JP2003309630A - 携帯送受信装置 - Google Patents

携帯送受信装置

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JP2003309630A
JP2003309630A JP2002111044A JP2002111044A JP2003309630A JP 2003309630 A JP2003309630 A JP 2003309630A JP 2002111044 A JP2002111044 A JP 2002111044A JP 2002111044 A JP2002111044 A JP 2002111044A JP 2003309630 A JP2003309630 A JP 2003309630A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、使用している既存の携帯電話装置等
に新規機能を容易に付加することができる携帯送受信装
置を提供することにある。 【解決手段】電力を受電可能な送受電端子21と、充電
可能な電源部14とを設けた携帯電話装置11と、本体
装置50に搭載された特定機器を制御する送信コードを
送出する送信手段23と、電力を受電可能な連結端子3
1と、連結端子31から受電した電力を送受電端子21
に送電する受送電端子34を設けたコントロールユニッ
ト22とを備え、本体装置50から送電された電力を連
結端子31から電源部14に供給可能としたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車両制御システム
等の遠隔制御を行う送受信装置を携帯電話装置等に接続
可能とした携帯送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、鞄や洋服のポケットから出すこと
なく、所持するだけで車両等との通信を行い、その車両
等に搭載された各種特定機器を制御することのできる携
帯送受信装置が開発されている。また、これらの機能を
携帯電話装置、簡易型携帯電話装置、携帯端末装置等
(以下、携帯電話装置等)に一体的に内蔵させた車両制
御システムも提案されている。例えば、特開平11−2
08419号には携帯電話装置等により車両に搭載され
た各種特定機器を制御することのできる車両制御システ
ムが提案されている。これは車両に搭載されたCPUが
受信機を介してIDを受信すると携帯電話装置との距離
に応じて車載機器、例えばドアロック制御装置の制御を
行うものであり、その電子キー制御部は携帯電話装置に
内蔵されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た車両制御システムでは車両に搭載された各種特定機器
を制御する電子キー制御部を携帯電話装置等に内蔵させ
たものであるため、このような車両制御システムを使用
したいユーザは現在所有している携帯電話装置等をこの
機能の付いている携帯電話機等に変更しなければならな
い。この場合、現在所有している携帯電話装置等を契約
している電話会社が、このようなサービスを行っていな
い場合には、新規にサービスを行っている電話会社に契
約変更しなくてはならなくなってしまう。また、車両、
自動車等は通常、会社単位、家族単位で所有されている
ものであり、1台の車両を使用するユーザが複数存在し
ている可能性が高い。上記の車両制御システムでは複数
人が同じようにこのシステムを使用したい場合に携帯電
話装置等を契約している電話会社にそれぞれ複数の携帯
電話装置等を契約する必要があるため、汎用性が悪いも
のとなってしまうという欠点があった。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は使用している既存の携帯電話装
置等に新規機能を容易に付加することができる携帯送受
信装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の手段を採用した。第1の発明は外部
から電力を受電可能な送受電端子と、前記送受電端子か
ら供給された電力を充電可能な電源部と、公衆回線用ア
ンテナとを設けた携帯電話装置と、本体装置に搭載され
た特定機器を制御する所定の送信コードを公衆回線とは
別の手段で送出する送信手段と、前記本体装置から電力
を受電可能な連結端子と、該連結端子から受電した電力
を前記送受電端子に送電する受送電端子を設けたコント
ロールユニットとを備え、前記送受電端子を前記受送電
端子に接続することにより、前記本体装置から送電され
た電力を前記連結端子から前記電源部に供給可能とした
こと特徴とする。
