JP3847380B2 - コンクリート型枠用支持具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば住宅用の基礎コンクリートを打設する際に、コンクリート型枠を支持するために使用されるコンクリート型枠用支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のコンクリート型枠用支持具においては、図11に示すように、金属製の底板31上に一対の金属製の支持脚32が所定間隔をおいて立設固定され、両支持脚32間には金属製の支持部33が横架固定されている。両支持脚32の上部は横方向に折曲げられ、その上に両側が折曲げられた受け板34がその中央位置で溶接固定されている。この受け板34上には間隔保持具35が載置されるとともに、コンクリート型枠36が所定の間隔をおいて支持されるようになっている。
【0003】
そして、基礎コンクリートを打設する際には、この支持具を捨コンクリート上に載置した状態で、支持具の受け板34上にコンクリート型枠36を支持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来のコンクリート型枠用支持具においては、受け板34がその中央位置で支持脚32に溶接固定され、その上に重いコンクリート型枠36が支持されることから、図11の二点鎖線で示すように、受け板34が中央部を中心にして両側が下方へ撓み、型枠36の位置が下方にずれる。このため、支持具の底板31から型枠36に至るまでの高さが図11に示すHからhに変化し、ひいては基礎コンクリートの高さが所望とする値に設定されない場合があるという問題があった。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、コンクリート型枠を設置する際に位置ずれを起こすおそれがなく、基礎コンクリートの高さを所望とする値に設定することができるコンクリート型枠用支持具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載のコンクリート型枠用支持具の発明では、金属製の支持脚を備え、その支持脚上にコンクリート型枠を支持するようにしたコンクリート型枠用支持具において、前記支持脚にコンクリート型枠の間隔を保持する間隔保持具を支持するための受け体を取着し、その受け体の上縁を支持脚の上縁より低くなるように設定したものである。
【0007】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のコンクリート型枠用支持具において、前記支持脚を一対の金属棒により構成し、両支持脚間を連結部材で連結するとともに、受け体を受け板で構成し、その受け板の側縁を折曲げて止め片を形成し、その止め片の上縁を支持脚の上縁より低くなるように設定したものである。
【0008】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のコンクリート型枠用支持具において、前記一対の支持脚を、金属棒を折曲げてほぼ横U字状に形成し、その底部を底板に接合するとともに、支持脚の上部をコンクリート型枠を支持する受け部とし、その受け部の下面に受け板を接合したものである。
【0009】
請求項4に記載の発明では、請求項2又は3に記載のコンクリート型枠用支持具において、前記受け板を、底板より切り抜いた板材で構成したものである。
請求項5に記載の発明では、請求項1に記載のコンクリート型枠用支持具において、前記受け体を、丸棒により構成したものである。
【0010】
従って、請求項1に記載のコンクリート型枠用支持具を使用して、基礎コンクリートを打設する際には、この支持具を捨コンクリート上に載置した状態で、両支持脚の上縁にコンクリート型枠を支持する。このとき、受け部の上縁が支持脚の上縁より低くなるように設定されていることから、コンクリート型枠は実質的に支持脚上に支持される。
【0011】
そのため、受け部が撓むおそれはなく、位置ずれを起こすことがない。その結果、基礎コンクリートの高さを所望とする値に設定することができる。
請求項2に記載のコンクリート型枠用支持具においては、支持脚が一対の金属棒により構成され、両支持脚間が連結部材で連結されているため、支持具の構成を簡易にすることができる。また、受け板の側縁が折曲げられて止め片が形成され、その止め片の上縁が支持脚の上縁より低くなるように設定される。このため、止め片が受け板上に載置される間隔保持具の移動を規制できるとともに、コンクリート型枠を実質的に支持脚上に支持することができる。
