JP3847842B2 - 工作機械用のプローブアーム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械におけるプローブを保持するアームに関する。
【0002】
なお、本明細書の記述は本件出願の優先権の基礎たるイギリス国特許出願第GB9511856.8号(1995年6月12日出願)の明細書の記載に基づくものであって、当該イギリス国特許出願の番号を参照することによって当該イギリス国特許出願の明細書の記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】
工作機械に工具設定用プローブを取り付けることは知られている。このプローブは工作機械のベッドやテーブルまたは他の固定構造物に取り付けられ、かくて切削工具がそれに接触するよう移動される。これにより、用いられる工具に関連するオフセットを機械の数値制御でもって設定するために、工具の切削端の位置を確立するのを可能にしている。
【0004】
多くの機械において、工具設定用プローブは、もしも要求される位置に恒久的に取り付けられていれば邪魔になろう。結果的に、それを可動アームに取り付けることが知られており、可動アームは次いで機械の固定構造物に取り付けられている。例えば、英国特許出願GB2277593は回転可能に取り付けられたプローブアームを記述している。モータが回転軸線回りにアームを旋回し、作動位置と非作動位置間でアームを割り付けている。作動位置においては、アームの位置(およびかくてプローブの位置)は、運動学的(カイネマチック)支持(kinematic support )により正確に定められている。これは作動位置においてプローブの高い反復位置決め性を確実とし、かくてプローブは高い反復計測性と正確な工具設定能力を有す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多くの機械においては、かかる旋回アームは適切ではない。というのも、それを取り付ける適切な位置がないか、または、アームは非作動位置に割り付けられたときまだ邪魔になるからである。
【0006】
それ故に、本発明の好ましい実施の形態は、作動位置および非作動位置間での直線運動と任意的に追加の旋回運動をもたらす。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の工作機械用のプローブアームの一形態は、工作機械に取付用の固定部材と、プローブを保持する細長い可動アーム部材であって、軸線を有する可動アーム部材と、可動アーム部材が固定部材に向けて引き込まれた非作動位置と可動アーム部材が固定部材から離れて延伸された作動位置との間で可動アーム部材の軸線方向の運動を案内する案内部と、固定部材と可動アーム部材との間で、前記作動位置を定め、かつ、可動アーム部材の作動位置を過ぎる更なる運動を阻止するストップ部であって、固定部材上の第1の要素と可動アーム部材上の第2の要素とを備え、第1および第2の要素は可動アーム部材の自由度を運動学的に拘束し、それにより可動アーム部材の作動位置を正確に定めるべく作動位置で互いに突き合わせられるようにラムにより付勢され、かつ、互いに協働するストップ部と、前記作動位置で前記ラムを前記可動アーム部材から断接すべく作用する、前記ラムと前記可動アーム部材との間のカップリング機構と、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明の好ましい形態では、前記ラムは、可動アーム部材に作用し、非作動位置と作動位置との間で可動アーム部材を駆動することを特徴とする。
【0010】
本発明の好ましい形態では、可動アーム部材に作用する偏倚装置を含み、前記偏倚装置は前記作動位置で前記第1および第2の要素を互いに突き合わせるように該第1および第2の要素を付勢する力をもたらすことを特徴とする。
【0011】
本発明の好ましい形態では、前記偏倚装置は、可動アーム部材とさらなる可動部材との間に作用するばねを備え、該さらなる可動部材は可動アーム部材が作動位置に到達した後所定量反復可能に動き、前記所定量の前記動きが作動位置において前記第1および第2の要素を互いに突き合わせるように前記第1および第2の要素を付勢する反復可能な力をばねに生じさせることを特徴とする。
【0012】
本発明の好ましい形態では、さらなる可動部材は、非作動位置と作動位置との間可動アーム部材を駆動するラムのピストンであることを特徴とする。
