JP3831349B2 - 駐車システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車スペースを有効利用することができる駐車システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車の所有台数が急増しているが、その一方で駐車スペースはその増加に対応して増加しているとは言えない。従って、都市部では違法な駐車が横行し、また、時間貸しや月極貸しする駐車スペースは非常に高いといった現状である。
【0003】
しかしながら、駐車スペースには、常に車が駐車しているというわけではなく、例えば月極契約の駐車スペースでは空いている時間帯もある。車庫証明を取得している駐車スペースでは、例え駐車スペースが空いていても当該駐車スペースに第三者が車を止めることはできないが、車庫証明を取得していない駐車スペースでは駐車スペースを第三者に時間貸しすることは可能である。
【0004】
以上の点に鑑みて、借り主(定期契約者)が駐車スペースを優先使用できると共に、第三者(一般利用者)の時間貸しを共用させて駐車スペースを効率的に活用するようにした駐車場装置が提案されている。
【0005】
上記駐車場装置は、駐車スペースの使用状況を検知しその情報を収集転送する管理端末機と、この管理端末機からの情報と予め組み込まれた管理プログラムにより駐車場の運営管理を行う管理部と、この管理部から配信される分散制御用プログラムと情報により入出庫管理及び利用者への情報提供を行うゲート部とを有し、借り主の駐車スペースの空き時間を第三者に時間貸しする駐車場運営に用いられる駐車場装置において、第三者の時間貸し駐車料金の一部を借り主に還元する精算手段を備えている(例えば特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−334358号公報(請求項1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1で提案された駐車場装置は、当該駐車場装置を利用する者は、必ずゲート部にて「利用申請」を行い、「予定入力」を行い、これら入力された予定に基づいて車の入出庫の管理を行うようにしているが、第三者の利用時間、特に第三者の出庫時間は変更される可能性が非常に高い。従って「利用申請」や「予定入力」を行ったところで確かな入出庫管理が行えず、入出庫管理上では駐車スペースが空いていることになっていても実際には空いた駐車スペースがない可能性がある。
【0008】
また、上記した従来の駐車装置は、一般利用者にとっては予定変更の手続や入庫の申請等の手続が必要となるから非常に煩わしく、よって昨今のいわゆるコインパーキングのように手軽に駐車ができるとは言い難い。また、定期契約者にとっては定期契約に拘わらず入出庫について逐一手続を行わなければならないから非常に不便であった。
【0009】
本発明は、上記の問題を解決するものであり、煩わしい手続を必要とせずに手軽でかつ簡便に、空いている駐車スペースを積極的に利用して駐車スペースを有効利用することができる駐車システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の駐車システムは、管理データベースを有したサーバと、車のナンバーを撮像する撮像手段と、車のナンバーをサーバに入力する入力手段と、車のナンバーが借り主の車のナンバーであるか否かを照合する照合手段と、入出庫に応じて開閉制御されるゲート手段と、第三者の車の駐車時間をカウントするカウント手段と、料金を算出する料金算出手段と、入庫状態を検知する入庫検知手段と、駐車スペースの状況を表示する状況表示手段と、料金を管理する料金管理手段とを有したのである。
【0011】
これにより、駐車場の空き駐車スペースの有効利用が図れると共に、利用の際には、単純に空いているスペースに入庫し、出庫に際しては駐車の料金を支払うだけでよく、いわゆるコインパーキングのごとく手軽で簡便に利用できるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の駐車システムは、管理データベースと、この管理データベースを有して駐車スペースの入出庫管理制御及び料金制御を行うためのサーバとを備えた駐車システムであって、前記管理データベースは、定期契約者である借り主のデータと、この借り主が契約した駐車スペースのデータと、前記借り主が駐車する時間帯のデータと、前記借り主が契約した駐車スペースに駐車した一時利用者