【0006】この構成によれば、携帯電話装置等に別体
のコントロールユニットを一体的に接続することによ
り、ユーザが現在使用している携帯電話装置等を変更す
ることなく、その携帯電話装置等に特定機器の無線制御
機能を簡単に付加することができる。また、コントロー
ルユニットは携帯電話装置等の電源部から電力を得るよ
うに構成されているため、コントロールユニットに電源
部を設ける必要がなく、コントロールユニットを小型化
することができる。また、携帯電話装置等の電源部は前
記コントロールユニットを介して充電を行うことができ
るので、コントロールユニットを携帯電話装置等から取
り外すことなく、携帯電話装置等を使用することができ
る。
【0007】第2の発明は第1の発明において、前記携
帯電話装置に設けられ、外部との通信を行う通信用端子
と、該通信用端子に接続可能で前記本体装置の固有情報
を前記通信用端子に出力する出力端子を前記コントロー
ルユニットに設け、前記コントロールユニットは前記連
結端子により前記本体装置からの固有情報を受信するよ
うにしたことを特徴とする。
【0008】この構成によれば、本体装置から受信した
固有情報をコントロールユニットから携帯電話装置に出
力可能とすることにより、本体装置の固有情報を携帯電
話装置の機能を利用して、有効に活用することができ
る。
【0009】第3の発明は第1或いは第2の発明におい
て、前記本体装置から送信されるリクエスト信号を受信
する受信手段と、前記リクエスト信号に応じて所定の送
信コードを前記本体装置に送信する送信手段と、前記本
体機に接続していない状態で前記送信コードを送信する
携帯モードと、前記本体機に接続されることにより前記
本体装置のバッテリーから電力を受電するセットモード
に切換えるモード切換手段を前記コントロールユニット
に設け、前記コントロールユニットが携帯モードのとき
には前記受信手段により前記本体装置からの固有情報を
受信するようにしたことを特徴とする。
【0010】この構成によれば、携帯送受信装置が携帯
モードのときでも、本体装置から送信されたリクエスト
信号を受信する受信手段によって本体装置の固有情報を
受信することができるので、携帯送受信装置内に記憶さ
れた固有情報をユーザが意識することなく、更新するこ
とができる。
【0011】第4の発明は第2或いは第3の発明におい
て、前記本体装置から出力された前記固有情報に前記本
体装置に何らかの異常が発生したことを示す異常情報が
含まれていないかを判定する判定手段と、異常信号が含
まれていると判定された場合に、あらかじめ携帯電話装
置に設定されている配信先に公衆電話回線により前記固
有情報を送信させる配信要求信号を前記携帯電話装置に
出力する配信要求手段を前記コントロールユニットに設
けたことを特徴とする。
【0012】この構成によれば、本体装置の特定機器に
異常が発生し、緊急に外部へ連絡する必要がある場合お
いて、ユーザが所定の配信先に連絡できない状況下にお
いても、配信先に異常情報が自動的に配信されるので、
配信先において異常情報に対する対応をすることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係る携
帯送受信装置を構成する携帯電話装置とコントロールユ
ニットのブロック図であり、図2はその携帯送受信装置
の斜視図であり、図3は図1の携帯送受信装置が接続可
能な本体装置側のブロック図である。
【0014】図1及び図2に示される本実施形態の携帯
送受信装置10は広く普及している既存の携帯電話装置
11に本体装置50の各特定機器を制御するコントロー
ルユニット22を一体的に取り付けるように構成したも
のである。
【0015】携帯電話装置11は公衆回線に接続可能な
公衆回線用アンテナ12aを備えた公衆回線回路部12
と、この携帯電話装置11の全体の制御を行う携帯電話
制御部13と、電話使用時の音声を入力するマイク17
と、相手側から送信されてきた音声等を出力するスピー
カ18、携帯電話装置11に電力を供給するための電源
部14、携帯電話装置11に所定の入力操作を行うため
のキー操作部16、携帯電話制御部13から出力された
情報を表示する表示部15を備えている。さらに、後述
するコントロールユニット22に接続可能であると共
に、一般的なパーソナルコンピュータ等の外部装置と接
続可能に構成され、その外部装置等と相互に通信を行う
ことのできる通信用端子20、イヤホン等を接続するこ
とにより、音声をイヤホン等に出力可能であり、キー操
作部16による操作信号を出力可能なイヤホン端子1
9、コントロールユニット22から送電される電力を受
電可能な送受電端子21が備えられている。
