JP2002282104A - 飲食店における飲食物の保管装置 - Google Patents

飲食店における飲食物の保管装置

Info

Publication number
JP2002282104A
JP2002282104A JP2001084249A JP2001084249A JP2002282104A JP 2002282104 A JP2002282104 A JP 2002282104A JP 2001084249 A JP2001084249 A JP 2001084249A JP 2001084249 A JP2001084249 A JP 2001084249A JP 2002282104 A JP2002282104 A JP 2002282104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
drink
storage
time
storing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001084249A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Tanaka
邦彦 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KURA CORP KK
Kura Corp Ltd
Original Assignee
KURA CORP KK
Kura Corp Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KURA CORP KK, Kura Corp Ltd filed Critical KURA CORP KK
Priority to JP2001084249A priority Critical patent/JP2002282104A/ja
Publication of JP2002282104A publication Critical patent/JP2002282104A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Table Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 調理した飲食物を厨房で一時保存管理するの
に適した飲食物の保管装置を提供する。 【解決手段】 調理した飲食物を保管するための保管部
と、この保管部で一時保管された飲食物を検出するため
の飲食物検出手段と、飲食物検出手段で検出された飲食
物の保管時間を計測する保管時間計測手段と、保管部で
の保管時間が設定時間以上となった飲食物を報知する報
知手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として厨房から
客席まで飲食物を搬送する搬送装置を備えた飲食店にお
いて、調理される飲食物を厨房で一時的に保存管理する
ための保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、店舗内の客席に沿って循環する循
環搬送路を備えた搬送装置を設置してなる寿司店では、
寿司などを盛った皿を前記循環搬送路に随時供給する一
方、各客席の客が前記循環搬送路により順次送られてく
る各種の飲食物を選んで前記循環搬送路から取り上げて
自由に飲食するようにしている。
【0003】ところで以上の寿司店において循環搬送路
に載せられた皿上の飲食物は、顧客が取り上げるまでは
循環搬送路上を周回し続けるため、循環搬送路上を周回
する飲食物が長時間にわたって循環搬送路から取り上げ
られない場合には、飲食物の品質が時間の経過と共に低
下し、結果として品質の低下した飲食物を顧客に提供し
てしまう不具合がある。
【0004】そこで従来では、例えば特開平8−802
44号公報に記載されているように、循環搬送路を周回
している飲食物を載せた容器に識別マークを施し、所定
の容器が循環搬送路を周回する回数をこの識別マークを
識別することによりカウントして、設定回数以上周回し
た容器を循環搬送路から自動的に退避させるようにした
搬送装置が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開平8
−80244号公報に記載の装置では、循環搬送路から
取り出されるまでは、飲食物は搬送装置により搬送され
続けており、このように搬送装置により、搬送され続け
