JP7221160B2 - オーニングユニット - Google Patents

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Description

本発明は、オーニングユニットに関する。
従来からオーニングユニットとして、建物躯体等に取り付けられ、テント(天幕)の一端縁を巻取りパイプに巻き掛け、アームが折曲することでテントを張り出し、収納する日除け装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この日除け装置は、巻取りパイプに巻き掛けられたテントが収容され、開口部を有するケースを有している。ケースは、左右の取付ブラケットと複数の中間ブラケットと上面板と下面板と左右のサイドキャップ(端部キャップ)で形成されている。
特開2000-45477号公報
上記日除け装置のケースに、意匠性を考慮して設けられているサイドキャップは、上面板と下面板の左右方向端部に嵌め込まれ、ホップナットリベットなどの固着具で上面板、下面板に固着されている。このため、固定具が外部に露出して意匠性が損なわれている。また、サイドキャップをケース内にて固定しようとすると、ケース内には巻取りパイプに巻き掛けられたテントが収容されているため、工具等を奥まで挿入することができない。このため、サイドキャップを開口側のみにて固定せざるを得なく、サイドキャップを強固に取り付けることができないという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、端部キャップを強固に取り付けつつも意匠性に優れたオーニングユニットを提供することにある。
かかる目的を達成するための主たる発明は、天幕が巻回されている天幕ユニットを収容可能なケースを備え、構造体に取り付けられるオーニングユニットであって、前記ケースは、前記天幕ユニットの上方を覆う上カバーと、前記上カバーの、前記天幕の巻回軸に沿う巻回軸方向における両端部に取り付けられる端部キャップと、を有し、前記端部キャップは、前記ケース内において前記天幕が引き出される開口側にて前記上カバーに設けられた螺合部材と当該螺合部材に螺合された被螺合部材により固定され、前記螺合部材による固定部よりも当該ケースの奥側にて前記上カバーに設けられた被嵌合部に嵌合されて取り付けられていることを特徴とするオーニングユニットである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、端部キャップを強固に取り付けつつも意匠性に優れたオーニングユニットを提供することが可能である。
本発明にかかるオーニングユニットの一例を示す外観図である。 オーニングユニットの構成を示す縦断面図である。 オーニングユニットの内部構成を示す分解斜視図である。 端部キャップを固定する為の上固定用ボルト及び下ナットの配置を説明する斜視図である。 上カバーに設けられる嵌合用ねじを説明する斜視図である。 端部キャップを示す斜視図である。 端部キャップの装着方法を示す斜視図である。 端部キャップの装着時における奥側への移動前の状態を示す縦断面図である。 端部キャップの装着時における奥側への移動前の上キャップ固定部の配置を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係るオーニングユニットについて図面を参照して説明する。
本実施形態のオーニングユニットは、建物などの構造体の壁面から張り出して取り付けられるオーニングユニット1であり、図1~図3に示すように、天幕2aが巻回軸2bに巻回されている天幕ユニット2がケース3に収容されている。
以下の説明においては、構造体10に取り付けられるオーニングユニット1を、張り出している側から構造体10に向かって見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、張り出している方向を奥行き方向として示す。オーニングユニット1の各部位であっても、また、オーニングユニット1を構成する各部材については単体の状態であっても、オーニングユニット1が取り付けられている状態で上下方向、左右方向、奥行き方向等となる方向にて方向を特定して説明する。また、奥行き方向においては、構造体10側を奥側、張り出している側を手前側、として説明する。
