JP3837648B2 - 日除け装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物躯体等に取付けられるオーニング装置と呼ばれる日除け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物躯体等に取付けられる日除け装置としては、本体、この本体に取付けた巻取りパイプ、本体に取付けた折曲するアーム、このアームに連結した前枠、テント等を備え、このテントの一端縁を巻取りパイプに巻き掛け、そのテントの他端縁を前枠に連結し、アームが折曲することで前枠が移動してテントを張り出し、収納するオーニング装置と呼ばれる日除け装置が提案されている。
【0003】
前述の日除け装置はテントを張り出した状態で強風が作用するとテントが吹き上げられ、テントによってアームに上向き力が作用するので、アームに無理な力が作用して破損等する恐れがある。
【0004】
このことを解消するために、実開平3−37123号公報に示す日除け装置が提案されている。この日除け装置は、アームの振動または傾斜を検出するセンサと、このセンサが検出したアームの振動または傾斜が設定値を超えたときに巻取りパイプを巻取り回転してテントを収納する制御手段を備え、テントが張り出した状態で強風が作用した時にテントを自動的に収納することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の日除け装置のセンサはアームの本体取付部の振動または傾斜を検出するので、強風でテントが吹き上げられ、そのテントによってアームに上向き力が作用してアームが本体に対して振動または傾斜してから巻取りパイプが巻取り駆動するので、アームにある程度の大きさの上向き力が作用してからテントが収納される。
【0006】
このために、アームにはある程度の大きさの無理な力が作用するので、アームの耐久性が低下し、長期間に亘って複数回強風が作用するとアームを破損等する恐れがある。
【0007】
例えば、アームの折曲部にはガタがあり、テントを張った状態でそのガタによってアームの折曲部よりも前方部分が若干下向きに揺動し、前枠は若干下方に動いた状態となっている。強風が作用してテントが吹き上げられると前述のガタに相当するだけアームの折曲部よりも前方部分が上方に揺動する。この時にはアームの折曲部よりも後方部分が上方に揺動しないのでセンサが検出作動しない。この状態でより強い強風が作用した時にアーム全体が上方に揺動してセンサが検出作動する。
【0008】
このようであるから、テントにある程度以上の強風が作用しないとセンサが検出作動しないので、アームにある程度の大きさの無理な力が作用する。
【0009】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした日除け装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、装置本体と、この装置本体に回転自在に取付けた巻取りパイプ8と、装置本体に折曲自在に取付けたアーム9と、装置本体に取付けられて巻取りパイプ8を回転するモータ40と、前記アーム9の先端部に取付けた前枠10と、この前枠10に連結されて巻取りパイプ8に巻掛けしたテント11と、前記前枠10に取付けられてテント11が所定量吹き上げられたことを検出するテント吹き上り検出機構80と、このテント吹き上り検出機構80の検出信号で前記モータ40を駆動して巻取りパイプ8を巻き取り回転する制御部で構成し、
前記テント吹き上り検出機構80は、取付体81と、リミットスイッチ82と、その取付体81に上下動自在に設けられ通常時にはテント11の張力で下方に移動し、テント11が吹き上げられると上方に移動して前記リミットスイッチ82をONする作動体を備えていることを特徴とする日除け装置である。
【0011】
第2の発明は、第1の発明における前記テント吹き上り検出機構80は、その作動体が取付体81に上下動自在に設けられリミットスイッチ82の作動部82aと離隔し、この作動体を上方に移動してテント11に押しつけるスプリング94と、前記作動体とリミットスイッチ82の作動部82aを連結する可動片95を備え、通常時にはテント11の張力で作動体がスプリング94に抗して下方に移動し、テント11が吹き上げられると作動体がスプリング94で上方に移動してリミットスイッチ82がONする構成とした日除け装置である。
【0012】
【作 用】
第1の発明によれば、テント11を張った状態で強風によりテント11が所定量浮き上るとテント11を自動的に収納できる。
