JP3832647B2 - 携帯送受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、車両制御システム等の遠隔制御を行う送受信装置を携帯電話装置等に接続可能とした携帯送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、鞄や洋服のポケットから出すことなく、所持するだけで車両等との通信を行い、その車両等に搭載された各種特定機器を制御することのできる携帯送受信装置が開発されている。また、これらの機能を携帯電話装置、簡易型携帯電話装置、携帯端末装置等(以下、携帯電話装置等)に一体的に内蔵させた車両制御システムも提案されている。例えば、特開平11−208419号には携帯電話装置等により車両に搭載された各種特定機器を制御することのできる車両制御システムが提案されている。これは車両に搭載されたCPUが受信機を介してIDを受信すると携帯電話装置との距離に応じて車載機器、例えばドアロック制御装置の制御を行うものであり、その電子キー制御部は携帯電話装置に内蔵されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した車両制御システムでは車両に搭載された各種特定機器を制御する電子キー制御部を携帯電話装置等に内蔵させたものであるため、このような車両制御システムを使用したいユーザは現在所有している携帯電話装置等をこの機能の付いている携帯電話機等に変更しなければならない。この場合、現在所有している携帯電話装置等を契約している電話会社が、このようなサービスを行っていない場合には、新規にサービスを行っている電話会社に契約変更しなくてはならなくなってしまう。また、車両、自動車等は通常、会社単位、家族単位で所有されているものであり、1台の車両を使用するユーザが複数存在している可能性が高い。上記の車両制御システムでは複数人が同じようにこのシステムを使用したい場合に携帯電話装置等を契約している電話会社にそれぞれ複数の携帯電話装置等を契約する必要があるため、汎用性が悪いものとなってしまうという欠点があった。
【0004】
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は使用している既存の携帯電話装置等に新規機能を容易に付加することができる携帯送受信装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
外部から電力を受電可能な送受電端子と、前記送受電端子から供給された電力を充電可能な電源部と公衆回線用アンテナと、外部との通信を行う通信用端子とを設けた携帯電話装置と、前記本体装置から電力を受電可能な連結端子と、該連結端子から受電した電力を前記送受電端子に送電する受送電端子と、前記通信用端子に接続可能で前記本体装置の固有情報を前記通信用端子に出力する出力端子と、前記本体装置から送信されるリクエスト信号を受信する受信手段と、前記リクエスト信号に応じて所定の送信コードを前記本体装置に公衆回線とは別の手段で送信する送信手段と、前記本体装置に接続していない状態で前記送信コードを送信する携帯モードと前記本体装置に接続されることにより前記本体装置のバッテリーから電力を受電するセットモードに切換えるモード切換手段を設けたコントロールユニットとを備え、前記コントロールユニットが携帯モードのときには、前記受信手段により前記本体装置からの固有情報を受信するようにしたこと特徴とする。
【0006】
また、第2の発明は第1の発明において、前記コントロールユニットがセットモードのときには、前記連結端子により前記本体装置からの固有情報を受信するようにしたことを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、携帯電話装置等に別体のコントロールユニットを一体的に接続することにより、ユーザが現在使用している携帯電話装置等を変更することなく、その携帯電話装置等に特定機器の無線制御機能を簡単に付加することができる。また、本体装置から受信した固有情報をコントロールユニットから携帯電話装置に出力可能とすることにより、本体装置の固有情報を携帯電話装置の機能を利用して、有効に活用することができる。
【0008】
さらに携帯送受信装置がセットモードにあるときには、連結端子を経由して、車両情報がコントロールユニットに車両情報が出力され、携帯モードのときでも、本体装置から送信されたリクエスト信号を受信する受信手段によって本体装置の固有情報を受信することができるので、携帯送受信装置内に記憶された固有情報をユーザが意識することなく、更新することができる。
【0009】
また、第3の発明は第1及び第2の発明において、前記受送電端子は、前記コントロールユニットが携帯モードのときに前記携帯電話装置の電源部から電力を受電することを特徴とする。
