JP3832416B2 - 曲げ機能付き板材加工機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、パンチプレス、レーザ加工機、パンチ・レーザ複合機等の板材加工機において、板材片を上下に曲げる加工機能を備えた曲げ機能付き板材加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タレットパンチプレス等のパンチプレスにおいて、孔あけ用の金型に代えて、成形用の金型を搭載し、バーリング加工やルーバ加工等の各種の成形加工を可能としたものがある。
【0003】
【特許文献1】
特公平7−85816号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のパンチプレスにおける成形金型は、定まった形状,寸法の成形加工しか行うことができず、似たような形状であっても、曲げ寸法や曲げ角度の異なった加工を行うことができない。例えば、L字形に突出するような曲げ片を加工する場合に、そのL字形の各辺の長さである曲げ寸法や各辺の曲げ角度の異なる加工を行うことができない。そのため、同様の曲げ片の形状であっても、曲げ寸法や曲げ角度の異なる成形形状毎に、異なる金型を用いる必要がある。したがって、種々の曲げ寸法,曲げ角度の曲げ加工を行う場合に、金型の使用個数が多くなり、タレット等の金型支持手段に対して金型を交換する段取り替えが必要となる。
なお、基端で折曲するだけの単純形状の曲げ片であれば、送り量の調整等によって曲げ寸方や曲げ角度の異なる曲げ加工が行える。しかし、L字形等の曲げ個所が2段以上となる曲げ片の場合、加工することができない。
【0005】
この発明の目的は、曲げ部が2段以上となる曲げ片であっても曲げ加工でき、また曲げ方向,曲げ寸法,曲げ角度等の異なる曲げ加工を、同じ金型で行うことができる曲げ機能付き板材加工機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の曲げ機能付き板材加工機は、板材載置レベルにある板材を互いに挟んで固定する上型および下型と、前記板材載置レベルで板材を所定の板材送り方向に送り、前記板材から突出した板材片を上型または下型の縁部から前記板材送り方向の下流側へ突出させる板材送り機構と、前記上型に昇降自在に設けられて、下降動作により前記板材片の曲げ基端を下方に曲げる上型側曲げ型と、前記下型に昇降自在に設けられ、上昇動作により、突出した前記板材片の曲げ基端を上方に曲げる下型側曲げ型とを備えたものである。
この構成によると、素材となる板材は、上型と下型とで挟んで固定される。この挟み状態で、上型に対して上型側曲げ型を下降させると、上記板材の下型の縁部から突出した板材片が、上型側曲げ型で押されて下側に曲げ加工される。上記挟み状態で、下型に対して下型側曲げ型を上昇させた場合は、板材片は上側に曲げ加工される。このように、上下のいずれの方向にも曲げ加工することができる。上下のいずれか片方に曲げ加工した後、板材の送りを板材送り機構で行って曲げ基端の位置を変え、曲げ方向に上下に変えると、L字形に屈曲した2段の曲げ加工が行える。曲げ方向を同じとして曲げ基端の位置を変えた曲げ加工を繰り返すと、コ字状に折曲した曲げ加工が行える。また、曲げ基端の位置を変える板材送り量を変えることで、曲げ寸法を変えることができる。上型側曲げ型や下型側曲げ型の昇降量を変えると、曲げ角度を変えることができる。このように、一つの金型で、曲げ部が2段以上となる曲げ片を加工するができ、しかも曲げ寸法や曲げ角度の異なる曲げ加工を行うことができる。なお、上型側曲げ型や下型側曲げ型の昇降量を一定とし、曲げ角度が常に一定になるようにしても良い。
【0007】
この発明において、前記上型および下型は、互いに共通の竪方向の回転軸心回りに回転自在であり、前記上型側曲げ型および下型側曲げ型は、それぞれ前記上型および下型の一側面に配置され、かつこれら上型および下型に対して互いに板材送り方向の反対側に位置して曲げ加工に使用されるものであり、前記上型および下型の上型側曲げ型および下型側曲げ型が配置されない側の側方に、曲げられた板材片を逃がす曲げ片逃がし空間を有するものとする。
この構成の場合、板材を同じ方向に送り、上型および下型を回転させることで、板材片を上側と下側とに順次曲げ加工することができる。そのため、L字形の曲げ片など、2段以上の曲げ部を有する曲げ加工や、その各曲げ部の曲げ方向の異なる加工が行える。板材を同じ方向に送ることで、このような2段以上の曲げ加工が行えるため、板材を金型回りに回転させるような複雑な動作が必要でなく、板材送り機構が簡単な構成のもので済む。また、このように上下に順次曲げ加工することで、板材片をダイハイトより上側に上げることができ、曲げ加工後の板材の送りに支障を来さないようにすることもできる。曲げ片逃がし空間があるため、曲げられた板材片が下型や上型に干渉することが回避され、自由度の高い曲げ加工が行える。
このように上型および下型を回転自在とした場合に、前記下型は、上面が板材挟み面となる挟み型部分と、上面が略上記板材載置レベルとなり前記挟み型部分から離れた板材支持台部とを有し、この挟み型部分と板材支持台部との間に、下型側の前記曲げ片逃がし空間を有するものとしても良い。また、この下型側曲げ片逃がし空間は、下型の上記挟み型部分の周囲に環状に形成されたものであって良い。環状であると、下側に曲げた板材片が下型側曲げ片逃がし空間に入ったままで下型の回転が行え、作業効率が良い。