【0016】なお、電源部14は送受電端子21が外部
から受電する電力により充電される充電型電池であり、
携帯電話装置11に電力を供給するためのものである
が、コントロールユニット22を携帯電話装置11に接
続した場合にはコントロールユニット22にも電力を供
給するように制御される。
【0017】一方、コントロールユニット22は公衆電
話回線を使用せずに無線通信を行う送信手段たる送信回
路23と送信アンテナ23a、受信手段たる受信回路2
4と受信アンテナ24a、外部から電力を受電すると共
に、外部との通信を行う連結端子31、コントロールユ
ニット22の全体の制御を行う制御部27、イヤホン端
子19に接続可能な入力端子32、通信用端子20に接
続可能であり携帯電話装置11との通信を行う出力端子
33、連結端子31から受電した電力を携帯電話装置1
1に送電すると共に、連結端子31が受電状態でないと
きに、携帯電話装置11の電源部14から電力を受電す
る受送電端子34、公衆電話回線を使用せずに送信アン
テナ23aから送信する携帯電話装置11固有のIDコ
ードを記憶するEEPROM等のメモリ25、連結端子
31から入力された外部情報を記憶する情報記憶部26
とを備えている。
【0018】図3に示す本体装置たる車両50には各特
定機器を制御するコントローラ55と、このコントロー
ラ55からの制御信号に応じてドアロック装置の施解錠
を制御するドアロック制御部58a、エンジンの始動を
許可すると共にエンジンを始動開始させるエンジン始動
制御部58b、ステアリングロック装置のロック/アン
ロック制御を行うステアリングロック制御部58c、シ
フトレバー装置のロック/アンロック制御を行うシフト
ロック制御部58dと、予め設定されたIDコードを記
憶するEEPROM等のメモリ57、バッテリー56、
車両の走行位置を画面上の地図に表示するナビゲーショ
ン61装置等が設けられている。また、メモリ57には
車両ドアのアウタハンドル(図示せず。)付近に設置さ
れた起動スイッチ59が操作された場合に車両送信回路
53から車両送信アンテナ53aを介して送信される車
外リクエスト信号と、車内のインナーパネル(図示せ
ず。)に設けられたイグニッションスイッチ60が操作
された場合に同様に車両送信回路53から車両送信アン
テナ53aを介して送信される車内リクエスト信号とを
生成するIDコードが記憶されていると共に、その記憶
されているIDコードと車両受信回路54が車両受信ア
ンテナ54aを介してコントロールユニット22から受
信したIDコードとの照会を行うときに使用される。
【0019】また、車両50の車内には携帯送受信装置
11を装着することのできる車内充電器51が設けら
れ、この車内充電器51はコントローラ55を経由して
バッテリー56に接続されている。図2に示すように、
この車内充電器51には携帯送受信装置11を保持する
ことのできるセット部51aが設けられていると共に、
このセット部51aの底面付近に連結端子31が接続可
能な充電端子52が設けられている。すなわち、携帯送
受信装置11をセット部51aに装着することにより、
連結端子31が充電端子52に接続され、車両50のバ
ッテリー56から車内充電器51とコントロールユニッ
ト22を経由して、携帯電話装置11の電源部14が充
電されることとなる。
【0020】図2に示すように携帯電話装置11はコン
トロールユニット22を一体的に取り付けたまま、車内
充電器51に装着することができるようになっているた
め、携帯電話装置11からコントロールユニット22を
取り外す必要がなく、特に充電をするという意識をせず
に定期的に携帯電話装置11を充電することができる。
したがって、携帯電話装置11の利便性を低下させるこ
となく、新規な機能を追加することができる。
【0021】次に図4乃び図5に示す携帯送受信装置1
0側のフローチャートと図6及び図7に示す車両50側
のフローチャートを用いて、携帯送受信装置10の動作
について説明する。なお、本実施例は車両50の車両ド
ア表面(図示せず)等に設けられた起動スイッチ59或
いは、車内インナーパネル(図示せず)に設けられたイ
グニッションスイッチ60を操作することにより車両5
0側からリクエスト信号を送信し、そのリクエスト信号
に対応して携帯送受信装置10から送信されたIDコー
ドを車両50が受信することによって、車両50に搭載
された特定機器58を制御するように構成したが、リク
エスト信号は常時車両50側から所定の範囲に向けて間
欠的に送信するようにしてもよく、また、携帯送受信装
置10からIDコードを常時発信させて、車両50側で
コントローラ55を間欠的に起動させて受信する構成と
してもよい。