【0013】
本発明の好ましい形態では、偏倚装置は、可動アーム部材、および、非作動位置と作動位置との間可動アーム部材を駆動するよう可動アーム部材に作用するラム間のカップリング機構の一部を形成し、かつ、カップリング機構は、ラムが偏倚装置を介してのみ可動アーム部材に連結されるように、作動位置でラムを可動アーム部材から断接すべく作動可能であることを特徴とする。
【0014】
本発明の好ましい形態では、前記案内部は、可動アーム部材に作用し、可動アーム部材が作動位置に動くとき、軸線方向の前記動きに加えて回転または旋回運動をもたらす案内部分を含んでいることを特徴とする。
【0015】
本発明の好ましい形態では、前記案内部分は、可動アーム部材を異なる運動に案内するために置き換え可能な案内部材に形成されていることを特徴とする。
【0016】
本発明の好ましい形態では、前記案内部分は、前記回転または旋回運動の逆方向運動をもたらすために裏返し可能な案内部材に形成されていることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、工作機械用のプローブアームは、工作機械に取付用の固定部材と、プローブを保持する細長い可動アーム部材と、固定部材と可動アーム部材との間で、可動アーム部材の動き内で作動位置を定め、かつ、可動アーム部材の作動位置を過ぎる更なる運動を阻止するストップ部であって、作動位置において共に付勢される、可動部材上と固定部材上の要素を備え、該要素は可動アーム部材の自由度を運動学的に拘束し、それにより可動部材の作動位置を正確に定めるストップ部と、非作動位置と作動位置との間で可動アーム部材の運動を案内する案内手段であって、アームを軸線に沿って直線的に案内するよう作用する案内手段とを備えている。
【0018】
好ましい実施の形態では、案内手段は直線的な運動に加えて回転運動を行うべく可動アーム部材を案内する。回転運動は前記軸線回りの旋回運動であってもよい。
【0019】
好ましくは、固定および可動部材上の前記要素によりもたらされる運動学的拘束を乱さないために、案内手段は作動位置において可動部材に拘束をもたらさないよう配列されている。
【0020】
【発明の実施の形態】
添付の図面に記載された実施例に基づき、本発明の好ましい実施の形態につき詳細に説明する。
【0021】
図1ないし図3に示されたプローブアームは、工作機械の固定構造物に取付るためのハウジング10を備えている。可動アーム部材14がハウジング10の端板12のベアリング16を通って突出している。アーム部材14の自由端では横向きの延長具20上にプローブ18を保持している。プローブ18は、例えば、米国特許第4153998号に記載された形式のタッチトリガープローブであってもよく、スタイラスチップ24を保持する可倒性のスタイラス22を有している。このスタイラスチップ24は、通常、工作機械で切削工具を設定するのに用いられる角型である。しかしながら、プローブアームはワークピースを計測するために適切な方法で取付られてもよく、この場合には他の適切なスタイラスチップが用いられる。
【0022】
可動アーム部材14は、ピストンロッド28を有する液圧ラム26により矢印38で示すようにベアリング16を通って長手方向に延伸され、かつ、引き込まれる。ピストンロッド28はカップリング機構30を介して可動アーム部材14に接続されている。この詳細については、図6との関連で後に詳述する。図1は、十分に引き込まれた非作動位置と十分に延伸された作動位置との中間のアーム部材14を示している。もちろん、ラム26は、空気圧または電動モータによって作動されるものと置き換えてもよい。
【0023】
ハウジング10内では、カラー32が可動アーム部材14に固定されている。このカラー32は3つの半径方向に突出している従動ピン34を有している。図1ではこれらの内2つのみが見える。3つ目は半径方向で下向きに突出し、ハウジング10の床内のスロット36に係合している。スロット36はアーム部材14の長手方向に平行に延在し、下向きに突出する従動ピン34と共に、アーム部材14が液圧ラム26によりその長手方向軸線に沿って押されるとき可動アーム部材14を案内するよう作用する。このピン34が長手方向スロット36に従動する間、プローブ18が図1に示される水平姿勢を維持することを確実にしている。
【0024】