ている場合には、走行に伴い飲食物に作用する空気抵抗
により飲食物の乾燥が早くて、飲食物の品質劣化の進む
度合いが早くなるし、また不特定多数の者が介在する客
席内を周回することから、飲食物の安全面でも問題があ
る。
【0006】そこで本願出願人は、厨房室で調理した飲
食物を厨房室にて一時的に保管し、客席から注文を受け
た段階で、保管している飲食物の中から注文の品を取り
出して、その注文品を随時循環搬送路上に流し、依頼の
あった客席に搬送するようにしたシステムを開発(特願
2001−25046号)した。
【0007】しかしながら以上のごとく厨房室で調理し
た飲食物を厨房室にて一時的に保管するにしても、その
保管されている飲食物の品質管理を行なって、調理して
から時間の経った飲食物の廃棄を行なわねばならない
が、厨房の作業者が自らそれを行なうことは非常に困難
である。本発明は以上の実情に鑑みて開発したものであ
って、目的とするところは、調理した飲食物を厨房で一
時保存管理するのに適した飲食物の保管装置を提供する
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、調理した飲食物を保管するための保管部と、この保
管部で一時保管された飲食物を検出するための飲食物検
出手段と、飲食物検出手段で検出された飲食物の保管時
間を計測する保管時間計測手段と、保管部での保管時間
が設定時間以上となった飲食物を報知する報知手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、調理した飲食物
を保管するための保管部と、この保管部で一時保管され
た飲食物を検出するための飲食物検出手段と、飲食物検
出手段で検出された飲食物の保管時間を計測する保管時
間計測手段と、保管部での保管時間が設定時間以上とな
った飲食物の保管部からの取り出しを不能にする取出し
規制手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の保管部が、複数種類の飲食物を種類毎に保管
するようにしていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる飲食物の保
管装置の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は、客室S1の客席に設置した複数の
脚付きテーブル1a及びカウンターテーブル1bと、厨
房室S2の前面乃至各テーブル1a・1bに沿って配置
した仕切ハウジング2と、この仕切ハウジング2上に周
回状に設けられて、厨房室S2内にて皿Pに盛り合わさ
れた寿司R等の飲食物を各テーブル1a・1bに循環搬
送するための二機の循環搬送路3a・3bを設けた飲食
物搬送装置30とを設置した寿司店の店舗内を平面的に
表したものである。
【0013】仕切ハウジング2は、図2、図3にも示す
ように、所定間隔を開けて相対向する側壁21と、これ
ら両側壁21の上端及び下端を結ぶ上壁22及び底壁
(図示せず)とから断面ボックス状に形成されている。
【0014】仕切ハウジング2は、厨房室S2の前面に
沿って配設されて厨房室S2と客室S1とを区画する第
1ハウジング部2aと、第1ハウジング部2aの長手方
向両端から屈曲して客室1内に平行に延びる第2,第3
ハウジング部2b,2cとから成り、第2,第3ハウジ
ング部2b,2cにおける側壁21の外側方には、脚付
きテーブル1aとカウンターテーブル1bとを配置して
いる。
【0015】図1に示すように、前記した二機の循環搬
送路3a・3b中の一機3aは、第1ハウジング部2a
の左半分と第2ハウジング部2bに設置され、もう一機
3bは第1ハウジング部2aの右半分と第3ハウジング
部2cに設置されている。
【0016】これら循環搬送路3a・3bは、図2にも
示すように、各ハウジング部2a,2b,2cの上壁2
2に設けた凹所23内をモータ駆動により循環移動する
無端状のフラットチェーン31から構成されており、図
2にも示すように、循環搬送路3a・3bを構成するフ
ラットチェーン31上に、寿司R等を載せた皿Pを直接
載せて、この皿Pを循環搬送するようにしている。
【0017】また循環搬送路3aに沿うテーブル1aに
は、図1に示すように、循環搬送路3aの上流側から順
番にテーブル番号(1),(2),(3),(4)が、
また循環搬送路7bに沿うテーブル1a・1bには、そ
の循環搬送路3bの上流側から順番にテーブル番号
(5),(6),(7),(8),(9),(10)が
