JP3830863B2 - 残存型枠の枠組における接続方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート製の擁壁,砂防ダム,橋脚等の構造物を施工する際に、型枠として使用するコンクリート製パネルである残存型枠の枠組における接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンクリート製の構造物、例えば擁壁,砂防ダム,橋脚等を施工する場合に、その施工の容易さ、仕上の良さ及び環境との調和等から、コンクリート製パネルの残存型枠が使用されている。この残存型枠は、型枠として枠組し、打設した生コンクリートが固化した後にコンクリートの表面に固着しそのまま残存するものであって、型枠から外す必要もなく、コンクリート構造物が施工できるものである。そしてコンクリート構造物の裏側あるいは埋め戻しをする箇所に使用される残存型枠においては、その表面に化粧を施す必要がなく、又裏面から突出する型鋼やワイヤー等もないのが一般的である。このような残存型枠は、打設コンクリートとの食い付きを良くするために、多数の貫通穴あるいは裏面側に穴溝等を形成させたものである。この手の残存型枠を枠組する際には、特開2000−104266号のように貫通穴を利用した段積用連結具によって残存型枠を接続する方法が行われている。この方法につき説明すると、つまり、貫通穴を多数有したコンクリート系でプレート状の型枠部材と、貫通穴に対応する穴を四隅に穿設させ更に中央部が凸状に湾曲され且つ少なくともその凸状部分の周面に穴部を複数穿設した板状の押えプレートと、貫通穴に対応するネジ穴が4箇所或いは中央にもネジ穴が設けられた板状の平プレートと、ボルトとから成る段積用連結具を用意しておき、先ず始めに、予め設置した型枠部材の上部の外側に平プレートを配置すると共に型枠部材の内側に押えプレートを配置させ、且つ押えプレートをセパレーターなどの端部で支持すると共に型枠部材の内側からボルトを挿入しネジ穴に螺合させて押えプレートと平プレートの下部で型枠部材を挟持し、その後、型枠部材の上で且つ押えプレートと平プレートの間に新たな型枠部材を載置すると共に該型枠部材の内側からボルトを挿入しネジ穴に螺合させて押えプレートと平プレートの上部で新たな型枠部材を挟持して固定する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の残存形枠の接続方法では、押えプレートと平プレートとの四隅に取付けた4本のボルトが必要となり、又、このボルトを締付ける作業もしなければならない。従って、連結具の部品点数が多く連結具がコスト高となると共に、作業性の面でも時間を要し、作業効率の妨げとなる問題点を有していた。
【0004】
本発明は、残存型枠の段積の際に、残存型枠の四隅に形成した面取り部あるいは周辺に形成した切り欠溝部等が集って生じる隙間穴に着目し、この隙間穴を利用して段積した残存型枠を2枚の挟持板と1本のネジ棒で接続固定でき、接続が簡単で作業性がよく、且つ安価に行える残存型枠の枠組における接続方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明は成されたものであり、つまり、予め、中央に各ネジ穴(1a),(2a)を有する表用挟持板(1)及び裏用挟持板(2)とから成る2枚と、前記ネジ穴(1a),(2a)に螺合可能なネジ棒(3)とを用意し、コンクリート系で四角なプレート状の残存型枠(4)を段積する際に、該残存型枠(4)の四隅に形成した面取り部(4a)あるいは周辺に形成した切り欠溝部( 4b )が集って生じる隙間穴(4c)に前記ネジ棒(3)を挿通し、該ネジ棒(3)に、前記残存型枠(4)の表側に配置した前記表用挟持板(1)の前記ネジ穴(1a)と裏側に配置した前記裏用挟持板(2)の前記ネジ穴(2a)とを螺合させ、そして前記裏用挟持板(2)が、円形でその中央部を湾曲に盛り上げて湾曲部( 2b )に形成され、且つ該湾曲部( 2b )の周面に穴部 (2c) を複数穿設させたものであり、前記裏用挟持板(2)を前記ネジ棒(3)に螺合した状態で、前記穴部 (2c) に棒状の締付具 ( ) を挿入し、前記裏用挟持板(2)を回して締付け、隣接する前記残存型枠(4)同士を前記表用挟持板(1)と前記裏用挟持板(2)とで挟持し接続固定する接続方法である。
【0006】
