JP3833216B2 - 電気的テストプローブ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
背景
技術分野
本発明はテストプローブプランジャー、前記プランジャーを含むテストプローブ及びそれらの製造方法に関し、特にパラジウム−コバルト合金の外側層を有するテストプローブプランジャーに関する。
関連ケース
本願の優先権は35U.S.C.§119(e)の下、2001年9月24日に出願された共願で係属中のU.S.仮特許出願No.60/324252に対して主張される。この出願はその全体をここに参考として組入れられる。
関連技術
集積回路のためのテストプローブに関する技術は極めて複雑であり、抵抗要求、強度要求並びに構造的制限を含む多くの考慮事項の注意深いバランスを必要とする。一般的にかかるテストプローブは極めて低い抵抗で延伸されかつ極めて導電率が高い金属である鋼の如き比較的硬いベース材料から形成される。
ICをテストすることに関連する一つの問題はプローブプランジャーの外部表面上への酸化物の形成である。かかる表面酸化物はテストプローブの接触抵抗に影響を与えるかもしれず、これは次に、テストされるべきICのテスト特性に影響を与えるかもしれない。例えば、表面酸化物は全接触抵抗が高くなるようにプローブの機能に干渉するかもしれず、これはICの測定される特性に有害な影響を与えるであろう。それ故、かかる表面酸化物の効果を最小にするか又は削除するため、周囲条件にさらされたときに酸化しないか又は最小にのみ酸化する金属でテストプローブを被覆することが望ましい。
金、銀、白金、パラジウム、イリジウム、レニウム、水銀、ルテニウム及びオスミウムは「貴金属」と称されることがある。それはそれらが周囲条件にさらされたときに他の金属よりも一般的に反応性が低いか又は非反応性であるためである。加えて、いわゆる貴金属は低い接触抵抗の如き極めて望ましい物理的及び電気的特性を一般的に有し、それらはそれらの色、光沢及び美的特性を一般的に維持する。これらの理由のため、貴金属はテストプローブを被覆するために一般的に用いられる。
金を除けば全ての金属は空気中の酸素と反応して酸化物を形成する(他の貴金属を含めてたとえより少ない度合いであっても)。金属によって形成された表面酸化物は様々な度合いの導電率、厚さ及び硬度を有する。従って、金はその非反応性ゆえ及びそれが酸化物を形成しないためテストプローブを被覆するための及びIC用の電気的相互連結を形成するための工業的な標準に徐々になってきた。金がプローブプランジャーをめっきするために用いられる場合、極めて少量の他の金属(コバルト、ニッケル又は鉄の如き)が付着物の滑らかさ及び硬度を増大させるために及び付着物の摩擦係数を減少させるために金と共に共付着されることができる(典型的にはシアン化物−金属複合体として)。かかる共付着物を含むめっきされた金付着物は「硬い」金として知られている。共付着物は一般的に1%未満の濃度で存在し、典型的には約0.2〜0.3%である。
ICをテストすることに関連する他の問題は、はんだ上への酸化物の形成である。一般的に、テストプローブが集積回路をテストするために用いられる場合、テストプローブはICリード線のはんだでめっきされた表面又ははんだボールと接触する。はんだの表面は純粋な柔らかいはんだを被覆する酸化物スキンを一般的に有し、このことははんだ酸化物が純粋なはんだより硬くかつずっと導電率が小さいので問題であるかもしれない。プローブプランジャーがはんだの表面に触れると、その先端は下にある純粋なはんだと接触するためにまず表面酸化物を通って押さなければならない。はんだボール又ははんだの表面酸化物を貫くことを容易にするため、テストプローブは通常ばね型のプランジャーを有しており、これは高い法線力を発揮し、先端が表面を貫くことを可能とする。テストプローブ内部のばねはテスト装置がプローブを予め決められた距離だけ移動させることを可能とし、これは特定の法線力を作り出す。一旦プローブが解放されると少量のはんだ及びその酸化物は一般的にプランジャーの先端に付着されたまま残る。
プランジャーの先端に付着されたまま残るはんだは問題である。何故ならそれはプランジャーの表面金属と冶金学的に反応するかもしれないからである。はんだとプランジャーの表面の金属の間の正確な反応は表面材料の特性並びに周囲温度及び圧力に依存するであろう。
加えて、はんだ中の錫はテストプローブ上のめっきされた被覆中に拡散して金属間化合物を形成するかもしれない。もしはんだがめっきされた被覆と反応することに成功すると、それは強い付着の結合を形成するであろう。
