JP5173530B2 - 車庫システム、および該車庫システムにおけるゲート開閉制御方法 - Google Patents

車庫システム、および該車庫システムにおけるゲート開閉制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5173530B2
JP5173530B2 JP2008089657A JP2008089657A JP5173530B2 JP 5173530 B2 JP5173530 B2 JP 5173530B2 JP 2008089657 A JP2008089657 A JP 2008089657A JP 2008089657 A JP2008089657 A JP 2008089657A JP 5173530 B2 JP5173530 B2 JP 5173530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
mounted device
parking
gate
registered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008089657A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009245077A (ja
Inventor
憲治 佐藤
進 寺西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2008089657A priority Critical patent/JP5173530B2/ja
Publication of JP2009245077A publication Critical patent/JP2009245077A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5173530B2 publication Critical patent/JP5173530B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Description

本発明は、ETC(Electronic Toll Collection System:自動料金収受システム(登録商標)車載器を利用した車庫システム、及び車庫システムにおけるゲート開閉制御方法に関する。
近時、高速有料道路においてETCシステムを利用した自動料金収受サービスが積極的に導入されている。このETCシステムでは、車両にETC車載器を搭載し、このETC車載器と有料道路の料金所出口ブースに設置された車線制御装置との間で双方向無線通信を行い、自動で料金決済を行う。このため、車両が料金所ゲートをそのまま通過することができ、料金所出口ブースおける渋滞を緩和することができる。また、ETC車載器と車線制御装置との間の双方向無線通信は、専用狭域無線通信であるDSRC(Dedicated Short Range Communication)により行われる。
このDSRC(狭域通信)は、マイクロ波帯の電波を使用し、路上の限られた範囲のみにて通信を行う通信システムである。路上に設置され路上局と移動する車輌側に設けられたETC車載器との間で無線通信を行い、各種のデータ授受を行うことによって、料金収受や道路情報提供などのサービスを行い、運転者、および道路や駐車場などの管理者に利益をもたらす。
また、ETC車載器の利用車番号(車載器ID)が民間に開放されることになり、今後は、民間駐車場でのサービスや工場での車両入出門管理など、ETCを応用したサービスの増加が見込まれている。
ところで、従来から自動開閉ゲートを有する駐車場の車庫システムがある。これらの車庫システムでは、例えば、運転者が提示するカード等を識別してゲートを開き、ゲートの開放後は一定の時間を経過した後にゲートを閉じる構成になっている。すなわち、ゲート開放後は、一定の時間を計測し、門扉のレール上に車両が位置していないことを確認してゲートを閉じるようになっている。
このように、従来の車庫システムでは、ゲートの開放後は一定の時間を計測してゲートを閉じることを基本としている。このため、車両に搭載されたETC車載器を利用してゲートを開放するとともに、駐車場内において車両が安全に駐車したことを確認してゲートを閉じるなどの、ETC車載器を積極的に活用した、さらに高度なサービスの提供が望まれていた。
なお、従来技術の駐車場自動料金システムがある(特許文献1を参照)。この特許文献1の駐車場自動料金システムは、車両が殆どノンストップで駐車場に入、出庫でき、かつ駐車料金を自動的に課金し、かつ決済できる駐車場自動料金システムを提供することを目的としている。このために、駐車場に設置されるDSRCアンテナと、少なくとも個人識別情報が予め記録してある書き込み可能のICカードと、車両の出庫日時と入庫日時から駐車時間を演算して駐車料金を求め、この駐車料金情報をアンテナへ送信する駐車場処理装置と、この駐車場処理装置からの駐車料金を金融機関に請求して自動引落しすることにより決済する決済手段を有する店処理装置と、を備えている。
しかしながら、特許文献1の駐車場自動料金システムは、車両がノンストップで駐車場に入、出庫でき、かつ駐車料金の自動的決済を行なえる駐車場自動料金システムを提供することを目的としており、上述したような、駐車場において、ETC車載器を利用してさらに高度なサービスを提供しようとするものではない。
特開2000−285157号公報
上述したように、従来の車庫システムは、ゲートの開放後は一定の時間を計測してゲートを閉じることを基本としている。このため、車両に搭載されたETC車載器を利用してゲートを自動開放するとともに、駐車場所に車両が移動したことを確認してゲートを閉じることや、また、駐車場所に車両が安全に駐車したことを確認してゲートを閉じることや、さらには、車両が指定されや許可位置に安全に駐車したことを確認してゲートを閉じるなどの、さらに高度なサービスの提供が望まれていた。
本発明は、斯かる実情に鑑みなされたものであり、本発明は、駐車場においてETC車載器によりゲートを自動開放すると共に、駐車場所へ車両が移動したことを確認してゲートを閉じることができる、または、駐車場所へ車両が移動した後に安全に駐車したことを確認してゲートを閉じることができる、車庫システム、およびゲート開閉制御方法を提供することを目的としている。さらには、車両が指定された許可位置に安全に駐車したことを確認してゲートを閉じることができる、車庫システム、およびゲート開閉制御方法を提供することを目的としている。