【0022】図4に示すようにコントロールユニット2
2は車内充電器51に接続されているかを判定し(S1
1)、車内充電器51に接続されている場合にはモード
切換手段30が制御部27を車内セットモードに切り換
え(S12)、車内充電器51に接続されていない場合
にはモード切換手段30が制御部27を携帯モードに切
り換える(S29)ように動作している。このように、
車内充電器51への接続状態により、携帯送受信装置1
0の機能を自動的に切り換えるように構成すれば、ユー
ザの手を煩わすことなく、車両50内外における携帯送
受信装置10を用いた制御をスムーズに開始することが
できる。
【0023】まず、携帯送受信装置10を携帯している
場合の携帯送受信装置10の動きについて説明する。図
5に示すように携帯送受信装置10を車内充電器51に
接続していない状態で携帯しているときにはモード切換
手段30によって、制御部27が携帯モードに切り換え
られる(S29)。携帯モードでは携帯送受信装置10
が車両50の車両送信アンテナ53aから送信される車
外リクエスト信号(又は車内リクエスト信号)を受信す
るためのスタンバイ状態となっている(S30)。ま
た、そのスタンバイ状態でにおいてはキー操作部16が
キー入力されるか否かを判定し(S36)、キー入力が
された場合には、そのキー入力がコントロールユニット
22の情報記憶部26に記憶された車両情報を読み出す
ためのものかどうかを判定する(S37)。キー入力に
より所定の車両情報読み出し要求がされたときには、情
報記憶部26に記憶されている車両情報が出力されて、
携帯電話装置11の表示部15に表示される。(S3
8)
【0024】このとき、表示部15に表示された車両情
報は所定の配信先、例えばディーラー等に携帯電話装置
10の電子メール機能を利用することにより、必要に応
じて外部へ容易に配信することができる。(S39及び
S40)また、情報記憶部26に記憶されている車両情
報をそのまま、或いは加工して配信することができるの
で、伝えようとする車両情報を正確な情報として容易に
外部に伝達することができる。
【0025】次に車両50に乗り込む場合について説明
する。図7に示すように車両50の図示しない運転席ド
アに設けられたアウタハンドル近傍に設けられた起動ス
イッチ59がオン操作されると(S51)、コントロー
ラ55はメモリ57に予め記憶されているIDコードを
車両送信回路53に出力し、車両送信アンテナ53aか
ら車外リクエスト信号が送出される(S52)。
【0026】一方、図5に示すようにコントロールユニ
ット11が車外リクエスト信号を受信する(S30)
と、メモリ25に予め記憶されたIDコードを暗号化し
て送信回路23に出力し、送信アンテナ23aから送信
する(S31)。コントロールユニット11はIDコー
ド送信を開始してから所定時間経過した後、再びスタン
バイ状態となる(S33)。
【0027】続いて、車両50では、図7に示すように
車両受信アンテナ54aがコントロールユニット11か
ら送信されたIDコードを受信すると(S53)、コン
トローラ55が暗号化されたIDコードを解読すると共
にメモリ57に記憶しているIDコードと一致するかど
うかを判定し(S56)、一致した場合には図示しない
ドアロック装置が施錠状態か否かを判定する(S5
7)。そして、コントローラ55はドアロック装置が施
錠状態であればドアロック装置を解錠し(S59)、続
いて図示しない運転席ドアが開かれたかを判定する(S
60)。ドアロック装置が解錠状態で起動スイッチ49
がオン操作された場合には、ユーザが車両50から降車
して起動スイッチ59を操作したものと判定して、ドア
ロック装置を施錠し(S58)、コントローラ55は起
動スイッチ49の操作待機状態に戻る。ドアロック装置
を解錠後、所定時間経過しても運転席ドアが開放されな
い場合には(S60及びS61)、ドアロック装置が解
錠されたまま車両50が放置されたものと判断して、再
びドアロック装置を施錠する(S62)。
【0028】また、S53で携帯送受信装置10から送
出されたIDコードを車両受信アンテナ54aが所定時
間経過しても受信しない場合(S54)、或いは受信し
たIDコードがメモリ57に記憶しているIDコードと
一致しないと判定されたとき(S56)にも車外リクエ
スト信号の送信を停止して(S55)、コントローラ5
5は起動スイッチ49の操作待機状態に戻る。また、本
実施例ではIDコード一致により、ドアロック装置が施
解錠されたときにステアリングロック装置についてもロ
ック/アンロックするようにコントローラー55によっ
て制御されている。
【0029】ドアロック装置が解錠された後、運転席ド
