JP3833391B2 - ハンディーターミナルおよびこのハンディーターミナルを用いた注文処理システム - Google Patents

ハンディーターミナルおよびこのハンディーターミナルを用いた注文処理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レストラン等の飲食店において、顧客が注文した商品に関する注文情報をセンターに設けた注文管理装置に送信するハンディーターミナルおよびこのハンディーターミナルを用いた注文処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レストラン等の飲食店においては、顧客(以下客という)から注文された商品に関する情報(以下商品データという)をハンディーターミナルから入力し、これらの商品データを注文管理装置(以下ステーションという)で管理し、かつこれらの商品データに基づいてPOS端末で精算処理を行う注文精算処理システム(以下システムという)が使用されている。そして、このシステムで使用されるハンディーターミナルにおいては、数値キーおよび商品名を表示し、商品情報を入力する複数キー等を設けた入力手段を設け、これらのキーを操作することにより客からの注文情報の入力をし、前記ステーションに送信するようになっている。
【0003】
また、前記ステーションは前記注文情報を受けたときは厨房に設けられたキッチンプリンタに商品である調理を指示する伝票を発行し、厨房ではこの伝票に基づいて商品である料理を調理し、調理された商品は接客係によって客に届けられるようになっている。そして客が入店し着席すると、接客係はハンディーターミナルを携帯して客の席に赴き、そこで客の着席したテーブルを識別するテーブル番号や客の人数などを置数キーにより入力するとともに、客の注文した商品に該当する商品名が表示されたキーを操作することにより、この商品に対応する商品データが入力され、これらの商品データを含む入力データを無線伝送回線によりステーションに送信する。そして上述のように注文された商品は厨房において調理され、前記客に届けられるものである。
【0004】
また、客は複数人のグループで来店してグループ全体として、おおよその飲食合計金額目安(以下、予算金額という)を立てて飲食するケースであって、追加注文が頻繁かつ随時行われる場合では、客が頻繁に追加注文を重ねていくと、追加注文に対する料金も加算されていくため、会計精算処理の際に会計金額が前記予算を大幅に超過し高額になっていたというケースがある。従って予算金額が決まっている場合には、会計を預かる責任者は合計金額をいちいち電卓等で計算して今現在いくらになっているかを把握するという煩雑な作業をしなければならず精神的にも負担となる。
【0005】
これを解決するものが例えば、特開平8−96256号公報に記載されている。この公報には、顧客が予算金額内の買物を希望する場合、接客係は予めその予算金額を客に伺い、この予算金額をPOS端末機に入力しておき、この入力された予算金額から買い上げた商品の金額を減算して残金額を表示するものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この公報記載のものは、予算金額の残金額がいくらかということは把握できるものの特に残金額が少なくなった場合、残金額で更にどの商品が購入できるかの見極めが容易ではなく、未買上げ商品の中から残金額で購入できる商品を探して商品登録処理をしなければならないという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、請求項1記載の発明は、切り換え手段によって、商品を特定する情報を表示させてこの商品情報を入力する機能とした商品指定キーと数値を入力する機能とした数値キーとに切り換わる複数のキーを配設した入力手段と、数値キーとした前記入力手段から入力された予算金額を予算入力記憶部に記憶登録させる予算金額入力指示手段と、それぞれの商品情報に対応させて、各商品の金額を記憶する商品ファイルと、商品指定キーとした前記入力手段の前記商品指定キーにより商品情報が入力された際、前記商品ファイルから読み出された前記商品の金額を記憶する商品金額記憶手段と、この商品金額記憶手段に記憶された商品の金額を、前記予算入力記憶部に記憶された予算金額から減算して新たな予算残額を算出する減算手段と、この減算手段により算出された予算残額を記憶する残額記憶手段と、この残額記憶手段により記憶された予算残額を表示する予算残額表示手段と、前記残額記憶手段により記憶されている予算残額と前記商品ファイルに記憶されている各商品の金額とを比較し、いずれが大きいかを判別する比較判別手段と、この比較判別手段により、前記商品ファイルに記憶されている商品の金額に予算残額を超えている商品があるときは、この商品に対応する前記入力手段の商品指定キーを報知する報知手段とを備え、前記入力手段の商品指定キー操作により入力された注文情報を注文管理装置に伝送するハンディーターミナルとしたものである。
【0008】
このように請求項1記載の発明は、ハンディーターミナルに客の予算金額を入力し記憶部に記憶しておき、商品の注文がされる度に、前記予算金額から注文商品の金額が減算処理されて予算金額が表示手段に表示され、商品ファイルに記憶されている商品のうち前記予算残額を超えている金額の商品が存在した場合に、この商品に対応する入力キーを報知させるようにしたことから、接客係に予算残額を超えている商品がどの商品であるかを明確に認識できることから予算管理が容易かつ確実にできるという作用を有するものである。
【0009】
また、請求項2記載の発明は、少なくとも数値キーおよび商品を特定する情報が表示されこの商品の商品情報を入力する複数のキーが配設された入力手段と、前記入力手段から入力された予算金額を予算入力記憶部に記憶させる予算金額入力指示手段と、それぞれの商品に対応させて、各商品の金額を記憶する商品ファイルと、前記入力手段に設けられた商品情報を入力するキー操作によりこの商品情報が入力された際、前記商品ファイルから読み出された前記商品の金額を記憶する商品金額記憶手段と、この商品金額記憶手段に記憶された商品の金額を、前記予算入力記憶部に記憶された予算金額から減算して新たな予算残額を算出する減算手段と、この減算手段により算出された予算残額を記憶する残額記憶手段と、この残額記憶手段により記憶された予算残額を表示する予算残額表示手段と、前記残額記憶手段により記憶されている予算残額と前記商品ファイルに記憶されている各商品の金額とを比較し、いずれが大きいかを判別する比較判別手段と、この比較判別手段により、前記商品ファイルに記憶されている商品の金額に予算残額を超えている商品があるときは、この商品に対応する前記入力手段の商品指定キーを報知する報知手段とを備え、前記入力手段の商品指定キー操作により入力された注文情報を注文管理装置に伝送するハンディーターミナルとしたものである。
