JP3840709B2 - テレビカメラ用レンズ駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビカメラ用レンズ駆動装置に係り、特に、マスターレンズ群全体もしくはその一部を光軸に沿って移動させることによりマクロ撮影が可能な光学系を形成し得るテレビカメラ用レンズの駆動制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
放送用テレビジョンカメラに用いられるズームレンズにおいては、被写体画像を受像面上に鮮鋭に結像させるべく、撮影レンズ系のマスターレンズ群全体もしくはその一部を光軸に沿って進退移動させ、トラッキング調整を行い得るように構成されている。また、トラッキング調整時に光軸に沿って進退移動されるマスターレンズ群と同一のマスターレンズ群をマクロ撮影に際して光軸に沿って進退移動させ、マクロ撮影用の光学系を形成するように構成されたテレビカメラ用レンズも知られている(特公昭58−1401号公報、特公昭60−46405号公報)。
【0003】
更に、マスターレンズ群をマクロ撮影時に移動制御されるマクロ撮影用レンズ群と、トラッキング調整時に移動制御されるトラッキング用レンズ群に分離し、マクロ撮影時には、マスターレンズ群の一部であるマクロ撮影用レンズ群を移動させる一方、トラッキング調整時にはマスターレンズ群の一部であるトラッキング用レンズ群を移動制御するようにしたテレビカメラ用レンズも知られている。
【0004】
一般に、マウントフレームの一側面(前から見て右側、カメラマンにとって左手側)に回転式の調整ツマミが設けられており、該調整ツマミの回転力が、ギヤ等の動力伝達機構を介して鏡胴内のマスターレンズ駆動機構に伝達されるようになっている。そして、この調整ツマミをカメラマンが手動操作することによってレンズ結像位置の微調整、及びマクロ撮影ができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、トラッキング調整とマクロ撮影光学系の設定とを同一のマスターレンズ群の移動操作によって行う型式のテレビカメラ用レンズの場合は、トラッキング調整した後に通常撮影を行い、必要に応じてツマミ等を操作してマクロ撮影に切り替えるという使用態様になるため、操作が煩雑になるという問題がある。更に、マクロ撮影から通常撮影に戻す際に、最初に調整したトラッキング位置に前記マスターレンズ群を正確に復帰させることが因難であった。
【0006】
同様に、マスターレンズ群の一部であるマクロ撮影用レンズ群あるいはトラッキング用レンズ群を各々移動制御してマクロ撮影あるいはトラッキングを行うように構成した型式のテレビカメラ用レンズにあっても、マクロ撮影用レンズ群をマクロ撮影位置と通常撮影位置とに移動させた際に、特に通常撮影位置にはトラッキングとの兼ね合いで正確に最初に調整した位置に戻す必要がある。
【0007】
また、トラッキング位置は精度良く調節することが望ましいので撮影毎に頻繁に調整されるのに対し、マクロ位置はレンズ装置の製造段階で標準的なマクロ位置が定められ、ズームレンズによってピントの調整が可能であるという特殊性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、トラッキング調整後のマクロ撮影時にマスターレンズ群を予め設定されたマクロ位置に正確に移動させることができ、また、マクロ撮影後は一度調整したトラッキング位置に繰り返し確実に復帰させることができるテレビカメラ用レンズ駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は前記目的を達成するために、鏡胴内に設けられたマスターレンズ群の全体もしくはその一部を光軸に沿って進退移動させることによりマクロ撮影が可能な光学系を形成し得るテレビカメラ用レンズ駆動装置において、マクロ撮影に際して前記マスターレンズ群の全体もしくはその一部が位置すべきマクロ位置が予め設定され、このマクロ位置に前記マスターレンズ群の全体もしくはその一部を移動させるマクロ制御信号を出力するポテンショメータを有したマクロ制御信号発生手段と、外部操作部材の操作に応じて前記マスターレンズ群の全体もしくはその一部をトラッキング位置に移動させるトラッキング制御信号を出力するポテンショメータを有したトラッキング制御信号発生手段と、マクロ撮影を行うか否かを選択するための選択手段と、前記選択手段の操作に応じて前記トラッキング制御信号発生手段と前記マクロ制御信号発生手段のうち、何れか一方のポテンショメータから出力される制御信号を優先させ、他方のポテンショメータから出力される制御信号を無効とするように制御信号の切り換えを行う制御切換手段と、前記制御切換手段によって優先させた一方のポテンショメータからの制御信号に基づいて前記マスターレンズ群の全体もしくはその一部を光軸に沿って進退移動させるレンズ駆動手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のテレビカメラ用レンズ駆動装置の一態様に係り、前記トラッキング制御信号発生手段は、前記外部操作部材の操作に応じて前記マスターレンズ群の全体をトラッキング位置に移動させるトラッキング制御信号を出力し、前記制御切換手段は、前記選択手段によりマクロ撮影を行うことが選択されている場合、前記トラッキング制御信号発生手段からのトラッキング制御信号を無効にして前記マクロ制御信号発生手段からのマクロ制御信号により前記レンズ駆動手段を制御可能にし、前記選択手段によりマクロ撮影を行うことが選択されていない場合、前記マクロ制御信号発生手段からのマクロ制御信号を無効にして前記トラッキング制御信号発生手段からのトラッキング制御信号に基づいて前記レンズ駆動手段を制御可能にすることを特徴としている。
【0010】
これにより、トラッキング位置を指令するトラッキング制御信号発生手段とマクロ位置を指令するマクロ信号発生手段とをそれぞれ別個に設け、トラッキング位置とマクロ位置とをそれぞれ独立に設定ができるようになっている。トラッキング位置は撮影毎にビューファインダー等で合焦状態を確認しながら外部操作部材を操作することにより適宜調整が可能であり、マクロ位置は製造段階等において予め標準的なマクロ位置を設定し、そのプリセットされた固定的なマクロ位置をマクロ制御信号発生手段によって指令する。そして、選択手段の操作に応じて前記トラッキング制御信号発生手段とマクロ制御信号発生手段のうち、何れか一方の制御信号を優先し、他方を無効とする。
【0011】
即ち、トラッキング調整時には、選択手段によってトラッキング制御信号発生手段からの指令を優先させ、外部操作部材を操作してマスターレンズ群をトラッキング位置に調整する。その後、マクロ撮影時には、選択手段でマクロ制御信号発生手段からの指令を優先させ、予め設定されたマクロ位置に移動する。このとき、トラッキング制御信号発生手段はトラッキング位置に調整した時の移動指令の状態を維持している。従って、マクロ撮影終了後、選択手段で再びトラッキング制御信号発生手段を有効にすると、マスターレンズ群は先に調整されたトラッキング位置に復帰する。これにより、撮影者は容易にトラッキング位置調整やマクロ撮影を行うことができ、マクロ撮影後一度調整したトラッキング位置に繰り返し確実に復帰させることができる。
【0012】
請求項3の発明は、マスターレンズ群が、マクロ撮影に際して移動制御されるマクロ用レンズ群及び該レンズ群とは独立して移動制御されるトラッキング用レンズ群を含むことを特徴としている。
これによれば、マスターレンズ群内で、マクロ用レンズ群とトラッキング用レンズ群とが独立して制御されるタイプのものに対しても対応することができる。
【0013】
また、マクロ位置は、予め所定の位置を設定しておく代わりに、トラッキング位置を基準として相対的に設定しておいてもよい。
即ち、請求項4記載の発明は、前記目的を達成するために請求項2記載の発明の前記マクロ制御信号発生手段及び制御切換手段に代えて、マクロ撮影に際して前記マスターレンズ群が位置すべきマクロ位置が前記トラッキング位置を基準とする移動方向及び移動量によって予め設定され、前記マスターレンズ群を前記移動方向に前記移動量分だけ移動させるマクロ制御信号を出力するマクロ制御信号発生手役と、前記トラッキング制御信号発生手段からのトラッキング制御信号と前記マクロ制御信号発生手役からのマクロ制御信号とを加算する信号加算手段を含み、前記選択手段によりマクロ撮影を行うことが選択されている場合に、前記信号加算手段により前記トラッキング制御信号とマクロ制御信号とを加算し、その加算された制御信号により前記レンズ駆動手段を制御可能にし、前記選択手段によりマクロ撮影を行うことが選択されていない場合には、前記マクロ制御信号発生手役からのマクロ制御信号を無効にして前記トラッキング制御信号発生手段からのトラッキング制御信号に基づいて前記レンズ駆動手段を制御可能にする制御切換手段と、を備えたことを特徴としている。
