JP3836334B2 - 管端末固定具、及びその回転用ホルダー - Google Patents

管端末固定具、及びその回転用ホルダー Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一端部にケーブル保護管の端部が接続された状態でコンクリート埋設されて、該ケーブル保護管内のケーブル類を壁外に引出し可能とすべく、コンクリート型枠上に配設された断熱材に固定される管端末固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
表面に断熱材が貼着されるコンクリート壁の施工において、上記目的に用いられる従来の管端末固定具F’は、下面が開口した構造であって、図20に示されるように、コンクリート型枠Jに直接に取付けていた。即ち、コンクリート打設前においては、前記型枠J上には、断熱材Gが配設されているために、型枠Jにおける前記管端末固定具F’の固定位置の部分の断熱材Gを除去して、大きな開口51を設け、該開口51を利用して、前記管端末固定具F’の下面の開口面を前記型枠Jの上面に密着させた状態で、該管端末固定具F’を釘類52を介して前記型枠Jに固定し、その後に、除去した断熱材を細かく切断して、断熱材の除去により形成された前記管端末固定具F’の周囲の空間部に詰め戻していた。なお、ケーブル保護管Pの一端部は、前記管端末固定具F’の傾斜面部に一体に取付けた連結具53に連結され、前記断熱材Gの上方のコンクリート打設予定空間54には、鉄筋55が配筋されている。
【0003】
上記した断熱材の除去、及び詰戻しの各作業は、大変に面倒であるために、作業能率が悪いと共に、コンクリート壁の施工後には、断熱材を詰め戻した部分が壁表に露出するために、その外観が悪くなる問題もあった。特に、前記コンクリート打設予定空間54に配筋されている鉄筋55が邪魔となって、断熱材Gの除去、及びその詰戻しの各作業は、大変なものであった。
【0004】
また、断熱材は、気孔構造を有していて、その密度が小さいために、一般の小型のビス等を使用した場合には、その螺子部の周辺の断熱材が崩れてしまう。よって、十分な固定力が得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、コンクリート型枠上に配設された断熱材に対して直接に固定可能な管端末固定具の提供である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、一端部にケーブル保護管の端部が接続された状態で、該ケーブル保護管内のケーブル類を壁外に引出し可能とすべく、断熱材に固定される管端末固定具であって、前記ケーブル保護管内のケーブル類を挿通可能な中空円筒体で構成されて、その外周面に螺旋突部が形成された本体部と、前記本体部の一端側に、前記ケーブル保護管の端部が接続可能に設けられた接続部とから成ることを特徴としている。
【0007】
また、請求項2の発明は、一端部にケーブル保護管の端部が接続された状態で、コンクリート埋設される構成の管端末固定具であって、他の構成は、請求項1の発明と同一である。
【0008】
請求項1又は2の発明によれば、断熱材における管端末固定具の固定位置に下孔を明けるか、或いはそのままの状態で、その本体部を回転させると、その外周面の螺旋突部が前記断熱材の内部に強制的に螺入される。螺旋突部の螺入時において、下孔が明けられている場合には、断熱材は殆ど除去されないと共に、下孔が明けられていない場合には、前記螺入時に切断分離された断熱材は、中空円筒状をした本体部の内部空間に収容され、型枠を取外した後に、壁外から、切断分離されて本体部の内部空間に収容された断熱材を取り除く。これにより、前記ケーブル保護管内のケーブル類は、壁外に引出し可能な状態で、管端末固定具は、前記断熱材に埋設固定される。
【0009】
また、管端末固定具を構成する本体部の外径は、ケーブル保護管の外径に対応する程度に大きく、外径の大きな本体部の外周面に形成された螺旋突部が断熱材に螺入されるために、断熱材に対する前記螺旋突部の総密着面積が大きくなる。このため、断熱材は、気孔構造を有していて、その密度が小さいために、一般の固定具では、十分な固定力が得られないにも係わらず、請求項1の発明に係る管端末固定具によれば、上記理由により、断熱材に対する固定力が大きくなって、コンクリート打設時に作用する側方への押倒し力に対しても十分に耐えられる。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記接続部は、前記本体部に対して取着可能な別体の接続具で構成されていることを特徴としている。よって、同一の管端末固定具に対して異なるサイズの複数の固定具が装着可能となる結果、異なるサイズの複数のケーブル保護管の接続が可能となる。
【0011】
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記本体部の他端側には、壁外に引き出されたケーブル類を保護する別のケーブル保護管が接続可能な接続具が取付けられる接続具取付部を備えていることを特徴としている。よって、壁外において、管端末固定具の本体部から壁外に引き出されたケーブル類の保護が可能となる。
【0012】
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明において、前記接続部は、前記ケーブル保護管の溝部に挿入される挿入部が内方端に形成された弾性変形可能な係合片を備え前記係合片が原形状に復元して、その挿入部がケーブル保護管の溝部に挿入されることにより、前記接続部に、ケーブル保護管が回転可能となって接続されることを特徴としている。このため、管端末固定具の接続部にケーブル保護管を接続したままで、その本体部を回転させて、その外周の螺旋突部を断熱材の内部に螺入可能となって、ケーブル配管(配線)のための作業の自由度が高まる。
【0013】
また、請求項6の発明は、請求項1又は2に記載の管端末固定具を電気ドリルにより回転させて、断熱材に強制螺入させるための回転用ホルダーであって、
前記管端末固定具の接続部に回転不能な状態で外嵌されるカップ状のホルダー本体と、前記ホルダー本体を前記ドリルの回転軸と一体回転させるために、前記ホルダー本体の閉塞部に設けられた回転軸連結部とから成ることを特徴としている。
【0014】
請求項6の発明によれば、回転用ホルダーのカップ状をしたホルダー本体を管端末固定具の接続部に外嵌させると共に、その回転軸連結部に電気ドリルの回転軸を連結させた状態で、該電気ドリルを駆動させると、その回転軸の回転力により、管端末固定具の本体部の外周の螺旋突部は、断熱材に対して螺入される。よって、請求項5の発明に係る回転用ホルダーを使用すると、外部動力によって、断熱材に対して管端末固定具を螺入固定できるために、その作業能率が高まる。
【0015】
また、請求項7の発明は、請求項6の発明において、前記ホルダー本体は、接続部の外周面に軸方向に沿って形成された突条体に嵌合可能な2種類の嵌合溝を内周面に備えた段付カップ状をなしていて、サイズの異なる2種類の管端末固定具の接続部に嵌合可能であることを特徴としている。よって、同一の回転用ホルダーによって、サイズの異なる2種類の管端末固定具を回転させられるため、サイズの異なる2種類の管端末固定具を取り扱う施工における作業性が高まる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、複数の実施形態を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。最初に、本発明の第1実施形態の管端末固定具F1 の構成について説明し、その後に、この管端末固定具F1 を使用して、壁内のケーブルを壁外に引出し可能に配管する施工法について、工程順に説明する。図1は、管端末固定具F1 を構成する固定具本体B1 と接続具C1 との分解斜視図であり、図2は、固定具本体B1 に対して接続具C1 が接続された管端末固定具F1 と、回転用ホルダーHとの斜視図であり、図3は、固定具本体B1 の正面図であり、図4は、図3のX−X線断面図であり、図5は、固定具本体B1 の平面図である。