ケース3は、構造体10に固定されるベース部材30と、ベース部材30に保持部材31を介して固定され天幕ユニット2の上方を覆う上カバー32と、上カバー32の、左右方向における両端部に取り付けられる端部キャップ33と、を有している。ケース3は、ベース部材30が取り付けられている構造体10と、上カバー32と、左右の端部キャップ33により手前側に形成される開口3aから天幕2aが引き出されるように構成されている。本実施形態においては、ケース3内における開口3a側が手前側となり、構造体10側が奥側となる。
保持部材31は、ベース部材30に固定され、ベース部材30の上縁とほぼ同じ高さから手前側に延出されてほぼ水平をなす延出板部31aを有しており、延出板部31aの先端には、手前側が開放されU字状に形成されたU字溝31bが設けられている。U字溝31bには、上カバー32に設けられる、後述する上固定用ボルト35が挿通され、上固定用ボルト35に上ナット36が締め込まれることにより上カバー32が保持部材31を介してベース部材30に固定される。
ベース部材30は、左右方向における両端部側に設けられており、各々巻回軸2bを回動自在に支持するホルダー34がベース部材30から張り出すように設けられている。各ホルダー34は、奥側の部位の上部34aが、ベース部材30の上部に引っ掛けられ、奥側の部位の下部34bが、ベース部材30の下部に設けられた規制溝30aに配置されているホルダー固定ナット37と、ホルダー固定ナット37に螺合されるホルダー固定ボルト38とにより固定されている。ホルダー固定ナット37は、規制溝30aに挿入可能な矩形の板状またはブロック状をなし、ホルダー固定ボルト38が螺合可能な雌ねじが形成されている。
規制溝30aは、図4に示すように、ベース部材30の長手方向において全長に亘って設けられており、上下方向に対向する上壁部30b及び下壁部30cの間に、ホルダー固定ナット37のような板状またはブロック状をなすナットや六角ナットが挿入可能である。規制溝30aは、上壁部30bと下壁部30cとの間隔が、ホルダー固定ナット37がなす矩形の対角線、及び、六角ナットがなす六角形の最も長い対角線の長さより狭く、ホルダー固定ナット37がなす矩形の少なくとも一辺、及び、六角ナットがなす六角形の平行な2つの平面間の幅より広く形成されている。このため、規制溝30aに配置されたホルダー固定ナット37は回転が規制されている。ホルダー34は、下部を手前側から貫通するホルダー固定ボルト38がスリット30dに挿通されて規制溝30a内のホルダー固定ナット37に螺合され締め込まれることによりベース部材30に固定されている。ここで、ホルダー固定ナット37は六角ナットであっても構わない。
天幕ユニット2は、巻回軸2bが左右のホルダー34間に掛け渡されて設けられており、天幕2aの繰り出し、及び、巻き取りを行うための機構(不図示)を有している。
上カバー32は、左右方向におけるほぼ全長に亘る幅を有するアルミニウム製の押し出し成形部材でなる上カバー本体320と、上カバー本体320に設けられて手前側に延びる先端カバー部材321と、を有している。上カバー本体320は、ほぼ平坦な板状をなす上板部320aと、上板部320aの下面側に設けられた2つのねじ螺合部320b、320cと、上固定用ボルト35のボルト頭部35aが収容されるボルト係合部320dと、上板部320aから下方に突出して保持部材31上に当接される当接部320eと、上板部320aの手前側の端に設けられ先端カバー部材321が嵌合されるカバー嵌合部320fと、を有している。
2つのねじ螺合部320b、320c、ボルト係合部320d、当接部320e、及び、カバー嵌合部320fは、上カバー本体320の押し出し方向となる左右方向に沿って上カバー本体320の全長に亘って設けられている。
2つのねじ螺合部320b、320cは、上板部320aの奥側の端部と、奥行き方向における中央近傍に設けられており、本実施形態においては、奥側の端部に設けられているねじ螺合部320bに、端部キャップ33に設けられた嵌合部33eが嵌合される被嵌合部としての嵌合用ねじ4が螺合されている。上板部320aの中央近傍に設けられているねじ螺合部320cは、2つのねじ螺合部320b、320cの間に設けられている当接部320eとともに保持部材31に当接されて上カバー32を支持している。
