JPH11191338A - コードスイッチ - Google Patents
コードスイッチInfo
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- JPH11191338A JPH11191338A JP9358988A JP35898897A JPH11191338A JP H11191338 A JPH11191338 A JP H11191338A JP 9358988 A JP9358988 A JP 9358988A JP 35898897 A JP35898897 A JP 35898897A JP H11191338 A JPH11191338 A JP H11191338A
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- electrode
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Abstract
押圧部材からの押圧力をも検知できるコードスイッチを
得る。 【解決手段】 本コードスイッチ10では、プロテクタ
136や電極保持部84よりもプロテクタ136の長手
方向両端部で電極88〜94の端末部分を保護している
モールド150の方が剛性が低く弾性変形しやすいた
め、両方のモールド150へ当接するような異物148
がコードスイッチ10を押圧すると、モールド150は
異物148を支持できずに弾性変形すると共にプロテク
タ136及び電極保持部84も弾性変形する。このた
め、電極保持部84の内部で電極88〜94が接触でき
る。
Description
力等の外力が作用したか否かを検出するためのコードス
イッチに関する。
ったどの部分を押圧しても押圧力が作用したことを検知
しうるコードスイッチとしては、絶縁性と弾性を有する
長尺チューブ状の外皮部の内部に長尺の電極を互いに離
間した状態で外皮部の内周部へ固着させたタイプのコー
ドスイッチがある。このタイプのコードスイッチは、押
圧力により外皮部が弾性変形した際には電極同士が互い
に接触して短絡することで、接触以前の状態に比べて電
極を含む電気回路の電気抵抗値が急激に変化する。この
電気抵抗値の急激な変化を検知することで外皮部に押圧
力が作用したことを認識する構成である。
コードスイッチでは、外皮部の両端部から電極の端末部
分が引き出され、この電極の端末部分へリード線が結線
されており、リード線を介してコンピュータ等、電極が
接触したか否か、すなわち、外皮部へ外圧が作用したか
否かを判定する判定手段へコードスイッチが電気的に接
続され、或いは、同じ外皮部内の他の電極と電気的に接
続されている。このため、コードスイッチに作用する荷
重(外圧)から電極とリード線との結線部分を保護して
断線や変形等を防止する必要性があり、通常は、外皮部
よりも高剛性のゴム材や合成樹脂材によって形成した保
護部で外皮部の端末部分を被覆している。
の端部に形成したコードスイッチを直線状に延ばして使
用した場合には、両方の保護部へ当接できる程度の長尺
部材がコードスイッチを押圧しても、長尺部材が両方の
保護部に支持されて外皮部を押圧せず、外皮部が弾性変
形しないため、結果的に長尺部材がコードスイッチを押
圧したことを検知できない可能性がある。
末部分を保護でき、しかも、長尺の押圧部材からの押圧
力をも検知できるコードスイッチを得ることが目的であ
る。
イッチは、外圧により弾性変形可能な長尺中空の外皮部
と、前記外皮部の内部に互いに離間した状態で設けら
れ、前記外皮部の弾性変形により互いに接触する長尺の
複数の電極と、前記外皮部の端部に設けられ前記外皮部
よりも剛性が低く、前記外皮部の端部から引き出された
前記複数の電極の端末部分を被覆して保護する保護部
と、を備えている。
部を外側から押圧するような外圧が作用し、この外圧に
よって外皮部が弾性変形すると、外皮部の内部に設けら
れた複数の電極が互いに接触する。この電極の接触によ
る電気的な物理量の変化を検出することで、外皮部に外
圧が作用したか否かを判定できる。
端部に保護部が設けられており、外皮部の端部から引き
出されてコードやリード線等の接続部材へ接続されてい
る電極の端末部分が保護されているが、この保護部は外
皮部よりも剛性が低いため、外皮部を押圧して外皮部に
外圧を付与する押圧部材が、外皮部のみならず保護部に
当接するような位置にあっても、押圧部材が保護部に支
持されることなく、押圧部材はその押圧力(外圧)によ
って保護部を弾性変形させ、さらに、外皮部を弾性変形
させる。したがって、本コードスイッチでは、このよう
な位置にある押圧部材がコードスイッチを押圧したこと
を検知できる。
端末部分へ接続された接続部材は、外皮部内の電極同士
を接続する構成であってもよいし、また、電極同士が互