金めっきされたプランジャーの場合、はんだはたとえ通常の室温であってもかつ比較的低い圧力のテストプローブばね力であっても強い結合を形成することに通常成功する。テストプローブの追加のサイクルははんだの追加の小片を引き出し、そしてもしプランジャー表面が以前のはんだ接触からの強く付着した残存物で既に被覆されているなら、はんだの追加の小片は表面に容易に付着するであろう。時間が経つにつれ、プローブプランジャー上のはんだ付着物と金属間化合物はプローブプランジャーの抵抗を増大させ、結局プローブが交換されて捨てられなければならないほど十分に高い抵抗値を生ずるであろう。
プローブプランジャー上のはんだ付着物の問題を解決しようとする多くの試みが工業上なされてきている。一つの試みは所定数のテストサイクルの後、はんだ付着を機械的に、典型的にはブラシを用いてごしごしこすり、そしてもし可能ならテストプローブを追加のサイクルのために使用し続けることを含む。しかし、機械的にごしごしこすることはプローブプランジャーが損傷を受けるかも知れないので不都合である。はんだ付着物を除去する他の試みはプローブプランジャーを化学的に洗浄することを含み、これは化学物質が望ましくない残留物を残すかもしれないので不都合である。いずれの場合においても全てのはんだを除去することはできなかった。従って、錫はプランジャー表面に残留し、結局、金の中に拡散して金−錫金属間化合物を形成するであろう。金−錫金属間化合物は一般的にプローブプランジャーの外部の元の金層より高い抵抗値を有する。そして再び、時間が経つにつれてプローブプランジャーははんだの機械的付着物及び金めっきの上の増大する厚い表面金属間化合物被覆を獲得するであろう。テストプローブの金めっき層は下に埋められ、非効果的になるか又は元の金めっき層より効果が小さくなるであろう。これらの問題は金めっきされたプランジャーで特に顕著である。何故なら金と錫の間には高い度合いの引力があるからである。
テストプローブへのはんだ付着の問題を克服するために工業的に行われている他の試みはプランジャーとはんだの間の接触面積を最小にするためにプローブプランジャーの構造を変化させることを含む。
別の試みはPTFEを含む被覆でテストプローブを被覆することを含む。
プローブプランジャーの外部のめっきされた金属外側層と集積回路のリード線上の錫はんだの間の減少された親和力を有しかつ現在のテスト装置に匹敵する低い抵抗値を有する集積回路のための改良されたテストプローブに対する要求がこの技術分野に存在する。
概要
本発明はICをテストするためのテストプローブの一部を形成するテストプローブプランジャー(以下、「プローブプランジャー」又は「プランジャー」と称する)に向けられている。このプローブプランジャーははんだに対する減少された親和力を有しかつはんだと金属間化合物を容易には形成しない材料の外側層でめっきされている。外側層が形成される好ましい材料はとりわけ、比較的低い摩擦係数、良好な延性、比較的小さい粒子寸法及び低い接触抵抗を有するように選択され、これらの全ては組合わされてとりわけ、はんだに対する減少された親和性を与えることができる。このプローブプランジャーの好ましい実施態様は全ての好ましい特徴を組合わせる。
一実施態様において、本発明はプローブプランジャーに向けられる。このプローブプランジャーは外部表面を有するベース及びベースの外部表面の上に横たわりかつベースの外部表面と直接接触するバリア層を含む。パラジウム−コバルト合金外側層がバリア層の外部表面の上に横たわりかつバリア層の外部表面と直接接触する。
別の実施態様において、プローブプランジャーは外部表面を有する実質的に円筒形のベース及びベースの外部表面の上に横たわりかつベースの外部表面と直接接触するバリア層を含む。パラジウム−コバルト合金外側層がバリア層の外部表面の上に横たわりかつバリア層の外部表面と直接接触する。外側層はコバルトの酸化物の少なくとも一つの領域を含む。
なお別の実施態様において、プローブプランジャーは外部表面を有する実質的に円筒形のベース及びベースの外部表面の上に横たわりかつベースの外部表面と直接接触するバリア層を含む。外側層はバリア層の外部表面の上に横たわりかつバリア層の外部表面と直接接触する。好ましくは、外側層は第一金属と第二金属の合金である。第一金属はパラジウム、白金、ロジウム、銀、ニッケル及びそれらの組合せ及びそれらの合金からなる群から選択されることができる。第二金属はコバルト、ニッケル、燐及びそれらの組合せ及びそれらの合金からなる群から選択されることができる。