【0017】
また、前記管端末固定具F1 は、中空円筒状をした固定具本体B1 と、該固定具本体B1 の一端部に螺合される接続具C1 とで構成される。図1ないし図5に示されるように、中空円筒状をした固定具本体B1 外周面には、螺旋突部1が設けられ、その内周面の両端部には、一対の部分雌螺子部2が対向して形成されている。この固定具本体B1 の外径は、接続されるケーブル保護管Pの外径とほぼ同等な程度に大きい。前記螺旋突部1は、固定具本体B1 の他端部から、その中央部の間に数ピッチ分(図示例では、略2.5 ピッチ分)だけ設けられ、固定具本体B1 の一端部(前記接続具C1 が接続される側の端部)には、形成されていない。この螺旋突部1は、その先端が先鋭に形成されて、その山と谷の各径D,dの差は、大きくなっており、各径D,dの差の半分が、螺旋突部1の高さEとなっている。螺旋突部1の両形成端部においては、その高さEは、端部に向けて漸次低くなって消失している。螺旋突部1を上記形状にしたのは、後述のコンクリート型枠Jの上に配設される断熱材Gに対して固定具本体B1 を螺入固定された状態において、断熱材Gとの総密着面積を大きくして、その固定力を高めるためである。
【0018】
また、前記接続具C1 は、固定具本体11と、この外側に回動可能に嵌合されるストッパー体12とで構成される。円筒状をした固定具本体11は、その一端部に、他の部分よりも小径の円筒部が一体成形されて、その外周面に雄螺子部13が成形され、その他端面の相対向する2つの円弧状部分に、周方向に沿って多数の係合突起14が形成された構成である。一方、ストッパー体12は、前記固定具本体11に回動可能に外嵌される部材であって、その一端部(固定具本体11の係合突起14が設けられた側と対応する端部)の相対向する2つの円弧状部分には、前記固定具本体11の係合突起14に対して係合・離脱する多数の係合片15が軸心方向に沿って設けられている。この係合片15は、ストッパー体12の端面の部分を支点にして弾性変形し、その内方端には、ケーブル保護管Pの溝21に挿入される挿入部15aが、固定具本体11の軸心に向けて設けられ、該挿入部15aの裏面には、前記固定具本体11の係合突起14の外面側に係合される被係合部15bが設けられた構成である。
【0019】
また、前記接続具C1 において、固定具本体11にストッパー体12を外嵌させた状態では、図6及び図7に示されるように、固定具本体11に対してストッパー体12が僅かの角度範囲内で回動可能であって、しかも抜出し不能となっており、その内部にケーブル保護管Pの端部が挿入可能になっている。そして、図6(イ)及び図7(イ)に示される状態では、ストッパー体12を構成する係合片15は、接続具C1 の半径方向外方に向けて弾性変形されて、その被係合部15bは、固定具本体11を構成する係合突起14の背面側(外周面側)に配置されて、これと係合しているために、前記係合片15の内方端に設けられた挿入部15aは、ケーブル保護管Pの溝部21から離脱している。よって、接続具C1 は、これに対してケーブル保護管Pの端部が挿脱可能な「解除状態」である。
【0020】
上記の状態において、固定具本体11に対してストッパー体12を回動させると、図6(ロ)及び図7(ロ)に示されるように、ストッパー体12を構成する係合片15の被係合部15bと、固定具本体11を構成する係合突起14との係合が解除されて、前記係合片15が原形状に復元されるために、その内方端に設けられた挿入部15aが、接続具C1 の軸心に向けて微動して、ケーブル保護管Pの溝部21に挿入され、ケーブル保護管Pは、前記接続具C1 に対して抜出しが不能となるが、自由回転は可能な「接続状態」となる。