なお、上記上型側曲げ型および下型側曲げ型は、昇降ストロークの下死点または上死点に達しない途中位置で昇降の切換が行える金型昇降駆動手段によって昇降させるようにしても良い。これにより、上記曲げ角度の調整が簡単に行える。上型側曲げ型の上記昇降駆動手段は、パンチ加工用のラムを介して駆動伝達するものであっても良い。
【0008】
この発明の曲げ機能付き板材加工機において、次の構成の曲げ型を用いても良い。この曲げ型(63,64(図12の実施形態に対応))は、板材の曲げ加工に用いられる曲げ型であって、この曲げ型の全体を揺動自在に支持する揺動支点部を一端に有し、他端に板材に押し当てる曲げ用エッジを有し、かつ上記揺動支点部回りの揺動方向の一側および他側の側面に、この曲げ型の揺動角度を規制する手段に接するガイド突起がそれぞれ形成されたものである。上記揺動支点部は、例えば、貫通孔または凹部からなるものであっても、また軸状の突出部分であっても良い。上記曲げ用エッジは、断面が円弧状等に丸まった形状であってもよい。
この構成の曲げ型によると、揺動支点部を一端に有し、揺動方向の両側の側面にガイド突起が形成されているため、板材に対して揺動支点部で支持して相対的に上下動させるときに、ガイド突起が角度規制用の手段に摺接しながら上下動し、曲げ型が角度規制される。したがって、曲げ角度の異なる加工、特に曲げ角度が鋭角となる曲げ加工が行える。また、板材のスプリングバックを見込んで型離れ後にも直角に維持されるように、加工時には鋭角となる曲げ加工を行うこともできる。また、曲げ型に、角度規制用手段に接する部位としてガイド突起を設けるため、単に平端面の部分を角度規制手段に接触させる部位として用いる場合と異なり、揺動角度を規制する範囲等の設計の自由度が得易く、また金型構成が簡単にできる。
なお、この曲げ型は、この発明の上記曲げ機能付き板材加工機における上記上型側曲げ型と下型側曲げ型とのいずれの曲げ型として使用されるものであっても良い。
【0009】
この発明の曲げ機能付き板材加工機において、次の構成の挟み型を用いてもよい。この挟み型(27,28(図12の実施形態に対応))は、板材の曲げ加工に用いられて板材を両面から挟む一対の挟み型における片方の挟み型であって、板材に接する挟み面と、この挟み面から離れて設けられて上記挟み面に対して略垂直となるガイド面と、このガイド面と上記挟み面の間に設けられて上記ガイド面よりも凹んだ逃げ面とを有する。上記ガイド面は、板材表面に対する近接離間方向に移動する曲げ型を摺接させて曲げ型の姿勢を規制する面であり、上記逃げ面は上記曲げ型の姿勢を非規制とする面である。
この構成の挟み型によると、単に板材を挟むだけでなく、上記ガイド面によって曲げ型の姿勢を案内することができる。このとき、曲げ型は、上記ガイド面に案内されて板材表面に対して略垂直方向に上下動した後、ガイド面よりも凹む逃げ面の存在によって姿勢の規制を解除される。そのため、挟み型の中心側に傾くような動作が、挟み型に邪魔されることなく可能になり、曲げ角度が鋭角となる曲げ加工や、上記スプリングバックを見込んだ直角の曲げ加工等を行うことができる。また、挟み型に曲げ型を案内するガイド面を設けるため、専用のガイド部材が不要となり、挟み型および曲げ型等を含む金型全体の構成が簡単となる。
この挟み型は、この発明の上記板材曲げ加工用曲げ型と組み合わせて用いられる。その場合、上記曲げ型における片方の側面のガイド突起が、この挟み型のガイド面で案内される。曲げ型における他方の側面のガイド突起は、挟み型とは別のガイド部材で案内される。これら曲げ型、挟み型、およびガイド突起は、1組の組立金型として構成しても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施形態を図1〜図7と共に説明する。図1はこの実施形態に係る曲げ機能付き板材加工機の概略構成を示す平面図、図2はその側面図である。この板材加工機はパンチプレスであり、フレーム1における上フレーム部1aおよび下フレーム部1bに、タレットからなる上下の金型支持体2,3が、互いに同心の垂直軸心回りに回転自在に支持されている。これら上下の金型支持体2,3には、複数のパンチ金型4およびダイ金型5と、曲げ用の上下の組立金型6,7が円周方向に並べて設置されている。曲げ用の上下の組立金型6,7は、円周方向の1か所のみに設けても、また型幅等が互いに異なる種類のものを複数箇所に設けても良い。各パンチ金型4および曲げ用の上側組立金型6は、パンチ位置Pに割り出された状態で、ラム8により昇降駆動される。ラム8は、ガイド部材を介して上フレーム部1aに昇降自在に支持され、パンチ側金型昇降手段9で昇降駆動される。上下の金型支持体2,3は、フレーム1に設置された共通のモータ(図示せず)により、チェーン等の駆動伝達系を介して互いに同期回転させられる。これらモータおよび駆動伝達系により、希望の金型がパンチ位置Pに割り出される。パンチ側金型昇降手段9は、図2に示すように、ラム8を昇降駆動するクランク機構10と、このクランク機構10を回転させるモータ等の駆動源11とからなる。
【0011】
板材送り機構12は、テーブル13上に載せられた板材Wの任意箇所をパンチ位置Pへ送る手段である。この板材送り機構12は、前後(Y方向)移動するキャリッジ14に、左右(X方向)移動するクロススライド15を設置し、板材Wの端部を把持するワークホルダ16をクロススライド15に取付けたものとしてある。