本発明は上述のプローブプランジャーの製造方法及び使用方法にも向けられており、それは上述のプローブプランジャーのいずれかを選択された時間期間の間、選択された温度で酸素含有環境中で熱処理して外側層中に又は外側層上に自己制限酸化物の少なくとも一つの領域を形成されることを含むことができる。
本発明の上述の及び他の目的、特徴及び利点は添付の図面に示されるような本発明の好ましい実施態様の以下の一層詳細な記述から明らかになるであろう。図面中、参照記号は様々な図面を通じて同一の部分を示す。これらの図面は必ずしも一定尺度ではなく、代わりに本発明の原理を示すことに強調が置かれている。本発明の原理及び特徴は本発明の範囲から離れることなしに変更されて多数の実施態様で用いられることができる。
図面の簡単な記述
図中、
図1は本発明による例示的テストプローブの側面図である;
図2は図1に示されるテストプローブのプローブプランジャーの部分的断面図である;
図3は図2に示されるプローブプランジャーの拡大された部分的断面図である;
図4は熱処理後の図3に示されるプローブプランジャーの部分的断面図である;
図5は様々な被覆の低レベル接触抵抗に対する熱処理の効果を示す比較グラフである。
好ましい実施態様の詳細な記述
本発明は金属合金の外側層を有するテストプローブプランジャーに向けられており、その少なくとも一つは「貴」金属であることが好ましい。本発明による外側層を有するプローブプランジャーは従来の「硬い」金めっきされたプローブプランジャーと比較すると錫はんだに対する減少された親和性を有することができる。錫はんだに対する外側層の減少された親和性は錫はんだがプローブプランジャーの外部表面から一層容易に滑り落ちることを可能にする。従って、本発明のプローブプランジャーの端上の錫はんだの付着物は金の外部表面を有するプローブプランジャーと比較して減少される。加えて、本発明のプローブプランジャーの外側層は錫はんだと金属間化合物を容易には形成せず、しかも錫はんだの外部表面上に典型的に形成される錫酸化物の表面を通して破断するには十分硬い。好ましい実施態様において、外側層はパラジウム−コバルト合金(以下PdCo合金と称する)である。
上述の通り、本発明のプローブプランジャーの外側層の効果はプローブプランジャーの外部表面に対する錫はんだの親和性又は接着力を抑え及び/又は最小化し、それによりテスト中のプローブプランジャー上への錫はんだの付着を最小化することである。本発明による外側層を有するプローブプランジャーはある例では例えば無電解ニッケル(EN)及び金の連続層でめっきされたものよりわずかに高い抵抗を有することができる。しかし、特定の状況においてはプローブプランジャー上に付着した減少したはんだの利点は本発明のプローブプランジャーにおいて見出される比較的高い抵抗よりまさる。例えば、減少されたはんだ付着はテスト中のプローブプランジャーの機械的及び/又は化学的洗浄の必要性を最小化し、いくつかの場合には削除することができる。
他の実施態様において、本発明は自己制限酸化物の領域が外側層中に又は外側層上に形成された金属合金の外側層を有するテストプローブプランジャーに向けられる。自己制限酸化物の存在はいくつかの場合には自己制限酸化物を有さないものよりわずかに高い抵抗値を生ずるかもしれないが、以前の実施態様と同じようにそれはプローブプランジャー表面からのはんだの反発をさらに増大させ、はんだの拡散に対する外側層の抵抗を増大させるかもしれない。従って、プローブプランジャーの寿命は増大され接触抵抗特性は時間にわたって一層安定であるかもしれない。
図1は本発明による例示的テストプローブ10を示す。示される通り、テストプローブ10は実質的に円筒形の本体12を含む。この本体12は本体12の対向端に配置された実質的に同一のプローブプランジャー14a,bを含み、これらはそれぞれプローブ先端15a,bを含む。
図2及び3に示される通り、プローブプランジャー14a,bはベース16、ベース16の上に横たわりかつベース16と直接接触するバリア材料の層18、及びバリア層18の上に横たわりかつバリア層18と直接接触する外側層20を含む。外側層20は外部表面22を有する。当業者は本発明がここで図示する例示的なテストプローブの形状及び構成に限定されないこと、及び他の形状及び構成を有するテストプローブも含まれることを意図されることを理解するであろう。