【0021】
次に、ケーブル保護管P内のケーブル類を壁外に引出し可能とすべく、コンクリート型枠Jの上に配設された断熱材Gに前記管端末固定具F1 を固定する方法について説明する。図9に示される下孔穿孔具R1 は、前記断熱材Gに前記管端末固定具F1 を螺入させるための下孔22を形成するための工具である。この下孔穿孔具R1 は、半円筒状をした本体部31の先端部に円筒状の穿孔刃32が一体に形成されて、前記本体部31の上端部にL字状をした回転ハンドル33が固着された構成である。
【0022】
また、図8に示されるように、コンクリート型枠Jの上には、断熱材Gが配設されていて、該断熱材Gに対して前記下孔穿孔具R1 の穿孔刃32を突刺押圧させた状態で、回転ハンドル33により、その本体部31を回転させると、前記穿孔刃32によって断熱材Gが円筒状に切り抜かれて、その内部に収容される。これにより、図8で2点鎖線、及び図10で実線で示されるように、前記断熱材Gに、管端末固定具F1 を構成する固定具本体B1 の外周面に形成された螺旋突部1を螺入可能な下孔22が形成される。
【0023】
また、図2に示されるように、固定具本体B1 の一端部(使用状態では上端部)の部分雌螺子部2に、接続具C1 を構成する固定具本体11の雄螺子部13が螺合されて、固定具本体B1 の一端部に接続具C1 が一体となって螺合連結されている。そして、前記接続具C1 の外側に回転用ホルダーHを嵌合させ、この回転用ホルダーHの回転軸連結部44に、電気ドリルMの回転軸23を回転不能に外嵌して、電気ドリルMの回転力により、管端末固定具F1 の全体を回転させると、その固定具本体B1 の外周面に形成された螺旋突部1は、前記下孔22の外周部に螺入される。即ち、電気ドリルMの回転軸23の回転力が前記回転用ホルダーHを介して固定具本体B1 に伝達されて、該固定具本体B1 を回転させると、その外周面に螺旋突部1が形成されているために、固定具本体B1 は、その先端面がコンクリート型枠Jに当接するまで、その軸心方向に進んで、下孔22に強制的に螺入される。このように、電気ドリルMの動力によって、固定具本体B1 を回転させているために、断熱材Gに対する管端末固定具F1 の螺入固定作業を迅速に、しかも正確に行える。なお、電気ドリルMは、コンクリート壁Wの施工現場では、多用されているので、容易に使用可能である。
【0024】
また、前記接続具C1 を構成するストッパー体12の外周面の対向位置には、その軸心方向に沿って一対の突条体16が設けられている。前記回転用ホルダーHは、図2に示されるように、サイズの異なる2種類の接続具に外嵌されて、その外周面に形成された各突条体16を嵌合可能な2種類の嵌合溝41,42を備えた段付カップ状をしたホルダー本体43と、該ホルダー本体43の閉塞部に一体成形されて、前記電気ドリルMの回転軸23が回転不能となって外嵌可能な回転軸連結部44とを備えている。段付カップ状をしたホルダー本体43の大径部の内周面には、前記接続具C1 を構成するストッパー体12の突条体16が嵌合される嵌合溝41が形成され、その小径部の内周面には、前記接続具C1 よりも小型の接続具の突条体が嵌合される嵌合溝42が形成されている。各嵌合溝41,42は、周方向に沿って位相が90°異なる位置に、それぞれ4個ずつ設けられている。
【0025】
このようにして、断熱材Gに形成した下孔22に、固定具本体B1 が螺入された状態(図11参照)では、上記したように、固定具本体B1 の外径は、ケーブル保護管Pの外径と同等な程度に大きく、しかもその外周面に形成されている螺旋突部1の高さEが大きいので、断熱材Gに対する前記螺旋突部1の総接触面積が大きくなる。その結果、断熱材Gは、気孔構造を有していて、その密度が小さくて、一般の固定具では、その固定が難しいにも係わらず、第1実施形態の管端末固定具F1 によれば、断熱材Gに対して十分な固定力を有して、該断熱材Gに対して管端末固定具F1 が強固に固定される。