いに接触したか否かを判定するコンピュータ等の判定手
段へ電極を電気的に接続する構成であってもよい。
剛性を外皮部の剛性よりも低くするための構成として
は、一般的に外皮部に用いられる材料の剛性よりも低い
剛性を有する材料によって保護部を形成する言わば、材
質的に剛性を低くする構成と、外皮部及び保護部に同一
の材料を使用するが、保護部を薄肉にしたり或いは多孔
質又は中空にする等、構造的に外皮部の剛性よりも保護
部の剛性を低くする構成が上げられるが、何れの構成で
あってもよい。
より弾性変形可能な長尺中空の外皮部と、前記外皮部の
内部に互いに離間した状態で設けられ、前記外皮部の弾
性変形により互いに接触する長尺の複数の電極と、前記
外皮部の長手方向端部に設けられると共に外周部が前記
外皮部の外周部よりも前記外皮部の内部での前記複数の
電極間の距離分の寸法以上前記外圧の作用方向側に位置
し、前記外皮部の端部から引き出された前記複数の電極
の端末部分を被覆して保護する保護部と、を備えてい
る。
部を外側から押圧するような外圧が作用し、この外圧に
よって外皮部が弾性変形すると、外皮部の内部に設けら
れた複数の電極が互いに接触する。この電極の接触によ
る電気的な物理量の変化を検出することで、外皮部に外
圧が作用したか否かを判定できる。
端部に保護部が設けられており、外皮部の端部から引き
出されてコードやリード線等の接続部材へ接続されてい
る電極の端末部分が保護されているが、この保護部の外
周部は外皮部の内部での電極間の寸法より以上外皮部の
外周部よりも外圧の作用方向側、すなわち、外皮部を押
圧して外皮部に外圧を付与する押圧部材の押圧方向側に
位置している。このため、押圧部材が外皮部のみならず
保護部へ当接するような位置にあっても、押圧部材は保
護部へ接触するよりも前に外皮部へ接触してその押圧力
で外皮部を弾性変形させる。したがって、本コードスイ
ッチでは、このような位置にある押圧部材がコードスイ
ッチを押圧したことを検知できる。
端末部分へ接続された接続部材は、外皮部内の電極同士
を接続する構成であってもよいし、また、電極同士が互
いに接触したか否かを判定するコンピュータ等の判定手
段へ電極を電気的に接続する構成であってもよい。
態に係るコードスイッチ10をドアパネル14の挟み込
み防止用として適用した車両12の斜視図が示されてお
り、図5には車両12の後方側からの斜視図が示されて
いる。
パネル14が設けられている。このドアパネル14は、
車体16の側壁18に後部座席(図示省略)への乗員乗
降用として形成された開口部20へ嵌まり込むことがで
きるように形成されており、また、開口部20へ嵌まり
込んで開口部20を閉止した状態では、ドアパネル14
の外側表面と側壁18の外側表面とが略面一になるよう
に形成されている。
向けて開口した略U字形状のドアフレーム22が一体的
に設けられており、このドアパネル14に設けられた窓
ガラス24の窓枠を構成している。また、ドアパネル1
4の内部(例えば、ドアパネル14がインナパネル及び
アウタパネル等の複数のパネルによって構成されている
場合には、これらのパネルの間)にはウインドレギュレ
ータ(図示省略)が設けられており、車両12の室内
(例えば、ドアパネル14の内側や運転席の近傍等)に
設けられているスイッチ(図示省略)を操作すること
で、窓ガラス24を昇降させることができるようになっ
ている。
14の下端部には車幅方向内側へ向けて延出されたブラ
ケット30が一体的に固定されている。図6に示される
ように、このブラケット30の先端部にはローラ32が
軸支されており、更に、ローラ32は車両12のフロア
パネル(図示省略)の裏面側に設けられたガイドレール
34の車幅方向外側面へ当接している。このローラ32
はガイドレール34との摩擦で転動しながら概ね車両1
2の前後方向に沿って移動できるようになっている。但
し、図6に示されるように、ガイドレール34の車幅方
向外側端部は、前端側で車幅方向内側へ向けて傾斜して
おり、この傾斜部分に沿ってローラ32が転動すること
で、ローラ32が車両12の前方側へ移動しつつ車幅方
向内側へ移動し、側壁18の車幅方向外側で車両12の
前後方向に沿ってスライドしていたドアパネル14が車
幅方向内側へ変位して開口部20へ嵌まり込む。また、
ローラ32が車両12の後方側へ移動しつつ車幅方向外
側へ移動して開口部20へ嵌まり込んでいたドアパネル
14が側壁18の車幅方向外側へ移動して車両12の前
後方向に沿ってスライド可能となる。
ル34の車幅方向内側には車両12の上下方向の軸周り
に回転するプーリ36と駆動ローラ38が設けられてお
り無端ベルト40が掛け回されている。この無端ベルト
40には上述したブラケット30が固定されており、無
端ベルト40の回転によりブラケット30が移動すると
