JP3835792B2 - 回転飲食台における商品供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転飲食台を設置した飲食店において、商品ストッカーから供給された商品のみならず作業者が直接供給した商品および鮮度劣化した回収商品をも確実に管理し、加えて商品をその種類を豊富に、効率良く供給することができる商品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、回転飲食台を設置した飲食店において、商品である寿司は、商品皿上に載置させて回転飲食台の巡回路上を巡回搬送させている。
【0003】
この商品供給は、予め数種類の商品を所定数ずつ巡回路に供給し、客が食することにより商品が不足(減少)した際、作業者が巡回路全域を見渡して不足している種類を把握し、その種類の商品をその都度用意し、巡回路上に供給していた。
【0004】
この商品供給において、巡回路上の商品を供給するスペースが十分でない場合が多い。
【0005】
このため、後続の商品皿を作業者が手で停滞させ、強制的に供給するスペースを確保した後、同一種類の商品皿を一度に複数供給していた。
【0006】
この商品供給性を向上させるため、コンピューター等の処理装置により供給すべき商品をモニターに表示して作業者に指示することも始められている。
【0007】
また、商品である寿司を美味しく食するためには、舎利の温度が人肌(25度〜35度前後)で、刺身等のネタの温度が冷たいと最適であることが、知られている。
【0008】
また、商品である寿司の鮮度管理は、作業者の目視により、長時間客に食されることなく、ネタの水分が蒸発し、舎利の温度が低下して鮮度劣化した商品を、回収して行っていた。
【0009】
また、客が食した商品の料金精算を容易とするために、各商品皿に価格等の商品データを記録したID媒体を装着させ、読取器によってこのID媒体の商品データを読取り、料金精算することも近年採用されつつある。
【0010】
また、各飲食店の商品の管理においては、経営者等が日毎の商品売上げを管理し、翌日必要な鮮魚等の食材および醤油等の消耗品をその都度、市場へ出向き仕入れるか、あるいは仕入れ先へ連絡し、納品してもらっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来は前記の通り、不足している商品の種類は、巡回路全域を見渡して確認する必要があり、瞬時に不足している商品の種類を把握することができないことが問題となっていた。
【0012】
また、商品供給において、同一種類の商品皿を一度に複数供給していたため、商品の種類が不均一となり、客は好みの種類の商品が目の前に来るまで長時間待たされ、食事を楽しむことができず、このため客の回転率が良くないことが問題となっていた。
【0013】
また、提供する商品の種類は、もっぱら作業者の経験則に依存していたため、季節、時間帯、客層に合致した種類の商品を提供することができず、売上げが思うように伸びないことが問題となっていた。
【0014】
また、処理装置による供給すべき商品の指示においても、作業者の経験則により処理装置に入力していたため、季節、時間帯、客層に合致した種類の商品を提供することができなかった。
【0015】
また、処理装置による商品供給指示は、モニターに表示させるため、各作業者はこのモニターを見て商品を用意した上、巡回路上の供給すべきスペースを探し、その個所へ供給しなければならず、このモニター確認および供給すべきスペースの確認、の両作業においても熟練を要し、経験が浅い作業者にとっては何等作業性が向上しないことが問題となっていた。
【0016】
また、商品である寿司は、時間の経過と共に鮮度が劣化し、美味しく食することができないことが問題となっていた。
【0017】
このため、鮮度劣化した寿司の回収作業は、ネタの種類に応じた巡回時間あるいは巡回数により回収するのが常であるが、季節により温度、湿度が増減するため、その季節に応じた寿司の巡回時間あるいは巡回数を、作業者は経験則として習得しておく必要があり、経験が浅い作業者にとってこの回収作業が非常に面倒であるばかりか、鮮度劣化した寿司を食した場合には食中毒等の危険性があり、衛生的でないことが問題となっていた。
【0018】
本発明は、自動供給商品のみならず、作業者が直接供給商品および巡回路上から回収した商品をも確実に管理することができる回転飲食台における商品供給装置を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基台の上方に商品を巡回搬送させる巡回路が設けられてなる回転飲食台において、巡回路上に、商品供給により作動し、供給された商品の経過時間を計時し、所定時間経過を警告する鮮度管理部材を装着させ、この鮮度管理部材または巡回路上に装着された搬送部材に、商品の種類等を記録できるID媒体を装着させ、このID媒体を計測する計測手段および搬送部材または鮮度管理部材上の商品の有無を検出する検出手段を、巡回路に配備させ、両手段に、供給すべき商品の種類を指示する処理手段を、接続させ、処理手段により規定種類および規定数から不足している商品の種類とその個数を指示すると共に、所定時間経過して鮮度劣化した商品の存在を警告する商品管理装置であって、商品を種類別に立体収納させた商品ストッカーを配し、商品ストッカーと巡回路との間に、商品ストッカーから商品を取出し、巡回路上へ供給する商品供給機構を配し、巡回路中に、作業者が人手により商品を供給する商品供給ゾーンおよび鮮度劣化した商品を回収する回収ゾーンを設けると共に、各ゾーンに計測手段を配備させてなり、処理手段にて指示された種類の商品を、指示された搬送部材または鮮度管理部材上へ、商品供給機構により、商品ストッカーから所定の商品を取出し、供給し、巡回路の商品供給ゾーンおよび回収ゾーンにおける供給された商品および回収された商品の種類および個数を計測手段にて計測することにより、商品ストッカーから供給される商品のみならず、作業者が直接供給した商品および巡回路上から回収した商品をも確実に管理することを特徴とするもの、
または、搬送部材または鮮度管理部材に、供給すべき商品の種類等を表示変更可能な表示板を装着させ、表示板に表示された種類の商品を搬送部材または鮮度管理部材上へ供給することにより、商品をその種類を豊富に、効率良く供給することを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明に係る回転飲食台における商品供給装置は、図1〜図17に示すように、以下の構成からなるものである。
【0021】
