JP2013122523A - 眼鏡レンズ受発注システム、眼鏡レンズ発注プログラムおよび眼鏡レンズ発注方法 - Google Patents

眼鏡レンズ受発注システム、眼鏡レンズ発注プログラムおよび眼鏡レンズ発注方法 Download PDF

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Abstract

【課題】眼鏡レンズ受発注システムにおいて、玉型形状の変形に対応する場合であっても、レンズレイアウトの不具合が生じることなく、眼鏡レンズの発注処理を迅速に行えるようにする。
【解決手段】発注側装置11を備えた眼鏡レンズ受発注システムであって、前記発注側装置11は、コンピュータ部11aと、操作部11bと、表示部11cとを備え、前記コンピュータ部11aは、前記表示部11cが画像表示している前記眼鏡レンズの玉型形状を前記操作部11bでの操作内容に従いつつ変形させる玉型変形手段54と、前記眼鏡レンズの基になる未加工レンズの形状レイアウトに関する情報を取得する情報取得手段52と、前記玉型変形手段54による玉型形状の変形にあたり、前記情報取得手段54が取得した情報から特定される前記未加工レンズの形状レイアウトを、当該玉型形状と合わせて前記表示部11cに画像表示させる表示制御手段53と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、眼鏡レンズの玉型の変形に対応可能な眼鏡レンズ受発注システム、眼鏡レンズ発注プログラムおよび眼鏡レンズ発注方法に関する。
眼鏡レンズ受発注システムは、眼鏡店(すなわち眼鏡レンズの発注側)に配置される端末装置(以下、単に「発注側装置」という)と、眼鏡レンズメーカの加工センタ(すなわち眼鏡レンズの玉型加工側)に配置される端末装置(以下、単に「受注側装置」という)とが、インターネット等の通信回線を介して接続されてなるものである。そして、発注側装置にて、眼鏡店の店員の操作により、顧客が所望する眼鏡フレームのレンズ形状(玉型形状)、レンズ種類、レンズ材質、レンズ処方値等に関するデータが入力されると、その入力データを受注側装置へ送信することで、眼鏡レンズの発注を行うようになっている。一方、受注側装置では、発注側装置からの送信データの内容に従いつつ、眼鏡レンズの基になる未加工レンズの外径形状を指定された玉型形状に加工するようになっている。
ところで、いわゆるツーポイントやナイロール等といった枠なしフレーム(一部枠なしも含む)については、全周に枠が配されているメタルフレーム等とは異なり、玉型形状の変形(一部変形も含む)に対応することが可能である。このことから、眼鏡レンズ受発注システムの中には、発注側装置にて眼鏡レンズの玉型形状の変形に対応し得るように構成されたものがある(例えば、特許文献1〜3参照)。具体的には、特許文献1〜3に記載のように、発注側装置において、変形前のオリジナル玉型の形状をディスプレイ等の表示画面に画像表示しつつ、その表示画面上での玉型形状の変形を行えるようにし、変形後の玉型形状に関するデータを受注側装置へ送信するように構成されたものがある。
特開2006−243702号公報 特開2008−087100号公報 特許第3250184号公報
しかしながら、上述した従来システムでは、眼鏡レンズの玉型形状の変形にあたり、以下に述べるような難点が生じてしまう。
眼鏡レンズの玉型形状を変形させる場合には、変形後の玉型形状で加工を行う眼鏡レンズについて、レンズレイアウトに不具合が生じるのを避ける必要がある。レンズレイアウトの不具合とは、眼鏡レンズの玉型形状とその基になる未加工レンズの形状レイアウトとの関係における不具合、具体的には累進レンズの場合であれば遠用部または近用部が玉型変形により切れてしまうような不具合や、バイフォーカルレンズの場合であれば小玉の形状が不自然であったり見た目が良くないといった不具合等のことをいう。
ところが、従来システムにおいて眼鏡レンズの玉型形状を変形させる場合には、玉型形状の確定後、眼鏡レンズの発注先となる眼鏡レンズメーカの受注側装置に対して問い合わせを行うことで、レンズレイアウトの不具合発生有無を確認するようになっている。つまり、従来システムでは、玉型変形後のレンズレイアウトについて、発注側装置の問い合わせ機能を使用して行う受注側装置への問い合わせの結果に依らなければ、不具合発生の有無を確認することができない。
したがって、従来システムでは、レンズレイアウトに不具合があった場合、発注側装置にて表示画面上に眼鏡レンズの玉型形状の画像を呼び出してその形状を再度変形させたり、または発注側装置にて不具合が生じないような眼鏡レンズの種類への変更処理(再入力処理)を行わなければならない。このことは、眼鏡レンズの発注処理の完了までに多くの時間を費やしてしまい、迅速な発注処理の実現が困難であることを意味する。また、発注処理に多くの時間を要すると、顧客が不満を感じてしまうおそれがあり、発注側装置の操作者が煩わしさを感じてしまうおそれもある。
そこで、本発明は、眼鏡レンズの玉型形状の変形に対応する場合であっても、レンズレイアウトの不具合が生じることなく、当該眼鏡レンズの発注処理を従来システムよりも迅速に行うことを実現可能とし、これにより顧客の不満や操作者の煩わしさ等を解消することができる眼鏡レンズ受発注システム、眼鏡レンズ発注プログラムおよび眼鏡レンズ発注方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、眼鏡レンズの発注側に配置される発注側装置と、当該眼鏡レンズの玉型加工側に配置される受注側装置とが、通信回線を介して接続されてなる眼鏡レンズ受発注システムであって、前記発注側装置は、コンピュータ部と、前記コンピュータ部への情報入力を行う操作部と、前記コンピュータ部からの指示に従って画像表示を行う表示部と、を備えており、前記コンピュータ部は、前記表示部が画像表示している前記眼鏡レンズの玉型形状を前記操作部での操作内容に従いつつ変形させる玉型変形手段と、前記眼鏡レンズの基になる未加工レンズの形状レイアウトに関する情報を取得する情報取得手段と、前記玉型変形手段による玉型形状の変形にあたり、前記情報取得手段が取得した情報から特定される前記未加工レンズの形状レイアウトを、当該玉型形状と合わせて前記表示部に画像表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする眼鏡レンズ受発注システムである。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の発明において、前記コンピュータ部は、前記表示制御手段が眼鏡レンズの玉型形状およびその基になる未加工レンズの形状レイアウトを前記表示部に画像表示させている状態で、当該眼鏡レンズについてのレンズ指定情報または当該眼鏡レンズと当該未加工レンズとの位置関係についてのレイアウト情報の少なくとも一方の変更を受け付けるデータ修正手段を備えており、前記表示制御手段は、前記データ修正手段がデータ変更を受け付けると、変更後のデータ内容により特定される玉型形状および形状レイアウトを前記表示部に再表示させることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様に記載の発明において、前記コンピュータ部は、前記玉型変形手段による変形後の眼鏡レンズの玉型形状についてのデータを当該眼鏡レンズの識別データと関連付けて記憶保持するデータ記憶手段を備え、または当該データ記憶手段へのアクセスを可能にする通信手段を備えることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、眼鏡レンズの発注側に配置される発注側装置と、当該眼鏡レンズの玉型加工側に配置される受注側装置とが、通信回線を介して接続されてなる眼鏡レンズ受発注システムの、前記発注側装置にて用いられる眼鏡レンズ発注プログラムであって、前記発注側装置は、コンピュータ部と、前記コンピュータ部への情報入力を行う操作部と、前記コンピュータ部からの指示に従って画像表示を行う表示部と、を備えており、前記眼鏡レンズ発注プログラムは、前記発注側装置における前記コンピュータ部を、前記表示部が画像表示している前記眼鏡レンズの玉型形状を前記操作部での操作内容に従いつつ変形させる玉型変形手段と、前記眼鏡レンズの基になる未加工レンズの形状レイアウトに関する情報を取得する情報取得手段と、前記玉型変形手段による玉型形状の変形にあたり、前記情報取得手段が取得した情報から特定される前記未加工レンズの形状レイアウトを、当該玉型形状と合わせて前記表示部に画像表示させる表示制御手段として機能させるものであることを特徴とする眼鏡レンズ発注プログラムである。