下向きに突出する従動ピン34がスロット36に沿って作動位置に向かって移動するとき、このピン34は回転案内ブロック42内の入口スロット40に入り込む。このブロック42の機能は、可動アーム部材14がラム26により作動位置に向けて直線的に押され続けるとき、このアーム部材14をその長手方向軸線回りに旋回運動させるよう案内することである。回転案内ブロック42は図4および図5により詳細に示されている(しかしながら、そこでは図1ないし図3に示されたのと逆方向の回転を発生すべく配置されたブロックを示している)。
【0025】
図2は、可動アーム14が作動位置に近づき回転案内ブロック42によって旋回が引き起こされるときの、可動アーム14および延長具20上のプローブ18の運動を示している。プローブはそのスタイラスチップ24が破線44で示される経路に従い、90°旋回するまで連続する位置18A、18B、18Cをとる。
【0026】
この旋回を生じさせるために、ブロック42の入口スロット40が下向きに突出する従動ピン34を滑らかな曲がり部を回って斜めのスロット部46に導く。下向きに突出する従動ピン34がこの斜めスロット部46に従動するとき、アーム14に直線運動と同時にその旋回を開始させる。図5はアーム14の長手方向回転軸線54を示し、この回りに従動ピン34が矢印56で示されるように回転する。ある量旋回した後、下向きに突出する従動ピン34は斜めスロット部46の外に上昇し始める。しかしながら同時に、次のピン34がブロック42の斜めスロット48に入り込み、アーム14が直線的に延伸するにつれ、アーム14の旋回運動を案内し続ける。結局、直線運動が続くにつれ、このピン34もまた斜めのスロット48を離れるが、しかし、最後のピン34が同時にさらなる斜めスロット部50に係合する。これは、スロット部分50が滑らかな曲がり部を回って軸線方向に延在するスロット部52に導くまで、旋回運動を案内し続ける。ここでプローブ18は図2に見られるように90°旋回され、スロット部52はプローブを軸線方向に短い距離だけ完全な作動位置に案内する。
【0027】
複数の従動ピン34の斜めスロット部46,48,50への係合は、アーム14が軸線方向に延伸されるとき、アーム14の旋回運動を案内するネジとして効果的に作用していることが解るであろう。旋回の量および回転方向はこれらの斜めスロット部によって支配される。例えば、回転方向は、単にブロック42をハウジング10内で裏返しに固定し、かつ、ピン34をカラー32の他の側に固定することにより逆にすることができる。(ブロック42は、図1ないし図3に対し、図4および5では裏返しに示されている。)アーム14は、1つ以上の特別な斜めスロット48と共に対応する数の特別な従動ピン34をカラー32の周りの適切な位置に離間して設けることにより、90°より大きな角度旋回されてもよい。同様に、もしも90°より小さな角度が要求されるのであれば、ただ2つの従動ピン34が用いられ、スロット48が省略されてその位置にスロット部50が位置されてもよい。
【0028】
もちろん、ピン34およびスロット36,46,48,50以外の他の案内配列が用いられ得る。例えば、静止ピンがハウジングの床に設けられ、カラー32に設けられ適切に方向付けられたスロットに係合されてもよい。旋回運動が要求されない場合には、ベアリング16および/またはラム26が案内として作用してもよい。
【0029】
図2における作動位置18Cでは、プローブ18はプローブにより遂行される計測または工具設定が繰り返されるように、正確に定められた位置に反復して保持されることが望まれる。これは、運動学的(カイネマチック)支持配列により達成され、ここに説明される。
【0030】
カイネマチック支持のために、カラー32に3つの前方に面するボール58の対(その1つの対は図1においては隠れている)が設けられている。これらのボール58の対はアーム14の長手方向軸線回りに互いに120°離間されている。3つの同様に離間された円柱状の要素60がハウジング10の端板12から後方に面している。要素60の内2つは図3において見ることができる。作動位置では、ボール58の対がピン34、スロット36および案内ブロック42の作用によって、それぞれの要素60に係合するよう案内される。この係合は、作動位置を正確に定めるために、可動アーム部材14の自由度を運動学的に拘束する。
【0031】