【0010】
このような構成によれば、コントロールユニットは携帯電話装置等の電源部から電力を得るように構成されているため、コントロールユニットに電源部を設ける必要がなく、コントロールユニットを小型化することができる。一方、携帯電話装置等の電源部は前記コントロールユニットを介して充電を行うことができるので、コントロールユニットを携帯電話装置等から取り外すことなく、携帯電話装置等を使用することができる。
【0011】
第4の発明は第1から第3の発明において、前記本体装置から出力された前記固有情報に前記本体装置に何らかの異常が発生したことを示す異常情報が含まれていないかを判定する判定手段と、異常信号が含まれていると判定された場合に、あらかじめ携帯電話装置に設定されている配信先に公衆電話回線により前記固有情報を送信させる配信要求信号を前記携帯電話装置に出力する配信要求手段を前記コントロールユニットに設けたことを特徴とする。
以上
【0012】
この構成によれば、本体装置の特定機器に異常が発生し、緊急に外部へ連絡する必要がある場合おいて、ユーザが所定の配信先に連絡できない状況下においても、配信先に異常情報が自動的に配信されるので、配信先において異常情報に対する対応をすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態に係る携帯送受信装置を構成する携帯電話装置とコントロールユニットのブロック図であり、図2はその携帯送受信装置の斜視図であり、図3は図1の携帯送受信装置が接続可能な本体装置側のブロック図である。
【0014】
図1及び図2に示される本実施形態の携帯送受信装置10は広く普及している既存の携帯電話装置11に本体装置50の各特定機器を制御するコントロールユニット22を一体的に取り付けるように構成したものである。
【0015】
携帯電話装置11は公衆回線に接続可能な公衆回線用アンテナ12aを備えた公衆回線回路部12と、この携帯電話装置11の全体の制御を行う携帯電話制御部13と、電話使用時の音声を入力するマイク17と、相手側から送信されてきた音声等を出力するスピーカ18、携帯電話装置11に電力を供給するための電源部14、携帯電話装置11に所定の入力操作を行うためのキー操作部16、携帯電話制御部13から出力された情報を表示する表示部15を備えている。さらに、後述するコントロールユニット22に接続可能であると共に、一般的なパーソナルコンピュータ等の外部装置と接続可能に構成され、その外部装置等と相互に通信を行うことのできる通信用端子20、イヤホン等を接続することにより、音声をイヤホン等に出力可能であり、キー操作部16による操作信号を出力可能なイヤホン端子19、コントロールユニット22から送電される電力を受電可能な送受電端子21が備えられている。
【0016】
なお、電源部14は送受電端子21が外部から受電する電力により充電される充電型電池であり、携帯電話装置11に電力を供給するためのものであるが、コントロールユニット22を携帯電話装置11に接続した場合にはコントロールユニット22にも電力を供給するように制御される。
【0017】
一方、コントロールユニット22は公衆電話回線を使用せずに無線通信を行う送信手段たる送信回路23と送信アンテナ23a、受信手段たる受信回路24と受信アンテナ24a、外部から電力を受電すると共に、外部との通信を行う連結端子31、コントロールユニット22の全体の制御を行う制御部27、イヤホン端子19に接続可能な入力端子32、通信用端子20に接続可能であり携帯電話装置11との通信を行う出力端子33、連結端子31から受電した電力を携帯電話装置11に送電すると共に、連結端子31が受電状態でないときに、携帯電話装置11の電源部14から電力を受電する受送電端子34、公衆電話回線を使用せずに送信アンテナ23aから送信する携帯電話装置11固有のIDコードを記憶するEEPROM等のメモリ25、連結端子31から入力された外部情報を記憶する情報記憶部26とを備えている。
【0018】
図3に示す本体装置たる車両50には各特定機器を制御するコントローラ55と、このコントローラ55からの制御信号に応じてドアロック装置の施解錠を制御するドアロック制御部58a、エンジンの始動を許可すると共にエンジンを始動開始させるエンジン始動制御部58b、ステアリングロック装置のロック/アンロック制御を行うステアリングロック制御部58c、シフトレバー装置のロック/アンロック制御を行うシフトロック制御部58dと、予め設定されたIDコードを記憶するEEPROM等のメモリ57、バッテリー56、車両の走行位置を画面上の地図に表示するナビゲーション61装置等が設けられている。また、メモリ57には車両ドアのアウタハンドル(図示せず。)付近に設置された起動スイッチ59が操作された場合に車両送信回路53から車両送信アンテナ53aを介して送信される車外リクエスト信号と、車内のインナーパネル(図示せず。)に設けられたイグニッションスイッチ60が操作された場合に同様に車両送信回路53から車両送信アンテナ53aを介して送信される車内リクエスト信号とを生成するIDコードが記憶されていると共に、その記憶されているIDコードと車両受信回路54が車両受信アンテナ54aを介してコントロールユニット22から受信したIDコードとの照会を行うときに使用される。