【0010】
このように請求項2記載の発明は、ハンディーターミナルに予算金額を入力する数値キーおよび商品入力を行うキーを備えたことで、客の予算金額を数値キーにより入力し記憶部に記憶しておき、商品の注文がされる度に、前記予算金額から注文商品の金額が減算処理されて予算金額が表示手段に表示され、商品ファイルに記憶されている商品のうち前記予算残額を超えている金額の商品が存在した場合に、この商品に対応する入力キーを報知させるようにしたことから、接客係に予算残額を超えている商品がどの商品であるかを明確に認識できることから予算管理が容易かつ確実にできるという作用を有するものである。
【0011】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、数値キーを数値を入力する機能から商品情報を入力する機能に切り換える切り換え手段を備えたハンディーターミナルである。
【0012】
このように、本願請求項3では、請求項2記載のハンディーターミナルにおいて、入力手段の数値キーを数値を入力する機能から商品情報を入力する機能に切り換えることにより、1つのキーが2つの機能を果たすことから少ないキーにより多数の商品情報の入力を行うことができるという作用を有するものである。したがって、ハンディーターミナルの小型化、軽量化が図れることから取り扱い容易でかつ操作性の向上が図れるものである。
【0013】
また、請求項4記載の発明は、切り換え手段によって切り換えることにより数値または商品情報を入力する複数のキーを有する入力手段と、この入力手段から入力された予算金額を予算入力記憶部に記憶させる予算金額入力指示手段と、それぞれの商品に対応させて、各商品の金額を記憶する商品ファイルと、前記入力手段のキー操作により商品情報が入力された際、前記商品ファイルから読み出された前記商品の金額を記憶する商品金額記憶手段と、この商品金額記憶手段に記憶された商品の金額を、前記予算入力記憶部に登録された予算金額から減算して新たな予算残額を算出する減算手段と、この減算手段により算出された予算残額を記憶する残額記憶手段と、この残額記憶手段により記憶された予算残額を表示する予算残額表示手段と、前記残額記憶手段により記憶されている予算残額と前記商品ファイルに記憶されている各商品の金額とを比較し、いずれが大きいかを判別する比較判別手段と、液晶表示面からなり前記入力手段の商品情報を入力するキーと対応した商品名を表示する複数の領域を有する商品名表示手段と、前記比較判別手段により、前記商品ファイルに記憶されている商品の金額に予算残額を超えている商品があるときは、この商品に対応するキーまたは前記表示部に表示されている商品名を報知する報知手段とを備え、前記入力手段のキー操作により入力された注文情報を注文管理装置に伝送するハンディーターミナルである。
【0014】
このように請求項4記載の発明は、ハンディーターミナルに予算金額及び商品入力を行うキーと対応する商品名を表示する表示部を備えたことで、客の予算金額を入力し記憶部に記憶しておき、商品の注文がされる度に、前記予算金額から注文商品の金額が減算処理されて予算金額が表示手段に表示され、商品ファイルに記憶されている商品のうち前記予算残額を超えている金額の商品が存在した場合に、この商品をこの商品に対応する入力キーまたは、表示部の商品名を報知させるようにしたことから 、接客係に予算残額を超えている商品がどの商品であるかを明確に認識できることから予算管理が容易かつ確実にできるという作用を有するものである。
【0015】
また、請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、比較判別手段により、前記商品ファイルに記憶されている商品の金額のうち予算残額を超えている商品について商品を特定する情報を前記入力手段のキーに表示をしないように編集する表示編集手段を備えたハンディーターミナルとしたものである。
【0016】
このように請求項5記載の発明は、ハンディーターミナルに客の予算金額を入力しバッファに登録しておき、商品の注文がされる度に、前記予算金額から注文商品の金額が減算処理されて予算金額が表示手段に表示され、商品ファイルに記憶されている商品のうち前記予算残額を超えている金額の商品が存在した場合に、この商品名を表示させないように編集することから、予算残額以下の商品名がキーによって表示されるため、接客係に予算残額以下の商品がどの商品であるかを明確に認識できることから予算管理が容易かつ確実にできるという作用を有するものである。
【0017】
また、請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項4記載の発明において、比較判別手段により、前記商品ファイルに記憶されている商品の金額のうち予算残額を超えている商品に対応するキーの入力を禁止する入力禁止手段とを設けたハンディーターミナルとしたものである。
【0018】
このように請求項6記載の発明は、ハンディーターミナルに客の予算金額を入力し記憶部に記憶しておき、商品の注文がされる度に、前記予算金額から注文商品の金額が減算処理されて予算金額が表示手段に表示され、商品ファイルに記憶されている商品のうち前記予算残額を超えている金額の商品が存在した場合に、この商品に対応するキー入力を禁止することから、予算残額を超える商品の注文を確実に防止できることから予算管理を確実にできるという作用を有するものである。
【0019】
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記入力禁止手段を解除する解除手段を設け、この解除手段によって入力禁止を解除した後、予算残額を超えた商品の商品情報の入力を許容するハンディーターミナルとしたものである。
【0020】
このように、請求項7記載の発明は、請求項6記載のハンディーターミナルにおいて、前記入力禁止手段を解除する解除手段を設け、この解除手段によって入力禁止を解除した後、予算残額を超えた商品情報の入力を許容することとしたことから、予算残額を超えても客の要望により引き続き予算残額を超えた金額の商品の注文を継続して行うことができるという作用を有するものである。