【0014】
本発明によれば、マクロ位置がトラッキング位置との相対的位置関係によって規定されている場合、マクロ制御信号発生手段によってトラッキング位置を基準とする所定の移動方向と所定の移動量を指令する制御信号を生成し、マクロ撮影時に前記マクロ制御信号発生手段からのマクロ制御信号とトラッキング制御信号発生手段からのトラッキング制御信号を加算してマクロ位置を指令する。これにより、トラッキング位置に応じて適切なマクロ位置にマスターレンズ群を位置させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るテレビカメラ用レンズ駆動装置の望ましい実施の形態について詳説する。
図1には本発明に係るテレビカメラ用レンズ駆動装置が適用されたテレビカメラ用レンズ特にマスターレンズ群の全体を光軸に沿って進退移動させ、トラッキング及びマクロ撮影を行うことができるテレビカメラ用レンズの一例を示す側面図であり、部分的に内部構造が示されている。図中左側のフード11で覆われている部分がレンズの前方にあたり、図中右端面にテレビカメラが固定連結される。
レンズ本体は略直方形状のカバー12に覆われ、カバー12は左右側面に設けられた固定ネジ14によってレンズ本体と着脱自在に固定されている。カバー12の側面上部中央には、レンズを持ち運ぶ為の把手となる凹部16が形成され、該凹部16の前方にはタリーランプ窓18が形成されている。
【0016】
レンズ本体の内部について詳しくは図示されていないが、レンズ本体の鏡胴内には、前側から順に固定フォーカスレンズ群、移動フォーカスレンズ群、第1移動ズームレンズ群、第2移動ズームレンズ群、及びマスターレンズ群20等が設けられている。
撮影レンズ系のマスターレンズ群20は、レンズ保持筒22に保持され、固定鏡胴24の最後部に前後方向に移動自在に連結されている。固定鏡胴24の周面には軸に平行なガイド穴が形成されており、このガイド穴に、レンズ保持筒22に植設されたピン26が嵌入している。また、固定鏡胴24の外周面に回動自在に組付けられたカム筒28には、軸に対して斜め方向に一定幅のカム溝が形成され、前記レンズ保持筒22のピン26は、このカム溝に嵌合している。
【0017】
また、レンズ本体には、前記マスターレンズ群20を駆動するモータ30と、マスターレンズ群20の位置を検出するポテンショメータ32とが配設されている。前記モータ30の駆動力は、ギヤ34、35によって前記カム筒28に伝達される。カム筒28が回転するとレンズ保持筒22が固定鏡胴24に対して進退移動する。その回転量に応じて前記ポテンショメータ32がマスターレンズ群20の位置を示す位置検出信号を出力する。
【0018】
カバー12の後方、マウントフレーム40の側面には前記マスターレンズ群20の駆動を操作するための回転式のフランジバック調整ツマミ42が設けられている。フランジバック調整ツマミ42には図示しないポテンショメータが設けられており、ツマミの回転量に応じた位置指令信号が出力される。この位置指令信号は、制御回路52(図1中不図示)に入力され、位置指令信号に応じたサーボ信号によってモータ30が駆動される。モータ30が回転するとその回転力はギアを介してポテンショメータ32及びカム筒28に伝達され、レンズ保持筒22が光軸に沿って前後に移動する。
【0019】
従って、フランジバック調整ツマミ42を回動操作することによって、マスターレンズ群20を光軸に沿って進退移動させ、テレビカメラの受像面にレンズの結像位置を調整(トラッキング調整)できるとともに、該マスターレンズ群20をマクロ撮影に適した位置に移動させることができる。
また、フランジバック調整ツマミ42の外周には、固定ツマミ44が設けられている。この固定ツマミ44は、前記フランジバック調整ツマミ42で調整したトラッキング位置がずれないように、前記フランジバック調整ツマミ42の回動をロックするためのものである。即ち、フランジバック調整ツマミ42を操作して、マスターレンズ群20の位置を調整した後、該固定ツマミ44を時計回転方向に回すと、前記フランジバック調整ツマミ42の回転軸の回転が固定され、一度調整したマスターレンズ群の位置が不測の外力を受けて移動しないようにすることができる。
【0020】
次にマスターレンズ群の駆動制御系について説明する。
図2は、マスターレンズ群の駆動制御系の構成を示すブロック図である。