記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、予め登録された車両を識別して入口のゲートを開放し、当該車両が駐車場所に移動したことを確認してゲートを閉じる車庫システムであって、契約した車両の自動料金収受システム車載器の車載器IDをデータベースに予め登録する車載器ID登録手段と、ゲートに接近した車両に搭載された自動料金収受システム車載器の車載器IDを読み取る入口側車載器ID読取手段と、入口側車載器ID読取手段により読み取った車載器IDがデータベースに登録された車両の車載器IDであるかどうかを判定する第1の車載器ID判定手段と、第1の車載器ID判定手段によりデータベースに登録された車両の車載器IDであると判定された場合に、ゲートを開放するゲート開放手段と、駐車場所において、自動料金収受システム車載器から車載器IDを読み取る駐車場側車載器ID読取手段と、駐車場側車載器ID読取手段により読み取った車載器IDがデータベースに登録された車両の車載器IDであるかどうかを判定する第2の車載器ID判定手段と、第2の車載器ID判定手段によりデータベースに登録された車両の車載器IDであると判定された場合に、ゲートを閉じるゲート閉鎖手段とを備え。上記構成からなる本発明の車庫システムでは、駐車場入口において車両に搭載されたETC車載器の車載器IDを読み取り、この車載器IDがデータベースに登録された車載器IDであるかどうかを判定する。車載器IDがデータベースに登録され車載器IDであると判定された場合に、入口のゲートを開放する。また、車両の駐車場所において、車両に搭載されたETC車載器から車載器IDを読み取り、再度、この車載器IDがデータベースに登録された車載器IDであるかどうかを判定する。車載器IDがデータベースに登録された車載器IDであると判定された場合に、入口のゲートを閉じる。これにより、駐車場において、ETCによりゲートを自動で開くことができると共に、駐車場所に車両が移動したことを確認してゲートを閉じることができる。
2の車載器ID判定手段により車載器IDがデータベースに登録された車両の車載器IDであると判定された後に、当該車の自動料金収受システム車載器から応答が所定の時間継続してなくなったことを検出する自動料金収受システム車載器無応答検出手段を更に備え、ゲート閉鎖手段は、自動料金収受システム車載器無応答検出手段により自動料金収受システム車載器が所定の時間継続して無応答であると判定された場合に、ゲートを閉じてよい。上記構成からなる本発明の車庫システムでは、車両の駐車場所において、車両に搭載されたETC車載器から車載器IDを読み取る。そして、この車載器IDがデータベースに登録された許可車両の車載器IDであると判定した後に、当該許可車両のETC車載器からの応答が所定の時間継続してなくなったことを検出する。すなわちETC車載器の無応答時間が所定時間継続したことを検出して、入口のゲートを閉じる。これにより、駐車場において、ETCによりゲートを自動で開くことができると共に、駐車場所に車両が移動し、安全に駐車したことを確認してゲートを閉じることができる。
自動料金収受システム車載器は車両のエンジン停止、は車両のキーオフにより通信を停止するように構成されており、自動料金収受システム車載器無応答検出手段は、データベースに登録された車の自動料金収受システム車載器が所定の時間継続して無応答になった場合に、当該車両のエンジン停止、はキーオフが行なわれたと判定し、ゲート閉鎖手段によりゲートを閉じてよい。上記構成からなる本発明の車庫システムでは、ETC車載器は車両のエンジン停止、は車両のキーオフにより通信を停止するように構成されており、ETC車載器が無応答になった場合に、当該車両のエンジン停止、はキーオフが行なわれたと判定する。これにより、駐車場所に車両が安全に駐車したことを確認してゲートを閉じることができる。
車場所は、データベースに登録された車両に対して駐車の許可位置を指定するための複数の枡に区分され、駐車場側車載器ID読取手段は枡ごとに設置されてよい。上記構成からなる本発明の車庫システムでは、駐車場所を複数の枡に区分し、駐車場側車載器ID読取手段を各枡に設置する。これにより、車両が指定された許可位置に駐車していることを判定できる。
車場側車載器ID読取手段により読み取った車載器IDを基に、データベースに登録された車両が指定された許可位置に駐車しているか否かを判定する駐車位置判定手段と、駐車位置判定手段によりデータベースに登録された車両が指定された許可位置に駐車していると判定された場合に、ゲートを閉じるゲート閉鎖手段とを更に備えてよい。上記構成からなる本発明の車庫システムでは、車両の駐車場所において、車両に搭載されたETC車載器から車載器IDを読み取る。そして、読み取った車載器IDを基に、当該車両が指定された駐車場所に駐車しているか否かを判定し、指定された駐車場所に駐車していると判定された場合に、入口のゲートを閉じる。これにより、駐車場において、ETCによりゲートを自動で開くことができると共に、車両が指定された許可位置へ駐車したことを確認してゲートを閉じることができる。
ータベースは、自動料金収受システム車載器の車載器IDと、該車載器IDに関連付けられた使用属性と、使用場所属性とが登録されるIDテーブルを有しており、使用属性として、データベースに登録された車両に対して専用の駐車場所を指定する駐車場所特定車両の属性、他の車両との兼用の駐車場所を指定する兼用駐車場所特定車両の属性、又は駐車場所を特定しない駐車場所非特定車両の属性が設定され、使用場所属性として、駐車の許可位置を指定するための枡の番号、又は符号が設定され、駐車位置判定手段は、IDテーブルを参照して、データベースに登録された車両が指定された許可位置に駐車しているか否かを判定し、駐車位置判定手段によりデータベースに登録された車両が指定された許可位置に駐車してないと判定された場合に、警報信号を生成する警報制御部を更に備えてよい。上記構成からなる本発明の車庫システムでは、データベースのIDテーブルにおいて、車載器IDに関連付けて、使用属性と、使用場所属性とを登録する。そして、このIDテーブルを参照して、車両が指定された許可位置に駐車しているか否かを判定し、車両が指定された許可位置に駐車してない場合は、警報信号を生成する。これにより、車両の種類(例えば、宅配車両や緊急車両)に応じて、駐車の許可位置を指定することができると共に、車両が指定された許可位置に駐車してない場合は、警報信号を出力することができる。
口側車載器ID読取手段、及び駐車場側車載器ID読取手段は、狭域通信アンテナを用いた狭域通信により自動料金収受システム車載器から車載器IDを読み取るように構成されてよい。上記構成からなる本発明の車庫システムでは、狭域通信アンテナを用いた狭域通信により、車両に搭載されたETC車載器と通信を行う。これにより、車両に搭載されたETC車載器の車載器IDを狭域通信により読み取ることができる。このため、ETC車載器を利用した、サービス性の高い車庫システムを実現できる。