【0026】
次に、図11に示されるように、接続具C1 を構成する固定具本体11に対してストッパー体12を所定方向に回動させて、その係合片15が半径方向外方に弾性変形された「解除状態」において、前記接続具C1 にケーブル保護管Pの一端部を挿入して、該挿入後において、前記ストッパー体12を上記と逆方向に回動させると、前記係合片15が原形状に復元して、その挿入部15aがケーブル保護管Pの溝部21に挿入されて、接続具C1 に対してケーブル保護管Pが抜出し不能な「接続状態」となる。
【0027】
このようにして、断熱材Gに対して螺入固定された管端末固定具F1 の接続具C1 にケーブル保護管Pが接続された状態で、コンクリート型枠Jの上面に配設された断熱材Gの上にコンクリートKを打設して、その硬化後に、前記型枠Jを取り外すと、図12に示されるように、前記断熱材Gに管端末固定具F1 の固定具本体B1 が螺入固定されて、その下端開口が壁面に露出した状態で、管端末固定具F1 の接続具C1 と、これに接続されたケーブル保護管PとがコンクリートK内に埋設された状態で、コンクリートKの壁外側に断熱材Gが貼着された構成のコンクリート壁Wの施工が終了する。
【0028】
コンクリートKの打設時において、接続具C1 を介してケーブル保護管Pが接続された管端末固定具F1 には、これを型枠Jに押し付ける力と、これを側方に押し倒す力とが作用する。前者の押付け力は、型枠Jに作用するために、該押付け力に抗することができると共に、後者の押倒し力に対しては、上記理由によって、断熱材Gに対する管端末固定具F1 の固定力が大きいために、十分に耐えることができる。なお、コンクリートKの打設時には、管端末固定具F1 に対して、これを引き抜く力は作用しない。
【0029】
また、コンクリートK内に埋設されたケーブル保護管Pから、コンクリート壁Wの外側にケーブル類が引き出され、この引き出されたケーブル類を壁外において、別のケーブル保護管Pに収容保護する場合には、以下のようにする。即ち、図12に示されるように、断熱材G内に埋設固定された固定具本体B1 の壁外側の端部には、その内周面に部分雌螺子部2が形成されており、この部分雌螺子部2に別の接続具C1 の雄螺子部13を螺合させて、壁外において、前記固定具本体B1 に別の接続具C1 を連結する。そして、この別の接続具C1 に別のケーブル保護管Pを接続すると、壁外に引き出されたケーブル類の保護が可能となる。
【0030】
また、上記したように、接続具C1 を介して管端末固定具F1 にケーブル保護管Pを接続した状態で、管端末固定具F1 とケーブル保護管Pとは、相対的に回転可能な構造となっている。よって、図13に示されるように、上記の状態で、ケーブル保護管Pに対して管端末固定具F1 を手動回転させて、断熱材Gに形成された下孔22に、その固定具本体B1 の外周面の螺旋突部1を前記下孔22の外周部に螺入させて、該固定具本体B1 を断熱材Gに固定できる。このように、管端末固定具F1 に対してケーブル保護管Pを接続した状態においても、前記管端末固定具F1 に螺入固定できるために、管端末固定具F1 の固定作業の自由度が高まる。
【0031】
次に、本発明の第2実施形態の管端末固定具F2 について説明する。この管端末固定具F2 は、図14及び図15に示されるように、前記管端末固定具F1 を構成する固定具本体B1 と、接続具C2 とで構成される。この接続具C2 は、その管挿入方向が固定具本体B1 の軸心に対して傾斜した構成であって、固定具本体B1 の軸心に対して傾斜した方向からの配管を容易にしてある。
【0032】