本発明の第5の態様は、第4の態様に記載の発明において、前記コンピュータ部を、前記表示制御手段が眼鏡レンズの玉型形状およびその基になる未加工レンズの形状レイアウトを前記表示部に画像表示させている状態で、当該眼鏡レンズについてのレンズ指定情報または当該眼鏡レンズと当該未加工レンズとの位置関係についてのレイアウト情報の少なくとも一方の変更を受け付けるデータ修正手段として機能させ、前記表示制御手段は、前記データ修正手段がデータ変更を受け付けると、変更後のデータ内容により特定される玉型形状および形状レイアウトを前記表示部に再表示させることを特徴とする。
本発明の第6の態様は、眼鏡レンズの発注側に配置される発注側装置と、当該眼鏡レンズの玉型加工側に配置される受注側装置とが、通信回線を介して接続されてなる眼鏡レンズ受発注システムで用いられる眼鏡レンズ発注方法であって、前記発注側装置は、コンピュータ部と、前記コンピュータ部への情報入力を行う操作部と、前記コンピュータ部からの指示に従って画像表示を行う表示部と、を備えて構成されており、前記表示部が画像表示している前記眼鏡レンズの玉型形状を前記操作部での操作内容に従いつつ前記コンピュータ部が変形させる玉型変形ステップと、前記眼鏡レンズの基になる未加工レンズの形状レイアウトに関する情報を前記コンピュータ部が取得する情報取得ステップと、前記玉型変形ステップでの玉型形状の変形にあたり、前記情報取得ステップで取得した情報から特定される前記未加工レンズの形状レイアウトを、前記コンピュータ部が当該玉型形状と合わせて前記表示部に画像表示させる表示制御ステップと、を備えることを特徴とする眼鏡レンズ発注方法である。
本発明によれば、眼鏡レンズの玉型形状の変形に対応する場合であっても、レンズレイアウトの不具合が生じないように未加工レンズの形状レイアウトを確認しながら形状変更を行えるので、当該眼鏡レンズの発注処理を従来システムよりも迅速に行うことができ、発注処理に要する時間についての顧客の不満や操作者の煩わしさ等を解消することができる。
本発明に係る眼鏡レンズ受発注システムのシステム全体の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る眼鏡レンズ受発注システムにおける発注側装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明に係る眼鏡レンズ受発注システムにおける発注側装置での眼鏡レンズの発注処理の手順の概要を示すフローチャートである。 本発明に係る眼鏡レンズ受発注システムの発注側装置において、眼鏡レンズの発注処理の過程での表示部による表示画像の具体例を模式的に示す説明図(その1)である。 本発明に係る眼鏡レンズ受発注システムの発注側装置において、眼鏡レンズの発注処理の過程での表示部による表示画像の具体例を模式的に示す説明図(その2)である。 本発明に係る眼鏡レンズ受発注システムの発注側装置において、眼鏡レンズの発注処理の過程での表示部による表示画像の具体例を模式的に示す説明図(その3)である。 本発明に係る眼鏡レンズ受発注システムの発注側装置において、眼鏡レンズの発注処理の過程での表示部による表示画像の具体例を模式的に示す説明図(その4)である。 本発明に係る眼鏡レンズ受発注システムの発注側装置において、眼鏡レンズの発注処理の過程での表示部による表示画像の具体例を模式的に示す説明図(その5)である。 本発明に係る眼鏡レンズ受発注システムの発注側装置において、眼鏡レンズの発注処理の過程での表示部による表示画像の具体例を模式的に示す説明図(その6)である。 本発明に係る眼鏡レンズ受発注システムの発注側装置において、眼鏡レンズの発注処理の過程での表示部による表示画像の具体例を模式的に示す説明図(その7)である。 本発明に係る眼鏡レンズ受発注システムの発注側装置において、眼鏡レンズの発注処理の過程での表示部による表示画像の具体例を模式的に示す説明図(その8)である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
本実施形態では、以下の順序で項分けをして説明を行う。
1.システム全体の構成例
2.発注側装置の機能構成例
3.受発注処理の手順
4.本実施形態の効果
5.変形例等
<1.システム全体の構成例>
図1は、眼鏡レンズ受発注システムのシステム全体の構成例を示すブロック図である。
図例のシステム構成では、眼鏡レンズの発注側である眼鏡店1と、当該眼鏡レンズの玉型加工側である眼鏡レンズメーカの加工センタ2とが、インターネット等の通信回線3を介して接続されている。なお、図例では、眼鏡店1が一つである場合を示しているが、実際には複数の眼鏡店1が通信回線3を介して加工センタ2と接続されている。
眼鏡店1には、発注側装置11が配置されている。発注側装置11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard disk drive)等の組み合わせからなりコンピュータとしての演算処理機能を有するコンピュータ部11aと、キーボード、マウス、タッチパネル等からなりコンピュータ部11aへの情報入力を行う操作部11bと、ディスプレイ装置からなりコンピュータ部11aからの指示に従って画像表示を行う表示部11cと、を備えている。そして、コンピュータ部11aは、図示せぬルータ等を介して通信回線3と接続しており、その通信回線3を通じて他装置とのデータ授受を行い得るように構成されている。
また、眼鏡店1において、発注側装置11には、トレーサ12が接続されている。トレーサ12は、眼鏡フレームのレンズ枠の枠溝に沿った枠形状の測定や眼鏡フレームに取り付けられているオリジナルレンズ(ダミーレンズやパターン)の玉型形状を測定して、その測定結果をコンピュータ部11aへ入力するものである。このトレーサ12での測定結果により、少なくともオリジナルレンズの玉型形状が特定されることになる。なお、トレーサ12としては周知のものが使用可能である。
加工センタ2には、受注側装置21が配置されている。受注側装置21は、コンピュータとしての機能を有して構成されたもので、図示せぬルータ等を介して通信回線3と接続することで、当該通信回線3上の他装置(例えば発注側装置11)とのデータ授受を行い得るようになっている。
また、加工センタ2において、受注側装置21には、玉型加工装置22と、データベース23とが、LAN(Local Area Network)等の通信回線24を介して接続されている。
玉型加工装置22は、受注側装置21からの指示に従いつつ、眼鏡レンズの基になる未加工レンズ(すなわち、眼鏡枠形状に加工されていない、一般的には外形が丸型のアンカットレンズ)の外径形状を、指定された玉型形状に加工するものである。なお、玉型加工装置22としては周知のものが使用可能である。
データベース23は、未加工レンズを眼鏡レンズに加工するのにあたり必要となり得る情報(例えば未加工レンズの種類や型番等に関する情報)を記憶蓄積しているものである。
なお、加工センタ2には、受注側装置21、玉型加工装置22およびデータベース23の他に、カーブジェネレータや研磨機等の加工装置、他の端末コンピュータ等(いずれも不図示)が配置されていてもよい。
また、通信回線3上には、眼鏡店1の発注側装置11からのアクセスが可能に構成されたデータサーバ4が配されている。データサーバ4は、詳細を後述する「眼鏡レンズ情報」を記憶蓄積しているものである。なお、データサーバ4は、その配置箇所が特に限定されるものではない。すなわち、「眼鏡レンズ情報」を記憶蓄積しており、かつ、発注側装置11からのアクセスが可能であれば、加工センタ2におけるデータベース23や他の図示せぬデータベース等に、データサーバ4としての機能を担わせることも考えられる。
