JP3841077B2 - デジタル変調回路およびデジタル変調方法、デジタル復調回路およびデジタル復調方法、復調用キャリアの生成回路および生成方法、並びに復調用ビットクロックの生成回路および生成方法 - Google Patents

デジタル変調回路およびデジタル変調方法、デジタル復調回路およびデジタル復調方法、復調用キャリアの生成回路および生成方法、並びに復調用ビットクロックの生成回路および生成方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えばQPSKの変復調等の処理を行う際に適用して好適なデジタル変調回路およびデジタル変調方法、デジタル復調回路およびデジタル復調方法、復調用キャリアの生成回路および生成方法、並びに復調用ビットクロックの生成回路および生成方法に関する。
詳しくは、この発明は、所定のビットレートを有するデジタル信号に、この所定のビットレートに対応した周波数を持つビットクロック信号を加算し、この加算信号とキャリア信号とを積算してデジタル変調信号を得る構成とし、当該デジタル変調信号に、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、これら第1、第2の周波数の和および差の周波数を持つ周波数信号が含まれる構成とすることによって、当該デジタル変調信号を復調する際に、簡単な構成で、かつ容易に、復調用キャリア信号、復調用ビットクロック信号を安定して得ることができるようにしたデジタル変調回路等に係るものである。
周知のように、例えばCATV(cable television)放送システムや衛星テレビジョン放送システム等にあっては、画像信号の伝送方式がアナログ伝送からデジタル伝送に変換されてきている。デジタル伝送に当たっては、送信側では画像信号がデジタル変調されて送信され、受信側では受信されたデジタル変調信号が復調されて画像信号が得られる。
デジタル変調として、例えばQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調が知られている。図7は、従来のQPSK変調回路の一例の構成を示している。
このQPSK変調回路210は、第1チャネルのデジタル信号としてのI信号が入力される入力端子211と、第2チャネルのデジタル信号としてのQ信号が入力される入力端子212と、I信号、Q信号のビットレートに対応した周波数を持つビットクロック信号BCKが入力される入力端子213とを有している。
また、QPSK変調回路210は、入力端子211に入力されたI信号を構成する各ビットデータを、ビットクロック信号BCKに同期させるための、Dフリップフロップ214と、入力端子212に入力されたQ信号を構成する各ビットデータを、クロック信号BCKに同期させるための、Dフリップフロップ215とを有している。
ここで、Dフリップフロップ214,215のデータ端子Dには、それぞれ入力端子211,21に入力されたI信号、Q信号が入力される。また、Dフリップフロップ214,215のクロック端子CKには、入力端子213に入力されたビットクロック信号BCKが入力される。
また、QPSK変調回路210は、Dフリップフロップ214から出力されるI信号から不要な高域信号を除去するために帯域制限を行うローパスフィルタ216と、Dフリップフロップ215から出力されるQ信号から不要な高域信号を除去するために帯域制限を行うローパスフィルタ217とを有している。
また、QPSK変調回路210は、キャリア信号Scを発生する発振器218と、この発振器218で発生されるキャリア信号Scを増幅する増幅器219と、この増幅器219で増幅されたキャリア信号Scの位相を、それぞれ45度(π/4)、−45度(−π/4)だけ移相して第1、第2のキャリア信号Sc1,Sc2を得るπ/4移相器221、−π/4移相器222とを有している。この場合、第1のキャリア信号Sc1および第2のキャリア信号Sc2は、互いに90度の位相差を持つものとなる。
また、QPSK変調回路210は、ローパスフィルタ216で帯域制限されたI信号とπ/4移相器221で発生されるキャリア信号Sc1とを積算する積算手段としてのミクサ回路223と、ローパスフィルタ217で帯域制限されたQ信号と−π/4移相器222で発生されるキャリア信号Sc2とを積算する積算手段としてのミクサ回路224とを有している。これらミクサ回路223,224は、それぞれ2相位相変調回路を構成している。
また、QPSK変調回路210は、ミクサ回路223,224の出力信号を加算して直交変調信号としてのQPSK変調信号SQMを得る加算器225と、このQPSK変調信号SQMを出力する出力端子226とを有している。
図7に示すQPSK変調回路210の動作を説明する。
入力端子211に入力されるI信号(第1チャネルのデジタル信号)はDフリップフロップ214のデータ端子Dに入力される。また、入力端子212に入力されるQ信号(第2チャネルのデジタル信号)はDフリップフロップ215のデータ端子Dに入力される。これらDフリップフロップ214,215のクロック端子CKには、入力端子213からビットクロック信号BCKが入力される。
Dフリップフロップ214,215では、それぞれI信号、Q信号を構成する各ビットデータが、ビットクロック信号BCKによって、順次ラッチされる。つまり、Dフリップフロップ214,215では、それぞれI信号、Q信号を構成する各ビットデータが、ビットクロック信号BCKに同期したものとされる。
Dフリップフロップ214,215から出力されるI信号、Q信号は、それぞれローパスフィルタ216,217で帯域制限されて不要な高域信号が除去され、その後にミクサ回路223,224に入力される。図8Aはローパスフィルタ216,217で帯域制限される前のI信号、Q信号の周波数スペクトラムを示し、図8Bはローパスフィルタ216,217で帯域制限された後のI信号、Q信号の周波数スペクトラムを示している。fSは、ビットクロック信号BCKの周波数であるビットクロック周波数を示している。
また、発振器218で発生されるキャリア信号Scは、増幅器219で増幅され、その後移相器221,222に入力される。これら移相器221,222では、キャリア信号Scの位相がそれぞれ45度、−45度だけ移相され、互いに90度の位相差を持ったキャリア信号Sc1,Sc2が得られる。
位相器221で得られるキャリア信号Sc1はミクサ回路223に入力される。このミクサ回路223では、ローパスフィルタ216で帯域制限されたI信号とキャリア信号Sc1の積算が行われ、2相位相変調が行われる。また、位相器222で得られるキャリア信号Sc2はミクサ回路224に入力される。このミクサ回路224では、ローパスフィルタ217で帯域制限されたQ信号とキャリア信号Sc2の積算が行われ、2相位相変調が行われる。
ミクサ回路223,224の出力信号は、加算器225に入力されて加算される。そして、この加算器225からは直交変調信号としてのQPSK変調信号SQMが得られ、出力端子226に出力される。図8Cは、出力端子226に出力されるQPSK変調信号SQMの周波数スペクトラムを示している。ここで、fOは、キャリア信号Sc1,Sc2の周波数を示している。
次に、図7に示すQPSK変調回路210で得られるQPSK変調信号SQMを復調してI信号、Q信号を得るためのQPSK復調回路について説明する。図9は、そのQPSK復調回路の一例の構成を示している。
このQPSK復調回路250は、QPSK変調信号SQMが入力される入力端子251と、この入力端子251に入力されるQPSK変調信号SQMから不要な周波数成分を除去するバンドパスフィルタ252とを有している。このバンドパスフィルタ252では、fO−fS〜fO+fSの帯域の周波数成分が抽出される(図8C参照)。
また、QPSK復調回路250は、キャリア信号Scを発生させるための電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)253と、この発振器253で発生されるキャリア信号Scを増幅する増幅器254と、この増幅器254で増幅されたキャリア信号Scの位相を、それぞれ45度(π/4)、−45度(−π/4)だけ移相して第1、第2のキャリア信号Sc1,Sc2を得るπ/4移相器261、−π/4移相器262とを有している。この場合、第1のキャリア信号Sc1および第2のキャリア信号Sc2は、互いに90度の位相差を持つものとなる。
また、QPSK復調回路250は、位相検波回路を構成するミクサ回路263,264を有している。ミクサ回路263は、バンドパスフィルタ252で不要な周波数成分が除去されたQPSK変調信号SQMとπ/4移相器261で発生されたキャリア信号Sc1とを積算して位相検波を行い、第1チャネルの検波出力を得る。一方、ミクサ回路264は、バンドパスフィルタ252で不要な周波数成分が除去されたQPSK変調信号SQMと−π/4移相器262で発生されたキャリア信号Sc2とを積算して位相検波を行い、第2チャネルの検波出力を得る。
また、QPSK復調回路250は、ミクサ回路263で取り出された検波出力の帯域を制限して波形整形を行うローパスフィルタ265と、ミクサ回路264で取り出された検波出力の帯域を制限して波形整形を行うローパスフィルタ266とを有している。
また、QPSK復調回路250は、ビットクロック再生回路267を有している。このビットクロック再生回路267は、ローパスフィルタ266で波形整形された第2チャネルの検波出力から、そのビットレートに対応した周波数の周波数成分を取得することでビットクロック信号BCKを再生する。なお、このビットクロック再生回路267は、ローパスフィルタ265で波形整形された第1チャネルの検波出力を用いても、同様にビットクロック信号BCKを再生できる。
また、QPSK復調回路250は、ローパスフィルタ265で帯域制限された検波出力から第1チャネルのデジタル信号であるI信号を構成する各ビットデータを抽出するためのDフリップフロップ271と、ローパスフィルタ266で帯域制限された検波出力から第2チャネルのデジタル信号であるQ信号を構成する各ビットデータを抽出するためのDフリップフロップ272と、これらDフリップフロップ271,272でそれぞれ抽出されるビットデータをI信号、Q信号として出力する出力端子273,274とを有している。
また、QPSK復調回路250は、上述した電圧制御発振器253と共に、キャリア再生回路を構成するミクサ回路281,282、加算器283およびローパスフィルタ284を有している。
ミクサ回路281はローパスフィルタ265,266でそれぞれ帯域制限された検波出力を積算する。ミクサ回路28もローパスフィルタ265,266でそれぞれ帯域制限された検波出力を積算する。加算器283は、ミクサ回路281,282の出力信号を加算する。ローパスフィルタ284は、加算器283で得られる加算信号を帯域制限して電圧制御発振器253に入力する制御電圧CNTを抽出する。電圧制御発振器253の発振周波数を上述した制御電圧CNTで制御することで、電圧制御発振器253で発生されるキャリア信号Scの周波数が、入力端子251に入力されるQPSK変調信号SQMのキャリア周波数に対応したものとされる。