ここに開示された実施態様のいずれかによれば、ベース16が形成されることができる材料は硬度、機械加工性、腐蝕に対する抵抗性などを含む様々な要因に基づいて選択されることができる。ベース材料のための好適な特性の選択は当業者によって理解されるであろう。好ましい実施態様において、ベースが形成されることができる材料はベリリウム−銅又は「工具」加工可能な又は機械加工可能な鋼(炭素ベースのもの)を含み、これらの両方は工業的に幅広く用いられる。
好ましくは、バリア層18は外側層20中へのベース16の拡散を防止する材料であって外側層20とベース16の間の金属間化合物の形成も防止する材料から形成されることができる。バリア層18は当業者に公知の様々な材料から形成されることができ、これらの材料には以下のものが含まれるがこれらに限定されない:ニッケル、無電解ニッケル、コバルト、パラジウム、白金、チタン/タングステン、モリブデン、それらの組合せ及びそれらの合金。バリア層18の材料の選択は当業者に公知の多くの考慮事項に基づくであろう。この実施態様においてはバリア層18は無電解ニッケルであることが好ましい。無電解ニッケルは燐とニッケルの合金であり、典型的に約88%から約98%までの範囲のニッケル濃度を有する。
バリア層18は好ましくは約50マイクロインチから約400マイクロインチまでの範囲の厚さを有し、より好ましくは約75マイクロインチから約300マイクロインチまで、一層好ましくは約75マイクロインチから約150マイクロインチまでの範囲の厚さを有する。また、本実施態様においてバリア層18はASTM B667−97に従って測定されたとき、好ましくは約110ミリオーム未満の接触抵抗を有し、より好ましくは約40ミリオーム未満、一層好ましくは約10ミリオーム未満の接触抵抗を有する。
外側層20は少なくとも二つの金属の合金又は混合物であることが好ましく、そのうちの一つは「貴」金属であることが好ましい。合金に含まれる金属の相対パーセンテージは、以下一層詳細に記述されるように、付着される合金の望ましい特性に依存するであろう。それ故、望ましい特性を与える限りいかなる比率の金属も用いられることができる。好ましい実施態様において、外側層20は約25重量%の第一金属及び約75重量%の第二金属から約95重量%の第一金属及び約5重量%の第二金属までを含む混合物であることが好ましい。
好ましくは、外側層20は周囲及び典型的なテスト条件下で非反応性の金属から形成される。
外側層20は好ましくは約5マイクロインチから約100マイクロインチまでの範囲の厚さを有し、より好ましくは約10マイクロインチから約50マイクロインチまで、一層好ましくは約20マイクロインチから約30マイクロインチまでの範囲の厚さを有する。
外側層20は比較的低い摩擦係数を有することが望ましく、それはプローブプランジャーの動きを滑らかにしかつ錫はんだの如き外来物質がプランジャーの外部表面に付着することなしにプランジャーの外部表面に沿ってすべり落ちることを可能にする。
また、外側層は(パーセント伸びとして測定して)好ましくは少なくとも約3%の延性を有し、より好ましくは少なくとも約5%、一層好ましくは約7%より大きい延性を有する。一般的に、外側層20の延性が大きいほど、それは機械的応力の下でひび割れを起こしにくい。
いくつかの実質態様においては比較的小さい粒子寸法を有する材料から外側層20を形成することが好ましく、これは金属間化合物の形成を最小化するであろう。粒子寸法は好ましくは約200オングストローム未満であり、より好ましくは約100オングストローム未満、一層好ましくは約50オングストローム未満である。
外側層20はテストの間に用いられる温度及び/又は延長された時間の間の焼きつけにさらされたとき層間の拡散に抵抗する材料合金から形成されることが好ましい。一般的に、外側層の融点と加工及びテストの間に用いられる最高温度の間の差異が大きいほど層間の拡散は起こりにくい。
外側層20はASTM B667−97に従って測定されたとき好ましくは約200ミリオーム未満の接触抵抗を有し、より好ましくは約50ミリオーム、一層好ましくは約10ミリオーム未満の接触抵抗を有する。
以下の表1は外側層20が形成されることができる好適な材料の好ましい特性を要約する。当業者は外側層20のための最も好ましい材料はすべての好ましい特性を最も好ましい範囲で有するであろうということを理解するだろう。
Figure 0003833216
また、比較的低い多孔度を有する材料から外側層20を形成することも好ましく、これは腐蝕性材料が外側層20及びバリア層18を通って浸透してベースに損傷を与えることを最小化するか又は防止する。
外側層20に用いるのに好適な材料はパラジウム、白金、ロジウム、銀、ニッケル、コバルト、燐及びそれらの組合せ及びそれらの合金を含む。