以上のような構成の眼鏡レンズ受発注システムでは、眼鏡店1にて、発注側装置11の操作部11bを操作する店員が、顧客が所望する眼鏡フレームのレンズ形状(玉型形状)やレンズ処方値等に関するデータを入力すると、その発注側装置11のコンピュータ部11aが通信回線3を通じて入力データを受注側装置21へ送信することで、眼鏡レンズの発注を行う。そして、加工センタ2の側では、受注側装置21が発注側装置11からの発注を受けると、その発注内容(すなわち発注側装置11からの送信データの内容)に従いつつ、玉型加工装置22等が眼鏡レンズの基になる未加工レンズの外径形状を指定された玉型形状に加工する。
ただし、発注側装置11においては、眼鏡レンズ発注にあたり、詳細を後述するように、変形前のオリジナル玉型の形状を表示部11cに画像表示しつつ、その表示画面上での玉型形状の変形を行えるようになっている。
<2.発注側装置の機能構成例>
次に、眼鏡レンズ受発注システムにおける発注側装置11の機能構成について説明する。
上述したように、発注側装置11は、眼鏡レンズの発注にあたり、その眼鏡レンズの玉型形状の変形に対応し得る。ところが、眼鏡レンズの玉型形状の変形に対応する場合であっても、従来システムとは異なり、レンズレイアウトの不具合が生じることなく当該眼鏡レンズの発注処理の迅速化を実現可能にすべきである。
この点につき、本願発明者は鋭意検討を行った。その結果、レンズレイアウトの不具合が生じないように未加工レンズの形状レイアウトを確認しながら眼鏡レンズの玉型形状の変更を行えれば、眼鏡レンズの玉型形状の変形に対応する場合であっても、当該眼鏡レンズの発注処理の迅速化が実現可能であるとの着想を得た。そして、さらに鋭意検討を重ね、眼鏡レンズの基になる未加工レンズの製造メーカであれば、未加工レンズの形状レイアウトに関する情報を保持しているという点に着眼し、当該情報を発注側装置11に取得させ、これを表示部11cにて画像表示させて視認可能にするという、従来システムにはない仕組みを導入すれば、未加工レンズの形状レイアウトを確認しながら眼鏡レンズの玉型形状の変更を行うことが可能であるとの知見に至った。
本実施形態の眼鏡レンズ受発注システムにおける発注側装置11は、上述した本願発明者による新たな知見に基づいて案出されたもので、コンピュータ部11aが以下に述べるような機能構成を備えている。
図2は、眼鏡レンズ受発注システムにおける発注側装置11の機能構成例を示すブロック図である。
図例に示すように、発注側装置11のコンピュータ部11aは、入力受付手段51、情報取得手段52、表示制御手段53、玉型変形手段54、データ修正手段55、発注処理手段56およびデータ記憶手段57として機能するように構成されている。
入力受付手段51は、発注側装置11の操作部11bからの情報入力と、トレーサ12からの情報入力と、を受け付けるものである。操作部11bから入力される情報にはレンズ指定情報61およびレイアウト情報62が含まれ、トレーサ12から入力される情報には眼鏡枠情報63が含まれる。
レンズ指定情報61は、顧客が所望する眼鏡レンズの基になる未加工レンズの特定に必要となる情報であり、具体的には未加工レンズのメーカ名およびレンズ型番を指定する情報(詳細を後述する「眼鏡レンズ情報」の一部に相当)やレンズの処方値等によって構成される。処方値は、顧客の視環境に適合するように処置された眼鏡レンズの度数値であり、具体的には左右眼の球面度数、円柱(乱視)度数、円柱(乱視)軸度、プリズム度数、加入度等のことである。なお、レンズ指定情報61は、未加工レンズを特定し得るものであればよく、ここで挙げた以外の項目を含んで構成されたものであってもよい。
レイアウト情報62は、レンズの光学中心を装用者の瞳孔の位置に合わせるための情報であり、眼鏡枠の幾何中心(フレームセンタ)を基準にしてフィッティングポイント(アイポイント)位置を示したものである。具体的には、PD(遠用瞳孔間距離)、NPD(近用瞳孔間距離)、SEG(セグメント小玉位置)、EP(アイポイント)、FPD(幾何中心間距離)等の項目によって構成される。
眼鏡枠情報63は、眼鏡レンズの変形前のオリジナル玉型の形状を特定するデータであり、ツーポイントフレームにおける取付穴データ(穴位置、穴径、穴深さ等)、ナイロールフレームにおける溝データ(溝幅、溝深さ、玉型変形の場合の固定箇所データ等)、ナイロールフレームにおける変形不可領域(または変形可能領域)等が含まれる。なお、眼鏡枠情報63については、トレーサ12から入力されるのではなく、発注側装置11が備える記憶装置や通信回線3上に存在するサーバ装置等から入力受付手段51が取得するものであっても構わない。
情報取得手段52は、従来システムにはない新規機能の一つであり、通信回線3を通じてデータサーバ4へアクセスし、そのデータサーバ4から眼鏡レンズ情報64を取得するものである。
眼鏡レンズ情報64は、眼鏡レンズの基になる未加工レンズについての情報であり、具体的には未加工レンズのメーカ名およびレンズ型番を特定する情報や、当該未加工レンズのレンズ種類(単焦点レンズ、累進レンズ、バイフォーカル(多重焦点)、カラーやコート種等)、レンズ材質(ガラス、プラスチックの別等)等を特定する情報を含む。
さらに、眼鏡レンズ情報64は、未加工レンズの形状レイアウトに関する情報をも含む。ここでいう「形状レイアウト」とは、未加工レンズの外形形状、アイポイントの位置、累進レンズの場合の遠用部および近用部の配置、バイフォーカルレンズの場合の小玉の配置等のことをいう。このような形状レイアウトを特定し得るものであれば、眼鏡レンズ情報64のデータ形式が特に限定されることはなく、どのようなデータ形式のものであっても構わない。
表示制御手段53は、眼鏡レンズの発注にあたり、当該発注のための表示画面の画像を作成し、その作成画像を表示部11cに表示させるものである。この表示制御手段53による作成画像には、発注操作を行うためのGUI(Graphical User Interface)画像の他に、眼鏡レンズの玉型形状等についての画像が含まれる。
さらに、表示制御手段53は、従来システムにはない新規機能として、眼鏡レンズの基になる未加工レンズの形状レイアウトを、その眼鏡レンズの玉型形状と合わせて、表示部11cに画像表示させる機能を有している。未加工レンズの形状レイアウトの画像は、情報取得手段52が取得した眼鏡レンズ情報64から特定される内容に基づいて生成すればよい。
なお、この表示制御手段53による眼鏡レンズの玉型形状および未加工レンズの形状レイアウトの表示画像については、後述する「3.受発注処理の手順」にて具体例を挙げつつ詳しく説明する。
玉型変形手段54は、眼鏡レンズの玉型形状の変形に対応するための機能である。さらに詳しくは、表示制御手段53が表示部11cに画像表示させている眼鏡レンズの玉型形状を、操作部11bでの操作内容に従いつつ、その表示画面上にて顧客が所望する形状に変形させるものである。玉型形状を変形させる手法は、特に限定されるものではなく、例えば、上記特許文献1,2のように数値入力によって行うものであっても、上記特許文献3のように画面上で専用の変形ツールを用いて行うものであってもよい。
データ修正手段55は、従来システムにはない新規機能の一つであり、表示部11cによる表示画面上にてレンズ指定情報61またはレイアウト情報62の変更(再入力)を受け付けるものである。さらに詳しくは、表示制御手段53が眼鏡レンズの玉型形状およびその基になる未加工レンズの形状レイアウトを表示部11cに画像表示させている状態で、その眼鏡レンズのレンズ指定情報61またはレイアウト情報62の少なくとも一方につき、既に入力受付手段51が入力を受け付けている内容の変更(再入力)を受け付けるものである。なお、データ修正手段55がデータ変更を受け付けると、変更後のデータ内容により特定される眼鏡レンズの玉型形状および未加工レンズの形状レイアウトは、表示制御手段53が表示部11cに再表示させるようになっている。
発注処理手段56は、眼鏡レンズの発注内容が確定すると、その発注内容(すなわち確定後のレンズ指定情報61、レイアウト情報62、眼鏡枠情報63等)を、受注側装置21へ通信回線3を通じて送信することで、当該眼鏡レンズの発注を行うものである。なお、眼鏡レンズの発注にあたり、玉型変形手段54による玉型形状の変形や、データ修正手段55によるデータ内容の変更等があった場合には、その変形や変更等が反映された状態で、発注処理手段56が受注側装置21への発注を行うことになる。
