JP3837190B2 - 観賞魚用濾過装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金魚、熱帯魚、海水魚等の観賞魚用濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に金魚、熱帯魚等の観賞魚を飼育、育成するために、水槽内の水を濾過する濾過装置として、その濾過装置を水槽内に設置する一方水槽外にエアポンプを配設し、エアポンプからの加圧エアを濾過装置に送給することによりエア気泡の上昇力を利用してその濾過装置に水を循環させるようにした、所謂内部式濾過装置が良く知られている(たとえば特公昭60−7932号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのような内部式濾過装置は、水槽内で水を直接循環させて濾過することができるため濾過能率が良いという利点がある反面水槽内に設けられるため、これが目ざわりとなって水槽自体の装飾効果,美観等を損なうという課題があり、この課題を解決するには、濾過装置を小型に薄く形成するのが望ましいが、濾過ケース内に収容される濾材は、一般に立体形状に形成されて嵩が張るため、濾過装置を小型にするにも限界があり、また強いて小型化すれば、水の通路構成が制約されて水の円滑な流れを妨げて濾過能率を悪くするという別の課題がある。
【0004】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、前記課題をすべて解決した新規な観賞魚用濾過装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のため、本請求項1記載の発明は、濾過ケース内を、連通口を穿設した隔壁板により上部濾過室と、下部濾過室とに区画し、前記上部濾過室内に板状の濾材を収容し、この濾材の上下に、上部濾過ケースに開口した上部吸水口に連通する上流室と、上部濾過ケースに設けた排水管に連通する下流室とに区画し、この下流室を前記隔壁板に穿設した連通口を介して下部濾過室に連通させ、また下部濾過室を、濾過ケースの底壁に穿設した下部吸水口に連通させると共にその内部に前記板状の濾材よりも粗な他の濾材を収容し、さらに前記下流室にエアポンプに接続される給気口を連通させた観賞魚用濾過装置おいて、
前記濾過ケースは、上下に分離可能な上、下部濾過ケースよりなり、前記排水管を除く主体部が上下方向に偏平状で、平面視多角形状に形成され、また上部濾過ケースの上壁内面には、複数の上部リブ片が放射状に下向きに一体に突設され、一方前記隔壁板の内面には、複数の下部リブ片が放射状に上向きに一体に突設され、それら両リブ片は、略等間隔を存して交互に配置されるように、周方向に位相がずらされており、上部濾過室内に収容される板状の濾材は、前記上、下部濾過ケースを組付けることにより、前記上、下部リブ片により、上下より挟持されて、その中央部より外部に向かって下向きに傾斜されると共に周方向に波状に変形され、その上下に前記上、下流室が画成されることを特徴としている。
【0006】
前記目的達成のため、本請求項2記載の発明は、前記請求項1記載ものにおいて、前記上部濾過ケースは、その上壁の上面が、外周より中央に向かって上り勾配の傾斜面に形成され、またその上壁の下面に一体に突設される、前記複数の上部リブ片は、前記傾斜面に沿っており、一方前記隔壁板の上面に形成される、前記複数の下部リブ片の上縁は、その外端より内端に向かって上り勾配の傾斜面に形成されていることを特徴としている。
【0007】
前記目的達成のため、本請求項3記載の発明は、前記請求項1もしくは2記載のものにおいて、前記板状の濾材の外周縁に、その周方向に間隔をあけて形成される複数の切欠は、前記上部濾過ケースの複数の上部リブ片外端の位置決め突片にそれぞれ差し込まれてその濾材の外周部は、隔壁板上に密に着座されることを特徴としている。
【0008】