また、テント吹き上り検出機構80は前枠10に取付けてあるし、テント11はアーム9の折曲部よりも前方部分がガタによる上方への揺動量に見合うだけ吹き上げられた後にアーム9全体の上方への揺動によって更に吹き上げられるので、テント11はアーム9に作用する無理な力に見合うよりも余分に吹き上げられる。
したがって、テント11が所定量吹き上げられた時にアーム9に作用する無理な力が小さく、耐久性が向上する。
【0013】
第2の発明によれば、リミットスイッチ82がONする作動体の上下移動量が大きく、テントが振動などで僅かに振れ動いた時にはリミットスイッチ82がONしないので、信頼性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1と図2と図3に示すように、左右の取付ブラケット1と複数の中間ブラケット2と上面板3と下面板4と左右のサイドキャップ5で前部寄りに開口部6を有するケース7を形成している。なお、サイドキャップ5は取付けなくとも良い。このケース7内に巻取りパイプ8、左右一対の折曲するアーム9、一対のアーム9間に連結された前枠10が収納されて、テント11の一端縁を巻取りパイプ9に巻掛けると共に、テント11の他端縁を前枠10に連結して日除けユニット12を形成している。
【0015】
建物躯体Aにベースプレート13が取付けてあり、このベースプレート13に左右の取付ブラケット1を仮固定すると共に、固着具14を建物躯体Aに固着して日除けユニット12をベースプレート13に取付けることで日除け装置としてある。つまり、ケース7とベースプレート13で装置本体を形成する。
【0016】
前記取付ブラケット1は図2と図4に示すように、幅狭で長尺な本体20と、この本体20の後端部(建物躯体側)に一体的に設けた取付体21を有する。この取付体21の上部には下向き鉤形状の係合部22が幅方向に連続して一体的に設けてある。前記取付体21は本体20よりも外方に突出した装着部23を有し、この装着部23の上下に固着具14が挿通する固着用孔24が形成してある。
【0017】
前記中間ブラケット2は図3と図4に示すように、幅狭薄板状の縦部25、上横向部26、下横向部27でほぼコ字状で、縦部25の上端部に下向き鉤形状の係合部28が一体的に設けられ、下端部に鉤形状の下係止受部29が一体的に設けてある。上横向部26の突出端部には鉤形状の上係止受部30が一体的に設けてあると共に、上横向部26の縦部寄りに鉤形状の上取付部31が一体的に設けてある。下横向部27の突出端部に鉤形状の下取付部32が一体的に設けてある。
【0018】
前記上面板3は図2、図3、図4に示すように、鉤形状の係止部33を中間ブラケット2の上係止受部30に係止して位置決めされ、中間ブラケット2の上取付部31にビス34で固着されると共に、取付ブラケット1の本体20の上面にビス35で固着される。
【0019】
前記下面板4は図2、図3、図4に示すように、中間ブラケット2の下係止受部29に上下揺動自在に係止した係止部36を有し、取付ブラケット1の本体20にビス37で固着されると共に、中間ブラケット2の下取付部32にビス38で固着される。
【0020】
前記サイドキャップ5は上面板3と下面板4の左右方向端部に嵌め込みされ、ホップナットリベットなどの固着具39で上面板3、下面板4に固着され、このサイドキャップ5は日除けユニット12を組立てた後に取付可能、つまり後付け可能である。
【0021】
前記巻取りパイプ8の一端寄り内部には図1と図5に示すようにモータ40がクラウン41を介して挿入され、回転部40aがアダプター42で巻取りパイプ8に固定される。モータ40はユニバーサルブラケット43、モータヘッド44、ホルダー45で一方の取付ブラケット1の本体20の半円形凹部20aに固定される。巻取りパイプ8の他端部内にパイプエンド46が取付けられ、そのパイプエンド46が他方の取付ブラケット1に回転自在に取付けられる。これによりモータ40で巻取りドラム8が回転駆動される。
【0022】
前記アーム9は図1と図5に示すように、第1アーム50と第2アーム51を第1縦ピン52で第1アーム50と第2アーム51が重なり合った折り畳み状態と、第1アーム50と第2アーム51がほぼ一直線状となった状態とに折曲自在に連結してある。前記第1アーム50にブラケット53が第2縦ピン54で揺動自在に連結してあり、このブラケット53からボルト55を取付ブラケット1の本体20に形成した孔56に挿通し、ナット57を螺合することで第1アーム50を第2縦ピン54の回りに揺動自在に取付ブラケット1に連結している。前記第1アーム50の中空部内に設けたスプリング58が第2縦ピン54に連結され、そのスプリング58に索条59が連結してあり、この索条59が第2アーム51に連結されて第1アーム50と第2アーム51はほぼ一直線状の状態となっている。