図1に示すように、この板材加工機は、タップ装置69を備えるものとしても良い。タップ装置69は、例えばパンチ位置Pの側方でフレーム1の上フレーム部1aに設置される。
【0012】
図3,図4は、上下の金型支持体2,3に取付けられた曲げ用の組立金型6,7の縦断面図を示す。これら上下の組立金型6,7は、板材Wを曲げ加工するときに使用される金型である。上側の組立金型6は、上型21と上型側曲げ型23と曲げ型駆動部材25とを有する。下側の組立金型7は、下型22と下型側曲げ型24と曲げ型駆動部材26とを有する。上型21および下型22は、板材載置レベルにある板材Wを互いに挟んで固定する部材である。上型21は、下面が板材Wの挟み面となる挟み型部分27aを有する挟み型27と、この挟み型27を下端に固定した概形が円筒状のガイド部材29とからなる。ガイド部材29は、上金型支持体2の金型設置孔30に回転自在に支持されているツールホルダ32内に昇降自在でかつツールホルダ32と一体に回転が可能に設置されている。また、ガイド部材29は、ツールホルダ32に設けらればね34で上方に付勢された支持体35に係合しており、これにより上型21がツールホルダ32から脱落しないようにされている。ばね34は、後に説明する押えばね39よりもばね定数が小さなものとしてある。
【0013】
上型側曲げ型23は、上型21に昇降自在に設けられて、下降動作により板材Wから突出した板材片Wa(図5)の曲げ基端を下方に曲げる部材であって、挟み型27の一側面に配置される。上側の組立金型6の曲げ型駆動部材25は、上型側曲げ型23を下降させる駆動部材であって、挟み型27の一側面に沿って配置される作用部25aとその上方の基体部25bとを有し、基体部25bは上型21のガイド部材29内に昇降自在でかつガイド部材29と一体に回転が可能可能に支持されている。また、曲げ型駆動部材25の基体部25bはセットボルト36,37により上方の支持部材38に取付けられている。支持部材38は、パンチ側金型昇降手段9のラム8により昇降駆動される部材であり、そのT形の頭部でラム8に係合し、昇降駆動される。支持部材38は、押えばね39により上型21のガイド部材29に対して上昇付勢されている。ツールホルダ32は上金型支持体2に設置された回転機構41で回転駆動される。回転機構41は、ツールホルダ32のウォームホイル43に噛み合うウォーム45と、このウォーム45を回転駆動するモータ(図示せず)等で構成される。これにより、回転機構41の駆動で、上側の組立金型6がツールホルダ32と一体に回転する。
【0014】
上側の組立金型6の上型側曲げ型23は、図5(A)に拡大して示すように、断面が三日月状の部材であって、その凹面側を下向きとした姿勢で曲げ型駆動部材25の作用部25aの下端に揺動自在に配置されている。すなわち、作用部25aの下端は上型側曲げ型23の凸面に倣う円筒面状の凹面25aaとされ、この凹面25aaに上型側曲げ型23の凸面が摺接することで、上型側曲げ型23は揺動自在とされている。上型側曲げ型23の一端は、挟み型部分27aの側方張出部分の上面で受け止められる。上型側曲げ型23の中間部は、一端を前記作用部25aの基端に連結したばね47により上方に付勢されている。ばね47は、上型側曲げ型23から挟み型部分27aと反対側の斜め上方に突出したばね受けアーム47aを介して上型側曲げ型23に連結されている。これにより、上型側曲げ型23が曲げ型駆動部材25で押し下げられて挟み型27の挟み型部分27aに対して相対的に下降すると、挟み型27の挟み型部分27aで受け止められていない他端側が下降する方向に、上型側曲げ型23が揺動して板材Wの曲げ加工を行う。
【0015】
図3に示すように、下型22は、上面が板材Wの挟み面となる挟み型部分28aを有する挟み型28と、この挟み型28を上端に固定した概形が円筒状のガイド部材49とからなる。ガイド部材49は、下金型支持体3の金型設置孔31に回転自在に支持されているツールホルダ33内に固定されている。
【0016】
下型側曲げ型24は、下型22に昇降自在に設けられて、上昇動作により板材Wから突出した板材片Waの曲げ基端を上方に曲げる部材であって、挟み型28の一側面に配置される。下側の組立金型7の曲げ型駆動部材26は、下型側曲げ型24を上昇させる駆動部材であって、挟み型28の一側面に沿って配置される作用部26aとその下方の基体部26bとを有する。基体部26bは、下型22のガイド部材49内に昇降自在でかつガイド部材49と一体に回転が可能とされている。また、曲げ型駆動部材26の基体部26bの下部にはボール50が設置され、このボール50を介して曲げ型駆動部材26が、下金型支持体3の下方に設置されたダイ側金型昇降手段51に支持されている。ダイ側金型昇降手段51は、傾斜面部52aを有する進退部材52と、その進退用の駆動源78とで構成され、進退部材52の上面で前記ボール50が支持される。前記ガイド部材49に対して、曲げ型駆動部材26は押えばね40により下降付勢されている。
【0017】
下ツールホルダ33は下金型支持体3に設置された回転機構42で回転駆動される。回転機構42は、下ツールホルダ33のウォームホイル44に噛み合うウォーム46と、このウォーム46を回転駆動するモータ(図示せず)とで構成される。これにより、回転機構42の駆動で、下側の組立金型7が下ツールホルダ33と一体に回転する。