データ記憶手段57は、必要に応じて、発注処理手段56による発注内容を、発注元となる顧客、発注処理、発注された眼鏡レンズ等の識別データを関連付けて、発注済データ65として記憶保持するものである。記憶保持する発注済データ65には、玉型変形手段54による玉型形状の変形が行われた場合であれば、その変形後の眼鏡レンズの玉型形状についてのデータが含まれる。つまり、玉型形状の変形が行われた場合、データ記憶手段57は、変形後の眼鏡レンズの玉型形状についてのデータを、その眼鏡レンズの識別データと関連付けて記憶保持することになる。
これらのうち、データ記憶手段57を除く他の各手段51〜56は、コンピュータ部11aのHDD等にインストールされた所定プログラムを、当該コンピュータ部11aのCPUが実行することによって実現される。つまり、発注側装置11のコンピュータ部11aにおける各手段51〜56としての機能は、当該コンピュータ部11aを各手段51〜56として機能させる所定プログラム(眼鏡レンズ発注プログラム)によって実現することが可能である。その場合に、眼鏡レンズ発注プログラムは、コンピュータ部11aのHDD等へのインストールに先立ち、通信回線3を通じて提供されるものであってもよいし、あるいはコンピュータ部11aで読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されるものであってもよい。
また、データ記憶手段57については、コンピュータ部11aのHDD等における記憶領域の一部を用いて実現することが考えられる。ただし、データ記憶手段57は、必ずしも発注側装置11のコンピュータ部11aに内在している必要はなく、データ記憶手段57へのアクセスを可能にする通信手段(ただし不図示)をコンピュータ部11aが備えていれば、発注側装置11とは別の装置(例えばデータサーバ4における記憶領域の一部)に配されていてもよい。また、コンピュータ部11aに内在するデータ記憶手段57と、通信手段を介してアクセスし得る別装置のデータ記憶手段57とが併存する場合には、データ保存先を選択する設定手段としての機能をコンピュータ部11aが備えていても良い。以上に説明した場合において、通信手段および設定手段は、上述した各手段51〜56と同様に、コンピュータ部11aでの所定プログラムの実行によって実現されることになる。
<3.受発注処理の手順>
次に、上述した構成の眼鏡レンズ受発注システムにおける眼鏡レンズの受発注処理の手順について説明する。ここでは、発注側装置11での眼鏡レンズの発注処理について説明を行い、他の処理については従来システムとの相違がないため説明を省略する。
(眼鏡レンズの発注処理の手順の概要)
図3は、眼鏡レンズ受発注システムにおける発注側装置11での眼鏡レンズの発注処理の手順の概要を示すフローチャートである。
眼鏡店1から加工センタ2に対して眼鏡レンズを発注する場合、眼鏡店1における発注側装置11においては、先ず、コンピュータ部11aの表示制御手段53が、発注操作を行うためのGUI画像を表示部11cに表示させる。
そして、眼鏡レンズの発注にあたり、眼鏡店1の店員が表示部11cのGUI画像を参照しながら顧客からの要望に応じつつ操作部11bを操作して、レンズ指定情報61およびレイアウト情報62を含む各種情報の入力を行う。これらの各種情報が入力されると、コンピュータ部11aでは、入力受付手段51が入力された各種情報を受け付けるとともに、少なくともレンズ指定情報61およびレイアウト情報62についてRAMやHDD等の記憶装置を用いて一時的に保持しておく(ステップ101、以下ステップを「S」と略す)。
また、眼鏡店1では、店員がトレーサ12を動作させて、顧客が所望する眼鏡フレームに取り付けられているオリジナルレンズの玉型形状を測定する。そして、その測定結果を、発注すべき眼鏡レンズの眼鏡枠情報63として、トレーサ12から発注側装置11のコンピュータ部11aへ入力する。トレーサ12からのデータ入力があると、コンピュータ部11aでは、入力された眼鏡枠情報63を入力受付手段51が受け付け、レンズ指定情報61等の場合と同様に、RAMやHDD等の記憶装置を用いて一時的に保持しておく(S102)。なお、発注すべき眼鏡レンズの眼鏡枠情報63が発注側装置11の記憶装置や通信回線3上に存在するサーバ装置等から取得可能な場合には、これらのデータ存在箇所から入力受付手段51が眼鏡枠情報63を取り込むようすることも考えられる。つまり、この場合、トレーサ12による測定動作は不要となる。
入力受付手段51がレンズ指定情報61、レイアウト情報62および眼鏡枠情報63を受け付けた後は、次いで、操作部11bにて眼鏡レンズの玉型形状の変形を行う旨を要求する操作が行われたか否かを、コンピュータ部11aの表示制御手段53が判定する(S103)。これは、ツーポイントやナイロール等といった枠なしフレーム(一部枠なしも含む)について、玉型形状の変形(一部変形も含む)に対応するためのものである。玉型形状の変形を行う旨の要求の有無については、操作部11bで玉型変形を要求する所定操作が行われたか否かによって判定することが可能である。
玉型形状を変形する旨の要求があった場合は(S103でyes)、次いで、コンピュータ部11aでは、情報取得手段52が通信回線3を通じてデータサーバ4へアクセスし、そのデータサーバ4から眼鏡レンズ情報64を取得する(S104)。このとき、情報取得手段52は、発注すべき眼鏡レンズのレンズ指定情報61等に基づいて、当該眼鏡レンズの基になる未加工レンズ、すなわち当該レンズ指定情報61の内容から型番等が特定される未加工レンズについて、その形状レイアウトに関する眼鏡レンズ情報64を取得するようになっている。
その後、コンピュータ部11aでは、表示制御手段53が、入力受付手段51で受け付けた眼鏡枠情報63から特定される眼鏡レンズの玉型形状と、情報取得手段52が取得した眼鏡レンズ情報64から特定される未加工レンズの形状レイアウトとを、表示部11cに画像表示させる(S105)。このとき、表示制御手段53は、眼鏡レンズの基になる未加工レンズの形状レイアウトを、その眼鏡レンズの玉型形状と合わせて、表示部11cに画像表示させる。ここで、眼鏡レンズの玉型形状と「合わせて」とは、眼鏡レンズと未加工レンズとの位置関係を保ちながらそれぞれの画像を平面的に合成して、との意である。すなわち、表示制御手段53は、入力受付手段51で受け付けたレイアウト情報62から特定される眼鏡レンズと未加工レンズとの位置関係を把握しつつ、その位置関係通りに眼鏡レンズの玉型形状の画像と未加工レンズの形状レイアウトの画像とを合成して、同一画面上にてそれぞれの画像が視認可能となるようにする。
表示制御手段53からの指示に従いつつ表示部11cが画像表示を行うと、コンピュータ部11aでは、玉型変形手段54が眼鏡レンズの玉型形状の変形処理を実行する(S106)。具体的には、例えば操作部11bでの変形量の数値入力や専用変形ツールを用いた図形変形等といった操作内容に従いつつ、表示部11cが画像表示している眼鏡レンズの玉型形状を変形させる。これにより、表示部11cの表示画面上では、眼鏡レンズの玉型形状が、オリジナル玉型の形状から顧客の所望する形状に変形されることになる。
ただし、このとき、表示部11cの表示画面上には、眼鏡レンズの玉型形状と合わせて、未加工レンズの形状レイアウトが画像表示されている。したがって、眼鏡レンズの玉型形状の変形処理に際して、操作部11bの操作者は、表示部11cに画像表示されている未加工レンズの形状レイアウトを参照しながら、当該変形処理のための操作を行うことができる。つまり、未加工レンズの形状レイアウトを参照しながら玉型形状の変形を行えるので、レンズレイアウトに不具合が生じないように、変形後の玉型形状を決定することができる。さらに具体的には、累進レンズの場合であれば遠用部または近用部が玉型変形により切れてしまう(眼鏡枠から外れてしまう)ような不具合や、バイフォーカルレンズの場合であれば小玉の形状が不自然であったり見た目が良くないといった不具合等が生じないようにすることができる。また、形状レイアウトには未加工レンズの外形形状も含まれるので、玉型変更によって生じ得る径不足エラーも併せて確認できる。