トラッキング制御信号発生手段50は、ポテンショメータ51Aと増幅器51Bから成り、図1に示したフランジバック調整ツマミ42が回転操作されると、その回転量に応じてマスターレンズ群20の移動位置を指令する電気信号を出力する。この電気信号はスイッチ手段52を介して制御回路54に入力される。
【0021】
制御回路54は、入力した電気信号に応じたサーボ信号を出力し、モータ30を駆動する。モータ30が回転するとその回転力によって前述の如くカム筒28が回動し、マスターレンズ群20が光軸に沿って前後に移動する。マスターレンズ群20の位置はポテンショメータ32によって検出され、その位置検出信号は制御回路54に通知される。制御回路54は、位置検出信号が示す位置と前記トラッキング制御信号発生手段50から出力された指令位置とを比較し、両者が一致したときモータ30の駆動を停止する。これにより、追従性の高い位置制御が可能となっている。
【0022】
前記モータ30にはタコジェネレータ55が接続されており、該タコジェネレータ55によってモータ30の回転数が検出されている。タコジェネレータ55からの信号は前記制御回路54に加えられ、モータ30のスピード制御に利用されている。
また、このテレビカメラ用レンズには、前記マスターレンズ群20のマクロ位置を指令する信号を発生するマクロ制御信号発生手役60が設けられている。マクロ制御信号発生手段60は、ポテンショメータ61Aと増幅器61Bから成る。
マクロ撮影に際して前記マスターレンズ群20が位置すべき位置(マクロ位置)は、設計値に基づいて予め標準的な位置が定められ、ポテンショメータ61Aは、前記マクロ位置に前記マスターレンズ群20を移動させるマクロ制御信号を出力するように設定される。このマクロ制御信号はスイッチ手段52を介して制御回路54に入力される。
【0023】
前記スイッチ手段52は、マクロ撮影を行うか否かを選択操作する選択スイッチ64に連動して接点が切り換わる連動スイッチである。前記選択スイッチ64はマクロコントローラ66に設けられている。
前記選択スイッチ64がオフの状態では、スイッチ手段52の接片52Aが閉じられるとともに、接片52Bが開放される。これにより、前記トラッキング制御信号発生手段50から出力される信号が前記制御回路54に導かれ、マクロ制御信号発生手段60からの信号が無効となる。
【0024】
一方、前記選択スイッチ64がオンすると、スイッチ手段52の接片52Aが開放されるとともに、接片52Bが開放される。これにより、前記トラッキング制御信号発生手段50から出力される信号が無効にされ、マクロ制御信号発生手段60から出力される信号が前記制御回路54に導かれる。
次に、上記の如く構成されたテレビカメラ用レンズの作用について説明する。
【0025】
先ず、マクロ撮影に際して前記マスターレンズ群20が位置すべき標準的なマクロ位置を予め設定し、該マクロ位置に前記マスターレンズ群20を移動させるマクロ制御信号を出力するようにポテンショメータ61Aを設定しておく。
次いで、図2に示したマクロコントローラ66の選択スイッチ64をオフの状態、即ち、マクロ撮影オフの状態にする。これにより、前記マクロ制御信号発生手段60からの信号が無効となり、前記トラッキング制御信号発生手段50からの指令信号が有効になる。この状態で、フランジバック調整ツマミ42を操作しつつ、図3に示すようにテレビカメラ70のビューファインダー72で結像状態を確認しながら、最適なピント位置(トラッキング位置)に調節する。トラッキング位置が定まったら、固定ツマミ44を回転してフランジバック調整ツマミ42の回転をロックし、調整したトラッキング位置が不測の外力等によってずれないようにする。
【0026】
その後の通常の撮影においては、例えばフォーカスデマンド(フォーカスリング)74を右手で操作することによってフォーカスレンズ(移動フォーカスレンズ群)を移動させてピント調整をおこない、左手でズームリング76を操作することでズームレンズ群(第1及び第2のズームレンズ群)を所定の光学的位置関係で規定しながら移動させてズーム調整を行う。前記フォーカスリング74からは位置制御信号が出力され、フォーカスレンズはこの位置制御に基づいて駆動される。一方、前記ズームリング76を含むズームコントローラからは速度制御信号が出力され、ズームレンズ群はこの速度制御信号に基づいてスピード制御されて駆動される。
【0027】
