玉型を1つ前の変形状態
に戻したい場合には、「前に戻す」ボタン255を押せば
よい。また、現在選択されている以外の他のイメージ変
形ツールを用いてイメージ変形を行いたい場合には、イ
メージ再選択ボタン256を押すと、イメージ変形ツール
画面252の左側に、第24図の8種類の変形ツールボタン2
431〜2438が表示されるので、これら変形ツールボタン
から希望する変形ツールを選択すればよい。イメージ変
形確定後の玉型に対しても、更に、8種類のイメージ変
形ツールのいずれかを選択して、更に、イメージ変形を
行うことができる。また、上記自由変形後の玉型を更に
イメージ変形することも、逆に、イメージ変形後の玉型
を更に自由変形することもできる。なお、「条件設定」
ボタン257を押すと、第11図のフレームの条件一覧確認
の画面に戻り、また、「変形ツール」ボタン258を押す
と、第21図の玉型変形方法の選択画面に戻る。
(ステップS6) 上記シミュレーションによりお客様が希望する眼鏡が
決まり、最終的な眼鏡仕様が決定した後に、第26図の画
面で示すような接客日誌が得られる。接客日誌の画面に
は、図示のように画面右側に、決定した眼鏡を装用した
顔画面260が表示されると共に、領域261にはお客様情
報、領域262にはフレーム情報、領域263にはレンズ情報
がそれぞれ文字で表示される。また、領域264には、左
右のレンズのレイアウト情報が図形で表示される。レイ
アウト情報としては、図示のように、左右の玉型265に
対して、光学中心266の位置、アイポイント267の位置、
二重焦点レンズにおける小玉268の位置、レンズ保持金
具を取り付けるための穴269の位置などが表示される。
小玉268はレンズ加工前の形状で表示され、小玉268が玉
型265によってどのようにカットされるかを確認でき
る。接客日誌の画面は、その内容がコンピュータに記録
保存されて眼鏡のデータベースとなると共に、お客様に
決定した眼鏡の内容を最終的に説明して確認してもらう
確認用画面としても使用される。
お客様の最終的なオーダー(発注)を受けた後、決定
した使用の眼鏡を製造するために必要な加工指示書が作
成される。第27図は、加工指示書の内容を表示する画面
であり、眼鏡製造に必要な情報として、領域271にはフ
レーム情報、領域272にはレンズ情報、領域273にはレン
ズのレイアウト情報が表示される。レンズの加工などを
外部業者に依頼する場合には、この加工指示書の内容を
含む発注書がオンライン等によって外部業者に送られ
る。また、眼鏡店側でレンズ加工を行う場合には、加工
指示書に基づく加工指示が玉摺機に出力されてレンズ加
工が行われるように構成されている。
また、このシステムでは、第28図の画面に示すよう
に、眼鏡店の店員に全ての眼鏡情報を提供する店員情報
が作成される。この店員情報は、例えば、レンズ加工に
おいて上記加工指示書と共に利用したりすることもで
き、顧客情報と加工情報とを組み合せた総合情報として
保管される。
上記実施例では、眼鏡装用シミュレーションシステム
を眼鏡店で利用する場合を例に挙げた。しかしながら、
上記の説明で明らかなように、本実施例の眼鏡装置シミ
ュレーションシステムにおいては、フレームデータ、レ
ンズデータを用いて眼鏡仕様を決定でき、この眼鏡仕様
に基づいて眼鏡の製造を全て外部の業者に発注できるの
で、コンピュータを使用した通信手段のネットワーク
(例えば、HOYAオンラインシステム)を用いたりして、
実物のフレームおよびレンズの在庫が全くない所でも利
用することができる。従って、検眼によりレンズ処方を
行った眼科医のいる病院などでも本システムを利用する
ことができる。
また、上記実施例における画面上の機能選択ボタンの
配置や形式は、特に限定されるものではなく、例えば、
玉型のカット変形画面や自由変形画面の場合に、機能選
択ボタンをツールバー(ツールボックス)によって表示
してもよい。
産業上の利用可能性 本発明は、眼鏡を装用していない人物の肖像画像に対
して眼鏡フレーム画像を合成した眼鏡装用の合成画像を
表示することができる眼鏡装用シミュレーションシステ
ムであって、眼鏡装用者の好みに合った眼鏡フレームや
眼鏡レンズを容易に且つ的確に決定できる。また、本発
明の眼鏡装用シミュレーションシステムは、操作が容易
で一般の眼鏡装用者が自分で操作することができると共
に、フレームおよびレンズの在庫が全くない眼科病院な
どでも有効に利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 680

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡を装用していない人物の肖像を画像デ