本発明で使用する回転飲食台は、基台12の上方に、商品14、本発明においては舎利16上に刺身等のネタ18を載せた寿司が載置された商品皿20を、巡回搬送させる巡回路22が設けられ、基台12の外周縁にカウンター24が設けられてなるものである。
【0022】
本例において、商品皿20は使捨て可能な紙皿である。
【0023】
また、商品皿20の商品14上には、衛生面上、ラップ21を被設させることが望ましい。
【0024】
巡回路22は、無端チェーン上に搬送部材40であるクレセント型プレートを多数軸支させてなるクレセントチェーンにより形成される搬送路であり、また巡回路22には作業者が人手により商品14を供給する商品供給ゾーン26および鮮度劣化した商品14を回収する回収ゾーン28が設けられている。
【0025】
本例において、商品供給ゾーン26は店内H側の3個所に、回収ゾーン28は厨房K側の1個所に設けられ、また厨房K側には後述の商品供給機構36による商品供給スペース30が設けられている。
【0026】
商品14の種類および個数を計測する計測手段32が、巡回路22の適所に、配備されている。
【0027】
本例において、計測手段32は後述の鮮度管理部材48に装着されたID媒体62の商品データを読取る感知センサーであり、商品供給ゾーン26、回収ゾーン28および供給スペース30にそれぞれ配備されている。
【0028】
商品14を種類別に立体収納させた商品ストッカー34から所定の商品14を取出し、計測して巡回路22上へ供給する商品供給機構36が厨房K側の巡回路22に近接させて設置されている。
【0029】
本例において、商品ストッカー34は商品14を複数列、複数段に収納可能な立体構造体であり、また商品供給機構36は商品ストッカー34に収納された商品14、本例においては寿司が載置された商品皿20を1個ずつ取出し、計測して下方へ移動させるリフトである。
【0030】
この商品ストッカー34を立体構造体とすることにより、商品ストッカー34内にストックされた商品14の種類およびその個数が一目瞭然となり、商品ストッカー34の各収納区画内に収納された商品14の有無を瞬時に確認することができる。
【0031】
また、商品ストッカー34の各収納区画内に収納させる商品14の種類は、時間帯および客の飲食嗜好に応じて使い分けることにより、多く飲食される種類の収納区画数を増加させ、あまり飲食されない種類の収納区画数を減少させ、効率的に商品ストックを行うことが可能となる。
【0032】
この商品供給機構36の商品14の計測手段は、商品ストッカー34から指定された商品14を取出すことによりその種類が確定するため、単に個数のみを計測するカウンタ等の手段でよく、この個数データを後述の処理手段70により供給する商品14の種類データと共に管理することができる。
【0033】
また、商品ストッカー34は、商品皿20を商品供給機構36側へ搬送させ易くするため、各収納区画を商品供給機構36側に向けて低くなるよう傾斜させることが望ましい。
【0034】
また、商品供給機構36は、巡回している巡回路22上へ商品14を供給する都合上、巡回路22の巡回速度と同期させて商品14を供給できる機構とすることが望ましい。
【0035】
商品供給機構36の設置位置にて、巡回路22上の商品14がない個所を検出する検出手段38が配備されている。
【0036】
本例において、検出手段38は検出センサーである。
【0037】
巡回路22上の搬送部材40に対応し、かつ上面に感知部42を、内部に商品供給からの経過時間を計時し、所定時間経過したことを警告する警告機構44および店内の明かりを検出する明かり検出手段46を、装備させてなる鮮度管理部材48を、搬送部材40に装着させてある。
【0038】
本例において、感知部42はタッチセンサーである。
【0039】
また、明かり検出手段46は明かりセンサーであり、商品供給からの経過時間を計時する手段はマイコンユニット50である。
【0040】
また、警告機構44の警告手段は発光ダイオード52であり、その設置個所は鮮度管理部材48の上面である。
【0041】
また、明かり検出手段46の明かり検出時にのみ、感知部42、マイコンユニット50および発光ダイオード52等からなる鮮度管理機構を作動させ、明かりを検出しない店内が暗い営業時間外には鮮度管理機構の作動を停止させ、鮮度管理(発光警告)にかかる消費電力を節減させる配慮がなされている。
【0042】
また、鮮度管理機構の電源である太陽電池54が、鮮度管理部材48の上面に装備されている。
【0043】
また、鮮度管理部材48の表面に、上面側に色彩模様56を施した識別体58が着脱自在に装着されている。
【0044】
この識別体58は、鮮度管理部材48の表面に形成させた識別体58に対応する嵌挿溝60に、嵌挿させることにより行う。
【0045】
このため、識別体58の着脱が極めて簡易となり、識別体58の配置(パターン)を自由に変更することができる。
【0046】
また、商品14の種類等を記録できるID媒体62が、鮮度管理部材48に装備されている。
【0047】
本例において、ID媒体62はIDタグと呼ばれるもので、一般にデータキャリアとして知られており、非接触でデータを読取りまたは書込みできる情報担体であり、前述の計測手段32および検出手段38と電波によって交信する。
【0048】
このID媒体62に記録するデータは、各鮮度管理部材48に装着させた識別体58の色彩模様56に対応した商品14の種類、価格データであり、例えば赤色であればタコ、イカ等の種類または100円等の価格、青色であればマグロ、ハマチ等の種類または200円等の価格、黄色であれば中トロ、タイ等の種類または300円等の価格、等の各データである。
【0049】
また、鮮度管理部材48は、搬送部材40に対応する形状であり、搬送部材40の外周縁に形成された係止突起64と、鮮度管理部材48の下端外周縁に形成された係止部66と、を係止させることにより搬送部材40に装着させる。
【0050】
また、本例においては、鮮度管理部材48を、各搬送部材40にそれぞれ装着させるのではなく、隣接する各搬送部材40の一方にのみ装着させ、他方には搬送部材40に対応し、鮮度管理機構を装備させてないカバー部材68を装着させることにより、鮮度管理部材48とカバー部材68とを交互に装着させ、鮮度管理部材48の使用個数を節減できるため、近年採用されつつある高価なID媒体を各商品皿に個別に装着させる(約1000枚〜3000枚)場合に比べ、コストを大幅に激減することができる。
【0051】
このカバー部材68の搬送部材40への装着は、鮮度管理部材48の場合と同様、搬送部材40の係止突起64へカバー部材68の係止部66を係止させることにより行う。