【0018】
下側の組立金型7の下型側曲げ型24は、図5(A)に拡大して示すように、断面が三日月状の部材であって、その凹面側を上向きとした姿勢で曲げ型駆動部材26の作用部26aの上端に揺動自在に配置されている。すなわち、前記作用部26aの上端は下型側曲げ型24の凸面に倣う円筒状面の凹面26aaとされ、この凹面26aaに下型側曲げ型24の凸面が摺接することで下型側曲げ型24は揺動自在とされている。下型曲げ型24の一端は挟み型28の挟み型部分28aの側方張出部下面で受け止められ、下型曲げ型24の中間部は、一端を前記作用部26aの基端に連結したばね48で下方に付勢されている。ばね48は、下型側曲げ型24から挟み型部分28aと反対側の斜め下方に突出したばね受けアーム48aを介して下型側曲げ型24に連結されている。これにより、下型側曲げ型24が曲げ型駆動部材26で押し上げられて挟み型28の挟み型28aに対して相対的に上昇すると、挟み型28の挟み型部分28aで受け止められていない他端側が上昇する方向に下型側曲げ型24が揺動し、板材Wの曲げ加工を行う。
【0019】
図3に示すように、下型22のガイド部材49の上端には、上面が板材載置レベルとなるリング状の板材支持台部49aが形成されている。このリング状の板材支持台部49aは、下ツールホルダ33と同心状とされて、挟み型28の挟み型部分28aから外径側に離れた位置に形成されており、挟み型部分28aと板材支持台部49aとの間には、板材Wの曲げ加工における曲げ片を逃がすための曲げ片逃がし空間54が形成されている。なお、挟み型27における上型側曲げ型23の配置されない一側面側にも、板材Wの曲げ加工における曲げ片を逃がすための曲げ片逃がし空間55が形成されている。
【0020】
上下のツールホルダ32,33は、互いに共通の回転軸心O回りに回転自在とされており、したがって上型21および下型22も同じ回転軸心O回りに回転自在である。挟み型27および挟み型28は前記回転軸心Oの位置に配置される。挟み型27の一側面に配置される上型側曲げ型23に対して、下型側曲げ型24は、挟み型28における上型側曲げ型23と対向する一側面とは反対側の側面に配置される。
【0021】
図7は、この板材加工機における制御系を示すブロック図である。制御装置70は、この曲げ機能付き板材加工機の全体を制御する手段であり、コンピュータ式の数値制御装置およびプログラマブルコントローラで構成される。制御装置70は、加工プログラム71の各軸の移動指令(図示せず)を演算制御部72で実行することにより、次の各軸の駆動源74〜78の駆動制御を行う。これらの各軸駆動源74〜78は、移動量の調整が自在なものであり、それぞれサーボモータからなる。X軸駆動源74およびY軸駆動源75は、それぞれ板材送り機構12における各軸方向(X方向,Y方向)の送りを行う駆動源である。C軸の駆動源76は、上型21および下型22を共通の竪方向の回転軸心回りに回転させる駆動源であり、上記回転機構41,42(図3)の駆動源である。ラム軸の駆動源77は、ラム8を昇降させる駆動源であり、上型側曲げ型23を昇降させるパンチ側金型昇降手段9の駆動源である。下型側曲げ軸の駆動源78は、下型側曲げ型24を昇降させる駆動源であり、進退部材52(図3)を進退させる駆動源である。
制御装置70によるこれら駆動源74〜78の制御は、ポジションコントローラ73を介して行うようにしても、また直接に行うようにしても良い。ポジションコントローラ73は、制御装置70の演算制御部72から送られた位置指令等で与えられる指令に従い、各軸の駆動源74〜78の移動タイミングの調整を行い、これら駆動源74〜78へ移動タイミングに応じた駆動指令を生成して送り出す手段である。
制御装置70は、加工プログラム71におけるシーケンス制御指令(図示せず)は、演算制御部72からプログラマブルコントローラ部分(図示せず)に転送して実行させる。
【0022】
次に、この実施形態の板材加工機により、板材Wから突出した板材片Waを、図6(D)、図14(B)に示すように2段階にわたってL字形に曲げ加工する場合の動作を図5および図6を参照して説明する。
この曲げ加工においては、金型支持体2,3に設置される上下の組立金型6,7がパンチ位置Pに割り出される。図5(A)のように、下側の組立金型7の下型22は、その挟み型28における挟み型部分28aの上面が板材載置レベルであり、下型側曲げ型24は板材載置レベルより若干下方の位置に待機している。すなわち、このとき下曲げ型駆動部材26の下端のボール50(図3)は進退部材52の傾斜面部52aより下の平坦面に載っていて、下曲げ型駆動部材26が下降した状態にある。上側の組立金型6の上型21は、その挟み型27における挟み型部分27aの下面が板材載置レベルより若干上方に退避した位置にある。このとき、上型側曲げ型23は挟み型27における挟み型部分27aの下面より上方位置に退避している。この状態で、板材送り機構12(図1)により、板材Wの曲げ部がパンチ位置Pに送られる。すなわち、板材Wの板材片Waが、挟み型28の挟み型部分28aよりも上型側曲げ型23の配置側に突出するように、板材Wが送られる。板材片Waは、この板材片Waの周囲に基端を残して切り込みを入ることにより形成された舌片であり、例えば、この曲げ機能付き板材加工機における他のパンチ金型4およびダイ金型5によって板材Wに加工されたものである。
【0023】