    ータとして取り込む肖像撮影装置と、コンピュータと、
    ディスプレイとを有し、 前記コンピュータは、 前記肖像撮影装置によって取り込んだ眼鏡を装用してい
    ない人物の肖像画像を前記ディスプレイ画面に表示する
    機能と、 予め格納された複数種類の眼鏡フレーム画像を含む眼鏡
    フレームデータの中から任意の眼鏡フレームを選択して
    前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 前記選択された眼鏡フレームの眼鏡フレーム画像と前記
    肖像の画像とを合成して眼鏡フレームを装用した合成画
    像を前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 予め入力されたレンズ処方データとレンズ素材情報とレ
    ンズの光学設計情報とから、前記選択された眼鏡フレー
    ムにレンズを入れたときのレンズ形状状態を演算し、そ
    の演算結果を数値又は図形によるレンズ形状情報として
    前記ディスプレイ画面に表示するレンズ選択支援機能
    と、 レンズの表面処理加工の種類に対応したレンズ価格を前
    記ディスプレイ画面に表示する機能と、 を有することを特徴とする眼鏡装用シミュレーション装
    置。
  2. 【請求項2】眼鏡を装用していない人物の肖像を画像デ
    ータとして取り込む肖像撮影装置と、コンピュータと、
    ディスプレイとを有し、 前記コンピュータは、 前記肖像撮影装置によって取り込んだ眼鏡を装用してい
    ない人物の肖像画像を前記ディスプレイ画面に表示する
    機能と、 予め格納された複数種類の眼鏡フレーム画像を含む眼鏡
    フレームデータの中から任意の眼鏡フレームを選択して
    前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 前記選択された眼鏡フレームの眼鏡フレーム画像と前記
    肖像の画像とを合成して眼鏡フレームを装用した合成画
    像を前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 予め入力されたレンズ処方データとレンズ素材情報とレ
    ンズの光学設計情報とから、前記選択された眼鏡フレー
    ムにレンズを入れたときのレンズ形状状態を演算し、そ
    の演算結果を数値又は図形によるレンズ形状情報として
    前記ディスプレイ画面に表示するレンズ選択支援機能
    と、 前記選択支援機能によってレンズ処方データとレンズ素
    材情報とレンズの光学設計情報とから演算された複数の
    レンズ形状情報を前記ディスプレイ画面に表示する機能
    と、 を有することを特徴とする眼鏡装用シミュレーション装
    置。
  3. 【請求項3】眼鏡を装用していない人物の肖像を画像デ
    ータとして取り込む肖像撮影装置と、コンピュータと、
    ディスプレイとを有し、 前記コンピュータは、 前記肖像撮影装置によって取り込んだ眼鏡を装用してい
    ない人物の肖像画像を前記ディスプレイ画面に表示する
    機能と、 予め格納された複数種類の眼鏡フレーム画像を含む眼鏡
    フレームデータの中から任意の眼鏡フレームを選択して
    前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 前記選択された眼鏡フレームの眼鏡フレーム画像と前記
    肖像の画像とを合成して眼鏡フレームを装用した合成画
    像を前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 予め入力されたレンズ処方データとレンズ素材情報とレ
    ンズの光学設計情報とから、前記選択された眼鏡フレー
    ムにレンズを入れたときのレンズ形状状態を演算し、そ
    の演算結果を数値又は図形によるレンズ形状情報として
    前記ディスプレイ画面に表示するレンズ選択支援機能
    と、 好みの眼鏡決定に至るまでの、前記眼鏡フレーム選択の
    動作を含むシステムの全体的な操作の流れを案内する案
    内画面を前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 有することを特徴とする眼鏡装用シミュレーション装
    置。
  4. 【請求項4】眼鏡を装用していない人物の肖像を画像デ
    ータとして取り込む肖像撮影装置と、コンピュータと、
    ディスプレイとを有し、 前記コンピュータは、 前記肖像撮影装置によって取り込んだ眼鏡を装用してい
    ない人物の肖像画像を前記ディスプレイ画面に表示する