【0023】
前記第2アーム51に取付片60が第3縦ピン61で揺動自在に連結され、この取付片60に前枠10がボルト62で取付けてある。このようであるから、前枠10は左右のアーム9と共にケース7内に収納される位置とケース7の開口部6より外方に突出した位置とに亘って平行移動する。
【0024】
前記前枠10は中空形状で、その長手方向両端部には前枠キャップ63が嵌合して取付けてある。この前枠キャップ63には外面と内面に開口した凹部64が形成してあり、この凹部64が取付ブラケット1の本体20の前端部(建物躯体と反対側)に一体的に設けたカム突起部65に嵌まり合うようにしてある。
【0025】
前記カム突起部65の上面はほぼへの字形状で、連続した第1ガイド面66と第2ガイド面67を有している。第1ガイド面66と第2ガイド面67は水平に対して下向きに斜めとなり、その第1ガイド面66の角度は第2ガイド面67の角度よりも大きい。
【0026】
このようであるから、巻取りパイプ8でテント11を巻取りすると前枠10が巻取りパイプ8側に向けて引張られ左右のアーム9が折り畳みされて前枠10、アーム9がケース7内に収納され、前枠キャップ63の凹部64がカム突起部65に嵌まり合う。
【0027】
この時、アーム9、前枠10の自重及びアーム9の連結部のガタ等によって前枠10は図2に仮想線で示すように凹部64とカム突起部65が嵌まり合った状態よりも若干下方に垂れ下がった状態であり、前述のように前枠10が引張られると前枠キャップ63の凹部64がカム突起部65の第1ガイド面66に接して順次持ち上げられ、第2ガイド面67に接する。これによって垂れ下がっていた前枠10を所定の高さ位置においてブラケット1で支持してケース7内に収納される。
【0028】
また、巻取りパイプ8、アーム9、前枠10はケース7内に収納された状態でほぼ水平方向に並設されているので、下面板4を下方に揺動してケース7の下面を開放することにより、巻取りパイプ8、アーム9、前枠10等を点検・修理できる。
【0029】
前記ベースプレート13は図2、図3、図4に示すように、縦板状で、その上部寄りには上向鉤形片70が一体的に設けられて被係合部71を左右方向に連続して形成している。ベースプレート13の左右両端寄りに上下一対の透孔72が形成してある。
【0030】
次に日除け装置を建物外壁に取付ける手順を説明する。
図6に示すように建物躯体Aにベースプレート13を固着具73で取付ける。左右の取付ブラケット1、中間ブラケット2、上面板3、下面板4を連結してケース7を組み、そのケース7内に巻取りパイプ8、アーム9、前枠10、テント11等を取付けて日除けユニット12を組み立てる。
【0031】
図7に示すように、組み立てした日除けユニット12の取付ブラケット1の係合部22、中間部ブラケット2の係合部28をベースプレート13の被係合部71に上から係合して日除けユニット12を仮固定する。
日除けユニット12を係合部をガイドとして左右に摺動することで取付ブラケット1の固着用孔24とベースプレート13の透孔72を位置合わせする。
【0032】
固着具14を固着用孔24、透孔72を挿通して建物躯体Aに固着することで日除けユニット12を本固定する。この後に図8に示すようにサイドカバー5を日除けユニット12の両端部に取付ける。
【0033】
以上のように、ベースプレート13を建物躯体Aに取付け、組み立てした日除けユニット12の取付ブラケット1の係合部22をベースプレート13の被係合部71に係合して仮固定し、取付ブラケット1の装着部23の固着用孔24から固着具14を建物躯体Aに固着して本固定することで日除け装置を建物躯体に取付けできる。
【0034】
このようであるから、日除けユニット12を工場などであらかじめ組み立てし、取付け現場ではベースプレート13を取付け、日除け13を仮固定した状態で容易に本固定することができる。しかも、固着具14は巻取りドラム8、アーム9、前枠10と干渉しないから、アーム9、前枠10をケース7内に収納した状態で本固定でき、本固定する時に風の影響を受けることができない。
これらが相俟って日除け装置を簡単に取付けできる。
【0035】