次に、パンチ側金型昇降手段9の下降駆動により、ラム8に係合した支持部材38と共に上型21が下降し、図5(B)のように挟み型27の挟み型部分27aと挟み型28の挟み型部分28aとで板材Wが挟まれる。
【0024】
さらに、パンチ側金型昇降手段9が下降駆動すると、押えばね39に抗して上曲げ型駆動部材25が下降し、この上曲げ駆動部材25の作用部25aで上型側曲げ型23が押し下げられる。これにより、図5(C)のように上型側曲げ型23はその一端が下降するように揺動し、板材Wの板材片Waが下方へ折り曲げられる。板材片Waは、挟み型28の挟み型部分28aの上面の縁に沿って折り曲げられる。
【0025】
この後、パンチ側金型昇降手段9の上昇駆動により、ラム8に係合した支持部材38と共に上型21が上昇し、図5(D)のように挟み型27における挟み型部分27aの下面が板材Wより若干上方に退避する。
【0026】
次に、図6(A)のように、板材Wの板材片Wa側を上型側曲げ型23の配置側にさらに所定量だけ板材送り機構12(図1)で送ってから、上下の組立金型6,7を180°だけ回転させる。すなわち、上下のツールホルダ32,33をそれぞれ対応する回転機構41,42で回転駆動する。これにより、図6(B)のように、上側の組立金型6では挟み型27の右側面に上型側曲げ型23が配置され、下側の組立金型7では挟み型28の左側面に下型側曲げ型24が配置される。図4は、上下の組立金型6,7をこのように入れ換えた状態の全体図を示す。
【0027】
次に、パンチ側金型昇降手段9の下降駆動により、ラム8に係合した支持部材38と共に上型21が下降し、図6(C)のように挟み型27の挟み型部分27aと挟み型28の挟み型部分28aとで板材Wが挟まれる。
【0028】
ついで、ダイ側金型昇降手段51の上昇駆動、つまり駆動源77で進退部材52を進出させることにより、下曲げ型駆動部材26の下端のボール50が進退部材52の傾斜面部52aに乗り上げて、押えばね59に抗して下曲げ型駆動部材26が上昇する。この下曲げ駆動部材26の作用部26aで下型側曲げ型24が押し上げられ、図6(D)のように下型側曲げ型24はその一端が上昇するように揺動する。これにより、下型側曲げ型24に対向する側に突出した板材Wの板材片Waの曲げ基端が上方へ曲げられる。このようにして、図14(B)に示すような、L字状の曲げ加工、つまり曲げ部が2段となりかつ各曲げ部の曲げ方向の異なる曲げ加工が行える。
【0029】
このような曲げ加工を行うに際して、板材送りの送り量を調整することで、曲げ加工された板材片Waの各部の曲げ長さL1,L2(図14(B))を自由に調整することができ、曲げ長さL1,L2の種々異なる曲げ加工を、一組の金型で行うことができる。また、曲げ加工時における上型側曲げ型23や下型側曲げ型24の昇降量を調整することにより、板材片Waの各曲げ部の曲げ角度θ1,θ2を自由に変えることができる。なお、曲げ角度を変更自在とするには、パンチ側金型昇降手段9やダイ側金型昇降手段51を昇降量調整可能なものとすること等が必要であり、例えばサーボモータを駆動源とした機構とする。曲げ角度が一定で良い場合は、パンチ側金型昇降手段9およびダイ側金型昇降51を昇降量一定のものとして構成の簡易化を図っても良い。
【0030】
また、この曲げ機能付き板材加工機は、図14(A)に示すような単に一方に折り曲げる曲げ加工は勿論、同図(C)に示すようなコ字状の曲げ加工や、同図(D)のような折り重ね状態の曲げ加工も行える。折り重ね状態の曲げ加工は、上型側曲げ型23や下型側曲げ型24で鋭角となるように折り曲げた後に、上型21と下型22とで板材片Waを挟み込むことで成形される。このように、多彩な加工を1組の金型で行うことができる。
図14(A)〜(C)に示すように、板材片Waにタップ孔Hを加工する場合は、板材片Waの曲げ加工よりも前に形成する。例えば、図1の金型支持体2,3に設置された孔あけ用のパンチ金型4およびダイ金型5により下孔を開けた後に、タップ装置69でタップ加工を行うことによりタップ孔Hを形成する。タッフ加工は、曲げ加工前の板材片Waの形成よりも前に行っても、後に行っても良い。
【0031】
なお、上記実施形態において、図8に示すように、挟み型28の下型側曲げ型24と対向する側面と反対側の側面を、下側に至るに従って後退する傾斜面としても良い。これにより、同図に示すように、板材片Waを鋭角に曲げることができる。また、同図に示すように、上型側本体27の上型側曲げ型23と対向する側面と反対側の側面を、上側に至るに従って後退する傾斜面としても良い。これにより、上曲げする場合に、板材片Waを鋭角に曲げることができる。
【0032】
図9〜図13は他の実施形態を示す。この実施形態は、請求項4,5の曲げ型および挟み型を用いたものであり、第1の実施形態において、断面三日月状の上下の曲げ型23,24に代えて、支軸61,62で揺動自在に支持した爪片状の曲げ型63,64を用いている。この実施形態の曲げ機能付き板材加工機は、第1の実施形態とは、曲げ型63,64と挟み型27,28の構成が異なっているが、その他の構成は、特に説明する事項を除いて第1の実施と同じである。曲げ型63,64や挟み型27,28を支持または駆動する手段であるパンチ側金型昇降手段9(図2)、ダイ側金型昇降手段51(図3)、上下の曲げ型駆動部材25,26、上下のガイド部材29,49、ツールホルダ32,33、回転機構41,42についても、特に説明する事項を除いて、この実施形態の構成は第1の実施形態と同じである。