マクロ撮影を行う場合には、図2に示したマクロコントローラ66の選択スイッチ64をオンの状態にし、マクロ制御信号発生手段61からの指令信号を有効にする。このとき、トラッキング制御信号発生手段50からの信号は無視されるが、先に調整されたトラッキング位置を示す位置指令状態は維持されている。
上述のように、マクロ制御信号発生手段60からはマクロ位置を示す指令信号が出力されており、該指令信号が制御回路54に導かれることにより前記マスターレンズ群20が予め設定されたマクロ位置に移動する。尚、マクロ撮影の場合には、図3に示したズームリング76を操作してズームレンズ群を移動させることでピントの調整を行う。
【0028】
一方、トラッキング制御信号発生手段50はトラッキング位置に調整した時の移動指令の状態を維持しているので、マクロ撮影終了後、マクロコントローラ66の選択スイッチ64をマクロ撮影オフに操作すると、先に調整されたトラッキング位置を示す指令信号が制御回路54に導かれ、マスターレンズ群20はトラッキング位置に復帰する。
【0029】
これにより、撮影者はフランジバック調整やマクロ撮影を容易に行うことができ、マクロ撮影後一度調整したトラッキング位置に繰り返し確実に復帰させることができる。
上記実施の形態では、トラッキング制御信号、及びマクロ制御信号はともに位置制御信号であるとして説明したが、速度制御信号とすることも可能である。
【0030】
また、上記実施の形態では、マクロ位置をトラッキング位置と無関係に予め設定する場合について説明したが、以下に示すようにマクロ位置をトラッキング位置を基準とする相対的な位置関係によって規定してもよい。
図4は、マスターレンズ群の駆動制御系の他の構成例を示すブロック図である。
尚、図1乃至図3に示した実施の形態と同一又は類似の部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0031】
トラッキング位置を基準として、所定の方向に所定の距離変位させた位置をマクロ位置として定め、トラッキング位置から前記マクロ位置までの移動量を示すマクロ加算信号を発生するマクロ加算信号発生手段80を設ける。マクロ加算信号発生手役80から出力されるマクロ加算信号は、スイッチ手段82を介して加算回路84に導かれ、加算回路84においてトラッキング制御信号と加算される。そして、その加算信号が制御回路54に導かれるようになっている。
【0032】
スイッチ手段82は、マクロコントローラ66の選択スイッチ64に連動して接点が切り換わる連動スイッチである。前記選択スイッチ64がオフの状態では、スイッチ手段82の接片82Aが開放され、マクロ加算信号発生手段80からの信号が無効となる。この場合、前記トラッキング制御信号発生手段50から出力される信号が前記制御回路54に導かれる。この状態で、フランジバック調整ツマミ42を操作しつつ、トラッキング位置の調節を行うことができる。そして、トラッキング位置が定まった後には、通常の撮影を行うことができる。
【0033】
一方、前記選択スイッチ64をオン操作すると、スイッチ手段82の接片82Aが閉じられ、マクロ加算信号が加算回路84に導かれる。そして、加算回路84においてトラッキング制御信号と前記マクロ加算信号とが加算され、その加算信号が前記制御回路54に導かれる。これにより、マスターレンズ群20はトラッキング位置を基準とする所定のマクロ位置に移動する。
【0034】
マクロ撮影終了後、マクロコントローラ66の選択スイッチ64をオフ操作すると、マクロ加算信号が無効となり、トラッキング制御信号のみが制御回路54に導かれ、マスターレンズ群20は先に調整されたトラッキング位置に復帰する。
これにより、撮影者はフランジバック調整やマクロ撮影を容易に行うことができ、マクロ撮影後一度調整したトラッキング位置に繰り返し確実に復帰させることができる。
【0035】
また、上記実施の形態では、マクロ撮影時とトラッキング調整時とで、同一のマスターレンズ群が移動する場合について説明したが、以下に示すようにマスターレンズ群を分割して、その各々のレンズ群を移動制御してもよい。
図5は、分割されたマスターレンズ群の駆動制御系の構成例を示すブロック図である。
【0036】
トラッキング制御信号発生手段101は、ポテンショメータ101Aと増幅器101Bから成り、図1に示したフランジバック調整つまみ42が回転操作されると、その回転量に応じてマスターレンズ群116内のトラッキングレンズ群109の移動位置を指令する電気信号を出力する。そしてこの電気信号は、制御回路106に入力される。
【0037】