【0012】
請求項3に記載のコンクリート型枠用支持具においては、一対の支持脚が、金属棒を折曲げてほぼ横U字状に形成され、その底部が底板に接合されるとともに、支持脚の上部に位置する受け部の下面に受け板が接合される。このため、受け板の側縁に設けられた止め片の上縁が支持脚の上縁より低くなるように容易に設定でき、支持具の製作を容易に行うことができる。
【0013】
請求項4に記載のコンクリート型枠用支持具においては、受け板が、底板より切り抜いた板材で形成される。このため、底板の機能を維持しつつ、受け板製作のための材料の節約を図ることができ、支持具の製造コストの低減を図ることができる。
【0014】
請求項5に記載のコンクリート型枠用支持具においては、受け体が丸棒により構成されている。このため、コンクリート型枠が不用意に受け体に接触した場合でも、受け体の変形を効果的に防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、この発明の第1実施形態を、図1〜図3に基づいて詳細に説明する。
【0016】
図1に示すように、この第1実施形態の支持具は、底板11と、ほぼ横U字状に形成された一対の支持脚12と、両支持脚12を連結する連結部材としての支持杆13と、支持脚12の上部に接合された受け体としての一対の受け板14とを備えている。底板11は鉄などの金属板により平板状に形成され、中央部に水や余分なモルタルを抜き出すための矩形状の抜き孔15が2箇所に透設されるとともに、両側に支持具を位置合わせするための一対の目印用切欠き16が形成されている。
【0017】
両支持脚12は底部位置の固定部12aと中間位置の脚部12bと上部位置の受け部12cとを有するように、鉄などの金属製の丸棒によりほぼ横U字状に折曲形成され、固定部12aにて底板11の上面に起立状態で所定の間隔をおいて溶接固定されている。
【0018】
両受け板14は四角板状の金属板により形成され、その一側縁が支持脚12の受け部12cの下面に溶接固定されるとともに、他側縁がプレス成形により上方へ直角に折曲げられて止め片14aを形成している。この止め片14aは、その上に載置される間隔保持具の幅方向への移動を規制するとともに、受け板14を補強し、その捩じれを防止する。図2に示すように、この止め片14aはその上縁が支持脚12の受け部12cの上縁より距離Dだけ低くなるように設定され、布基礎コンクリート型枠17が支持脚12の受け部12c上に支持されたとき接触しないようになっている。
【0019】
前記支持杆13は金属丸棒により所定長さに切断形成され、両支持脚12の脚部12bの中間部に横架状態で溶接固定されている。そして、図3に示すように、型枠用支持具が地盤18上に敷き詰められた敷石19上に所定厚さに形成されたモルタル20上に支持されるようになっている。この支持具の受け板14上には間隔保持具21が載置され、外側規制片22と内側規制片23間に型枠17が位置規制された状態で支持脚12の受け部12c上に支持される。
【0020】
さらに、支持具の両側におけるモルタル20上にはベースコンクリート用型枠24が設置され、それらの内端縁が両支持脚12の受け部12c上に支持される。布基礎コンクリート用型枠17間には、多数の横筋25a及び縦筋25bよりなる鉄筋25が挿入され、その最下端の横筋25aが各支持具の支持杆13上に支持される。そして、コンクリートを打設すると、ベースコンクリート用型枠24によりベースコンクリート26が成形されるとともに、布基礎コンクリート用型枠17により布基礎コンクリート27が成形される。
【0021】
次に、前記のように構成されたコンクリート型枠用支持具について作用を説明する。
さて、この支持具を使用して、基礎コンクリートを打設する際には、図3に示すように、地盤18上に敷石19が敷き詰められ、その上にモルタル20が所定厚さに形成される。このモルタル20上に複数の支持具を目印用切欠き16を位置決めの目印として所定間隔おきに一列に並ぶように載置する。このとき、支持具の底板11の抜き孔15から余分なモルタル20が抜け出るため、支持具の位置決めを正確に行うことができるとともに、モルタル20の硬化後に支持具の底板11をモルタル20上に安定した状態で固定することができる。
【0022】
次に、各支持具の両受け板14上に間隔保持具21を載置する。この状態で、各支持具における両支持脚12の受け部12c上に布基礎コンクリート用型枠17を支持して、間隔保持具21の外側規制片22及び内側規制片23により位置規制する。また、支持具の両側においてモルタル20上にはベースコンクリート用型枠24を設置し、それらの内端縁を両支持脚13の受け部13c上に支持する。