図9に示すQPSK復調回路250の動作を説明する。
入力端子251に入力されるQPSK変調信号SQMは、バンドパスフィルタ252で不要な周波数成分が除去された後、ミクサ回路263,264に入力される。電圧制御発振器253で発生されるキャリア信号Scは、増幅器254で増幅され、その後移相器261,262に入力される。これら移相器261,262では、キャリア信号Scの位相がそれぞれ45度、−45度だけ移相され、互いに90度の位相差を持ったキャリア信号Sc1,Sc2が得られる。
移相器261で得られるキャリア信号Sc1はミクサ回路263に入力される。このミクサ回路263では、バンドパスフィルタ252で不要な周波数成分が除去されたQPSK変調信号SQMとキャリア信号Sc1の積算が行われて位相検波が行われ、第1チャネルの検波出力が得られる。
同様に、移相器262で得られるキャリア信号Sc2はミクサ回路264に入力される。このミクサ回路264では、バンドパスフィルタ252で不要な周波数成分が除去されたQPSK変調信号SQMとキャリア信号Sc2の積算が行われて位相検波が行われ、第2チャネルの検波出力が得られる。
これらミクサ回路263,264で得られた検波出力は、それぞれローパスフィルタ265,266で帯域制限された後、Dフリップフロップ271,272のデータ端子Dに入力される。このDフリップフロップ271,272のクロック端子CKには、ローパスフィルタ266で帯域制限された検波出力に基づいてビットクロック再生回路267で再生されたビットクロック信号BCKが入力される。
Dフリップフロップ271,272では、それぞれローパスフィルタ265,266で帯域制限された第1、第2のチャネルの検波出力がビットクロック信号BCKでラッチされ、I信号(第1チャネルのデジタル信号)、Q信号(第2チャネルのデジタル信号)を構成する各ビットデータが順次抽出される。そして、これらDフリップフロップ271,272でそれぞれ抽出されるビットデータは、それぞれI信号、Q信号として出力端子273,274に出力される。
また、ローパスフィルタ265,266で帯域制限された第1、第2チャネルの検波出力は、ミクサ回路281に入力されると共にミクサ回路282に入力される。これらミクサ回路281,282では、それぞれ、第1チャネルの検波出力と第2チャネルの検波出力とが積算される。
そして、これらミクサ回路281,282の出力信号は、加算器283で加算された後、ローパスフィルタ284で帯域制限され、制御電圧CNTとして電圧制御発振器253に入力される。これにより、電圧制御発振器253で発生されるキャリア信号Scの周波数は、入力端子251に入力されるQPSK変調信号SQMのキャリア周波数に対応したものとなり、QPSK変調信号SQMを復調して上述したようにI信号、Q信号を得ることが良好に行われる。
上述の図7に示すQPSK変調回路210と同等のQPSK変調回路は、例えば特許文献1等に記載されている。また、上述の図9に示すQPSK復調回路250と同等のQPSK復調回路は、例えば特許文献2等に記載されている。
特開平08−167918号公報 特開平07−250115号公報
図7に示すQPSK変調回路210で得られるQPSK変調信号SQMにはキャリア信号成分が含まれていないことから、このQPSK変調信号SQMを復調する図9に示すQPSK復調回路250ではミクサ回路281,282、加算器283、ローパスフィルタ284および電圧制御発振器253で構成されるキャリア発生回路が設けられている。
しかし、このキャリア発生回路は、原理的に疑似復調キャリア信号が生成され、誤動作をするおそれがある。また、このキャリア発生回路を用いることで、復調回路250内のミクサ回路の数が多くなり、回路構成が複雑となる。さらに、キャリア信号の周波数が高い場合、各素子の遅延により、キャリア信号の再生が不可能となり、復調不可能となる。
この発明の目的は、例えばQPSK変調信号等のデジタル変調信号を復調する際に、簡単な構成で、かつ容易に、復調用キャリア信号、復調用ビットクロック信号を安定して得ることにある。
この発明に係るデジタル変調回路は、互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号を発生するキャリア発生手段と、所定のビットレートを有する第1チャネルのデジタル信号とキャリア発生手段で発生される第1のキャリア信号とを積算する第1の積算手段と、所定のビットレートを有する第2チャネルのデジタル信号に、この所定のビットレートに対応した周波数を持つビットクロック信号を加算する第1の加算手段と、この第1の加算手段の出力信号とキャリア発生手段で発生される第2のキャリア信号とを積算する第2の積算手段と、第1の積算手段の出力信号と第2の積算手段の出力信号とを加算して直交変調信号を得る第2の加算手段とを備えるものである。
この発明に係るデジタル変調方法は、互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号を発生するキャリア発生ステップと、所定のビットレートを有する第1チャネルのデジタル信号とキャリア発生ステップで発生される第1のキャリア信号とを積算する第1の積算ステップと、所定のビットレートを有する第2チャネルのデジタル信号に、この所定のビットレートに対応した周波数を持つビットクロック信号を加算する第1の加算ステップと、この第1の加算ステップで得られた信号とキャリア発生ステップで得られた第2のキャリア信号とを積算する第2の積算ステップと、第1の積算ステップで得られた信号と第2の積算ステップで得られた信号とを加算して直交変調信号を得る第2の加算ステップとを備えるものである。
この発明においては、所定のビットレートを有する第1チャネルのデジタル信号に、この所定のビットレートに対応した周波数を持つビットクロック信号が加算される。そして、この加算信号と第1のキャリア信号とが積算される。また、所定のビットレートを有する第2チャネルのデジタル信号と第1のキャリア信号とは90度の位相差がある第2のキャリア信号とが積算される。そして、これら2つの積算信号が加算されて直交変調信号(デジタル変調信号)が得られる。
この直交変調信号には、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、これら第1、第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、これら第1、第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とが含まれている。
したがって、この直交変調信号を復調する際、これら第1、第2の周波数信号を用いて、簡単な構成で、かつ容易に、復調用キャリア信号、復調用ビットクロック信号を安定して得ることができる。
この発明に係る復調用キャリア生成回路は、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有するデジタル変調信号を復調する際に用いられる復調用キャリア信号を生成する復調用キャリア生成回路であって、デジタル変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する積算手段と、この積算手段の出力信号に含まれる上記キャリア信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周して、上記キャリア信号と同じ周波数を持つ復調用キャリア信号を得るキャリア発生手段とを備えるものである。
また、この発明に係る復調用キャリア生成方法は、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有するデジタル変調信号を復調する際に用いられる復調用キャリア信号を生成する復調用キャリア生成方法であって、デジタル変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する積算ステップと、この積算ステップで得られた信号に含まれる上記キャリア信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周して、上記キャリア信号と同じ周波数を持つ復調用キャリア信号を得るキャリア発生ステップとを備えるものである。
この発明においては、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有するデジタル変調信号を取り扱うものである。
このデジタル変調信号が分岐されて第1の変調信号および第2の変調信号が得られる。そして、これら第1、第2の変調信号が積算される。この積算信号には、キャリア信号の周波数の2倍の周波数を持つ周波数信号、ビットクロック信号の周波数の2倍の周波数を持つ周波数信号が含まれる。この積算信号からキャリア信号の周波数の2倍の周波数を持つ周波数信号が取り出され、この周波数信号が1/2に分周されることで、復調用キャリア信号が得られる。
このように、デジタル変調信号に含まれている、ビットクロック信号の周波数およびキャリア信号の周波数の和、差の周波数を持つ第1、第2の周波数信号を用いて復調用キャリア信号を得るものであり、簡単な構成で、かつ容易に、復調用キャリア信号を安定して得ることができる。
この発明に係る復調用ビットクロック生成回路は、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有するデジタル変調信号を復調する際に用いられる復調用ビットクロック信号を生成する復調用ビットクロック生成回路であって、デジタル変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する積算手段と、この積算手段の出力信号に含まれる上記ビットクロック信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周して、上記ビットクロック信号と同じ周波数を持つ復調用ビットクロック信号を得るビットクロック発生手段とを備えるものである。
また、この発明に係る復調用ビットクロック生成方法は、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有するデジタル変調信号を復調する際に用いられる復調用ビットクロック信号を生成する復調用ビットクロック生成方法であって、デジタル変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する積算ステップと、この積算ステップで得られた信号に含まれる上記ビットクロック信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周して、上記ビットクロック信号と同じ周波数を持つ復調用ビットクロック信号を得るビットクロック発生ステップとを備えるものである。
この発明においては、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有するデジタル変調信号を取り扱うものである。