発明の第2の形態によると、予め登録された車両を識別して入口のゲートを開放し、当該車両が駐車場所に移動したことを確認してゲートを閉じる車庫システムにおけるゲート開閉制御方法であって、車庫システム内の制御部により、契約した車の自動料金収受システム車載器の車載器IDをデータベースに予め登録する車載器ID登録手順と、ゲートに接近した車両に搭載された自動料金収受システム車載器の車載器IDを読み取る入口側車載器ID読取手順と、入口側車載器ID読取手順において読み取られた車載器IDがデータベースに登録された車両の車載器IDであるかどうかを判定する第1の車載器ID判定手順と、第1の車載器ID判定手順においてデータベースに登録された車両の車載器IDであると判定された場合に、ゲートを開放するゲート開放手順と、駐車場所において、自動料金収受システム車載器から車載器IDを読み取る駐車場側車載器ID読取手順と、駐車場側車載器ID読取手順において読み取られた車載器IDがデータベースに登録された車両の車載器IDであるかどうかを判定する第2の車載器ID判定手順と、第2の車載器ID判定手順においてデータベースに登録された車両の車載器IDであると判定された場合に、ゲートを閉じるゲート閉鎖手順とが行なわれ。上記手順を含む本発明のゲート開閉制御方法では、駐車場入口において車両に搭載されたETC車載器の車載器IDを読み取り、この車載器IDがデータベースに登録された車載器IDであるかどうかを判定する。車載器IDがデータベースに登録され車載器IDであると判定された場合に、入口のゲートを開放する。また、車両の駐車場所において、車両に搭載されたETC車載器から車載器IDを読み取り、再度、この車載器IDがデータベースに登録された車載器IDであるかどうかを判定する。車載器IDがデータベースに登録された車載器IDであると判定された場合に、入口のゲートを閉じる。これにより、駐車場において、ETCによりゲートを自動で開くことができると共に、駐車場所に車両が移動したことを確認してゲートを閉じることができる。
本発明の車庫システムによれば、入口側と駐車場所側とにETC車載器の車載器ID読取手段を設けたので、これにより、ETC車載器によりゲートを自動で開くことができると共に、駐車場所へ車両が移動したことを確認してゲートを閉じることができる。さらには、車両が駐車場所に移動し、安全に駐車したことを確認してゲートを閉じることができる。
また、駐車場内の各枡ごとに駐車場側車載器ID読取手段を設けることにより、車両が指定された許可位置に安全に駐車したことを確認してゲートを閉じることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。なお。本明細書において使用される用語において、「駐車場所」とは、駐車場内において車両(道路を走行する自動車)が安全に駐車することができる駐車領域を意味する。また、「駐車」とは車両が継続的に停止すること、または、運転者が、車両を離れてすぐには運転できない状態にあることを意味する。例えば、車両のエンジン停止や、キーオフした状態を意味する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる車庫システムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、本発明の車庫システムは、車庫制御装置1を中心にして、入口101側に設備された機器と、駐車場所102に設備された機器とで構成される。
入口101側には、車両2に搭載されたETC車載器3とDSRC通信を行うための狭域通信アンテナ(1)51が設備される。この狭域通信アンテナ(1)51は入口の照明ポール等に設備される。
車両2はゲート4の前(位置A)で一旦停止し、狭域通信アンテナ(1)51を使用した狭域通信により、ETC車載器3と車庫制御装置1との間で通信が行なわれる。この狭域通信により、車庫制御装置1はETC車載器3から車載器IDを読み取る。
また、入口101側には、ゲート4を開閉するための門駆動メカ61が設備されている。この門駆動メカ61は、アクチュエータ(モータや油圧機構等)と、このアクチュエータにより駆動されるゲート開閉機構とで構成されている。
駐車場所102には、車両2のETC車載器3とDSRC通信を行うための狭域通信アンテナ(2)41が設備されている。この狭域通信アンテナ(2)41は照明ポール等に設備される。駐車場所102およびその近辺においては、車両2に搭載されたETC車載器3と車庫制御装置1とが、狭域通信アンテナ(2)41を使用した狭域通信を行なう。この狭域通信により、車庫制御装置1はETC車載器3から車載器IDを読み取る。
図1に示す例では、駐車場所102に狭域通信アンテナ(2)41が1つのみ示されているが、駐車場所102の広さに応じて、複数の狭域通信アンテナを設置することもできる。
なお、狭域通信アンテナ(1)51および狭域通信アンテナ(2)41は、車両2のETC車載器3との間でマイクロ波による通信を行うためのマイクロ波発生部等を備えている。また、狭域通信アンテナ(1)51および狭域通信アンテナ(2)41は、ETC車載器3との間の通信信号を車庫制御装置1に伝送するためのインタフェース部を備えている。これらの狭域通信アンテナ(1)および(2)は常時、車両2のETC車載器3と通信を行うべく、ETC車載器3からの信号を常時検出している。
また、車両2に搭載されたETC車載器3は、狭域通信アンテナ(1)51および狭域通信アンテナ(2)41を介して、車庫制御装置1と通信を行うように構成されると共に、車両2におけるエンジンストップやキーオフにより動作が停止するように構成されている。
図2は、車庫制御装置1の構成例を示す図である。
図2において、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含み、車庫制御装置1内の各処理部を統括して制御することにより、車庫システムの機能を実現するための処理部である。
制御部11内の通信制御部12は、入口側車載器ID読取部13と駐車場側車載器ID読取部14とで構成されている。
入口側車載器ID読取部13は、狭域通信アンテナ(1)51を介して、車両2(入口101側の位置Aの車両)のETC車載器3と狭域通信を行い、ETC車載器3から車載器IDを読み取るための処理部である。
駐車場側車載器ID読取部14は、狭域通信アンテナ(2)41を介して、車両2(駐車場所102側の位置Bの車両)のETC車載器3と狭域通信を行い、ETC車載器3から車載器IDを読み取るための処理部である。
車載器ID登録部15は、この車庫システムを利用する車両である許可車両を識別するための車載器IDをデータベース31のIDテーブル32に登録するための処理部である。このIDテーブル32は、図3に示すように車載器IDを登録したテーブルである。このIDテーブル32には、この車庫システムと契約した車両、すなわち許可車両の車載器IDが登録されている。
入口側車載器ID判定部16は、データベース31中のIDテーブル32を参照し、入口側車載器ID読取部13により読み取った車両2の車載器IDがIDテーブル32に登録された車載器IDであるかどうかを判定するための処理部である。この入口側車載器ID判定部16により、車両2の車載器IDがIDテーブル32に登録された車載器IDと判定された場合に、当該車両に対してゲート4が開放される。
駐車場側車載器ID判定部17は、駐車場側車載器ID読取部14で読み取った車載器IDがIDテーブル32に登録された車載器IDであるかどうかを判定するため処理部である。