【0019】
また、車両50の車内には携帯送受信装置11を装着することのできる車内充電器51が設けられ、この車内充電器51はコントローラ55を経由してバッテリー56に接続されている。図2に示すように、この車内充電器51には携帯送受信装置11を保持することのできるセット部51aが設けられていると共に、このセット部51aの底面付近に連結端子31が接続可能な充電端子52が設けられている。すなわち、携帯送受信装置11をセット部51aに装着することにより、連結端子31が充電端子52に接続され、車両50のバッテリー56から車内充電器51とコントロールユニット22を経由して、携帯電話装置11の電源部14が充電されることとなる。
【0020】
図2に示すように携帯電話装置11はコントロールユニット22を一体的に取り付けたまま、車内充電器51に装着することができるようになっているため、携帯電話装置11からコントロールユニット22を取り外す必要がなく、特に充電をするという意識をせずに定期的に携帯電話装置11を充電することができる。したがって、携帯電話装置11の利便性を低下させることなく、新規な機能を追加することができる。
【0021】
次に図4乃び図5に示す携帯送受信装置10側のフローチャートと図6及び図7に示す車両50側のフローチャートを用いて、携帯送受信装置10の動作について説明する。なお、本実施例は車両50の車両ドア表面(図示せず)等に設けられた起動スイッチ59或いは、車内インナーパネル(図示せず)に設けられたイグニッションスイッチ60を操作することにより車両50側からリクエスト信号を送信し、そのリクエスト信号に対応して携帯送受信装置10から送信されたIDコードを車両50が受信することによって、車両50に搭載された特定機器58を制御するように構成したが、リクエスト信号は常時車両50側から所定の範囲に向けて間欠的に送信するようにしてもよく、また、携帯送受信装置10からIDコードを常時発信させて、車両50側でコントローラ55を間欠的に起動させて受信する構成としてもよい。
【0022】
図4に示すようにコントロールユニット22は車内充電器51に接続されているかを判定し(S11)、車内充電器51に接続されている場合にはモード切換手段30が制御部27を車内セットモードに切り換え(S12)、車内充電器51に接続されていない場合にはモード切換手段30が制御部27を携帯モードに切り換える(S29)ように動作している。このように、車内充電器51への接続状態により、携帯送受信装置10の機能を自動的に切り換えるように構成すれば、ユーザの手を煩わすことなく、車両50内外における携帯送受信装置10を用いた制御をスムーズに開始することができる。
【0023】
まず、携帯送受信装置10を携帯している場合の携帯送受信装置10の動きについて説明する。図5に示すように携帯送受信装置10を車内充電器51に接続していない状態で携帯しているときにはモード切換手段30によって、制御部27が携帯モードに切り換えられる(S29)。携帯モードでは携帯送受信装置10が車両50の車両送信アンテナ53aから送信される車外リクエスト信号(又は車内リクエスト信号)を受信するためのスタンバイ状態となっている(S30)。また、そのスタンバイ状態でにおいてはキー操作部16がキー入力されるか否かを判定し(S36)、キー入力がされた場合には、そのキー入力がコントロールユニット22の情報記憶部26に記憶された車両情報を読み出すためのものかどうかを判定する(S37)。キー入力により所定の車両情報読み出し要求がされたときには、情報記憶部26に記憶されている車両情報が出力されて、携帯電話装置11の表示部15に表示される。(S38)
【0024】
このとき、表示部15に表示された車両情報は所定の配信先、例えばディーラー等に携帯電話装置10の電子メール機能を利用することにより、必要に応じて外部へ容易に配信することができる。(S39及びS40)また、情報記憶部26に記憶されている車両情報をそのまま、或いは加工して配信することができるので、伝えようとする車両情報を正確な情報として容易に外部に伝達することができる。
【0025】