このデジタル変調信号が分岐されて第1の変調信号および第2の変調信号が得られる。そして、これら第1、第2の変調信号が積算される。この積算信号には、キャリア信号の周波数の2倍の周波数を持つ周波数信号、ビットクロック信号の周波数の2倍の周波数を持つ周波数信号が含まれる。この積算信号からビットクロック信号の周波数の2倍の周波数を持つ周波数信号が取り出され、この周波数信号が1/2に分周されることで、復調用ビットクロック信号が得られる。
このように、デジタル変調信号に含まれている、ビットクロック信号の周波数およびキャリア信号の周波数の和、差の周波数を持つ第1、第2の周波数信号を用いて復調用ビットクロック信号を得るものであり、簡単な構成で、かつ容易に、復調用ビットクロック信号を安定して得ることができる。
この発明に係るデジタル復調回路は、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号を復調するデジタル復調回路であって、直交変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する第1の積算手段と、この第1の積算手段の出力信号に含まれるキャリア信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周してキャリア信号と同じ周波数を持つ周波数信号を得る第1の分周手段と、この第1の分周手段で得られた周波数信号に基づいて互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号を発生するキャリア発生手段と、直交変調信号とキャリア発生手段で発生される第1のキャリア信号とを積算して第1チャネルの検波出力を得る第2の積算手段と、直交変調信号と上記キャリア発生手段で発生される第2のキャリア信号とを積算して第2チャネルの検波出力を得る第3の積算手段とを備えるものである。
また、この発明に係るデジタル復調方法は、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号を復調するデジタル復調方法であって、直交変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する第1の積算ステップと、この第1の積算ステップで得られた信号に含まれるキャリア信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周してキャリア信号と同じ周波数を持つ周波数信号を得る分周ステップと、この分周ステップで得られた周波数信号に基づいて互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号を発生するキャリア発生ステップと、直交変調信号とキャリア発生ステップで発生された第1のキャリア信号とを積算して第1チャネルの検波出力を得る第2の積算ステップと、直交変調信号とキャリア発生ステップで発生された第2のキャリア信号とを積算して第2チャネルの検波出力を得る第3の積算ステップとを備えるものである。
この発明においては、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有するデジタル変調信号を取り扱うものである。
このデジタル変調信号が分岐されて第1の変調信号および第2の変調信号が得られる。そして、これら第1、第2の変調信号が積算される。この積算信号には、キャリア信号の周波数の2倍の周波数を持つ周波数信号、ビットクロック信号の周波数の2倍の周波数を持つ周波数信号が含まれる。この積算信号からキャリア信号の周波数の2倍の周波数を持つ周波数信号が取り出され、この周波数信号が1/2に分周されることで、復調用キャリア信号が得られる。
この復調用キャリア信号から第1のキャリア信号およびこの第1のキャリア信号とは90度の位相差がある第2のキャリア信号が得られる。そして、直交変調信号と第1のキャリア信号とが積算され、第1チャネルの検波出力が得られる。一方、直交変調信号と第2のキャリア信号とが積算され、第2チャネルの検波出力が得られる。
これら第1チャネル、第2チャネルの検波出力から、それぞれビットクロック信号と同じ周波数を持つ周波数信号(復調用ビットクロック信号)により、第1チャネル、第2チャネルのデジタル信号を構成する各ビットデータが順次抽出される。
この復調用ビットクロック信号は、例えば上述の第1、第2の変調信号の積算されて得られる積算信号からビットクロック信号の周波数の2倍の周波数を持つ周波数信号が取り出され、この周波数信号が1/2に分周されることで得られる。
上述した第1チャネル、第2チャネルの検波出力には、ビットクロック信号の周波数と同じ周波数の周波数信号が含まれる。上述の復調用ビットクロック信号は、例えばこの第1チャネルの検波出力または第2チャネルの検波出力から、上述のビットクロック信号の周波数と同じ周波数の周波数信号を取り出すことで得られる。
このように、デジタル変調信号に含まれている、ビットクロック信号の周波数およびキャリア信号の周波数の和、差の周波数を持つ第1、第2の周波数信号を用いて復調用キャリア信号、復調用ビットクロック信号を得るものであり、簡単な構成で、かつ容易に、復調用キャリア信号、復調用ビットクロック信号を安定して得ることができる。
この発明に係る復調用キャリア生成回路は、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号を復調する際に用いられる復調用キャリア信号を生成する復調用キャリア生成回路であって、キャリア信号と同じ周波数を持つ復調用キャリア信号を発生するための電圧制御発振手段と、この電圧制御発振手段の出力信号に基づいて互いに90度の位相差を有する第3の周波数信号および第4の周波数信号を発生する周波数発生手段と、直交変調信号と周波数発生手段で発生される第3の周波数信号とを積算する第1の積算手段と、直交変調信号と周波数発生手段で発生される第4の周波数信号とを積算する第2の積算手段と、第1の積算手段の出力信号からビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第1のフィルタ手段と、第2の積算手段の出力信号からビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第2のフィルタ手段と、第1のフィルタ手段の出力信号と第2のフィルタ手段の出力信号とを積算する第3の積算手段と、この第3の積算手段の出力信号を帯域制限して電圧制御発振手段の制御電圧を得る第3のフィルタ手段とを備えるものである。
また、この発明に係る復調用キャリア生成方法は、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号を復調する際に用いられる復調用キャリア信号を生成する復調用キャリア生成方法であって、キャリア信号と同じ周波数を持つ復調用キャリア信号を発生するための電圧制御発振器の出力信号に基づいて、互いに90度の位相差を有する第3の周波数信号および第4の周波数信号を発生する周波数発生ステップと、直交変調信号と周波数発生ステップで発生される第3の周波数信号とを積算する第1の積算ステップと、直交変調信号と周波数発生ステップで発生される第4の周波数信号とを積算する第2の積算ステップと、第1の積算ステップで得られた信号からビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第1の抽出ステップと、第2の積算ステップで得られた信号からビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第2の抽出ステップと、第1の抽出ステップで抽出された周波数信号と第2の抽出ステップで抽出された周波数信号とを積算する第3の積算ステップと、この第3の積算ステップで得られた信号を帯域制限して電圧制御発振器の制御電圧を抽出する第3の抽出ステップとを備えるものである。
この発明においては、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号(デジタル変調信号)を取り扱うものである。
キャリア信号と同じ周波数を持つ復調用キャリア信号を発生するための電圧制御発振器の出力信号に基づいて、互いに90度の位相差を有する第3の周波数信号および第4の周波数信号が発生される。
直交変調信号と第3の周波数信号とが積算され、また直交変調信号と第4の周波数信号とが積算される。これらの積算信号には、上述したビットクロック信号の周波数に対応した周波数信号が含まれるが、この周波数信号の周波数は上述の復調用キャリア信号の変動に対応して変動する。これら積算信号から、ビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号が抽出される。
そして、それぞれの積算信号から抽出された周波数信号が積算され、その積算信号が帯域制限されて電圧制御発振器の制御電圧が得られる。この制御電圧は、直交変調信号のキャリア信号と電圧制御発振器で発生される復調用キャリア信号との周波数差に対応したものとなる。したがって、電圧制御発振器にこの制御電圧を入力することで、復調用キャリア信号として、直交変調信号のキャリア信号と同一周波数のものを得ることができる。
このように、デジタル変調信号に含まれている、ビットクロック信号の周波数およびキャリア信号の周波数の和、差の周波数を持つ第1、第2の周波数信号を用いて復調用キャリア信号、復調用キャリア信号を得るものであり、簡単な構成で、かつ容易に、復調用キャリア信号を安定して得ることができる。
この発明に係るデジタル復調回路は、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号を復調するデジタル復調回路であって、キャリア信号と同じ周波数を持つ周波数信号を発生するための電圧制御発振手段と、この電圧制御発振手段の出力信号に基づいて互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号を発生するキャリア発生手段と、直交変調信号とキャリア発生手段で発生される第1のキャリア信号とを積算して第1チャネルの検波出力を得る第1の積算手段と、直交変調信号とキャリア発生手段で発生される第2のキャリア信号とを積算して第2チャネルの検波出力を得る第2の積算手段と、第1の積算手段で得られる第1チャネルの検波出力からビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第1のフィルタ手段と、第2の積算手段で得られる第2チャネルの検波出力からビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第2のフィルタ手段と、第1のフィルタ手段の出力信号と第2のフィルタ手段の出力信号とを積算する第3の積算手段と、この第3の積算手段の出力信号を帯域制限して電圧制御発振手段の制御電圧を得る第3のフィルタ手段とを備えるものである。