更に、予め、中央に各ネジ穴(1a),(2a)を有する表用挟持板(1)及び裏用挟持板(2)とから成る2枚と、前記ネジ穴(1a),(2a)に螺合可能なネジ棒(3)とを用意し、少なくとも、四隅に面取り部(4a)と周辺に切り欠溝部(4b)を形成したコンクリート系で四角なプレート状の残存型枠(4)を段積する際に、先ず、予め横列に設置した前記残存型枠(4)の上部の表側に前記表用挟持板(1)を、裏側に前記裏用挟持板(2)を配置し、且つ、前記ネジ棒(3)は前記面取り部(4a)あるいは前記切り欠溝部(4b)に配置し、そのネジ棒(3)に前記ネジ穴(1a),(2a)を螺合し、前記表用挟持板(1)と前記裏用挟持板(2)との略下半分で予め横列に設置した前記残存型枠(4)をゆるく仮挟持し、次いで前記残存型枠(4)の上で、且つ前記表用挟持板(1)と前記裏用挟持板(2)との略上半分間に、新たな前記残存型枠(4)を載置させると共に、その前記面取り部(4a)あるいは前記切り欠溝部(4b)が前記ネジ棒(3)の位置に来るように載置させた後、前記裏用挟持板(2)を回して強く締付け、前記表用挟持板(1)と前記裏用挟持板(2)の略上半分で新たな前記残存型枠(4)を挟持し接続固定した接続方法である。
【0007】
前記裏用挟持板(2)が、円形でその中央部を湾曲に盛り上げて湾曲部(2b)に形成され、且つ該湾曲部(2b)の周面に穴部(2c)を複数穿設させたものであり、前記裏用挟持板(2)を前記ネジ棒(3)に螺合した状態で、前記穴部(2c)に棒状の締付具(5)を挿入し、前記裏用挟持板(2)を回して締付けるのが好ましい。
【0008】
本発明で言う「段積」とは、枠組する際に残存型枠(4)を横及び上に順次並べ積み上げることであり、その際の並べ方としては千鳥積や並列積(イモ積)等が積み易く好ましいが、この積み方は限定されず、隙間穴(4c)が生じる段積ならばよい。
【0009】
又、本発明で言う「集って生じる隙間穴」とは、残存型枠(4)の四隅に形成した面取り部(4a)と周辺に形成した切り欠溝部(4b)により、残存型枠(4)を段積した際に、並列積の場合、上下、左右4枚の残存型枠(4)によって四隅の面取り部(4a)あるいは周辺の切り欠溝部(4b)同士が集合し、略角形の空間が生じ、これを隙間穴(4c)と言い、又千鳥積の場合には、左右2枚の残存型枠(4)の面取り部(4a)二隅で生じる空間と残存型枠(4)の切り欠溝部(4b)とが集合して成る角形の空間を隙間穴(4c)と言う。従って、本発明の隙間穴(4c)は、段積で生じるものである。
【0010】
更に、本発明で言う「ゆるく仮挟持」とは、両挟持板(1),(2)の略下半分が残存型枠(4)を挟持した状態で遊びがあり、両挟持板(1),(2)の上半分間に残存型枠(4)が容易に挿入できる状態を言う。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の残存型枠の枠組における接続方法を図に基づき説明する。先ず、図1は本発明の接続方法の説明図であり、図1(a)は残存型枠(4)を4枚並列積(イモ積)に段積した状態を示している。そして枠組に使用する残存型枠(4)は、コンクリート系で四角形のプレート状の少なくとも四隅に面取り部(4a)あるいは周辺にV字の切り欠溝部(4b)を形成したものであり、これは本発明者が提案した特願平9−69114号,特願平10−71408号,特願平10−148464号,特願平10−178100号等の残存型枠(4)に、それらの四隅に面取り部(4a)あるいは周辺に切り欠溝部(4b)を形成させたものを使用するのが好ましいが、必ずしもこれらのように多数の貫通穴や溝穴等を穿設したものに限定されず、あくまでコンクリート系で四角形のプレートであって、四隅に面取り部(4a)あるいは周辺に切り欠溝部(4b)を形成してあればよい。本実施例では面取り部(4a)と切り欠溝部(4b)の両方を形成し、且つ多数の貫通穴(4d)を穿設した残存型枠(4)の場合についての接続方法を説明するものである。従って、残存型枠(4)が四隅に面取り部(4a)だけを形成したものあるいは周辺にだけ切り欠溝部(4b)を形成したものについての接続方法は、両方を形成したもので説明できるので省略する。又、段積された残存型枠(4)は、その境目に面取り部(4a)あるいは切り欠溝部(4b)が集って生じる隙間穴(4c)が形成される。
【0012】