もちろん、カイネマチック支持を生じさせるために他の協働する要素の配列が用いられてもよい。例えば、1960年、ロンドンのChapman & Hallから発行された「Mechnical Design of Laboratory Apparatus」の第11−30頁に、H. J. J. Braddick により記述された他の配列を参照のこと。3つの円柱状要素60は、ボール58の対と置き換わる3つのV溝と協働する3つのボールによって置き換えられてもよい。再び、Braddickにより記述されている他の配列は、3つの円柱状要素60と置き換わる3つのボールを有しているが、3つのV溝の代わりに1つの三面凹部と1つのV溝と1つの平坦面とを用いている。この三面凹部は3つのボールの巣(ネスト)または単純に円錐状凹部により置き換えられ得る。もちろん、これらの代替配列において、要素のどちらの群がカラー32に、および端板12に設けられるかは問わない。すなわち、例えば、ボール58の対が端板12に円柱状要素60がカラー32にあってもよい。
【0032】
もし望むなら、近接センサがハウジング10の孔62(図3)内に嵌合され、カラー32の存在を検出し、かくて、アーム14が作動位置に到達したことを指示するようにしてもよい。同様に、近接センサがハウジング10の孔64(図1)内に嵌合され、アーム14が非作動位置に十分に引き込まれたときのカラー32を検出してもよい。
【0033】
作動位置では、アーム14の6つの自由度がカイネマチック支持要素58、60によってのみ拘束され、かつ、(例えば)ベアリング16、ピン34、または、アーム14が、ピストンロッド28に連結されているカップリング機構30によって実質的な付加的な拘束がもたらされるべきでないということが重要である。ベアリング16の場合には、これは僅かな量の遊びを有するベアリングを使用することにより達成される。必要とされる遊びの量を減少し、その結果、アーム14が滑らかに摺動するようにするには、ベアリング16を、アーム14がその中に組み込まれる後までハウジング10の端板12に固定的にボルト止めしないことである。アーム14を、ボール58を円柱状要素60に運動学的(カイネマチカリ)に係合させて、作動位置に偏倚し、そして、ベアリング16をこの位置のアーム14の状態で最終的に端板12に固定する。
【0034】
回転案内ブロック42における最終スロット部52は、拡大された端部66を有しているということがまた、図4から、知られよう。これは、アーム14が作動位置にあるとき、対応する従動ピン34がスロット内で拘束されず、かくて、それはまたカイネマチック支持を乱すような付加的拘束をもたらさないということを確実にしている。
【0035】
アーム14と液圧ラム26のピストンロッド28との連結は、前述したカップリング機構30によってもたらされている。これは、アーム14が作動位置に到達する前の状態である図6において、より詳細に見られる。カップリング機構30はアーム14の内側端部に固着される端部キャップ70を備える本体74を有している。本体74は(非作動位置で)円錐状インサート78に係合する内側円錐面を有している。インサート78はサークリップ82により所定位置に保持されている回転ベアリング76を介して軸72上に回転可能に取り付けられている。軸72はピストンロッド28の端部にそれを連結すべくネジ付けられている。このネジ付けにより組立の際に軸72のピストンロッド28に対しての長手方向位置の調節が可能とされている。
【0036】
図6に示されるように、非作動位置においては、円錐状インサート78がショルダーワッシャ80を介して作用する圧縮ばね84によって本体74の内側テーパに偏倚されている。液圧ラム26が作動されるとき、カップリング機構30は、下向きに突出する従動ピン34がハウジング10の床内の長手方向スロット36に沿って進む間中、この状態に留まっている。また、アーム14が従動ピン34のスロット部46,48,50への係合により旋回されるときも、この状態に留まっている。この旋回が生じるとき、カップリング機構30の端部キャップ70、本体74およびインサート78は、軸72に対してベアリング76上で回転する。
【0037】