【0021】
また、請求項8記載の発明は、請求項6記載の発明において、入力禁止手段によって入力が禁止された商品を表示したキーの入力操作がなされたとき、この商品の商品金額が予算残額を超えていることを報知するメッセージを表示させるメッセージ表示手段を設けたハンディーターミナルとしたものである。
【0022】
このように請求項8記載の発明は、ハンディーターミナルに、客の予算金額を入力し記憶部に記憶しておき、商品の注文がされる度に、前記予算金額から注文商品の金額が減算されて予算金額が予算残額表示手段に表示され、商品ファイルに記憶されている商品のうち前記予算残額を超えている金額の商品が存在した場合に、この商品の入力を禁止し、この入力が禁止された商品に対応したキー操作がなされたとき、この商品の商品金額が前記予算残額を超えてくることを報知するメッセージがメッセージ表示手段に表示させることから、予算残額を超えた商品注文を確実に防止できるとともに接客係は何故入力できないかを確実に知ることができることから、操作上の不安感を起こすことを防止できるという作用を有するものである。
【0023】
また、請求項9記載の発明は、ステーションと、キッチンプリンタと、チェックアウトターミナルと、ハンディーターミナルとからなり、前記ハンディーターミナルから客情報および注文情報をステーションに送信し、ハンディーターミナルからキッチンプリンタに調理伝票を発行させるとともに会計処理をする注文処理システムにおいて、前記ハンディーターミナルを請求項1ないし請求項8のハンディーターミナルとしたものである。
【0024】
このように、請求項9記載の発明は、注文管理システムにおけるハンディーターミナルを請求項1ないし請求項8のハンディーターミナルとしたことから、接客係に予算残額を超えている商品がどの商品であるかを明確に認識できることから予算管理が容易かつ確実にできる作用を有するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のハンディーターミナルを飲食店用の注文管理システムに適用した場合の第1の実施の形態を図1ないし図9に基づいて説明する。
【0026】
図1は、この発明のハンディーターミナルを用いた飲食店用の注文管理システムの概略構成を示す構成図である。同図において1は無線回路等を内蔵したハンディーターミナルであり、2はこのハンディーターミナル1との間で無線回路を介してデータの送受信を行う無線中継器としての役割等を果たす注文管理装置としてのステーション(S)、3は各厨房などに設置されるキッチンプリンタ(KPa〜KPc)、4は会計場所に設置されるチェックアウトターミナル(CT)である。前記ステーション2、キッチンプリンタ3及びチャックアウトターミナル4はインラインケーブル5によって接続されている。
【0027】
次に詳述する前記ハンディーターミナル1には、図7および図8に示すように客を識別する客の着席したテーブル番号、人数、客の注文した商品情報および送信指示などを入力するための各種キー6a(6b)を配置した入力手段であるキーボード6と、入力したデータの内容を表示して確認させるための表示手段である表示部7とが設けられている。なお、前記キー6a(6b)および表示部7は液晶表示装置で構成されている。また、前記表示部7は予算残額表示手段としての機能を有するものである。
【0028】
次に、ステーション2の構成を説明する。図2は前記ステーション2の制御構成を示すブロック図であって、同図に示すようにこのステーション2は、制御部本体を構成するCPU(中央処理装置)8、このCPU8によって制御されるROM(リード・オンリ・メモリ)9及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)10の他、日付及び時刻を計時する時計回路11、表示データをCRTディスプレイ12に出力する表示回路13、キーボード14からのキー信号を入力するキーボード回路15、前記ハンディーターミナル1との間で行われるデータの送受信を制御する無線中継器インタフェース16を備えており、また、CPU8と、ROM9,RAM10,時計回路11,表示回路13,キーボード回路15及び無線中継器インタフェース16とはバスライン17で接続されている。
【0029】
図3は前記ステーション2のRAM10に形成される主要な記憶領域を示す概念図である。同図において、商品売上ファイル18は、各種の商品の商品コード、商品名称、単価(1品当たりの値段)等の商品情報を予め記憶するとともに、各種商品の売上データを商品コード別に累積するエリアである。また、オーダエントリーバッファ19は、前記ハンディーターミナル1のキーボード6によって入力された各客の注文データを客識別データ(テーブル番号、人数等)とともに蓄積するエリアである。HT(ハンディーターミナル)設定データエリア20は、前記ハンディーターミナル1に設定するための設定データ(前記商品売上ファイル18に予め設定された各商品情報等)を記憶するエリアである。キーレイアウトパターンデータエリア21は、前記ハンディーターミナル1のキーボード6に配設された各商品キーのキーコードにそれぞれ前記商品コードを対応づけた複数種類のキーレイアウトパターンデータを保管するエリアであり、予め関連付けられた商品、例えば昼食に関連する複数の商品に対するキーレイアウトパターンや、夕食に関連する複数の商品に対するキーレイアウトパターンが格納され、これらのキーレイアウトパターンは開店前時あるいは商品の追加があった場合等に前記ハンディーターミナル1に対してダウンロード処理つまり記憶されるものである。なお、これらのキーレイアウトパターンはすべて一括してハンディーターミナル1にダウンロードするのではなく、ハンディーターミナル1の後述する「次へ」キー39が押下されたとき送信要求をし、この要求に基づいて1パターンづつ送信するようにしてもよい。
【0030】
このような構成により、接客係は客席にて客からの注文を受け、ハンディーターミナル1のキーボード6を操作して注文商品の入力を行うと、この入力された注文商品のデータが無線中継インターフェース16へ向けて無線伝送され、ハンディーターミナル1からの注文商品の商品名、商品金額、個数等の注文データはステーション2によって受信処理されて前記RAM10に設けたオーダエントリーバッファ19に格納保持される。また、ステーション2のCRTディスプレイ12に注文データの内容が表示される。また、各キッチンプリンタ3によって、テーブル番号、客の人数、商品名および個数等が印字された伝票が発行され、厨房内の調理管理担当は前記伝票にしたがって調理を行い、接客係は調理が完了した商品を伝票とともに客に届ける。その後、飲食が終了した客は、注文した商品名、商品金額等が記載された前記伝票をチェックアウトターミナル4に提出して支払いをすることで会計処理が終了する。