ガイドレール34に沿ってローラ32が転動し、更にド
アパネル14が移動するようになっている。
に配置されているスライドアクチュエータ50(図5参
照)へ接続されており、スライドアクチュエータ50に
設けられたスライドモータ52(図8参照)の駆動力に
よって無端ベルト40が回転するようになっている。ま
た、図8に示されるように、スライドアクチュエータ5
0はスライドドライバ54を備えている。スライドモー
タ52はスライドドライバ54を介して制御手段を構成
するコンピュータ56へ電気的に接続されており、さら
に、このコンピュータ56を介して車両12の運転席近
傍に設けられた操作スイッチ58(図5参照)へ電気的
に接続され、この操作スイッチ58を操作してコンピュ
ータ56へ所定の信号を送ることでコンピュータ56が
スライドドライバ54へ所定の信号を送ってスライドド
ライバ54を操作し、このスライドドライバ54が電源
48からの電力をスライドモータ52へ供給したり或い
は電力の供給を停止してスライドモータ52を作動或い
は停止させる。これにより、ドアパネル14をスライド
(開閉移動)させることができるようになっている。
開閉機構は、スライドモータ52の駆動力によりドアパ
ネル14を前後にスライドさせて開閉する所謂自動スラ
イドドア装置を採用している。
ドアクチュエータ50は位置検出装置60を備えてい
る。この位置検出装置60は、スライドモータ52の回
転軸に対応して設けられており、スライドモータ52が
駆動を開始した時点からの回転軸の回転量を検出できる
ようになっている。
転は、減速ギヤを介して出力軸へ伝達され、この出力軸
の回転により、駆動ローラ38(図6参照)が回転して
無端ベルト40が回転し、ドアパネル14がスライドす
る構成である。したがって、ドアパネル14のスライド
量は、出力軸の回転量に比例し、更に、この出力軸の回
転量は減速ギヤ及び回転軸の回転量に比例する。このた
め、スライドモータ52の開始時からの回転軸の回転量
を計測することでドアパネル14のスライド量を算出で
きる。
としては、回転軸と共に回転する回転盤にその厚さ方向
にそって貫通する複数のスリットを回転軸周りに所定角
度毎に形成すると共に、この回転盤を挟むようにして発
光素子と受光素子を配置し、回転盤が回転してスリット
が発光素子と対向した場合にのみ受光素子が発光素子か
ら発せられてスリットを通過した光を受光し、受光素子
での受光回数を計数することで回転軸の回転量を計測を
算出する構成がある。また、回転軸と共に回転する金属
盤等の導電盤に一方の摺動接点を接触させると共に、こ
の導電盤の外周部から回転軸周りに所定角度毎に放射状
に突出形成された導電性のパルス片へ他方の摺動接点を
接触可能に配置し、導電盤が回転してパルス片が他方の
摺動接点へ接触した場合にパルス片及び導電盤を介して
双方の摺動接点が導通する構成として、この双方の摺動
接点の導通回数を計数することで回転軸の回転量を算出
する構成もある。
0はスライドモータ52の回転軸の回転量を検出する構
成であったが、位置検出装置60の構成はこれに限るも
のではなく、ドアパネル14の位置を直接或いは間接的
に検出する構成であれば如何なる構成でもよい。ドアパ
ネル14の位置を検出する構成の一例としては、例え
ば、ドアパネル14の内側に発光素子を設けると共に、
車体16の側壁18でドアパネル14が所定位置までス
ライドした場合に発光素子と対向する位置に受光素子を
設け、受光素子が発光素子から発せられた光を受光した
場合に所定の位置までドアパネル14がスライドしたこ
とを検知する構成が考えられる。
14の上下方向中間部と上端部には車幅方向内側へ向け
て延出されたブラケット62が設けられている。これら
のブラケット62の先端部にはローラ(図示省略)が設
けられており、それぞれが車両12の適宜位置に設けら
れたガイドレール64のガイド溝50へ抜け止めされた
状態で入り込み、このガイドレール64に沿って移動す
る。すなわち、ドアパネル14は、ガイドレール64及
びブラケット62を介して車体16の側壁18へ支持さ
れており、上述したスライドアクチュエータ50の駆動
力によってガイドレール34、64に案内されつつ移動
する。
4と同様に前端側が車幅方向内側へ向けて傾斜してい
る。この傾斜部分では各ブラケット62のローラがガイ
ドレール64のガイド溝66に沿って車両12の前方へ
移動しつつ車幅方向内側へ移動し、又は車両12の後方
へ移動しつつ車幅方向外側へ移動する。この移動時にド
アパネル14が車幅方向内外へ移動する。
14の内部にはクローザアクチュエータ70が配置され
ている。図8に示されるように、クローザアクチュエー
タ70は制御手段を構成するクローザドライバ72と駆
動手段としてのクローザモータ74を備えている。クロ
ーザドライバ72はコンピュータ56へ電気的に接続さ