アが開かれるとコントローラ55は、図8に示すよう
に、運転席ドアの開操作に続いてイグニションスイッチ
60がオン操作されたか(S63及びS73)、車内充
電器51に携帯送受信装置10を接続したか(S7
1)、又は起動スイッチ59をオン操作したか(S7
4)の何れかの操作が検出されるまで繰り返し判定す
る。尚、イグニッションスイッチ60が操作されない限
り、エンジンは始動していることはない(S72)。
【0030】まず、ユーザが携帯送受信装置10を携帯
したままで、イグニッションスイッチ60をオン操作し
た場合には(S63)、車両内の特定機器の各情報が車
両情報としてコントローラ55から車両送信回路53が
出力される(S64)。そして、車両送信回路53で車
両情報を有する車内リクエスト信号に生成されて、車両
送信アンテナ53aから車内リクエスト信号として送出
される(S65)。そして、この車内リクエスト信号に
対応して送出された携帯送受信装置10のIDコードを
車両受信アンテナ54aが受信したかどうかを判定し
(S66)、携帯送受信装置10のIDコードを受信し
た場合には暗号化されたIDコードを解読すると共に予
めメモリ57に記憶しているIDコードと受信した携帯
送受信装置10のIDコードが一致するかを判定し(S
69)、IDコードが一致すると判定された場合にはエ
ンジン始動が許可される(S70)。したがって、イグ
ニッションスイッチ60をスタート位置にすることによ
り、エンジンを始動させて車両50を走行させることが
できるようになる。
【0031】エンジン始動後、コントローラ55は携帯
送受信装置10を車内充電器51に接続したかを監視し
(S71)、携帯送受信装置10が車内充電器51に接
続されたときには、コントローラ55から車両情報が車
内充電器51の充電端子52と携帯送受信装置10の連
結端子31を経由してコントロールユニット22に出力
されることとなる。したがって、携帯送受信装置10が
車内充電器51に接続されている間は情報記憶部26に
車両情報が随時更新されて記憶されてゆくこととなる。
また、コントローラ55から車両情報をコントロールユ
ニット22に出力するタイミングをこの車両に搭載され
た特定機器、例えば図示しないギアシフトユニット、タ
ーンシグナルスイッチ、ブレーキペダル等をユーザが所
定の操作を行うことにより、予めコントローラ55に設
定されている状態変化が車両50に生じた場合に車両情
報をコントロールユニット22に送出するようにしても
よい。
【0032】そして、車内充電器51に携帯送受信装置
10を接続することにより、車両50のバッテリー56
の電力を充電端子52から連結端子31、受送電端子3
4、送受電端子21を経由して携帯電話装置11の電源
部14に自動的に電力が供給されて充電される。すなわ
ち、車内充電器51に携帯送受信装置10をセットすれ
ば、自動的に充電が開始され、携帯電話装置11を充電
するときの操作と何らかわることのない自然な操作で、
電源部14を定期的に充電することができ、携帯電話装
置11だけでなく、コントロールユニット22について
も電池残量を考慮せずに継続して使用することができ
る。すなわち、携帯電話装置11を日常的に充電する習
慣を利用することにより、コントロールユニット22の
電池切れを確実に防止することができる。
【0033】次に、乗車後、ユーザが携帯送受信装置1
0を車内充電器51に接続すると(S71)、充電端子
52と連結端子31を経由して、車両情報がコントロー
ラ55からコントロールユニット22に車両情報が出力
される(S75)、このとき、コントロールユニット2
2はモード切換手段30により車内セットモードに切り
換えられ(S12)、受信した車両情報を情報記憶部2
6に記憶する(S13)。その後、エンジン始動モード
に切り換えられ(S14)、エンジン始動状態を判定し
て(S15)、エンジンが始動していない場合には、再
度リクエスト信号を送信させる(S16乃至S20)。
【0034】図6に示すようにコントロールユニット2
2は車両セットモードのとき、受信した車内情報に異常
がないかを判定する自己診断モードが設定されている
(S22)。自己診断モードでは、まず、コントロール
ユニット22の情報記憶部26に記憶された車両情報に
異常がないかを判定手段29で判定する(S24)。そ
して、異常があると判定された場合には異常情報として
情報記憶部26に記憶し(S25)、直ちに外部に配信
する必要がある内容か否かを判定する(S26)。例え
ば、故障状態や破損状態等の異常状態について危険度の
レベルを設定しておき、異常情報に一定のレベル以上の
異常状態が認められるかを判定するようにすればよい。