好ましい実施態様において、第一金属はパラジウム、白金、ロジウム、銀、ニッケル及びそれらの組合せ及びそれらの合金から選択されることができ;第二金属はコバルト、ニッケル、燐及びそれらの組合せから選択されることができる。
外側層20のための好ましい合金はPdCo,PdNi及び無電解ニッケルを含む。
好ましい実施態様において、外側層20は約25重量%のパラジウム及び約75重量%のコバルトから約95重量%のパラジウム及び約5重量%のコバルトまでを含みかつ約50マイクロインチ未満の厚さ及び約40ミリオーム未満の接触抵抗を有するPdCo合金である。
特に好ましい実施態様において、外側層20は約75重量%のパラジウム及び約25重量%のコバルトを含みかつ約20〜30マイクロインチの範囲の厚さ及び約10ミリオーム未満の接触抵抗を有するPdCo合金である。
従って、本発明の一つの側面は金属合金を含む外側層を有するプローブプランジャーに向けられている。
本発明の別の実施態様はプローブプランジャー14a,bの被覆方法である。この方法は好適なベース16上に選択された金属又は金属合金の連続層をめっきすることを含む。この方法によれば、好適なベース16が選択されることができ、そしてもし望ましいのなら又は必要ならベースはめっきされたバリア層を受け入れるように調製されることができる。かかる調製方法は例えば当業者には公知技術であるエッチング、洗浄、脱脂、ストライクめっき及びこれらの技術のいかなる組合せを含むことができる。バリア層18及び外側層20は次にやはり当業者には公知の技術を用いてベース16上にめっきされることができる。また、この方法によれば、めっきされたバリア層18の表面は、再び上述の技術のいずれかを用いることによって、めっきされた外側層20を受け入れるように調製されることができる。いくつかの実施態様において、この方法は以下に一層詳細に記述されるように更なる処理を含んでもよい。上述のめっき技術はすべて当業者に公知であるだろう。
当業者はめっきに用いられる合金中の金属の相対パーセンテージの選択はめっきされる合金の望ましい最終組成によって部分的に決定されること、その組成はめっき浴に含まれる合金のパーセンテージに対応して変化しうることを認識するであろう。
従って、本発明の別の側面は金属合金でプローブプランジャーを被覆する方法に向けられている。
図4はプローブプランジャー114a,bの別の実施態様を示す。示される通り、プローブプランジャー114a,bはプローブプランジャー14a,bと実質的に同一の構造を有する。プローブプランジャー114a,bの外側層120は自己制限酸化物の少なくとも一つの領域124を追加的に含む。酸化物形成の正確な機構は知られていない。従って、例えば自己制限酸化物は領域中で生長して図4に示されるように外部表面122の全面積の一部のみを含むかもしれないし、又はそれは外部表面122の全面積を被覆する層として生長するかもしれない。本実施態様での説明を容易とするため、自己制限酸化物は領域124によって表されている(たとえ酸化物生長の正確な機構がかかるモデルに従わないとしても)。従って、少なくとも一つの領域124は層であることができ、それは連続層であることができ、この層は自己制限酸化物が外側層120より薄い厚さを有すると仮定して、外側層120が自己制限酸化物に包囲されるように外側層120中に又は外側層120の上に横たわって形成されることができる。
本実施態様において、外側層120は、金属の一つが以下に記述されるような熱処理にさらされたとき外側層120の全厚さより薄い自己制限酸化物を形成することができると仮定して、以前の実施態様で記述したのと同一の材料から形成されることが好ましい。ここで用いられる通り「自己制限酸化物(self−limiting oxide)」は大気中の酸素が外側層120中に浸透して外側層120を形成する材料を酸化することができる深さによって制限される厚さを有する金属酸化物を意味する。
酸化物領域124の形成方法は選択された温度で選択された時間期間の間、空気の如き酸素含有環境中にプローブプランジャーを置くことによってプローブプランジャー114a,bを熱処理することを含む。好ましくは、温度は外側層120に含まれる第一又は第二金属の一方の酸化を防止して外側層120に含まれる残りの第一又は第二金属の酸化を生じさせるように選択される。当業者は熱処理の時間、温度及び大気条件を変化させることは領域124中に形成される酸化物の組成を変化させるかもしれないということを認識するであろう。