【0031】
次に、ハンディーターミナル1の構成について説明する。図4は、前記ハンディーターミナル1の制御構成を示すブロック図であって、図4に示すようにハンディーターミナル1は、制御部を構成するCPU22、このCPU22によって制御される主記憶部としてのROM23及びメモリーとしてのRAM24、前記ステーション2に注文情報を無線送信するための無線中継器25、液晶表示装置からなる前記表示部7に表示データを出力する表示回路26、前記キーボード6からのキー信号を入力するキーボード回路27を備えており、また、CPU22と、ROM23,RAM24,無線中継器25,表示回路26及びキーボード回路27とはバスライン28で接続されている。
【0032】
次に、図5は前記ハンディーターミナル1のRAM24に形成されている主要な記憶領域を示す概念図である。同図において、設定データエリア29は前記ステーション2のRAM10に形成されたHT設定データエリア20に記憶された設定データを受信して格納するためのエリアである。予算入力記憶部30は、キーボード6により置数された予算金額を後述する予算金額指示手段としての「登録」キー35が押下されたことにより前記予算金額を記憶するエリアである。キーレイアウトパターンデータエリア31は、前記ステーション2のキーレイアウトパターンデータエリア21に格納されている複数種類のキーレイアウトパターンのデータを受信して格納するためのエリアである。商品ファイル32は図6に示すように各商品の商品コードを格納する商品コードエリア32aと、この商品コードに対応した商品名を格納する商品名エリア32b及び商品金額(単価)を格納する商品金額格納エリア32cを有しており、また、商品金額記憶エリア33は、前記商品ファイル32から読み出された商品の商品金額を商品コードに対応させて記憶するエリアであり商品金額記憶手段を構成するものである。また、残額記憶エリア34は、キーボード6から商品情報が入力された際、前記予算入力記憶部30に記憶された予算金額から、前記商品金額記憶エリア33に記憶されている前記入力された商品の金額を減算した残額を記憶しておくためのエリアである。
【0033】
次にハンディーターミナル1の外観構成を図7、8を用いて説明する。図7に示すようにハンディーターミナル1には、表示部7、キーボード6が設けられており、そしてキーボード6には12個からなる数値キー6aが設けられている。またハンディーターミナル1のキーボード6の下部には6つの機能キーが設けられている。すなわち前記数値キー6aで置数された予算金額を前記予算入力記憶部30に格納するための予算金額指示手段としての「登録」キー35、直前のキー操作により入力されたキー信号の取消をするための「取消」キー36、前条件に戻るための「戻る」キー37および後述する解除手段としての「解除」キー38が設けられている。また、39は前記12個のキーの表示内容を切り換えるための切り換え手段としての「次へ」キーである。この「次へ」キー39を押下することによって、数値キー6aから前記キーレイアウトパターンエリア31に格納された前記ステーション2からダウンロードされた前記キーレイアウトパターンに基づいて、例えば図8に示すような商品名が表示された商品指定キーとしての商品キー6bに切り換わり、商品の注文データの入力が可能となる。なお、さらに「次へ」キー39が押下されると次のレイアウトパターンに基づいた商品名が表示された商品キー6bとなる。また、40は、前記ステーション2へ入力された商品情報を送信する「送信」キーである。
【0034】
このような構成において、客が入店し着席すると、接客係はハンディーターミナル1を携帯して客の席に赴き、「戻る」キー37または「次へ」キー39を押下することでキーボード6の表示を数値キー6aとし、客識別データであるテーブル番号および客の人数等を数値キー6aにより入力する。その後、表示部7に予算金額を入力するか否かを選択する表示(図7参照)がされ、客から予算金額が告げられると、接客係は前記数値キー6aにより客から告げられた予算金額を入力した後に、「登録」キー35を押下することで、RAM24内の予算入力記憶部30に前記入力された予算金額が登録される。その後、「次へ」キー39の操作により数字が表示されていた数値キー6aから商品名が表示された商品キー6bに切り換わり、商品の注文データの入力が可能な状態となる。この時に商品キー6bが押下される度に、前記予算入力記憶部30に登録された予算金額から押下された商品キー6bと対応した商品の商品金額が減算されてその減算結果の残額つまり予算残額が表示部7の表示画面に表示されるとともに、この予算残額は前記残額記憶エリア34内に記憶される。
【0035】
このような商品の注文および追加注文を繰り返していく都度、予算入力記憶部30に登録された予算金額が減算処理され、予算残額はRAM25内の商品ファイル32内に記憶されている複数ある商品の各商品金額と比較され、この商品金額のうち前記予算残額を超える商品金額の商品があるときは、これら商品に対応つまり表示されている商品キー6bの表示面の色が後述する表示変更手段により切り変えられ、この色が変わった商品キー6aを操作した場合予算残額つまり予算金額を超過することを報知する。なお、前記商品キー6aの表示面の色が変わることにより予算残額を報知することから色の変わる表示面は報知手段を構成するものである。また、前記予算残額を超えない金額の商品に対応するつまり表示している商品キー6bの色は変わることなく入力しても予算金額を超過しないことを示しているものであり、予算限度額まで商品の注文を行うことができ、最終的に予算内に納まる会計処理ができることになる。
【0036】
ここで、ハンディーターミナル1によって商品を注文する処理を図9のフローチャートを参照して説明する。まず、ハンディーターミナル1を携帯した接客係は、客を空いてる席に誘導し、客を識別するための客の着席したテーブル番号および人数を入力する(ST1)と、表示部7に図7に示すように予算金額を入力するか否かを選択するためのメッセージ「予算金額を登録しますか?」を表示する(ST2)。そして、ST3で客が予算金額を申し出ない場合は、接客係は「次へ」キー39を押下することで、図8に示すような、各種商品が表示された商品キー6bに切り換わり、客が注文商品を告げ、ST4で商品メニューキー6bを押下することで注文データが入力され、送信キー40の押下により、ST5で注文データがステーション2に送信される。