付けられており、カウンターテーブル1bにおいては、
椅子席ごとに番号が付けられている。
【0018】また循環搬送路3a上には、各客席
(1),(2),(3),(4)に対応する4つの客席
表示部30−(1)〜30−(4)を立設して、循環搬
送路3aにおける前記客席表示部30の後方に、その客
席表示部30が表示する客席からの注文の飲食物の載置
スペースを確保する一方、循環搬送路3bにあっても、
各客席(5),(6),(7),(8),(9),(1
0)に対応する6つの客席表示部30−(5)〜30−
(10)を立設して、循環搬送路3bにおける前記客席
表示部30の後方には、その客席表示部30が表示する
客席からの注文の飲食物の載置スペースを確保してい
る。
【0019】客席表示部30は、図4にも示すように円
柱状に形成され、その外周面には、対応する客席の番号
に応じたメッセージ、具体的には、対応する客席の番号
が例えば1番であれば、「1番席の方のみ後方の品をお
取り下さい」の文字が記入され、またその外周面の下端
部には、例えばQRコードを印刷した複数枚のシール3
0aが貼り付けられている。
【0020】また厨房室S2には、調理した飲食物を皿
Pに載せた状態で種類毎に分けて一時的に保存管理して
おくための本発明にかかる保管装置4と、循環搬送路3
a・3bに飲食物を搬入するための搬入装置5a・5b
と、搬入装置5a・5bにセットされた飲食物を、循環
搬送路3a・3bにおける前記飲食物の注文のあった客
席に対応する客席表示部30の後方に搬入するように前
記搬入装置5a・5bを作動させる制御装置6と、シー
ル30aに付されたQRコードを読み取るための読取装
置7a・7bとを設けている。
【0021】保管装置4は、図5にも示すように、ボッ
クス41の上面に、仕切り板42により寿司Rの種類毎
に縦長に仕切られた複数の保管部43が形成され、各保
管部43は5枚の皿Pが収容可能とし、仕切り板42に
は、各保管部43に保管する寿司Rの種類を記載した矩
形の表示プレート44が設けられている。
【0022】各保管部43の底面で且つ保管部43に置
かれる5枚の皿Pと対応する位置には、各皿Pが保管部
43に置かれているか否かを検出するための光反射型フ
ォトインタラプタから成る皿検出器45がそれぞれ設け
られ、また仕切り板42の上端で且つ保管部43に置か
れる5枚の皿Pと対応する位置には、表示ランプ46が
設けられている。
【0023】尚、表示ランプ46は、保管部43ごとに
例えば青色、黄色などのようにその点灯色を変えるのが
好ましい。
【0024】そして皿検出器45は制御装置6の入力ポ
ートに接続され、皿Pが保管部43に置かれて、皿検出
器45がそれを検出した時点から、制御装置6に構築し
た保管時間計測機能6gにより、経過時間がカウントさ
れて、その経過時間が設定時間(例えば30分)となっ
た段階で、対応する表示ランプ46を点灯させて、その
皿Pに盛られた寿司Rが調理から一定時間が経過したこ
とを作業者に報知するようにし、また皿Pが保管部43
から取り出されて、皿検出器45がそれを検出した場合
には、制御装置6により、それまでカウントした経過時
間がリセットされるようになっている。
【0025】また皿検出器45が皿を検出しない場合、
換言すれば、その皿検出器45に対応する保管部に寿司
Rが保管されていない場合には、制御装置6を介して後
記するモニター9にその寿司Rの種類と個数を表示する
ようになっている。
【0026】尚、不足する寿司Rの種類と個数は前述の
モニター9の他に、ボックス41に別途表示装置を設け
て、この表示装置に表示するようにしてもよい。
【0027】尚、前記した皿検出器45が、特許請求の
範囲に記載の飲食物検出手段を構成し、また表示ランプ
46が特許請求の範囲に記載の報知手段を構成する。
【0028】搬入装置5a・5bは、各循環搬送路3a
・3bに沿う客席数と対応する個数、即ち、循環搬送路
3a用の搬入装置5aは4台、循環搬送路3b用の搬入
装置5bは6台がそれぞれ併設されている。
【0029】これら各搬入装置5a・5bは、図3にお
いて概略的に示すように、モータ50を介して駆動する
一対の駆動ローラ51間に無端状の搬送ベルト52を掛
け渡して成り、モータ駆動により、搬送ベルト52上に
載せた皿Pが、この搬送ベルト52上から循環搬送路3
a・3bに搬入されるようにしている。
【0030】制御装置6の記憶部6fには、シール30
aに印刷されたQRコードのデータを、そのシール30