嵌合用ねじ4は、例えば、図5に示すように、ねじ頭部4aと、ねじ部4bとの間にねじ外径よりも大きな直径をなし、ねじ山が設けられていない非ねじ部4cを有している。このため、奥側のねじ螺合部320cに嵌合用ねじ4が締め込まれた状態では、上カバー本体320の縁とねじ頭部4aとは、非ねじ部4cの長さ分間隔が空けられている。
ボルト係合部320dは、図4に示すように、奥行き方向に間隔を空けて下方に突出される2つの垂壁部320gの下端部が、互いに対向する側に各々延出された下端延出部320hを有し、下端延出部320h間にスリット320iが設けられている。
ボルト係合部320dは、カバー嵌合部320fの奥側に当該カバー嵌合部320fと隣接する位置に設けられており、上固定用ボルト35のボルト頭部35aが2つの垂壁部320g間に挿通されてスリット320iから上固定用ボルト35のねじ部35bが突出するように係合される。係合された上固定用ボルト35は、左右方向に移動可能であるが、2つの垂壁部320gにより回転が規制されるように構成されている。例えば、頭部が六角形状をなす六角ボルトの場合には、2つの垂壁部320gの間隔が、上固定用ボルト35のボルト頭部35aがなす六角形の最も長い対角線の長さより短く、上固定用ボルト35のボルト頭部35aがなす六角形の平行な2つの平面間の幅より広く形成されている。ここで、上固定用ボルト35は、ボルト係合部320dにより回転が規制可能であれば、六角ボルトでなくとも構わない。
ボルト係合部320dには、上カバー本体320の両端側にそれぞれ2本ずつ六角ボルトが係合されている。各端部の2本の六角ボルトは、端側に配置された六角ボルトである上固定用ボルト35が端部キャップ33を固定し、上固定用ボルト35よりも中央側に配置された六角ボルト41がベース部材30に固定された保持部材31を固定する。ここで、上固定用ボルト35が、上カバー32に設けられた螺合部材に相当し、上ナット36が、当該ボルトに螺合された被螺合部材に相当する。
端部キャップ33は、合成樹脂製である。左右の端部キャップ33は、左右が反転した対象の形状をなしている。このため、ここでは左側の端部に取り付けられる端部キャップ33を例に説明する。端部キャップ33は、側部を覆う側板部33aと、側板部33aの上縁から右側に延出され上カバー32の上に被る上端部カバー部33bと、側板部33aの正面側の縁から右側に延出され上端部カバー部33bの手前側にてホルダー34を正面側から覆う正面カバー部33cと、側板部33aの下縁から右側に延出された下端部カバー部33dと、を有している。
端部キャップ33の内側には、上部の奥側に設けられ上板部320aの縁に螺合されている嵌合用ねじ4に嵌合する嵌合部33eと、上部の手前側に設けられボルト係合部320dに係合されている上固定用ボルト35によって固定される上キャップ固定部33fと、規制溝30aに配置された六角ナットでなる下ナット39(図4)に螺合される六角ボルト40(図3)により固定される下キャップ固定部33gと、が設けられている。ここで、下ナット39は、六角ナットに限らず、例えば、矩形の板状またはブロック状をなすナットであっても構わず、また、ホルダー固定ナットと一体をなしていても構わない。
嵌合部33eは、側板部33aと間隔を空けて設けられており、側板部33aとの間隔が、嵌合用ねじ4のねじ頭部4aの厚みより広くなる位置に配置されている。ここで、上キャップ固定部33fが、ボルト(上固定用ボルト35)のねじ部35bが当該ねじ部35bの軸と交差する方向から挿通されるボルト固定部に相当する。
嵌合部33eは、上端部カバー部33bの奥側の縁から手前側に設けられ下方に突出して厚肉に形成された奥側突出部33hと、奥側突出部33hの手前側の端から下方に垂下する垂下部33iと、垂下部33iの下端から奥側に延出された奥側延出部33jと、を有している。奥側延出部33jは、奥側突出部33hよりも短く、当該奥側突出部33hと上下方向において対向している。すなわち、嵌合部33eは、奥側が開放されており、手前側にて奥側突出部33hと奥側延出部33jとが垂下部33iにより繋がり、奥側突出部33hは奥側延出部33jより奥側まで設けられている。