【0052】
このため、搬送部材40に装着させた鮮度管理部材48およびカバー部材68は外観上、一体型(プレート)と認識され、客に何等違和感を与えることがない。
【0053】
また、鮮度管理部材48およびカバー部材68上面への商品供給に際して、通常搬送部材40であるプレートの大きさが規制されているため、1個の商品皿20を2個の搬送部材40上へわたって載置させることが多く、識別体58の色彩模様56に対応した種類の商品14を載置させた商品皿20を、鮮度管理部材48の中央に供給させる必要がなく、鮮度管理部材48および隣接するカバー部材68の上面のどの個所へ供給しても、感知部42がこの商品皿20を感知することができ、商品供給にかかる作業負担を激減させ、商品供給性を向上させることができる。
【0054】
計測手段32および検出手段38に、計測手段32の読取りにより不足している商品14の種類および個数を表示、指示すると共に、商品供給から所定時間経過して鮮度劣化した商品14の存在を警告する処理手段70が接続されている。
【0055】
本例において、処理手段70はコンピューターであり、この処理手段70に、各ID媒体62を全て記録することにより、ID媒体62が装備された鮮度管理部材48上に供給された商品14の種類、個数および価格を、リアルタイムで確認することができ、ひいては売上をも管理することが可能となる。
【0056】
また、鮮度管理部材48による鮮度劣化した商品14の存在を警告するのに加えて、処理手段70でも警告することができるので、鮮度管理部材48による警告を見過ごしても他の作業者が処理手段70の画面上で鮮度劣化した商品14の存在を確認し、直ちに回収することができ、商品14の鮮度管理をより確実に行うことが可能となる。
【0057】
上記構成からなる鮮度管理部材48は、明かり検出手段46が店内の明かりを検出している状態(営業時間帯)でのみ作動可能状態となり、商品14を載置した商品皿20を供給すると、まず感知部42が商品皿20を感知し、次いで計時手段であるマイコンユニット50が作動し、商品供給からの経過時間を計時し、所定時間の経過後、つまり客に食されることなく継続して巡回搬送され、商品14である寿司のネタ18の水分が蒸発し、舎利16の温度が低下して鮮度が劣化した商品14が載置された商品皿20の存在を、発光ダイオード52が発光(点灯または点滅)して警告する。
【0058】
この発光ダイオード52の発光は、商品14の種類に応じて発光点滅時間を、ネタが刺身であれば10分経過後点灯または点滅、ネタがタマゴ、エビ等の焼物類であれば20分経過後点灯または点滅、等と設定することにより、商品14の種類毎に容易に鮮度を管理することができる。
【0059】
また、図16および図17に示すように、処理手段70には、インターネット等の情報通信ネットワーク72上で配信される、商品の材料である鮮魚、米等を管理する商品管理手段74と、この商品管理手段74による管理データに基づき必要商品を加盟している各商品メーカー76にそれぞれ発注する商品発注手段78と、からなる管理システム80がインストールされている。
【0060】
商品管理手段74は、各飲食店における商品供給機構36による商品供給、回収ゾーン28での商品回収、等の各データを入力することにより、商品14を管理し、翌日に必要な商品14の種類、数量を決定し、さらに醤油、使捨て食器類等の消耗品をも管理できるものである。
【0061】
商品発注手段78は、商品管理手段74により決定された必要商品を、情報通信ネットワーク72上のEメールまたはファクシミリ等により自動的に各商品メーカー76にそれぞれ発注するものである。
【0062】
この際、各飲食店側において発注商品を適宜変更することもできる。
【0063】
従って、各飲食店において、この管理システムの商品管理手段74に、商品供給機構36による商品供給におけるデータ等を自動入力することにより、商品管理データを構築し、この商品管理データに基づき商品発注手段78が必要商品を種類毎にEメールまたはファクシミリ等により各商品メーカー76へ発注することができ、商品仕入れにかかる負担を皆無とすると共に、各商品メーカー76側においては、受注ミスが全くなくなり、商品発注手段78により発注された各商品を、確実に各飲食店へ納品することができる。
【0064】
これに加え、本管理システム80は、構築した商品管理データに基づき、日毎、時間毎の商品14の巡回搬送における理想的な配置(パターン)をも指示することができる。
【0065】
なお、図中82は湯呑み搬送コンベア、84は給湯茶カランを示す。
【0066】
本装置を使用して巡回路22上へ商品14を供給する方法を以下に詳述する。
【0067】
予め、順次巡回路22の隣接する各搬送部材40の一方に鮮度管理部材48を、他方にカバー部材68を、それぞれ交互に装着させる。
【0068】
この際、鮮度管理部材48およびカバー部材68は共に搬送部材40に対応させてあるため、外観上一体型(プレート)と認識され、客に何等違和感を与えることがない。
【0069】
また、鮮度管理部材48およびカバー部材68をそれぞれ交互に装着させることにより、鮮度管理部材48の使用個数を節減し、近年採用されつつある高価なID媒体を各商品皿に個別に装着させる(約1000枚〜3000枚)場合に比べ、コストを大幅に激減することができる。
【0070】
次に、各鮮度管理部材48に装着させた識別体58の色彩模様56に対応した種類の商品14を載置させた商品皿20を、商品供給機構36によって鮮度管理部材48およびカバー部材68上面の適所に、計測して供給する。
【0071】
この際、処理手段70が、商品供給機構36の計測による個数データを、供給した商品14の種類データと共に処理することにより、供給した商品14の種類とその個数とを全て管理することができる。
【0072】
また、供給する商品皿20には、識別体58の色彩模様56に対応した種類、例えば赤色であればタコ、イカまたは価格が100円の種類、青色であればマグロ、ハマチまたは価格が200円の種類、黄色であれば中トロ、タイまたは価格が300円の種類、の商品14を載置させておく。
【0073】
また、各鮮度管理部材48に装着させたID媒体62に、識別体58の色彩模様56に対応した商品14の種類または価格を記録し、この商品データを処理手段70へ予め記録しておくことにより、巡回路22上の商品14の種類およびその個数の管理、商品14の種類別の売上管理、不足している商品14の種類の指示等を行うことができる。
【0074】