【0023】
さらに、前記布基礎コンクリート用型枠17間には、多数の横筋25a及び縦筋25bよりなる鉄筋25を挿入して、その最下端の横筋25aを各支持具の支持杆13上に支持する。
【0024】
その後、布基礎コンクリート用型枠17間にコンクリートを打設すると、ベースコンクリート用型枠24によりベースコンクリート26が成形されるとともに、布基礎コンクリート用型枠17により布基礎コンクリート27が成形される。
そして、各支持具が鉄筋25とともに、これらのコンクリート26,27内に埋め込まれる。
【0025】
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1)受け板14の側縁に設けられた止め片14aの上縁が支持脚12の上縁より低くなるように設定されていることから、布基礎コンクリート27を打設する際に両支持脚12の上縁にコンクリート型枠17を支持するとき、型枠17が受け板14上に載るおそれがない。このため、受け板14が撓むことはなく、コンクリート型枠17は支持脚12の受け部12c上に支持され、位置ずれを起こすことがない。
【0026】
従って、重量の重い大型の型枠17を支持脚12上に支持することができる。さらには、布基礎コンクリート27の高さを所望とする値に設定することができる。
(2)一対の支持脚12が、金属製の丸棒を折曲げてほぼ横U字状に形成され、その底部の固定部12aが底板11に接合されるとともに、支持脚12上部の受け部12cがコンクリート型枠17を支持し、その受け部12cの下面に受け板14が接合される。このため、受け板14の側縁に設けられた止め片14aの上縁が支持脚12の受け部12cの上縁より低くなるように容易に設定でき、支持具の製作を容易に行うことができる。
(3)コンクリート型枠17は、受け板14の止め片14a上ではなく、丸棒状の支持脚12の受け部12c上に支持されることから、型枠17が動きやすく、型枠17の設置作業を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を図4および図5に基づいて説明する。
【0027】
さて、図4に示すように、この第2実施形態においては、支持具の底板11に設けられた一対の抜き孔15a,15bより構成される抜き孔15がそれぞれ矩形状に同じ大きさで形成されている。そして、図5に示すように、各抜き孔15a,15bにより切り取られた両板材28は受け板14として使用される。すなわち、各受け板14の一側縁はプレス成形により所定幅に直角に折曲げ形成され、止め片14aとされる。
【0028】
そして、この受け板14の止め片14aとは反対側の側縁を、前記支持脚12の受け部12cの下面に溶接により接合する。このようにして、支持具に間隔保持具21を支持する受け板14が取着される。
【0029】
この第2実施形態によれば、受け板14が、底板11より切り抜いた板材28で構成されるため、底板11の機能を維持しつつ、受け板14製作のための材料の節約を図ることができ、支持具の製造コストの低減を図ることができる。
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を図7に基づいて説明する。
【0030】
さて、図7に示すように、この第3実施形態においては、菱形状の抜き孔15は支持具の底板11の中央位置に設けられるとともに、矩形状の抜き孔15cは底板11の両側に設けられている。複数の補強リブ11aは底板11に縦横に形成されると同時に、突条11bは底板11の周囲に形成されている。一対の支持脚12の脚部12bと受け部12cは逆U字状をなし、中央側の脚部12b間が支持杆13により連結されている。
【0031】
支持脚12の固定部12aは底板11上において、脚部12bと受け部12cとにより形成される平面に対して直交方向に延びている。凹状をなす複数の補強リブ14bは受け板14に形成され、補強部14cは受け板14の止め片14aに補強リブ14bに対応するように形成されている。
【0032】
この第3実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、補強リブ14bと補強部14cにより、受け板14の強度を高めることができる。また、底板11の抜き孔15,15cにより支持具をモルタル上の所定位置に容易にしかも確実に位置決めできるとともに、複数の補強リブ11aや突条11bにより底板11の強度を向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、この発明の第4実施形態を図8に基づいて説明する。なお、この実施形態においては、主に第3実施形態と異なる部分について説明する。