【0037】
次にST3で客が予算金額を接客係に申し出た場合は接客係は、その予算金額を数値キー6aで入力した後に「登録」キー35を押下する。すると、ST6で前記予算金額が、ハンディーターミナル1内の予算入力記憶部30に登録される。そして予算金額が予算入力記憶部30に登録されると、ついで、「次へ」キー39の操作により図7に示すキーボード6の数値キー6aの表示面の内容(1〜000の表示)から図8に示すような商品名(生ビール大等)が表示された商品キー6bに表示面の内容が切り換わり、ST7で商品と対応した商品キー6bを押下することで注文商品の注文データが入力され、ST8で「送信」キー40を押下すると前記入力された注文データは無線通信によりステーション2に送信される。ステーション2に送信されたこの注文データの商品の商品金額は、前記ハンディーターミナル1内の予算入力記憶部30に登録された予算金額から順次、減算手段により減算処理される(ST9)。次に、ST10でその残額をハンディーターミナル1の表示部7に表示され、比較判別手段であるST11では前記減算された予算金額の残額が商品ファイル32に格納されている各商品の商品金額を超えているか否かを判断する 。ST12ではすべての注文データの入力が終了したか否かを判断し、終了していないときはST7へ戻り上記動作を繰り返す。このような動作を繰り返すことで設定された予算金額が順次、注文商品の金額が減算されていく。
【0038】
また、注文及び追加注文を繰り返しているうちにST11で、比較判別手段により予算残額と、商品ファイル32内に記憶されている各商品の金額とを比較し、予算残額を超えている商品金額の商品があると判別されると、次にST13で予算残額を超えている各商品と対応するつまりこの商品名が表示されている商品キー6bの表示面を他のキー(予算残額を超えていない商品金額の商品名が表示されている商品キー)とは異なる色に変更させて、予算残額を超えていることを報知する(例えば網掛け表示)処理を行う。このST13は表示変更手段である。
【0039】
ST13では、ST11で商品ファイルに格納されている複数の商品のうち、まだ前記残額を超えていない商品については表示の色を変更させることなく、そのまま注文が続行できる。したがって、商品ファイル32に記憶されている商品の金額以下になった商品キー6bの表示面の色を変更させることにより、接客係は客に予算超過したことを認識させることができることから予算管理が確実にできる。
【0040】
なお、第1の実施例では、報知手段として液晶表示されたキーの表示面の色を変えることとしたが、例えば、商品キー近傍に表示ランプ等を設け、このランプの点灯、色の切換を行うことで、予算金額の超えたことを報知させるようにしてもよい。
【0041】
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示す。第2の実施例では、図10に示すように、表示部117は、上部に位置し12分割された商品名を表示する表示領域としての表示面117aを有する商品名表示手段としての商品名表示部117bと、下方に位置し予算残額を表示する予算残額表示手段としての残額表示面117cとからなり液晶表示装置で構成されている。また、キーボード6の数値キー6aは液晶表示装置ではない押しボタン式キーで構成されている。前記表示部117の各表示面117aの左上端部には12種類の数値(0,00,000,1〜9)が表示されており、この数値は前記数値キー116aのキーの番号と同一番号が付されている。つまり、前記数値キー116aの番号と対応する表示面117aの番号を押下することにより前記表示面117aに表示された商品名の入力を行うことができる構造となっている。
【0042】
従って、この第2の実施の形態では、予算金額を数値キー116aにより入力し、予算金額を入力指示する「登録」キー35を押下することで予算金額が予算入力記憶部30に格納登録され、客からの注文商品の注文データの入力によりその注文商品の商品金額が、前記予算金額から減算されていく。減算されていく予算残額は減算される度に前記残額表示面117cに表示され、減算されていった予算残額が、商品ファイル32に登録されている複数の商品の中で商品金額未満となった場合、その商品に対しては表示面117aを他の表示面(予算残額を超えていない商品金額の商品名が表示されている表示面)とは異なる色に変更させて予算残額を超えていることを報知することで、予算残額内の商品のみを確実に入力可能とすることができるため、確実に予算管理ができるものである。
【0043】
また、図11は、前記第2の実施の形態の変形例であり、前記第2の実施の形態では表示部117の表示面117aに予算残額を超えた商品を報知するようにしているのに対してこの変形例では、図11に示すように数値キー6aのキーの内部に設けた発光ダイオード等を点灯させて色を変えて報知させるようにしたものであり、この場合も、接客係は客に予算超過したことを認識させることができることから予算管理が確実にできる。さらに変形例として、例えば図10を用いて説明すると、表示部117を液晶表示されたタッチパネル状に形成することで、前記表示部117の表示面117aの商品名表示部117bを押下することで前記商品名表示部117bに表示されている商品名と同じ商品の入力を可能とし、数値キー116aはテーブル番号や予算金額を入力するために使用するように、商品入力と予算金額入力との機能を分けた構成とすることも可能であることは言うまでもない。
【0044】
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示す。第3の実施の形態では登録された予算金額から、注文および追加注文を繰り返す過程において、比較判別手段により予算残額を商品ファイル32内に記憶されている各商品の商品金額とを比較し、予算残額を超えている商品があるときは、この商品名に対応する商品キー6bの色を変えて報知させるのではなく、図12に示すように予算残額を超えている場合には、この商品に対応する商品キー6bにこの商品名を表示させないように編集する表示編集手段が設けられている。
【0045】