制御回路106は、入力した電気信号に応じたサーボ信号を出力し、モータ110を駆動する。モータ110が回転すると、その回転力が図示せぬカム部材を介してトラッキングレンズ群109に伝達され、図示せぬ直進溝に沿ってトラッキングレンズ群109が光軸に沿って進退移動する。トラッキングレンズ群109の位置はポテンショメータ108によって検出され、その位置検出信号は、制御回路106に通知される。制御回路106は、位置検出信号が示す位置と前記トラッキング制御信号発生手段101から出力された指令位置とを比較し、両者が一致したときモータ110の駆動を停止する。
【0038】
前記モータ110にはタコジェネレータ111が接続されており、該タコジェネレータ111によってモータ110の回転数が検出されている。タコジェネレータ111からの信号は前記制御回路106に加えられ、モータ110のスピード制御に利用されている。
また、このテレビカメラ用レンズには、前記マスターレンズ群116内のマクロレンズ群113の移動位置を指令する信号を発生する通常撮影位置制御信号発生手段102と、マクロ制御信号発生手段103との2つの信号発生手段が設けられている。
【0039】
通常撮影位置制御信号発生手段102は、工場出荷時の通常撮影状態のマクロレンズ群113の位置を設定するためのもので、ポテンショメータ102Aと増幅器102Bとから成る。前記ポテンショメータ102Aは、前記通常撮影状態の位置に前記マクロレンズ群113を移動させる通常撮影位置制御信号を出力するように設定されている。この通常撮影位置制御信号は、スイッチ手段117を介して制御回路107に入力される。
【0040】
制御回路107は、入力した電気信号に応じたサーボ信号を出力し、モータ114を駆動する。モータ114が回転すると、その回転力が図示せぬカム部材を介してマクロレンズ群113に伝達され、図示せぬ直進溝に沿ってマクロレンズ群113が光軸に沿って前後に移動する。マクロレンズ群113の位置はポテンショメータ112によって検出され、その位置検出信号は、制御回路107に通知される。制御回路107は、位置検出信号が示す位置と前記通常撮影位置制御信号発生手段102から出力された指令位置とを比較し、両者が一致したときモータ114の駆動を停止する。
【0041】
前記モータ114にはタコジェネレータ115が接続されており、該タコジェネレータ115によってモータ114の回転数が検出されている。タコジェネレータ115からの信号は前記制御回路107に加えられ、モータ114のスピード制御に利用されている。
マクロ制御信号発生手段103は、マクロレンズ群113をマクロ撮影に際して予め設定されたマクロ位置(設計値に基づいて予め定められた位置)に設定するためのもので、ポテンショメータ103Aと増幅器103Bとから成る。前記ポテンショメータ103Aは、前記予め設定されたマクロ位置に前記マクロレンズ群113を移動させるマクロ制御信号を出力するように設定されている。このマクロ制御信号は、スイッチ手段117を介して制御回路107に入力される。
【0042】
前記スイッチ手段117は、マクロ撮影を行うか否かを選択操作する選択スイッチ104に連動して接点が切り換わる連動スイッチである。前記選択スイッチ104はマクロコントローラ105に設けられている。
前記選択スイッチ104がオフの状態では、スイッチ手段117の接片102Cが閉じられるとともに、接片103Cが開放される。これにより、前記通常撮影位置制御信号発生手段102から出力される信号が前記制御回路107に導かれ、マクロ制御信号発生手段103からの信号が無効となる。
【0043】
一方、前記選択スイッチ104がオンすると、スイッチ手段117の接片102Cが開放されるとともに、接片103Cが閉じられる。これにより、前記通常撮影位置制御信号発生手段102から出力される信号が無効にされ、マクロ制御信号発生手段103から出力される信号が前記制御回路107に導かれる。
次に、上記の如く構成されたテレビカメラ用レンズの作用について説明する。
【0044】
先ず、トラッキング調整を行う場合について説明する。この場合、マクロレンズ群113は、通常撮影位置制御信号発生手段102によって定められた通常撮影位置に設定されている。この状態で、図1に示すフランジバック調整つまみ42を操作しつつ、図3に示すようにテレビカメラ70のビューファインダー72で結像状態を確認しながら、最適なピント位置(トラッキング位置)に調節する。トラッキング位置が定まったら、固定ツマミ44を回転してフランジバック調整ツマミ42の回転をロックし、調整したトラッキング位置が不測の外力等によってずれないようにする。