作動位置に到達し、カイネマチック支持要素58,60が係合したときには、本体74のさらなる軸線方向運動が当然に阻止される。ピストンロッド28および軸72を続けて移動すると、圧縮ばね84を圧縮しつつ円錐状インサート78が本体74の内側テーパから離れる。組立の際に、ピストンロッド28上の軸72の軸方向位置は、ラム26のストロークの終端においてインサート78が本体74内の何処にも接触しなくなるように調節されている。軸72と端部キャップ70との唯一の連結はばね84を介してである。これはラム26のピストンロッド28をアーム14から断接し、ラムがカイネマチック支持に干渉するであろう如何なる拘束をももたらさないことを確実にする。
【0038】
ラム26はそのストロークに対し都合良く定められた端部位置を有している。その結果、それが作動される度毎にばね84は同じ量圧縮される。ばね84はカイネマチック支持要素58,60を互いに係合状態に保持する全体的な偏倚力をもたらしている。ばね84はその度毎に同量圧縮されるので、ばね84によりもたらされる偏倚力はまさしく反復性がある。これはカイネマチック支持要素によりもたらされるアーム14の反復性のある作動位置を確実にする助けとなるので有利である。
【0039】
カップリング機構30の本体74の内部では、ストップ部材86が軸72の端部にネジ込まれている。これはベアリング76を軸72上に固定するよう作用する。それはまた、アーム14が延伸されているとき予期せぬ障害物に当たった場合に安全ストッパとして作用する。この場合、ストップ部材86が端部キャップ70に当たり、その結果、液圧ラムのスラストが軸72から端部キャップ70に直接伝達され、ベアリング76などの部品に損傷を与えない。
【0040】
いくらかの適用例においては、回転案内ブロック42によってもたらされる旋回作用が必要とされないかもしれない。この場合、ハウジングの床内のスロット36が、図4に見られるスロット部66に類似した拡大された端部まで、真っ直ぐに延在してもよい。それで、ブロック42は不必要であるが、もしアームの異なるデザインに対し共通の部品を使用することにより製造コストを低減することが望まれるのであれば、ブロック42は、スロット36の長手方向の延長部のみに加えるに拡大された端部66を有するが、斜めスロット部46,48,50が無い類似のブロックにより置き換えてもよい。もちろん、従動ピン34は1つのみが必要であり、スロット36に係合する。
【0041】
旋回運動が要求されない場合には、ベアリング16は、アーム14の回転が無く摺動のためのみに必要であるから、より簡単なものでよい。また、カップリング機構30のベアリング76を省き円錐状のインサート78を軸72に固定することも可能である。しかしながら、ベアリング76はネジ付軸72のピストンロッド28の端部上における長手方向の調節を容易にするので、ベアリング76を残すのが望ましい。
【0042】
上述したプローブアームの1つの可能な適用例では、アームが旋盤の回転可能なチャックの隣り、または、上に、チャックの回転軸に平行に取り付けられ得る。プローブ18が旋盤の工具ポストないしはターレットに取り付けられた切削工具を設定するのに用いられようとするとき、アームはその非作動の引き込まれた位置から延伸される。まず第1に、アームの直線運動によりプローブは概ねチャックと工具との間に位置される。直線運動の終端に向かうにつれ、旋回動作によりプローブ18のスタイラスチップ24が旋盤の中心線上で工具を設定するのに適切な作動位置にもたらされる。それから、工具は、工具ポストないしはターレットが取り付けられている摺動自在のキャリッジを作動することにより、スタイラスチップ24に接触される。
【0043】
もちろん、プローブアームが旋盤の他の位置に、または、他の工作機械に取り付けられる多くの他の適用例も見受けられよう。ある適用例では、プローブ18が作動位置にあるとき、プローブは切削工具よりもワークピースを計測するのにも用いられ得る。この場合、チップ24の代わりに適切なスタイラスチップが用いられる。これは、例えば、ワークピースを可動スピンドルにピックアップすることができる工作機械において使用することができる。スピンドルはそれからワークピースの計測されるべき種々の面をプローブのスタイラスチップに接触させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハウジングの一部を取り除いた本発明のプローブアームの斜視図である。
【図2】運動の際のプローブの幾つかの異なる位置と共に、図1のプローブアームの一部を示す斜視図である。
【図3】図1において隠されている特徴を示すプローブアームの一部の斜視図である。