次に車両50に乗り込む場合について説明する。図7に示すように車両50の図示しない運転席ドアに設けられたアウタハンドル近傍に設けられた起動スイッチ59がオン操作されると(S51)、コントローラ55はメモリ57に予め記憶されているIDコードを車両送信回路53に出力し、車両送信アンテナ53aから車外リクエスト信号が送出される(S52)。
【0026】
一方、図5に示すようにコントロールユニット11が車外リクエスト信号を受信する(S30)と、メモリ25に予め記憶されたIDコードを暗号化して送信回路23に出力し、送信アンテナ23aから送信する(S31)。コントロールユニット11はIDコード送信を開始してから所定時間経過した後、再びスタンバイ状態となる(S33)。
【0027】
続いて、車両50では、図7に示すように車両受信アンテナ54aがコントロールユニット11から送信されたIDコードを受信すると(S53)、コントローラ55が暗号化されたIDコードを解読すると共にメモリ57に記憶しているIDコードと一致するかどうかを判定し(S56)、一致した場合には図示しないドアロック装置が施錠状態か否かを判定する(S57)。そして、コントローラ55はドアロック装置が施錠状態であればドアロック装置を解錠し(S59)、続いて図示しない運転席ドアが開かれたかを判定する(S60)。ドアロック装置が解錠状態で起動スイッチ49がオン操作された場合には、ユーザが車両50から降車して起動スイッチ59を操作したものと判定して、ドアロック装置を施錠し(S58)、コントローラ55は起動スイッチ49の操作待機状態に戻る。ドアロック装置を解錠後、所定時間経過しても運転席ドアが開放されない場合には(S60及びS61)、ドアロック装置が解錠されたまま車両50が放置されたものと判断して、再びドアロック装置を施錠する(S62)。
【0028】
また、S53で携帯送受信装置10から送出されたIDコードを車両受信アンテナ54aが所定時間経過しても受信しない場合(S54)、或いは受信したIDコードがメモリ57に記憶しているIDコードと一致しないと判定されたとき(S56)にも車外リクエスト信号の送信を停止して(S55)、コントローラ55は起動スイッチ49の操作待機状態に戻る。また、本実施例ではIDコード一致により、ドアロック装置が施解錠されたときにステアリングロック装置についてもロック/アンロックするようにコントローラー55によって制御されている。
【0029】
ドアロック装置が解錠された後、運転席ドアが開かれるとコントローラ55は、図8に示すように、運転席ドアの開操作に続いてイグニションスイッチ60がオン操作されたか(S63及びS73)、車内充電器51に携帯送受信装置10を接続したか(S71)、又は起動スイッチ59をオン操作したか(S74)の何れかの操作が検出されるまで繰り返し判定する。尚、イグニッションスイッチ60が操作されない限り、エンジンは始動していることはない(S72)。
【0030】
まず、ユーザが携帯送受信装置10を携帯したままで、イグニッションスイッチ60をオン操作した場合には(S63)、車両内の特定機器の各情報が車両情報としてコントローラ55から車両送信回路53が出力される(S64)。そして、車両送信回路53で車両情報を有する車内リクエスト信号に生成されて、車両送信アンテナ53aから車内リクエスト信号として送出される(S65)。そして、この車内リクエスト信号に対応して送出された携帯送受信装置10のIDコードを車両受信アンテナ54aが受信したかどうかを判定し(S66)、携帯送受信装置10のIDコードを受信した場合には暗号化されたIDコードを解読すると共に予めメモリ57に記憶しているIDコードと受信した携帯送受信装置10のIDコードが一致するかを判定し(S69)、IDコードが一致すると判定された場合にはエンジン始動が許可される(S70)。したがって、イグニッションスイッチ60をスタート位置にすることにより、エンジンを始動させて車両50を走行させることができるようになる。
【0031】
エンジン始動後、コントローラ55は携帯送受信装置10を車内充電器51に接続したかを監視し(S71)、携帯送受信装置10が車内充電器51に接続されたときには、コントローラ55から車両情報が車内充電器51の充電端子52と携帯送受信装置10の連結端子31を経由してコントロールユニット22に出力されることとなる。したがって、携帯送受信装置10が車内充電器51に接続されている間は情報記憶部26に車両情報が随時更新されて記憶されてゆくこととなる。また、コントローラ55から車両情報をコントロールユニット22に出力するタイミングをこの車両に搭載された特定機器、例えば図示しないギアシフトユニット、ターンシグナルスイッチ、ブレーキペダル等をユーザが所定の操作を行うことにより、予めコントローラ55に設定されている状態変化が車両50に生じた場合に車両情報をコントロールユニット22に送出するようにしてもよい。
【0032】