以前の実施態様と同様、PdCo合金は外側層120のための特に好ましい材料であり、領域124はCoO,Co,Coから選択されるものを含むいかなるコバルト酸化物及びコバルト酸化物の組合せから選択されることが好ましい。PdCo合金が用いられる場合、熱処理温度はコバルトが酸化する温度より高くかつパラジウムが酸化する温度(約380℃)より低い温度に維持されることが好ましい。好ましい実施態様において、コバルト酸化物の領域124はPdCo合金でめっきされたプローブプランジャーを約200℃から約250℃までの範囲の温度で約30分から約4時間までの間、空気中で加熱することによって形成されることができる。かかる条件はCoO,Co,Co及びそれらの組合せの領域124の形成をもたらすことができる。
PdCoが外側層120のために用いられかつ約300℃より高い温度で熱処理される場合、無電解ニッケルがバリア層18のために用いられているとニッケルがパラジウム及び/又はコバルト酸化物を通って拡散することがあり、これはいくつかの事例では望ましいかもしれないということが見出されている。従って、外部表面上のパラジウム及びコバルト酸化物の濃度を最大にすることが望ましい場合、約300℃より低い熱処理温度を維持することが好ましい。当業者は他の材料のための熱処理条件はルーチンの実験を通して決定されることができることを認識するであろう。
従って、本方法は選択された濃度のコバルト酸化物を含む選択された量の外部表面を有するプローブプランジャーを与える。
本発明の別の実施態様は金属合金から形成された相互連結であって選択された量のコバルト酸化物を含む相互連結に向けられている。好ましい実施態様において、合金はPdCoであることができる。この相互連結はめっき、蒸発及びスパッターリングを含む当業者に公知のいかなる方法によっても形成されることができる。相互連結の形成後、装置は相互連結の表面上に選択された濃度の自己制限酸化物を形成させるために上述のように熱処理されてもよい。かかる相互連結はかかる材料を用いることによってはんだに対する減少された親和性及び減少された金属間化合物の形成の如きプローブプランジャー上の外側層と同様の特性及び利点を有することができる。
本発明は以下の実施例によって更に説明されるであろう。これらの実施例は本質的に説明のためのものであることを意図されており、本発明の範囲を制限するものと見なされるべきではない。
加工実施例
実施例1
炭素鋼プランジャー(Rika Denshi Japanによって製造されたもの)はニッケルのバリア層及びパラジウムコバルト合金の外側層でめっきされた。脱イオン水(DI)がプロセス中の各工程の後でプローブプランジャーをリンスするために用いられた。
炭素鋼プランジャーのめっきプロセスはプランジャー表面をめっきに先立って調製することを含んでいた。表面調製はプランジャーを約10分間約140°FでOakite 190(ChemetallOakite Products,Inc.,New Jerseyから入手可能)の溶液を用いて超音波で脱脂し、続いて約10分間約150°FでOakite 190(ChemetallOakite Products,Inc.,New Jerseyから入手可能)の溶液中で電気洗浄し、TAS 3Z(Technic of Cranston,Rhode Islandから入手可能)の溶液中で約30秒間酸活性化することを含んでいた。
表面調製後、ニッケルバリア層はニッケルストライクを5分間7ASFでElectroplating Engineering Handbook、第4版、Lawrence J. Durney編、Van Nostrand Reinhold 1984に従って調製したWoods Nickel溶液を用いて行うことによりめっきされた。ニッケルストライクの後、無電解ニッケルめっきを15〜25分間190°FでTechnic EN 2600溶液(Technicから入手可能)を用いて行った。
ニッケルバリア層がめっきされた後、ニッケル表面はニッケル表面を20%のHCL溶液を用いて第一活性化することによってパラジウムコバルト合金の外側層のために調製された。この後、PallaTechPdCo PC2 LS(Enthone OMIから入手可能)を用いて約2.5ASFで約5〜8分間約120°Fでめっきが行われた。
生じたプランジャーは約75から約100マイクロインチの厚さ範囲のニッケル層及び約20から約30マイクロインチの厚さ範囲の75/25PdCo合金層を有していた。
実施例2