以上の説明はテント11を張り出し、収納する構成の一例を示すものであり、次に強風が作用した時にテント11を自動的に収納する構成を説明する。
図1に示すように、前枠10の長手方向モータ40側の一端寄りにテント吹き上り検出機構80が着脱自在に取付けてある。
【0036】
前記テント吹き上り検出機構80は図9、図10に示すように、取付体81とリミットスイッチ82とカバー83を備えている。前記前枠10の巻取りパイプ側の一側縦面10aに凹条溝84が長手方向に連続して有し、この凹条溝84に挿入したナット部材85に螺合したボルト86で取付体81、リミットスイッチ82が前枠10の一側縦面10aに長手方向に隣接してそれぞれ取付けてある。
【0037】
前記カバー83は上面板87、下面板88、第1縦板89、相対向した一対の第2縦板90で一面が開口した箱形状で、その第1縦板89をボルト91で取付けて取付体81、リミットスイッチ82をカバーしている。
【0038】
前記取付体81には上面と下面に開口した段付きの縦孔92が形成してあり、その縦孔92に作動体、例えばピン93が上下動自在に嵌挿してある。このピン93の上端部93aはカバー80の上面板87の孔87aを通って上方に突出し、ピン93の下端部93bは小径で縦孔92の下部小径孔92aを通って取付体81の下面よりも下方に突出している。
【0039】
前記ピン93はスプリング94で上方に押されてテント11に押しつけてある。前記リミットスイッチ82の作動部82aに可動片95が設けてあり、この可動片95はピン93の下端部93bに連結してあり、その可動片95が図10に実線で示す斜めの第1の姿勢であるとリミットスイッチ82はOFFで、仮想線で示す水平の第2の姿勢であるとリミットスイッチ82がONとなる。
【0040】
前記スプリング94の取付荷重、つまりピン93の押し上げ力はテント11を張り出した状態でテント11に作用する張力等でピン93が図10に実線で示す下方の位置に移動する程度の大きさである。これによって、強風でテント11が吹き上げられてピン93から離れるとピン93はスプリング94で上方に移動してテント11と接する。
【0041】
前記リミットスイッチ82のON信号は図11に示すようにコントローラ100に入力される。このコントローラ100はリミットスイッチ82のON信号が入力されるとモータ40を一方向に駆動し、巻取りパイプ8を巻取り回転してテント11を巻き取って収納する。
【0042】
前記コントローラ100には第1のスイッチ101から通常時にテント11を張り出しする信号が入力され、それによってモータ40を他方向に駆動し、巻取りパイプ8を繰り出し回転してテント11を張り出しする。
前記コントローラ100には第2のスイッチ102から通常時にテント11を収納する信号が入力され、それによってモータ40を一方向に駆動し、巻取りパイプ8を巻取り回転してテント11を収納する。
【0043】
前記コントローラ100はケース7におけるモータ40近くに設けてあり、このコントローラ100とモータ40との配線が短く容易に配線作業できるようにしてある。
また、テント吹き上げ検出機構80は前枠10における長手方向モータ40側の一端寄りに取付けてあり、このテント吹き上げ検出機構80とコントローラとの配線が短く容易に配線作業できるようにしてある。
【0044】
次に作動を説明する。
テント11を張り出した状態で強風が作用しない場合にはテント11の張力でピン93がスプリング94に孔して下方に移動して図10の実線で示す下方位置である。
これによって、リミットスイッチ82の可動片95が図10に実線で示す第1の姿勢となってリミットスイッチ82がOFFしている。
【0045】
前述の状態で強風が作用してテント11が吹き上げられるとピン93がスプリング94でテント11の吹き上りに追従して上方に移動する。そしてテント11が図9、図10に仮想線で示す位置まで吹き上げられるとリミットスイッチ82の可動片95が仮想線で示す第2の姿勢となってリミットスイッチ82がONする。
【0046】
リミットスイッチ82のON信号がコントローラ100に入力されるとモータ40が一方向に駆動し、巻取りパイプ8が巻き取り回転する。これによって、テント11が巻き取りされて収納される。
【0047】
また、第2アーム51は第1アーム50に対して第1ピン52の連結部においてガタによって若干下方に駆動しており、強風でテント11が吹き上げられると第2アーム51がガタ相当分だけ上方に揺動するが、この時もテント11が吹き上る。より強い強風が作用すると第1アーム50が上方に揺動してテント11がさらに吹き上る。