この発明に係るデジタル復調方法は、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号を復調するデジタル復調方法であって、キャリア信号と同じ周波数を持つ周波数信号を発生するための電圧制御発振器の出力信号に基づいて、互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号を発生するキャリア発生ステップと、直交変調信号とキャリア発生ステップで発生された第1のキャリア信号とを積算して第1チャネルの検波出力を得る第1の積算ステップと、直交変調信号とキャリア発生ステップで発生された第2のキャリア信号とを積算して第2チャネルの検波出力を得る第2の積算ステップと、第1の積算ステップで得られた第1チャネルの検波出力からビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第1の抽出ステップと、第2の積算ステップで得られた第2チャネルの検波出力からビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第2の抽出ステップと、第1の抽出ステップで抽出された周波数信号と第2の抽出ステップで抽出された周波数信号とを積算する第3の積算ステップと、この第3の積算ステップで得られた信号を帯域制限して電圧制御発振器の制御電圧を抽出する第3の抽出ステップとを備えるものである。
この発明においては、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号(デジタル変調信号)を取り扱うものである。
キャリア信号と同じ周波数を持つ周波数信号(復調用キャリア信号)を発生するための電圧制御発振器の出力信号に基づいて、互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号が発生される。直交変調信号と第1のキャリア信号とが積算され、第1チャネルの検波出力が得られる。一方、直交変調信号と第2のキャリア信号とが積算され、第2チャネルの検波出力が得られる。
これら第1チャネル、第2チャネルの検波出力には、上述したビットクロック信号の周波数に対応した周波数信号が含まれるが、この周波数信号の周波数は上述の復調用キャリア信号の変動に対応して変動する。これら積算信号から、ビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号が抽出される。
そして、それぞれの検波出力から抽出された周波数信号が積算され、その積算信号が帯域制限されて電圧制御発振器の制御電圧が得られる。この制御電圧は、直交変調信号のキャリア信号と電圧制御発振器で発生される復調用キャリア信号との周波数差に対応したものとなる。したがって、電圧制御発振器にこの制御電圧を入力することで、復調用キャリア信号として、直交変調信号のキャリア信号と同一周波数のものを得ることができる。
上述した第1チャネル、第2チャネルの検波出力から、それぞれビットクロック信号と同じ周波数を持つ周波数信号(復調用ビットクロック信号)により、第1チャネル、第2チャネルのデジタル信号を構成する各ビットデータが順次抽出される。
この復調用ビットクロック信号は、例えば直交変調信号が分岐されて得られた第1、第2の変調信号の積算されて得られる積算信号からビットクロック信号の周波数の2倍の周波数を持つ周波数信号が取り出され、この周波数信号が1/2に分周されることで得られる。
上述した第1チャネル、第2チャネルの検波出力には、ビットクロック信号の周波数と同じ周波数の周波数信号が含まれる。上述の復調用ビットクロック信号は、例えばこの第1チャネルの検波出力または第2チャネルの検波出力から、上述のビットクロック信号の周波数と同じ周波数の周波数信号を取り出すことで得られる。
このように、デジタル変調信号に含まれている、ビットクロック信号の周波数およびキャリア信号の周波数の和、差の周波数を持つ第1、第2の周波数信号を用いて復調用キャリア信号、復調用ビットクロック信号を得るものであり、簡単な構成で、かつ容易に、復調用キャリア信号、復調用ビットクロック信号を安定して得ることができる。
この発明によれば、所定のビットレートを有するデジタル信号に、この所定のビットレートに対応した周波数を持つビットクロック信号を加算し、この加算信号とキャリア信号とを積算してデジタル変調信号を得る構成とし、当該デジタル変調信号に、ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、これら第1、第2の周波数の和および差の周波数を持つ周波数信号が含まれる構成としたものであり、当該デジタル変調信号を復調する際に、簡単な構成で、かつ容易に、復調用キャリア信号、復調用ビットクロック信号を安定して得ることができる。
この発明の実施の形態を説明する。図1は実施の形態としてのQPSK変調回路110の構成を示している。
このQPSK変調回路110は、第1チャネルのデジタル信号としてのI信号が入力される入力端子111と、第2チャネルのデジタル信号としてのQ信号が入力される入力端子112と、I信号、Q信号のビットレートに対応した周波数を持つビットクロック信号BCKが入力される入力端子113とを有している。本実施の形態において、ビットクロック信号BCKの周波数は、例えば1GHzである。
また、QPSK変調回路110は、入力端子111に入力されたI信号を構成する各ビットデータを、ビットクロック信号BCKに同期させるための、Dフリップフロップ114と、入力端子112に入力されたQ信号を構成する各ビットデータを、クロック信号BCKに同期させるための、Dフリップフロップ115とを有している。
ここで、Dフリップフロップ114,115のデータ端子Dには、それぞれ入力端子111,12に入力されたI信号、Q信号が入力される。また、Dフリップフロップ114,115のクロック端子CKには、入力端子113に入力されたビットクロック信号BCKが入力される。
また、QPSK変調回路110は、Dフリップフロップ114から出力されるI信号から不要な高域信号を除去するために帯域制限を行うローパスフィルタ116と、Dフリップフロップ115から出力されるQ信号から不要な高域信号を除去するために帯域制限を行うローパスフィルタ117とを有している。本実施の形態において、これらローパスフィルタ116,117は、例えば1GHz以下の周波数成分を抽出する。
また、QPSK変調回路110は、入力端子113に入力されたビットクロック信号BCKから高調波成分を除去するローパスフィルタ127と、このローパスフィルタフィルタ127の出力信号のレベル調整を行うためのアッテネータ128とを有している。このローパスフィルタ127は、ビットクロック信号BCKの基本波成分、ここでは1GHzの周波数成分のみを抽出する。
また、QPSK変調回路110は、ローパスフィルタ117で帯域制限されたQ信号にアッテネータ128でレベル調整されたビットクロック信号BCK(1GHzの周波数成分)を加算する加算器129を有している。
また、QPSK変調回路110は、キャリア信号Scを発生する発振器118と、この発振器118で発生されるキャリア信号Scを増幅する増幅器119と、この増幅器119で増幅されたキャリア信号Scの位相を、それぞれ45度(π/4)、−45度(−π/4)だけ移相して第1、第2のキャリア信号Sc1,Sc2を得るπ/4移相器121、−π/4移相器122とを有している。この場合、第1のキャリア信号Sc1および第2のキャリア信号Sc2は、互いに90度の位相差を持つものとなる。本実施の形態において、キャリア信号Scの周波数は、例えば3.5GHzである。
また、QPSK変調回路110は、ローパスフィルタ116で帯域制限されたI信号とπ/4移相器121で得られたキャリア信号Sc1とを積算する積算手段としてのミクサ回路23と、加算器129で得られた加算信号と−π/4移相器122で得られたキャリア信号Sc2とを積算する積算手段としてのミクサ回路124とを有している。これらミクサ回路123,124は、それぞれ2相位相変調回路を構成している。
また、QPSK変調回路110は、ミクサ回路123,124の出力信号を加算して直交変調信号としてのQPSK変調信号SQMを得る加算器125と、このQPSK変調信号SQMを出力する出力端子126とを有している。
図1に示すQPSK変調回路110の動作を説明する。
入力端子111に入力されるI信号(第1チャネルのデジタル信号)はDフリップフロップ114のデータ端子Dに入力される。また、入力端子112に入力されるQ信号(第2チャネルのデジタル信号)はDフリップフロップ115のデータ端子Dに入力される。これらDフリップフロップ114,115のクロック端子CKには、入力端子113からビットクロック信号BCKが入力される。
Dフリップフロップ114,115では、それぞれI信号、Q信号を構成する各ビットデータが、ビットクロック信号BCKによって、順次ラッチされる。つまり、Dフリップフロップ114,115では、それぞれI信号、Q信号を構成する各ビットデータが、クロック信号BCKに同期したものとされる。
Dフリップフロップ114から出力されるI信号は、ローパスフィルタ116で帯域制限されて不要な高域信号が除去され、その後にミクサ回路123に入力される。一方、Dフリップフロップ115から出力されるQ信号は、ローパスフィルタ117で帯域制限されて不要な高域信号が除去され、その後に加算器129に入力される。
入力端子113に入力されるビットクロック信号BCKは、ローパスフィルタ127で帯域制限され、さらにアッテネータ128でレベル調整され、その後に加算器129に入力される。ローパスフィルタ127では、ビットクロック信号BCKから高調波成分が除去され、1GHzの周波数成分のみが抽出される。
加算器129では、ローパスフィルタ117からのQ信号とアッテネータ128からのビットクロック信号BCK(1GHzの周波数成分)とが加算され、その加算信号はミクサ回路124に入力される。
ここで、図2Aは、ローパスフィルタ116,117で帯域制限される前のI信号、Q信号の周波数スペクトラムを示している。また、図2Bはローパスフィルタ16で帯域制限されてミクサ回路123に入力されるI信号の周波数スペクトラムを示している。また、図2Cは、ローパスフィルタ117で帯域制限されたQ信号にビットクロック信号BCK(基本波成分、ここでは1GHzの周波数成分)が加算されて得られ、加算器129からミクサ回路124に入力される加算信号の周波数スペクトラムを示している。ここで、fSはビットクロック信号BCKの周波数であり、本実施の形態ではfS=1GHzである。
また、発振器118で発生されるキャリア信号Scは、増幅器119で増幅され、その後移相器121,122に入力される。これら移相器121,122では、キャリア信号Scの位相がそれぞれ45度、−45度だけ移相され、互いに90度の位相差を持ったキャリア信号Sc1,Sc2が得られる。
位相器121で得られるキャリア信号Sc1はミクサ回路123に入力される。このミクサ回路23では、ローパスフィルタ116で帯域制限されたI信号とキャリア信号Sc1の積算が行われ、2相位相変調が行われる。また、位相器122で得られるキャリア信号Sc2はミクサ回路124に入力される。このミクサ回路124では、加算器129で得られたQ信号およびビットクロック信号BCKの加算信号とキャリア信号Sc2の積算が行われ、2相位相変調が行われる。