そして、車内充電器51に携帯送受信装置10を接続することにより、車両50のバッテリー56の電力を充電端子52から連結端子31、受送電端子34、送受電端子21を経由して携帯電話装置11の電源部14に自動的に電力が供給されて充電される。すなわち、車内充電器51に携帯送受信装置10をセットすれば、自動的に充電が開始され、携帯電話装置11を充電するときの操作と何らかわることのない自然な操作で、電源部14を定期的に充電することができ、携帯電話装置11だけでなく、コントロールユニット22についても電池残量を考慮せずに継続して使用することができる。すなわち、携帯電話装置11を日常的に充電する習慣を利用することにより、コントロールユニット22の電池切れを確実に防止することができる。
【0033】
次に、乗車後、ユーザが携帯送受信装置10を車内充電器51に接続すると(S71)、充電端子52と連結端子31を経由して、車両情報がコントローラ55からコントロールユニット22に車両情報が出力される(S75)、このとき、コントロールユニット22はモード切換手段30により車内セットモードに切り換えられ(S12)、受信した車両情報を情報記憶部26に記憶する(S13)。その後、エンジン始動モードに切り換えられ(S14)、エンジン始動状態を判定して(S15)、エンジンが始動していない場合には、再度リクエスト信号を送信させる(S16乃至S20)。
【0034】
図6に示すようにコントロールユニット22は車両セットモードのとき、受信した車内情報に異常がないかを判定する自己診断モードが設定されている(S22)。自己診断モードでは、まず、コントロールユニット22の情報記憶部26に記憶された車両情報に異常がないかを判定手段29で判定する(S24)。そして、異常があると判定された場合には異常情報として情報記憶部26に記憶し(S25)、直ちに外部に配信する必要がある内容か否かを判定する(S26)。例えば、故障状態や破損状態等の異常状態について危険度のレベルを設定しておき、異常情報に一定のレベル以上の異常状態が認められるかを判定するようにすればよい。そして、外部に直ちに配信する必要ありと判定された場合には、配信要求手段28から配信要求信号が出力され、その配信要求信号に基づいて携帯電話装置11が制御され、携帯電話装置11の電話回線を用いて、既に登録してある所定の配信先に電子メール等により車両情報を自動的に配信する(S28)。一方、車両情報に異常が認められるが、直ちに配信する必要はないものについては、ユーザの配信要求に応じて配信される(S27乃至S28)。尚、携帯電話装置11のカレンダー機能を用いて、特定された日時に登録されている配信先に、情報記憶部26に記憶されている車両情報を定期的に自動配信するようにしてもよく、また、車両50にナビゲーション装置61が備えられている場合には、車両情報に車両50の現在の所在位置情報を付加して配信するように設定してもよい。
【0035】
また、乗車後、ユーザが携帯送受信装置10を車内充電器51に接続せずに携帯送受信装置10を携帯したままの携帯モード状態であるときでも、図5に示すように、S30において受信したリクエスト信号に車両情報が含まれているかを判定し(S34)、車両情報が含まれている場合には、そのリクエスト信号中に含まれる車両情報を抽出して、記憶情報部26に記憶する。そして、制御部27を自己診断モードに切り換え、車内充電器51に接続されているときと同様に車両情報に異常がないかが判定され、異常があれば、車両情報を必要に応じて外部に自動配信する(S22乃至S28)。尚、室内リクエスト信号は、車両に搭載された特定機器、例えば図示しないギアシフトユニット、ターンシグナルスイッチ、ブレーキペダル等をユーザが所定の操作が行われる等の、予めコントローラ55に設定されている状態変化が車両50に生じた場合に送出するようにすればよい。また、リクエスト信号は車外及び車内ともに同じものとしてもよい。
【0036】
したがって、携帯送受信装置10は車内充電器51に接続されていない場合でも、車両50に異常が生じた場合には自己診断モードによって、直ちに外部に通報することが可能となるため、特に本実施例のように車両50に用いられる場合には事故等を早期に発見することができるようになる。また、車内充電器51に携帯送受信装置10を接続することにより、電源部14への充電と情報記憶部26への車両情報の送信を行うように設定すれば、車両50のエンジンが何らかの原因により作動しない場合でも、電源部14の電力残量の減少を原因としたエンジン不作動を防止することができ、さらにその原因を容易に判定することができる。
【0037】
また、コントロールユニット22の連結端子31を携帯電話装置11の通信用端子20、送受電端子21と共通した構造とすれば、汎用のパーソナルコンピューター等にコントロールユニット22を取り外すことなく、携帯電話装置11を接続することができるので、携帯電話装置11の利便性を低下させることなく、多くの機能を簡単に追加することができる。