aが貼られた客席表示部30に対応する客席番号と関連
付けて予め記憶させている。
【0031】そして制御装置6は、飲食物の注文のあっ
た客席に対応する搬入装置5a・5bを作動させて、そ
の搬入装置5a・5bにセットされた飲食物を、循環搬
送路3a・3bにおける飲食物の注文のあった客席に対
応する客席表示部30に続いてその後方に搬入するよう
に前記搬入装置5a・5bの作動を制御するようにして
いる。
【0032】一方、各客席には、タッチパネル式ディス
プレイ装置8と、客席表示部30に貼り付けているシー
ル30aのQRコードを読み取るための読取装置80と
が設けられている。
【0033】タッチパネル式ディスプレイ装置8は液晶
ディスプレイの前面にタッチセンサーが装着されてお
り、液晶ディスプレイに表示された飲食物情報等の画像
を指先等でタッチ操作することによって、どの画像がタ
ッチされたかを出力する機能を備えている。
【0034】このタッチパネル式ディスプレイ装置8の
横にはマイク81とスピーカ82とが設けられている。
【0035】また図6は、タッチパネル式ディスプレイ
装置8の制御システムを主として説明するためのブロッ
ク図であって、前記した制御装置6には、各客席のタッ
チパネル式ディスプレイ装置8に表示する画像を制御す
る画像制御機能6aと、スピーカ82から合成音声を発
する音声合成機能6bと、マイク81から出力する音声
信号を認識する音声認識機能6cと、タッチパネル式デ
ィスプレイ装置8においてタッチ操作された情報を認識
するデータ入力機能6dと注文された飲食物情報と注文
のあった客席情報とを厨房室S1に設置のタッチパネル
式モニター9に表示する報知機能6eと、前記した記憶
部6f及び保管時間計測機能6gが構築されている。
【0036】以上の構成の店舗において、まず客が客室
S1の客席に着席するに伴い、それまでタッチパネル式
ディスプレイ装置8の画面に表示されていた待機用画像
が挨拶画像に切り換えられる。
【0037】挨拶画像は、例えば店員と同じ服装をした
「店員キャラクタ」が挨拶をするアニメーション画像で
あって、同時にスピーカ82からは「いらっしゃいま
せ。」等の挨拶が音声合成されて発声される。
【0038】続いて、注文から支払いまでのシステムを
説明する説明画像や、注文可能な各種飲食物の画像とそ
の説明等を表示する飲食物説明画像等に順次切り換えら
れ、スピーカ82からはそれぞれの画面に応じた音声が
出力される。
【0039】次に制御装置6によってタッチパネル式デ
ィスプレイ装置8に表示される飲食物説明画像の例を説
明する。
【0040】図に示す実施形態では、飲食物説明画像と
して、図7の(a)に示す「寿司注文画面」が先ず表示
されるのであって、この画面では、材料となる種々の魚
の泳いでいる画像が次々にアニメーション表示される。
【0041】そしてこの画面に表示されている任意の魚
の画像、例えば「鯛」にタッチすると、図7の(b)に
示す「寿司注文画面」に切り替わるのであって、この画
面では、「鯛」の画像と注文数ボタンの画像などが表示
され、適宜、その魚「鯛」の説明やその魚を用いた寿司
の説明などが文字や画像更には必要に応じて音声により
説明される。
【0042】そして、画面内の注文数ボタン8aの画像
をタッチすることによってその飲食物を注文する。直後
であれば取消ボタン8bの画像をタッチすることで取り
消すことも可能である。
【0043】尚、マイク81を介して音声入力すること
で飲食物を注文することも可能である。
【0044】以上のようにして、飲食物の種類と数量が
指定されることにより注文が決定されると、制御装置6
の報知機能6eによって、厨房室S2のモニター9に
は、図8に示すように注文先の客席情報と注文情報とが
表示される。
【0045】尚、客席情報とは、注文した客席の席番等
の情報であり、注文情報とは、飲食物の種類とその数量
等の情報である。
【0046】一方、厨房では、予め各種の寿司Rを調理
して皿Pに盛った上で、その皿Pを保管装置4における
所定の保管部43に保管しておく。
【0047】そして厨房の作業者は、客席からの注文に
より厨房のモニター9に表示される情報を見て、注文の
あった種類の寿司Rを皿Pとともに保管装置4の所定の
保管部43から取り出して、その寿司Rを注文のあった
席番号、例えば3番の席番号に対応する搬入装置5a−
(3)の搬送ベルト52上に載せて、モニター9に設け
られているセット完了ボタン9aを押すことで、注文品
を搬入装置5a−(3)にセットした旨の信号が制御装