【図4】図1のプローブアームに用いられる回転案内ブロックの平面図である。
【図5】図4の回転案内ブロックの斜視図であり、プローブアームの従動ピンの回転運動を示している。
【図6】プローブアームのカップリング機構の断面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング
12 端板
14 可動アーム部材
16 ベアリング
18 プローブ
20 横向き延長具
22 スタイラス
24 スタイラスチップ
26 液圧ラム
28 ピストンロッド
30 カップリング機構
32 カラー
34 従動ピン
36 スロット
40 入口スロット
42 回転案内ブロック
46,48,50 斜めスロット
52 スロット
58 ボール
60 円柱状要素
62,64 孔
66 拡大部
70 端キャップ
72 軸
74 本体
76 回転ベアリング
78 円錐状インサート
80 ショルダーワッシャ
82 サークリップ
84 圧縮ばね

Claims (9)

  1. 工作機械に取付用の固定部材と、
    プローブを保持する細長い可動アーム部材であって、軸線を有する可動アーム部材と、
    可動アーム部材が固定部材に向けて引き込まれた非作動位置と可動アーム部材が固定部材から離れて延伸された作動位置との間で可動アーム部材の軸線方向の運動を案内する案内部と、
    固定部材と可動アーム部材との間で、前記作動位置を定め、かつ、可動アーム部材の作動位置を過ぎる更なる運動を阻止するストップ部であって、固定部材上の第1の要素と可動アーム部材上の第2の要素とを備え、第1および第2の要素は可動アーム部材の自由度を運動学的に拘束し、それにより可動アーム部材の作動位置を正確に定めるべく作動位置で互いに突き合わせられるようにラムにより付勢され、かつ、互いに協働するストップ部と
    前記作動位置で前記ラムを前記可動アーム部材から断接すべく作用する、前記ラムと前記可動アーム部材との間のカップリング機構と、
    を備えることを特徴とする工作機械用のプローブアーム。
  2. 前記ラムは、可動アーム部材に作用し、非作動位置と作動位置との間で可動アーム部材を駆動することを特徴とする請求項1に記載の工作機械用のプローブアーム。
  3. 可動アーム部材に作用する偏倚装置を含み、前記偏倚装置は前記作動位置で前記第1および第2の要素を互いに突き合わせるように該第1および第2の要素を付勢する力をもたらすことを特徴とする請求項1または2に記載の工作機械用のプローブアーム。
  4. 前記偏倚装置は、可動アーム部材とさらなる可動部材との間に作用するばねを備え、該さらなる可動部材は可動アーム部材が作動位置に到達した後所定量反復可能に動き、前記所定量の前記動きが作動位置において前記第1および第2の要素を互いに突き合わせるように前記第1および第2の要素を付勢する反復可能な力をばねに生じさせることを特徴とする請求項に記載の工作機械用のプローブアーム。
  5. さらなる可動部材は、非作動位置と作動位置との間可動アーム部材を駆動するラムのピストンであることを特徴とする請求項に記載の工作機械用のプローブアーム。
  6. 偏倚装置は、可動アーム部材、および、非作動位置と作動位置との間可動アーム部材を駆動するよう可動アーム部材に作用するラム間のカップリング機構の一部を形成し、かつ、カップリング機構は、ラムが偏倚装置を介してのみ可動アーム部材に連結されるように、作動位置でラムを可動アーム部材から断接すべく作動可能であることを特徴とする請求項3または4に記載の工作機械用のプローブアーム。
  7. 前記案内部は、可動アーム部材に作用し、可動アーム部材が作動位置に動くとき、軸線方向の前記動きに加えて回転または旋回運動をもたらす案内部分を含んでいることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の工作機械用のプローブアーム。
  8. 前記案内部分は、可動アーム部材を異なる運動に案内するために置き換え可能な案内部材に形成されていることを特徴とする請求項に記載の工作機械用のプローブアーム。
  9. 前記案内部分は、前記回転または旋回運動の逆方向運動をもたらすために裏返し可能な案内部材に形成されていることを特徴とする請求項またはに記載の工作機械用のプローブアーム。
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