JP2879431B2 - ケーブル共同溝用コンクリートブロックの連結手段 - Google Patents

ケーブル共同溝用コンクリートブロックの連結手段

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JP2879431B2 JP30264096A JP30264096A JP2879431B2 JP 2879431 B2 JP2879431 B2 JP 2879431B2 JP 30264096 A JP30264096 A JP 30264096A JP 30264096 A JP30264096 A JP 30264096A JP 2879431 B2 JP2879431 B2 JP 2879431B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイバーケーブ
ル、スチールケーブル等のケ−ブル敷設用のケーブル共
同溝用コンクリートブロックの連結手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多孔のケーブル共同溝Aは、図3
〜5に示すように、隣接するコンクリートブロック(以
下単に「ブロック」という)1、2同士を圧着する際
に、相対するブロック1、2相互の端面3、4に凹陥部
5、6を設け、その相対向する凹陥部5、6の中でナッ
ト7の締付けによってブロック1、2の圧着を行ってい
た。また、従来例の別例として、図5に示すように高ナ
ット8の中央部にピン9を挿入し、縦締め用の棒鋼1
0、11の連結も同一の凹陥部5、6で行う方法が一般
的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のケーブル共
同溝のためのブロック1、2の連結方法においては、図
5に示すように、ブロック1の棒鋼孔12に挿入した縦
締め用の棒鋼10をブロック端面3に穿設した凹陥部5
の中にナット7をねじ込んで行わなければならなかっ
た。そのために、ナット7の締め作業が困難であると共
に、締め作業用の特殊な工具が必要であった。
【0004】また、上記高ナット8の中央位置にピン9
を入れていたため、施工時に発生しがちなブロック2の
製作誤差に伴う棒鋼11の相対的な長すぎを高ナット8
で吸収できる量が少なく、棒鋼11を切断しながら施工
していたことで手間と施工時間が多くかかっていた。本
発明は上記不具合を解消することを課題とするもので、
縦締め作業の手間を少なくし、かつ施工時間を短くする
ことができるコンクリートブロックの連結手段を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、ケーブル共同溝用コンクリートブロック
の連結手段として、ケーブル挿通孔14及び縦締め用の
棒鋼10,11を挿通する棒鋼孔12,13を形成した
複数のブロック15,16を連結するに当たり、上記各
ブロックの棒鋼孔に挿通した各棒鋼を高ナット19によ
り順次連結してケーブル共同溝を形成するケーブル共
同溝用コンクリートブロックの連結手段において、隣接
するブロック同士の相対する端面の内、既設側のブロッ
15の端面における棒鋼孔の孔口を平坦面またはワッ
シャの厚さ程度の凹陥部とし、未設側のブロック16
端面における棒鋼孔の孔口を高ナットの長さより長い深
さの凹陥部21とし、更に、高ナット19の中間部に付
設する棒鋼ねじ込み停止用のピン9の位置を、高ナット
の長さ方向における中央部位置より既設のブロック 側に
偏位させると共に、上記既設側のブロックの端面の孔口
から突出する棒鋼を高ナットを用いて定着し、かつ該高
ナットに次に連結する棒鋼の端部を連結するようにした
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図を
参照にして説明する。図1〜2は本発明の実施例を示し
ており、図2はケーブル共同溝Bの概略説明図である。
ケーブル共同溝Bは、プレキャストのコンクリート製品
からなる1番目のブロック、同2番目のブロック・・同
n番目・・とブロックを順次連結して構成されている。
なお、図1、2において、図3〜5と同符号の部材は基
本的に同一構成であるものとする。この最初に敷設した
ブロック以後のブロックの施工方向は、図2において、
左から右に順次敷設する。敷設に伴う連結に当っては、
6本のケーブル挿通孔14・・・(図4の従来例参照)
と並行して穿設されている連結用の棒鋼孔12、12に
挿通した棒鋼10、11を、n番目のブロック15と
(n+1)番目のブロック16に挿通して配置し、これ
らの棒鋼10、11の両端に形成したネジ部17、18
に高ナット19を螺合させ、定着及び連結して両ブロッ
ク15、16の締結と棒鋼10、11の連結を行う。本
実施例に用いる棒鋼10、11は、公知の高強度の異形
棒鋼を使用するが、本発明はこれに限るものではない。
【0007】次に、その連結手段について図1、2を用
いて説明する。n番目のブロック15及び(n+1)番
目のブロック16は共にケーブル挿通孔14(図4)、
及び棒鋼孔12、13が形成されている点は従来公知の
技術と変りはない。本実施例において、n番目のブロッ
ク15の当接端面に形成する棒鋼孔12の開口部には、
従来と同様に凹陥部20を穿設するものの凹陥部20の
形状はワッシャの厚みでワッシャ23の大きさ程度とす
る。そして、この部分の棒鋼10の端部に形成されてい
るネジ部17には高ナット19を螺合し、n番目のブロ
ック15をn番目のブロック15の左に位置する(n−
1)番目のブロック(図示せず)に締結する。なお、上
記高ナット19の螺合に伴う締結に当たっては、高ナッ
