JPS6115724B2 - - Google Patents

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JPS6115724B2
JPS6115724B2 JP58008526A JP852683A JPS6115724B2 JP S6115724 B2 JPS6115724 B2 JP S6115724B2 JP 58008526 A JP58008526 A JP 58008526A JP 852683 A JP852683 A JP 852683A JP S6115724 B2 JPS6115724 B2 JP S6115724B2
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JP
Japan
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filtration
chamber
filter
bottom plate
filter material
Prior art date
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JP58008526A
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JPS59132913A (ja
Inventor
Yonekichi Ogawa
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OOTO KK
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OOTO KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は濾過装置、特に濾過ケース内に設けた
濾過体を、互いに連結される底板及び天井板と、
それら板の対向面間に両端を挟持された筒状の濾
過材とより構成して、その濾過材の内、外側に未
浄化室と浄化室とを画成し、未浄化室から浄化室
へ流体を透過させて濾過するようにした形式の濾
過装置に関する。
従来、上記形式の濾過装置としては、例えば実
開昭50−16578号公報に示されるように、濾過材
の横断面形状が波形となるようにその周壁を半径
方向内外に屈曲形成すると共に、それの両端を上
記底板と天井板との対向面間に接着するようにし
たものが知られており、そのものでは、濾過材を
濾過ケース内に組込む前に予め上記波形形状に成
形しなければならないので、その成形工程が複雑
でコスト高となる上、その成形品が嵩張つて輸
送、保管等の取扱いに不便であり、さらに濾過材
と、底板及び天井板との接着面が剥れるおそれが
あり、その場合には、濾過材の波状周壁が自己の
弾性復原力や水圧によつて変形したり濾過ケース
内を移動したりして、その有効濾過面積が減少す
る、等の不具合がある。
本発明はかかる不具合をすべて解消し得る濾過
装置を提供することを目的とし、その特徴は、前
記形式の濾過装置において、濾過材は横断面形状
が波形となるようにその周壁を半径方向内外に屈
曲形成され、それら屈曲部を係止する複数の係止
部材が前記底板及び天井板の対向面にそれぞれ固
設されることにある。
以下図面により本発明を鑑賞魚等の飼育用水槽
内で使用する濾過装置に実施した場合について説
明すると、第1図には本発明濾過装置2を水槽1
内に設置した状態が示されており、この濾過装置
2の濾過ケース3は、上面11aの中央部に排水
管9を着脱可能に装着すると共にその周囲に多数
の吸水孔10を穿設した円筒状のケース主体11
と、そのケース主体11の開放下端に着脱可能に
嵌合される蓋体14とからなり、蓋体14の底面
15には放射状に多数の吸水孔16が穿設される
と共に、その中心部に上端を開放した短円筒状の
給気口17が一体に突設され、その給気口17の
内周面上端部には、第2図に明瞭に示すように、
その全周に亘つて横断面凸凹状の多数の通気溝1
8が刻設され、また給気口17の開放上端にはキ
ヤツプ19が嵌合されてそれらの間には通気溝1
8により通気間隙が形成される。
キヤツプ19には、発泡性合成樹脂等の通気性
素材よりなる、上端を閉鎖した中空の空気噴射筒
20が嵌合され、その空気噴射筒20の中空内部
はキヤツプ19に設けた通孔21を介して給気口
17内に連通している。
また給気口17の底面にはコネクタ22が回動
可能に嵌合され、このコネクタ22は送気管23
を介して図示しないエアポンプに接続されてい
る。濾過ケース3内には濾過体6が配置されてお
り、この濾過体6は中心部に排水口24を穿設し
た全体として星形の外形状を呈する天井板25
と、該天井板25に対向して配設される底板27
と該濾過体6に張設される濾過材Fとで構成さ
れ、これらの天井板25及び底板27は係止部材
としての連結杆26により一体に連結される。前
記底板27はその中心部に、蓋体14の中心部に
突設した給気口17の段付外周面に嵌合される開
口部28を有すると共にその開口部28の周囲に
多数の通孔29が同心円状に穿設されている。天
井板25の内面には排水口24の周囲に等間隔で