ETC車載器無応答検出部18は、狭域通信アンテナ(2)41と車両2のETC車載器3との通信において、当該車両のETC車載器3から応答が所定の時間継続してなくなったことを検出する処理を行なう。このETC車載器無応答検出部18によりETC車載器が3無応答であると判定された場合に、入口のゲート4が閉じられる。
なお、車両2おいてはエンジンストップやキーオフによりETC車載器3の動作が停止するように構成されており、ETC車載器無応答検出部18はETC車載器3が所定の時間、継続して無応答になったことを検出し、車両2が安全に駐車したと判定する。
門駆動機構制御部21は、入口側車載器ID判定部16において車載器IDがデータベース31のIDテーブル32に登録された車載器IDであると判定された場合に、門駆動メカ61にゲート開放の指令信号を送信し、ゲート4を開放するための制御部である。また、門駆動機構制御部21は、ETC車載器無応答検出部18において車両2のETC車載器3から応答が所定の時間継続してなくなったことを検出した場合に、門駆動メカ61にゲート閉鎖の指令信号を送信し、ゲート4を閉鎖する制御を行なう。
警報制御部22は、駐車場側車載器ID判定部16において、狭域通信アンテナ(2)41により読み取った車載器IDがIDテーブル32に登録されたものでないと判定された場合に、警報信号を生成するための処理部である。
また、警報制御部22により警報信号が生成された場合には、音響警報器23により警報音を発生すると共に、警報通信部24により、この車庫システムに関係する外部装置に警報信号を送信する。
上記構成により、ETC車載器を利用してゲートの開放を行なうことができると共に、車両が駐車場所に移動し、安全に駐車したことを確認してゲートを閉じることができる。
なお、前述の車載器ID登録手段は、車載器ID登録部15が相当し、前述の入口側車載器ID読取手段は、入口側車載器ID読取部13および狭域通信アンテナ(1)51が相当する。また、前述の第1の車載器ID判定手段は入口側車載器ID判定部16が相当し、第2の車載器ID判定手段は、駐車場側車載器ID判定部17が相当する。また、前述のゲート開放手段とゲート閉鎖手段は、門駆動機構制御部21および門駆動メカ61が相当する。また、前述の駐車場側車載器ID読取手段は、駐車場側車載器ID読取部14と狭域通信アンテナ(2)41が相当し、前述のETC車載器無応答検出手段はETC車載器無応答検出部18が相当する。
また、図4は、本発明の車庫システムにおける処理の流れを示す図であり、図1および図2に示した車庫システムにおける処理の流れをフローチャートで示したものである。以下、図4を参照して、その処理の流れについて説明する。
車庫制御装置1は、入口101に設置された狭域通信アンテナ(1)51により、車両2に搭載されたETC車載器3との通信を行うべくDSRCによる通信を常時試行している(ステップS1)。
そして、ETC車載器3を搭載した車両2が入口101に接近し、当該車両2との通信が開始されると、ETC車載器3から車載器IDを受信する。そして、この車載器IDがデータベース31のIDテーブル32に登録された車両、すなわち許可車両であるかどうかを判定する。許可車両である場合は、門駆動機構制御部21により、門駆動メカ61に対して門開駆動の制御指令を出力し、ゲート4を開く(ステップS2)。車両2はゲート4を通過する。
その後、狭域通信アンテナ(1)51から狭域通信アンテナ(2)41へ通信を切り替え(ステップS3)、狭域通信アンテナ(2)41により車両2のETC車載器3と通信を行う(ステップS4)。
そして、再度、狭域通信アンテナ(2)41によりETC車載器3から車載器IDを受信し、この車載器IDがデータベース31のIDテーブル32に登録された許可車両であるかどうかを判定する(ステップS5)。許可車両でない場合は、警報を鳴らし(ステップS6)、許可車両である場合は、狭域通信アンテナ(2)41によりETC車載器3との通信を継続する(ステップS7)。
そして、狭域通信アンテナ(2)41とETC車載器3と間の通信において、ETC車載器3の無応答、すなわちETC車載器3からの信号が途絶えた時間が所定時間継続した場合に、車両のエンジンストップと判定する(ステップS8)。そして、車両のエンジンストップと判定した場合は、門駆動機構制御部21により、門駆動メカ61に対して門閉駆動の制御指令を出力し、ゲート4を閉じる(ステップS9)。
上記処理手順により、予め登録された許可車両に対するゲートの開放と、許可車両が駐車場所に駐車したこと、すなわち車両が安全に停止したことを確認してゲートを閉じることができる。
なお、上述した第1の実施の形態では、車庫制御装置1内のETC車載器無応答検出部18が、ETC車載器3の無応答を検出することにより、車両2がエンジンストップやキーオフにより安全に駐車したと判定する例について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、車両2のステータス信号(例えば、サイドブレーキのロック信号や、レバーがパーキング位置にあることを示す信号)をETC車載器3から車庫制御装置1に送信することにより、車両2が安全に駐車したと判定する構成とすることもできる。
また、駐車場所102側の狭域通信アンテナ(2)41に代えて、車両検出用のセンサ(例えば、光電センサ)を使用して、車両2の駐車を検出することもできる。この場合、駐車場所102側において車両2の車載器IDを検出できなくなるが、入口101側において車載器IDが既に確認されており、駐車した車両2が許可車両であるものとして検出する。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係わる車庫システムの全体構成を示す図である。
図5に示す車庫システムが、図1に示す車庫システムと構成上異なるのは、駐車場所102が車両2の駐車位置ごとに複数の枡(図5の例では、01〜07)により区分されており、各枡に狭域通信アンテナ(2)41〜47が設備されている点である。また、車庫制御装置1Aの内部構成が、図1に示す車庫制御装置1と一部異なる点である。他の構成は図1に示す車庫システムと同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付している。
なお、第2の実施の形態の車庫システムと、前述した第1の実施の形態の車庫システムとは共通の部分が多いため、以下の第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態でなされた説明と、説明が重複することがある。
図5に示すように、本発明の車庫システムは、車庫制御装置1Aを中心にして、入口101側に設備された機器と、駐車場所102に設備された機器とで構成される。
入口101側には、車両2に搭載されたETC車載器3とDSRC通信を行うための狭域通信アンテナ(1)51が設備される。この狭域通信アンテナ(1)51は入口の照明ポール等に設備される。