そして本発明では図3に示すように、段積した残存型枠(4)を挟持して接続するための、中央に各ネジ穴(1a),(2a)を有する表用挟持板(1)と裏用挟持板(2)とから成る2枚及びネジ穴(1a),(2a)に螺合可能なネジ棒(3)とを予め用意する。この裏用挟持板(2)は、円形でその中央部を湾曲に盛り上げて湾曲部(2b)を形成し、且つ湾曲部(2b)の周面に穴部(2c)を複数穿設させるのがよい。尚、表用挟持板(1)は形状を円形が好ましいが、四角形状でもよい。又、ネジ穴(1a),(2a)の形成は両挟持板(1),(2)の中央にバカ穴を穿設し、そこにナットを溶接すればよい。
【0013】
次いで、これら予め用意された表用挟持板(1)、裏用挟持板(2)及びネジ棒(3)を使用し、図1(b)の如く隙間穴(4c)に挿通したネジ棒(3)に、残存型枠(4)の表側に配置した表用挟持板(1)のネジ穴(1a)を螺合させ、更に残存型枠(4)の裏側に配置した裏用挟持板(2)のネジ穴(2a)を螺合させ、この裏用挟持板(2)を回して締付けることにより、表用挟持板(1)と裏用挟持板(2)とで残存型枠(4)を挟持し接続固定される[図1(c)参照]。尚、裏用挟持板(2)の締付けは、ネジ穴(2a)のナットを回すかあるいは図5のように穴部(2c)に棒状の締付具(5)を挿入して回せばよく、特に穴部(2c)を利用した締付けの場合には回すための専用工具が不要となり、現場における締付けが容易となると共に締付力も強くできる。
【0014】
従って図2のように4枚の並列積された残存型枠(4)は、その隙間穴(4c)を利用し表用挟持板(1)と裏用挟持板(2)及びネジ棒(3)とによって、確実に挟持し接続されるのである。
【0015】
次に、他の接続方法、つまり本発明の請求項2の接続方法につき、その実施形態を図4に基づき説明する。予め、中央に各ネジ穴(1a),(2a)を有する表用挟持板(1)及び裏用挟持板(2)とから成る2枚と、前記ネジ穴(1a),(2a)に螺合可能なネジ棒(3)とを用意する。尚、表用挟持板(1)、裏用挟持板(2)及びネジ棒(3)は先に図3で説明したものと同様である。そして、少なくとも、四隅に面取り部(4a)と周辺に切り欠溝部(4b)を形成したコンクリート系で四角なプレート状の残存型枠(4)を段積する際に[図4(a),(b)参照]、先ず、予め横列に設置固定した残存型枠(4)の上部の表側に表用挟持板(1)を、裏側に裏用挟持板(2)を配置し、且つネジ棒(3)は残存型枠(4)上部の少なくとも面取り部(4a)あるいは切り欠溝部(4b)に配置し、そのネジ棒(3)に両挟持板(1),(2)のネジ穴(1a),(2a)を螺合し、表用挟持板(1)と裏用挟持板(2)との略下半分で予め設置した残存型枠(4)を手でゆるく仮挟持する[図4(c)参照]。次いで設置した残存型枠(4)の上で、且つゆるく仮挟持させた表用挟持板(1)と裏用挟持板(2)との間に、新たな残存型枠(4)を載置させると共に、その前記面取り部(4a)あるいは切り欠溝部(4b)がネジ棒(3)の位置に来るように載置させた後、裏用挟持板(2)を回して強く締付け表用挟持板(1)と裏用挟持板(2)の略上半分で新たな残存型枠(4)を挟持し接続固定させる方法である[図4(d)参照]。又、裏用挟持板(2)を回して締付けるには先に説明した通り、穴部(2c)に棒状の締付具(5)を挿入して回すと締付けが容易となる。尚、仮挟持の表用挟持板(1)と裏用挟持板(2)との間に新たな残存型枠(4)を載置させる際に、ゆるく仮挟持状態の両挟持板(1),(2)間には遊びがあり残存型枠(4)の厚さよりも多少開くので、その両挟持板(1),(2)間に新たな残存型枠(4)がスムーズに挿入されるのである。
【0016】
【発明の効果】
本発明は接続方法においては次の効果を有する。
【0017】
本発明は請求項1及び請求項2の接続方法が残存型枠(4)に突出する型鋼、あるいは貫通穴(4d)がなくても、段積の際に面取り部(4a)及び切り欠溝部( 4b )が集って生じる隙間穴(4c)を利用して残存型枠(4)同士が接続固定されるために、隙間穴(4c)があればどのような種類の残存型枠(4)に対しても接続が可能となり、且つ接続金具においても表用挟持板(1)と裏用挟持板(2)とから成る2枚及び1本のネジ棒(3)だけで接続固定ができ、作業性も良く接続作業の時間が短縮されると共に接続金具のコストも安くなる利点を有する。
【0018】
