JP3840561B2 - ローリング式ゲートの安全用エッジ体 - Google Patents

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    • E—FIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05F15/00—Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/40—Safety devices, e.g. detection of obstructions or end positions
    • E05F15/42—Detection using safety edges
    • E05F15/44—Detection using safety edges responsive to changes in electrical conductivity

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水平回りに回転可能に支持されたローリング式ゲートおよび同様の自動装置の分野に関し、特にその種の閉鎖システムに安全手段として適用可能な安全用エッジ体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
水平回りに回転可能に支持されたローリング式ゲートに、いわゆる安全用エッジ体を使用することはすでに公知である。安全用エッジ体は、ゴムもしくは軟質材料からなる外皮と、ゴム製の外皮内で延びる牽引ケーブルとから構成されている。牽引ケーブルは、通常は閉じている少なくとも１つのマイクロスイッチに接続されており、マイクロスイッチは、ローリング式ゲートを制御する電動機の電気回路に挿入されている。安全用エッジ体が応力を受けないと、マイクロスイッチは閉じたままであり、通常、ローリング式ゲートは作動しない。一方、ローリング式ゲートの動作中、つまり閉鎖されようとしているときに、ゲートの動作を妨げる異物を安全用エッジ体が感知するか、当たった場合には、応力を受けたケーブルによってマイクロスイッチが開く。これにより電動機ユニットの電気回路が開状態になってローリング式ゲートが停止され、人体もしくは物体の損傷が防止される。
【０００３】
そのような安全用エッジ体では、ケーブルは少なくとも１つのマイクロスイッチを制御する機械的駆動装置の本質的な作動手段として機能する。
【０００４】
別の従来例では、ローリング式ゲートに使用される安全用エッジ体が、積層構造もしくは積層構造の露出端をアクチュエータとして使用されるが、常に電流スイッチに連結されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、電動機駆動ローリング式ゲートの安全用エッジ体であって、電気導電体手段をその全長にわたり埋め込み、かつ同時に、安全用エッジ体のどの部分においても、エッジ体に障害物が接触したとき、もしくは押圧力による応力を受けたときに、ローリング式ゲートにおける電動機ユニットの停止手段として作動する安全用エッジ体を実施および提供することにある。
【０００６】
本発明の他の目的は、製作が容易で、かつ装着するのに好適であり、しかも安全用エッジ体をローリング式ゲートの複数の側部に配設するときに特殊なアングル継手の使用を要しない、ローリング式ゲートの優れた安全用エッジ体を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、ゴムもしくは他の軟質可撓性材料からなる外皮と、前記外皮内の長手方向に、平行に、通常は相互に離間して延在する２つの導電体とを備え、前記導電体が、前記外皮を変形させる押圧力により接近して接触可能であり、しかもローリング式ゲートの電動機ユニットを停止させる信号を電気回路に発信させることが可能である電動機駆動型ローリング式ゲートの安全用エッジ体により達成される。
【０００８】
本発明のさらに別の特徴は、添付図面を参照する以下の説明によりさらに明らかになる。ただし、図面は本発明を何ら限定するものではない。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図示の安全用エッジ体は、ゴムもしくは他の可撓性材料からなる軟質で押出成形された外皮１１を備え、この外皮１１は長手方向に延びる第１座部１２及び第２座部１３を備えている。第１及び第２座部１３は、平行に配置され、互いに開口する溝状に形成されている。長手方向に延びる第１座部１２は、溝状の第２座部１３よりも外皮のベース１４に近い位置に配置されている。
【００１０】
長手方向に延びる第１座部１２は、第１の導電体１５を収容かつ保持し、長手方向に延びる第２座部１３は第２の導電体１６を収容する。２つの導電体１５、１６は、外皮１１の全長に亘って延びている。第１の導電体１５は円形、半円形、楕円もしくはこれらと同様の断面であることが好ましく、第２の導電体１６はテープ状等の平板状断面を呈することが好ましく、いずれにしても可撓性を有するものとなっている。
【００１１】
第１の導電体１５は、例えば、絶縁コア１８周囲に組み紐状またはメッシュ状の導電体１７等を配して成り、その円形の表面部分が平板状の第２の導電体１６に対向している。
【００１２】
この安全用エッジ体を構成する際に、軟質の外皮１１を一方の導電体、或いは両方の導電体の周囲に押出成形すると、導電体を埋め込むことができる。或いは、軟質の外皮１１を押出成形した後に、各導電体１５、１６を各座部１２、１３内にそれぞれ挿入することもできる。
【００１３】
いずれにせよ、安全用エッジ体が作動状態にないときは、導電体１５、１６は平行状態を保ち、通常は相互に離間した状態が維持される。
【００１４】
このように構成された安全用エッジ体は、そのベース１４を、例えば図３に示す水平回りに回転可能に支持されたローリング式ゲート１９の端部に取り付けるとともに、導電体を通してゲートを制御する電動機ユニットの電気回路に容易に挿通される。
【００１５】
安全用エッジ体が作動していない状態である限り、エッジ体には外部からの押圧力による応力が作用しないので、各導電体は離間状態を維持し、ローリング式ゲートは正常に動作する。
【００１６】
ローリング式ゲートの動作中に、外部からの応力や圧縮力を受けるように安全用エッジ体の一部に障害物が当たったり、抵抗を受けた場合には、導電体が相互に閉じ、それによって電動機ユニットが直ちに停止してローリング式ゲートも停止する。
【００１７】
導電体が上記のような形状および関係を有している場合に、外皮のベースに対して直交および斜交する押圧力が作用するとき、安全用エッジ体は作動する。
【図面の簡単な説明】
【図１】安全用エッジ体の露出端を示す斜視図である。
【図２】安全用エッジ体の断面図である。
【図３】安全用エッジ体を完備した水平方向に軸支されるローリング式ゲートの概略図である。
【符号の説明】
１１ 外皮
１２ 第１座部
１３ 第２座部
１４ ベース
１５ 第１の導電体
１６ 第２の導電体
１７ メッシュ状導電体
１８ 絶縁コア
１９ ローリング式ゲート