垂下部33iにより奥側突出部33hと奥側延出部33jとが繋がっている部位には、嵌合用ねじ4の非ねじ部4cの直径とほぼ同じ直径をなす空隙S1が形成されており、奥側突出部33hと奥側延出部33jにおける空隙S1の構造体10側は、互いに対向する側に盛り上がる隆起部33kが設けられている。この隆起部33kにより、上端部カバー部33bと奥側延出部33jとの間に挿入された嵌合用ねじ4の非ねじ部4cが空隙S1にて保持されるように構成されている。
奥側突出部33hには、隆起部33kよりも奥側に上方に窪む凹部33lが設けられており、嵌合部33eを嵌合用ねじ4の非ねじ部4cに嵌合する前に、凹部33lを嵌合用ねじ4の非ねじ部4cに載置することにより、端部キャップ33が位置決めされるように構成されている。また、嵌合部33eの左右方向の幅は、上カバー本体320の縁に螺合されている嵌合用ねじ4のねじ頭部4aと、上カバー本体320の縁との間隔より僅かに狭く形成されている。
上キャップ固定部33fは、上端部カバー部33bの下方に間隔を空けて設けられ、上端部カバー部33bよりも右方向に突出するほぼ平板状の部位であり、側板部33a側、及び、手前側の縁は、リブにより補強されている。上キャップ固定部33fの先端側には、奥側が開放されU字状に形成されたU字溝33mが設けられている。
下キャップ固定部33gは、側板部33aから右方向に突出し、ほぼ鉛直な面をなす平板状の部位であり、奥行き方向に貫通し、規制溝30aに配置された下ナット39に螺合可能な六角ボルト40のねじ部が挿通可能な孔33nが設けられている。
端部キャップ33は、構造体10に固定されたベース部材30にホルダー34が取り付けられ、左右のホルダー34間に天幕ユニット2が支持されて、ベース部材30に保持部材31を介して上カバー32が取り付けられた状態で取り付けられる。このとき、図7に示すように、上カバー本体320の両端部には、奥側のねじ螺合部320cに嵌合用ねじ4が螺合されており、ボルト係合部320dには、上カバー本体320を固定しているボルト41の端部側に上ナット36が螺合された上固定用ボルト35が配置されており、規制溝30aには、ホルダー34の下部を固定しているホルダー固定ボルト38に螺合されたナットよりも端部側に下ナット39が配置されている。上固定用ボルト35に螺合されている上ナット36は、スリット320iから突出している上固定用ボルト35のねじ部35bにおける先端側に螺合されており、下端延出部320hと上ナット36との間隔は、上キャップ固定部33fの厚みよりも広く空けられている。
端部キャップ33の取り付けは、まず、端部キャップ33を、天幕ユニット2が収容されているケース3の側方に配置し、左側の端部キャップ33は右方向に、右側の端部キャップ33は左方向に移動させて、図8に示すように、上端部カバー部33bが上カバー32上に位置し、凹部33lが嵌合用ねじ4の非ねじ部4c上に位置するように配置する。このとき、嵌合部33eが嵌合用ねじ4の手前側に、上キャップ固定部33fが上固定用ボルト35の手前側に、それぞれ位置するように配置する。このとき、下キャップ固定部33gは規制溝30aの手前側に位置している。さらに、嵌合部33eは、嵌合用ねじ4のねじ頭部4aと上カバー本体320の端との間に、また、上キャップ固定部33fは、図9に示すように、下端延出部320hと上固定用ボルト35に螺合されている上ナット36との間に、それぞれ位置するように配置する。
次に、端部キャップ33を手前側から奥側に移動させて、嵌合部33eを嵌合用ねじ4の非ねじ部4cに嵌合し、上キャップ固定部33fを下端延出部320hと上ナット36との間に挿入するとともに、U字溝33mに上固定用ボルト35のねじ部35bを挿通する。