置6に送られる。制御装置6では、前述の信号を受信し
た後、循環搬送路3a上に立てた客席表示部30中、3
番の席番号に対応する客席表示部30−(3)に設けた
シール30aのQRコードを読取装置7aが読み取る
と、その客席表示部30−(3)が注文の飲食物をセッ
トした搬入装置5a−(3)を通過するタイミングで、
その搬入装置5a−3の搬送ベルト52を駆動させるの
であって、これに伴い、搬送ベルト52上に置かれた飲
食物が皿Pとともに循環搬送路3aにおける客席表示部
30−(3)の後方の載置スペースに乗り移り、循環搬
送路3aにて客室側に順次搬送される。
【0048】そして客席表示部30−(3)が対応する
3番の客席に近づいて、その3番の客席に設置した読取
装置80が3番の席番号に対応する客席表示部30−
(3)に設けたシール30aのQRコードを読み取り、
作動制御装置6の制御により、注文の品が届いた旨、例
えば「お待たせしました。ご注文の品が届きました。」
のメッセージがスピーカ82からアナウンスされる。従
って客は雑談をしていても注文した品が到着するのを確
実に認識することが出来る。
【0049】ところで、前記したごとく、厨房室S1で
調理した寿司Rを皿Pとともに保管装置4の所定の保管
部43に置かれると、皿検出器45がそれを検出して、
制御装置6に構築した保管時間計測機能6gにより、経
過時間のカウントが開始されるのである。
【0050】そしてその経過時間が設定時間(例えば3
0分)となった段階で、対応する表示ランプ46が点灯
して、その皿Pに盛られた寿司Rが調理から一定時間経
過したことを厨房内の作業者に報知するのである。
【0051】従って、作業者は、調理から所定の時間が
経過した寿司Rを誤って客席に搬送するような事故を招
くことがない。
【0052】また調理した寿司Rの賞味期限を作業者自
らが管理する必要もなく、それだけ作業性が良くなる。
【0053】尚、皿Pが設定時間経過する前に保管部4
3から取り出されて、皿検出器45がそれを検出した場
合には、制御装置6により、それまでカウントした経過
時間がリセットされ、また設定時間が経過した後に、そ
の皿が保管部43から取り出されて、皿検出器45がそ
れを検出した場合には、制御装置6により、それまでカ
ウントした経過時間がリセットされるとともに、点灯し
ている表示ランプ46が消灯されるのである。
【0054】以上の実施形態では、保管部での保管時間
が設定時間以上となった飲食物を報知する報知手段とし
て表示ランプを用いたが、これに限定されるものではな
く、例えばブザーを用いてもよい。
【0055】また以上の実施形態では、保管装置4に、
表示ランプ46から構成された報知手段を設けたが、こ
の報知手段に替えて、例えば図9に示すように、保管部
43での保管時間が設定時間以上となった飲食物の保管
部43からの取り出しを不能にする取出し規制手段を設
けてもよい。
【0056】即ち、図9に示す実施形態は、仕切り板4
2の上端部に駆動装置(図示せず)を介して揺動する左
右一対の揺動片47を、保管部43に置かれる5枚の皿
Pと対応する位置にそれぞれ設けて、皿検出器45が皿
Pを検出した時点から保管時間計測機能6gにより経過
時間がカウントされて、その経過時間が設定時間(例え
ば30分)となった段階で、上方を向いている揺動片4
3をほぼ水平方向まで揺動させて、一対の揺動片43に
より皿Pの周縁部を左右から押さえることで、その皿P
が誤って格納部から取り出せないようにしている。
【0057】尚、以上のごとく水平方向まで揺動した揺
動片43を元の位置に揺動させるには、例えばモニター
9に解除指令用のスイッチを別途設けて、このスイッチ
の操作により行なうのが好ましい。
【0058】尚、前記した揺動片47が、特許請求の範
囲に記載の取り出し規制手段を構成する。
【0059】また図9に示す実施形態に替えて、たとえ
ば、皿Pが載せられる各底板部を各皿P毎に駆動装置
(図示せず)を介して開閉可能として、皿検出器45が
皿Pを検出した時点から保管時間計測機能6gにより経
過時間がカウントされて、その経過時間が設定時間(例
えば30分)となった段階で、底板部を下方に揺動させ
て、底板部上に載っていた皿を寿司と共に、ボックス4
1内に設置した回収槽に回収するようにしてもよい。
【0060】また以上の実施形態では、寿司店を例にし
て説明したが、寿司店に限定されるものではなく、例え
ば焼肉店や中華料理店に適用することも出来る。
【0061】また以上の実施形態では、循環搬送路を二