【0038】
さらに携帯電話装置11のイヤホン端子19にコントロールユニット22の入力端子32を接続し、キー操作部16への所定のキー入力によりコントロールユニット22の制御部27を直接制御するようにすれば、コントロールユニット22にキー操作部16を設ける必要がないので、コントロールユニット22を大型化する必要が無く、コントロールユニット22に複数の機能を設定することができる。
【0039】
本実施例では、携帯送受信装置10により車両50に搭載された特定機器を制御するものとしたが、住宅の錠前等を特定機器として、コントロールユニット22により制御するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、普及している携帯電話装置等にコントロールユニットを一体的に接続するだけで、携帯電話装置等の電話機能に加え、特定機器の動作を制御する機能を容易に付加することができる。また、コントロールユニットは携帯電話装置等の電源部を共有する一方、電源部への給電はコントロールユニットを介して行うことができるので、コントロールユニットを携帯電話装置等から取り外すことなく、継続して携帯電話装置等をそのまま使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯送受信装置を構成する携帯電話装置とコントロールユニットのブロック図である。
【図2】図1に示す携帯送受信装置の斜視図である。
【図3】図1に示す携帯送受信装置が接続可能な車両側コントローラーのブロック図である。
【図4】図1に示す携帯送受信装置の車内セットモードにおける動作を示すフローチャートである。
【図5】図1に示す携帯送受信装置の携帯モードにおける動作を示すフローチャートである。
【図6】図1に示す携帯送受信装置の自己診断モードにおける動作を示すフローチャートである。
【図7】図2に示す車両側コントローラーの車外からの操作に対応した動作を示すフローチャートである。
【図8】図2に示す車両側コントローラーの車内における操作に対応した動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 携帯電話装置
12a 公衆回線用アンテナ
14 電源部
20 通信用端子
21 送受電端子
22 コントロールユニット
23 送信手段
23a 送信アンテナ
24 受信手段
24a 受信アンテナ
28 配信要求手段
29 判定手段
30 モード切換手段
31 連結端子
33 出力端子
34 受送電端子
50 本体装置

Claims (4)

  1. 外部から電力を受電可能な送受電端子と、前記送受電端子から供給された電力を充電可能な電源部と公衆回線用アンテナと、外部との通信を行う通信用端子とを設けた携帯電話装置と、
    前記本体装置から電力を受電可能な連結端子と、該連結端子から受電した電力を前記送受電端子に送電する受送電端子と、前記通信用端子に接続可能で前記本体装置の固有情報を前記通信用端子に出力する出力端子と、前記本体装置から送信されるリクエスト信号を受信する受信手段と、前記リクエスト信号に応じて所定の送信コードを前記本体装置に公衆回線とは別の手段で送信する送信手段と、前記本体装置に接続していない状態で前記送信コードを送信する携帯モードと前記本体装置に接続されることにより前記本体装置のバッテリーから電力を受電するセットモードに切換えるモード切換手段を設けたコントロールユニットとを備え、
    前記コントロールユニットが携帯モードのときには、前記受信手段により前記本体装置からの固有情報を受信するようにしたこと特徴とした携帯送受信装置。
  2. 前記コントロールユニットがセットモードのときには、前記連結端子により前記本体装置からの固有情報を受信するようにしたことを特徴とした請求項1に記載の携帯送受信装置。
  3. 前記受送電端子は、前記コントロールユニットが携帯モードのときに前記携帯電話装置の電源部から電力を受電することを特徴とした請求項1又は請求項2に記載の携帯送受信装置。
  4. 前記本体装置から出力された前記固有情報に前記本体装置に何らかの異常が発生したことを示す異常情報が含まれていないかを判定する判定手段と、異常信号が含まれていると判定された場合に、あらかじめ携帯電話装置に設定されている配信先に公衆電話回線により前記固有情報を送信させる配信要求信号を前記携帯電話装置に出力する配信要求手段を前記コントロールユニットに設けたことを特徴とした請求項1から請求項3に記載の携帯送受信装置。
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