である第三者の車及び駐車時間についてのデータとを備え、さらに、前記サーバが制御する付帯設備として、前記借り主が契約した駐車スペースに入庫しようとする車のナンバーを撮像する撮像手段と、この撮像手段によって撮像した車のナンバーを前記サーバに入力する入力手段と、この入力手段によって入力された車のナンバーと前記サーバに予め登録された借り主の車のナンバーとを照合する照合手段と、車の入出庫の際に開閉制御されるゲート手段と、第三者の車の入庫時間をカウントするカウント手段と、このカウント手段のカウントに基づいて料金を算出する料金算出手段と、前記借り主が契約した駐車スペースへの入庫状況を検知する入庫検知手段と、この入庫検知手段に基づいて前記借り主が契約した駐車スペースの状況を表示する状況表示手段と、前記借り主が契約した駐車スペースについての料金を管理する料金管理手段とを有し、前記借り主が契約した駐車スペースを契約した時間外で利用する場合には契約時間外の料金を加算し、前記第三者が前記借り主の契約した駐車スペースを利用するときには、借り主の契約した時間外であるか否かを判断して前記借り主の契約した時間を侵している場合にはペナルティー料金を加算して料金を算出し、その料金の一部が当該駐車スペースの借り主に還元されるよう管理するようにしたものである。
【0013】
上記の構成において、管理データベースとは、次のデータを有している。借り主についての様々な、例えば氏名、住所(連絡先)、契約した借り主の車のナンバーなどのデータ。駐車場において借り主が契約した駐車スペースのデータ。借り主が契約した当該駐車スペースにおける駐車時間帯のデータ。当該駐車スペースにおいて駐車する際に後述する撮像手段によって撮像した第三者の車のナンバーのデータ。当該駐車スペースに駐車している間について後述するカウント手段によってカウントされる時間のデータ。
【0014】
上記管理データベースを有したサーバは、該管理データベースに基づいて次の付帯設備を制御して第三者の入出庫管理制御、駐車料金の管理制御を行う。サーバは、現状の駐車スペースのそれぞれにおける入出庫状況について得られる入庫検知手段からの信号に基づいて状況表示手段を制御する。状況表示手段は、例えば入庫状況を表示するが、その表示方法は、駐車場全体の空車を示すようにしてもよいし、各駐車スペースのそれぞれについての空車を示してもよい。
【0015】
また、状況表示手段としては、例えばサーバをインターネット上で接続可能とすれば、ホームページでその状況を表示することも、また、各種カーナビゲーション上でその状況を表示することもできる。
【0016】
そして、状況表示手段を、借り主が契約した時間帯が表示されるようにした場合は、借り主が存在する駐車スペースでは、借り主の車であっても第三者の車であっても契約時間帯に注意を払って駐車されることとなる。
【0017】
また、サーバは、空いている駐車スペースに車が入庫しようとしたとき、又は駐車中の駐車スペースから車を出庫しようとしたときに各々反応するセンサからその旨の信号が入力される。
【0018】
サーバは、駐車スペースに入庫しようとして車が接近してセンサが反応すると撮像手段を作動させて車のナンバーを撮像し、入力手段を作動させて撮像した車のナンバーを該サーバにおける管理データベースに入力する。
【0019】
そして、サーバは、照合手段を作動させて、入力手段により入力された車のナンバーが管理データベースに登録されている借り主の車であるか否かを照合する。借り主の車であることが確認され、かつ時間帯が契約した時間帯であれば後述のゲート手段によってゲートが開いて入庫が可能となる。
【0020】
一方、借り主の車ではないことが確認されたり、借り主であっても時間帯が契約した時間帯でない場合、サーバは、ゲート手段を作動させてゲートを開き、当該駐車スペースに第三者の車が入庫したときに、ゲート手段を閉じ、カウント手段を作動させて入庫時間のカウントを開始する。
【0021】
そして、サーバは、駐車スペースから第三者の車を出庫する際に操作されるスイッチの操作に基づいて料金算出手段を作動させて、カウント手段による入庫時間のカウントに基づいて、管理データベースに問い合わせて当該駐車スペースについての料金を算出する。そして、入庫時間に相当する料金が支払われた場合、サーバはゲート手段を開いた状態とする。
【0022】
その後、サーバは、料金管理手段を作動させて、この利用で得られた料金や契約料金について総合的な料金の管理を行う。ここで、本発明における『第三者』とは、駐車スペースについて賃貸契約した借り主以外を意味することは言うまでもないが、契約時間外に駐車する借り主をも意味する。
