JP3074499B2 - Pcスタンドの組立方法 - Google Patents

Pcスタンドの組立方法

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JP3074499B2 JP03353994A JP35399491A JP3074499B2 JP 3074499 B2 JP3074499 B2 JP 3074499B2 JP 03353994 A JP03353994 A JP 03353994A JP 35399491 A JP35399491 A JP 35399491A JP 3074499 B2 JP3074499 B2 JP 3074499B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の競技場、観覧
場、催場等のスタンド(観覧席)として好適なPCスタ
ンドの組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の競技場、観覧場、催場等のスタン
ド(観覧席)は、最近、施工の能率化、工期の短縮、省
力化、高品質化等の観点から、プレキャスト鉄筋コンク
リート造(プレストレスを含む)PCスタンド部材によ
り組立てPCスタンドに構築する工法が一般的になつて
いる。そのPCスタンドは、例えば、図3(A)(B)
に示すように受梁等(図示省略)の間に、平板状のPC
スタンド部材11(又は補強突条付きPCスタンド部材
11a,11b)を順次に架設して階段状に配設し、図
4(A)(B)に示すように鍵状断面形のPCスタンド
部材12を同様に架設して階段状に配設し、又は、図5
(A)(B)に示すようにL字状断面形のPCスタンド
部材13を同様に架設して階段状に配設し組立て構築さ
れている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】従来のPCスタンド
は、前記のような各種断面形のPCスタンド部材により
組立て構築され、従来のPCスタンド部材は断面性能が
あまり高くなく、受梁間隔が短くなり、多くの仮設足場
を必要とし、各階段(PCスタンド部材間)の防水処理
が難しいなど、その組立て構築に多くの手数、手間を要
し、施工の能率化、工期の短縮、省力化、コスト節減、
さらに、スタンド下側空間の有効利用等が課題になつて
いる。
【0004】本発明は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、P
Cスタンド部材の断面性能を効果的に高めて組立て施工
性、及び階段の防水施工性を向上し、能率化、工期短
縮、省力化、コスト節減とともに、施工精度、信頼性を
高め、スタンド下側空間の有効利用を可能にしたPCス
タンドの組立方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、水平間隔を置
き平行に斜設された受梁の間に、倒T字状断面形に形成
した複数のPCスタンド部材を順次に架設して階段状に
配設するとともに、各階段におけるPCスタンド部材の
立上り板部の上端面と水平板部の前部下面との間にコー
キング材を介装して組立て構築し、また、長手方向に隣
接したPCスタンド部材の各立上り板部及び受梁にPC
鋼線を一連に挿通し又は部材ごとに挿通して緊張しプレ
ストレスを導入することにより、PCスタンド部材の断
面性能、及び各階段の防水処理性能を効果的に高め、組
立て施工性、施工精度、信頼性を向上している。
【0006】
【作用】倒T字状断面形に形成したPCスタンド部材
は、強度とともに防水処理性能、組立て安定性等が高め
られて優れた断面性能を有し、間隔を置き平行に斜設さ
れた受梁の間に、複数の前記PCスタンド部材を順次に
架設して階段状に配設するとともに、各階段におけるP
Cスタンド部材の立上り板部の上端面と水平板部の前部
下面との間に、コーキング材を介装することにより、容
易にPCスタンドに組立て構築され、長い受梁間隔に形
成でき、仮設足場が大幅に減少され、各階段のコーキン
グ材が安定的に収まり容易に防水処理されて信頼性が得
られ、各PCスタンド部材が安定的に精度良く組立てら
れる。また、長手方向に隣接したPCスタンド部材の各
立上り板部及び前記受梁にPC鋼線を一連に挿通し又は
部材ごとに挿通して緊張しプレストレスを導入すること
により、各階段の剛性、安定性等がさらに高められ、優
れた組立て施工精度、信頼性が得られる。
【0007】
【実施例】図1に本発明の一実施例、図2に各階段に施
されるコーキングの各実施例を示す。図中1はPCスタ
ンド部材2の受梁、2は倒T字状断面形に形成されたP
Cスタンド部材、3は各階段の部材間に介装されたコー
キング材、4はPCスタンド部材2の固着用ボルト、5
はPC鋼材であつて、受梁1は、適宜の手段により適宜
間隔を置き相互に平行に斜設され、PCスタンド部材2
は、図1に示すような配置となる立上り板部2aと、立
上り板部2aの前面中央部に沿い一体的に突設された水
平板部2b(座板部)によつて倒T形状断面形に形成さ
れ、また、立上り板部2aの少なくとも下半部にPC鋼
材5のシースが貫設されたプレキャスト鉄筋コンクリー
ト造(プレストレスを含む)になつており、比較的に長
い水平方向の間隔を置き斜設された平行配置の受梁1の
間に、倒T形状断面形に形成した複数のPCスタンド部
材2を順次に架設して階段状に配設するとともに、各階
段における下段側PCスタンド部材2の立上り板部2a