次に、ケース3の開口3aから、より具体的には、天幕ユニット2と上カバー32との間の空隙S2(図2)から上ナット36を操作するための工具を、天幕ユニット2とベース部材30との間の空隙S3(図2)から六角ボルト40を操作するための工具を、それぞれ挿入し、上固定用ボルト35に螺合されている上ナット36を締め込み、また、下キャップ固定部33gの孔33mを貫通して下ナット39に螺合された六角ボルト40を締め込んで端部キャップ33を固定する。ここで、上固定用ボルト35、六角ボルト40、上ナット36、及び、下ナット39を操作するための工具としては、例えば、市販されているスパナ等が挙げられる。本実施形態においては、端部キャップ33を、上キャップ固定部33fと下キャップ固定部33gとにより固定する例について説明したが、下キャップ固定部33gは必ずしも固定しなくとも構わない。
本実施形態のオーニングユニット1によれば、端部キャップ33は、ケース3内の開口3a側では少なくとも上固定用ボルト35と上ナット36とにより固定され、上固定用ボルト35による固定部よりもケース3の奥側では上カバー32に設けられた嵌合用ねじ4の非ねじ部4cに嵌合されて取り付けられているので、端部キャップ33が固定されている部位、及び、嵌合されている部位は外部に露出しない。
また、端部キャップ33は、ケース3内の開口3a側で上固定用ボルト35により固定されているばかりでなく、ケース3の奥側で嵌合部33eが嵌合用ねじ4の非ねじ部4cに嵌合されているので、より強固に取り付けることが可能である。
また、ケース3の奥側においては嵌合により取り付けるので、ケース3の奥側まで工具等が届くような空隙は必要ない。このため、ケース3内に天幕ユニット2が収容されるようなオーニングユニット1であっても、端部キャップ33をより強固に取り付けることが可能である。このため、端部キャップ33を強固に取り付けつつも意匠性に優れたオーニングユニット1を提供することが可能である。
また、端部キャップ33の嵌合部33e、及び、上キャップ固定部33fは、いずれも奥側が開放されており、下キャップ固定部33gは鉛直な面をなす平板状の部位なので、嵌合部33eが嵌合用ねじ4の非ねじ部4cの手前側に位置し、上キャップ固定部33fが上固定用ボルト35のねじ部35bの手前側に位置し、下キャップ固定部33gが規制溝30aの手前側に位置するように端部キャップ33を配置した後に、端部キャップ33を奥側に移動させることにより、嵌合部33eを嵌合用ねじ4の非ねじ部4cに嵌合させ、上キャップ固定部33fに上固定用ボルト35のねじ部35bを挿通させ、下キャップ固定部33gをベース部材30において下ナット39が配置されている規制溝30aを形成する部位に当接させることが可能である。このため、端部キャップ33を容易に取り付けることが可能である。
また、端部キャップ33は、構造体10に取り付けられているベース部材30、上カバー32、及び、天幕ユニット2の側方から左右方向に移動して装着したのちに、奥側に移動するだけで、嵌合部33eを嵌合用ねじ4に嵌合して適切な位置に配置することが可能であり、開口3a側からスパナなどの工具を挿入して上ナット36及び六角ボルト41を締め付けることにより取り付けることが可能である。このため、端部キャップ33は、側板部33aから内側に最も長く突出している上キャップ固定部33fが、ベース部材30、上カバー32、及び、天幕ユニット2等に接触しない位置に配置可能であれば、例えば、建物の入り隅にオーニングユニットを取り付ける場合であっても容易に取り付けることが可能である。
また、嵌合部33eは、上カバー32の端に螺着された嵌合用ねじ4のねじ頭部4aと上カバー32の端との間に嵌合するので、嵌合部33eは、嵌合用ねじ4のねじ頭部4aと上カバー32の端とにより、左右方向への移動が規制される。このため、嵌合部33eがより安定した状態で嵌合するので、端部キャップ33を強固に取り付けることが可能である。
また、嵌合用ねじ4は、押し出し成形により製造される上カバー本体320に、上カバー本体320の押し出し方向に螺合されているので、嵌合用ねじ4を螺合するねじ螺合部320bは、上カバー本体320を押し出し成形する際に同時に設けることが可能である。このため、嵌合用ねじ4の螺合部を設けるために後加工する必要がないので、製造性に優れ、コストを抑えることが可能である。