前記観賞魚用濾過装置によれば、該装置の高さを抑えながら、その濾材の上下に水の流れ易い上流室と下流室とを形成して水の円滑な流れを保障して、濾過装置を上下方向に薄く形成しても、濾過能力が低下することがない。特に濾過ケースは、上下方向に偏平に形成したことにより、濾過装置自体を水槽に敷設した小石群に埋設して底面濾過装置としても使用することができ、また外部から見え難いことにより、濾過装置が水槽V全体の美観を損ねることもない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本発明濾過装置の一部破断斜視図、図2は、濾過装置の分解斜視図、図3は、濾過装置に組付後の濾材の斜視図、図4は濾過装置を水槽内に設置した場合の平面図、図5は、図4の5−5線に沿う縦断面図、図6は、図4の6−6線に沿う縦断面図、図7は、図4の7−7線に沿う縦断面図、図8は、図5の8−8線に沿う拡大部分断面図、図9は、図5の9−9線に沿う横断底面図、図10は、濾過装置を二連に接続した場合の縦断面図である。
【0011】
濾過装置Mfは、図2に分解して示すように、上部および下部濾過ケース1,2よりなる濾過ケースCと、この濾過ケースC内に収容される板状の濾材Fおよび隔壁板Sとより構成される。
【0012】
前記濾過ケースCは透明な硬質の合成樹脂材により平面視八角形の角筒状に形成され、内部に上部濾過室Cuを画成する上部濾過ケース1と、内部に下部濾過室Cdを画成する下部濾過ケース2とを分離可能に嵌合して構成されている。
【0013】
上部濾過ケース1は、平面視八角形で上下に偏平に形成されていて、その下面は開放され、その上壁11 は外周より中央に向かって上り勾配の緩い傾斜面に形成されている。そしてその中央部に上方に向けて排水管3が一体に突設され、さらにその上面には、多数の上部吸水孔4がその全面にわたり穿設されている。一方下部濾過ケース2は、上部濾過ケース1の開放下面に着脱自在に印籠嵌合されるように、それと同じく平面視八角形の皿状に形成されていて、その上面は開放され、またその底壁21 にはその全面にわたり多数の下部吸水孔5が穿設されている。下部濾過ケース2の底面の中心部には、上端を開放した給気口6が形成され、この給気口6は下部濾過ケース2の底壁21 に設けた直径方向の給気通路7に連通されており、この給気通路7の両開口端は下部濾過ケース2の側壁22 に開口されている。なお、給気通路7の一方の開口は、後述するエアポンプPが接続されるジョイント8が嵌合され、また他方の開口には通常は盲栓9により閉じられる(図5参照)。
【0014】
図2に明瞭に示すように、上部濾過ケース1の側壁12 の下部の対向位置には、対をなす差込舌片10が、一対のスリット11間にそれぞれ形成され、一方下部濾過ケース2の側壁22 の対向位置には、前記差込舌片10に対応して対をなす差込孔13が突設され、これらの差込孔13に、前記差込舌片10を差し込むことにより下部濾過ケース2に、上部濾過ケース1を嵌合され、両者が一体に組み付けられ、濾過ケースCが形成される。
【0015】
下部濾過ケース2内には、粗な濾材としての大磯等の小石群14が収容され、その濾材14は、本発明濾過装置Mfを水槽V内に設置した際に、その浮き上がりを防止する重錘として働く。
【0016】
下部濾過ケース2の開口上面は、八角形に形成される前記隔壁板Sが着脱可能に取り付けられる。この隔壁板Sは、図2に示すように、硬質の合成樹脂材により、前記下部濾過ケース2の開口上面に係合されるべく、八角形に形成されており、その中央に、前記給気口6に連通し得る通気口15が開口され、この通気口15にはエアストーン16が着脱自在に嵌合される。またこの隔壁板Sには、その全面にわたり連通口17が開口され、この連通口17を通して前記下部濾過室Cdと上部濾過室Cuとが連通される。
【0017】
前記上部濾過ケース1の上壁11 下面と、前記隔壁板Sの上面には、後に詳述する板状の濾材Fを、上下より挟持してこの濾材Fを所定形状に変形させて保形するための、上、下部リブ片18,19がそれぞれ一体に形成されている。すなわち上部濾過ケース1の上壁11 の下面には、8条の上部リブ片18(図2,9参照)が放射状に下向きに突設されており、これらの上部リブ片18の外端には、さらに下向きに位置決め突片18一体に形成されており、それらは上部濾過ケース1の八角形の側壁12 の各辺の中間に位置している。一方前記隔壁板Sの上面には、前記上部リブ片18に対応する8条の下部リブ片19(図2,9参照)が、放射状に上方に向けて突設されており、これらの下部リブ片19の上縁191 は、その外縁から内縁に向けて上り勾配の傾斜面に形成されており、またそれらの外端は、隔壁板Sの八角形の外周の各角部に達している。そして前記上部リブ片18と下部リブ片19とは周方向に位相がずれていて、相隣れる上部リブ片18と下部リブ片19間の周方向に略等しい間隔が保たれる。而して上部リブ片18と下部リブ片19とが協働して後に詳述する濾材Fを図3に示すように外縁より中央に向けて上り勾配の傘状に保形すると共にその全周を波形状に保形する。