の上端面と上段PCスタンド部材2の水平板部2bの前
部下面との間に、コーキング材3を介装して組み立て、
図1に示すPCスタンドに構築される。さらに、好まし
くは前記PCスタンドにおいて、長手方向に隣接したP
Cスタンド部材2の各立上り板部2a及び受梁1にPC
鋼線5を一連に挿通し又は部材ごとに挿通して緊張しプ
レストレスを導入して補強する。各立上り板部2aの少
なくとも下半部、受梁1にPC鋼線5を挿通するシース
が貫設される。
【0008】前記PCスタンド部材2は、図1(B)に
示すように立上り板部2aの下半部の両端部分が欠除さ
れ、その両端部を複数本の固定用ボルト4で受梁1上に
固着して架設される。また、各階段に介装されるコーキ
ング材3は、図2(A)(B)(C)(D)に示すよう
に弾性コーキング材3aとバックアップ材3b、弾性コ
ーキング材3cとバックアップ材3d、弾性ゴム材3
e、又は弾性コーキング材3f等により施工され、必要
に応じ受梁1の上面とPCスタンド部材2の端部面の間
や、PCスタンド部材2の隣接した立上り板部2aの上
半端面の間にも目地が施される。前記のようにPCスタ
ンド部材2を倒T字状断面形に形成し、各階段における
下段側PCスタンド部材2の立上り板部2aの上端面と
上段PCスタンド部材2の水平板部2bの前部下面との
間に、コーキング材3を介装し、また、長手方向に隣接
したPCスタンド部材2の各立上り板部2a及び受梁1
にPC鋼線5を一連に挿通し又は部材ごとに挿通して緊
張しプレストレスを導入する構成に特徴を有し、そのP
Cスタンド部材2は、曲げ強度、剪断強度が著しく高め
られ、図示のように安定的に組立て構築されるととも
に、各階段の防水処理が容易に施工されるなどの優れた
断面性能を有し、長い受梁間隔に形成でき、仮設足場が
大幅に減少され、各階段のコーキング材3が安定的に収
まり容易に防水処理されて信頼性が得られ、各PCスタ
ンド部材が安定して組込まれる。また、PC鋼線5によ
るプレストレス導入により、さらに各階段の剛性、安定
性が高められて、組立て施工性が著しく向上されて優れ
た施工精度、信頼性が得られる。例えば、受梁1の間隔
(PCスタンド部材2の長さ)は10〜13mに長尺化
(従来は6〜8m)され、仮設足場が大幅な減少され、
防水処理が容易に確実に施工されるなど、躯体工事費が
低減(10〜20%)、工期が短縮(30〜50%)さ
れるとともに、受梁間隔の拡大、防水性の向上等により
スタンド下面つまり内部が有効に使用可能となる。
【0009】
【発明の効果】本発明は、前述のように構成され、倒T
字状断面形に形成したPCスタンド部材は、強度、防水
処理性能、さらに組立て安定性が高められるなど優れた
断面性能を有し、間隔を置き平行に斜設された受梁の間
に、複数の前記PCスタンド部材を順次に架設して階段
状に配設するとともに、各階段におけるPCスタンド部
材の立上り板部の上端面と水平板部の前部下面との間
に、コーキング材を介装することにより、また、長手方
向に隣接したPCスタンド部材の各立上り板部及び前記
受梁にPC鋼線を一連に挿通し又は部材ごとに挿通して
緊張しプレストレスを導入することにより、容易にPC
スタンドに組立て構築され、組立て施工性、及び各階段
の防水施工性が向上されて、組立て施工の能率化、工期
の短縮、省力化、コスト節減等とともに、優れた組立て
施工精度、信頼性が得られ、スタンド下側空間が有効利
用される等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図(A)と矢示
X−X断面図(B)
【図2】階段間の各コーキング例を示す鎖線Y部分の各
拡大断面図(A)(B)(C)(D)
【図3】従来例を示す各PCスタンド部材の断面図
(A)とスタンドの縦断面図(B)
【図4】他の従来例を示す各PCスタンド部材の断面図
(A)とスタンドの縦断面図(B)
【図5】他の従来例を示す各PCスタンド部材の断面図
(A)とスタンドの縦断面図(B)である。
【符号の説明】
1 受梁 2 PCスタンド部材 2a 立上り板部(PCスタンド部材) 2b 水平板部(PCスタンド部材) 3 コーキング材 5 PC鋼材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−22648(JP,U) 実開 昭59−78431(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 3/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平間隔を置き平行に斜設された受梁の
    間に、倒T字状断面形に形成した複数のPCスタンド部
    材を順次に架設して階段状に配設するとともに、各階段
    における前記PCスタンド部材の立上り板部の上端面と
    水平板部の前部下面との間にコーキング材を介装して組
    立て構築することを特徴とするPCスタンドの組立方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のPCスタンドの組立方
    法において、長手方向に隣接した前記PCスタンド部材
    の各立上り板部及び前記受梁にPC鋼線を一連に挿通し
    又は部材ごとに挿通して緊張しプレストレスを導入する
    ことを特徴とするPCスタンドの組立方法。
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