れており、スライドモータ52の駆動力により開口部2
0を閉止する方向(すなわち、車両12の前方側)へ向
けてドアパネル14がスライドさせられている状態で、
ドアパネル14が開口部20を全閉する直前となるまで
のドアパネル14のスライドを上述した位置検出装置6
0が検出すると、コンピュータ56がクローザドライバ
72を操作してクローザモータ74に電源48からの電
力を供給させて駆動させる。これにより、クローザモー
タ74はドアパネル14が開口部20へ嵌め込まれる際
にドアパネル14に設けられたラッチ等のドアパネル1
4のロック機構(図示省略)を作動させると共に、この
開口部20内においてロック機構によるドアパネル14
のロックが可能な所定位置へドアパネル14を導く。
装置では、基本的にスライドモータ52(スライドアク
チュエータ50)によってドアパネル14をスライド
(開閉移動)させるが、ドアパネル14の全閉直前だけ
はクローザモータ74(クローザアクチュエータ70)
によってドアパネル14を移動させる構成となってい
る。
ル14の前端部にはコードスイッチ10が設けられてい
る。ここで、図2及び図3には、コードスイッチ10の
内部構造が示されており、図1にはドアパネル14とコ
ードスイッチ10の概略的な側面図(車両12の車幅方
向外側から見た図)が示されている。なお、図1では、
本実施の形態に係るコードスイッチ10の構成を、より
わかり易く説明するために、コードスイッチ10やドア
パネル14の各部位を誇張し、又細部を省略して描いて
いる。
イッチ10はゴムや軟質の合成樹脂材等、絶縁性を有す
る弾性材によって長尺状に形成されたセンサ本体82を
構成する電極保持部84を備えている。電極保持部84
は、ドアパネル14の上下方向に沿って長手とされてお
り、その内部には断面十字形状(図3参照)の十字孔8
6が電極保持部84の長手方向に沿って形成されてい
る。この十字孔86は電極保持部84の長手方向に沿っ
て電極保持部84の中心周りに漸次変位している。ま
た、電極保持部84の内部には銅線等の導電性細線を寄
り合わせることにより可撓性を有する長尺紐状に形成さ
れ、電極保持部84と共にセンサ本体82を構成する電
極88、90、92、94が設けられている。これらの
電極88〜94は十字孔86の中央近傍で十字孔86を
介して互いに離間し且つ十字孔86に沿って螺旋状に配
置され、十字孔86の内周部へ一体的に固着されてい
る。したがって、外皮部136が弾性変形することで電
極88〜94は撓み、特に、十字孔86が潰れる程度に
電極保持部84が弾性変形すれば、電極88〜94が撓
んで、電極88が電極90又は電極94と接触し、或い
は電極92が電極90又は電極94と接触して短絡す
る。また、外皮部136が復元すれば電極88〜94も
また復元する。
84の長手方向下端部からは、電極88〜94の下端側
の端末部分が引き出されている。これらの電極88〜9
4のうち、電極90の端末部分には抵抗98から引き出
された一方のリード線104が半田付け等により固着さ
れており、電極92の端末部分には抵抗98から引き出
された他方のリード線106が半田付け等により固着さ
れている。これにより、電極90と電極92の端末部分
は抵抗98を介して電気的に接続されている。
0から引き出された一方のリード線122が半田付け等
により固着されており、電極94の端末部分にはコード
120から引き出された他方のリード線124が半田付
け等により固着されている。図4に示されるように、コ
ード120は電源へ電気的に接続されており、上述した
各電極88〜94へはコード120を介して電源からの
電気が供給される。なお、図4では、コード120を直
接電源へ接続したように図示してあるが、コード120
と電源との間に他の接続手段を介在させてもよい。特
に、本実施の形態はコードスイッチ10を自動スライド
ドア装置に適用した構成であり、上述したように、ドア
パネル14はスライド移動する構成となっている。この
ような構成で電源が車体12側に設けられている場合
(すなわち、電源に対してドアパネル14が相対的に移
動する構成の場合)には、例えば、摺動接点等を介して
コード120と電源とを接続した方がよい場合もある。
88〜94の上端側の端末部分が引き出されている。こ
れらの電極88〜94の上端側の端末部分にはそれぞれ
リード線126の端部が半田付け等により固着されてお
り、これにより、電極88と電極92とが電気的に接続
され、電極90と電極94とが電気的に接続されてい
る。すなわち、図4の回路図に示されるように、電源か
らの電流は電極88から電極92、抵抗98、電極90
を介して電極94へ流れるようになっている。電極保持
部84が潰れる程度に弾性変形して電極88〜94の何
れかが接触して短絡すると、電流は抵抗98を通らずに