【0018】
下部濾過ケース2の八角形をなす側壁21 の内面には、複数の支持リブ20が周方向に間隔をあけて突設されると共にその側壁21 の上縁には、複数の係止片21が一体に形成されており、前記複数の支持リブ20と係止片21との間に前記隔壁板Sの外縁を係合することにより、この隔壁板Sは下部濾過ケース2の開口上面に着脱自在に係止される。そしてこの隔壁板Sにより濾過ケースC内が上部濾過室Cuと下部濾過室Cdとに区画される。
【0019】
濾過ケースC内に収容される濾材Fの濾材本体23は、ポリエステル樹脂等の合成樹脂製の繊維をバインダーにより固めた不織布で、その上層が粗で、下層が密な密度勾配を有する板状の素材から、図2に示すように八角形に打ち抜いて形成されており、その中央に通孔24が開口される。またこの濾材Fの八角形の外周の、各片の中間部には、その外周縁に向かって末広状に拡がり、その外周縁に開口する台形状の切欠25が形成されている。また濾材本体23の下面には、前記切欠25から中央に向けて放射状の折り線26が入れてあり、この濾材本体23を、前述の形状に保形し易いようにしてある。また前記複数の切欠25に、前記上部濾過ケース1に形成した上部リブ片18の外端の位置決め突片181 が嵌入される。そしてこの濾材Fは、その外周が八角形をなす前記濾過ケースCの内周面に密着して収容される大きさに形成される。
【0020】
次に前記濾過ケースC、隔壁板Sおよび濾材Fよりなる濾過装置を組み付ける手順について説明するに、
(1) まず下部濾過ケース2内に粗な濾材を構成する大磯等の小石群14を収容して、その開口上面を前述のようにして隔壁板Sを係止する。これにより下部濾過室Cu内は、小石群14が充填され、その開口上面は隔壁板Sにより閉じられる。
【0021】
(2) 次に上部濾過ケース1内に、その開口下面より、濾材Fを装入して、その中央の通孔24を排水管3の下部に嵌挿すると共にその外縁の複数の切欠25を、該ケース1内の複数の上部リブ片18外端の位置決め突片181 に嵌入して、この濾材Fを上部ケース内に位置決めして収容保持する。
【0022】
(3) 次に下部濾過ケース2に上部濾過ケース1を組み付け、上部濾過ケース1の複数の上部リブ片18と、隔壁板Sの複数の下部リブ片19とが、上下より濾材Fを押し付ける。この場合上部リブ片18と下部リブ片19とは、それらの周方向に位相がずれていることにより濾材Fは、図3,8に示すように、周方向に波状に形成されると共にその外縁より中央に向かって上り勾配の傾斜面に形成されて全体として傘状に保形される。そして濾材F外縁の複数の切欠25が外端開放の台形状に形成されることにより、その切欠25と上部リブ片18との間には隙間が形成され、濾材Fの外縁は周方向の伸縮が許容される。その結果濾材Fの外縁部は、隔壁板S上に隙間無く密着することができ、その結果濾過ケースCの隔壁板S上には、濾材Fにより上流室Uと下流室Dとが水密状に区画形成され、上流室Uに流入した未濾過の水は、すべて濾材Fを通過して濾過された後、下流室Dへと流れるようになっている。
【0023】
次にこの実施例の作用について説明する。
【0024】
いま、図4〜8に示すように、上記のように構成される濾過装置Mfを、大磯等の小石群14を収容した水槽Vの底面に設置し、給水通路7の一端にジョイント8およびエアパイプ28を介してエアポンプPを接続し(給水通路7の他端は盲栓9によって閉じられている)、このエアポンプPを駆動すると、ここからの加圧エアが給気通路7より給気口6へと流れ、エアストン16を通り、気泡状となって上部濾過室Cuの下流室Dに連通する排水管3へと送給され、そこから水槽V内へと噴出される。それに伴って下流室D内の水も上昇して排水管3を通って水槽V内に吐出される。その結果、下流室D内に吸水力が作用して図5〜7、矢印aに示すように水槽V内の未浄化の水は、濾過ケースC上壁11 の上部吸水口4から上流室Uに流入し、そこから板状の密な濾材Fを通過して濾過されたのち、下流室Dに流入する。
【0025】