そして、外部に直ちに配信する必要ありと判定された場
合には、配信要求手段28から配信要求信号が出力さ
れ、その配信要求信号に基づいて携帯電話装置11が制
御され、携帯電話装置11の電話回線を用いて、既に登
録してある所定の配信先に電子メール等により車両情報
を自動的に配信する(S28)。一方、車両情報に異常
が認められるが、直ちに配信する必要はないものについ
ては、ユーザの配信要求に応じて配信される(S27乃
至S28)。尚、携帯電話装置11のカレンダー機能を
用いて、特定された日時に登録されている配信先に、情
報記憶部26に記憶されている車両情報を定期的に自動
配信するようにしてもよく、また、車両50にナビゲー
ション装置61が備えられている場合には、車両情報に
車両50の現在の所在位置情報を付加して配信するよう
に設定してもよい。
【0035】また、乗車後、ユーザが携帯送受信装置1
0を車内充電器51に接続せずに携帯送受信装置10を
携帯したままの携帯モード状態であるときでも、図5に
示すように、S30において受信したリクエスト信号に
車両情報が含まれているかを判定し(S34)、車両情
報が含まれている場合には、そのリクエスト信号中に含
まれる車両情報を抽出して、記憶情報部26に記憶す
る。そして、制御部27を自己診断モードに切り換え、
車内充電器51に接続されているときと同様に車両情報
に異常がないかが判定され、異常があれば、車両情報を
必要に応じて外部に自動配信する(S22乃至S2
8)。尚、室内リクエスト信号は、車両に搭載された特
定機器、例えば図示しないギアシフトユニット、ターン
シグナルスイッチ、ブレーキペダル等をユーザが所定の
操作が行われる等の、予めコントローラ55に設定され
ている状態変化が車両50に生じた場合に送出するよう
にすればよい。また、リクエスト信号は車外及び車内と
もに同じものとしてもよい。
【0036】したがって、携帯送受信装置10は車内充
電器51に接続されていない場合でも、車両50に異常
が生じた場合には自己診断モードによって、直ちに外部
に通報することが可能となるため、特に本実施例のよう
に車両50に用いられる場合には事故等を早期に発見す
ることができるようになる。また、車内充電器51に携
帯送受信装置10を接続することにより、電源部14へ
の充電と情報記憶部26への車両情報の送信を行うよう
に設定すれば、車両50のエンジンが何らかの原因によ
り作動しない場合でも、電源部14の電力残量の減少を
原因としたエンジン不作動を防止することができ、さら
にその原因を容易に判定することができる。
【0037】また、コントロールユニット22の連結端
子31を携帯電話装置11の通信用端子20、送受電端
子21と共通した構造とすれば、汎用のパーソナルコン
ピューター等にコントロールユニット22を取り外すこ
となく、携帯電話装置11を接続することができるの
で、携帯電話装置11の利便性を低下させることなく、
多くの機能を簡単に追加することができる。
【0038】さらに携帯電話装置11のイヤホン端子1
9にコントロールユニット22の入力端子32を接続
し、キー操作部16への所定のキー入力によりコントロ
ールユニット22の制御部27を直接制御するようにす
れば、コントロールユニット22にキー操作部16を設
ける必要がないので、コントロールユニット22を大型
化する必要が無く、コントロールユニット22に複数の
機能を設定することができる。
【0039】本実施例では、携帯送受信装置10により
車両50に搭載された特定機器を制御するものとした
が、住宅の錠前等を特定機器として、コントロールユニ
ット22により制御するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、普
及している携帯電話装置等にコントロールユニットを一
体的に接続するだけで、携帯電話装置等の電話機能に加
え、特定機器の動作を制御する機能を容易に付加するこ
とができる。また、コントロールユニットは携帯電話装
置等の電源部を共有する一方、電源部への給電はコント
ロールユニットを介して行うことができるので、コント
ロールユニットを携帯電話装置等から取り外すことな
く、継続して携帯電話装置等をそのまま使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯送受信装置を構成
する携帯電話装置とコントロールユニットのブロック図
である。
【図2】図1に示す携帯送受信装置の斜視図である。
【図3】図1に示す携帯送受信装置が接続可能な車両側
コントローラーのブロック図である。
【図4】図1に示す携帯送受信装置の車内セットモード
における動作を示すフローチャートである。