車両2はゲート4の前(位置A)で一旦停止し、狭域通信アンテナ(1)を使用した狭域通信により、ETC車載器3と車庫制御装置1Aとの間で通信が行なわれる。この狭域通信により、車庫制御装置1AはETC車載器3から車載器IDを読み取る。
また、入口101側には、ゲート4を開閉するための門駆動メカ61が設備されている。この門駆動メカ61はアクチュエータ(モータや油圧機構等)と、このアクチュエータにより駆動されるゲート開閉機構とで構成されている。
駐車場所102は車両2の駐車位置ごとに複数の枡により区分されており、各枡には枡番号(01〜07)が付与されている。そして、各枡に対応して、車両2のETC車載器3とDSRC通信を行うための狭域通信アンテナ(2)41〜47が設備されている。この狭域通信アンテナ(2)41〜47は照明ポール等に設備される。駐車場所102およびその近辺においては、車両2に搭載されたETC車載器3と車庫制御装置1Aとが、狭域通信アンテナ(2)41〜47を使用した狭域通信を行なう。この狭域通信により、車庫制御装置1AはETC車載器3から車載器IDを読み取る。
なお、狭域通信アンテナ(1)51および狭域通信アンテナ(2)41〜47は、車両2のETC車載器3との間でマイクロ波による通信を行うためのマイクロ波発生部等を備えている。また、狭域通信アンテナ(1)51および狭域通信アンテナ(2)41〜47は、ETC車載器3との間の通信信号を車庫制御装置1Aに伝送するためのインタフェース部を備えている。これらの狭域通信アンテナ(1)および(2)は常時、車両2のETC車載器3と通信を行うべく、ETC車載器3からの信号を常時検出している。
また、ETC車載器3は、狭域通信アンテナ(1)51および狭域通信アンテナ(2)41〜47を介して、車庫制御装置1Aと通信を行うように構成されると共に、車両2におけるエンジンストップやキーオフにより動作が停止するように構成されている。
図6は、車庫制御装置1Aの構成例を示す図である。図6に示す車庫制御装置1Aが、図2に示す車庫制御装置1と構成上異なるのは、制御部11A中に駐車位置判定部19が新たに追加された点であり、また、IDテーブル32Aへの登録内容が一部異なる点である。他の構成は図2に示す車庫制御装置1と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付している。
なお、図2においては、駐車場側の狭域通信アンテナ(2)は1つであるが、図6においては、各枡ごとに狭域通信アンテナ(2)41〜47が設けられている。
図6において、制御部11Aは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含み、車庫制御装置1A内の各処理部を統括して制御することにより、車庫システムの機能を実現するための処理部である。
制御部11A内の通信制御部12は、入口側車載器ID読取部13と駐車場側車載器ID読取部14とで構成されている。
入口側車載器ID読取部13は、狭域通信アンテナ(1)51を介して、車両2(入口101側の位置Aの車両)のETC車載器3と狭域通信を行い、ETC車載器3から車載器IDを読み取るための処理部である。
駐車場側車載器ID読取部14は、狭域通信アンテナ(2)41〜47を介して、車両2(駐車場所102側の位置Bの車両)のETC車載器3と狭域通信を行い、ETC車載器3から車載器IDを読み取るための処理部である。
車載器ID登録部15は、この車庫システムを利用する車両である許可車両を識別するための車載器IDをデータベース31のIDテーブル32Aに登録するための処理部である。この登録の際に、車載器IDと、これに関連付けされた属性も同時に登録される。この属性には、使用属性として、専用的に使用場所が特定された車両か、他の車両と共有的な兼用場所使用をする車両か、宅配車両や緊急車両のような使用場所を特定しない車両か、の使用属性が設定される。また、使用場所属性として、具体的な駐車場所、すなわち許可位置が枡番号や符号で設定される(IDテーブルの詳細については後述する)。
入口側車載器ID判定部16は、データベース31中のIDテーブル32Aを参照し、入口側車載器ID読取部13により読み取った車両2の車載器IDがIDテーブル32Aに登録された車載器IDであるかどうかを判定するための処理部である。また、この入口側車載器ID判定部16は、入口の狭域通信アンテナ(1)51により、ETC車載器3に対して具体的な駐車場所である許可位置を枡番号等で通知する処理も行なう。この入口側車載器ID判定部16により、車両2の車載器IDがIDテーブル32に登録された車載器IDと判定された場合に、当該車両に対してゲート4が開放される。
駐車場側車載器ID判定部17は、駐車場側車載器ID読取部14で読み取った車載器IDがIDテーブル32Aに登録された車載器IDであるかどうかを判定するための処理部である。
ETC車載器無応答検出部18は、駐車位置判定部19により車両が指定された許可位置に位置していると判定された後に、当該車両のETC車載器3から応答が所定の時間、継続してなくなったことを検出する処理を行なう。このETC車載器無応答検出部18によりETC車載器3が所定の時間継続して無応答であると判定された場合に、入口のゲート4が閉じられる。
駐車位置判定部19は、駐車場側車載器ID読取部14により読み取られた車載器IDを基に、データベース31のIDテーブル32Aを参照し、当該車両が指定された許可位置に駐車しているか否かを判定するための処理部である。この判定は、例えば、狭域通信アンテナ(2)41〜47におけるETC車載器3からの受信レベルを検出することにより判定することができる。なお、前述の駐車位置判定手段は、この駐車位置判定部19が相当する。
なお、車両2おいてはエンジンストップやキーオフによりETC車載器3の動作が停止するように構成されており、ETC車載器無応答検出部18はETC車載器3が無応答になったことを検出し、車両2が安全に駐車したと判定する。
門駆動機構制御部21は、入口側車載器ID判定部16において車載器IDがデータベース31のIDテーブル32Aに登録された車載器IDであると判定された場合に、門駆動メカ61にゲート開放の指令信号を送信し、ゲート4を開放するための制御部である。また、門駆動機構制御部21は、ETC車載器無応答検出部18において車両2のETC車載器3から応答が所定の時間継続してなくなったことが検出された場合に、門駆動メカ61にゲート閉鎖の指令信号を送信し、ゲート4を閉鎖する制御を行なう。
警報制御部22は、駐車場側車載器ID判定部17において、狭域通信アンテナ(2)41により読み取った車載器IDがIDテーブル32Aに登録されたものでないと判定された場合に、警報信号を生成するための処理部である。また、警報制御部22は、駐車位置判定部19において、車両が指定された許可位置に駐車していないと判定された場合に、警報信号を生成する処理も行なう。
また、警報制御部22により警報信号が生成された場合には、音響警報器23により警報音を発生すると共に、警報通信部24により、この車庫システムに関係する外部装置に警報信号を送信する。