次に、この第3の実施の形態におけるハンディーターミナル1によって商品を注文する処理を図13のフローチャートを用いて説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様な処理についてはその説明を省略する。ST26で設定登録された予算がST29で減算処理されて、ST31で商品ファイル32に記憶されている商品の商品金額が予算残額を超えた商品についてはST33で商品キー6bに表示されることなく予算残額以下の商品名のみを順次つまり12商品毎(12商品以下のときはその数の商品)に商品キー6bに表示させるように編集される。編集方法としては図6に示す前記商品ファイル32の商品コード32aの先頭から順に商品金額32cをスクロールしていき前記予算残額を超えていない該当商品が存在した場合は商品名を商品キー6bに表示されるものである。なお、前記ST33は表示編集手段である。
【0046】
従って、この第3の実施の形態では、予算金額を数値キー6aにより入力し、予算金額を入力する「登録」キー35を押下することで予算金額が予算入力記憶部30に格納登録され、客からの注文商品の注文データの入力によりその注文商品の商品金額が、前記予算金額から減算されていく。減算されていった予算残額が、商品ファイル32に登録されている複数の商品の中で商品金額未満となった場合、その商品に対しては、商品キー6bへの表示を行わず、商品ファイル32の中の商品金額エリア32cに予算残額以下の金額の商品があった時にその商品名を商品キー6bに表示させることから、予算残額内の商品のみを確実に入力可能とすることから、確実に予算管理ができるものである。
【0047】
次に本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示す。第4の実施の形態では登録された予算金額から、注文および追加注文を繰り返すうちに、比較判別手段により予算残額を、商品ファイル内に記憶されている各商品の商品金額とを比較し、予算残額を超過している各商品と対応するつまり商品名が表示されている商品キー6bの入力するためのキーの入力を禁止する入力禁止手段と、この入力禁止手段を解除する解除手段と、前記入力禁止手段により入力が禁止された商品に対応したキー操作がなされたとき、この商品の商品金額が前記予算残額を超えていることを報知するメッセージ表示手段とが設けられている。
【0048】
次に、この第4の実施の形態におけるハンディーターミナル1によって商品を注文する処理を図14のフローチャートを用いて説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様な処理についてはその説明は省略する。ST46で設定登録された予算がST49で減算処理されて、ST51で商品ファイル32に記憶されている商品の商品金額が予算残額を超えた商品についてはST53で入力を禁止することで、確実に設定された予算以内に商品の注文を抑えることができる。また、予算金額を超えても注文がしたいという旨の客からの要望があった時には、ST54で入力禁止を解除する「解除」キー38を押下することで、ST44、ST45を経て引き続き商品の入力を行うことができる。なお、前記ST53が入力禁止手段に相当し、ST54は解除手段である。
【0049】
またST56は、メッセージの表示の指示をするメッセージ表示指示手段であり、ST53で予算残額が登録商品の金額を超えた商品の注文データの入力が禁止されている状態において、ST54でのオーダ入力禁止解除を行うことなく、ST55で、予算残額を超えたつまり表示面の色が変わっている商品キー6bが押下されると、ST56でメッセージ表示手段として機能する表示部7に、押下された商品は予算を超えた為、登録できない旨のメッセージ例えば「この商品を注文すると予算をオーバーします」等の文字表示することで、接客係および客の会計責任者に注意を促し、確実に予算管理ができるとともに、接客係が間違って予算残額を超えた商品名の商品キー6bを押下したとき、入力できないことを明確に知ることができるものである。
【0050】
従って、上述した第4の実施の形態では、予算金額を数値キー6aにより入力し、予算金額を入力する「登録」キー35を押下することで予算金額が予算入力記憶部30に格納登録され、客からの注文商品の注文データの入力によりその注文商品の商品金額が、前記予算金額から減算されていく。減算されていった予算残額が、商品ファイル32に登録されている複数の商品の中で商品金額未満となった場合、その商品に対しては、商品キー6bの表示切換及び商品の入力が禁止されることで、確実に予算管理ができるものである。
【0051】
なお、本発明は前記第1および第4の実施の形態に限定されるものではなく、報知手段として、オーダ入力禁止商品のキー操作がされた場合に、音声により入力できないことを接客係に知らせることも可能である。また、このハンディーターミナルには、接客係の操作する使い方に限らず各テーブル上にこのハンディーターミナルを設置し、客が自分で操作して注文が行えるようなセルフ形式として使用できることも可能であることから、接客係の省力化ができる。また、上記各実施の形態においては、飲食店用の注文管理システムについて説明したが、これはサービス等の無形商の注文管理システム、例えば観光旅行の各種観光先を予算金額内に納めるようにするシステムにも適用できるものである。さらにまた、実施例では商品情報として商品キーに商品名を表示していたが、これに限定するものではなく、商品の絵や商品を特定するための文字等を表示するような構成とするものでもよい。なお、上記実施の形態においては、キッチンプリンタに調理伝票と客伝票を発行させることとしたが、これはキッチンプリンタとは別にプリンタ(カスタマプリンタ)を設け、このプリンタに客用伝票を発行させるようにしてもよいものである。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、ハンディーターミナルに客の予算金額を入力し記憶部に記憶しておき、商品の注文がされる度に、前記予算金額から注文商品の金額が減算処理されて予算金額が予算残額表示手段に表示され、商品ファイルに記憶されている商品のうち前記予算残額を超えている金額の商品が存在した場合に、この商品に対応する入力キーを報知させるようにしたことから、接客係に予算残額を超えている商品がどの商品であるかを明確に認識できることから予算管理が容易かつ確実にできるという効果を有するものである。
【0053】