【図5】図1に示す携帯送受信装置の携帯モードにおけ
る動作を示すフローチャートである。
【図6】図1に示す携帯送受信装置の自己診断モードに
おける動作を示すフローチャートである。
【図7】図2に示す車両側コントローラーの車外からの
操作に対応した動作を示すフローチャートである。
【図8】図2に示す車両側コントローラーの車内におけ
る操作に対応した動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 携帯電話装置 12a 公衆回線用アンテナ 14 電源部 20 通信用端子 21 送受電端子 22 コントロールユニット 23 送信手段 23a 送信アンテナ 24 受信手段 24a 受信アンテナ 28 配信要求手段 29 判定手段 30 モード切換手段 31 連結端子 33 出力端子 34 受送電端子 50 本体装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 321 H04Q 9/00 331A 331 341A 341 H04B 7/26 M Y L

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から電力を受電可能な送受電端子
    と、前記送受電端子から供給された電力を充電可能な電
    源部と公衆回線用アンテナとを設けた携帯電話装置と、 本体装置に搭載された特定機器を制御する所定の送信コ
    ードを公衆回線とは別の手段で送出する送信手段と、前
    記本体装置から電力を受電可能な連結端子と、該連結端
    子から受電した電力を前記送受電端子に送電する受送電
    端子を設けたコントロールユニットとを備え、 前記送受電端子を前記受送電端子に接続することによ
    り、前記本体装置から送電された電力を前記連結端子か
    ら前記電源部に供給可能としたこと特徴とした携帯送受
    信装置。
  2. 【請求項2】前記携帯電話装置に設けられ、外部との通
    信を行う通信用端子と、 該通信用端子に接続可能で前記本体装置の固有情報を前
    記通信用端子に出力する出力端子を前記コントロールユ
    ニットに設け、 前記コントロールユニットは前記連結端子により前記本
    体装置からの固有情報を受信するようにしたことを特徴
    とした請求項1に記載の携帯送受信装置。
  3. 【請求項3】前記本体装置から送信されるリクエスト信
    号を受信する受信手段と、前記リクエスト信号に応じて
    所定の送信コードを前記本体装置に送信する送信手段
    と、前記本体機に接続していない状態で前記送信コード
    を送信する携帯モードと前記本体機に接続されることに
    より前記本体装置のバッテリーから電力を受電するセッ
    トモードに切換えるモード切換手段を前記コントロール
    ユニットに設け、 前記コントロールユニットが携帯モードのときには前記
    受信手段により前記本体装置からの固有情報を受信する
    ようにしたことを特徴とした請求項1或いは請求項2に
    記載の携帯送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記本体装置から出力された前記固有情
    報に前記本体装置に何らかの異常が発生したことを示す
    異常情報が含まれていないかを判定する判定手段と、異
    常信号が含まれていると判定された場合に、あらかじめ
    携帯電話装置に設定されている配信先に公衆電話回線に
    より前記固有情報を送信させる配信要求信号を前記携帯
    電話装置に出力する配信要求手段を前記コントロールユ
    ニットに設けたことを特徴とした請求項2或いは請求項
    3に記載の携帯送受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008157660A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Nissan Diesel Motor Co Ltd 故障診断装置及び故障診断方法
WO2013094187A1 (ja) * 2011-12-21 2013-06-27 三洋電機株式会社 無線装置
JP2014018021A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Panasonic Corp 車載用充電装置と、それを搭載した自動車と、それらを用いた通信システム

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