【0045】
その後の通常の撮影においては、例えばフォーカスデマンド(フォーカスリング)74を右手で操作することによってフォーカスレンズ(移動フォーカスレンズ群)を移動させてピント調整をおこない、左手でズームリング76を操作することでズームレンズ群(第1及び第2のズームレンズ群)を所定の光学的位置関係で規定しながら移動させてズーム調整を行う。前記フォーカスリング74からは位置制御信号が出力され、フォーカスレンズはこの位置制御に基づいて駆動される。一方、前記ズームリング76を含むズームコントローラからは速度制御信号が出力され、ズームレンズ群はこの速度制御信号に基づいてスピード制御されて駆動される。
【0046】
マクロ撮影を行う場合には、図5に示したマクロコントローラ105の選択スイッチ104をオンの状態にし、マクロ制御信号発生手段103からの指令信号を有効にする。このとき、通常撮影位置制御信号発生手段102からの信号は無視されるが、先に調整された通常撮影位置を示す位置指令状態は維持されている。
【0047】
上述のように、マクロ制御信号発生手段103からはマクロ位置を示す指令信号が出力されており、該指令信号が制御回路107に導かれることにより前記マクロレンズ群113が予め設定されたマクロ位置に移動する。尚、マクロ撮影の場合には、図3に示したズームリング76を操作してズームレンズ群を移動させることでピントの調整を行う。
【0048】
一方、通常撮影位置制御信号発生手段102は工場出荷時の通常撮影位置の移動指令の状態を維持しているので、マクロ撮影終了後、マクロコントローラ105の選択スイッチ104をマクロ撮影オフに操作すると、先に調整された通常撮影位置を示す指令信号が制御回路107に導かれ、マクロレンズ群113は通常撮影位置に復帰する。
【0049】
これにより、撮影者はフランジバック調整やマクロ撮影を容易に行うことができ、マクロ撮影後にマクロレンズ群を、工場出荷時の通常撮影位置に繰り返し確実に復帰させることができる。
なお、本実施形態例においては、ピンで嵌合されたカム溝とカム筒との構成でマスターレンズ群の移動を行っているが、レンズ駆動において周知の技術であるヘリコイド機構を用いてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るテレビカメラ用レンズ駆動装置によれば、マクロ撮影を行うに際し、マクロ制御信号によってマスターレンズ群の全体もしくはその一部を予め定められたマクロ撮影位置に移動させることができる。
更に、外部操作部材の操作に応じたトラッキング制御信号を出力するトラッキング制御信号発生手段を設けるとともに、予め設定されたマクロ位置に前記マスターレンズ群を移動させるマクロ制御信号を出力するマクロ制御信号発生手段を設け、選択手段の操作に応じてトラッキング制御信号とマクロ制御信号のうち、何れか一方の制御信号を優先し、他方を無効とするようにしたので、撮影者は容易にトラッキング位置調整やマクロ撮影を行うことができ、マクロ撮影後一度調整したトラッキング位置に繰り返し確実に復帰させることができる。
【0051】
また、マクロ位置がトラッキング位置との相対的位置関係によって規定されている場合、マクロ制御信号発生手段によってトラッキング位置を基準とする所定の移動方向と所定の移動量を指令する制御信号を生成し、マクロ撮影時に前記マクロ制御信号発生手段からのマクロ制御信号とトラッキング制御信号発生手段からのトラッキング制御信号を加算してマクロ位置を指令するようにしたので、トラッキング位置に応じて適切なマクロ位置にマスターレンズ群を位置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用されたテレビカメラ用レンズの側面図
【図2】図2は、マスターレンズ群の駆動制御系の構成を示すブロック図
【図3】図3は、テレビカメラ用レンズの操作の様子を示す斜視図
【図4】図4は、マスターレンズ群の駆動制御系の他の構成例を示すブロック図
【図5】図5は、分割されたマスターレンズ群の駆動制御系の構成例を示すブロック図
【符号の説明】
20…マスターレンズ群
22…レンズ保持筒
24…固定鏡胴
30…マスターレンズ群駆動用モータ
32…位置検出用ポテンショメータ
42…フランジバック調整ツマミ
50、101…トラッキング制御信号発生手段
