JP3849130B2 - 掛け具の取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、掛け具の取付構造、特に、カーテン房掛け具、軽量フック等を壁面、柱等に取り付けるための掛け具に実施されて好適な、掛け具の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の掛け具の取付構造、特に、カーテン房掛け具、軽量フック等を壁面、柱等に取り付けるために用いられる掛け具の取付構造としては、掛け具の本体部材を直接壁面、柱等に取り付けるものと、本体部材とベース部材とから構成して、まずベース部材を壁面、柱等に取り付け、そのあと本体部材をこのベース部材に取り付けるものとがある。後者については、さらに本体部材をスライドさせてベース部材に取り付けるもの、本体部材をベース部材にねじ込んで取り付けるもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の掛け具の取付構造において、掛け具の本体部材を直接壁面、柱等に取り付けるものについては、取り付けるための釘やねじの頭部が掛け具の表面に露出してしまい、掛け具の意匠性が損なわれるという問題がある。この一方、本体部材とベース部材とから成る掛け具に関し、本体部材をスライドさせてベース部材に着脱するものについては、スライドさせることにより本体部材が壁面等を傷つけるという問題がある。また、本体部材をベース部材にねじ込んで取り付けるものについては、この取付けに時間がかかり作業性が悪いという問題がある。さらに、本体部材とベース部材とから成る掛け具のいずれについても、カーテン房掛け具、軽量フック等を他の場所に移動する場合に、本体部材をベース部材から取り外すのに手間取るという問題がある。
【0004】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、掛け具の本体部材の取付け及び取り外しが容易であり、本体部材を着脱する際に壁面等を傷つけることがなく、好ましくは、掛け具の意匠性を損なうことがない掛け具の取付構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明の掛け具の取付構造は、壁面、柱などの被固着体に固着されるベース部材と、このベース部材に嵌合して着脱可能に取り付けられる本体部材とから成る掛け具において、ベース部材は、被固着体に固着される板状の基板と、基板から前方に突出すると共に2つの鉛直平行平面から成る側外面と基板に対して所定角度で斜め上方に延びる上外面と2つの側外面の間に上外面より下方に配設されて下方に突出する係止端とを有する嵌合突起とを備える。また、本体部材は、2つの鉛直平行平面から成る側内面と上記所定角度で斜め上方に延びる上内面と上内面より下方に配設されて水平に延びる上平面とを有する嵌合凹部を備える。そして、この嵌合凹部が嵌合突起に嵌合されて、2つの側内面は2つの側外面を外嵌し、上内面は上外面に係止して支持され、上平面は係止端に弾性的に係合する。この手段によれば、本体部材をベース部材に取り付ける際には、まず、本体部材の嵌合凹部の2つの側内面をベース部材の嵌合突起の2つの側外面に外嵌させ、これと共に前者の上内面を後者の上外面に係止し、次に、本体部材の下部を手前からベース部材側に押し込んで、本体部材の嵌合凹部の上平面をベース部材の嵌合突起の係止端に係止させる。また、本体部材をベース部材から取り外す際には、本体部材の下部を手前に引き上げて、本体部材の嵌合凹部の上平面をベース部材の嵌合突起の係止端から離脱させる。
【0006】
上記所定角度は、例えば、20°〜45°の範囲である。好ましくは、本体部材はベース部材を内包することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、図1ないし図4を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る掛け具の取付構造を示し、符合1はベース部材、20は本体部材を示す。図2(a)、(b)及び(c)に示すように、ベース部材1は樹脂製であり、円板状の基板2と、この基板2から突出する嵌合突起5とから形成される。基板2には、上部に2個、下部に1個の釘孔3が夫々設けられる。嵌合突起5は、両側の側壁部6、6と、この側壁部6、6の間に水平に横架された係止部10とから形成される。この側壁部6、6の外側面(嵌合突起の側外面)7、7は、相互に平行な鉛直平面を形成する。また、各側壁部6の上面(嵌合突起の上外面)8は、基板2に対して20°〜45°の範囲で設定した角度Aで斜め上方に延びる。係止部10は、側壁部6の上面8より下方に配設されて、この上面8と同方向に傾斜する傾斜面12を有し、その係止端11が下方に突出する。
【0008】
図3(a)及び(b)に示すように、本体部材20は樹脂製であり、短円柱状の嵌合部21と、この嵌合部21から上方に延出する板状のアーム部30とから形成される。嵌合部21のベース部材1への取付け側には、嵌合凹部22が凹設される。この嵌合凹部22に、上下方向に平行に延びる2つのリブ23、23を配設する。2つのリブ23、23の対向する側面(嵌合凹部の側内面)24、24は、相互に平行な鉛直平面を形成する。横方向に延びるリブ25を、リブ23の上方に配設する。リブ25の下面(嵌合凹部の上内面)26は、本体部材20がベース部材1に取り付けられたとき下面26がベース部材1の側壁部6の上面8を外嵌するように、図3(b)に示すように、図示水平位置から上述した側壁部6の上面8に関する角度A、つまりベース部材1の基板2に対して角度Aで斜め上方に延びる。水平に延びる2つの上面(嵌合凹部の上平面)28、28を有するリブ27を、リブ25の下方に設ける。リブ27の先端に、傾斜面27aを形成する。上述したリブ23と同一の高さを有するリブ29を、各リブ23の下方に夫々配設する。
【0009】