また、各鮮度管理部材48の嵌挿溝60に装着させた識別体58は、商品14の種類が季節、曜日、時間帯毎に、バラエティに富むように、例えば昼間の時間帯であれば低価格の種類をより多くし、また夜間の時間帯であれば低価格から高価格まで種類をより豊富にし、識別体58の色彩模様56を適宜配置したパターン、例えば赤色を5個、青色を5個、黄色を2個、を複数回繰返し配置させた順列、を数種類設定しておき、この配置(パターン)を適宜選択使用する。
【0075】
この配置は、管理システム80により選定された、日毎、時間毎の商品14の理想的な状態、とすることもできる。
【0076】
この識別体58の配置の変更時には、各鮮度管理部材48の嵌挿溝60から識別体58を取出し、所定の色彩模様56が施された識別体58と交換することにより、容易にその配置を変更することができる。
【0077】
次に、商品ストッカー34の各収納区画に、商品14を載置させた商品皿20を種類別に複数個ずつ収納させる。
【0078】
この際、商品ストッカー34の各収納区画内に収納させる商品14の種類は、時間帯および客の飲食嗜好に応じて使い分け、例えば多く飲食される種類の収納区画数を増加させ、あまり飲食されない種類の収納区画数を減少させることにより、効率的に商品ストックを行うことができる。
【0079】
また、商品ストッカー34は立体構造体であるため、商品ストッカー34内にストックされた商品14の種類およびその個数が一目瞭然となり、従来のように巡回路全域を見渡したり、モニターを見て不足している商品を確認する作業、および用意した商品を供給すべき巡回路の商品がない個所の確認作業が一切必要なく、短期アルバイト等の経験が浅い従業者でも、商品ストッカー34の目前において、商品ストッカー34の各収納区画内に収納された商品14の有無を瞬時に確認することができ、ストックされてない商品14のみを用意し、その商品14を商品皿20に載置し、各収納区画内に単に収納させればよく、作業性が極めて向上する。
【0080】
次に、巡回路22上の商品14の種類および個数を、計測手段32が、商品14が供給された鮮度管理部材48のID媒体62の商品データを読取ることにより計測し、このデータを処理手段70へ送信する。
【0081】
次に、処理手段70が巡回路22上を巡回搬送されている規定種類および規定数から不足している商品14の種類、個数を確定し、商品供給機構36および商品供給ゾーン26の作業者に指示する。
【0082】
次に、供給スペース30において、商品供給機構36が、商品ストッカー34に収納された所定の商品14が載置された商品皿20を取出し、巡回路22上へ計測して供給する。
【0083】
この際、供給スペース30において、巡回路22上の商品がないことを検出手段38が検出し、かつ所定の商品14の種類に対応した色彩模様56が施された識別体58が装着された鮮度管理部材48が巡回搬送されてきた時点で、商品供給機構36が作動し、所定の商品14が載置された商品皿20を鮮度管理部材48および隣接するカバー部材68上へ供給する。
【0084】
また、商品供給ゾーン26においては、作業者が処理手段70により指示された所定の商品14を用意し、商品皿20上に載置し、この商品14の種類に対応した色彩模様56が施された識別体58が装着された鮮度管理部材48および隣接するカバー部材68上へ供給する。
【0085】
この際も、商品供給ゾーン26に配備された計測手段32が、供給された商品14の種類、個数を、鮮度管理部材48に装着されたID媒体62の商品データから読取り、このデータを処理手段70に送信する。
【0086】
この商品供給ゾーン26では作業者(職人)の製作実演による職人技を客に視認させて演出効果を図り、客は職人技により製作された飲食物を食することを実感すると共に、快く飲食することができ、ひいては売上を向上させることができる。
【0087】
また、作業者が商品14を載置させた商品皿20を、鮮度管理部材48またはカバー部材68上へ、供給するのではなく、注文された客に直接手渡す場合には、この商品供給データを処理手段70に入力することにより、手渡し商品においても商品管理を行い、飲食店の全商品を管理することが可能となる。
【0088】
また、鮮度管理部材48は、明かり検出手段46が明かりを検出している状態(営業時間帯)でのみ作動可能状態となり、この鮮度管理部材48上面の適所に、商品14を載置させた商品皿20を供給すると、まず感知部42が商品皿20を感知し、次いでマイコンユニット50が作動し、商品供給からの経過時間を計時し、所定時間の経過を、つまり客に食されることなく継続して巡回搬送され、商品14である寿司のネタ18の水分が蒸発し、舎利16の温度が低下して鮮度劣化した商品14の存在を、発光ダイオード52が点灯または点滅して警告する。
【0089】
この発光ダイオード52の警告により、回収ゾーン28で作業者は警告された鮮度劣化した商品14が載置された商品皿20を回収する。
【0090】
この際、商品14の種類に応じて発光ダイオード52の発光点滅時間を、ネタがイカ、マグロ等の刺身であれば10分経過後点灯または点滅、ネタがタマゴ、エビ等の焼物類であれば20分経過後点灯または点滅、等と設定することにより、商品14の種類毎に容易に鮮度を管理することができる。
【0091】
また、鮮度管理部材48のマイコンユニット50が計時する商品供給からの経過時間を、季節に応じて適宜変更することにより、季節に応じた商品鮮度管理を確実に行うことが可能となる。
【0092】
また、商品皿20が客に取られた場合、鮮度管理部材48のマイコンユニット50は自動的にリセット状態となり、次の商品皿20の供給(載置)に備えることができる。
【0093】
この回収ゾーン28での商品回収を、回収ゾーン28の計測手段32が計測し、回収された商品データを処理手段70へ送信する。
【0094】
また、鮮度管理部材48による鮮度劣化した商品14の存在を警告するのに加えて、処理手段70でも各計測手段32および検出手段38から送信されたデータを常時監視すため、鮮度劣化した商品14の存在を警告することができるので、鮮度管理部材48による警告を見過ごしても他の作業者が処理手段70の画面上で確認し、直ちに回収ゾーン28で回収することができ、商品14の鮮度管理をより確実に行うことができる。
【0095】
この際、処理手段70に、鮮度管理部材48に装着させたID媒体62を全て記録することにより、客が取って食すること、あるいは鮮度劣化により回収されたこと、による商品14の種類、個数等の商品データを処理手段70が集計し、不足している商品14の種類および個数を、処理手段70の画面または作業スペースSに設置されたモニター(図示略)等に表示し、作業者に指示すると共に、商品供給機構36へ指示し、不足している商品14を効率的に供給することができ、また巡回搬送されている商品14の種類、個数および価格を、リアルタイムで確認することができ、ひいては売上をも管理することが可能となる。