ところで、眼鏡レンズの玉型形状を変形させる場合は、上述したように、未加工レンズの形状レイアウトを参照すれば、レンズレイアウトに不具合が生じないような変形後の玉型形状を決定することができる。しかしながら、このようにして決定した変形後の玉型形状は、必ずしも顧客が所望する玉型形状になるとは限らない。つまり、レンズレイアウトに不具合が生じないようにしつつ、変形後の玉型形状を顧客が所望する形状と一致させるためには、未加工レンズの形状レイアウトについての修正が必要になる場合もあり得る。また、未加工レンズの径不足エラーが生じた場合についても同様である。なお、ここでいう「未加工レンズの形状レイアウトについての修正」には、未加工レンズ自体を別の形状レイアウトのものにすること(すなわちレンズ指定情報61の修正)の他に、眼鏡レンズと未加工レンズとの位置関係を修正すること(すなわちレイアウト情報62の修正)も含む。
ところが、従来システムでは、玉型変形中には形状レイアウトの確認はできず、この段階でのレンズ変更は行わない。つまり、玉型変形を確定後、発注処理手段の「問い合わせ」を使用するか実際に発注を行い、その結果でしか最終レイアウトは確認できなかった。そのため、従来システムにおいて、未加工レンズの形状レイアウトを修正する場合には、全ての処理を一からやり直すことになり、操作者が煩わしさを感じてしまうおそれがある。また、これにより、迅速な発注処理の実現も困難になるので、顧客が不満を感じてしまうおそれもある。
そこで、本実施形態の眼鏡レンズ受発注システムにおける発注側装置11では、情報入力画面まで戻ることなく、玉型変形画面上にて操作を継続して行えるように、以下に述べる処理を行う。
玉型変形手段54が玉型形状を変形させると、その後、コンピュータ部11aの表示制御手段53は、変形処理を確定する旨の所定操作が操作部11bで行われたか否かを監視する(S107)。そして、変形処理を確定する旨の所定操作がなければ(S107でno)、次いで、コンピュータ部11aの表示制御手段53は、未加工レンズの形状レイアウトについての修正を要求する旨の所定操作が操作部11bで行われたか否かを監視する(S108)。
その結果、レイアウト修正を要求する所定操作がなければ(S108でno)、コンピュータ部11aの表示制御手段53および玉型変形手段54は、そのまま眼鏡レンズの玉型形状を変形させるための処理を継続して行う(S106〜S108)。
これに対して、レイアウト修正を要求する所定操作があった場合(S108でyes)、コンピュータ部11aの表示制御手段53は、レイアウト修正のためのGUI画像を表示部11cに画像表示させる。さらに詳しくは、眼鏡レンズの玉型形状および未加工レンズの形状レイアウトを表示している表示部11cの表示画面上に、これらの表示画像と合わせて、レイアウト修正のためのGUI画像として、レンズ指定情報61とレイアウト情報62との少なくとも一方、望ましくはこれらの両方を入力するためのGUI画像を画像表示させる。
なお、表示制御手段53は、眼鏡レンズの玉型形状および未加工レンズの形状レイアウトの画像表示当初から、レイアウト修正のためのGUI画像を合わせて表示させてよい。その場合は、GUI画像のデータ入力欄へのデータ入力があった時点で、レイアウト修正を要求する操作があったと判断すればよい。
GUI画像のデータ入力欄へのレンズ指定情報61またはレイアウト情報62の入力が操作部11bで行われると、コンピュータ部11aでは、データ修正手段55がレンズ指定情報61またはレイアウト情報62の変更(再入力)を受け付ける(S109)。つまり、データ修正手段55は、眼鏡レンズの玉型形状および未加工レンズの形状レイアウトを表示部11cに画像表示させている状態で、レンズ指定情報61またはレイアウト情報62の少なくとも一方につき、既に入力されている内容の変更(再入力)を受け付けることなる。
このようなデータの変更(再入力)をデータ修正手段55が受け付けると、コンピュータ部11aでは、その変更後データから特定される眼鏡レンズ情報64を情報取得手段52が新たに取得する(S104)。そして、変更後データから特定される眼鏡レンズの玉型形状と、新たに取得した眼鏡レンズ情報64から特定される未加工レンズの形状レイアウトとを、表示制御手段53が表示部11cに画像表示させる(S105)。これ以降、コンピュータ部11aでは、再び上述した一連の処理を繰り返し行う(S106〜S109)。
つまり、上述したようなデータ変更(再入力)が行われると、変更後のデータ内容により特定される眼鏡レンズの玉型形状および未加工レンズの形状レイアウトが、当該玉型変形画面上に再表示されることになる。したがって、顧客が所望する玉型形状を得るために未加工レンズの形状レイアウトの修正が必要になっても、操作部11bの操作者は、処理当初の情報入力画面まで戻ることなく、玉型変形画面から操作を継続的に行うことができる。そして、未加工レンズの形状レイアウトの修正をすることで、レンズレイアウトに不具合が生じないようにしつつ、変形後の玉型形状を顧客が所望する形状と一致させることが実現可能となる。また、未加工レンズの径不足エラーが生じた場合についても、未加工レンズの形状レイアウトの修正をすることで、その径不足エラーの解消を図ることが実現可能となる。
以上のような一連の処理の実行後、玉型形状の変形処理を確定する旨の所定操作があった場合(S107でyes)、または当初から玉型形状を変形する旨の要求がなかった場合(S103でno)、コンピュータ部11aでは、確定した発注内容(すなわち確定後のレンズ指定情報61、レイアウト情報62、眼鏡枠情報63等)を、発注処理手段56が通信回線3を通じて受注側装置21へ送信することで、眼鏡レンズの発注を行う(S110)。
発注処理手段56が眼鏡レンズの発注処理を行うと、コンピュータ部11aでは、必要に応じて、データ記憶手段57が発注済データ65を記憶保持しておく。ここで、「必要に応じて」とは、必ずしも全ての発注内容を記憶保持する必要はないとの意である。つまり、データ記憶手段57は、少なくとも発注処理手段56による発注内容のうちの一部を発注済データ65として記憶保持するものであればよい。具体的には、玉型形状の変形が行われた場合には、変形後の眼鏡レンズの玉型形状についてのデータを、その眼鏡レンズの識別データと関連付けて記憶保持しておくことが考えられる。ただし、データ記憶手段57が全ての発注内容を記憶保持するようにしても構わない。
このように、データ記憶手段57が変形後の玉型形状についてのデータ(変形履歴)を記憶保持する機能を備えていれば、それ以降に同一の眼鏡レンズを発注する場合に、データ記憶手段57内の記憶データを再利用しつつ当該発注を行うことが可能になる。
また、変形後の眼鏡レンズの玉型形状についてのデータを、その眼鏡レンズの識別データと関連付けて記憶保持するので、単なる変更履歴としての記憶保持に止まらず、玉型形状とレンズレイアウトとの関係等についても記憶保持することになると言える。したがって、眼鏡レンズを発注する際に変更履歴を参照し得るだけではなく、データ記憶手段57内の記憶データを玉型変形の際の指針として利用することも可能となる。具体的には、この種の未加工レンズであれば、この程度の玉型変形まで行うことが可能であるといった判断を、データ記憶手段57内の記憶データを参照しつつ行えるようにもなる。
(眼鏡レンズの発注処理の具体例)
次に、上述した一連の手順による眼鏡レンズの発注処理について、表示部11cでの表示画像の具体例を挙げつつ、さらに詳しく説明する。ここでは、主として、本実施形態の眼鏡レンズ受発注システムにおける発注側装置11での特徴的な処理である、眼鏡レンズの玉型形状の変形に関する処理について、具体例を挙げて説明する。
図4〜11は、眼鏡レンズ受発注システムの発注側装置11において、眼鏡レンズの発注処理の過程での表示部による表示画像の具体例を模式的に示す説明図である。
眼鏡レンズの発注処理の過程において、発注側装置11では、入力受付手段51が眼鏡枠情報63を受け付けると、その眼鏡枠情報63から特定される眼鏡レンズの玉型形状について、表示制御手段53からの指示に従いつつ表示部11cが画像表示を行う。これにより、表示部11cの表示画面上には、図4に示すように、眼鏡レンズの玉型形状の平面視画像71aが画像表示されることになる。このとき、表示画面上には、玉型形状の平面視画像71aの他に、その玉型形状の上面視画像や側面視画像等が併せて表示されていてもよい。さらに、表示画面上には、玉型形状の平面視画像71aの他に、その玉型形状についての数値情報(例えば、横方向の大きさを表すAサイズ値、縦方向の大きさを表すBサイズ値、玉型外形の周長値等)が併せて表示されていてもよい。また、表示画面上には、発注処理の継続に必要となる操作ボタンについても併せて表示されるものとする。ここで表示する操作ボタンの画像には、操作者が玉型形状の変形を行う旨の要求をするための「玉型変形ボタン」の画像71bが含まれる。