【0033】
図12(A)に示すように、この実施形態における上型21側の曲げ型63は、この曲げ型63の全体を揺動自在に支持する揺動支点部63cを上端に有し、板材Wに押し当てる曲げ用エッジ63dを下端に有する。曲げ用エッジ63dは、これを境として板材Wを曲げる型部分であり、R形状、つまり断面が円弧状等に丸まった部分であってもよい。揺動支点部63cは、円形断面の孔からなり、曲げ型駆動部材25(図9)に設けられた支軸61に回動自在に嵌合する。すなわち、上型側曲げ型63は、その上端が上側の曲げ型駆動部材25の下端において、挟み型27の配置側へ向けて揺動自在となるように支持されている。また、この上型側曲げ型63は、揺動支点部63c回りの揺動方向の一側および他側の側面に、ガイド突起63a,63bがそれぞれ形成されている。これらガイド突起63a,63bは、曲げ型63の揺動角度を規制する手段となる挟み型27およびガイド部材29のガイド面27c,29bにそれぞれ接するものである。なお、各ガイド突起63a,63bが共に挟み型27およびガイド部材29のガイド面27c,29bで案内されている状態(この状態で曲げ型63は垂直姿勢)で、曲げ型63の曲げ用エッジ63dは、揺動支点部63cの中心を通りガイド面27cと平行となる面Sよりも挟み型27側に位置する。
【0034】
挟み型27は、板材Wに接する挟み面27bを、下面となる先端に有する型である。挟み型27の曲げ型63に対向する側面には、挟み面27bから上方に離れた箇所に上記ガイド面27cが設けられ、このガイド面27cと挟み面27bの間に、ガイド面27cよりも凹んだ逃げ面27dが設けられている。ガイド面27cは、挟み面27bに対して略垂直な面とされている。逃げ面27dは、曲げ型63の姿勢を非規制とする面であり、下側に至るに従って凹みが大きくなる傾斜面とされている。逃げ面27dは、必ずしも傾斜面としなくても良く、例えば切欠状に凹んだ面であっても良い。
挟み型27の曲げ型63と対向する側面とは反対側の側面には、下型22側からの曲げ加工により上方に曲げられる板材Wの曲げ片を逃がす曲げ片逃がし空間65が、型幅方向に延びる溝状の凹部によって形成されている。この曲げ片逃がし空間65よりも下側の部分が、挟み面27bを形成した挟み型部分27aとなる。挟み型27は、上端の基部27eが広がっていて、この基部27eでボルト等の固着具b1によりガイド部材29に着脱可能に固定される。すなわち、ガイド部材29と挟み型27は、一体的に昇降する。基部27eは、図示の例では図10のように型幅方向に直線状に延びているが、例えば半円状など、任意の形状であっても良い。
【0035】
図12(A)において、ガイド部材29のガイド面29bは、挟み型27のガイド面27cと平行な垂直面部29baと、この垂直面部29baの下端から下方に至るに従って挟み型27側に近づく斜面部29bbとでなる。斜面部29bbは全体として傾斜しておれば良く、曲面であっても良い。斜面部29bbは、曲げ型63が下降してガイド突起63aが挟み型27の逃げ面27dに至った後に、または至ると同時に、他方のガイド突起63bが接する位置に形成されている。ガイド部材29は挟み型27を囲む円筒状に形成されていて、その下部にガイド面29bが形成されている。具体的には、ガイド面29bは、ガイド部材29における円筒状のガイド部材本体にボルト等の固着具b2で取付けられたガイド片29A(図9)に設けられている。なお、ガイド部材29は、第1の実施形態で説明したように、曲げ型駆動部材25を内部に昇降自在に支持した部材である。図10は、上型側曲げ型63の取付け状態を下側からみた上型21の平面図である。
【0036】
図9において、下型22は、特に説明する事項を除き、上型21を上下倒立させた形状,構成のものである。上型21と下型22とは、挟み型27,28に対する曲げ型63,64の配置が、互いに挟み型27,28の垂直軸心回りに180度反転した位置の関係となる。
下型22側の曲げ型64は、図12(A)と共に要点を説明すると、曲げ型64の全体を揺動自在に支持する揺動支点部64cを下端に有し、上端に板材Wに押し当てる曲げ用エッジ64dを有し、かつ揺動支点部64c回りの揺動方向の一側および他側の側面に、この曲げ型64の揺動角度を規制する手段となる挟み型28およびガイド部材49のガイド面49bに接するガイド突起64a,64bがそれぞれ形成されている。揺動支点部64cは円形断面の孔からなり、曲げ型駆動部材26に設けられた支軸62に回動自在に嵌合する。
【0037】
挟み型28はガイド面28cと挟み面28bとの間に逃げ面28dが形成されている。挟み型28の曲げ型64と対向する側面と反対側の側面は、下側に至るに従って後退する傾斜面とされ、これにより、上型21側からの曲げ加工により下方に曲げられる板材Wの曲げ片を逃がす曲げ片逃がし空間66が広げられている。挟み型28は下端の基部28eが広がっていて、この基部28eでガイド部材49にボルト等の固着具b3(図9)により着脱可能に取付けられる。すなわち、ガイド部材49と挟み型8とは一体化される。