又、本発明の接続方法において、各ネジ穴(1a),(2a)を有する表用挟持板(1)と裏用挟持板(2)とはネジ棒(3)に螺合した状態で並行を保って装着されるので、段積し接続固定された残存型枠(4)の全体的な曲りが殆どなく、特に請求項2の発明の場合には両挟持板(1),(2)間に上方から新たな残存型枠(4)が入れ易いと共に、入れた残存型枠(4)が倒れないので手を離しても締付作業ができる。又、裏用挟持板(2)を回して締付挟持ができるため、裏用挟持板(2)に穿設した穴部(2c)を設けたことにより、その穴部(2c)を利用して棒状の締付具(5)により容易に締付けでき便利である。
【0019】
更に裏用挟持板(2)の湾曲部(2b)を穿設した穴部(2c)は生コンクリートを打設した際に、その穴部(2c)から生コンクリートが入り込んで残存型枠(4)の貫通穴(4d)にも入り残存型枠(4)と生コンクリートの結合性を高めると共に、生コンクリートが裏用挟持板(2)全体を埋設する役目を成し、裏用挟持板(2)の防錆性も高める。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の接続方法の実施形態を示す説明図である。
【図2】 本発明の接続方法の完成した状態を示す説明図である。
【図3】 本発明の接続金具を示す斜視図である。
【図4】 本発明の他の接続方法の実施形態を示す説明図である。
【図5】 本発明の裏用挟持板の締付方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 表用挟持板
1a ネジ穴
2 裏用挟持板
2a ネジ穴
2b 湾曲部
2c 穴部
3 ネジ棒
4 残存型枠
4a 面取り部
4b 切り欠溝部
4c 隙間穴
5 締付具

Claims (3)

  1. 予め、中央に各ネジ穴(1a),(2a)を有する表用挟持板(1)及び裏用挟持板(2)とから成る2枚と、前記ネジ穴(1a),(2a)に螺合可能なネジ棒(3)とを用意し、コンクリート系で四角なプレート状の残存型枠(4)を段積する際に、該残存型枠(4)の四隅に形成した面取り部(4a)あるいは周辺に形成した切り欠溝部( 4b )が集って生じる隙間穴(4c)に前記ネジ棒(3)を挿通し、該ネジ棒(3)に、前記残存型枠(4)の表側に配置した前記表用挟持板(1)の前記ネジ穴(1a)と裏側に配置した前記裏用挟持板(2)の前記ネジ穴(2a)とを螺合させ、そして前記裏用挟持板(2)が、円形でその中央部を湾曲に盛り上げて湾曲部( 2b )に形成され、且つ該湾曲部( 2b )の周面に穴部 (2c) を複数穿設させたものであり、前記裏用挟持板(2)を前記ネジ棒(3)に螺合した状態で、前記穴部 (2c) に棒状の締付具 ( ) を挿入し、前記裏用挟持板(2)を回して締付け、隣接する前記残存型枠(4)同士を前記表用挟持板(1)と前記裏用挟持板(2)とで挟持し接続固定することを特徴とする残存型枠の枠組における接続方法。
  2. 予め、中央に各ネジ穴(1a),(2a)を有する表用挟持板(1)及び裏用挟持板(2)とから成る2枚と、前記ネジ穴(1a),(2a)に螺合可能なネジ棒(3)とを用意し、少なくとも、四隅に面取り部(4a)と周辺に切り欠溝部(4b)を形成したコンクリート系で四角なプレート状の残存型枠(4)を段積する際に、先ず、予め横列に設置した前記残存型枠(4)の上部の表側に前記表用挟持板(1)を、裏側に前記裏用挟持板(2)を配置し、且つ、前記ネジ棒(3)は前記面取り部(4a)あるいは前記切り欠溝部(4b)に配置し、そのネジ棒(3)に前記ネジ穴(1a),(2a)を螺合し、前記表用挟持板(1)と前記裏用挟持板(2)との略下半分で予め横列に設置した前記残存型枠(4)をゆるく仮挟持し、次いで前記残存型枠(4)の上で、且つ前記表用挟持板(1)と前記裏用挟持板(2)との略上半分間に、新たな前記残存型枠(4)を載置させると共に、その前記面取り部(4a)あるいは前記切り欠溝部(4b)が前記ネジ棒(3)の位置に来るように載置させた後、前記裏用挟持板(2)を回して強く締付け、前記表用挟持板(1)と前記裏用挟持板(2)の略上半分で新たな前記残存型枠(4)を挟持し接続固定したことを特徴とする残存型枠の枠組における接続方法。
  3. 前記裏用挟持板(2)が、円形でその中央部を湾曲に盛り上げて湾曲部(2b)に形成され、且つ該湾曲部(2b)の周面に穴部(2c)を複数穿設させたものであり、前記裏用挟持板(2)を前記ネジ棒(3)に螺合した状態で、前記穴部(2c)に棒状の締付具(5)を挿入し、前記裏用挟持板(2)を回して締付ける請求項2記載の残存型枠の枠組における接続方法。
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