この表示画面上にて玉型変形ボタン71bがクリックされると、発注側装置11では、情報取得手段52が眼鏡レンズ情報64を取得するとともに、玉型変形手段54が起動する。そして、表示部11cは、表示制御手段53からの指示に従いつつ、表示画面上の画像表示内容を、玉型変形のための画面(以下、単に「玉型変形画面」という)に移行させる。
玉型変形画面上には、図5に示すように、右側(R)または左側(L)の一方の眼鏡レンズの玉型形状の平面視画像72aが表示されるとともに、その玉型形状の平面視画像72aと合わせて、情報取得手段52が取得した眼鏡レンズ情報64から特定される未加工レンズの形状レイアウトについての平面視画像72bが表示される。これらの平面視画像72a,72bは、眼鏡レンズと未加工レンズとの位置関係を保ちながらそれぞれの画像を平面的に合成した状態で表示される。つまり、入力受付手段51で受け付けたレイアウト情報62から特定される眼鏡レンズと未加工レンズとの位置関係、さらに具体的には眼鏡レンズの幾何中心(ボクシングセンタ)に対する未加工レンズのフィッティングポイント(アイポイント)位置の関係(すなわち、レイアウト情報62のPDやEP等から特定される、それぞれの位置間の縦方向および横方向の離間距離)を把握しつつ、その位置関係通りに眼鏡レンズの平面視画像72aと未加工レンズの平面視画像72bとを合成した状態で、それぞれの平面視画像72a,72bが同一の玉型変形画面上にて視認可能となるように表示されることになる。
なお、玉型変形画面上には、合成された状態の各平面視画像72a,72bの他に、眼鏡レンズの玉型形状を変形させるのに必要となる各種情報や操作ボタン等についても併せて表示されるものとする。操作ボタンには、右側(R)と左側(L)の表示切替ボタン(ただし不図示)が含まれる。
未加工レンズの平面視画像72bは、そのレンズ種類(単焦点レンズ、累進レンズ、バイフォーカルレンズ等の別)によって異なる。したがって、各平面視画像72a,72bの合成態様についても、未加工レンズのレンズ種類によって異なるものとなる
例えば、未加工レンズが単焦点レンズである場合は、図6(a)に示すように、眼鏡レンズの玉型形状と合わせて未加工レンズの外形形状73aが表示されるとともに、眼鏡レンズのボクシングセンタ位置73b、未加工レンズのアイポイント位置73c、および、ボクシングセンタとアイポイントとのフィッティング情報(例えば、それぞれの離間距離)等が表示される。
また、例えば、未加工レンズが累進レンズである場合は、単焦点レンズである場合の表示内容に加えて、図6(b)に示すように、当該累進レンズにおける遠用部73dおよび近用部73eの位置や範囲等が表示される。
また、例えば、未加工レンズがバイフォーカルレンズである場合は、単焦点レンズである場合の表示内容に加えて、図6(c)に示すように、当該バイフォーカルレンズにおける小玉73fの形状、配置位置、範囲等が表示される。
その後、玉型変形画面上では、操作部11bでの操作内容に従いつつ、眼鏡レンズの玉型形状の変形が行われる。玉型形状の変形は、玉型変形画面上で操作者が選択した変形方法によって行われる。
例えば、玉型変形画面上で変形方法として「拡大・縮小変形」が選択され、さらに変形させる箇所(例えば、玉型形状の全体、Aサイズ、Bサイズ、B下側等の別)が指定され、かつ、拡大縮小する大きさの数値がmm単位で指定された場合(例えば図5参照)であれば、玉型変形手段54は、玉型変形画面上の「拡大・縮小ボタン」の画像(ただし不図示)のクリックをトリガーとして、指定内容に従って変形させた後の玉型形状を所定演算によって求め、その演算結果を表示制御手段53に通知する。変形後の玉型形状を求める所定演算は、公知技術を利用して行えばよいため、ここではその詳細についての説明を省略する。
玉型変形手段54からの通知があると、表示制御手段53は、図7に示すように、既に表示しているオリジナルレンズの玉型形状の平面視画像74aに重ねて変形後の玉型形状の平面視画像74bを表示するように、表示部11cに対して指示を与える。これにより、玉型変形画面上の表示内容を参照した操作者は、変形後の玉型形状がオリジナルレンズの玉型形状に比べてどの程度変形しているかを把握することができる。なお、図7(a)では玉型形状の全体を変形させた場合を、図7(b)では玉型形状のAサイズを変形させた場合を、図7(c)では玉型形状のBサイズを変形させた場合を、図7(d)では玉型形状の下方側のみBサイズを変形させた場合を、それぞれ示している。
また、このとき、玉型変形画面上には、玉型形状の平面視画像74a,74bに加えて、未加工レンズの形状レイアウトについての平面視画像(ただし図7中には不図示)についても表示されている。したがって、玉型変形画面上の表示内容を参照した操作者は、変形後の玉型形状について、レンズレイアウトに不具合が生じているか否かを容易に判断することができる。
また、例えば、玉型変形画面上で変形方法として「オンディマンド」が選択され、さらに変形させる箇所(例えば、上側変形、下側変形の別)が指定され、かつ、変形させる範囲が当該範囲の左側点および右側点を規定する角度の値で指定された場合(例えば図5参照)であれば、玉型変形手段54は、玉型変形画面上の「変形開始ボタン」の画像(ただし不図示)のクリックをトリガーとして、専用変形ツールを用いた図形変形を開始する旨を表示制御手段53に通知する。
玉型変形手段54からの通知があると、表示制御手段53は、玉型形状の外形を構成する指定範囲の線分について、オリジナルレンズの玉型形状とは異なる表示態様とする(例えば表示色や線種等を相違させる)ように、表示部11cに対して指示を与える。そして、その表示態様が異なる線分を、操作部11bの操作(例えば線分上の一点をマウスでドラッグする操作)によって変形することを実現可能にする。このときの図形処理(指定範囲の全体をどのように変形させるか)については、公知の図形処理技術を利用すればよいため、ここではその詳細についての説明を省略する。
このような図形変形のための操作が行われると、玉型変形画面上には、図8に示すように、オリジナルレンズの玉型形状の平面視画像75aと、表示態様が異なる線分によって示される変形後の玉型形状の平面視画像75bとが、重ねて表示されることになる。したがって、玉型変形画面上の表示内容を参照した操作者は、変形後の玉型形状がオリジナルレンズの玉型形状に比べてどの程度変形しているかを把握することができる。
また、このとき、玉型変形画面上には、玉型形状の平面視画像75a,75bに加えて、未加工レンズの形状レイアウトについての平面視画像(ただし図8中には不図示)についても表示されている。したがって、玉型変形画面上の表示内容を参照した操作者は、変形後の玉型形状について、レンズレイアウトに不具合が生じているか否かを容易に判断することができる。
そして、玉型変形画面上の表示内容を参照した操作者が、顧客が所望する玉型形状が得られ、しかもレンズレイアウトに不具合が生じていないと判断すると、玉型変形画面上では、変形処理を確定する旨の所定操作として、図5に示す玉型変形画面上の「確定ボタン」の画像72cがクリックされる。
一方、顧客が所望する玉型形状が得られていない場合、または、レンズレイアウトに不具合が生じている場合には、例えば玉型形状の変形方法として「拡大・縮小変形」が選択されている場合であれば、新たな数値を再入力することで、玉型形状の変形をやり直す。また、例えば玉型形状の変形方法として「オンディマンド」が選択されている場合であれば、変形済み画像をリセットした上で、図形変形のための操作を再度実行することで、玉型形状の変形をやり直す。
なお、ここでは、玉型形状の変形を、その方法として「拡大・縮小変形」が選択されて数値入力によって行う場合や、「オンディマンド」が選択されて玉型変形画面上で専用ツールを用いて行う場合を例に挙げたが、これらの変形方法に限定されることなく、これらを併用したり、あるいは全く別の変形方法を用いたりしても良い。