また、ケース3には、天幕ユニット2が収容された状態で、開口3a側から上ナット36を操作する工具を挿入可能な空隙S2を有しているので、開口3a側から上ナット36を操作する工具を挿入して、より容易に、且つ、より確実に上ナット36を締め、より強固に端部キャップ33を取り付けることが可能である。また、ケース3の開口3aからは、天幕ユニット2が収容された状態で、六角ボルト40を操作する工具も挿入可能なので、端部キャップ33の下部側を固定する場合であっても、容易に、且つ、より強固に端部キャップ33を取り付けることが可能である。
上記実施形態においては、被嵌合部をなす嵌合用ねじ4が非ねじ部4cを有しており、非ねじ部4cに嵌合部33eが嵌合される例について説明したが、被嵌合部をなす嵌合用ねじは非ねじ部を有していなくともよい。この場合には、嵌合用ねじのねじ頭部が上カバー本体の端と間隔を空けて配置されるように嵌合用ねじを上カバー本体に螺合し、嵌合用ねじのねじ頭部と上カバー本体の端との間のねじ部に嵌合部を嵌合してもよい。
上記実施形態においては、ケース3内において天幕2aが引き出される開口3a側にて上カバー32に設けられた螺合部材を上固定用ボルト35、すなわちボルトとしたが、これに限るものではない。例えば、頭部がボルト係合部320dに収容されてスリット320iからねじ部が突出するように係合され、回転が規制される部材あれば構わない。
上記実施形態においては、上固定用ボルト35に螺合されて上キャップ固定部33fを上固定用ボルト35とともに固定する被螺合部材を上ナット36、すなわちナットとしたが、これに限るものではない。例えば、上記ホルダー固定ナット37のように雌ねじが形成されており、螺合部材に螺合されて上キャップ固定部33fを固定可能であり、開口3a側から挿入した工具にて操作可能な部材あれば構わない。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態には、少なくとも以下の発明が含まれる。
天幕が巻回されている天幕ユニットを収容可能なケースを備え、構造体に取り付けられるオーニングユニットであって、前記ケースは、前記天幕ユニットの上方を覆う上カバーと、前記上カバーの、前記天幕の巻回軸に沿う巻回軸方向における両端部に取り付けられる端部キャップと、を有し、前記端部キャップは、前記ケース内において前記天幕が引き出される開口側にて前記上カバーに設けられた螺合部材と当該螺合部材に螺合された被螺合部材により固定され、前記螺合部材による固定部よりも当該ケースの奥側にて前記上カバーに設けられた被嵌合部に嵌合されて取り付けられていることを特徴とするオーニングユニットである。
このようなオーニングユニットによれば、端部キャップは、ケース内の開口側では螺合部材と被螺合部材により固定され、螺合部材による固定部よりもケースの奥側では上カバーに設けられた被嵌合部に嵌合されて取り付けられているので、端部キャップが固定されている部位、及び、嵌合されている部位は外部に露出しない。また、端部キャップは、ケース内の開口側で固定されているばかりでなく、ケースの奥側で嵌合されているので、より強固に取り付けることが可能である。
また、ケースの奥側を嵌合により取り付けるので、ケースの奥側まで工具等が届くような空隙は必要ない。このため、ケース内に天幕ユニットが収容されるようなオーニングユニットであっても、端部キャップをより強固に取り付けることが可能である。このため、端部キャップを強固に取り付けつつも意匠性に優れたオーニングユニットを提供することが可能である
かかるオーニングユニットであって、前記端部キャップは、前記被嵌合部に嵌合する嵌合部と、前記螺合部材が有するねじ部が当該ねじ部の軸と交差する方向から挿通される螺合部材固定部と、を有し、前記嵌合部と前記螺合部材固定部とは、前記構造体側が開放されていることを特徴とする。
このようなオーニングユニットによれば、端部キャップの嵌合部及び螺合部材固定部は、いずれも奥側となる構造体側が開放されているので、被嵌合部の手前側に嵌合部が、螺合部材のねじ部の手前側に螺合部材固定部が位置するように端部キャップを配置した後に、端部キャップを奥側に移動させることにより、嵌合部を被嵌合部に嵌合させ、螺合部材固定部に螺合部材のねじ部を挿通させることが可能である。このため、端部キャップを容易に取り付けることが可能である。