【0023】
【実施例】
以下に本発明の駐車システムの実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の駐車システムの構成を示す。図2は、本発明の駐車システムのサーバの動作手順を示す。
【0024】
図1において、1は、駐車スペースSを複数有した駐車場の空き駐車スペースSを有効に利用するために入出庫管理及び料金の管理を行うための駐車システムであり、以下の構成とされている。
【0025】
2は、本発明の駐車システム1全体の制御と後述の管理データベース3のデータの入出力を行うためのサーバである。3は、以下の項目がそれぞれ関連付けされ、サーバ2に記憶された管理データベースである。
【0026】
管理データベース3は、次のデータを有している。借り主についての様々な、例えば氏名、住所(連絡先)、契約した借り主の車のナンバーなどを入力した借り主データ3A。複数の駐車スペースを有した駐車場において借り主が契約した駐車スペースSの位置を入力した駐車スペースデータ3B。
【0027】
借り主と貸し主とが契約した当該駐車スペースSにおける駐車の時間帯を入力した時間帯データ3C。借り主が駐車していない時間帯、つまり契約外の時間帯に駐車した際に発生する料金単価を入力した料金データ3D。
【0028】
なお、これら、借り主データ3A、駐車スペースデータ3B、時間帯データ3C、料金データ3Dは、借り主との契約時に貸し主が貸し主側端末Pによって契約内容に基づいてサーバ2に入力される。
【0029】
当該駐車スペースSにおいて駐車する際に後述する撮像手段4によって撮像した第三者の車のナンバーを入力した第三者車データ3E。後述するカウント手段8によって計測される駐車時間を入力した貸時間データ3F。
【0030】
なお、これら、第三者車データ3E、貸時間データ3Fは、後述する付帯設備からの入力によってデータが入力される。
【0031】
4は、入庫しようとする車のナンバーを撮像する撮像手段であり、この撮像手段4は、例えば駐車スペースSにおいて車の前後が撮像可能位置に設けられる。車の前後を撮像する理由は、例えばナンバープレートを正規の位置に設けていない車をも特定するためである。
【0032】
5は、撮像手段4によって撮像した車の前後からの画像を処理してナンバーを解析した後、サーバ2に入力する入力手段である。6は、入力手段5によって入力された車のナンバーとサーバ2に登録された借り主の車のナンバーとを照合する照合手段である。
【0033】
7は、入出庫時に開閉制御されるゲート手段である。このゲート手段7は、図示するように開閉する棒状のものでなくても車を入出庫可能と不可能とが切り替えられるものであればよく、例えば地面から板が跳ね上がるものであってもよい。また、ゲート手段7は、第三者の出庫に関して、後述する不図示の入金手段に算出された料金を入金することで開状態となるように構成されている。
【0034】
8は、第三者の車が入庫したときに入庫時間をカウントするカウント手段であり、このカウント手段8でのカウントが貸時間データ3Fに入力される。9は、カウント手段8のカウントに基づいてサーバ2に問い合わせて料金を算出する料金算出手段であり、このときの料金表示は不図示の表示手段によって行われるように構成されている。
【0035】
10は、当該駐車スペースSの入庫(又は出庫)の状態を検知する入庫検知手段である。11は、入庫検知手段10に基づいて空車(又は満車の)状況を示し、また、当該駐車スペースについて第三者の利用時間帯を表示する状況表示手段である。状況表示手段11は、駐車場の入り口に図示するように空車(又は満車)の状況を示してもよいが、駐車スペースS毎に利用可又は不可を示すようにしてもよいし、駐車場の入り口に全駐車スペースS毎の利用可又は不可を示すようにしてもよい。
【0036】
また、状況表示手段11は、駐車スペースS毎に設けている場合は、当該駐車スペースについて第三者の利用時間帯を表示するようにしている。これにより、できる限り借り主の契約時間帯に第三者が駐車しないよう注意を促すことができるのである。
【0037】
12は、駐車スペースSについての料金を管理する料金管理手段であり、この料金管理手段は、例えば月極とした借り主の料金に対して、その契約月において第三者が利用した料金の一部を充当して、つまり還元して最終的な月の請求額を算出したりするものである。
【0038】