【0033】
支持脚12の外側の下部に位置する第1脚部12dは、上部の第2脚部12eよりも内側に位置するように配置されている。傾斜部12fは、第1脚部12dと第2脚部12eを連結するように斜状に形成されている。釘孔30は、底板11の四隅に透設され、この釘孔30を利用して図示しない釘を打つことにより、底板11をモルタル20上に位置決め固定するようになっている。抜き孔15cや補強リブ11aは設けられていない。
【0034】
この第4実施形態によれば、第1脚部12dが傾斜部12fを介して第2脚部12eに連結されるとともに、第1脚部12dは第2脚部12eより内側に位置している。このため、支持具を、支持脚12の面と直交方向に延びる図示しないベースコンクリート用鉄筋に接触することなく、モルタル20上に容易に配置することができる。
【0035】
なお、この発明は次のように形態を変更して具体化することも可能である。
(イ) 第2実施形態において、抜き孔15a,15bを大きな1つの孔とし、切り取られた板材を切断して受け板とすること。
(ロ) 図6(a)に示すように、受け板14の止め片14aを受け板14の一側端の両側に設けたり、図6(b)に示すように、受け板14の止め片14aを受け板14の一側端の中央に設けたりすること。
(ハ) 図6(c)に示すように、矩形状の板材28をその対角線で切断して一対の三角形状の板材28aとし、それらの頂部を折曲げて止め片14aとし、受け板14を構成すること。このようにすれば、板材28を有効に利用することができる。
(ニ) 図9(a)に示すように、受け板14として止め片14aを省略し、平板状に形成すること。
(ホ) 図9(b)に示すように、受け板14を支持脚12の両側に位置するようにし、両端縁に止め片14aを折曲形成すること。また、図9(c)に示すように、受け板14の中央位置に半円筒状の係合凹部29を設け、この係合凹部29を支持脚12の受け部12cの下面に係合して溶接固定すると同時に、両端縁に止め片14aを折曲形成すること。
【0036】
このようにすれば、支持具の配置間隔に応じて間隔保持具21を受け板14上のいずれの側にも載置することができる。
(ヘ) 図9(d)に示すように、受け板14を平板状に形成し、その一側縁を支持脚12の脚部12bの横面に溶接固定すること。図9(e)に示すように、受け板14を波板状に形成し、その一側縁を支持脚12の脚部12bの横面に溶接固定すること。
(ト) 図10(a)に示すように、受け板14の基端部を支持脚12の受け部12cの下面に接合するとともに、先端側を下方、横方、上方へ折曲形成すること。そして、上部に型枠17に係合させる係合部21aを有する間隔保持具21を受け板14上に載置する。
【0037】
このようにすれば、受け板14が多少曲がっても、間隔保持具21が受け板14から落下するのを防止することができる。
(チ) 図10(b)に示すように、受け板14を平板状に形成し、支持脚12の受け部12c下面に接合するとともに、先端に折り返し部を設けること。
【0038】
このようにすれば、受け板14が傾いたり、曲がったりしても、間隔保持具21が受け板14から落下するのを防止することができる。
(リ) 図10(c)に示すように、受け板14をU字状に折曲形成し、その一側面を支持脚12の脚部12bに接合すること。
(ヌ) 前記各実施形態において、受け板14の止め片14aの上縁と支持脚12の受け部12cの上縁との距離Dを0、すなわち止め片14aの上縁と受け部12cの上縁とを同じ高さに設定すること。
【0039】
このように構成した場合でも、型枠17を実質上支持脚12の受け部12c上に支持することができる。
(ル) 受け板14を波板状に形成したり、補強リブを設けたりして補強すること。
(オ) 支持脚12を四角柱などの角柱状や楕円柱状などの形状に構成すること。
(ワ) 底板11に突条、突起、凹部などを形成し、底板11の強度を向上させること。
(カ) 受け体としての丸棒を、支持脚12の受け部12cの下部又は側部から横方向に延びるように接合すること。なお、この丸棒は、断面が真円状のもののほか、楕円状などの変形したものを含む概念である。
【0040】
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) 前記受け板を支持脚に対して片持ち支持した請求項1に記載のコンクリート型枠用支持具。
【0041】