ト19に予め次ぎの棒鋼11を設定量(深さ)だけ螺合
させて連結しておくと次の作業が効率的となる。この高
ナット19の締付けに当っては、n番目のブロック15
には深い凹陥部20が形成されていないため一般的な締
付工具を用いることができ、特殊な工具を必要としな
い。また、締付作業も容易となる。一方、(n+1)番
目のブロック16側の凹陥部21は高ナット19の長さ
より若干長く形成する。
【0008】次に、高ナット19の他端には次なる締結
用の棒鋼11を連結させるが、既に高ナット19の他端
に次なる棒鋼11が連結されている場合は次の作業、即
ち(n+1)番目のブロック16の敷設に移る。高ナッ
ト19の中間部には棒鋼10、11のネジ込み停止用の
ピン9を設けるが、図1に示すように、ピン9は高ナッ
ト19の中央部よりの左側に偏位した位置に形成する。
したがって、次なる棒鋼11の螺合において螺合の距離
(深さ)が長いことから連結に余裕ができる。高ナット
19に次なる棒鋼11の連結後、(n+1)番目のブロ
ック16を止水用のジョイントゴムを介してn番目のブ
ロック15に端面を合わせて当接する。そして(n+
1)番目のブロック16の右側の他端面を(n+2)番
目のブロック22の端面に図1に示す手段で連結すれば
よい。なお、これら高ナット19を用いた各ブロックの
連結は必ずしもブロック1個毎に行う必要はなく、ケー
ブル共同溝Bの全体としての曲りや共同溝Bを敷設する
地盤強度や上方からの荷重等にもよるが、複数のブロッ
ク単位で行っても良い。
【0009】上記実施例においては、n番目のブロック
15の当接端面にはワッシャ23が嵌入する程度の凹陥
部を設けたが、全く凹陥部は設けず平坦面としても本発
明の課題は達成される。逆に、n番目のブロック15と
(n+1)番目のブロック16の当接作業時の芯出しを
容易にするために、端面より高い突部(図示せず)を設
け、その頂面にワッシャを設けるようにしてもよい。こ
の様に形成すれば、この突部と(n+1)番目側の凹陥
部21とが嵌合し、n番目のブロック15と(n+1)
番目のブロック16の当接作業時の位置合せが容易とな
る。
【0010】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成により下記
の効果を奏する。1.請求項1記載の発明によれば、棒
鋼に高ナットをねじ込む作業がブロックの外側で行われ
るため、特殊な工具を必要とせず、作業性が良いばかり
でなく、高ナットのみでブロックの定着と棒鋼との連結
が行われることから、ナットの個数が半減し施工のコス
トダウンが実現する。また、高ナットの棒鋼停止用のピ
ンの位置を、高ナットの中央位置より既設のブロック側
に偏位させたことで、棒鋼のねじ込み可能長さが長くな
り、結果としてブロックの製造誤差を棒鋼のねじ込み量
で調整可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の主要部の断面構造を示し、図
2のb部分の拡大図である。
【図2】同実施例の概略説明図。
【図3】従来技術の概略説明図。
【図4】図3c−c線における断面図。
【図5】図3のa部分の拡大図。
【符号の説明】
A・・・ケーブル共同溝(従来例) B・・・ケーブル共同溝(本発明) 1,2・・・(コンクリート)ブロック 3,4・・・(ブロックの)端面 5,6・・・凹陥部 7・・・ナット 8・・・高ナット 9・・・ピン 10,11・・・(縦締め用)棒鋼 12,13・・・棒鋼孔 14・・・ケーブル挿通孔 15・・・n番目のブロック 16・・・(n+1)番目のブロック 17,18・・・ネジ部 19・・・高ナット 20,21・・・凹陥部 22・・・(n+2)番目のブロック 23・・・ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−285146(JP,A) 特開 平8−298717(JP,A) 特開 平9−4386(JP,A) 実開 昭50−69690(JP,U) 実開 平2−18989(JP,U) 実開 昭62−19032(JP,U) 実公 昭55−52764(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 9/00 - 9/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル挿通孔14及び縦締め用の棒鋼
    10,11を挿通する棒鋼孔12,13を形成した複数
    のブロック15,16を連結するに当たり、上記各ブロ
    ックの棒鋼孔に挿通した各棒鋼を高ナット19により順
    次連結してケーブル共同溝を形成するケーブル共同溝
    用コンクリートブロックの連結手段において、 隣接するブロック同士の相対する端面の内、既設側のブ
    ロック15の端面における棒鋼孔の孔口を平坦面または
    ワッシャの厚さ程度の凹陥部とし、未設側のブロック
    の端面における棒鋼孔の孔口を高ナットの長さより長
    い深さの凹陥部21とし、更に、高ナット19の中間部
    に付設する棒鋼ねじ込み停止用のピン9の位置を、高ナ
    ットの長さ方向における中央部位置より既設のブロック
    側に偏位させると共に、上記既設側のブロックの端面の
    孔口から突出する棒鋼を高ナットを用いて定着し、かつ
    該高ナットに次に連結する棒鋼の端部を連結することを
    特徴とするケーブル共同溝用コンクリートブロックの連
    手段
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