上記構成の駐車システム1は、図2のように動作する。
まず、入庫検知手段10によって空き状態が検知され、状況表示手段11が空き状況を示している(#1でYES)当該駐車スペースSのゲート手段7の前に車が停止したとき(#2でYES)、不図示のセンサがこれを検知してサーバ2が撮像手段を作動させてその車の前後を撮像し、この撮像データからナンバーを解析する(#3)。
【0039】
次に、サーバ2は、入力手段5を作動させて解析したナンバーを管理データベース3に入力し、このナンバーと借り主データ3Aとを照合し、一致するナンバーが存在するか否かを判断する(#4)。そして、照合で一致するナンバーが存在する場合は(#5でYES)、当該駐車場において契約している借り主であるとして処理は#6へ進む。一方、照合で一致するナンバーが存在しない場合は(#5でNO)、処理は#22に進む。
【0040】
#5で照合で一致するナンバーが存在した場合(#5でYES)、次に、サーバ2は、駐車しようとしている位置が借り主の契約で設定されている駐車スペースSであるか否かを駐車スペースデータ3Bに問い合わせて判断する(#6)。#6において、借り主が契約して設定した駐車スペースSである場合(#6でYES)、処理は#7に進み、一方、借り主が契約して設定した駐車スペースSではない場合(#6でNO)、処理は#22に進む。
【0041】
#7で、借り主が契約して設定した駐車スペースSである場合(#6でYES)、次にサーバ2は、借り主が契約している時間帯であるか否かを時間帯データ3Cに問い合わせて判断する(#7)。#7において、借り主が契約している時間帯である場合は、その旨サーバ2が認識してゲート手段7を作動させてそれまで閉状態とされていたゲートを開く(#8)。一方、借り主が契約している時間帯ではない場合は、その旨サーバ2が認識したうえで#16に進む。
【0042】
#8で、ゲートが開いて入庫が許容された駐車スペースSに車が入庫したことを入庫検知手段10が検知すると(#9でYES)、サーバ2はゲート手段7を作動させてゲートを閉状態とし、いま入庫状態であることを記憶すべくサーバ2の不図示の管理記録データに入力する(#10)。さらに、サーバ2は、この管理記録データと入庫検知手段10の検知信号に基づいて状況表示手段11を更新して本実施例の場合、全駐車スペースSに駐車されていれば満車状態を意味する「満」を、空きの駐車スペースSが存在しているならば空車状態を意味する「空」を表示する。
【0043】
以降、不図示のセンサは車が出庫するまで駐車スペースSの状態を監視しており、車の出庫を不図示のセンサにより検知したとき、例えば精算表示やゲートを開くためのスイッチ(以下出庫スイッチという)を操作したとき(#11でYES)、サーバ2は、ゲート手段7を作動させてゲートを開状態とすると共に、その旨管理記録データに入力する(#12)。
【0044】
そして、サーバ2は、このときの出庫が契約時間内であるか否かを判断し(#13)、契約時間内であるときは(#13でYES)、#1に戻って次の入庫を待つ状態となり、一方、契約時間外であるときは(#13でNO)、このときの借り主を第三者と見なして契約時間外における駐車料金を当該駐車スペースSの月極契約料金に加算する(#14)。この契約時間外の駐車料金は、貸代データ3Dに基づいて料金算出手段9によって算出され、この金額が料金管理手段12に入力されて月々の請求金額に反映される(#15)。
【0045】
以上の#1〜#13でYESまでは、借り主であり、また、借り主が契約した駐車スペースSであり、さらに借り主が契約した駐車時間帯であるときの処理であり、すなわち貸し主と借り主との契約範囲内で当該駐車スペースSを借り主が利用した場合を示している。このとき、借り主は借り主としてサーバ2が判断しているのである。
【0046】
一方、#13でNOの場合、すなわち借り主であり、また、借り主が契約した駐車スペースSであっても、出庫時間が契約時間帯以外のときは、サーバ2は借り主を第三者として判断している。このとき、借り主が例えば月極の契約料金とは別に余分に料金を支払うこととなる。
【0047】
つまり、当該駐車スペースSは、借り主がその契約範囲内においては借り主としての例えば月極の契約料金で利用が可能であるが、それ以外の場合は、第三者の利用と見なし、上記した他に以下に示す場合のように借り主が第三者と見なされる場合は上記では貸し主の収益に有利となり、借り主でない第三者が当該駐車スペースSを利用した場合は契約時間帯か否かによって借り主又は貸し主の収益に有利となるのである。その場合について以下に説明する。