下方に延びる係止部材としての複数個の係止突起
31a,31bが内、外2列に同心円状に一体に
突設されると共に底板27の内面にも前記係止突
起31a,31bに対応して係止部材としての係
止突起32a,32bが一体に突設される。
前記濾過体6は底板27の外、内周部において
蓋体14の側面13上端面及び給気口17外周の
段状肩部17aに当接して支持される。底板27
はケース主体11の円筒状側面11bの内周と略
同様の外形状に形成されており、該底板27によ
り濾過ケース3内は上方の上部濾過室4と下方の
下部濾過室5とにそれぞれ画成される。
濾過体6に張設される濾過材Fは細長い板状を
なしており、これを屈曲させてその内面を連結杆
26に、また外面を天井板25及び底板27に対
設した係止突起31a,31b;32a,32b
に交互に係止して固定保持する。しかして板状の
濾過材Fにより半径方向に屈曲する波状周壁7が
形成され、その波状周壁7は円周方向に互いに間
隔を存して放射状に延びる波高の大きな長波部7
aと、相隣れる長波部7a,7a間にそれらに連
続して延びる波高の小さな短波部7bとを有す
る。そして前記連結杆26及び係止突起31a,
31b;32a,32bの各位置に、前記長波部
7aと短波部7bの屈曲部がそれぞれ対応し、こ
れらと係合している。
また第4図に示すように、濾過体6の天井板
(図示せず)及び底板27に、多数の係止突起3
5,36,37を半径の異なる3個あるいはそれ
以上の同心円状に且つ互いに円周方向に位相をづ
らして突設し、これらに板状の濾過材F′を連結
杆26及び係止突起35,36,37に交互に係
止して固定保持するようにしてもよく、この場
合、波状周壁7′は長波部7a′及び短波部7b′と
を有し、互いに隣接する波高の大きな長波部7
a′,7a′間に、3個の短波よりなる短波部7b′が
形成され、中央の短波7b1′はその両側の短波7
b2′,7b2′よりも波高が大きくなつている。そし
て、この場合も連結杆26及び係止突起35,3
6,37の各位置に、前記長波部7a′と短波部7
b′の屈曲部がそれぞれ対応し、これらと係合して
いる。
上記したように、天井板25及び底板27には
係止部材としての連結杆26及び係止突起31
a,31b;32a,32b,35,36,37
を対設したので、濾過材F,F′は細長い板状に
形成してこれらの連結杆及び係止突起群に屈曲さ
せながら係止させることが可能である。
第1,2図に示すように、濾過材Fの外、内側
にはケース主体11の上面11aの上部吸水孔1
0に連なる未浄化室34とケース主体11上面1
1aに突設された排水管9に天井板25の排水口
24を介して連通する比較的容積の大きい浄化室
33とが画成される。
浄化室33は濾過体6の底板27に穿設した多
数の通孔29を介して、該底板27と蓋体14の
内面とにより画成される下部濾過室5に連通する
と同時に通気溝18を介して給気口17に連通す
る。また浄化室33内には、給気口17に連通す
る空気噴射筒20が突出するよう配置されてい
る。
尚、下部濾過室5には小石等よりなる粗な濾過
材8が収容され、その濾過材8は濾過装置2を水
槽1内に設置した際にその浮上がりを防止する重
錘として働く。
次にこの実施例の作用について説明する。
今、第1図に示すように、上記のように構成さ
れる濾過装置2を、小石等を敷設した水槽1底面
に設置し、図示しないエアポンプを作動して送気
管23及びコネクタ22を介して給気口17に空
気を供給すると、その空気の一部はそこから給気
口17内周面の通気溝18を通つて上部濾過室4
の浄化室33に気気泡状に噴出し、またその外の
空気は給気口17からキヤツプ19の通孔21を
通つて空気噴射筒20の中空内部に導かれ、そこ
から微細な気泡となつて浄化室33に噴出し、そ
れらの噴出空気は気流となつて浄化室33内を上
昇し、それに伴つて浄化室33の水も上昇して排
水口24及び排水管9を通つて水槽1内に吐出さ
れる。この結果、浄化室33には吸水力が作用し
て水槽1内の汚濁水は、第1図に矢印で示すよう
に、その一部が濾過ケース3上面の吸水孔10か
ら未浄化室34に吸入されてそこから密な濾過材
Fを透過して清浄にされた後浄化室33に流入
し、また他の一部が水槽1底面に敷きつめられた
小石等の隙間を通つて蓋体14に穿設した吸水孔
16から下部濾過室5に吸入され、その内部に収
容される粗な濾過材8を透過して清浄にされた
後、底板27の通孔29を通つて浄化室33に流
入する。そして濾過材F,8を通過して清浄化さ
れた浄化室33内の水は、浄化室33の周縁部よ
り濾過材Fの長波部7a,7a間の間隙を通つて
中心部に集められ、給気口17より通気溝18及
び空気噴射筒20を通つて、浄化室33に導入さ
れる空気と共に天井板25に開口された排水口2
4を通つて排水管9に流入して、そこから清浄化
として水槽1内に戻される。
ここで、前記濾過材Fの波状周壁7は波高の大
きい長波部7aと波高の小さい短波部7bとで構
成されるので、濾過材Fの波形部の波高を略同一
にした場合に較べて波形部の内側頂部を略同一円
周上に密集して配置することなく、濾過材Fの濾
過面積を著しく増大させることができる。また濾
過材Fの隣接する長波部7a内側頂部間に充分な