【0096】
以上のように本発明によれば、商品14の鮮度を、巡回路全域で個々に管理することができ、警告された商品14が載置された商品皿20のみを回収することにより回収作業性を向上させることができる。
【0097】
これに加え、供給すべき不足している種類の商品14を、その種類を豊富に、効率良く供給することができ、客はいつでもバラエティに富んだ豊富な種類の中から好みの商品14を選定して飲食することができ、ひいては客の回転率が向上し、売上をも向上させることができる。
【0098】
さらに、商品ストッカー34内にストックされた商品14の種類およびその個数が一目瞭然となり、従来のように巡回路全域を見渡したり、モニターを見て不足している商品を確認する作業、および用意した商品を供給すべき巡回路の商品がない個所の確認作業が一切必要なく、商品ストッカー34の各収納区画内に収納された商品14の有無を瞬時に確認することができ、ストックされてない種類の商品14を商品皿20上に載置し、各収納区画内に単に収納させればよく、作業性が極めて向上する。
【0099】
またさらに、作業者は商品供給ゾーン26において、処理手段70により指示された種類の商品14を用意し、指示された色彩模様56が施された識別体58が装着された鮮度管理部材48上面の適所に供給すればよく、従来のように巡回路全域を見渡して不足している商品の種類を把握する必要が一切なく、また商品供給における作業負担を激減させることができる。
【0100】
また、回収ゾーン28において、巡回路22に沿わせて回収コンベア(図示略)を設置させ、回収コンベアと巡回路22との連結部分に移動自在の案内ガイド(図示略)を設置させ、鮮度管理部材48または処理手段70の警告により、案内ガイドを巡回路22側へ移動させ、警告された商品皿20を案内ガイドに沿わせて回収コンベア上へ移送させて回収することにより、鮮度劣化した商品14が載置された商品皿20を機械的に回収することが可能となる。
【0101】
また、提供する商品14の鮮度管理が必要でない場合、鮮度管理部材48に装備された感知部42、警告機構44である明かり検出手段46、マイコンユニット50および発光ダイオード52の各構成機器の作動を停止させて使用する。
【0102】
また、各飲食店において、管理システム80の商品管理手段74に商品供給機構36および商品供給ゾーン26からの商品供給におけるデータ等を自動入力することにより、商品管理手段74が商品管理データを構築し、この商品管理データに基づき商品発注手段78が食材等の必要商品を種類毎に情報通信ネットワーク72上のEメールまたはファクシミリ等により各商品メーカー76へ発注することができ、商品仕入れにかかる負担を皆無とすることができる。
【0103】
また、各商品メーカー76においては、商品発注手段78により発注された各飲食店の食材等の商品を手配し、各飲食店へ商品を納品することができ、電話等による受注ミスが全くなくなり、商品発注手段78により発注された各商品を、確実に各飲食店へ納品することができる。
【0104】
また、図18および図19に鮮度管理部材48の別の例が示してある。
【0105】
本例の鮮度管理部材48は、発光ダイオード52を3個一セットとし、例えば商品14である寿司のネタ18が刺身であれば10分経過後左から1番目を点灯、ネタ18が焼物類であれば20分経過後左から2番目を点灯、商品14がデザート類であれば30分経過後左から3番目を点灯、等と発光ダイオード52の発光個所を変更すること(図19(イ)参照)、または寿司のネタ18が刺身であれば10分経過後左から1番目を点灯、ネタ18が焼物であれば20分経過後左から1番目と2番目を同時に点灯、商品14がデザート類であれば30分経過後1〜3番目を全て点灯、等と発光ダイオード52の発光数を変更すること(図19(ロ)参照)により、商品14の種類毎に容易に鮮度を管理することができる。
【0106】
本例の使用方法は、前例と同様であるため、説明は省略する。
【0107】
また、図20に鮮度管理部材48の別の例が示してある。
【0108】
本例の鮮度管理部材48は、図7〜図13に示す鮮度管理部材48とほぼ同一構造であり、表面に商品皿20の支持凸部86を形成し、発光ダイオード52を周縁部に2個配し、明かり検出手段46を中央および周縁部にそれぞれ配し、中央の明かり検出手段46を商品皿20の検出用とし、周縁部の明かり検出手段46を周囲(店内)の明かり検出用として使用するものである。
【0109】
本例の使用方法も、図7〜図13に示す例と同様である。
【0110】
また、図21に鮮度管理部材48の別の例が示してある。
【0111】
本例は、図7〜図13に示す鮮度管理部材48の太陽電池54に代えて、発電用タイヤ88およびコンデンサ90からなる発電機構92を装着させ、巡回路22の使用時にのみ発電し、各構成機器を作動させるものであり、この際には明かり検出手段46を省略することが可能となる。
【0112】
本例の使用方法も、図7〜図13に示す例と同様である。
【0113】
また、図22に鮮度管理部材48の別の例が示してある。
【0114】
本例は、図7〜図13に示す鮮度管理部材48の識別体58に代えて、供給すべき商品14の種類、例えばマグロ、タコ等の種類をそのまま表示する表示板59を装着させたものであり、巡回させる商品14の配置(パターン)変更時に、処理手段70により表示板59の表示のみを変更することにより、識別体58の交換作業を一切必要とせず、処理手段70により瞬時に変更することができる。
【0115】
本例の使用方法も、図7〜図13に示す例と同様である。
【0116】
また、図23および図24に鮮度管理部材48の別の例が示してある。
【0117】
本例は、図7〜図13に示す鮮度管理部材48を搬送部材40上に装着させるのに代えて、鮮度管理部材48の形状を、巡回路22であるクレセントチェーンの下部リンク94に対応する形状とし、この(巡回路22下の)下部リンク94に装着させるものである。
【0118】
さらに、詳述すると、下部リンク94に装着させた本体部96には、鮮度管理機器であるマイコンユニット50、ID媒体62を装着させ、その他の構成機器である感知部、発光または警告音を発する警告機構、明かり検出手段、太陽電池(図示略)を搬送部材40上に装着させてある。
【0119】
また、本体部96の下部リンク94への装着手段は、図7〜図13に示す鮮度管理部材48の場合と同様、下部リンク94の係止突起64へ本体部96の係止部66を係止させることにより行う。