【0048】
まず、借り主が(#5でYES)、該借り主の契約した駐車スペースSに入庫しようとし(#6でYES)、#7において借り主が契約した時間帯以外のとき、処理は#16に進む。#16では、サーバ2がゲート手段7を作動させてゲートを開状態とする。その後、上記した#9,#10と同じく入庫が完了したことを検知したとき(#17でYES)、ゲートを閉じ、管理記録データに入力を行う(#18)。
【0049】
上記と異なるのは、ここで借り主が契約した駐車スペースSに借り主が駐車する際であっても契約時間帯外の点である。このとき、サーバ2は、カウント手段8を作動させて入庫時間をカウントするようにしている。そして出庫の際(#20でYES)に不図示の出庫スイッチを操作すると、サーバ2は、ゲート手段7を作動させてゲートを開状態とすると共に、その旨管理記録データに入力する(#21)。その後、サーバ2は、駐車時間を貸時間データ3Fに入力し、この駐車時間のカウントと料金データ3Dとに基づいて料金算出手段9が当該駐車料金を算出し、この金額を料金管理手段12に入力して月々の請求金額に反映させる(#15)。
【0050】
このように、借り主の契約した駐車スペースSであっても借り主が契約時間帯外で駐車するときは第三者と見なすことで、例えば月極の契約料金以外の料金を貸し主に支払うことは借り主にとっては無駄な出費となるから、契約は遵守され、ひいては当該駐車スペースSが空いた状態で確保されやすくなる。従って、第三者の利用機会が増加し、これによって借り主と貸し主の収益が得られるという好循環が生じるのである。
【0051】
次に、借り主ではない(#5でNO)真の第三者が利用する場合、及び借り主が(#5でYES)契約した駐車スペースS以外(#6でNO)を利用する場合について以下に説明する。なお、以下の説明では#5でYESのときの借り主と真の第三者を共に第三者として説明する。
【0052】
#5でNO又は#6でNOのとき、サーバ2は、ゲート手段7を作動させてゲートを開状態とする(#22)。その後、入庫が完了し(#23でYES)、ゲートを開状態とし、その車のナンバーと入庫時間を第三者車データ3Eに入力すると(#24)、サーバ2は、カウント手段8を作動させて入庫時間のカウントを開始する(#25)。
【0053】
出庫スイッチを操作すると(#26でYES)、このときの時間が、当該駐車スペースSを契約している借り主の設定している時間外であるか否かを判断する(#27)。#27で借り主の設定している時間を侵していない場合(#27でYES)、サーバ2は、料金算出手段9を作動させて料金データ3Dと駐車中の時間とに基づいて料金を算出する(#28)。
【0054】
一方、#27で借り主の設定している時間を侵している場合(#27でNO)、サーバ2は料金算出手段9を作動させて料金データ3Dと駐車中の時間とに基づいてペナルティー料金を加算して(#31)、料金を算出する(#28)。
【0055】
#28の後、いわゆるコインパーキングのごとく精算処理を行い、料金を表示し、入金が確認されたとき(#29でYES)、サーバ2はゲート手段7を作動させてゲートを開き、貸時間データ3Fに出庫時間を入力して(#30)、#1に戻って駐車待ち状態となる。このときの入金は、料金管理手段12によって管理され、例えば第三者の利用による料金の一部は当該駐車スペースSの借り主に還元され、その残りが貸し主に支払われることとなる。
【0056】
このように、本発明の駐車システムは、借り主にとっては第三者の利用によって借り主の例えば月極の料金は安くなり、また、場合によっては借り主の収益となり得る可能性があり、貸し主にとっては、本発明の駐車システムを稼働させておけば、契約した借り主の契約事項の遵守と、第三者の利用とが自ずと促され、収益を損なうことがない。
【0057】
また、本発明の駐車システムにおいて、借り主は、▲1▼契約した駐車スペースSに第三者が駐車しているために、契約した駐車スペースSに駐車できない場合や、▲2▼契約した駐車スペースSであっても契約した時間帯外に駐車した場合は、第三者として見なされるが、借り主にとって不利な条件はない。
【0058】
その理由は、まず、▲1▼の場合は、第三者による駐車料金と相殺することで、また、▲2▼の場合は、借り主が自己の契約を遵守すること、すなわち自分の契約している駐車スペースSの契約時間帯外を積極的に空き状態とすることで、還元収益が期待できるからである。このことは、駐車利用可能なスペースの増大が期待されるので第三者にとっても有益でもある。