また、請求項2記載の発明によれば、ハンディーターミナルに予算金額を入力する数値キーおよび商品入力を行うキーを備えたことで、客の予算金額を数値キーにより入力し記憶部に記憶しておき、商品の注文がされる度に、前記予算金額から注文商品の金額が減算処理されて予算金額が予算残額表示手段に表示され、商品ファイルに記憶されている商品のうち前記予算残額を超えている金額の商品が存在した場合に、この商品に対応する入力キーを報知させるようにしたことから、接客係に予算残額を超えている商品がどの商品であるかを明確に認識できることから予算管理が容易かつ確実にできるという効果を有するものである。
【0054】
また、請求項3記載の発明によれば、請求項2記載のハンディーターミナルにおいて、数値キーを数値を入力する機能から商品情報を入力する機能に切り換える切り換え手段を設けたことで、1つのキーで複数の機能を持たせたことから、装置の小型化、計量化等が図ることができるという効果を有するものである。
【0055】
また、請求項4記載の発明によれば、ハンディーターミナルに予算金額及び商品入力を行うキーと対応する商品名を表示する表示部を備えたことで、客の予算金額を入力し記憶部に記憶しておき、商品の注文がされる度に、前記予算金額から注文商品の金額が減算処理されて予算金額が予算残額表示手段に表示され、商品ファイルに記憶されている商品のうち前記予算残額を超えている金額の商品が存在した場合に、この商品に対応する入力キーまたは、表示部の商品名を報知させるようにしたことから 、接客係に予算残額を超えている商品がどの商品であるかを明確に認識できることから予算管理が容易かつ確実にできるという効果を有するものである。
【0056】
また、請求項5記載の発明によれば、ハンディーターミナルに客の予算金額を入力し記憶部に記憶しておき、商品の注文がされる度に、前記予算金額から注文商品の金額が減算処理されて予算金額が予算残額表示手段に表示され、商品ファイルに記憶されている商品のうち前記予算残額を超えている金額の商品が存在した場合に、この商品名を表示させないように編集することから、予算残額以下の商品名がキーによって表示されるため、接客係に予算残額以下の商品がどの商品であるかを明確に認識できることから予算管理が容易かつ確実にできるという効果を有するものである。
【0057】
また、請求項6記載の発明によれば、ハンディーターミナルに客の予算金額を入力し記憶部に記憶しておき、商品の注文がされる度に、前記予算金額から注文商品の金額が減算処理されて予算金額が予算残額表示手段に表示され、商品ファイルに記憶されている商品のうち前記予算残額を超えている金額の商品が存在した場合に、この商品に対応するキー入力を禁止することから、予算残額を超える商品の注文を確実に防止できることから予算管理を確実にできるという効果を有するものである。
【0058】
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載のハンディーターミナルにおいて、前記入力禁止手段を解除する解除手段を設け、この解除手段によって入力禁止を解除した後、予算残額を超えた商品情報の入力を許容することとしたことから、予算残額を超えても客の要望により引き続き予算残額を超えた金額の商品の注文を継続して行うことができるという効果を有するものである。。
【0059】
また、請求項8記載の発明によれば、ハンディーターミナルに、客の予算金額を入力し記憶部に記憶しておき、商品の注文がされる度に、前記予算金額から注文商品の金額が減算されて予算金額が予算残額表示手段に表示され、商品ファイルに記憶されている商品のうち前記予算残額を超えている金額の商品が存在した場合に、この商品の入力を禁止し、この入力が禁止された商品に対応したキー操作がなされたとき、この商品の金額が前記予算残額を超えてくることを報知するメッセージがメッセージ表示手段に表示させることから、予算残額を超えた商品注文を確実に防止できるとともに接客係は何故入力できないかを確実に知ることができることから、操作上の不安感を起こすことを防止できるという効果を有するものである。
【0060】
また、請求項9記載の発明によれば、ステーションと、キッチンプリンタと、チェックアウトターミナルと、ハンディーターミナルとからなり、前記ハンディーターミナルから客情報および注文情報をステーションに送信し、ハンディーターミナルからキッチンプリンタに調理伝票を発行させるとともに会計処理をする注文処理システムにおいて、請求項1ないし請求項7のハンディーターミナルを用いた注文管理システムとしたことから、接客係に予算残額以下の商品がどの商品であるかを明確に認識できることから予算管理が容易かつ確実にできるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である注文管理システムの概略構成を示す構成図。
【図2】図1に示す注文管理装置の制御構成を示すブロック図。
【図3】前記注文管理装置における主要なメモリの構成を示す図。
【図4】ハンディーターミナルの制御構成を示すブロック図。
【図5】前記ハンディーターミナルの主要なメモリ構成を示す図。
【図6】前記ハンディーターミナルのメモリのうちの商品ファイルの構成を示す図。
【図7】前記ハンディーターミナルの外観正面図(数値キーとしての使用状態を示す図)。
【図8】前記ハンディーターミナルの外観正面図(商品キーとしての使用状態を示す図)。
【図9】前記ハンディーターミナルの動作を示すフローチャート。
【図10】第2の実施の形態のハンディーターミナルの外観正面図。
【図11】第2の実施の形態の変形例であるのハンディーターミナルの外観正面図。
【図12】第3の実施の形態のハンディーターミナルの外観正面図。
【図13】第3の実施の形態のハンディーターミナルの動作を示すフローチャート。
【図14】第4の実施の形態のハンディーターミナルの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ハンディーターミナル
2 ステーション(注文管理装置)
6 キーボード(入力手段)
6a 数値キー
6b 商品キー(商品指定キー)
7 表示部(予算残額表示手段,メッセージ表示手段)
31 予算入力記憶部
32 商品ファイル
33 商品金額記憶エリア(商品金額記憶手段)
34 残額記憶エリア(残額記憶手段)
35 「登録」キー(予算金額入力指示手段)
38 「解除」キー(解除手段)
39 「次へ」キー(切り換え手段)
117a 表示面(表示領域)
117b 商品名表示部(商品名表示手段)
117c 残額表示面(予算残額表示手段)
ST11 比較判別手段