流れるため回路全体の抵抗値が低下し電流値が上昇す
る。ここで、図4に示されるように、電極94から流れ
出た電流は所定値以上の電流を検出すると信号を発信す
る判定手段としての電流検出素子132を介して電源へ
戻るようになっており、電極88〜94の何れかが接触
して短絡し、これにより電流が上昇すると、電流検出素
子132から信号が発信され、この信号は電流検出素子
132と電気的に接続されているコンピュータ56(図
8参照)が受信する。
94の下端部へ接続されたコード120は後述する保護
部としてのモールド150の下端部から延出され、ドア
パネル14の前端部のコードスイッチ10の下端部より
も下方に形成されている透孔(図示省略)を貫通して、
ドアパネル14の内部へ引き込まれて、ドアパネル14
の内部で且つ窓ガラス24の下方を通り、コンピュータ
56や電源へ接続されている。
部84の外側には電極保持部84よりも剛性が低いゴム
材や柔軟で弾性変形可能な合成樹脂材によって形成され
た外皮部としての長尺のプロテクタ136が設けられて
いる。このプロテクタ136はその長手方向に沿って筒
状とされた保持部138を備えている。保持部138の
内径寸法は電極保持部84の外径寸法と略同程度とされ
ており、内部に挿入されたセンサ本体82を保持してい
る。したがって、実際には、保持部138が外圧を受け
て弾性変形することで電極保持部84が間接的に外圧を
受けて弾性変形する。この保持部138の外周一部から
はその半径方向外側へ向けて取付部140が突出形成さ
れている。
持部138の長手方向に沿って略一様に形成されてい
る。また、取付部140には保持部138とは反対側へ
向けて開口した取付溝142が形成されており、取付溝
142内へドアパネル14の車内側の面へ固定された断
面L字形状の板状のブラケット104を嵌め込むことで
コードスイッチ10がドアパネル14へ固定される。
部84の下端部にはモールド150が設けられている。
このモールド150は絶縁性で且つプロテクタ136や
電極保持部84よりも剛性が低い熱可塑性のゴム材或い
は合成樹脂材によって上述したプロテクタ136と略同
形状に形成されており、その上端部ではプロテクタ13
6の下端部へ密着している。これにより、電極保持部8
4及びプロテクタ136の下端部が封止されている。ま
た、このモールド150の内部には、電極保持部84の
下端部から引き出された電極88〜94の端末部分、電
極90、92へ接続された抵抗98、及び電極88、9
4とコード120のリード線122、124との接続部
分が封入されており、モールド150の下端部近傍の後
端部(プロテクタ136をブラケット104へ取り付け
た状態でのモールド150の車両12後方側端部)から
リード線122、124がそのままの状態、すなわち、
電極88、94の引出方向に対して直交する方向へ向け
て引き出されている。電極88〜94の端末部分、電極
90、92へ接続された抵抗98、及び電極88、94
とコード120のリード線122、124との接続部分
の周囲はモールド150が密着しており、これらの部材
が所定の位置で保持されている。
ド150が設けられている。この上側のモールド150
は下端部がプロテクタ136の上端部外周へ密着してお
り、電極保持部84及びプロテクタ136の上端部を封
止している。また、上側のモールド150の内部には電
極保持部84の上端部から引き出された電極88〜94
の端末部分とこれらの端末部分を接続する導線が封入さ
れ、所定の位置で保持されている。
効果について説明する。ドアパネル14へ取り付けられ
たコードスイッチ10は、スライドモータ52の駆動力
によりドアパネル14がスライドすることで、このドア
パネル14と共にスライドする。ドアパネル14が車両
12の後方側へスライドして開口部20が開放された状
態からスライドモータ52が駆動開始してドアパネル1
4を車両12の前方側へスライドさせた場合に、このド
アパネル14の前方側に異物148が存在すると、ドア
パネル14と共にスライドするコードスイッチ10が異
物148へ接触してコードスイッチ10が異物を車両1
2の前方側へ向けて押圧する。このときの異物からの押
圧反力Fがコードスイッチ10へ作用すると、この押圧
反力Fによりプロテクタ136及び電極保持部84が弾
性変形して電極保持部84の内部の電極88〜94の何
れかが互いに接触する。この状態では、上述したよう
に、電極88〜94を含む電気回路(図4参照)の電気
抵抗が変化して回路を流れる電流値が急激に上昇する。
この電流値の上昇を電流検出素子132が検知すると、
電流検出素子132が信号を発信し、発信した信号がコ
ンピュータ56へ送られる。信号を受信したコンピュー
タ56は、スライドドライバ54を操作してスライドモ
ータ52を反転駆動させ、再度ドアパネル14を車両1