次に、本発明に係る掛け具の取付構造の使用方法を、図1、図4(a)及び図4(b)を参照して説明する。
図4(a)に示すように、まず、ベース部材1を、上述した基板2の釘孔3を用いて壁面(被固着体)Wに釘付けする。次に、本体部材20のリブ23の2つの平行な側面24、24を、ベース部材1の側壁部6の2つの平行な外側面7、7に外嵌させる。これと共に、本体部材20のリブ25の下面26を、ベース部材1の側壁部6の上面8に係止する。これにより、本体部材20の横方向の動きが規制される。そして、図4(a)において矢印で示すように、本体部材20の嵌合部21の下部を手前からベース部材1側に押し込む。このとき、図3(a)及び(b)で示す本体部材20のリブ27の傾斜面27aが、図3(a)及び(c)で示すベース部材1の係止部10の傾斜面12を滑り、本体部材20のリブ27の上面28がベース部材1の係止部10の係止端11に弾性的に、つまり弾性変形により係合する。これにより、本体部材20の縦方向の動きが規制される。
【0010】
このように、リブ27の傾斜面27aが係止部10の傾斜面12を滑るので、本体部材20のリブ25の下面26をベース部材1の側壁部6の上面8に係止させて、本体部材20をベース部材1に単に押し込むだけで、本体部材20のリブ27の上面28をベース部材1の係止部10の係止端11に自動的に係合させることができる。そして、本体部材20をベース部材1にさらに押し込むと、図3(a)に示す本体部材20のリブ23の先端部23a及びリブ29の先端部29aが、ベース部材1の基板2に夫々当接する。これにより、本体部材20のベース部材1への取付けが完了する。このように、本体部材20の取付けは極めて容易である。このとき、本体部材20はベース部材1を内包しており、ベース部材1は本体部材20に完全に覆われて美観上も優れたものとなり、掛け具の意匠性が確保される。
【0011】
この本体部材20に垂直荷重を掛けると、本体部材20のリブ25の下面26とベース部材1の嵌合突起5の上面8が、水平位置から斜め上方に20°〜45°の範囲で設定した角度Aで係止しているため、鉛直荷重が加われば加わる程、本体部材20とベース部材1との嵌合状態は安定する。
次に、図4(b)に示すように、本体部材20のアーム部30を壁面W側に押すと、本体部材20の下部がベース部材1側から手前に引き上げられて、本体部材20のリブ27の上面28がベース部材1の係止部10の係止端11から弾性的に外れて離脱する。これにより、本体部材20がベース部材1から取り外される。このように、本体部材20の取り外しは極めて容易である。
【0012】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の掛け具の取付構造によれば、本体部材をベース部材に取り付ける際には、まず、本体部材の嵌合凹部の2つの側内面をベース部材の嵌合突起の2つの側外面に外嵌させ、これと共に前者の上内面を後者の上外面に係止し、次に、本体部材の下部を手前からベース部材側に押し込んで、本体部材の嵌合凹部の上平面をベース部材の嵌合突起の係止端に係止させればよい。また、本体部材をベース部材から取り外す際には、本体部材の下部を手前に引き上げて、本体部材の嵌合凹部の上平面をベース部材の嵌合突起の係止端から離脱させればよい。従って、本体部材の取付け及び取り外しが極めて容易になると共に、本体部材の着脱の際に本体部材をベース部材にスライドさせる必要がないから、壁面等を傷つけることもないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る掛け具の取付構造を示す側面断面図である。
【図2】図1のベース部材1の詳細な構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は側面断面図である。
【図3】図1の本体部材20の詳細な構成を示す図であり、(a)は背面図、(b)は側面断面図である。
【図4】図1の本体部材20をベース部材1に着脱する方法を示す図であり、(a)は取り付けるときの状態を示し、(b)は取り外すときの状態を示す。
【符号の説明】
1 ベース部材、2 基板、3 釘孔、5 嵌合突起、6 側壁部、7 外側面、8 上面、10 係止部、11 係止端、12 傾斜面、20 本体部材、21 嵌合部、22 嵌合凹部、23 リブ、23a 先端部、24 側面、25 リブ、26 下面、27 リブ、27a 傾斜面、28 上面、29 リブ、29a 先端部、30 アーム部、A 角度、W 壁面
Claims (3)
- 壁面、柱などの被固着体(W)に固着されるベース部材(1)と、前記ベース部材に嵌合して着脱可能に取り付けられる本体部材(20)とから成る掛け具において、前記ベース部材は、前記被固着体に固着される板状の基板(2)と、前記基板から前方に突出すると共に2つの鉛直平行平面から成る側外面(7、7)と前記基板に対して所定角度で斜め上方に延びる上外面(8、8)と前記2つの側外面の間に前記上外面より下方に配設されて下方に突出する係止端(11)とを有する嵌合突起(5)とを備え、前記本体部材は、2つの鉛直平行平面から成る側内面(24、24)と前記所定角度で斜め上方に延びる上内面(26)と前記上内面より下方に配設されて水平に延びる上平面(28、28)とを有する嵌合凹部(22)を備え、前記嵌合凹部が前記嵌合突起に嵌合されて、前記2つの側内面は前記2つの側外面を外嵌し、前記上内面は前記上外面に係止して支持され、前記上平面は前記係止端に弾性的に係合することを特徴とする掛け具の取付構造。
- 前記所定角度は、20°〜45°の範囲であることを特徴とする、請求項1に記載の掛け具の取付構造。
- 前記本体部材(20)は、前記ベース部材(1)を内包することを特徴とする、請求項1又は2に記載の掛け具の取付構造。
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