この管端末固定具F2 を使用して、コンクリート壁W内に配管されたケーブル類を壁外に引き出すには、前記第1実施形態と同様にして、断熱材Gに垂直に形成された下孔22に、固定具本体B1 を垂直にして当てがって、傾斜配置された前記接続具C2 を手で掴んで、管端末固定具F2 の全体を回転させると、その固定具本体B1 が断熱材Gに対して強制的に螺入される。その後の工程は、前記第1実施形態と全く同様であって、前記接続具C2 にケーブル保護管Pが接続された状態で、管端末固定具F2 と、これに接続されたケーブル保護管PとがコンクリートK内に埋設されて、前記ケーブル保護管P内に収容保護されたケーブル類が壁外に引き出し可能となる。なお、図15に示されるように、壁外においても、前記接続具C2 を使用すると、壁外に引き出されたケーブル類のわん曲配管が容易となる。
【0033】
引き続いて、本発明の第3実施形態の管端末固定具F3 について説明する。この管端末固定具F3 は、断熱材Gに傾斜姿勢で固定されるものであって、該断熱材Gに傾斜して形成された傾斜下孔24に螺入される。この管端末固定具F3 は、前記管端末固定具F1 の固定具本体B1 よりも僅かに長い固定具本体B3 と、該固定具本体B3 の一端部に螺合される前記接続具C1 とで構成される。固定具本体B3 は、前記固定具本体B1 よりも、その長さが僅かに長い点が異なるのみで、他の構成は、全て同一である。
【0034】
また、図17に示される下孔穿孔具R2 は、断熱材Gに傾斜下孔24を形成するためのものであって、その穿孔刃32’の先端面32'aが軸心Lに対して傾斜下孔24の傾斜角度だけ傾斜している構成のみが、前記下孔穿孔具R1 と異なるのみであるので、他の同一部分には、同一符号を付して、図示のみ行う。
【0035】
そして、図16に示されるように、下孔穿孔具R2 の穿孔刃32’の先端面32'aを断熱材Gの上面に当てがって、前記下孔穿孔具R2 を斜方向に押圧させた状態で回転させると、図15及び図17に示されるように、断熱材Gには、その一部が傾斜円筒状に分離除去されて、傾斜下孔24が形成される。
【0036】
次に、図18に示されるように、管端末固定具F3 を傾斜させて、断熱材Gに形成された前記傾斜下孔24に当てがった状態で、前記回転用ホルダーHを使用して、電気ドリルMの動力によって、前記管端末固定具F3 を回転させると、該管端末固定具F3 は、その傾斜姿勢を保持したままで、断熱材Gに螺入されて、これに固定される。
【0037】
そして、第1実施形態の場合と同様にして、断熱材Gに対して傾斜姿勢で固定された管端末固定具F3 に対してケーブル保護管Pを接続して、コンクリート型枠Jの上面に配設された断熱材Gの上にコンクリートKを打設して、その硬化後に前記型枠Jを取り外すと、図19に示されるように、前記コンクリートK内にケーブル保護管Pが埋設されて、コンクリート壁Wの壁表に、前記管端末固定具F3 の螺入開始端部(先端部)が傾斜姿勢で開口される。
【0038】
また、コンクリート壁Wの壁外において、断熱材Gに固定された管端末固定具F3 に別のケーブル保護管Pを接続させられる。このように、管端末固定具F3 の基端部、及び螺入開始端部(先端部)にケーブル保護管Pを接続する場合において、前記管端末固定具F3 そのものが断熱材Gに対して傾斜姿勢で固定されているために、ケーブル保護管Pの接続状態において、該ケーブル保護管Pが急激に屈曲されなくなって、ケーブル保護管Pの接続作業が容易となる。
【0039】
なお、上記各実施形態においては、いずれも断熱材Gに下孔22又は傾斜下孔24を予め形成しておいて、この下孔22,24に固定具本体B1,B3 の外周面の螺旋突部1を螺入固定させる構成であるために、この螺入固定時には、断熱材Gは、殆ど切断されなくて、前記固定具本体B1,B3 の中空部に、切断された断熱材が収容されることはない。しかし、断熱材Gに下孔を形成せずに、そのまま固定具本体B1,B3 を螺入させると、その中空部に、切断された断熱材が収容充填された状態で、前記固定具本体B1,B3 は、断熱材Gに螺入固定される。このため、固定具本体B1,B3 の螺入固定後において、壁外側から、その中空部に収容充填された断熱材を除去すると、コンクリート埋設されたケーブル保護管内のケーブル類を壁外に引出し可能となる。