一方水槽V内の他の未浄化水は、図5〜7、矢印bに示すように水槽Vに敷設された小石群の隙間を通り、濾過ケースCの底壁21 に穿設した下部吸水口5から下部濾過室Cdに吸入され、その内部に収容される小石群すなわち粗な濾材14を通過して濾過されたのち、隔壁板Sの連通口17を通って上部濾過室Cuの下流室Dに流入する。そして密な濾材Fを通過して濾過された水と、粗な濾材(小石群)14を通過して濾過された水は下流室D内で合流し、そこから排水管3を通り、清浄水として水槽V内に戻される。
【0026】
以上のように濾過装置Mf内に流入した水は、2系統に分流して流れ、その一方の流れは、通水抵抗の比較的大きい密な濾材Fを流れてその流速は比較的小さくなり、これにより密な濾材F内に好気性微生物の繁殖を促し(一般に濾材Fを流れる水の流速が大きいと、そこに好気性微生物が繁殖しにくい)、この好気性微生物により、密な濾材Fに付着、堆積する残餌や糞等の有機物を分解してその目詰まりを軽減すると共に前記好気性微生物を観賞魚の生餌として供することができる。一方他方の水の流れは粗な濾材14を構成する小石群を抵抗少なく通過して下流室Dに至り、該下流室Dに常に吸水力を作用させ、たとえ密な濾材Fが目詰まり傾向になったとしても水は上流室Uから密な濾材Fを通して下流室Dへと流れ、前記一方の水の流れが途絶えることがなく、長期にわたって良好な濾過作用を継続させることができる。
【0027】
10には本発明濾過装置Mfを二連に接続して使用した場合の使用例が示される
【0028】
図10において、二つの濾過装置Mf−1とMf−2の給気通路7−1,7−2の一端同士をジョイント8およびエアパイプ29を介して連通接続し、また一方の濾過装置Mf−1の給気通路7−1の他端にジョイント8およびエアパイプ28を介してエアポンプPに接続し、さらに他方の濾過装置Mf−2の給気通路7−2の他端を盲栓9により閉じる。
【0029】
この使用例によれば、エアポンプPからの加圧エアは給気通路7−1,7−2に共に流れて二つの濾過装置Mf−1,Mf−2を共に作動させることができ、濾過能力を倍加させることができる。
【0030】
以上のように前記濾材Fを使用した濾過装置Mfによれば、該装置Mfの高さを抑えながら、その濾材Fの上下に水の流れ易い上流室と下流室とを形成して水の円滑な流れを保障して、濾過装置Mfを上下方向に薄く形成しても、濾過能力が低下することがない濾過装置が得られる。特に濾過ケースCは、上下方向に薄く形成したことにより、濾過装置Mf自体を水槽Vに敷設した小石群に埋設して底面濾過装置としても使用することができ、また外部から見え難いことにより、濾過装置Mfが水槽V全体の美観を損ねることもない。
【0031】
なお、濾材Fは、板状の素材から打ち抜いて簡単容易に製造することができて大幅なコ ストダウンを達成することができ、その取扱、梱包、輸送等にきわめて便利である。またこの濾材Fは、その外周縁に切欠が形成されることにより、濾過ケースC内に組み付けるだけで容易に変形させて所定形状に保形されるとともに濾過ケースCに対する馴染み性を良好にして、濾過ケースCが上下に偏平であっても、その内部に水の流れのよい上流室Cuと下流室Cdとを画成することができ、高さの低い濾過装置の濾材としてきわめて有用である。さらに濾材Fの外周縁が多角形に形成されることにより、濾過ケースC内に組み込むだけで、濾過ケースCに対する位置決めをすることができ、他にその位置決めのための手段を濾過ケースCに施す必要がなく、濾過装置の全体のコストダウンに寄与することができる。
【0032】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実施例では、濾過ケースを八角形に形成しているが、これを他の多角形に形成しても良いことは勿論である。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1〜3記載の濾過装置によれば、その高さを抑えながら、板状の濾材の上下に水の流れ易い上流室と下流室とを形成して水の円滑な流れを保障して、濾過ケースを上下方向に薄く形成しても、濾過能力が低下することがない濾過装置が得られる。特に濾過ケースは、上下方向に薄く形成することができることにより、この濾過装置を水中用として使用できる外に、濾過装置自体を水槽に敷設した小石群に埋設して底面濾過装置としても使用することができ、また外部から見え難いことにより、濾過装置が水槽全体の美観を損ねることもない。
