JP3834919B2 - 車両の荷室構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワゴン形式の車両における後席後方の荷室構造に関し、詳細には、荷室の下面を構成するリヤフロアーパネルに設けられた荷物の移動を容易化するスライダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の後席後方に荷室を有し、かつ車体の後方に形成された開口をリフトゲートによって開閉自在に覆うワゴン形式の車両においては、荷室の下面を構成するリヤフロアーパネルにカーペット等の摩擦係数の高い装飾剤を敷き詰めるとともに、リヤフロアーパネル上に載置された荷物の移動を腰に負担をかけることなく小さな力で場所移動できるようにする為に、樹脂等の低摩擦材で構成されたスライダーを車体前後方向に所定本数リヤフロアーパネルに固定して設けているものが一般的に知られている。これにより、荷室の見栄えと荷物の場所移動を容易化できるという相反する効果を達成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来構造においては、スライダーがリヤフロアーパネルに強固に固定されているものであった為、リヤフロアーパネル上での荷物の場所移動に際して力を軽減させることができるという効果を得る以上の使い道がなく、使い勝手が十分でないという問題があった。すなわち、重い荷物をリヤフロアーパネル上に載置する際は人間が抱えて載置するしかなく、また、荷室の前方奥側にある荷物を取り出す際は、人間が荷室に乗り込んで取り出すしかなかった。
【0004】
また、キャンプ等に行った場合等では別途テーブルや椅子等を用意する必要があった。本件発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、従来荷物の場所移動に際して力を軽減させることの為に設けられていたスライダーに工夫を加え、従来からの機能を損なうことなく荷物の出し入れやアウトドアでの使い勝手を大幅に向上させることができるスライダーを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為、請求項1記載が本件発明が講じた解決手段は、車両の後席後方に荷室を有し、かつ車体の後方に形成された開口をリフトゲートによって開閉自在に覆うよう構成されたものにおいて、上記荷室の下面を構成するリヤフロアーパネルと、上記リヤフロアーパネルの上面に、車体前後方向に延び、互いに車幅方向に所定の間隔をおいて固定された複数のガイドレールと、上記各ガイドレールに、該ガイドレールに格納される格納位置と、上記荷室から車両後方に突出する引出位置との間を摺動可能に係合され、車体前後方向に延びる複数の棒状スライダーと、を備え、上記リヤフロアーパネルの上面には、カーペットが敷かれ、上記スライダーの上端部は、上記カーペットの上面よりも上方に突出していることを特徴とする。
【0006】
また、請求項2が講じた解決した手段は、上記スライダーの車体後方側端部は、車幅方向に延びるセットプレートにより互いに連結され、上記セットプレートは、上記スライダーの格納位置において、上記開口を形成する車両後端部に平面視で重なるように構成され、上記セットプレートには、スライダーロックが設けられ、該スライダーロックを上記リヤフロアーパネルに対してロックすることで上記スライダーの摺動が規制
され、上記スライダーロックをアンロックすることで上記スライダーの摺動を可能とするように構成されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】
本発明は、以上の構成に基づき以下に記載されるような効果を奏することができるものである。スライダーをリヤフロアーパネルに対して車体前後方向に摺動自在に構成した為、車体後方側に引き出した状態であれば、荷物を積み込む際に腰を屈めて荷室に載置する必要がなく、スライダーに載置した状態でスライダーを前方側に摺動させれば容易に荷室に収納させることができる。
【0008】
また、荷室の前方奥側にある荷物を取り出す際においても、人間が荷室に乗り込んで取り出す必要がなく、単にスライダーを後方側に引っぱり出すだけで可能となるため極めて利便性を向上させることができる。
【0009】
さらに、スライダーを引き出した状態にしておけばアウトドア等においてテーブルや椅子として使用が可能となり、別途テーブルや椅子等を持っていく必要がないという実用上優れた効果を奏することができる。
【0010】
さらに、上記リヤフロアーパネルの上面にカーペットを敷いているため、スライダーを設置しても見栄えをよくすることができる。
【0011】
請求項2の発明においては、スライダーの車体後方側端部は、セットプレートにより互いに連結され、セットプレートに設けられたスライダロックを、リヤフロアーパネルに対してロック又はアンロックすることにより、スライダーの摺動を規制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明が適応された車両1の荷室2を示す要部断面図であって、荷室2は、その前部をリヤシート3が構成し、床面をリヤフロアーパネル4が構成している。一方、後方は開口5を開閉自在に覆うリフトゲート6が周知の手法によって設けられている。
【0013】
なお、リヤフロアーパネル4には、詳細に図示はしていないが装飾用のカーペットが敷き詰められている。図中7は本件発明のポイント構成であるスライダーであり、このスライダー7は、所定間隔をおいて車体前後方向に延設され、かつリヤフロアーパネル4上面より車体上方側に突出するスライダーレール9が設けられているとともに、図に示す如く、リヤフロアーパネル4に対して実線状態に示す格納状態と、2点鎖線で示す引き出し状態の間で車体前後方向に摺動自在にとなるようリヤフロアーパネル4にガイドレール10を介して支持されている。
【0014】