    機能と、 予め格納された複数種類の眼鏡フレーム画像を含む眼鏡
    フレームデータの中から任意の眼鏡フレームを選択して
    前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 前記選択された眼鏡フレームの眼鏡フレーム画像と前記
    肖像の画像とを合成して眼鏡フレームを装用した合成画
    像を前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 予め入力されたレンズ処方データとレンズ素材情報とレ
    ンズの光学設計情報とから、前記選択された眼鏡フレー
    ムにレンズを入れたときのレンズ形状状態を演算し、そ
    の演算結果を数値又は図形によるレンズ形状情報として
    前記ディスプレイ画面に表示するレンズ選択支援機能
    と、 前記眼鏡を装用していない人物の肖像を表示した前記デ
    ィスプレイ画面上に、前記肖像の顔幅方向の距離が読み
    取り可能なスケール表示像を前記肖像上に重ね合わせて
    表示し、このディスプレイ画面から顔幅情報を得る測定
    機能と、 を備えたことを特徴とする眼鏡装用シミュレーション装
    置。
  5. 【請求項5】眼鏡を装用していない人物の肖像を画像デ
    ータとして取り込む肖像撮影装置と、コンピュータと、
    ディスプレイとを有し、 前記コンピュータは、 前記肖像撮影装置によって取り込んだ眼鏡を装用してい
    ない人物の肖像画像を前記ディスプレイ画面に表示する
    機能と、 予め格納された複数種類の眼鏡フレーム画像を含む眼鏡
    フレームデータの中から任意の眼鏡フレームを選択して
    前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 前記選択された眼鏡フレームの眼鏡フレーム画像と前記
    肖像の画像とを合成して眼鏡フレームを装用した合成画
    像を前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 予め入力されたレンズ処方データとレンズ素材情報とレ
    ンズの光学設計情報とから、前記選択された眼鏡フレー
    ムにレンズを入れたときのレンズ形状状態を演算し、そ
    の演算結果を数値又は図形によるレンズ形状情報として
    前記ディスプレイ画面に表示するレンズ選択支援機能
    と、 前記ディスプレイ画面上の肖像に対して、画像処理によ
    る顔の領域を細分化した顔域に区分し、その区分した顔
    域内の顔色を平均化した混合色として処理し、細分化の
    程度の設定により、顔表面処理を決定する機能と、 を備えていることを特徴とする眼鏡装用シミュレーショ
    ン装置。
  6. 【請求項6】前記顔表面処理機能による画像処理は、眼
    及び唇に対しては行われないことを特徴とする請求項5
    記載の眼鏡装用シミュレーション装置。
  7. 【請求項7】眼鏡を装用していない人物の肖像を画像デ
    ータとして取り込む肖像撮影装置と、コンピュータと、
    ディスプレイとを有し、 前記コンピュータは、 前記肖像撮影装置によって取り込んだ眼鏡を装用してい
    ない人物の肖像画像を前記ディスプレイ画面に表示する
    機能と、 予め格納された複数種類の眼鏡フレーム画像を含む眼鏡
    フレームデータの中から任意の眼鏡フレームを選択して
    前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 前記選択された眼鏡フレームの眼鏡フレーム画像と前記
    肖像の画像とを合成して眼鏡フレームを装用した合成画
    像を前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 予め入力されたレンズ処方データとレンズ素材情報とレ
    ンズの光学設計情報とから、前記選択された眼鏡フレー
    ムにレンズを入れたときのレンズ形状状態を演算し、そ
    の演算結果を数値又は図形によるレンズ形状情報として
    前記ディスプレイ画面に表示するレンズ選択支援機能
    と、 前記眼鏡フレームを選択する機能により選択され、前記
    ディスプレイ画面上に表示される画面には、少なくとも
    フレーム種類とフレーム玉型形状とフレーム価格とを表
    示して検討を行うための検討機能画面とが表示されるよ
    うにした機能と、を有することを特徴とする眼鏡装用シ
    ミュレーション装置。
  8. 【請求項8】眼鏡を装用していない人物の肖像を画像デ
    ータとして取り込む肖像撮影装置と、コンピュータと、