【0040】
また、断熱材Gの内部に埋設固定される各管端末固定具F1 〜F3 に一端部が接続されるケーブル保護管Pは、いずれも前記断熱材Gの上方に打設されるコンクリートK内に埋設されるものであるが、請求項1の発明に係る管端末固定具のように、これに一端部が接続されるケーブル保護管Pは、必ずしもコンクリート内に埋設されるものではない。例えば、二重天井を構成する天井板の上面に断熱材が設置されて、この断熱材に、請求項1の発明に係る管端末固定具が埋設されて、該管端末固定具に一端部が連結されたケーブル保護管は、二重天井を構成する前記天井板とコンクリート床壁との間の空間部に配置される構成の場合であってもよい。
【0041】
【発明の効果】
本発明に係る管端末固定具は、中空円筒状をした本体部の外周面に螺旋突部が形成されていて、該本体部の回転により、前記螺旋突部を断熱材の内部に強制的に螺入させることにより、その基端部に接続されたケーブル保護管内のケーブル類を壁外に引出し可能な状態で、コンクリート型枠上に配設された断熱材に対して直接に固定できる。また、断熱材に予め下孔を形成しておく場合、及び断熱材に螺入させながら、本体部の内部空間に切断分離された断熱材を後に除去する場合のいずれにおいても、除去される断熱材は、管端末固定具の本体部の容積に対応した断面円形の部分のみであって、これ以外の部分の断熱材の除去の必要がないために、断熱材に対する管端末固定具の固定作業が容易となる。
【0042】
また、本発明に係る管端末固定具の回転用ホルダーを使用すれば、該管端末固定具の本体部を回転させて、断熱材に螺入させる場合において、電気ドリルの動力によって管端末固定具を回転させられるので、断熱材に対する管端末固定具の固定作業を迅速に、しかも正確に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 管端末固定具F1 を構成する固定具本体B1 と接続具C1 との分解斜視図である。
【図2】 固定具本体B1 に対して接続具C1 が接続された管端末固定具F1 と、回転用ホルダーHとの斜視図である。
【図3】 固定具本体B1 の正面図である。
【図4】 図3のX−X線断面図である。
【図5】 固定具本体B1 の平面図である。
【図6】 (イ),(ロ)は、それぞれ接続具C1 の「解除状態」及び「接続状態」の縦断面図である。
【図7】 (イ),(ロ)は、それぞれ図6(イ),(ロ)のY1 −Y1 線及びY2 −Y2 線断面図である。
【図8】 下孔穿孔具R1 を使用して、断熱材Gに下孔22を形成している途中を示す断面図である。
【図9】 下孔穿孔具R1 の斜視図である。
【図10】 電気ドリルMにより管端末固定具F1 を回転させて、断熱材Gに螺入させている状態を示す図である。
【図11】 断熱材Gに固定された管端末固定具F1 に対してケーブル保護管Pを接続する状態を示す図である。
【図12】 断熱材Gに管端末固定具F1 が固定されて、これに接続されたケーブル保護管PがコンクリートK内に埋設された状態の断面図である。
【図13】 管端末固定具F1 にケーブル保護管Pが接続された状態で、その固定具本体B1 を断熱材Gに螺入させている状態を示す図である。
【図14】 管端末固定具F2 を手動回転させて、断熱材Gに螺入させている状態を示す図である。
【図15】 断熱材Gに管端末固定具F2 が固定されて、これに接続されたケーブル保護管PがコンクリートK内に埋設された状態の断面図である。
【図16】 下孔穿孔具R2 を使用して、断熱材Gに傾斜下孔24を形成している途中を示す断面図である。
【図17】 下孔穿孔具R2 の斜視図である。
【図18】 電気ドリルMにより管端末固定具F3 を回転させて、断熱材Gに傾斜姿勢で螺入させている状態を示す図である。