ガイド部材49のガイド面49bは、挟み型28のガイド面28aと平行な垂直面部49baと、この垂直面部49baの上端から上方に至るに従って挟み型28側に近づく斜面部49bbとでなる。ガイド部材49は、挟み型28を囲む円筒状に形成されていて、その上部にガイド面49bが形成されている。具体的には、ガイド面49bは、ガイド部材49における円筒状のガイド部材本体にボルト等の固着具b4で取付けられたガイド片49A(図9)に設けられている。図11は、下型側曲げ型64の取付け状態を示す下型22の平面図である。
この実施形態におけるその他の構成は前記第1の実施形態と同じであり、その共通事項の説明を省略する。図7に示す制御装置70も、この実施形態の板材加工機に備えられる。
【0038】
次に、この実施形態のパンチプレスにより、板材Wから突出した板材片Waを、図13(D),図14(B)に示すように2段階にわたって曲げ加工する場合の動作を図12および図13を参照して説明する。
加工に先立ち、図12(A)のように下側組立金型7の下型22は、その挟み型28の上面である挟み面28bが板材載置レベルとなり、下型側曲げ型64は板材載置レベルより若干下位置に待機している。すなわち、このとき下側の曲げ型駆動部材26(図9)の下端のボール50は進退部材52の傾斜面部52aより下の平坦面に載っていて、下型側駆動部材26が下降した状態にある。また、図12(A)のように、上側の組立金型6の上型21は、その挟み型27の下面である挟み面27bが板材載置レベルより若干上方に退避した位置にある。このとき、上型側曲げ型63は挟み型27における挟み面27bより上方位置に退避している。この状態で、板材送り機構により、板材Wの曲げ部がパンチ位置Pに送られる。すなわち、板材Wの板材片Waが、挟み型28の挟み型部分28aよりも上型側曲げ型63の配置側に突出するように、板材Wが送られる。
【0039】
次に、パンチ側金型昇降手段9の下降駆動により、ラム8に係合した支持部材38と共に上型21が下降し、図12(B)のように挟み型27の挟み型部分27aと挟み型28の挟み型部分28aとで板材Wが挟まれる。
【0040】
パンチ側金型昇降手段9が下降動作すると、押えばね39に抗して上側の曲げ型駆動部材25が下降する。この下降により、上型側曲げ型63は、両側のガイド突起63a,63bが挟み型27のガイド面27cおよびガイド部材29のガイド面29bにおける垂直面部29baに摺接しながら下降し、したがって垂直姿勢を維持して下降する。ある程度下降すると、図12(C)のように上型側曲げ型63はその一側面のガイド突起63aが挟み型27の逃げ面28dに至って挟み型27による角度規制が解除されると共に、上型側曲げ型63の他側面のガイド突起63aがガイド部材29のガイド面29bにおける斜面部29bbにガイドされることにより、上型側曲げ型63が挟み型27寄りに偏りながら下降する。すなわち、垂直姿勢で下降していた曲げ型63は、斜面部29bbの案内により、下降するに従って支軸61回りの傾き角度が大きくなりながら下降する。このような曲げ型63の動作により、上型側曲げ型63に対向する側に突出していた板材Wの板材片Waは、曲げ型63が垂直姿勢のときに下方へ曲げられ、その後に曲げ型63が傾きながら下降することにより、曲げ角度が強められて鋭角に曲げられる。このとき、挟み型28の一側面には曲げ片逃がし空間66が形成されているので、板材片Waの下側への曲げを阻害しない。
【0041】
この後、パンチ側金型昇降手段9の上昇駆動により、ラム8に係合した支持部材38と共に上型21が上昇し、図12(D)のように挟み型27における挟み型部分27aの下面が板材Wより若干上方に退避する。
【0042】
次に、図13(A)のように、板材Wの板材片Wa側を上型側曲げ型63の配置側にさらに所定量だけ板材送り機構12(図1)で送ってから、上下の組立金型6,7を180°だけ回転させる。すなわち、上下のツールホルダ32,33をそれぞれ対応する回転機構41,42で回転駆動する。これにより、図13(B)のように、上側の組立金型6では挟み型27の右側面に上型側曲げ型63が配置され、下側の組立金型7では挟み型28の左側面に下型側曲げ型64が配置される。
【0043】
ついで、パンチ側金型昇降手段9の下降駆動により、ラム8に係合した支持部材38と共に上型21が下降し、図13(C)のように挟み型27の挟み型部分27aと挟み型28の挟み型部分28aとで板材Wが挟まれる。
【0044】
この後、ダイ側金型昇降手段51の上昇駆動、つまり駆動源78で進退部材52を進出させることにより、下曲げ型駆動部材26の下端のボール50が進退部材52の傾斜面部52aに乗り上げて、押えばね40による下降付勢に抗して下側の曲げ型駆動部材26が上昇する。このため、図13(D)のように下型側曲げ型64は、その一側面のガイド突起64aが挟み型28のガイド面28cから開放されると共に、下型側曲げ型64の他側面のガイド突起64bがガイド部材49のガイド面49bにおける斜面部49bbにガイドされることにより、下型側曲げ型64が挟み型28寄りに偏りながら上昇する。これにより、下型側曲げ型64に対向する側に突出した板材Wの板材片Waが上方へ曲げられ、その後に曲げ角度が深くされる。
【0045】
この実施形態においても、上記実施形態と同様に、図14(A)〜(D)等に示すような各種の曲げ加工が一組の金型で行える。
【0046】