    ディスプレイとを有し、 前記コンピュータは、 眼鏡を装用していない人物の肖像を画像データとして取
    り込み、前記ディスプレイ画面に表示する機能と、 予め格納された複数種類の眼鏡フレーム画像を含む眼鏡
    フレームデータの中から任意の眼鏡フレームを選択する
    機能と、 前記選択された眼鏡フレームの眼鏡フレーム画像と前記
    肖像の画像とを合成して眼鏡フレームを装用した合成画
    像を前記ディスプレイ画面に表示する機能とを備え、 前記眼鏡フレームデータは、マルチメディアカタログか
    ら呼び出されたものであって、選択された眼鏡フレーム
    の眼鏡フレーム画像の他に、選択された眼鏡フレームに
    関する文字情報及び音声情報を含むことを特徴とする眼
    鏡装用シミュレーション装置。
  9. 【請求項9】眼鏡を装用していない人物の肖像を画像デ
    ータとして取り込む肖像撮影装置と、コンピュータと、
    ディスプレイとを有し、 前記コンピュータは、眼鏡を装用していない人物の肖像
    に、複数の眼鏡フレームの画像を含む眼鏡フレームデー
    タの中から選択された眼鏡フレームを装用した合成画像
    をディスプレイ画面に表示する機能を有し、 前記複数の眼鏡フレームは、玉型の形状分類に基づいて
    分類されていることを特徴とする眼鏡装用シミュレーシ
    ョン装置。
  10. 【請求項10】前記玉型の形状分類が、玉型の輪郭線を
    構成する円の要素の数によって分類されたものであるこ
    とを特徴とする請求項9記載の眼鏡装用シミュレーショ
    ン装置。
  11. 【請求項11】前記複数の眼鏡フレームから選択された
    異なる玉型の眼鏡フレームを装用した2つの合成画像が
    前記ディスプレイ画面上に並べて表示され、これら2つ
    の合成画像を比較対比しながら好みの玉型の眼鏡フレー
    ムを選択できるようにしたことを特徴とする請求項9記
    載の眼鏡装用シミュレーション装置。
  12. 【請求項12】前記ディスプレイ画面に前記玉型の形状
    分類を表す木構造の体系図が表示され、前記2つの合成
    画像に表示されている2つの玉型が前記体系図に認識可
    能に表示されるようにしたことを特徴とする請求項9記
    載の眼鏡装用シミュレーションシ装置。
  13. 【請求項13】前記玉型の形状分類により分類された複
    数の基本玉型の眼鏡フレームの画像又は前記複数の基本
    玉型の眼鏡フレームを前記肖像にそれぞれ装用した複数
    の合成画像が、前記ディスプレイ画面上に並べて表示さ
    れると共に、前記複数の基本玉型の眼鏡フレームの画像
    又は前記複数の合成画像のうちのいずれかを選択するこ
    とにより、各基本玉型に対して更に細分化した複数の玉
    型の眼鏡フレームを装用した合成画像が表示されるよう
    にしたことを特徴とする請求項9記載の眼鏡装用シミュ
    レーション装置。
  14. 【請求項14】眼鏡を装用していない人物の肖像を画像
    データとして取り込む肖像撮影装置と、コンピュータ
    と、ディスプレイとを有し、 前記コンピュータは、 眼鏡を装用していない人物の肖像に縁なしフレームを装
    用した合成画像の画面と、前記縁なしフレームの玉型を
    変形するための変形操作の画面とをディスプレイ画面に
    並べて表示する機能と、 前記変形操作の画面における玉型の変形操作により、こ
    れに連動して前記合成画像の玉型を変形させる機能と、 を備えたことを特徴とする眼鏡装用シミュレーション装
    置。
  15. 【請求項15】前記玉型の変形操作による変形は、前記
    変形操作の画面に表示された前記縁なしフレームの玉型
    画像に対して、レンズの一部を曲線又は直線によりカッ
    トして変形するカット変形であることを特徴とする請求
    項14記載の眼鏡装用シミュレーション装置。
  16. 【請求項16】前記玉型の変形操作による変形には、前
    記玉型の輪郭線を構成する曲線の頂点位置の移動に伴う
    変形、前記曲線の伸縮に伴う変形、又は前記玉型の拡大
    縮小による変形が含まれていることを特徴とする請求項
    14記載の眼鏡装用シミュレーション装置。
  17. 【請求項17】前記玉型の変形操作には、前記玉型の輪
    郭線を強調補正することができる輪郭補正が含まれてい
    ることを特徴とする請求項14記載の眼鏡装用シミュレー
    ション装置。
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