【0120】
従って、鮮度管理部材48に本構造を採用することにより、搬送部材40下の下部リンク94への装着が可能となる。
【0121】
本例の使用方法も、図7〜図13に示す例と同様である。
【0122】
また、図25に鮮度管理部材48の別の例が示してある。
【0123】
本例の鮮度管理部材48は、図7〜図13に示す鮮度管理部材48と同一構成機器を装備させてなるものであり、上面に商品皿20を載置できる円筒型台とし、巡回路22上に載置して使用するものである。
【0124】
本例の使用方法は、各鮮度管理部材48を巡回路22上に載置させ、商品皿20を各鮮度管理部材48上へ供給すること以外は、図7〜図13に示す例と同様である。
【0125】
また、図26〜図29に本発明の装置の別の例が示してある。
【0126】
本例は、近年料金精算を容易とするためID媒体62を装着させた商品皿20を採用してきた飲食店が本発明の装置を導入する例であり、商品ストッカー34に収納させた時点から各商品皿20に載置させた商品14の経過時間を計時し、この経過時間を加算して鮮度管理部材48上へ供給することにより、鮮度劣化した商品14の検出精度を向上させ、客が食した商品14の料金精算を容易とするものであり、以下にその構成を説明する。
【0127】
本例の装置は、図1〜図13に示す例に加え、商品皿20をプラスチック製とし、この商品皿20にID媒体62を装着させ、このID媒体62に商品14の種類、価格、経過時間等を記録する入力器98を商品ストッカー34の各収納区画内に配備させてなるものである。
【0128】
この入力器98は、商品ストッカー34の各収納区画に収納させる商品14の種類が決められている都合上、商品皿20の収納時点の時間のみを取得し、商品14の種類および価格と共に商品データとして各商品皿20のID媒体62に記録するものである。
【0129】
また、客が食した各商品皿20のID媒体62の商品データを読取る読取センサー100を装着させた計測器102が設けられている。
【0130】
本例の使用方法は、商品ストッカー34への収納時点から各商品14の経過時間を計時し、計測器102により客が食した商品皿20の料金精算をすることができる以外は、図1〜図13に示す例と同様であるため、この点のみを以下に説明する。
【0131】
まず、図1〜図13に示す例と同様、商品ストッカー34の各収納区画内に、商品14を載置させた商品皿20を種類別に複数個ずつ収納させる。
【0132】
この際、商品ストッカー34の各収納区画に配備させた入力器98により、収納された各商品皿20のID媒体62に、商品14の種類、価格および投入時間等の商品データが記録される。
【0133】
次に、商品供給機構36が、商品ストッカー34に収納された所定の商品14が載置された商品皿20を取出し、鮮度管理部材48上へ計測して供給する。
【0134】
この供給された各商品皿20のID媒体62の商品データを、計測手段32または検出手段38により、常時監視し、鮮度劣化した商品14の存在を検出する。
【0135】
この際、商品ストッカー34への収納時に各商品皿20のID媒体62に収納時間データを記録し、商品ストッカー34における各商品皿20上の商品14の収納経過時間をも計時し、この収納経過時間を加算して商品14を鮮度管理部材48上へ供給するため、鮮度劣化した商品14の検出精度が向上する。
【0136】
また、本例において、各商品皿20に載置させた商品14の種類、価格、経過時間を個別に管理することができるため、商品14の鮮度管理においては、計測手段32または検出手段38に警告器(図示略)を配備させ、その個所にて鮮度劣化した商品14の存在を警告することが可能となり、鮮度管理部材48を省略し、搬送部材40には単にID媒体62のみを装着させるだけでよい。
【0137】
また、鮮度管理部材48を使用する際には、商品14の種類の管理および巡回搬送させる商品配置の指定用として使用するため、警告機構44を省略することが可能となる。
【0138】
また、商品14の料金精算においては、客が食した商品皿20を積上げ、この商品皿20の近部に計測器102を位置させ、各商品皿20のID媒体62に記録された商品データを、計測器102の読取センサー100が読取り、料金精算を瞬時に行うことができる。
【0139】
なお、図28中104は、計測器102により精算した金額を記録する磁気カードを示す。
【0140】
また本例において、精算した金額は磁気カード104に記録するものであるが、バーコード、金額等を印刷した伝票としてもよい。
【0141】
また、各商品皿20に装着させたID媒体62を省略し、商品ストッカー34の各収納区画に計時手段(図示略)を配備させ、この計時手段により各商品皿20の収納経過時間を計時し、商品供給機構36により商品取出し時に、この経過時間を供給すべき各鮮度管理部材48の計時手段であるマイコンユニット50またはID媒体62に書込むことにより、鮮度劣化した商品14の検出精度を向上させることは自明である。
【0142】
なお、図1〜図17に示す例において、巡回路22はクレセントチェーンに限定されることはなく、無端チェーン、無端ベルト等により巡回する機構を採用できることは自明である。
【0143】
また、商品ストッカー34の各収納区画は、収納させた商品14を商品供給機構36側へ移動できる機構を装着させることにより、商品供給機構36側へ向けて低くなるよう傾斜させなくてもよい。
【0144】
また、商品ストッカー34の各収納区画へ収納させる商品14を載置させた商品皿20は複数個ずつ収納させる必要はなく、1個ずつ収納させることは自由である。
【0145】
また、商品供給機構36はリフトであるが、商品ストッカー34から商品14を載置させた商品皿20を1個ずつ取出し、下方へ移動させることが可能な機構であればよい。
【0146】
また、全例において、商品供給は、商品供給ゾーン26および供給スペース30からによるものであるが、商品供給機構36が設置された供給スペース30から全商品を計測して供給することにより、このデータを処理手段70により商品14の種類と個数とからなる管理データとし、この管理データのみを管理システム80の商品管理手段74に入力するだけで、商品管理ができることは自明である。
【0147】
また、計測手段32、検出手段38を、計測および検出ができるセンサーとすることにより、両手段32,38を供用できることは自明である。
【0148】