【0034】
また濾過装置自体も、嵩張らないことにより、その取扱、梱包、輸送等にきわめて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 濾過装置の一部破断斜視図
【図2】 濾過装置の分解斜視図
【図3】 濾過装置に組み付け後の濾材の斜視図
【図4】 濾過装置を水槽内に設置した場合の平面図
【図5】 図4の5−5線に沿う縦断面図
【図6】 図4の6−6線に沿う縦断面図
【図7】 図4の7−7線に沿う縦断面図
【図8】 図5の8−8線に沿う拡大部分断面図
【図9】 図5の9−9線に沿う横断底面図
【図10】 濾過装置を二連に接続した場合の縦断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・上部濾過ケース
1 ・・・・・・・上壁
2・・・・・・・・下部濾過ケース
1 ・・・・・・・底壁
3・・・・・・・・排水管
4・・・・・・・・上部吸水口
5・・・・・・・・下部吸水口
6・・・・・・・・給気口
14・・・・・・・粗な濾材(小石群)
17・・・・・・・連通口
18・・・・・・・上部リブ片
181 ・・・・・・位置決め突片
19・・・・・・・下部リブ片
23・・・・・・・濾材本体
24・・・・・・・通孔
25・・・・・・・切欠
26・・・・・・・折り線
C・・・・・・・・濾過ケース
Cu・・・・・・・上部濾過室
Cd・・・・・・・下部濾過室
F・・・・・・・・濾材
D・・・・・・・・下流室
U・・・・・・・・上流室
P・・・・・・・・ポンプ
S・・・・・・・・隔壁板

Claims (3)

  1. 濾過ケース(C)内を、連通口(17)を穿設した隔壁板(S)により上部濾過室(Cu)と、下部濾過室(Cd)とに区画し、前記上部濾過室(Cu)内に板状の濾材(F)を収容し、この濾材(F)の上下に、上部濾過ケース(1)に開口した上部吸水口(4)に連通する上流室(U)と、上部濾過ケース(1)に設けた排水管(3)に連通する下流室(D)とに区画し、この下流室(D)を前記隔壁板(S)に穿設した連通口(17)を介して下部濾過室(Cd)に連通させ、また下部濾過室(Cd)を、濾過ケース(C)の底壁(21 )に穿設した下部吸水口(5)に連通させると共にその内部に前記板状の濾材(F)よりも粗な他の濾材(14)を収容し、さらに前記下流室(D)にエアポンプ(P)に接続される給気口(6)を連通させた観賞魚用濾過装置おいて、
    前記濾過ケース(C)は、上下に分離可能な上、下部濾過ケース(1,2)よりなり、前記排水管(3)を除く主体部が上下方向に偏平状で、平面視多角形状に形成され、また上部濾過ケース(1)の上壁(11 )内面には、複数の上部リブ片(18)が放射状に下向きに一体に突設され、一方前記隔壁板(S)の内面には、複数の下部リブ片(19)が放射状に上向きに一体に突設され、それら両リブ片(18,19)は、略等間隔を存して交互に配置されるように、周方向に位相がずらされており、上部濾過室(1)内に収容される板状の濾材(F)は、前記上、下部濾過ケース(1,2)を組付けることにより、前記上、下部リブ片(18,19)により、上下より挟持されて、その中央部より外部に向かって下向きに傾斜されると共に周方向に波状に変形され、その上下に前記上、下流室(U,D)が画成されることを特徴とする、観賞魚用濾過装置。
  2. 前記上部濾過ケース(1)は、その上壁(11 )の上面が、外周より中央に向かって上り勾配の傾斜面に形成され、またその上壁(11 )の下面に一体に突設される、前記複数の上部リブ片(18)は、前記傾斜面に沿っており、一方前記隔壁板(S)の上面に形成される、前記複数の下部リブ片(19)の上縁は、その外端より内端に向かって上り勾配の傾斜面に形成されていることを特徴とする、前記請求項記載の観賞魚用濾過装置。
  3. 前記板状の濾材(F)の外周縁に、その周方向に間隔をあけて形成される複数の切欠(25)は、前記上部濾過ケース(1)の複数の上部リブ片(18)外端の位置決め突片(181 )にそれぞれ差し込まれてその濾材(F)の外周部は、隔壁板(S)上に密に着座されることを特徴とする、前記請求項1もしくは2記載の観賞魚用濾過装置。
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