また、データベース31には、IDテーブル32Aが記憶されている。このIDテーブルの例を図7に示す。
図7(A)に示すIDテーブルは、この車庫システムに登録された車両のETC車載器の車載器IDがインデックスとして記録される。そして、車載器IDに関連付けて、その使用属性と、使用場所属性とが記録されている。
この使用属性には、当該車載器IDの車両に対して専用の駐車場所を指定する属性「A:駐車場所特定(専用)」、当該車載器IDの車両に対して兼用の駐車場所を指定する属性「B:駐車場所特定(兼用)」、当該車載器IDの車両に対して駐車場所を特定しない属性「N:駐車場所特定せず」がある。
例えば、宅配車両や緊急車両等については、使用属性として「N:駐車場所特定せず」が設定される。また、使用場所属性は、車両の駐車場所を許可位置として指定する属性であり、この許可位置として、例えば、図7(B)に示す駐車場所の枡番号(01〜09)が指定される。
例えば、図7(A)において、車載器IDが「LA3JSKF43LAJIOA」については、使用属性が「A」に設定され、使用場所属性が「01」に指定されている、すなわち、当該車両は、枡番号01の駐車場所を専用に使用することが指定されている。
また、車載器IDが「PMNDRWD7G2J6G0K」については、使用属性が「B」に設定され、使用場所属性が「03、04、05」に指定されている、すなわち、当該車両は、枡番号03、04、05の駐車場所を兼用で使用することが指定されている。
また、車載器IDが「93M7B5DJOEYBSSH」については、使用属性が「N」に設定され、使用場所属性が「−」に指定されている、すなわち、当該車両は、この車庫に一時駐車する車両であり、空いている駐車位置のいずれを使用してもよいことが指定されている。
このようなIDテーブル32Aへの登録内容により、このIDテーブル32Aは以下のようにして使用される。
最初に、入口で車載器IDを読み取り、使用許可車両かどうかを判定する。すなわち、入場しようとする車両の車載器IDをIDテーブル32Aに登録された車載器IDと順に照合する。
当該車両の車載器IDがIDテーブル32Aに登録されている場合は、続いて、当該車両の使用許可形態を得る。使用を許可された車両の使用属性として、専用的に使用場所が特定された車両(使用属性A)か、他の車両と共有的な兼用場所使用をする車両(使用属性B)か、使用場所を特定しない車両(使用属性N)かを判別する。
それから、当該許可車両の駐車可能な許可位置を得る。すなわち、専用的に使用場所が特定された車両、および他の車両と共有的な兼用場所を使用する車両に対し、具体的な駐車場所を枡の番号で与える。
上記構成により、ETC車載器を利用してゲートの開放を行なうことができると共に、駐車場内において車両が指定された許可位置へ移動し、安全に駐車したことを確認してゲートを閉じることができる。
また、図8は、本発明の第2の実施の形態に係わる車庫システムにおける処理の流れを示す図であり、上述した車庫システムにおける処理の流れをフローチャートで示したものである。
なお、図8に示すフローチャートが、図4に示す第1の実施の形態におけるフローチャートと異なる点は、図4に示すフローチャートにステップS7AとステップS7BとステップS7Cとを新たに追加した点である。他のステップは図4に示すフローチャートと同様である。このため、同一の処理内容のステップには同一の符号を付している。
以下、図8を参照して、その処理の流れについて説明する。
車庫制御装置1Aは、入口101に設置された狭域通信アンテナ(1)により、車両2に搭載されたETC車載器3との通信を行うべくDSRCによる通信を常時試行している(ステップS1)。
そして、ETC車載器3を搭載した車両2が入口101に接近し、当該車両2との通信が開始されると、ETC車載器3から車載器IDを受信する。そして、この車載器IDがデータベース31のIDテーブル32Aに登録された車両、すなわち許可車両であるかどうかを判定する。許可車両である場合は、門駆動機構制御部21により、門駆動メカ61に対して門開駆動の制御指令を出力し、ゲート4を開く(ステップS2)。車両2はゲート4を通過する。
その後、狭域通信アンテナ(1)51から狭域通信アンテナ(2)41〜47へ通信を切り替え(ステップS3)、狭域通信アンテナ(2)41〜47により車両2のETC車載器3と通信を行う(ステップS4)。
そして、再度、狭域通信アンテナ(2)41〜47よりETC車載器3から車載器IDを受信し、この車載器IDがIDテーブル32Aに登録された許可車両であるかどうかを判定する(ステップS5)。許可車両でない場合は、警報を鳴らし(ステップS6)、許可車両である場合は、狭域通信アンテナ(2)41〜47によりETC車載器3との通信を継続する(ステップS7)。
そして、車両2が駐車場所に移動した場合に、当該車両2が許可位置に移動したかどうかを判定する(ステップS7A)。この判定は、例えば、狭域通信アンテナ(2)41〜47におけるETC車載器3からの受信レベルを検出することにより判定できる。そして、車両2の位置が許可位置でない場合は警報を鳴らし(ステップS7B)、車両2が許可位置に位置している場合は、狭域通信アンテナ(2)によりETC車載器3との通信を継続する(ステップS7C)。
そして、ETC車載器3との通信において、ETC車載器3の無応答(信号が途絶えた)時間が所定時間継続した場合に、車両のエンジンストップと判定し(ステップS8)、門駆動機構制御部21により、門駆動メカ61に対して門閉駆動の制御指令を出力し、ゲート4を閉じる(ステップS9)。
上記処理手順により、予め登録された車両に対してETC車載器を利用してゲートを開くことができ、また、車両が指定された許可位置に駐車したこと、すなわち車両が安全に停止したことを確認してゲートを閉じることができる。
なお、上述した本発明の実施の形態では、車庫制御装置1A内のETC車載器無応答検出部18が、ETC車載器3の無応答を検出することにより車両2がエンジンストップやキーオフにより停止したと判定する例について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、車両2のステータス信号(例えば、サイドブレーキのロック信号や、レバーがパーキング位置にあることを示す信号)をETC車載器3から車庫制御装置1Aに送信することにより、車両2が駐車したと判定する構成とすることもできる。