また、鮮度管理部材48は鮮度劣化した商品14の存在を、発光ダイオード52の発光により警告するものであるが、商品供給時に全て点灯または点滅(発光)させ、商品供給から所定時間経過した商品14の鮮度劣化時に発光ダイオード52を消灯させ、鮮度劣化した商品14の存在を警告することは自明である。
【0149】
また、商品皿20は紙皿、プラスチック製皿であるが、陶磁器製皿とすることは自由である。
【0150】
また、鮮度管理部材48の感知部42を、上方に出没自在の押圧スイッチとしてもよく、商品皿20を感知できる機能を備えた機構であればよい。
【0151】
また、警告手段は、発光ランプでもよく、メロディー音等の警告音を発する機構、その他の警告機能を備えた機構であればよく、またその個数および位置を適宜変更することは自由である。
【0152】
また、発光ダイオード52は発光点滅時間、発光個所、発光数により段階的に警告するものであるが、発光色を変更して警告することは自明である。
【0153】
また、商品供給からの経過時間に応じて発光ダイオード52の発光点滅間隔を、経過時間が10分であれば5秒間で1回、経過時間が20分であれば5秒間で2回、等と設定することにより、経過時間を段階的に把握することができると共に、より長時間経過した商品14から回収することができることは自明である。
【0154】
また、鮮度管理部材48の各機器の電源は乾電池を使用してもよく、その際には鮮度管理部材48を搬送部材40から取外し、電池交換を行うことは自明である。
【0155】
また、色彩模様56は識別体58の表面に施してあるが、各鮮度管理部材48カバー部材68または搬送部材40の表面に直接色彩模様56を施すことは自明であり、この際には識別体58を省略することができる。
【0156】
また、識別体58または鮮度管理部材48の表面に施す色彩模様56には、数字、アルファベット等の記号およびネタの種類名等の文字が含まれることは自明である。
【0157】
また、識別体58、表示板59または各鮮度管理部材48の表面への色彩模様56を施すことを省略しても、鮮度劣化した商品14を容易に確認できることは自明である。
【0158】
また、鮮度管理部材48は、搬送部材40に、カバー部材68とそれぞれ交互に装着させてあるが、2個おきに装着させること、あるいは鮮度管理部材48を各搬送部材40にそれぞれ装着させることは自明である。
【0159】
また、鮮度管理部材48、カバー部材68の搬送部材40への装着において、搬送部材40上面を鉄製素材により成形し、鮮度管理部材48およびカバー部材68の裏面に磁石(図示略)を装着させ、磁石の磁力により装着させてもよく、その他の構造を採用することは自由であり、また鮮度管理部材48とカバー部材68を交互に連結させ、搬送部材40に載置させることは自明である。
【0160】
また、鮮度管理部材48およびカバー部材68を、搬送部材40に後付けできる機構とすることにより、既存の回転飲食台の巡回路であるクレセントチェーンを、本発明に係る鮮度管理部材48およびカバー部材68を装着させた巡回路と容易に交換することができ、既存の回転飲食台を設置した飲食店においてもスムーズに、しかも安価に導入することができる。
【0161】
また、営業時間終了後、従業者が、各鮮度管理部材48の作動を停止させることにより、明かり検出手段46を省略できることは自明である。
【0162】
また、処理手段70を、マイコン、マイクロプロセッサユニット(MPU)等の処理機器とすることは自明である。
【0163】
また、処理手段70、計測手段32または検出手段38に鮮度劣化した商品14の存在を警告させることにより、鮮度管理部材48を省略できることは自明である。
【0164】
また、商品14は舎利16上に刺身等のネタ18を載置させた寿司に限定されることはなく、商品14を例えば焼き物類、揚げ物類とし、鉄板等の食器上に入れそのまま鮮度管理部材48およびカバー部材68上に供給しても、所定時間経過により温度低下し、鮮度劣化したことを警告することにより、鮮度管理することができることは自明である。
【0165】
また、本発明の方法およびシステムに使用する装置は本例に限定されることはない。
【0166】
【発明の効果】
本発明に係る回転飲食台における商品供給方法および装置によれば、商品を商品ストッカーに種類別に立体収納するため、商品ストッカー内にストックされた商品の種類およびその個数が一目瞭然となり、従来のように巡回路全域を見渡したり、モニターを見て不足している商品を確認する作業が一切必要なく、短期アルバイト等の経験が浅い従業者でも、商品ストッカーの目前において、商品ストッカーの各収納区画内に収納された商品の有無を瞬時に確認することができ、ストックされてない種類のみを用意し、その商品を各収納区画内に単に収納させればよく、作業性が極めて向上する。
【0167】
また、商品ストッカーの各収納区画内に収納させる商品の種類は、時間帯および客の飲食嗜好に応じて適宜使い分け、例えば多く飲食される種類の収納区画数を増加させ、あまり飲食されない種類の収納区画数を減少させることにより、効率的に商品ストックを行うことができる。
【0168】
また、巡回路上の商品の種類および個数を計測手段により計測し、規定種類および規定数から不足している所定の商品を、商品供給機構によって、巡回路上へ、計測して供給することにより、商品を自動供給することができる。
【0169】
また、巡回路に商品供給ゾーンおよび回収ゾーンを設けることにより、商品供給ゾーンにおいて、作業者(職人)の製作実演による職人技を客に視認させて演出効果を図ると共に、商品供給ゾーンから供給された商品および回収ゾーンにて回収された商品をも確実に管理することができる。
【0170】
また、回収ゾーンにおいて、鮮度劣化した商品を回収することにより、回収した商品の種類、個数を確実に管理することができる。
【0171】
また、鮮度管理部材により、供給された商品の経過時間を計時し、所定時間経過後、つまり客に食されることなく継続して巡回搬送され、鮮度劣化した商品の存在を警告するため、従来作業者の経験則による商品の鮮度管理に比べ、警告された商品を回収するだけでよく、鮮度劣化した商品の確認作業が極めて容易であり、また鮮度劣化した商品が客に食されることがないため、食中毒等の危険性がなく、非常に衛生的である。
【0172】
また、搬送部材(または鮮度管理部材)の表示板の表示に対応した種類の商品を供給すればよく、商品の種類をより豊富になる表示板の表示パターンを変更することにより、商品をその種類を豊富に、効率良く供給することができ、客はいつでもバラエティに富んだ豊富な種類の中から好みの商品を選定して飲食することができ、ひいては客の回転率が向上し、売上をも向上させることができる。
【0173】