図中11は、スライダー7の車体後方側端部に一体的に車幅方向に形成されたセットプレートであって、該セットプレート11の中央部には人間がスライダー7を引き出す為に操作する把持部12が凹状に形成されている。また、このセットプレート11の車幅方向に一対のスライダーロック13が設けられており、このスライダーロック13をリヤフロアーパネル4に対してロックすることで摺動機能が規制され、アンロックすることで摺動機能を可能としているものである。
【0015】
また、スライダー7を2点鎖線で示す引き出し状態としている状態において、このセットプレート11に脚14を着脱可能として構成しており、この脚14を取り付けた状態でスライダー7をテーブルや椅子として使用できるよう構成したものである。
【0016】
なお、本実施例においては、脚14を着脱自在な構成としているが、セットプレート11に対してヒンジ結合し格納自在な構成としても良いことは言うまでもない。
【0017】
以下、図2以降を用いてスライダー7の詳細構造を説明する。図2は本件発明が適応された車両1の荷室2を示す側部断面図であって、荷室2の床面を構成するリヤフロアーパネル4の上面にはガイドレール10が車幅方向に一対設けられており、この、ガイドレール10内には、スライダー7の車体前後方向前端部に設けられた前部セットプレート8に固定されたローラー15が、ガイドレール10の前後端部で移動を規制されるよう転動可能に格納されている。この構成によりスライダー7をリヤフロアーパネル4に対して車体前後方向に摺動自在としているものである。(図3参照)
前記のようにスライダー7は、所定以上の摺動を規制されている為、スライダー7がリヤフロアーパネル4から抜け出してしまうという問題を解決でき、安全性、利便性を向上させることができる。
【0018】
なお、本実施例においては、スライダー7の前部にローラー15が一対設けられている構成であるが、この構成においては、人間がスライダー7を支えておく必要がある為、スライダー7の前後方向において更に一対のローラーを追加したり、もしくは、スライダー7を完全に引き出すまでスライダー7が上下揺動しないようにスライダー7を規制する規制手段を設定し、静荷重を人間が支持しなくても支えることができるようにしても良いことは言うまでもない。
【0019】
上記のようにスライダーは車体上下方向に揺動自在となるよう構成している為、重い荷物等を荷室に載置する際に、下方に揺動したスライダー上に荷物を載置することで、高い位置まで荷物を抱え上げる必要がなく、また、この状態でスライダーを抱え上げることで荷物を荷室に収納できることから極めて利便性を向上させることができるものである。
【0020】
また、上記ガイドレール10が設けられた部分以外のリヤフロアーパネル4の上面にはインシュレータ16を介してカーペット17が敷き詰められており、これにより見栄えや振動・騒音を軽減しているものである。
【0021】
なお、図中6はリフトゲート、19はリヤバンパ、20はリヤタイヤを示している。次ぎに図4及び図5を用いて上記セットプレート11に設けられたスライダーロック13の詳細構造を説明する。セットプレート11には図に示す如く、その両側に一対の凹部21が設けられているとともに、該凹部21の中心部に車両上下方向に貫通する口が設けられている。そして、この開口にはロック部材23が回転自在に支持されている。該ロック部材23は、人間が操作する操作ダイヤル24と、該操作ダイヤル2に螺合されたフック部材25とからなり、フック部材25はその先端が棒状に構成されている。
【0022】
一方リヤフロアーパネル4には凹部21と対応する位置に長穴26が形成されており、この長穴26に上記フック部材25を係合させることでスライダー7の摺動を規制するものである。逆にフック部材25を回転させ、長穴26からフック部材25を上方に持ち上げて係合を解くことでスライダー7の摺動を許容するよう構成されているものである。
【0023】
なお、前述した脚14をスライダー7に取り付ける場合は、上記凹部21を脚14の上端に設けられた凹部に差し込むことで固定しているものである。しかし、本構造は単なる1実施例であって、脚14の上端にリヤフロアーパネル4と同様の長穴26を設けてフック部材25によって係合固定する構成でも構わないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適応された車両の一部を断面図とした斜視図
【図2】本発明が適応された車両の側部断面図
【図3】ガイドレールの断面図
【図4】ロック装置の斜視図
【図5】ロック装置の要部断面図
【符号の説明】
2:荷室
4:リヤフロアーパネル
7:スライダー
10:ガイドレール
11:セットプレート
13:スライダーロック
17:カーペット

Claims (2)

  1. 車両の後席後方に荷室を有し、かつ車体の後方に形成された開口をリフトゲートによって開閉自在に覆うよう構成されたものにおいて、
    上記荷室の下面を構成するリヤフロアーパネルと、
    上記リヤフロアーパネルの上面に、車体前後方向に延び、互いに車幅方向に所定の間隔をおいて固定された複数のガイドレールと、
    上記各ガイドレールに、該ガイドレールに格納される格納位置と、上記荷室から車両後方に突出する引出位置との間を摺動可能に係合され、車体前後方向に延びる複数の棒状スライダーと、
    を備え、
    上記リヤフロアーパネルの上面には、カーペットが敷かれ、
    上記スライダーの上端部は、上記カーペットの上面よりも上方に突出していることを特徴とする車両の荷室構造。
  2. 上記スライダーの車体後方側端部は、車幅方向に延びるセットプレートにより互いに連結され、
    上記セットプレートは、上記スライダーの格納位置において、上記開口を形成する車両後端部に平面視で重なるように構成され、
    上記セットプレートには、スライダーロックが設けられ、該スライダーロックを上記リヤフロアーパネルに対してロックすることで上記スライダーの摺動が規制され、上記スライダーロックをアンロックすることで上記スライダーの摺動を可能とするように構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両の荷室構造。
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