また、狭域通信アンテナ(2)41〜47に代えて、車両検出用のセンサ(例えば、光電センサ)を使用して、車両2の駐車を検出することもできる。この場合、駐車場所102側において車両2の車載器IDを検出できなくなるが、入口101側において車載器IDが既に確認されており、駐車した車両2が正しい許可位置に停止しているものとして検出する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の車庫システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の第1の実施の形態に係わる車庫システムの全体構成を示す図である。 第1の実施の形態における車庫制御装置の構成例を示す図である。 IDテーブルの例を示す図である。 第1の実施の形態に係わる車庫システムの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係わる車庫システムの全体構成を示す図である。 第2実施の形態における車庫制御装置の構成例を示す図である。 使用属性が付与されたIDテーブルの例を示す図である。 第2の実施の形態に係わる車庫システムの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1、1A・・・車庫制御装置、2・・・車両、3・・・ETC車載器、4・・・ゲート、11、11A・・・制御部、12・・・通信制御部、13・・・入口側車載器ID読取部、14・・・駐車場側車載器ID読取部、15・・・車載器ID登録部、16・・・入口側車載器ID判定部、17・・・駐車場側車載器ID判定部、18・・・ETC車載器無応答検出部、19・・・駐車位置判定部、21・・・門駆動機構制御部、22・・・警報制御部、23・・・音響警報器、24・・・警報通信部、31・・・データベース、32、32A・・・IDテーブル、41〜47・・・狭域通信アンテナ(2)、51・・・狭域通信アンテナ(1)、61・・・門駆動メカ

Claims (8)

  1. 予め登録された車両を識別して入口のゲートを開放し、当該車両が駐車場所に移動したことを確認して前記ゲートを閉じる車庫システムであって
    約した車両の自動料金収受システム車載器の車載器IDをデータベースに予め登録する車載器ID登録手段と、
    前記ゲートに接近した車両に搭載された前記自動料金収受システム車載器の車載器IDを読み取る入口側車載器ID読取手段と、
    前記入口側車載器ID読取手段により読み取った車載器IDが前記データベースに登録された車両の車載器IDであるかどうかを判定する第1の車載器ID判定手段と、
    前記第1の車載器ID判定手段により前記データベースに登録された車両の車載器IDであると判定された場合に、前記ゲートを開放するゲート開放手段と、
    記駐車場所において、前記自動料金収受システム車載器から車載器IDを読み取る駐車場側車載器ID読取手段と、
    前記駐車場側車載器ID読取手段により読み取った車載器IDが前記データベースに登録された車両の車載器IDであるかどうかを判定する第2の車載器ID判定手段と、
    前記第2の車載器ID判定手段により前記データベースに登録された車両の車載器IDであると判定された場合に、前記ゲートを閉じるゲート閉鎖手段
    備える車庫システム。
  2. 前記第2の車載器ID判定手段により車載器IDが前記データベースに登録された車両の車載器IDであると判定された後に、当該車両の前記自動料金収受システム車載器から応答が所定の時間継続してなくなったことを検出する自動料金収受システム車載器無応答検出手段
    を更に備え、
    前記ゲート閉鎖手段は、前記自動料金収受システム車載器無応答検出手段により前記自動料金収受システム車載器が所定の時間継続して無応答であると判定された場合に、前記ゲートを閉じ
    求項1に記載の車庫システム。
  3. 前記自動料金収受システム車載器は車両のエンジン停止、は車両のキーオフにより通信を停止するように構成されており、
    前記自動料金収受システム車載器無応答検出手段は、前記データベースに登録された車両の前記自動料金収受システム車載器が所定の時間継続して無応答になった場合に、当該車両のエンジン停止、はキーオフが行なわれたと判定し、前記ゲート閉鎖手段により前記ゲートを閉じ
    求項2に記載の車庫システム。
  4. 前記駐車場所は、前記データベースに登録された車両に対して駐車の許可位置を指定するための複数の枡に区分され、前記駐車場側車載器ID読取手段は前記枡ごとに設置され
    求項1から3のいずれか一項に記載の車庫システム。
  5. 前記駐車場側車載器ID読取手段により読み取った車載器IDを基に、前記データベースに登録された車両が指定された許可位置に駐車しているか否かを判定する駐車位置判定手段と、
    前記駐車位置判定手段により前記データベースに登録された車両が指定された許可位置に駐車していると判定された場合に、前記ゲートを閉じるゲート閉鎖手段
    を更に備える請求項4に記載の車庫システム。
  6. 前記データベースは、前記自動料金収受システム車載器の車載器IDと、該車載器IDに関連付けられた使用属性と、使用場所属性とが登録されるIDテーブルを有しており、前記使用属性として、前記データベースに登録された車両に対して専用の駐車場所を指定する駐車場所特定車両の属性、他の車両との兼用の駐車場所を指定する兼用駐車場所特定車両の属性、又は駐車場所を特定しない駐車場所非特定車両の属性が設定され、前記使用場所属性として、駐車の許可位置を指定するための前記枡の番号、又は符号が設定され、
    前記駐車位置判定手段は、前記IDテーブルを参照して、前記データベースに登録された車両が指定された許可位置に駐車しているか否かを判定
    前記駐車位置判定手段により前記データベースに登録された車両が指定された許可位置に駐車してないと判定された場合に、警報信号を生成する警報制御
    を更に備える請求項5に記載の車庫システム。
  7. 前記入口側車載器ID読取手段、及前記駐車場側車載器ID読取手段は、狭域通信アンテナを用いた狭域通信により前記自動料金収受システム車載器から車載器IDを読み取るように構成され
    求項1から6のいずれか一項に記載の車庫システム。
  8. 予め登録された車両を識別して入口のゲートを開放し、当該車両が駐車場所に移動したことを確認して前記ゲートを閉じる車庫システムにおけるゲート開閉制御方法であって、
    前記車庫システム内の制御部により
    約した車両の自動料金収受システム車載器の車載器IDをデータベースに予め登録する車載器ID登録手順と、
    前記ゲートに接近した車両に搭載された前記自動料金収受システム車載器の車載器IDを読み取る入口側車載器ID読取手順と、
    前記入口側車載器ID読取手順において読み取られた車載器IDが前記データベースに登録された車両の車載器IDであるかどうかを判定する第1の車載器ID判定手順と、
    前記第1の車載器ID判定手順において前記データベースに登録された車両の車載器IDであると判定された場合に、前記ゲートを開放するゲート開放手順と、
    記駐車場所において、前記自動料金収受システム車載器から車載器IDを読み取る前記駐車場側車載器ID読取手順と、
    前記駐車場側車載器ID読取手順において読み取られた車載器IDが前記データベースに登録された車両の車載器IDであるかどうかを判定する第2の車載器ID判定手順と、
    前記第2の車載器ID判定手順において前記データベースに登録された車両の車載器IDであると判定された場合に、前記ゲートを閉じるゲート閉鎖手順
    行なわれる車庫システムにおけるゲート開閉制御方法。