なお、上記各実施形態は、板材加工機がパンチプレスである場合につき説明したが、この発明の板材加工機は、レーザ加工機であって、これに板材片の曲げ加工のための各手段を付加したものであっても良い。その場合に曲げ加工用の上記組立金型6,7(図3参照)の組は、1組だけであっても、複数組が選択的に使用できるものとされていても良い。また、このようなレーザ加工機で曲げ加工機能付きの板材加工機とした場合に、タップ装置を付加しても良い。その場合、タップ加工の下孔はレーザ加工で行われる。さらに、この発明の板材加工機は、タレットパンチプレス等のパンチプレスとレーザ加工機とを複合した複合加工機に適用しても良い。例えば図15に示すように、第1の実施形態にかかる板材加工機にレーザ加工用の照射ヘッド68を付加したパンチ・レーザ複合加工機であっても良い。照射ヘッド68はダクト67を介してレーザ発振機(図示せず)に接続される。その場合、パンチ加工、レーザ加工、タップ加工、および曲げ加工を行う複合機となる。
【0047】
【発明の効果】
この発明の曲げ機能付き板材加工機は、板材を互いに挟んで固定する上型および下型に対して、それぞれ上型側曲げ型および下型側曲げ型を昇降自在に設けたため、下曲げおよび上曲げの両方が行えて、曲げ部が2段以上となるL字形等の曲げ片であっても加工することができる。また、板材送り送り機構による送り量調整により、曲げ寸法の種々異なる曲げ加工を同じ金型で行うことができる。上型側曲げ型や下型側曲げ型のストローク調整を可能とすれば、曲げ角度の種々異なる加工を同じ金型で行うこともできる。
上型および下型を、互いに共通の竪方向の回転軸心回りに回転自在とした場合は、曲げ部が2段以上となりその各曲げ部の曲げ方向の異なるL字形等の曲げ加工を、板材の向きを変えるような煩雑な板材移動を必要とせずに、簡単に行うことができる。また、このように上下に順次曲げ加工できることで、板材片をダイハイトより上側に上げることができ、曲げ加工後の板材の送りに支障を来さないようにすることもできる。
竪方向の回転軸心回りに回転自在とした場合に、下型における挟み型部分と板材支持台部との間に曲げ片逃がし空間を環状に設けたときは、型回転時に曲げ片が干渉せず、干渉を避ける動作が不要で作業効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる曲げ機能付き板材加工機の概略構成を示す平面図である。
【図2】同パンチプレスの概略構成を示す側面図である。
【図3】同パンチプレスの曲げ用の組立金型の設置状態を示す縦断面図である。
【図4】同組立金型の位置切り替え状態を示す縦断面図である。
【図5】同パンチプレスによる曲げ加工工程の前半を示す説明図である。
【図6】同パンチプレスによる曲げ加工工程の後半を示す説明図である。
【図7】同板材加工機の制御系の概念構成を示すブロック図である。
【図8】上型および下型の変形例を示す側面図である。
【図9】この発明の他の実施形態にかかる曲げ機能付き板材加工機の曲げ用組立金型設置状態を示す縦断面図である。
【図10】同パンチプレスにおける上型の下面図である。
【図11】同パンチプレスにおける下型の平面図である。
【図12】同パンチプレスによる曲げ加工工程の前半を示す説明図である。
【図13】同パンチプレスによる曲げ加工工程の後半を示す説明図である。
【図14】この発明の曲げ機能付き板材加工機により曲げ加工される板材片の各種の曲げ形態を示す斜視図である。
【図15】この発明のさらに他の実施形態にかかる曲げ機能付き板材加工機の概略構成を示す平面図である。
【符号の説明】
6…上側の組立金型
7…下側の組立金型
12…板材送り機構
21…上型
22…下型
23…上型側曲げ型
24…下型側曲げ型
27,28…挟み型(揺動角度を規制する手段)
27a,28a…挟み型部分
27b,28b…挟み面
27c,28c…ガイド面
27d,28d…逃げ面
29…ガイド部材(揺動角度を規制する手段)
49…ガイド部材(揺動角度を規制する手段)
49a…板材支持台部
49b…ガイド面
54,55…曲げ片逃がし空間
63…上型側曲げ型
64…下型側曲げ型
63a,63b…ガイド突起
64a,64b…ガイド突起
63c,64c…揺動支点部
63d,64d…曲げ用エッジ
65,66…曲げ片逃がし空間
Claims (2)
- 板材載置レベルにある板材を互いに挟んで固定する上型および下型と、前記板材載置レベルで板材を所定の板材送り方向に送り、前記板材から突出した板材片を上型または下型の縁部から前記板材送り方向の下流側へ突出させる板材送り機構と、前記上型に昇降自在に設けられて、下降動作により前記板材片の曲げ基端を下方に曲げる上型側曲げ型と、前記下型に昇降自在に設けられ、上昇動作により、突出した前記板材片の曲げ基端を上方に曲げる下型側曲げ型とを備え、前記上型および下型は、互いに共通の竪方向の回転軸心回りに回転自在であり、前記上型側曲げ型および下型側曲げ型は、それぞれ前記上型および下型の一側面に配置され、かつこれら上型および下型に対して互いに板材送り方向の反対側に位置して曲げ加工に使用されるものであり、前記上型および下型の上型側曲げ型および下型側曲げ型が配置されない側の側方に、曲げられた板材片を逃がす曲げ片逃がし空間を有する曲げ機能付き板材加工機。
- 前記下型は、上面が板材挟み面となる挟み型部分と、上面が略上記板材載置レベルとなり前記挟み型部分から離れた板材支持台部とを有し、この挟み型部分と板材支持台部との間に、下型側の前記曲げ片逃がし空間を有し、この曲げ片逃がし空間が環状である請求項1記載の曲げ機能付き板材加工機。
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