ベリリウム−銅プランジャー(Rika Denshi Japanによって製造されたもの)はニッケルのバリア層でめっきされ、続いてパラジウムコバルト合金の外側層でめっきされた。脱イオン水(DI)がプロセス中の各工程の後でプローブプランジャーをリンスするために用いられた。
プランジャーの表面はまずめっきのために調製された。表面調製はプランジャーを約10分間約140°FでTechnic TSC 1508−L(Technicsから入手可能)を用いて超音波で脱脂し、続いて6分間150°FでOakite 90(Chemetall Oakite Products,Inc.)中で陽極及び陰極電気洗浄し、燐酸/硝酸/酢酸の透明な浸液で湯あかを除くことを含んでいた。次に酸活性化がプローブプランジャー上で3〜5分間TAS 3Z(Technic)を用いて超音波中で行われた。
表面調製後、ニッケルバリア層はニッケルストライクを3分間7ASFでWoods Nickel溶液を用いて行うことによりめっきされた。ニッケルバリア層は次に無電解ニッケルめっき溶液(TechnicからTechnic EN 2600の商品名で入手可能)を用いて約15〜25分間約190°Fでめっきされた。
PdCoの外側層は実施例1と同様のプロセスを用いてめっきされた。
生じたプランジャーは約75から約100マイクロインチの厚さ範囲のニッケル層及び約20〜約30マイクロインチの厚さ範囲の75/25PdCo合金層を有していた。
実施例3
六つのテストクーポンは実施例2と同様にめっきされ、続いて熱処理された。テストクーポンは未知の銅合金の平坦なシートから調製され、約1.5″×1.0″×0.042″に切断された。電気的接触(銅電線)を受け入れるための穴が各クーポンにドリルで開けられた。すべてのテストクーポンは実施例2に従ってめっきされた。熱処理は各サンプルを以下の表2に示すように異なる温度に空気中で約2時間Thermolyne 1400 Furnance中で加熱することを含んでいた。コントロールのテストクーポンは熱処理されなかった。
テストクーポンの表面は熱処理の前後で可視的に検査された。その結果は以下の表2に示されている。
Figure 0003833216
上記結果は、色が熱処理によって生ずる表面特性の可視的指標として用いられることができることを示す。
実施例4
実施例3からのテストクーポンの表面はEvans Eastテスト研究所によってX線光電子分光分析法(ESCA又はXPSとしても知られている)を用いて分析された。ESCAは約70オングストローム(0.28μインチ)の深さまで感知することができる。
Figure 0003833216
上記表面分析結果は、熱処理温度が上昇するにつれてパラジウムの表面濃度は減少し、酸素及びニッケルの表面濃度は増大することを示す。拡散したニッケルの多くは金属ニッケルとして残る。300℃より高い熱処理温度では、パラジウムの存在は外部表面ではもはや検出されない。
酸素含有量の増大は表面でのコバルトの酸化物(Co,Co+2,Co+3)の形成に寄与しうる。ニッケル濃度の増大は表面へのニッケルの拡散のためである。
上記結果は、約250℃未満の熱処理温度では外側表面は様々なコバルト酸化物(Co,Co+2,Co+3)及びパラジウムを含むが、約250℃より高い温度では外側表面は約50%より大きいニッケル(Ni,Ni+2)及びコバルト酸化物(Co,Co+2,Co+3)の組合せを含み、パラジウムは検出されなかった(ND)ということを示す。
実施例5
液体はんだが様々な熱処理されたPdCo合金めっきされた最終製品に付着する程度を測定するために、はんだ浸漬テストがテストサンプルで行われた。
テストサンプルは実施例2に従ってめっきされた銅箔片(1″×2″×0.0015″)であった。テストサンプルは実施例3に記述されるのと同様の方法で熱処理された。
はんだ浸漬テストは60/40 Pb/Snはんだを用いてCranston,Rhode IslandのTechnicでMIL−STD−202法208に従って、行われた。用いられたフラックスはSuperior No.100型RA(ロジンベースのフォームフラックス)であった。各箔は半分に切断され、約230℃のはんだ温度で2秒の挿入時間、5秒の滞留時間、及び2秒の除去時間で手動で浸漬された。各箔の第二の半分ははんだ浸漬に先立ってフラックスに浸漬された。
Figure 0003833216
熱処理にさらされずかつフラックスに浸漬されなかったテストサンプル(#1)は良好なはんだ付着量(>90%)を有していた。すべての他のフラックスに浸漬されなかったテストサンプルは貧弱な付着量(<5%)を有していた。フラックスはすべてのサンプルについてはんだ付け性を改良した。熱処理中に最高の温度にさらされたサンプルは最低の付着量を有していた。最良の付着量は熱処理を行わずにフラックスを用いたサンプル又は約250℃までの温度の熱処理を行ないかつフラックスを用いたサンプルで得られた。