また、作業者は商品が載置されてない搬送部材、鮮度管理部材の表示板の表示を確認することにより、不足している商品の種類を確認することができ、その種類の商品を供給すればよく、従来のように巡回路全域を見渡して不足している商品の種類を把握する必要がなく、商品供給における作業者の負担を激減させることができる。
【0174】
また、表示板の表示を、巡回搬送させる商品の配置パターン変更時、処理手段等により瞬時に変更することができる。
【0175】
また、鮮度管理部材に、商品の種類を記録できるID媒体を装着させ、ID媒体を計測する計測手段および搬送部材または鮮度管理部材上の商品の有無を検出する検出手段を配備させ、両手段に、供給すべき商品の種類を指示する処理手段を、接続させることにより、供給すべき(不足している)商品の種類および個数を容易に確認することができ、商品供給性を向上させることができる。
【0176】
また、処理手段に、各鮮度管理部材に装着させたID媒体を全て記録することにより、鮮度管理部材上面に供給された商品の種類、個数および価格を、リアルタイムで確認することができ、ひいては売上をも管理することが可能となる。
【0177】
また、各鮮度管理部材の警告機構の警告(発光)状態を確認することにより、客にあまり取られない(売上の少ない)種類、および客に頻繁に取られる(売上の多い)種類を把握することができ、この売上状況に基づき商品供給時の商品の種類を決定し、効率良く商品を提供することができる。
【0178】
また、鮮度管理部材の商品供給からの計時時間を変更することにより、季節に応じた商品の鮮度管理を確実に行うことが可能となる。
【0179】
また、商品を載置させる商品皿にID媒体を装着させることにより、商品の種類、価格、経過時間等を記録し、商品ストッカーにおける各商品皿上の商品の収納経過時間をも計時し、鮮度劣化した商品の検出精度を向上させ、料金精算を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る商品供給装置の使用状態を示す平面図。
【図2】 同、拡大平面図。
【図3】 同、拡大側面図。
【図4】 同、使用状態を示す拡大正面図。
【図5】 同、使用状態を示す拡大正面図。
【図6】 同、巡回路を示す平面図。
【図7】 本発明に係る鮮度管理部材の分解斜視図。
【図8】 同、拡大斜視図。
【図9】 同、平面図。
【図10】 同、側面図。
【図11】 同、正面図。
【図12】 同、鮮度管理部材の構成機器の簡略回路図。
【図13】 同、使用状態を示す要部斜視図。
【図14】 同、要部拡大正面図。
【図15】 本発明に係る装置を装備させた回転飲食台を示す要部斜視図。
【図16】 本発明に係る商品管理システムの概要を示す図。
【図17】 同、システム全体を示すブロック図。
【図18】 鮮度管理部材の別の例を示す斜視図。
【図19】 同、鮮度管理部材の発光ダイオードの商品の種類毎の表示状態を示す拡大正面図。
【図20】 鮮度管理部材の別の例を示す斜視図。
【図21】 鮮度管理部材のさらに別の例を示す拡大断面図。
【図22】 鮮度管理部材の別の例を示す斜視図。
【図23】 鮮度管理部材のさらに別の例を示す断面図。
【図24】 同、底面図。
【図25】 鮮度管理部材の別の例を示す斜視図。
【図26】 本発明に係る商品供給装置の別の例を示す要部斜視図。
【図27】 同、計測手段および検出手段の設置位置を示す要部斜視図。
【図28】 同、商品ストッカーの斜視図。
【図29】 同、読取センサーによる料金精算状態を示す斜視図。

Claims (2)

  1. 基台(12)の上方に商品(14)を巡回搬送させる巡回路(22)が設けられてなる回転飲食台において、
    巡回路 (22) 上に、商品供給により作動し、供給された商品 (14) の経過時間を計時し、所定時間経過を警告する鮮度管理部材 (48) を装着させ、
    この鮮度管理部材 (48) または巡回路 (22) 上に装着された搬送部材 (40) に、商品 (14) の種類等を記録できるID媒体 (62) を装着させ、
    このID媒体 (62) を計測する計測手段 (32) および搬送部材 (40) または鮮度管理部材 (48) 上の商品 (14) の有無を検出する検出手段 (38) を、巡回路 (22) に配備させ、
    両手段 (32) (38) に、供給すべき商品 (14) の種類を指示する処理手段 (70) を、接続させ、
    処理手段 (70) により規定種類および規定数から不足している商品 (14) の種類とその個数を指示すると共に、所定時間経過して鮮度劣化した商品 (14) の存在を警告する商品管理装置であって、
    商品 (14) を種類別に立体収納させた商品ストッカー (34) を配し、
    商品ストッカー (34) と巡回路 (22) との間に、商品ストッカー (34) から商品 (14) を取出し、巡回路 (22) 上へ供給する商品供給機構 (36) を配し、
    巡回路 (22) 中に、作業者が人手により商品 (14) を供給する商品供給ゾーン (26) および鮮度劣化した商品 (14) を回収する回収ゾーン (28) を設けると共に、各ゾーン (26) (28) に計測手段 (32) を配備させてなり、
    処理手段 (70) にて指示された種類の商品 (14) を、指示された搬送部材 (40) または鮮度管理部材 (48) 上へ、
    商品供給機構 (36) により、商品ストッカー (34) から所定の商品 (14) を取出し、供給し、
    巡回路 (22) の商品供給ゾーン (26) および回収ゾーン (28) における供給された商品 (14) および回収された商品 (14) の種類および個数を計測手段 (32) にて計測することにより、商品ストッカー (34) から供給される商品 (14) のみならず、作業者が直接供給した商品 (14) および巡回路 (22) 上から回収した商品 (14) をも確実に管理することを特徴とする回転飲食台における商品供給装置。
  2. 搬送部材 (40) または鮮度管理部材 (48) に、供給すべき商品 (14) の種類等を表示変更可能な表示板 (59) を装着させ、表示板 (59) に表示された種類の商品 (14) を搬送部材 (40) または鮮度管理部材 (48) 上へ供給することにより、商品 (14) をその種類を豊富に、効率良く供給することを特徴とする請求項1記載の回転飲食台における商品供給装置。
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