ミクサ回路123,124の出力信号は、加算器125に入力されて加算される。そして、この加算器125からは直交変調信号としてのQPSK変調信号SQMが得られ、出力端子126に出力される。図2Dは、出力端子126に出力されるQPSK変調信号SQMの周波数スペクトラムを示している。ここで、fOはキャリア信号Sc1,Sc2の周波数であり、本実施の形態ではfO=3.5GHzである。
図2Dに示すように、QPSK変調信号SQMは、ビットクロック信号BCKの周波数fSを第1の周波数とし、キャリア信号Scの周波数fOを第2の周波数とするとき、第1の周波数および第2の周波数の和の周波数(fO+fS)を持つ第1の周波数信号S1と、第1の周波数および第2の周波数の差の周波数(fO−fS)を持つ第2の周波数信号S2とを有するものとなる。
このようにQPSK変調信号SQMに含まれる第1、第2の周波数信号S1,S2は、ミクサ回路124で、ビットクロック信号BCKの周波数fSの成分と周波数fOのキャリア信号Sc2とを積算したことで得られたものである。
ここで、ビットクロック信号BCKの周波数fSの成分を、Ss=cos ωS・tとし、周波数fOのキャリア信号Sc2を、Sc2=sin ωO・tで表すとする。この場合、これら信号Ss,Sc2の積算信号は、(1)式で表され、周波数(fO+fS)の第1の周波数信号S1および周波数(fO−fS)の第2の周波数信号S2を含むものとなる。なお、ωS=2πfSであり、ωO=2πfOである。
Figure 0003841077
このように図1に示すQPSK変調回路110によれば、QPSK変調信号SQMを、ビットクロック信号BCKの周波数fSおよびキャリア信号Scの周波数fOの和、差の周波数を持つ周波数信号S1,S2を含むものとできる。したがって、このQPSK変調信号SQMを復調する際には、後述するように、これら周波数信号S1,S2を用いて、簡単な構成で、かつ容易に、復調用キャリア信号、復調用ビットクロック信号を安定して得ることができる。
なお、図1に示すQPSK変調回路110においては、ローパスフィルタ117で帯域制限されたQ信号にビットクロック信号BCK(基本波成分、ここでは1GHzの周波数成分)を加算したものであるが、このビットクロック信号BCK(1GHzの周波数成分)をローパスフィルタ116で帯域制限されたI信号に加算してもよい。その場合には、ミクサ回路123における積算により、上述した第1、第2の周波数信号S1,S2が得られる。
また、図1に示すQPSK変調回路110においては、ローパスフィルタ117で帯域制限されたQ信号にビットクロック信号BCK(1GHzの周波数成分)を加算したものであるが、ビットクロック信号BCKをローパスフィルタ117で帯域制限する前のQ信号に加算してもよい。その場合には、ローパスフィルタ117でビットクロック信号BCKの高調波成分を除去できるため、ローパスフィルタ127を省略できる。
また、図1に示すQPSK変調回路110においては、ローパスフィルタ116,117を設けてI信号およびQ信号の帯域を制限しているが、これらローパスフィルタ116,117を設ける代わりに、例えば加算器125の出力側に、(fO−fS)〜(fO+fS)の周波数帯域の周波数成分を通過させるバンドパスフィルタを設けてもよい。
次に、上述の図1に示すQPSK変調回路110で得られるQPSK変調信号SQMを復調してI信号、Q信号を得るためのQPSK復調回路について説明する。図3は、実施の形態としてのQPSK復調回路150の構成を示している。
このQPSK復調回路150は、QPSK変調信号SQMが入力される入力端子151と、この入力端子151に入力されるQPSK変調信号SQMから不要な周波数成分を除去するバンドパスフィルタ152とを有している。このバンドパスフィルタ152は、fO−fS〜fO+fSの帯域の周波数成分を抽出する(図2D参照)。
また、QPSK復調回路150は、バンドパスフィルタ152で不要な周波数成分が除去されたQPSK変調信号SQMが分岐されて得られた第1の変調信号SQM1および第2の変調信号SQM2を積算するミクサ回路155を有している。この場合、変調信号SQM1,SQM2には、それぞれ、周波数(fO+fS)の第1の周波数信号S1および周波数(fO−fS)の第2の周波数信号S2が含まれている。そのため、このミクサ回路155の出力信号には、周波数2fOの周波数信号および周波数2fSの周波数信号が含まれる。
また、QPSK復調回路150は、ミクサ回路155の出力信号に含まれる周波数2fOの周波数信号を抽出するためのバンドパスフィルタ156と、このバンドパスフィルタ156で抽出された周波数2fOの周波数信号を1/2に分周して、復調用キャリア信号Scとしての周波数fOの周波数信号を得る1/2分周器157とを有している。
また、QPSK復調回路150は、1/2分周器157で得られるキャリア信号Sc(周波数fOの周波数信号)を増幅する増幅器154と、この増幅器154で増幅されたキャリア信号Scの位相を、それぞれ45度(π/4)、−45度(−π/4)だけ移相して第1、第2のキャリア信号Sc1,Sc2を得るπ/4移相器161、−π/4移相器162とを有している。この場合、第1のキャリア信号Sc1および第2のキャリア信号Sc2は、互いに90度の位相差を持つものとなる。
また、QPSK復調回路50は、位相検波回路を構成するミクサ回路163,164を有している。ミクサ回路163は、バンドパスフィルタ152で不要な周波数成分が除去されたQPSK変調信号SQMとπ/4移相器61で得られたキャリア信号Sc1とを積算して位相検波を行い、第1チャネルの検波出力を得る。一方、ミクサ回路164は、バンドパスフィルタ152で不要な周波数成分が除去されたQPSK変調信号SQMと−π/4移相器162で得られたキャリア信号Sc2とを積算して位相検波を行い、第2チャネルの検波出力を得る。
また、QPSK復調回路150は、ミクサ回路163で得られた検波出力の帯域を制限して波形整形を行うローパスフィルタ165と、ミクサ回路164で得られた検波出力の帯域を制限して波形整形を行うローパスフィルタ166とを有している。これらローパスフィルタ165,166では、1GHzより小さな周波数成分を抽出する。ミクサ回路163,164の検波出力には周波数fS、本実施の形態においては1GHzの周波数信号も含まれているが、ローパスフィルタフィルタ165,166により、この周波数fSの周波数信号も除去される。
また、QPSK復調回路150は、ミクサ回路155の出力信号に含まれる周波数2fSの周波数信号を抽出するためのバンドパスフィルタ158と、このバンドパスフィルタ158で抽出された周波数2fSの周波数信号を1/2に分周して周波数fSの周波数信号を得る1/2分周器159と、この1/2分周器159で得られた周波数fSの周波数信号(正弦波信号)を0レベルのしきい値と比較して矩形波信号に変換し、復調用ビットクロック信号BCKを得る比較器160とを有している。
また、QPSK復調回路150は、ローパスフィルタ165で帯域制限された検波出力から第1チャネルのデジタル信号であるI信号を構成する各ビットデータを抽出するためのDフリップフロップ171と、ローパスフィルタ166で帯域制限された検波出力から第2チャネルのデジタル信号であるQ信号を構成する各ビットデータを抽出するためのDフリップフロップ172と、これらDフリップフロップ171,172でそれぞれ抽出されるビットデータをI信号、Q信号として出力する出力端子173,174とを有している。
図3に示すQPSK復調回路150の動作を説明する。
入力端子151に入力されるQPSK変調信号SQMは、バンドパスフィルタ152で不要な周波数成分が除去された後、ミクサ回路163,164に入力される。
また、バンドパスフィルタ152で不要な周波数成分が除去されたQPSK変調信号SQMは、第1の変調信号SQM1および第2の変調信号SQM2に分岐され、それぞれミクサ回路155の一方および他方の入力端子に入力されて積算される。このミクサ回路155の出力信号はバンドパスフィルタ156に入力され、その出力信号に含まれる周波数2fO(fOはキャリア信号Scの周波数)の周波数信号が抽出される。
そして、この周波数2fOの周波数信号は、1/2分周器157に入力され、1/2に分周されて復調用キャリア信号Scが得られる。このキャリア信号Scは、増幅器154で増幅され、その後移相器161,162に入力される。これら移相器161,162では、キャリア信号Scの位相がそれぞれ45度、−45度だけ移相され、互いに90度の位相差を持ったキャリア信号Sc1,Sc2が得られる。
移相器161で得られるキャリア信号Sc1はミクサ回路163に入力される。このミクサ回路163では、バンドパスフィルタ152で不要な周波数成分が除去されたQPSK変調信号SQMとキャリア信号Sc1の積算が行われて位相検波が行われ、第1チャネルの検波出力が得られる。
同様に、移相器162で得られるキャリア信号Sc2はミクサ回路164に入力される。このミクサ回路164では、バンドパスフィルタ152で不要な周波数成分が除去されたQPSK変調信号SQMとキャリア信号Sc2の積算が行われて位相検波が行われ、第2チャネルの検波出力が得られる。これらミクサ回路63,64で取り出される検波出力は、それぞれローパスフィルタ165,166で帯域制限されて波形整形された後、Dフリップフロップ171,172のデータ端子Dに入力される。
上述のミクサ回路155の出力信号はバンドパスフィルタ158に入力され、その出力信号に含まれる周波数2fS(fSはビットクロック信号BCKの周波数)の周波数信号が抽出される。この周波数2fSの周波数信号は、1/2分周器159に入力され、1/2に分周されて周波数fSの周波数信号が得られる。そして、この周波数fSの周波数信号(正弦波信号)が比較器160で矩形波信号に変換されて、復調用ビットクロック信号BCKが得られる。上述したDフリップフロップ171,172のクロック端子CKには、このビットクロック信号BCKが入力される。
Dフリップフロップ171,172では、それぞれローパスフィルタ165,166で帯域制限された第1、第2のチャネルの検波出力がビットクロック信号BCKでラッチされ、I信号(第1チャネルのデジタル信号)、Q信号(第2チャネルのデジタル信号)を構成する各ビットデータが順次抽出される。そして、これらDフリップフロップ171,172でそれぞれ抽出されるビットデータは、それぞれI信号、Q信号として出力端子173,174に出力される。
このように、図3に示すQPSK復調回路150は、ビットクロック信号BCKの周波数fSおよびキャリア信号Scの周波数fOの和、差の周波数の周波数信号S1,S2を含むQPSK変調信号SQMを取り扱うものであり、これら周波数信号S1,S2を用いて、復調用キャリア信号Scおよび復調用ビットクロック信号BCKを得るものであり、簡単な構成で、かつ容易に、復調用キャリア信号Scおよび復調用ビットクロック信号BCKを安定して得ることができる。