Claims (5)

  1. 電動機ユニットによって作動し水平回りに回転可能に支持されたローリング式ゲートの安全用エッジ体であって、
    ゴムもしくは他の軟質可撓性材料からなり、前記ローリング式ゲートに取り付けるためのベースを有する外皮と、
    前記軟質材料からなる外皮内の長手方向に延在して平行に配置され、かつ通常は相互に離間した２つの導電体とを備え、
    前記導電体は、前記外皮を変形させる押圧力によって接近して接触可能であり、かつ前記ローリング式ゲートの電動機ユニットを停止させるための信号を、電気回路に発信させることが可能であることを特徴とする安全用エッジ体。
  2. 前記軟質の外皮は、第１の前記導電体を受けて保持する第１の長手方向に延びる溝状座部と、第２の前記導電体を受け第１の前記導電体に平行な第２の長手方向に延びる溝状座部とを有し、
    前記第１及び第２座部が長手方向に互いに開口することで、前記外皮における前記ベースに対向する部分への押圧力により、前記両導電体がその全長の一部で接近および接触可能となる請求項１に記載の安全用エッジ体。
  3. 第１の前記導電体は、円形、半円形、楕円もしくは同様の断面形状を有し、円形状の表面の少なくとも一部が第２の前記導電体に対向しており、
    第２の前記導電体は、平板状に形成されている請求項１又は２に記載の安全用エッジ体。
  4. 第１の前記導電体は、絶縁コアの周囲に配置された組み紐状の導電体もしくはメッシュ状の導電体からなり、
    第２の前記導電体は、可撓性を有するテープ状の部材からなる請求項３に記載の安全用エッジ体。
  5. 第１の前記導電体を備える第１座部は、第２の前記導電体を備える第２座部より前記ベースに近い位置に配置されている請求項１から４のいずれかに記載の安全用エッジ体。
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