【0059】
また、本発明の駐車システムは、ゲート手段7の物理的な構造は上記実施例に限定されず、例えば駐車面より板が跳ね上がってタイヤをロックするといった構成でもよい。また、状況表示手段11の表示は、上記実施例に限らず駐車スペースS毎の状況を総て集合的に示すものであってもよい。また、サーバ2をインターネットに接続させて、状況表示手段11による当該駐車場の入出庫状況をインターネット上で表示させるようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上のように、本発明の駐車システムは、管理データベースを有したサーバが車のナンバーを撮像する撮像手段と、車のナンバーをサーバに入力する入力手段と、車のナンバーが前記サーバに登録された借り主の車であるか否かを照合する照合手段と、入出庫に応じて開閉制御されるゲート手段と、第三者の車の駐車時間をカウントするカウント手段と、料金を算出する料金算出手段と、入庫状態を検知する入庫検知手段と、空車の状況を表示する状況表示手段と、料金を管理する料金管理手段とを有し、借り主が契約している駐車スペースに借り主が契約時間内で利用するとき以外は第三者の利用と見なすようにした。
【0061】
このようにすることで、借り主は契約を遵守することが期待され、借り主が契約を遵守すれば自ずと契約時間外の借り主による駐車が減少し、空いている駐車スペースが増加することとなり、そして、この空いている駐車スペースを利用することで、第三者にとっては駐車スペースの慢性的な不足が解消されることとなり、貸し主と借り主にとっては収益を見込むことができるのである。
【0062】
また、本発明の駐車システムは、入出庫に関する煩わしい手続を必要としないと共に入出庫の予定の入力を必要とせず、単純に空いている駐車スペースに入庫し、出庫の際には料金を支払うだけといういわゆるコインパーキングのごとく手軽でかつ簡便に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駐車システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の駐車システムによる動作手順を示す図である。
【符号の説明】
1 駐車システム
2 サーバ
3 管理データベース
3A 借り主データ
3B 駐車スペースデータ
3C 時間帯データ
3D 料金データ
3E 第三者車データ
3F 貸時間データ
4 撮像手段
5 入力手段
6 照合手段
7 ゲート手段
8 カウント手段
9 料金算出手段
10 入庫検知手段
11 状況表示手段
12 料金管理手段
S 駐車スペース
P 貸し主側端末

Claims (1)

  1. 管理データベースと、この管理データベースを有して駐車スペースの入出庫管理制御及び料金制御を行うためのサーバとを備えた駐車システムであって、前記管理データベースは、定期契約者である借り主のデータと、この借り主が契約した駐車スペースのデータと、前記借り主が駐車する時間帯のデータと、前記借り主が契約した駐車スペースに駐車した一時利用者である第三者の車及び駐車時間についてのデータとを備え、さらに、前記サーバが制御する付帯設備として、前記借り主が契約した駐車スペースに入庫しようとする車のナンバーを撮像する撮像手段と、この撮像手段によって撮像した車のナンバーを前記サーバに入力する入力手段と、この入力手段によって入力された車のナンバーと前記サーバに予め登録された借り主の車のナンバーとを照合する照合手段と、車の入出庫の際に開閉制御されるゲート手段と、第三者の車の入庫時間をカウントするカウント手段と、このカウント手段のカウントに基づいて料金を算出する料金算出手段と、前記借り主が契約した駐車スペースへの入庫状況を検知する入庫検知手段と、この入庫検知手段に基づいて前記借り主が契約した駐車スペースの状況を表示する状況表示手段と、前記借り主が契約した駐車スペースについての料金を管理する料金管理手段とを有し、前記借り主が契約した駐車スペースを契約した時間外で利用する場合には契約時間外の料金を加算し、前記第三者が前記借り主の契約した駐車スペースを利用するときには、借り主の契約した時間外であるか否かを判断して前記借り主の契約した時間を侵している場合にはペナルティー料金を加算して料金を算出し、その料金の一部が当該駐車スペースの借り主に還元されるよう管理することを特徴とする駐車システム。
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