このように構成した場合、受け板の一側縁を支持脚の下面に接合すればよく、支持具を容易に形成することができるとともに、板材を有効に利用することができる。
(2) 前記一対の受け板を同一形状のものとした請求項4に記載のコンクリート型枠用支持具。
【0042】
このようにすれば、受け板の製作を容易に行うことができ、そのコストダウンを図ることができる。
(3) 前記一対の支持脚を、金属棒を折曲げて逆U字状に形成し、その底部を折曲げ互いに逆向きに延長して底板に接合するとともに、支持脚の上部をコンクリート型枠を支持する受け部とし、その受け部の下面に受け板を接合した請求項2に記載のコンクリート型枠用支持具。
【0043】
このようにすれば、支持脚の強度を高めることができるうえに、支持脚を安定した状態で底板に固定することができる。
(4) 前記支持脚の外側の上部より下部を内側位置に配置し、上部と下部との間に傾斜部を設けた上記(3)に記載のコンクリート型枠用支持具。
【0044】
このように構成した場合、支持具をベースコンクリート用の鉄筋に接触することなく、容易に配置することができる。
【0045】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明のコンクリート型枠用支持具によれば、コンクリート型枠を設置する際に位置ずれを起こすおそれがなく、基礎コンクリートの高さを所望とする値に設定することができる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、支持具の構成を簡易にすることができ、止め片が受け板上に載置される間隔保持具の移動を規制できるとともに、コンクリート型枠を実質的に支持脚上に支持することができる。
【0047】
請求項3に記載の発明によれば、受け板の側縁に設けられた止め片の上縁が支持脚の上縁より低くなるように容易に設定でき、支持具の製作を容易に行うことができる。
【0048】
請求項4に記載の発明によれば、底板の機能を維持しつつ、受け板製作のための材料を節約することができ、支持具の製造コストの低減を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、受け体が丸棒により構成されているため、コンクリート型枠が不用意に受け体に接触した場合でも、受け体の変形をより効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の型枠用支持具を示す斜視図。
【図2】 型枠用支持具上に型枠を支持した状態を示す側面図。
【図3】 型枠用支持具の使用状態を示す断面図。
【図4】 第2実施形態の型枠用支持具を示す斜視図。
【図5】 第2実施形態の一対の受け板を示す斜視図。
【図6】 (a)〜(c)は受け板の別例を示す斜視図。
【図7】 第3実施形態の型枠用支持具を示す斜視図。
【図8】 第4実施形態における型枠用支持具を示す斜視図。
【図9】 (a)〜(e)は支持脚に取着される受け板の別例を示す部分側面図。
【図10】 (a)〜(c)は支持脚に取着される受け板の別例を示す部分側面図。
【図11】 型枠を支持した従来の型枠用支持具を示す側面図。
【符号の説明】
11…底板、12…支持脚、13…連結部材としての支持杆、14…受け体としての受け板、14a…止め片、17…布基礎コンクリート用型枠、21…間隔保持具、28…板材。
Claims (5)
- 金属製の支持脚を備え、その支持脚上にコンクリート型枠を支持するようにしたコンクリート型枠用支持具において、
前記支持脚にコンクリート型枠の間隔を保持する間隔保持具を支持するための受け体を取着し、その受け体の上縁を支持脚の上縁より低くなるように設定したコンクリート型枠用支持具。 - 前記支持脚を一対の金属棒により構成し、両支持脚間を連結部材で連結するとともに、受け体を受け板で構成し、その受け板の側縁を折曲げて止め片を形成し、その止め片の上縁を支持脚の上縁より低くなるように設定した請求項1に記載のコンクリート型枠用支持具。
- 前記一対の支持脚を、金属棒を折曲げてほぼ横U字状に形成し、その底部を底板に接合するとともに、支持脚の上部をコンクリート型枠を支持する受け部とし、その受け部の下面に受け板を接合した請求項2に記載のコンクリート型枠用支持具。
- 前記受け板を、底板より切り抜いた板材で構成した請求項2又は3に記載のコンクリート型枠用支持具。
- 前記受け体を、丸棒により構成した請求項1に記載のコンクリート型枠用支持具。
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