2の後方側へ向けてスライドさせる。これにより、ドア
パネル14による異物148の挟み込みが防止される。
ドスイッチ10では、その上下方向両方の端末部(すな
わち、長手方向端部)にはモールド150が設けられて
おり、このモールド150によって電極88〜94の端
末部分と、抵抗98との接続部分、リード線122、1
24との接続部分、或いはリード線126との接続部分
が保持されている。これにより、コードスイッチ10を
ドアパネル14へ取り付ける際の取付作業時の荷重、又
は、コードスイッチ10が異物148に押圧された際の
荷重から上述した各接続部分が保護される。このため、
上記荷重による断線等が生じることはない。
150はその外形はプロテクタ136の外形と略同様で
あるが、その剛性はプロテクタ136や電極保持部84
の剛性よりも低い。したがって、図1に示されるよう
に、仮に、上下両方のモールド150へ当接するような
長尺の異物148(一例としては、スキー板等)がコー
ドスイッチ10へ当接して、ドアパネル14と共に移動
するコードスイッチ10が異物148を押圧するが、異
物148は両方のモールド150に支持されることな
く、その押圧反力Fでモールド150を弾性変形させ、
その長手方向中間部でプロテクタ150を弾性変形させ
る。このため、本コードスイッチ10はこのような長尺
の異物148からの押圧反力(外圧)Fも検知でき、し
たがって、本コードスイッチ10を適用した車両12で
は長尺の異物148の挟み込みを防止できる。
説明する。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一
の部位については同一の符号を付与してその説明を省略
する。
コードスイッチ160の概略が側面図によって示されて
いる。この図に示されるように、本コードスイッチ16
0はその上下方向両端部にモールド162が設けられて
いる。これらのモールド162は前記第1の実施の形態
に係るコードスイッチ10のモールド150と基本的に
同様の構成で、その内部には電極88〜94の端末部分
や抵抗98、リード線122、124、及びリード線1
26等(以上、図9では図示省略)が収容され、モール
ド162によって外圧から保護されている。但し、図9
に示されるように、本コードスイッチ160のモールド
162は、その車両12の前側の端部が、図3に示され
る十字孔86の幅寸法以上、すなわち、電極88〜94
の電極保持部84の半径方向の間隔以上、プロテクタ1
36の前端部よりも車両12の後方側に位置している。
下両方のモールド162へ当接するような長尺の異物1
48がコードスイッチ10へ当接しても、異物148は
モールド162へ当接せず、プロテクタ136へ当接す
る。このため、ドアパネル14と共に移動するコードス
イッチ10が異物148を押圧すると、異物148は両
方のモールド150に支持されることなくその押圧反力
Fでプロテクタ136を弾性変形させる。このため、本
コードスイッチ10はこのような長尺の異物148から
の押圧反力(外圧)Fも検知でき、したがって、本コー
ドスイッチ10を適用した車両12では長尺の異物14
8の挟み込みを防止できる。
2の剛性は、プロテクタ136及び電極保持部84の剛
性より高くてもよいし、低くてもよい。すなわち、図1
0に示されるように、本実施の形態に係るコードスイッ
チ160では、長尺の異物148がモールド162へ接
触するまでの間にプロテクタ136が弾性変形するた
め、仮に、モールド162の剛性をプロテクタ136及
び電極保持部84の剛性より高く、モールド162が異
物を支持してしまっても、そのときには既にプロテクタ
136が弾性変形してしまっているので電極88〜94
は接触している。
136の内部に電極保持体84を挿入した構成であった
が、例えば、プロテクタ136を用いずに電極保持体8
4をもって外皮部としてもよい。但し、このような構成
を第2の実施の形態の構成に対応させるならば、モール
ド162の車両12前側の端部は電極保持体84の車両
12前側の端部よりも車両12後方側に位置していなく
てはならない。
イッチ10、160を車両12の自動スライドドア装置
の挟み込み防止用に適用した構成であったが、本コード
スイッチ10、160の適用範囲はこれに限定されるも
のではなく、長尺のコードスイッチを適用するものであ
れば広く一般的に適用可能であり、例えば、車両であれ
ば、車両のルーフパネルを開閉させるための開閉装置に
おける挟み込み防止用や、トランクやボンネット等の開
放状態警告用として用いてもよいし、また、車両以外で
は、建造物やエレベータ、或いは鉄道用車両に適用され
る自動扉の挟み込み防止或いは開放警告用として用いて
もよい。
チの構成の概略を示す側面図である。
チの構造を示す斜視図である。
チの構造を示す断面図である。