ところで、玉型形状を変形させた後であっても、顧客が所望する玉型形状を得ることと、レンズレイアウトに不具合が生じないようにすることについては、必ずしもこれらを両立させ得るとは限らない。つまり、レンズレイアウトに不具合が生じないようにしつつ、変形後の玉型形状を顧客が所望する形状と一致させるためには、未加工レンズの形状レイアウトについての修正が必要になる場合もあり得る。このような場合のために、発注側装置11では、以下に述べるような処理を行い得る。
発注側装置11では、レイアウト修正を要求する所定操作があると、レイアウト修正のためのGUI画像が表示されるとともに、データ修正手段55が起動する。レイアウト修正を要求する所定操作としては、玉型変形画面上での「レイアウト修正ボタン」の画像(ただし不図示)のクリックが挙げられるが、他の操作(例えばキーボードにおける所定キーの操作)であっても構わない。
レイアウト修正のためのGUI画像の表示は、例えば、図9に示すように玉型変形画面上に重ねて行っても良いし、図10に示すように玉型変形画面の前画面(眼鏡レンズの玉型形状の表示画面)に戻って当該表示画面上に重ねて行っても良い。また、これらの画面とは別に、例えばポップアップ画面を別ウインドウで開くことによって表示することも考えられる。
以下、レイアウト修正のためのGUI画像の表示内容について、具体例を挙げて説明する。レイアウト修正のためのGUI画像は、レンズ指定情報61とレイアウト情報62との少なくとも一方、望ましくはこれらの両方を入力するためのデータ入力欄を備えたものである。
具体的には、例えば図9に示すGUI画像のように、レイアウト情報62のデータ入力欄として、RPD(片眼瞳孔間距離)およびEP(アイポイント)について数値入力を行うためのデータ入力欄76aを備えたものがある。さらには、RPDについて数値入力を行うことから、眼鏡レンズについての表示画像の「R/Lの切り替えボタン」の画像76bも併せて表示するようになっている。これらの他に、GUI画像上では、「レンズ名」や「レンズ径」等の入力項目について、入力可能に構成されていてもよい。
また、眼鏡レンズの発注先となる加工センタ2の中には、例えば累進レンズについて、オーダー毎に最適な非球面を設計して各々のレンズに最適な性能を与えるべく、顧客に合わせた両面設計に対応可能なものがある。また、例えばバイフォーカルレンズについても、小玉中心の内寄せ量や高さ指定など対応可能なものがある。
その場合に、GUI画像は、例えば両面設計の累進レンズであれば、図10に示すように、レイアウト情報62のデータ入力欄として、PD(遠用瞳孔間距離)およびEP(アイポイント)について数値入力を行うためのデータ入力欄77aに加えて、累進設計に必要となる「累進帯長」、「インセット量(内寄せ量とも言う)」および「近業目的距離」について数値入力を行うためのデータ入力欄77bを備えることが考えられる。「累進帯長」は、遠くを見る遠用フィッティングポイントから近くを見る近用アイポイントまでの距離であり、遠くを見る度数から近くを見る度数まで変化した距離の長さに相当する。「インセット量」は、PD(遠用瞳孔間距離)とNPD(近用瞳孔間距離)との差である。「近業目的距離」は、例えば本を読むときの目から本までの距離である。同様に、例えばバイフォーカルレンズの場合には、「小玉の高さ」や「小玉中心の内寄せ量」をデータ入力欄77bに備えることが考えられる(ただし不図示)。
なお、ここで挙げたGUI画像のデータ入力欄は、単なる具体例に過ぎない。したがって、レイアウト修正のためのGUI画像としては、ここで挙げたデータ入力欄に加えて、あるいはここで挙げたデータ入力欄に代わって、他の項目についてのデータ入力欄を備えるものであっても構わない。
以上のようなGUI画像を表示することで、発注側装置11では、未加工レンズの形状レイアウトについての修正が必要になる場合であっても、処理開始当初の情報入力画面まで戻ることなく、レイアウト修正への対応を行うことが可能となる。
その後、例えば図10に示すような「レイアウト確認ボタン」の画像77cがクリックされると、データ修正手段55は、レイアウト修正のためのデータ入力が完了したと判断し、データの変更(再入力)を受け付ける。そして、表示部11cによる表示画面上には、変更後データから特定される内容によって、眼鏡レンズの玉型形状および未加工レンズの形状レイアウトが表示されることになる。
したがって、発注側装置11では、処理開始当初の情報入力画面まで戻ることなく、未加工レンズの形状レイアウトの修正をすることができるようになり、これによりレンズレイアウトに不具合が生じないようにしつつ、変形後の玉型形状を顧客が所望する形状と一致させることが実現可能となる。また、未加工レンズの径不足エラーが生じた場合についても、未加工レンズの形状レイアウトの修正をすることで、その径不足エラーの解消を図ることが実現可能となる。
このようにして、レンズレイアウトに不具合が生じないようにしつつ変形後の玉型形状を顧客が所望する形状と一致させた後は、玉型形状の変形処理を確定する旨の所定操作を行うと、確定した発注内容(すなわち確定後のレンズ指定情報61、レイアウト情報62、眼鏡枠情報63等)が受注側装置21へ送信され、これにより眼鏡レンズが発注されることになる。玉型形状の変形処理を確定する旨の所定操作としては、図10に示す画面上に表示されている「登録ボタン」の画像77dのクリックが挙げられるが、他の操作(例えばキーボードにおける所定キーの操作)であっても構わない。
また、上述したような玉型形状の変形処理を確定する旨の所定操作があった場合には、これをトリガーにして、変形後の玉型形状についてのデータ(変形履歴)をデータ記憶手段57に記憶保持させるようにすることも考えられる。また、上述の操作とは関係なく、変形履歴の記憶保持を行う旨の所定操作があった場合にのみ、変形後の玉型形状についてのデータ(変形履歴)をデータ記憶手段57に記憶保持させることも考えられる。
このとき、データ記憶手段57は、単なる変更履歴としての記憶保持に止まらず、玉型形状とレンズレイアウトとの関係等についても記憶保持することになる。したがって、眼鏡レンズを発注する際に変更履歴を参照し得るだけではなく、データ記憶手段57内の記憶データを玉型変形の際の指針として利用することも可能となる。
具体的には、発注側装置11において、操作部11bでの所定操作(例えばキーボードにおける所定キーの操作)があると、例えば図11に示すように、表示部11cによる表示画面上に記憶保持内容に関する情報を一覧形式で表示する。そして、操作者が参照したいデータのチェックボックス78aがクリックされ、さらに「決定ボタン」の画像78bがクリックされると、指定されたデータをデータ記憶手段57から読み出し、そのデータによって特定される眼鏡レンズの玉型形状および未加工レンズの形状レイアウトを表示部11cの表示画面上に表示する。これにより、上述したような記憶保持データの利用が実現可能となる。
<4.本実施形態の効果>
本実施形態で説明した眼鏡レンズ受発注システム、眼鏡レンズ発注プログラムおよび眼鏡レンズ発注方法によれば、以下のような効果が得られる。
本実施形態によれば、眼鏡レンズの玉型形状の変形にあたり、情報取得手段52が取得した眼鏡レンズ情報64から特定される未加工レンズの形状レイアウトを、当該玉型形状と合わせて表示部11cに画像表示させるので、レンズレイアウトの不具合が生じないように未加工レンズの形状レイアウトを確認しながら玉型形状の変形を行うことができる。具体的には、例えば、累進レンズの場合であれば遠用部または近用部が玉型変形により切れてしまうような不具合や、バイフォーカルレンズの場合であれば小玉の形状が不自然であったり見た目が良くないといった不具合等が生じないようにすることができる。また、玉型変更によって生じ得る径不足エラーも併せて確認できる。したがって、眼鏡レンズの玉型形状の変形に対応する場合であっても、玉型変形後のレンズレイアウトの確認に受注側装置21への問い合わせが必要な従来システムの場合に比べて、当該眼鏡レンズの発注処理を迅速に行うことができ、発注処理に要する時間についての顧客の不満や操作者の煩わしさ等を解消することができる。