かかるオーニングユニットであって、前記被嵌合部は、前記上カバーの端に螺着される嵌合用ねじであり、前記嵌合部は、前記嵌合用ねじのねじ頭部と前記上カバーの前記端との間に嵌合することを特徴とする。
このようなオーニングユニットによれば、嵌合部は、上カバーの端に螺着された嵌合用ねじのねじ頭部と上カバーの端との間に嵌合するので、嵌合部は、嵌合用ねじのねじ頭部と上カバーの端とにより嵌合用ねじの螺合方向への移動が規制される。このため、嵌合部がより安定した状態で嵌合されるので、端部キャップを強固に取り付けることが可能である。
かかるオーニングユニットであって、前記上カバーは、押し出し成形により製造される上カバー本体を有し、前記嵌合用ねじは、前記上カバー本体に、前記押し出し成形の押し出し方向に螺合されていることを特徴とする。
このようなオーニングユニットによれば、嵌合用ねじは、押し出し成形により製造される上カバー本体に、上カバーの押し出し方向に螺合されているので、嵌合用ねじの螺合部は、上カバー本体を押し出し成形する際に同時に設けることが可能である。このため、嵌合用ねじの螺合部を設けるために後加工する必要がないので、製造性に優れ、コストを抑えることが可能である。
かかるオーニングユニットであって、前記ケースは、天幕ユニットが収容された状態で、前記開口側から前記被螺合部材を操作する工具を挿入可能な空隙を有していることを特徴とする。
このようなオーニングユニットによれば、ケースには、天幕ユニットが収容された状態で、開口側から被螺合部材を操作する工具を挿入可能なので、開口側から被螺合部材を操作する工具を挿入して、より容易に、且つ、より確実に被螺合部材を締め、より強固に端部キャップを取り付けることが可能である。
1 オーニングユニット、2 天幕ユニット、2a 天幕、2b 巻回軸、
3 ケース、3a 開口、4 嵌合用ねじ(被嵌合部)、4a ねじ頭部、
4c 非ねじ部、10 構造体、32 上カバー、33 端部キャップ、
33e 嵌合部、33f 上キャップ固定部、35 上固定用ボルト、
35b ねじ部、36 上ナット、320 上カバー本体、
S2 空隙、

Claims (5)

  1. 天幕が巻回されている天幕ユニットを収容可能なケースを備え、構造体に取り付けられるオーニングユニットであって、
    前記ケースは、前記天幕ユニットの上方を覆う上カバーと、
    前記上カバーの、前記天幕の巻回軸に沿う巻回軸方向における両端部に取り付けられる端部キャップと、を有し、
    前記端部キャップは、
    前記ケース内において前記天幕が引き出される開口側にて前記上カバーに設けられた螺合部材と当該螺合部材に螺合された被螺合部材により固定され、前記螺合部材による固定部よりも当該ケースの奥側にて前記上カバーに設けられた被嵌合部に嵌合されて取り付けられていることを特徴とするオーニングユニット。
  2. 請求項1に記載のオーニングユニットであって、
    前記端部キャップは、前記被嵌合部に嵌合する嵌合部と、前記螺合部材が有するねじ部が当該ねじ部の軸と交差する方向から挿通される螺合部材固定部と、を有し、
    前記嵌合部と前記螺合部材固定部とは、前記構造体側が開放されていることを特徴とするオーニングユニット。
  3. 請求項2に記載のオーニングユニットであって、
    前記被嵌合部は、前記上カバーの端に螺着される嵌合用ねじであり、
    前記嵌合部は、前記嵌合用ねじのねじ頭部と前記上カバーの前記端との間に嵌合することを特徴とするオーニングユニット。
  4. 請求項3に記載のオーニングユニットであって、
    前記上カバーは、押し出し成形により製造される上カバー本体を有し、
    前記嵌合用ねじは、前記上カバー本体に、前記押し出し成形の押し出し方向に螺合されていることを特徴とするオーニングユニット。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のオーニングユニットであって、
    前記ケースは、前記天幕ユニットが収容された状態で、前記開口側から前記被螺合部材を操作する工具を挿入可能な空隙を有していることを特徴とするオーニングユニット。
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