【図19】 断熱材Gに管端末固定具F3 が傾斜姿勢で固定されて、これに直線的に接続されたケーブル保護管PがコンクリートK内に埋設された状態の断面図である。
【図20】 コンクリート型枠Jの上面の断熱材Gを除去した開口51を利用して、従来の管端末固定具F’をコンクリート型枠Jの上面に固定した状態の断面図である。
【符号の説明】
1,B3 :固定具本体
1,C2 :接続具
1 〜F3 :管端末固定具
G:断熱材
H:回転用ホルダー
J:コンクリート型枠
M:電気ドリル
P:ケーブル保護管
W:コンクリート壁
1:螺旋突部
2:部分雌螺子部(接続具取付部)
16:突条体
41,42:嵌合溝
43:ホルダー本体
44:回転軸連結部

Claims (7)

  1. 一端部にケーブル保護管の端部が接続された状態で、前記ケーブル保護管内のケーブル類を壁外に引出し可能とすべく、断熱材に固定される管端末固定具であって、
    前記ケーブル保護管内のケーブル類を挿通可能な中空円筒体で構成されて、その外周面に螺旋突部が形成された本体部と、
    前記本体部の一端側に、前記ケーブル保護管の端部が接続可能に設けられた接続部とから成り、
    前記本体部の回転により、その外周面の螺旋突部を前記断熱材の内部に強制的に螺入させて、前記ケーブル保護管内のケーブル類を壁外に引出し可能にして、前記断熱材に埋設固定されることを特徴とする管端末固定具。
  2. 一端部にケーブル保護管の端部が接続された状態で、コンクリート埋設されて、前記ケーブル保護管内のケーブル類を壁外に引出し可能とすべく、コンクリート型枠上に配設された断熱材に固定される管端末固定具であって、
    前記ケーブル保護管内のケーブル類を挿通可能な中空円筒体で構成されて、その外周面に螺旋突部が形成された本体部と、
    前記本体部の一端側に、前記ケーブル保護管の端部が接続可能に設けられた接続部とから成り、
    前記本体部の回転により、その外周面の螺旋突部を前記断熱材の内部に強制的に螺入させて、前記ケーブル保護管内のケーブル類を壁外に引出し可能にして、前記断熱材に埋設固定されることを特徴とする管端末固定具。
  3. 前記接続部は、前記本体部に対して取着可能な別体の接続具で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の管端末固定具。
  4. 前記本体部の他端側には、壁外に引き出されたケーブル類を保護する別のケーブル保護管が接続可能な接続具が取付けられる接続具取付部を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の管端末固定具。
  5. 前記接続部は、前記ケーブル保護管の溝部に挿入される挿入部が内方端に形成された弾性変形可能な係合片を備え
    前記係合片が原形状に復元して、その挿入部がケーブル保護管の溝部に挿入されることにより、前記接続部に、ケーブル保護管が回転可能となって接続されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の管端末固定具。
  6. 請求項1又は2に記載の管端末固定具を電気ドリルにより回転させて、断熱材に強制螺入させるための回転用ホルダーであって、
    前記管端末固定具の接続部に回転不能な状態で外嵌されるカップ状のホルダー本体と、前記ホルダー本体を前記ドリルの回転軸と一体回転させるために、前記ホルダー本体の閉塞部に設けられた回転軸連結部とから成ることを特徴とする管端末固定具の回転用ホルダー。
  7. 前記ホルダー本体は、接続部の外周面に軸方向に沿って形成された突条体に嵌合可能な2種類の嵌合溝を内周面に備えた段付カップ状をなしていて、サイズの異なる2種類の管端末固定具の接続部に嵌合可能であることを特徴とする請求項6に記載の管端末固定具の回転用ホルダー。
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