また、本実施形態によれば、眼鏡レンズの玉型形状および未加工レンズの形状レイアウトを表示部11cに画像表示させている状態で、データ修正手段55がレンズ指定情報61とレイアウト情報62との少なくとも一方についての変更(再入力)を受け付ける。したがって、画像表示の内容を操作者が参照した結果、未加工レンズの形状レイアウトの修正が必要と判断した場合であっても、処理開始当初の情報入力画面まで戻ることなくレイアウト修正への対応が行えるようになり、これによりレンズレイアウトに不具合が生じないようにしつつ、変形後の玉型形状を顧客が所望する形状と一致させることが実現可能となる。また、未加工レンズの径不足エラーが生じた場合についても、未加工レンズの形状レイアウトの修正をすることで、その径不足エラーの解消を図ることが実現可能となる。つまり、未加工レンズの形状レイアウトに基づいて眼鏡レンズの玉型形状の変形の適否を判断した結果、レイアウト修正への対応が必要となる場合であっても、全ての処理を一からやり直すといったことがないので、操作者が煩わしさを感じてしまうことがない。また、これにより、迅速な発注処理の実現も可能になるので、顧客が不満を感じてしまうこともない。
また、本実施形態によれば、変形後の玉型形状についてのデータ(変形履歴)を、データ記憶手段57が記憶保持するようになっている。したがって、それ以降に同一の眼鏡レンズを発注する場合に、データ記憶手段57内の記憶データを再利用しつつ当該発注を行うことが可能になる。このことも、迅速な発注処理の実現に寄与することになる。さらに、データ記憶手段57は、単なる変更履歴としての記憶保持に止まらず、玉型形状とレンズレイアウトとの関係等についても記憶保持する。したがって、眼鏡レンズを発注する際に変更履歴を参照し得るだけではなく、データ記憶手段57内の記憶データを玉型変形の際の指針として利用することが可能となる。これらのことから、操作者や顧客等にとっては、非常に利便性に優れたものであると言える。
<5.変形例等>
以上に本発明の実施形態を説明したが、上記の開示内容は、本発明の例示的な実施形態を示すものである。すなわち、本発明の技術的範囲は、上記の例示的な実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態では、未加工レンズの形状レイアウトの修正にあたり、累進レンズについて「累進帯長」等を再入力する場合を具体例として挙げたが、単焦点レンズやバイフォーカルレンズ等についてもデータ修正に対応することは可能である。また、このようなデータ修正は、未加工レンズの形状レイアウトの修正が必要なときに行えばよい。つまり、未加工レンズの形状レイアウトの修正が不要であれば、データ修正手段55によるデータ修正等は必須の処理ではない。
1…眼鏡店、2…加工センタ、3…通信回線、4…データサーバ、11…発注側装置、11a…コンピュータ部、11b…操作部、11c…表示部、12…トレーサ、21…受注側装置、22…玉型加工装置、23…データベース、24…通信回線、51…入力受付手段、52…情報取得手段、53…表示制御手段、54…玉型変形手段、55…データ修正手段、56…発注処理手段、57…データ記憶手段、61…レンズ指定情報、62…レイアウト情報、63…眼鏡枠情報、64…眼鏡レンズ情報

Claims (6)

  1. 眼鏡レンズの発注側に配置される発注側装置と、当該眼鏡レンズの玉型加工側に配置される受注側装置とが、通信回線を介して接続されてなる眼鏡レンズ受発注システムであって、
    前記発注側装置は、コンピュータ部と、前記コンピュータ部への情報入力を行う操作部と、前記コンピュータ部からの指示に従って画像表示を行う表示部と、を備えており、
    前記コンピュータ部は、
    前記表示部が画像表示している前記眼鏡レンズの玉型形状を前記操作部での操作内容に従いつつ変形させる玉型変形手段と、
    前記眼鏡レンズの基になる未加工レンズの形状レイアウトに関する情報を取得する情報取得手段と、
    前記玉型変形手段による玉型形状の変形にあたり、前記情報取得手段が取得した情報から特定される前記未加工レンズの形状レイアウトを、当該玉型形状と合わせて前記表示部に画像表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする眼鏡レンズ受発注システム。
  2. 前記コンピュータ部は、前記表示制御手段が眼鏡レンズの玉型形状およびその基になる未加工レンズの形状レイアウトを前記表示部に画像表示させている状態で、当該眼鏡レンズについてのレンズ指定情報または当該眼鏡レンズと当該未加工レンズとの位置関係についてのレイアウト情報の少なくとも一方の変更を受け付けるデータ修正手段を備えており、
    前記表示制御手段は、前記データ修正手段がデータ変更を受け付けると、変更後のデータ内容により特定される玉型形状および形状レイアウトを前記表示部に再表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の眼鏡レンズ受発注システム。
  3. 前記コンピュータ部は、前記玉型変形手段による変形後の眼鏡レンズの玉型形状についてのデータを当該眼鏡レンズの識別データと関連付けて記憶保持するデータ記憶手段を備え、または当該データ記憶手段へのアクセスを可能にする通信手段を備える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の眼鏡レンズ受発注システム。
  4. 眼鏡レンズの発注側に配置される発注側装置と、当該眼鏡レンズの玉型加工側に配置される受注側装置とが、通信回線を介して接続されてなる眼鏡レンズ受発注システムの、前記発注側装置にて用いられる眼鏡レンズ発注プログラムであって、
    前記発注側装置は、コンピュータ部と、前記コンピュータ部への情報入力を行う操作部と、前記コンピュータ部からの指示に従って画像表示を行う表示部と、を備えており、
    前記眼鏡レンズ発注プログラムは、前記発注側装置における前記コンピュータ部を、
    前記表示部が画像表示している前記眼鏡レンズの玉型形状を前記操作部での操作内容に従いつつ変形させる玉型変形手段と、
    前記眼鏡レンズの基になる未加工レンズの形状レイアウトに関する情報を取得する情報取得手段と、
    前記玉型変形手段による玉型形状の変形にあたり、前記情報取得手段が取得した情報から特定される前記未加工レンズの形状レイアウトを、当該玉型形状と合わせて前記表示部に画像表示させる表示制御手段
    として機能させるものであることを特徴とする眼鏡レンズ発注プログラム。
  5. 前記コンピュータ部を、前記表示制御手段が眼鏡レンズの玉型形状およびその基になる未加工レンズの形状レイアウトを前記表示部に画像表示させている状態で、当該眼鏡レンズについてのレンズ指定情報または当該眼鏡レンズと当該未加工レンズとの位置関係についてのレイアウト情報の少なくとも一方の変更を受け付けるデータ修正手段として機能させ、
    前記表示制御手段は、前記データ修正手段がデータ変更を受け付けると、変更後のデータ内容により特定される玉型形状および形状レイアウトを前記表示部に再表示させる
    ことを特徴とする請求項4記載の眼鏡レンズ発注プログラム。
  6. 眼鏡レンズの発注側に配置される発注側装置と、当該眼鏡レンズの玉型加工側に配置される受注側装置とが、通信回線を介して接続されてなる眼鏡レンズ受発注システムで用いられる眼鏡レンズ発注方法であって、
    前記発注側装置は、コンピュータ部と、前記コンピュータ部への情報入力を行う操作部と、前記コンピュータ部からの指示に従って画像表示を行う表示部と、を備えて構成されており、
    前記表示部が画像表示している前記眼鏡レンズの玉型形状を前記操作部での操作内容に従いつつ前記コンピュータ部が変形させる玉型変形ステップと、
    前記眼鏡レンズの基になる未加工レンズの形状レイアウトに関する情報を前記コンピュータ部が取得する情報取得ステップと、
    前記玉型変形ステップでの玉型形状の変形にあたり、前記情報取得ステップで取得した情報から特定される前記未加工レンズの形状レイアウトを、前記コンピュータ部が当該玉型形状と合わせて前記表示部に画像表示させる表示制御ステップと、
    を備えることを特徴とする眼鏡レンズ発注方法。
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