この場合、従来のQPSK復調回路250(図9参照)のキャリア再生回路のように疑似復調キャリア信号が生成され、誤動作するということもない。またこの場合、復調用キャリア信号Scを得るために1個のミクサ回路155が必要となるのみであり、従来のQPSK復調回路250のように、復調回路内のミクサ回路の数が多くなり、回路構成が複雑となるということもない。
さらにこの場合、QPSK変調信号SQMに含まれる周波数信号S1,S2を用いてキャリア信号Scを得るものであり、キャリア信号Scの周波数fOが高くても当該キャリア信号Scを安定して得ることができ、復調を良好に行うことができる。またこの場合、キャリア信号Scを得るために電圧で発振周波数をコントロールする電圧制御発振器が不要となり、安価に構成できる。
次に、QPSK復調回路の他の例を説明する。図4は、他の例としてのQPSK復調回路150Aを示している。このQPSK復調回路150Aは、復調用ビットクロック信号BCKを得るための構成のみが、上述した図3に示すQPSK復調回路150と異なっている。この図4において、図3と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
このQPSK復調回路150Aは、ミクサ回路164で得られた検波出力に含まれる周波数fS(fSはビットクロック信号BCKの周波数)を抽出するバンドパスフィルタ181と、このバンドパスフィルタ181で抽出された周波数fSの周波数信号(正弦波信号)を0レベルのしきい値と比較して矩形波信号に変換し、復調用ビットクロック信号BCKを得る比較器182とを有している。Dフリップフロップ171,172のクロック端子CKには、この比較器182で得られる復調用ビットクロック信号BCKが入力される。
このQPSK復調回路150Aのその他は、図3に示すQPSK復調回路150と同様に構成される。このQPSK復調回路150Aは復調用ビットクロック信号BCKを得る動作が異なるだけで、その他の動作は図3に示すQPSK復調回路150と同様であり、QPSK変調信号SQMを復調して第1、第2チャネルのデジタル信号であるI信号、Q信号を得ることができる。このQPSK復調回路150Aにおいても、図3に示すQPSK復調回路150と同様の効果を得ることができる。
なお、図4に示すQPSK復調回路150Aにおいては、ミクサ回路164から出力される第2チャネルの検波出力から周波数fSの周波数信号を抽出するようにしているが、ミクサ回路163から出力される第1チャネルの検波出力から周波数fSの周波数信号を抽出するようにしてもよい。
次に、QPSK復調回路のさらに他の例を説明する。図5は、さらに他の例としてのQPSK復調回路150Bを示している。このQPSK復調回路150Bは、復調用キャリア信号Scを得るための構成のみが、上述した図3に示すQPSK復調回路150と異なっている。この図5において、図3と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
このQPSK復調回路150Bは、復調用キャリア信号Scを発生させるための電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)191を有している。この発振器191で発生されるキャリア信号Scは増幅器154で増幅された後、移相器161,162に入力され、第1、第2のキャリア信号Sc1,Sc2が生成される。
また、QPSK復調回路150Bは、バンドパスフィルタ192,193を有している。バンドパスフィルタ192は、ミクサ回路163で得られる第1チャネルの検波出力に含まれる、周波数fS(ビットクロック信号BCKの周波数)を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する。バンドパスフィルタ193は、ミクサ回路164で得られる第2チャネルの検波出力に含まれる、周波数fS(ビットクロック信号BCKの周波数)を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する。
また、QPSK復調回路150Bは、バンドパスフィルタ192の出力信号とバンドパスフィルタ193の出力信号とを積算するミクサ回路194と、このミクサ回路194の出力信号を帯域制限して上述した電圧制御発振器191の制御電圧CNTを得るローパスフィルタ195とを有している。
このQPSK復調回路150Bのその他は、図3に示すQPSK復調回路150と同様に構成される。このQPSK復調回路150Bは復調用キャリア信号Scを得る動作が異なるだけで、その他の動作は図3に示すQPSK復調回路150と同様であり、QPSK変調信号SQMを復調して第1、第2チャネルのデジタル信号であるI信号、Q信号を得ることができる。
このQPSK復調回路150Bにおいては、電圧制御発振器191で発生されるキャリア信号Scの周波数が(fO+Δ′)である場合、ローパスフィルタ195から出力される制御電圧CNTとしてΔ′に比例した電圧を得ることができる。ここで、Δ′はキャリア信号Scの周波数fOからの変動分を表している。したがって、ローパスフィルタ195から出力される制御電圧CNTで電圧制御発振器191の発振周波数を制御することで、この電圧制御発振器191から周波数fOのキャリア信号Scを得ることができる。

以下、キャリア信号Scの周波数が(fO+Δ′)である場合、ローパスフィルタ195から制御電圧CNTとしてΔ′に比例した電圧が出力されることを、数式を用いて説明する。なお、Δ′=Δ/2πである。
ここで、QPSK変調信号SQMに含まれる周波数信号S1,S2を、それぞれ、S1=sin(ωO+ωS)・t、S2=(ωO−ωS)・tと表し(上述の(1)式参照)、移相器161で得られる第1のキャリア信号Sc1を、Sc1=cos(ωO+Δ)・tと表し、さらに移相器162で得られる第2のキャリア信号Sc2を、Sc2=sin(ωO+Δ)・tと表すものとする。
この場合、ミクサ回路163では、周波数信号S1,S2とキャリア信号Sc1とが積算され、(2)式で表される積算信号Miが得られる。そして、この(2)式における、AiおよびBiは、それぞれ(3)式、(4)式で表される。
Figure 0003841077
そして、バンドパスフィルタ192で、(3)式の0.5・sin(2ωO+ωS+Δ)・tの項の周波数成分、および(4)式の0.5・sin(2ωO−ωS+Δ)・tの項の周波数成分が除去される。したがって、バンドパスフィルタ192の出力信号Mi′は、(5)式で表される。
Mi′=0.5・sin(ωS−Δ)・t+0.5・sin(−ωS−Δ)・t ・・・(5)
一方、ミクサ回路164では、周波数信号S1,S2とキャリア信号Sc2とが積算され、(6)式で表される積算信号Mqが得られる。そして、この(6)式における、AqおよびBqは、それぞれ(7)式、(8)式で表される。
Figure 0003841077
そして、バンドパスフィルタ193で、(7)式の−0.5・cos(2ωO+ωS+Δ)・tの項の周波数成分、および(8)式の−0.5・cos(2ωO−ωS+Δ)・tの項の周波数成分が除去される。したがって、バンドパスフィルタ193の出力信号Mq′は、(9)式で表される。
Mq′=0.5・cos(ωS−Δ)・t+0.5・cos(−ωS−Δ)・t ・・・(9)
上述したバンドパスフィルタ192,193の出力信号Mi′、Mq′は、ミクサ回路194で積算され、(10)式で表される積算信号Miqが得られる。そして、この(10)式におけるa,b,c,dの各項は、それぞれ(11)式、(12)式、(13)式、(14)式で表される。なお、Δは微小であることから、b項およびc項においてはsinΔ≒Δの近似が行われている。
Figure 0003841077
ミクサ回路194から出力される上述した積算信号Miqから、ローパスフィルタ195で、a項およびd項の周波数成分が除去される。したがって、ローパスフィルタ195から出力される制御電圧CNTは、(15)式で表され、Δ′=Δ/2πに比例した電圧となる。
CNT=0.25×(0−Δ・t−Δ・t+0)=−0.5Δ・t ・・・(15)
このように、図5に示すQPSK復調回路150Bは、ビットクロック信号BCKの周波数fSおよびキャリア信号Scの周波数fOの和、差の周波数の周波数信号S1,S2を含むQPSK変調信号SQMを取り扱うものであり、これら周波数信号S1,S2を用いて、復調用キャリア信号Scおよび復調用ビットクロック信号BCKを得るものであり、簡単な構成で、かつ容易に、復調用キャリア信号Scおよび復調用ビットクロック信号BCKを安定して得ることができる。
この場合、従来のQPSK復調回路250(図9参照)のキャリア再生回路のように疑似復調キャリア信号が生成され、誤動作するということもない。またこの場合、QPSK変調信号SQMに含まれる周波数信号S1,S2を用いて復調用キャリア信号Scを得るものであり、キャリア信号Scの周波数fOが高くても当該キャリア信号Scを安定して得ることができ、復調を良好に行うことができる。
次に、QPSK復調回路の別の例を説明する。図6は、別の例としてのQPSK復調回路150Cを示している。このQPSK復調回路150Cは、復調用ビットクロック信号BCKを得るための構成のみが、上述した図5に示すQPSK復調回路150Bと異なっている。この図6において、図5と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
このQPSK復調回路150Cでは、上述した図4に示すQPSK復調回路150Aと同様にして、ビットクロック信号BCKを得るようにしている。すなわち、ミクサ回路164で得られた検波出力に含まれる周波数fS(fSはビットクロック信号BCKの周波数)を抽出するバンドパスフィルタ181と、このバンドパスフィルタ181で抽出された周波数fSの周波数信号(正弦波信号)を0レベルのしきい値と比較して矩形波信号に変換し、復調用ビットクロック信号BCKを得る比較器182とを有している。Dフリップフロップ171,172のクロック端子CKには、この比較器182で得られる復調用ビットクロック信号BCKが入力される。
このQPSK復調回路150Cのその他は、図5に示すQPSK復調回路150Bと同様に構成される。このQPSK復調回路150Cは復調用ビットクロック信号BCKを得る動作が異なるだけで、その他の動作は図5に示すQPSK復調回路150Bと同様であり、QPSK変調信号SQMを復調して第1、第2チャネルのデジタル信号であるI信号、Q信号を得ることができる。このQPSK復調回路150Cにおいても、図5に示すQPSK復調回路150Bと同様の効果を得ることができる。
なお、図6に示すQPSK復調回路150Cにおいては、ミクサ回路164から出力される第2チャネルの検波出力から周波数fSの周波数信号を抽出するようにしているが、ミクサ回路163から出力される第1チャネルの検波出力から周波数fSの周波数信号を抽出するようにしてもよい。
なお、上述実施の形態においては、この発明をQPSKの変復調回路に適用したものであるが、この発明は、デジタル信号とキャリア信号とを積算しデジタル変調信号を得るその他のデジタル変復調回路、例えばBPSKの変復調回路等にも同様に適用できる。