51A、61A、101A、102A、103A…ポテンショメータ
51B、61B、101B、102B、103B…増幅器
52、82…スイッチ手段
54…制御回路
60、103…マクロ制御信号発生手段
64、104…選択スイッチ
66…マクロコントローラ
80…マクロ加算信号発生手段
84…加算回路
109…トラッキングレンズ群
113…マクロレンズ群
Claims (4)
- 鏡胴内に設けられたマスターレンズ群の全体もしくはその一部を光軸に沿って進退移動させることによりマクロ撮影が可能な光学系を形成し得るテレビカメラ用レンズ駆動装置において、
マクロ撮影に際して前記マスターレンズ群の全体もしくはその一部が位置すべきマクロ位置が予め設定され、このマクロ位置に前記マスターレンズ群の全体もしくはその一部を移動させるマクロ制御信号を出力するポテンショメータを有したマクロ制御信号発生手段と、
外部操作部材の操作に応じて前記マスターレンズ群の全体もしくはその一部をトラッキング位置に移動させるトラッキング制御信号を出力するポテンショメータを有したトラッキング制御信号発生手段と、
マクロ撮影を行うか否かを選択するための選択手段と、
前記選択手段の操作に応じて前記トラッキング制御信号発生手段と前記マクロ制御信号発生手段のうち、何れか一方のポテンショメータから出力される制御信号を優先させ、他方のポテンショメータから出力される制御信号を無効とするように制御信号の切り換えを行う制御切換手段と、
前記制御切換手段によって優先させた一方のポテンショメータからの制御信号に基づいて前記マスターレンズ群の全体もしくはその一部を光軸に沿って進退移動させるレンズ駆動手段と、
を備えたことを特徴とするテレビカメラ用レンズ駆動装置。 - 前記トラッキング制御信号発生手段は、前記外部操作部材の操作に応じて前記マスターレンズ群の全体をトラッキング位置に移動させるトラッキング制御信号を出力し、
前記制御切換手段は、前記選択手段によりマクロ撮影を行うことが選択されている場合、前記トラッキング制御信号発生手段からのトラッキング制御信号を無効にして前記マクロ制御信号発生手段からのマクロ制御信号により前記レンズ駆動手段を制御可能にし、前記選択手段によりマクロ撮影を行うことが選択されていない場合、前記マクロ制御信号発生手段からのマクロ制御信号を無効にして前記トラッキング制御信号発生手段からのトラッキング制御信号に基づいて前記レンズ駆動手段を制御可能にすることを特徴とする請求項1記載のテレビカメラ用レンズ駆動装置。 - 前記マスターレンズ群は、マクロ撮影に際して移動制御されるマクロ用レンズ群及び該レンズ群とは独立して移動制御されるトラッキング用レンズ群を含むことを特徴とする請求項1記載のテレビカメラ用レンズ駆動装置。
- 鏡胴内に設けられたマスターレンズ群を光軸に沿って進退移動させることによりトラッキング調整を行い得ると共に、前記マスターレンズ群を光軸に沿って進退移動させることによりマクロ撮影が可能な光学系を形成し得るテレビカメラ用レンズ駆動装置において、
入力する制御信号に基づいて前記マスターレンズ群を光軸に沿って進退移動させるレンズ駆動手段と、
外部操作部材の操作に応じて前記マスターレンズ群をトラッキング位置に移動させるトラッキング制御信号を出力するトラッキング制御信号発生手段と、
マクロ撮影に際して前記マスターレンズ群が位置すべきマクロ位置が前記トラッキング位置を基準とする移動方向及び移動量によって予め設定され、前記マスターレンズ群を前記移動方向に前記移動量分だけ移動させるマクロ制御信号を出力するマクロ制御信号発生手段と、
マクロ撮影を行うか否かを選択するための選択手段と、
前記トラッキング制御信号発生手段からのトラッキング制御信号と前記マクロ制御信号発生手段からのマクロ制御信号とを加算する信号加算手段を含み、前記選択手段によりマクロ撮影を行うことが選択されている場合に、前記信号加算手段により前記トラッキング制御信号とマクロ制御信号とを加算し、その加算された制御信号により前記レンズ駆動手段を制御可能にし、前記選択手段によりマクロ撮影を行うことが選択されていない場合には、前記マクロ制御信号発生手段からのマクロ制御信号を無効にして前記トラッキング制御信号発生手段からのトラッキング制御信号に基づいて前記レンズ駆動手段を制御可能にする制御切替手段と、
を備えたことを特徴とするテレビカメラ用レンズ駆動装置。
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