JP2008089657A 2008-03-31 2008-03-31 車庫システム、および該車庫システムにおけるゲート開閉制御方法 Active JP5173530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008089657A JP5173530B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 車庫システム、および該車庫システムにおけるゲート開閉制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008089657A JP5173530B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 車庫システム、および該車庫システムにおけるゲート開閉制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009245077A JP2009245077A (ja) 2009-10-22
JP5173530B2 true JP5173530B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=41306902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008089657A Active JP5173530B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 車庫システム、および該車庫システムにおけるゲート開閉制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5173530B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5129635B2 (ja) * 2008-03-31 2013-01-30 三菱重工業株式会社 車庫システム、および車両測位方法
JP5417217B2 (ja) * 2010-02-24 2014-02-12 株式会社東芝 駐車車両管理システム
JP6017778B2 (ja) * 2011-12-01 2016-11-02 フタバ産業株式会社 特定行為作動許可システム及び認証媒体
KR101630169B1 (ko) * 2015-09-18 2016-06-14 (주)중외정보기술 비콘 기반 출입 통제 서비스 제공 시스템 및 방법

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000149194A (ja) * 1998-11-12 2000-05-30 Toshiba Corp 駐車管理システム
JP2003256892A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Pioneer Electronic Corp 駐車料金精算システムおよび方法
JP2004199604A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 駐車場システム
JP3831349B2 (ja) * 2003-02-25 2006-10-11 博文 森本 駐車システム
JP2005018387A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Toyota Motor Corp ゲート制御装置、管理方法
JP2005339409A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Toyoko Create:Kk 立体駐車場管理システムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009245077A (ja) 2009-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6690293B2 (en) Gate apparatus, on-board unit, setup method of the on-board unit, toll collecting method and judging method of the entrance and exit
JP3163936B2 (ja) 料金収受装置
CN101809636A (zh) 交通信息处理系统、统计处理装置、交通信息处理方法和交通信息处理程序
JP5173530B2 (ja) 車庫システム、および該車庫システムにおけるゲート開閉制御方法
JP5129635B2 (ja) 車庫システム、および車両測位方法
WO2012088559A1 (en) Method and system for triggering commercial vehicle inspection
KR20060116305A (ko) 무선주파수 카드 및 초음파 센서를 이용한 주차 관리시스템
JPH11505945A (ja) 設立物における遠隔通信のための車両搭載型装置及びシステム
JP2007025889A (ja) 駐車管理システム
JP3472819B2 (ja) 自動走行車両の専用道路進入・退出制御システム
EP3657463B1 (en) Vehicle travel control method and vehicle travel control device
CN108257407A (zh) 一种车辆停放导航及导航信息的处理方法、装置
KR100394278B1 (ko) 주차관리 시스템
JPH01259484A (ja) 有料道路の料金自動支払いシステム
JP2016173860A (ja) 車両誘導システム
JP5467437B2 (ja) 駐車場管制システム
JP4066873B2 (ja) 自動料金収受システムの料金所端末装置、etc車載機、退場可否判定方法
JP2005216322A (ja) 車両案内システムおよび車載機
JP5769141B2 (ja) 車両誘導システム
AU2007264478A1 (en) In-vehicle device
JP2004145717A (ja) 駐車場管理システム
KR101909901B1 (ko) 전자식 요금 징수 장치 및 그 제어 방법
JP2006079580A (ja) 車両誘導システム
JPH08287308A (ja) 有料道路料金収受装置
JP3176791B2 (ja) 契約車両の料金自動徴収システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20121023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5173530

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350