この発明は、ビットクロック信号の周波数およびキャリア信号の周波数の和、差の周波数を持つ周波数信号を含むデジタル変調信号を生成し、このデジタル変調信号を復調する際に、簡単な構成で、かつ容易に、復調用キャリア信号、復調用ビットクロック信号を安定して取得できるようにしたものであり、デジタル信号とキャリア信号とを積算しデジタル変調信号を得るデジタル変調回路およびその復調回路に適用できる。
実施の形態としてのQPSK変調回路の構成を示すブロック図である。 QPSK変調回路の各部の周波数スペクトラムを示す図である。 実施の形態としてのQPSK復調回路の構成を示すブロック図である。 QPSK復調回路の他の構成例を示すブロック図である。 QPSK復調回路の他の構成例を示すブロック図である。 QPSK復調回路の他の構成例を示すブロック図である。 従来のQPSK変調回路の構成例を示すブロック図である。 従来のQPSK変調回路の各部の周波数スペクトラムを示す図である。 従来のQPSK復調回路の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
110・・・QPSK変調回路、111〜113・・・入力端子、114,115・・・Dフリップフロップ、116,117,127・・・ローパスフィルタ、118・・・発振器、119・・・増幅器、121・・・π/4移相器、122・・・−π/4移相器、123,124・・・ミクサ回路、125,129・・・加算器、126・・・出力端子、128・・・アッテネータ、150,150A〜150C・・・QPSK復調回路、151・・・入力端子、152,156,158・・・バンドパスフィルタ、154・・・増幅器、155,163,164・・・ミクサ回路、157,159・・・1/2分周器、160・・・比較器、161・・・π/4移相器、162・・・−π/4移相器、165,166・・・ローパスフィルタ、171,172・・・Dフリップフロップ、173,174・・・出力端子、181・・・バンドパスフィルタ、182・・・比較器、191・・・電圧制御発振器、192,193・・・バンドパスフィルタ、194・・・ミクサ回路、195・・・ローパスフィルタ

Claims (16)

  1. 互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号を発生するキャリア発生手段と、
    所定のビットレートを有する第1チャネルのデジタル信号と上記キャリア発生手段で発生される第1のキャリア信号とを積算する第1の積算手段と、
    上記所定のビットレートを有する第2チャネルのデジタル信号に、該所定のビットレートに対応した周波数を持つビットクロック信号を加算する第1の加算手段と、
    上記第1の加算手段の出力信号と上記キャリア発生手段で発生される第2のキャリア信号とを積算する第2の積算手段と、
    上記第1の積算手段の出力信号と上記第2の積算手段の出力信号とを加算して直交変調信号を得る第2の加算手段と
    を備えることを特徴とするデジタル変調回路。
  2. 互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号を発生するキャリア発生ステップと、
    所定のビットレートを有する第1チャネルのデジタル信号と上記キャリア発生ステップで発生される第1のキャリア信号とを積算する第1の積算ステップと、
    上記所定のビットレートを有する第2チャネルのデジタル信号に、該所定のビットレートに対応した周波数を持つビットクロック信号を加算する第1の加算ステップと、
    上記第1の加算ステップで得られた信号と上記キャリア発生ステップで得られた第2のキャリア信号とを積算する第2の積算ステップと、
    上記第1の積算ステップで得られた信号と上記第2の積算ステップで得られた信号とを加算して直交変調信号を得る第2の加算ステップと
    を備えることを特徴とするデジタル変調方法。
  3. ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、上記第1の周波数および上記第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、上記第1の周波数および上記第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有するデジタル変調信号を復調する際に用いられる復調用キャリア信号を生成する復調用キャリア生成回路であって、
    上記デジタル変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する積算手段と、
    上記積算手段の出力信号に含まれる上記キャリア信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周して、上記キャリア信号と同じ周波数を持つ上記復調用キャリア信号を得るキャリア発生手段と
    を備えることを特徴とする復調用キャリア生成回路。
  4. ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、上記第1の周波数および上記第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、上記第1の周波数および上記第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有するデジタル変調信号を復調する際に用いられる復調用キャリア信号を生成する復調用キャリア生成方法であって、
    上記デジタル変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する積算ステップと、
    上記積算ステップで得られた信号に含まれる上記キャリア信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周して、上記キャリア信号と同じ周波数を持つ上記復調用キャリア信号を得るキャリア発生ステップと
    を備えることを特徴とする復調用キャリア生成方法。
  5. ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、上記第1の周波数および上記第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、上記第1の周波数および上記第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有するデジタル変調信号を復調する際に用いられる復調用ビットクロック信号を生成する復調用ビットクロック生成回路であって、
    上記デジタル変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する積算手段と、
    上記積算手段の出力信号に含まれる上記ビットクロック信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周して、上記ビットクロック信号と同じ周波数を持つ上記復調用ビットクロック信号を得るビットクロック発生手段と
    を備えることを特徴とする復調用ビットクロック生成回路。
  6. ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、上記第1の周波数および上記第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、上記第1の周波数および上記第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有するデジタル変調信号を復調する際に用いられる復調用ビットクロック信号を生成する復調用ビットクロック生成方法であって、
    上記デジタル変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する積算ステップと、
    上記積算ステップで得られた信号に含まれる上記ビットクロック信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周して、上記ビットクロック信号と同じ周波数を持つ上記復調用ビットクロック信号を得るビットクロック発生ステップと
    を備えることを特徴とする復調用ビットクロック生成方法。
  7. ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、上記第1の周波数および上記第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、上記第1の周波数および上記第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号を復調するデジタル復調回路であって、
    上記直交変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する第1の積算手段と、
    上記第1の積算手段の出力信号に含まれる上記キャリア信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周して上記キャリア信号と同じ周波数を持つ周波数信号を得る第1の分周手段と、
    上記第1の分周手段で得られた周波数信号に基づいて互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号を発生するキャリア発生手段と、
    上記直交変調信号と上記キャリア発生手段で発生される第1のキャリア信号とを積算して第1チャネルの検波出力を得る第2の積算手段と、
    上記直交変調信号と上記キャリア発生手段で発生される第2のキャリア信号とを積算して第2チャネルの検波出力を得る第3の積算手段と
    を備えることを特徴とするデジタル復調回路。
  8. 上記第1の積算手段の出力信号に含まれる上記ビットクロック信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周して上記ビットクロック信号と同じ周波数を持つ周波数信号を得る第2の分周手段と、
    上記第2の積算手段で得られる第1チャネルの検波出力から上記第2の分周手段で得られた周波数信号により該第1チャネルのデジタル信号を構成する各ビットデータを順次抽出する第1のビットデータ抽出手段と、
    上記第3の積算手段で得られる第2チャネルの検波出力から上記第2の分周手段で得られた周波数信号により該第2チャネルのデジタル信号を構成する各ビットデータを順次抽出する第2のビットデータ抽出手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載のデジタル復調回路。
  9. 上記第2の積算手段で得られる第1チャネルの検波出力または上記第3の積算手段で得られる第2のチャネルの検波出力から、上記ビットクロック信号と同じ周波数を持つ周波数信号を抽出するフィルタ手段と、