機として、その一つを第1ハウジング部2aの左半分と
第2ハウジング部2bに設置すると共に、残りの一つを
第1ハウジング部2aの右半分と第3ハウジング部2c
に設置したが、これに限定されるものではなく、一つの
循環搬送路を第1、第2、第3ハウジング部に沿って設
置するようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、調理した飲食物を保管するための保管部と、こ
の保管部で一時保管された飲食物を検出するための飲食
物検出手段と、飲食物検出手段で検出された飲食物の保
管時間を計測する保管時間計測手段と、保管部での保管
時間が設定時間以上となった飲食物を報知する報知手段
とを備えたことにより、調理した飲食物を例えば厨房で
一時保存管理することが出来て、しかも調理後所定の時
間以上経過した飲食物は自動的に報知されるので、調理
した飲食物の賞味期限を作業者自らが管理する必要がな
くなり、それだけ作業性が良くなる。
【0063】請求項2に記載の発明によれば、調理した
飲食物を保管するための保管部と、この保管部で一時保
管された飲食物を検出するための飲食物検出手段と、飲
食物検出手段で検出された飲食物の保管時間を計測する
保管時間計測手段と、保管部での保管時間が設定時間以
上となった飲食物の保管部からの取り出しを不能にする
取出し規制手段とを備えたことにより、調理した飲食物
を例えば厨房で一時保存管理することが出来て、しかも
取り出し規制手段により、調理後所定の時間以上経過し
た飲食物が誤って保管部から取り出されるのを確実に阻
止することが出来、従って賞味期限を過ぎた飲食物が顧
客に提供されるのを確実に防止することが出来る。
【0064】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の保管部が、複数種類の飲食物を種類毎に保管
するようにしたことにより、請求項1または2に記載の
発明の効果に加え、飲食物を種類毎管理し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる飲食物注文装置を備えた飲食店
内の説明図。
【図2】図1におけるX−X線拡大断面図。
【図3】図1におけるY−Y線拡大断面図。
【図4】客席表示部の斜視図。
【図5】保管装置の斜視図。
【図6】制御装置の制御系統を示す構成図。
【図7】ディスプレイ装置に表示される画像の説明図。
【図8】モニターに表示される画像の説明図。
【図9】管理装置における他の実施形態の要部を拡大し
て示す説明図。
【符号の説明】
4 保管装置 43 保管部 45 皿検出器 46 表示ランプ 47 揺動片 6 制御装置 6g 保管時間計測機能

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飲食店において調理した飲食物を一時的に
    保存管理するための保管装置であって、調理した飲食物
    を保管するための保管部と、この保管部で一時保管され
    た飲食物を検出するための飲食物検出手段と、飲食物検
    出手段で検出された飲食物の保管時間を計測する保管時
    間計測手段と、保管部での保管時間が設定時間以上とな
    った飲食物を報知する報知手段とを備えていることを特
    徴とする飲食店における飲食物の保管装置。
  2. 【請求項2】飲食店において調理した飲食物を一時的に
    保存管理するための保管装置であって、調理した飲食物
    を保管するための保管部と、この保管部で一時保管され
    た飲食物を検出するための飲食物検出手段と、飲食物検
    出手段で検出された飲食物の保管時間を計測する保管時
    間計測手段と、保管部での保管時間が設定時間以上とな
    った飲食物の保管部からの取り出しを不能にする取出し
    規制手段とを備えていることを特徴とする飲食店におけ
    る飲食物の保管装置
  3. 【請求項3】保管部は、複数種類の飲食物を種類毎に保
    管するようにしている請求項1または2に記載の飲食店
    における飲食物の保管装置。