【0048】
したがって、テント11はアーム9に作用する無理な力に見合う吹き上り量よりも前述のガタによる吹き上り量だけ余分に吹き上るので、リミットスイッチ82がONした時にアーム9に作用する無理な力が小さい。
【0049】
前記リミットスイッチ82は作動部82aが所定量作動するとON信号を出力するもので、その作動部82aとピン93は離隔し、かつ可動片95で連結されているから、リミットスイッチ82の作動部82aを所定量作動するために要するピン93の移動量が大きい。
これによって、テント11がある程度以上吹き上げられた時にリミットスイッチ82がONするので、テント11が振動等で振れ動いた時にリミットスイッチ82がONせずに強風が作用した時にリミットスイッチ82がONするから信頼性が向上する。
【0050】
また、テント吹き上り検出機構80は前枠10の一側縦面10aに取付けてあるし、そのテント吹き上り検出機構80の下面が前枠10の下面よりも上であるので、外から日除け装置を見た時にテント吹き上り検出機構80は前枠10で隠蔽されて見えないから、日除け装置の外観が見栄えよい。
【0051】
【発明の効果】
請求項1にかかる発明によれば、テント11を張った状態で強風によりテント11が所定量浮き上るとテント11を自動的に収納できる。
また、テント吹き上り検出機構80は前枠10に取付けてあるし、テント11はアーム9の折曲部よりも前方部分がガタによる上方への揺動量に見合うだけ吹き上げられた後にアーム9全体の上方への揺動によって更に吹き上げられるので、テント11はアーム9に作用する無理な力に見合うよりも余分に吹き上げられる。
したがって、テント11が所定量吹き上げられた時にアーム9に作用する無理な力が小さく、耐久性が向上する。
【0052】
請求項2にかかる発明によれば、リミットスイッチ82がONする作動体の上下移動量が大きく、テントが振動などで僅かに振れ動いた時にはリミットスイッチ82がONしないので、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す日除け装置の平面図である。
【図2】取付ブラケット部分の縦断面図である。
【図3】中間ブラケット部分の縦断面図である。
【図4】ケースとベースプレートの分解斜視図である。
【図5】巻取りパイプとアームの分解斜視図である。
【図6】ベースプレートの取付状態を示す斜視図である。
【図7】日除けユニットの取付けを示す斜視図である。
【図8】サイドカバーの取付けを示す側面図である。
【図9】テント吹き上げ検出機構の縦断面図である。
【図10】図9のB−B断面図である。
【図11】モータ制御部の説明図である。
【符号の説明】
8…巻取りパイプ、9…アーム、10…前枠、11…テント、40…モータ、80…テント吹き上り検出機構、81…取付体、82…リミットスイッチ、82a…作動部、93…ピン(作動体)、94…スプリング、95…可動片、100…コントローラ。
Claims (2)
- 装置本体と、この装置本体に回転自在に取付けた巻取りパイプ8と、装置本体に折曲自在に取付けたアーム9と、装置本体に取付けられて巻取りパイプ8を回転するモータ40と、前記アーム9の先端部に取付けた前枠10と、この前枠10に連結されて巻取りパイプ8に巻掛けしたテント11と、前記前枠10に取付けられてテント11が所定量吹き上げられたことを検出するテント吹き上り検出機構80と、このテント吹き上り検出機構80の検出信号で前記モータ40を駆動して巻取りパイプ8を巻き取り回転する制御部で構成し、
前記テント吹き上り検出機構80は、取付体81と、リミットスイッチ82と、その取付体81に上下動自在に設けられ通常時にはテント11の張力で下方に移動し、テント11が吹き上げられると上方に移動して前記リミットスイッチ82をONする作動体を備えていることを特徴とする日除け装置。 - 前記テント吹き上り検出機構80は、その作動体が取付体81に上下動自在に設けられリミットスイッチ82の作動部82aと離隔し、この作動体を上方に移動してテント11に押しつけるスプリング94と、前記作動体とリミットスイッチ82の作動部82aを連結する可動片95を備え、通常時にはテント11の張力で作動体がスプリング94に抗して下方に移動し、テント11が吹き上げられると作動体がスプリング94で上方に移動してリミットスイッチ82がONする構成とした請求項1記載の日除け装置。
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