    上記第2の積算手段で得られる第1チャネルの検波出力から上記フィルタ手段で抽出された周波数信号により該第1チャネルのデジタル信号を構成する各ビットデータを順次抽出する第1のビットデータ抽出手段と、
    上記第3の積算手段で得られる第2チャネルの検波出力から上記フィルタ手段で抽出された周波数信号により該第2チャネルのデジタル信号を構成する各ビットデータを順次抽出する第2のビットデータ抽出手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載のデジタル復調回路。
  10. ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、上記第1の周波数および上記第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、上記第1の周波数および上記第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号を復調するデジタル復調方法であって、
    上記直交変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する第1の積算ステップと、
    上記第1の積算ステップで得られた信号に含まれる上記キャリア信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周して上記キャリア信号と同じ周波数を持つ周波数信号を得る分周ステップと、
    上記分周ステップで得られた周波数信号に基づいて互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号を発生するキャリア発生ステップと、
    上記直交変調信号と上記キャリア発生ステップで発生された第1のキャリア信号とを積算して第1チャネルの検波出力を得る第2の積算ステップと、
    上記直交変調信号と上記キャリア発生ステップで発生された第2のキャリア信号とを積算して第2チャネルの検波出力を得る第3の積算ステップと
    を備えることを特徴とするデジタル復調方法。
  11. ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、上記第1の周波数および上記第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、上記第1の周波数および上記第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号を復調する際に用いられる復調用キャリア信号を生成する復調用キャリア生成回路であって、
    上記キャリア信号と同じ周波数を持つ上記復調用キャリア信号を発生するための電圧制御発振手段と、
    上記電圧制御発振手段の出力信号に基づいて互いに90度の位相差を有する第3の周波数信号および第4の周波数信号を発生する周波数発生手段と、
    上記直交変調信号と上記周波数発生手段で発生される第3の周波数信号とを積算する第1の積算手段と、
    上記直交変調信号と上記周波数発生手段で発生される第4の周波数信号とを積算する第2の積算手段と、
    上記第1の積算手段の出力信号から上記ビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第1のフィルタ手段と、
    上記第2の積算手段の出力信号から上記ビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第2のフィルタ手段と、
    上記第1のフィルタ手段の出力信号と上記第2のフィルタ手段の出力信号とを積算する第3の積算手段と、
    上記第3の積算手段の出力信号を帯域制限して上記電圧制御発振手段の制御電圧を得る第3のフィルタ手段と
    を備えることを特徴とする復調用キャリア生成回路。
  12. ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、上記第1の周波数および上記第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、上記第1の周波数および上記第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号を復調する際に用いられる復調用キャリア信号を生成する復調用キャリア生成方法であって、
    上記キャリア信号と同じ周波数を持つ上記復調用キャリア信号を発生するための電圧制御発振器の出力信号に基づいて、互いに90度の位相差を有する第3の周波数信号および第4の周波数信号を発生する周波数発生ステップと、
    上記直交変調信号と上記周波数発生ステップで発生される第3の周波数信号とを積算する第1の積算ステップと、
    上記直交変調信号と上記周波数発生ステップで発生される第4の周波数信号とを積算する第2の積算ステップと、
    上記第1の積算ステップで得られた信号から上記ビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第1の抽出ステップと、
    上記第2の積算ステップで得られた信号から上記ビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第2の抽出ステップと、
    上記第1の抽出ステップで抽出された周波数信号と上記第2の抽出ステップで抽出された周波数信号とを積算する第3の積算ステップと、
    上記第3の積算ステップで得られた信号を帯域制限して上記電圧制御発振器の制御電圧を抽出する第3の抽出ステップと
    を備えることを特徴とする復調用キャリア生成方法。
  13. ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、上記第1の周波数および上記第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、上記第1の周波数および上記第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号を復調するデジタル復調回路であって、
    上記キャリア信号と同じ周波数を持つ周波数信号を発生するための電圧制御発振手段と、
    上記電圧制御発振手段の出力信号に基づいて互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号を発生するキャリア発生手段と、
    上記直交変調信号と上記キャリア発生手段で発生される第1のキャリア信号とを積算して第1チャネルの検波出力を得る第1の積算手段と、
    上記直交変調信号と上記キャリア発生手段で発生される第2のキャリア信号とを積算して第2チャネルの検波出力を得る第2の積算手段と、
    上記第1の積算手段で得られる第1チャネルの検波出力から上記ビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第1のフィルタ手段と、
    上記第2の積算手段で得られる第2チャネルの検波出力から上記ビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第2のフィルタ手段と、
    上記第1のフィルタ手段の出力信号と上記第2のフィルタ手段の出力信号とを積算する第3の積算手段と、
    上記第3の積算手段の出力信号を帯域制限して上記電圧制御発振手段の制御電圧を得る第3のフィルタ手段と
    を備えることを特徴とするデジタル復調回路。
  14. 上記直交変調信号が分岐されて得られた第1の変調信号および第2の変調信号を積算する第4の積算手段と、
    上記第4の積算手段の出力信号に含まれる上記ビットクロック信号の2倍の周波数を有する周波数信号を分周して上記ビットクロック信号と同じ周波数を持つ周波数信号を得る分周手段と、
    上記第1の積算手段で得られる第1チャネルの検波出力から上記分周手段で得られた周波数信号により該第1チャネルのデジタル信号を構成する各ビットデータを順次抽出する第1のビットデータ抽出手段と、
    上記第2の積算手段で得られる第2チャネルの検出出力から上記分周手段で得られた周波数信号により該第2チャネルのデジタル信号を構成する各ビットデータを順次抽出する第2のビットデータ抽出手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル復調回路。
  15. 上記第1の積算手段の出力信号または上記第2の積算手段の出力信号から、上記ビットクロック信号と同じ周波数を持つ周波数信号を抽出する第4のフィルタ手段と、
    上記第1の積算手段で得られる第1チャネルの検波出力から上記第4のフィルタ手段で抽出された周波数信号により該第1チャネルのデジタル信号を構成する各ビットデータを順次抽出する第1のビットデータ抽出手段と、
    上記第2の積算手段で得られる第2チャネルの検波出力から上記第4のフィルタ手段で抽出された周波数信号により該第2チャネルのデジタル信号を構成する各ビットデータを順次抽出する第2のビットデータ抽出手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル復調回路。
  16. ビットクロック信号の周波数を第1の周波数とし、キャリア信号の周波数を第2の周波数とするとき、上記第1の周波数および上記第2の周波数の和の周波数を持つ第1の周波数信号と、上記第1の周波数および上記第2の周波数の差の周波数を持つ第2の周波数信号とを有する直交変調信号を復調するデジタル復調方法であって、
    上記キャリア信号と同じ周波数を持つ周波数信号を発生するための電圧制御発振器の出力信号に基づいて、互いに90度の位相差を有する第1のキャリア信号および第2のキャリア信号を発生するキャリア発生ステップと、
    上記直交変調信号と上記キャリア発生ステップで発生された第1のキャリア信号とを積算して第1チャネルの検波出力を得る第1の積算ステップと、
    上記直交変調信号と上記キャリア発生ステップで発生された第2のキャリア信号とを積算して第2チャネルの検波出力を得る第2の積算ステップと、
    上記第1の積算ステップで得られた第1チャネルの検波出力から上記ビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第1の抽出ステップと、
    上記第2の積算ステップで得られた第2チャネルの検波出力から上記ビットクロック信号の周波数を中心とする所定範囲の周波数信号を抽出する第2の抽出ステップと、
    上記第1の抽出ステップで抽出された周波数信号と上記第2の抽出ステップで抽出された周波数信号とを積算する第3の積算ステップと、
    上記第3の積算ステップで得られた信号を帯域制限して上記電圧制御発振器の制御電圧を抽出する第3の抽出ステップと
    を備えることを特徴とするデジタル復調方法。
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