JP2001084249A 2001-03-23 2001-03-23 飲食店における飲食物の保管装置 Pending JP2002282104A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001084249A JP2002282104A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 飲食店における飲食物の保管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001084249A JP2002282104A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 飲食店における飲食物の保管装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002282104A true JP2002282104A (ja) 2002-10-02

Family

ID=18939944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001084249A Pending JP2002282104A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 飲食店における飲食物の保管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002282104A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08117082A (ja) * 1994-10-24 1996-05-14 Nippon Kuresento Kk 回転飲食台におけるネタ皿供給方法およびネタ皿供給装置
JPH1079088A (ja) * 1996-09-02 1998-03-24 Toshiba Eng Co Ltd 飲食物販売管理システム
JP2002220105A (ja) * 2000-11-22 2002-08-06 Japan Crescent Co Ltd 回転飲食台における商品供給方法およびその装置並びに商品管理システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08117082A (ja) * 1994-10-24 1996-05-14 Nippon Kuresento Kk 回転飲食台におけるネタ皿供給方法およびネタ皿供給装置
JPH1079088A (ja) * 1996-09-02 1998-03-24 Toshiba Eng Co Ltd 飲食物販売管理システム
JP2002220105A (ja) * 2000-11-22 2002-08-06 Japan Crescent Co Ltd 回転飲食台における商品供給方法およびその装置並びに商品管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022506056A (ja) 対話型自動販売機
JP2002219044A (ja) 飲食店における飲食物注文装置
JP5514016B2 (ja) 飲食店用サービスシステム
KR200483539Y1 (ko) 자동 판매기 일체형 테이블
WO2021112233A1 (ja) 飲食物のカウント装置
JP2000255749A (ja) 飲食物搬送装置
JP2009207843A (ja) 注文飲食物搬送装置
JP2001046213A (ja) 飲食物搬送装置
JPH07121765A (ja) 自動販売装置
JP4208427B2 (ja) 飲食店における飲食物注文装置
JP2002282104A (ja) 飲食店における飲食物の保管装置
JPH11290193A (ja) 飲食物搬送装置
JP4049222B1 (ja) 循環搬送状態管理装置
TW201932052A (zh) 保管裝置、商品搬出系統及在庫異常檢測方法
JP4181836B2 (ja) 飲食店用飲食物搬送装置
JP4936830B2 (ja) 注文管理装置
TW202139122A (zh) 問卷實施裝置及問卷實施程式
JP7261607B2 (ja) ショーケース
JPH01321202A (ja) 食器類保管搬送装置
JP2000083790A (ja) 飲食物搬送装置
JP4194245B2 (ja) 飲食店用飲食物搬送装置
JP2002183841A (ja) 食券管理装置
JPH03226898A (ja) 自動販売機の物品取出装置
JPH01170418A (ja) 食堂の自動配膳システム
JP2001029206A (ja) 飲食物の載置装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110628