はんだ浸漬テストの結果は、PdCo合金外側層はすべての温度で熱処理されたときに最も良くはんだを反発するということを示す。300℃以上の温度で熱処理されたサンプルはフラックスが用いられた場合であってもはんだに対する最良の抵抗性を示した。
実施例6
16のテストサンプルが未知の銅合金の平坦なシートから調製され、約1.5″×1.0″×0.042″に切断された。各サンプルは電気的接触としての銅電線を挿入するために上縁近くに二つの穴をドリルで開けられた。サンプルは次に脱脂され、電気洗浄され、ニッケルストライクめっきされ、無電解ニッケル(EN)でめっきされた。サンプルのうち六つはPd/Coで(実施例2と同様に)更にめっきされ、サンプルのうち四つは「硬い」金(コバルト硬化された金)の付着物で更にめっきされ、六つは外側層としてENを有するままであった。
各群から一つのテストサンプルがコントロールとしてとりのけられ、残りの13サンプルは以下の表に示されるように熱処理された。熱処理はThermolyne 1400炉で空気中で2時間の滞留時間で行われた。
各テストサンプルの接触抵抗はASTM B667−97「Standard practice for Construction and Use of a Probe for Measuring Electrical Contact Resistance」に従ってContech Researchで測定された。各サンプルは一方の側で6回測定された;20グラムの法線力で2回、40グラムで2回及び60グラムで2回。各テストサンプルを測定するために用いられた法線力は20〜60グラムの範囲であった。各サンプルは中央で調査され、次に中央から0.1″の場所で各法線力で調査された。
Figure 0003833216
比較の目的のため、図5はグラフの形態での上記結果を示す(熱処理温度対低レベル接触抵抗(Log))。
予測されるように、従来のEN/Auでめっきされたテストクーポンはすべての温度で最低の接触抵抗を有していた。EN及びEN/PdCo合金でめっきされたテストクーポンは同様の結果を有しており、全体的にわずかに高い接触抵抗を示し、300℃より高い温度では約10倍増大した接触抵抗を示した。
上記結果は400℃までの熱処理は表に示されるように被覆されたプローブプランジャーの接触抵抗に悪影響を与えないことを示す。何故ならすべての接触抵抗値は許容可能な限度内であったからである。
本発明はその好ましい実施態様を参照して特に示され記述されてきたが、当業者には添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の精神及び範囲から離れることなしに本発明の精神及び範囲内で形態及び細部について様々な変更をなしうることは理解されるであろう。
本発明による例示的テストプローブの側面図である。 図1に示されるテストプローブのプローブプランジャーの部分的断面図である。 図2に示されるプローブプランジャーの拡大された部分的断面図である。 熱処理後の図3に示されるプローブプランジャーの部分的断面図である。 様々な被覆の低レベル接触抵抗に対する熱処理の効果を示す比較グラフである。

Claims (6)

  1. 電子テストプローブ用のプローブプランジャー14a,bにおいて、前記プローブプランジャー14a,bが外側層20を含み、この外側層20がパラジウムとコバルトの合金であり、この合金の粒子寸法が200オングストローム未満であることを特徴とするプローブプランジャー。
  2. ニッケル、無電解ニッケル、コバルト、パラジウム、白金、チタン/タングステン、モリブデン、それらの組合せ及びそれらの合金からなる群から選択されるバリア層18を更に含む請求項1のプローブプランジャー。
  3. 外側層20が約200マイクロインチ未満の厚さを有する請求項1又は2のプローブプランジャー。
  4. 外側層20が約200ミリオーム未満の接触抵抗を有する請求項1〜3のいずれか一項のプローブプランジャー。
  5. 外側層20が約200ヌープより大きい硬度を有する請求項1〜4のいずれか一項のプローブプランジャー。
  6. 外側層20が約0.60未満の摩擦係数を有する請求項1〜5のいずれか一項のプローブプランジャー。
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