チの構造を示す回路図である。
チを自動スライドドア装置用として用いた車両の後方か
らの斜視図である。
チを自動スライドドア装置用として用いた車両の前方か
らの斜視図である。
チを用いたドアパネル挟み込み防止装置の概略を示すブ
ロック図である。
チの構成の概略を示す側面図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 外圧により弾性変形可能な長尺中空の外
皮部と、 前記外皮部の内部に互いに離間した状態で設けられ、前
記外皮部の弾性変形により互いに接触する長尺の複数の
電極と、 前記外皮部の端部に設けられ前記外皮部よりも剛性が低
く、前記外皮部の端部から引き出された前記複数の電極
の端末部分を被覆して保護する保護部と、 を備えるコードスイッチ。 - 【請求項2】 外圧により弾性変形可能な長尺中空の外
皮部と、 前記外皮部の内部に互いに離間した状態で設けられ、前
記外皮部の弾性変形により互いに接触する長尺の複数の
電極と、 前記外皮部の長手方向端部に設けられると共に外周部が
前記外皮部の外周部よりも前記外皮部の内部での前記複
数の電極間の距離分の寸法以上前記外圧の作用方向側に
位置し、前記外皮部の端部から引き出された前記複数の
電極の端末部分を被覆して保護する保護部と、 を備えるコードスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35898897A JP3957849B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | コードスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35898897A JP3957849B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | コードスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11191338A true JPH11191338A (ja) | 1999-07-13 |
JP3957849B2 JP3957849B2 (ja) | 2007-08-15 |
Family
ID=18462161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35898897A Expired - Lifetime JP3957849B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | コードスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3957849B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186980A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-07-26 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉装置の指詰め防止構造 |
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CN107288468A (zh) * | 2017-08-01 | 2017-10-24 | 上海荣南科技有限公司 | 汽车防夹条 |
CN111771255A (zh) * | 2018-02-15 | 2020-10-13 | 日立金属株式会社 | 夹入检测开关以及夹入检测方法 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP35898897A patent/JP3957849B2/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2019024505A1 (zh) * | 2017-08-01 | 2019-02-07 | 太仓荣南密封件科技有限公司 | 汽车防夹条 |
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US11788338B2 (en) | 2018-02-15 | 2023-10-17 | Proterial, Ltd. | Pinch detection switch and pinch detection method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3957849B2 (ja) | 2007-08-15 |
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