ST13 報知指示手段
ST33 表示編集手段
ST53 入力禁止手段
ST54 解除手段
ST56 メッセージ表示手段

Claims (9)

  1. 切り換え手段によって、商品を特定する情報を表示させてこの表示された商品名の商品情報を入力する機能とした複数の商品指定キーと数値を入力する機能とした数値キーとに切り換わる複数のキーを配設した入力手段と、
    数値キーとした前記入力手段から入力された予算金額を予算入力記憶部に記憶させる予算金額入力指示手段と、
    それぞれの商品情報に対応させて、各商品の金額を記憶する商品ファイルと、
    商品指定キーとした前記入力手段の前記商品指定キーにより商品情報が入力された際、前記商品ファイルから読み出された前記商品の金額を記憶する商品金額記憶手段と、
    この商品金額記憶手段によって記憶された商品の金額を、前記予算入力記憶部に記憶された予算金額から減算して新たな予算残額を算出する減算手段と、
    この減算手段により算出された予算残額を記憶する残額記憶手段と、
    この残額記憶手段により記憶された予算残額を表示する予算残額表示手段と、
    前記残額記憶手段により記憶されている予算残額と前記商品ファイルに記憶されている各商品の金額とを比較し、いずれが大きいかを判別する比較判別手段と、
    この比較判別手段により、前記商品ファイルに記憶されている商品の金額に予算残額を超えている商品があるときは、この商品に対応する前記入力手段の商品指定キーを報知する報知手段とを備え、前記入力手段の商品指定キー操作により入力された注文情報を注文管理装置に伝送することを特徴とするハンディーターミナル。
  2. 少なくとも数値キーおよび商品を特定する情報が表示されこの商品の商品情報を入力する複数のキーが配設された入力手段と、
    前記入力手段から入力された予算金額を予算入力記憶部に記憶させる予算金額入力指示手段と、
    それぞれの商品に対応させて、各商品の金額を記憶する商品ファイルと、
    前記入力手段に設けられた商品情報を入力するキー操作によりこの商品情報が入力された際、前記商品ファイルから読み出された前記商品の金額を記憶する商品金額記憶手段と、
    この商品金額記憶手段によって記憶された商品の金額を、前記予算入力記憶部に記憶された予算金額から減算して新たな予算残額を算出する減算手段と、
    この減算手段により算出された予算残額を記憶する残額記憶手段と、
    この残額記憶手段により記憶された予算残額を表示する予算残額表示手段と、
    前記残額記憶手段により記憶されている予算残額と前記商品ファイルに記憶されている各商品の金額とを比較し、いずれが大きいかを判別する比較判別手段と、
    この比較判別手段により、前記商品ファイルに記憶されている商品の金額に予算残額を超えている商品があるときは、この商品に対応する前記入力手段の商品指定キーを報知する報知手段とを備え、前記入力手段の商品指定キー操作により入力された注文情報を注文管理装置に伝送することを特徴とするハンディーターミナル。
  3. 前記請求項2記載の発明において、数値キーを数値を入力する機能から商品情報を入力する機能に切り換える切り換え手段を備えたことを特徴とするハンディーターミナル。
  4. 切り換え手段によって切り換えることにより数値または商品情報を入力する複数の数値キーを有する入力手段と、
    この入力手段から入力された予算金額を予算入力記憶部に登録させる予算金額入力指示手段と、
    それぞれの商品に対応させて、各商品の金額を記憶する商品ファイルと、
    前記入力手段のキー操作により商品情報が入力された際、前記商品ファイルから読み出された前記商品の金額を記憶する商品金額記憶手段と、
    この商品金額記憶手段に記憶された商品の金額を、前記予算入力記憶部に登録された予算金額から減算して新たな予算残額を算出する減算手段と、
    この減算手段により算出された予算残額を記憶する残額記憶手段と、
    この残額記憶手段により記憶された予算残額を表示する予算残額表示手段と、
    前記残額記憶手段により記憶されている予算残額と前記商品ファイルに記憶されている各商品の金額とを比較し、いずれが大きいかを判別する比較判別手段と、
    液晶表示面からなり前記入力手段の数値キーによって入力される商品情報と対応した商品名を表示する複数の表示領域を有する商品名表示手段と、
    前記比較判別手段により、前記商品ファイルに記憶されている商品の金額に予算残額を超えている商品があるときは、この商品に対応するキーまたは前記表示部に表示されている商品名を報知する報知手段とを備え、前記入力手段のキー操作により入力された注文情報を注文管理装置に伝送することを特徴とするハンディーターミナル。
  5. 請求項1ないし請求項3記載の発明において、比較判別手段により、前記商品ファイルに記憶されている商品の金額のうち予算残額を超えている商品について商品を特定する情報を前記入力手段のキーに表示をしないように編集する表示編集手段とを設けたことを特徴とするハンディーターミナル。
  6. 請求項1ないし請求項4記載の発明において、比較判別手段により、前記商品ファイルに記憶されている商品の金額のうち予算残額を超えている商品に対応するキーの入力を禁止する入力禁止手段を設けたことを特徴とするハンディーターミナル。
  7. 請求項6記載の発明において、前記入力禁止手段を解除する解除手段を設け、この解除手段によって入力禁止を解除した後、予算残額を超えた商品の商品情報の入力を許容することを特徴とするハンディーターミナル。
  8. 請求項6記載の発明において、入力禁止手段によって入力が禁止された商品を表示したキーの入力操作がなされたとき、この商品の金額が予算残額を超えていることを報知するメッセージを表示させるメッセージ表示手段を設けたことを特徴とするハンディーターミナル。
  9. ステーションと、キッチンプリンタと、チェックアウトターミナルと、ハンディーターミナルとを有し、前記ハンディーターミナルから客情報および注文情報をワークステーションに送信し、ハンディーターミナルからキッチンプリンタに調理伝票を発行させるとともに会計処理をする注文処理システムにおいて、
    前記ハンディーターミナルを請求項1ないし請求項8のハンディーターミナルとしたことを特徴とする注文処理システム。
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