間隙を形成することができるため、濾過材Fの内
側に形成される浄化室33内においてその周辺部
より中心部への流体の流れを妨げることもなく濾
過材Fの全面を有効利用して濾過効率を上昇させ
ることができる。
次に、上部濾過室4内の密な濾過材Fは下部濾
過室5内の粗な濾過材8に較べて通水抵抗が大き
いため、それを透過する汚濁水の流速は比較的小
さくなり、密な濾過材F内に、流速が大きいと発
生しにくいクロレラや有機物を分解するバクテリ
アを含む好気性微生物等の繁殖を促して、この好
気性微生物により密な濾過材Fに付着する残餌や
糞などの有機物を分解してその目詰まりを防止す
ることができると共にクロレラ等を水槽1内の鑑
賞魚の生餌として供することもできる。
また、上部濾過室4に配置される密な濾過材F
は下部濾過室5に収容される粗な濾過材8に較べ
て目詰まりを起こし易いが、水槽1内の水は下部
吸水孔16から下部濾過室5内の比較的通水抵抗
の小さい粗な濾過材8を通して浄化室33に常に
流入しているので、浄化室33には常に吸水力が
発生しており、従つて未浄化室34内の水は密な
濾過材Fを通つて浄化室33に吸入され、未浄化
室34から浄化室33への水流が途絶えることは
なく、長期間に亘つて密な濾過材Fによる良好な
濾過作用を持続することができる。
上記実施例では、本発明を水槽内の水を濾過す
る濾過装置に適用した場合について説明したが、
本発明は水等の液体ばかりでなく空気等の気体を
含む流体の濾過装置にも同様に適用し得るもので
ある。
以上のように本発明によれば、濾過ケース内に
設けた濾過体を、互いに連結される底板及び天井
板と、それら板の対向面間に両端を挟持された筒
状の濾過材とより構成して、その濾過材の内、外
側に未浄化室と浄化室とを画成し、未浄化室から
浄化室へ流体を透過させて濾過するようにした濾
過装置において、前記筒状の濾過材は横断面形状
が波形となるようにその周壁を半径方向内外に屈
曲形成され、それら屈曲部を係止する複数の係止
部材が前記底板及び天井板の対向面にそれぞれ固
設されるので、上記複数の係止部材によつて、横
断面波形の筒状濾過材を機械的に位置決めし且つ
保形することができ、従つて濾過材は、これを濾
過ケース内の所定位置に的確にセツトできる上、
セツト後は自己の弾性復原力や水圧によつて濫り
に変形したり移動したりするおそれはなくなり、
その有効濾過面積を常に一定に保つことができ
る。しかも上記濾過材は、これを濾過ケース内に
セツトする前に予め上記波形の横断面形状に成形
しておく必要はなく、そのセツト時に前記複数の
係止部材に順次引掛けるようにして屈曲形成する
だけでよいから、単純形状の平板状濾過材の使用
が可能になり、従つて濾過材の成形が簡単でコス
トを低減できる上、その成形品の輸送、保管等の
取扱いに便利である。また前記複数の係止部材は
濾過材に対する位置決め部材と保形部材とに兼用
されるから、それだけ構造簡単でコストの低減に
寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明装置の一実施例を示すもので、第
1図は第2図−線断面図で、本発明装置を水
槽内に設置した状態を表し、第2図は第1図−
線断面図で板状の濾過材の配置状態を表し、第
3図は本発明装置を分解した状態を表す斜視図、
第4図は、板状の濾過材の別の配置状態を表す、
第2図と同様の断面図である。 F,F′……濾過材、3……濾過ケース、6…
…濾過体、7,7′……波状周壁、7a,7a′…
…長波部、7b,7b′……短波部、25……天井
板、26……係止部材としての連結杆、27……
底板、31a,31b,32a,32b,35,
36,37……係止部材としての係止突起、33
……浄化室、34……未浄化室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 濾過ケース内に設けた濾過体を、互いに連結
    される底板及び天井板と、それら板の対向面間に
    両端を挟持された筒状の濾過材とより構成して、
    その濾過材の内、外側に未浄化室と浄化室とを画
    成し、未浄化室から浄化室へ流体を透過させて濾
    過するようにした濾過装置において、前記筒状の
    濾過材は横断面形状が波形となるようにその周壁
    を半径方向内外に屈曲形成され、それら屈曲部を
    係止する複数の係止部材が前記底板及び天井板の
    対向面にそれぞれ固設されることを特徴とする濾
    過装置。
JP58008526A 1983-01-21 1983-01-21 濾過装置 Granted JPS59132913A (ja)

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JP58008526A JPS59132913A (ja) 1983-01-21 1983-01-21 濾過装置

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JPS59132913A JPS59132913A (ja) 1984-07-31
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