JP3830703B2 - カム研削装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、カム研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カム研削盤においては、位置決め,粗研削,仕上げ,早戻しの順序に従ってカムシャフトのカムに対して加工がなされる。具体的には、先ず、カムシャフトの回転を停止させた状態で、回転状態の砥石車をその研削面がカムに接触する手前の位置まで砥石台を位置決めする。次いで、カムシャフトを回転させるとともに、砥石車がカムの輪郭の出入りに従って往復動するようにカムシャフトの回転と砥石台の進退移動とを同期制御する。この同期制御においては、砥石台が位置決めが終了した位置からカムに対して予め指定した切り込み速度にて接近移動し、研削加工が行われる。
【0003】
砥石車を空転させながら、砥石台をカムに近接させて、接触させる工程は、エアーカットと称され、このエアーカットは全体的な加工時間に与える影響が大きい。つまり、エアーカットの途中で、砥石車が高速の位置決め速度から低速の研削送りに切り替えられるため、研削送りの距離が大きくなると、実際に加工しない研削送り時間が長くなり結果的に加工時間が長くなる。特に、カム素材は鋳造品であることが多く、その外周面には比較的大きな凹凸が形成されている。従って、その凹凸を見越して、研削送りへの切り替え点を手前側に設定すると、エアーカット時間が著しく長くなることになる。このため、エアーカットに要する時間を短縮するようにした提案が各種なされている。
【0004】
すなわち、特開平7−186042号公報には、砥石の接触検知装置が提案されている。この砥石の接触検知装置は、静電容量測定装置により砥石とワークとの距離に応じた静電容量値を測定し、得られた静電容量値により砥石とワークとの距離及び接触の有無を検知する。
【0005】
また、特開平6−114693号公報の接触検知装置のように砥石車に接触するセンサを設けて砥石とワークとの接触を検出する接触検知装置も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の構成においては、砥石及びワークに対して電気的な接続を確保する必要があるため、構成が複雑となる。しかも、外乱要因により静電容量が変動するため、精度良く砥石とワークとの接触を検出することができない問題点を有する。また、後者の接触検知装置においては、センサが早期に摩耗して耐久性に乏しい問題点がある。
【0007】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、簡単な構成で確実に砥石とカムシャフトのカムとの接触を検出して加工時間を短縮することができるとともに、同径部とリフト部からなるカムの前記同径部のカム素材表面の凸部をすばやく検出でき、接触開始時における研削送り速度の切換えをすばやく行うことができるカム研削装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、同径部とリフト部とからなるカムを備えたカムシャフトを回転可能に支持するワーク支持台と、そのワーク支持台に支持されたカムシャフトに対して近接離間可能な砥石車と、前記砥石車を備えた砥石台の研削送りを行わせる送り手段と、前記カムシャフト及び砥石車から離隔した位置に配置され、前記カムと砥石車との接触による状態変化を検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に応じて砥石台の研削送り速度が変更されて砥石台が位置決め速度から研削送り速度に移行するように前記送り手段の動作を制御するとともに、カムシャフトの回転と砥石台の送り方向とが同期するように制御する制御手段とを備えたカム研削装置において、前記制御手段は、前記検出手段による検出前において前記カムの同径部が砥石車に対向した状態でカムが一定角度内を往復回転するように制御することを要旨とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、この発明のカム研削装置の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
【0014】
図1及び図2に示すように、ワーク支持台1は基台2の一側上面に図示しない水平方向(図中矢印Zにて示す)へ移動可能に支持されている。主軸台3は、ワーク支持台1の上面に配設され、カムシャフトWの一端を着脱可能に支持するためのための主軸4及び主軸4を回転させるためのサーボモータよりなる主軸用モータ5を備えている。カムシャフトWには複数の非円形カムWaが軸線方向へ所定の間隔で形成され、これらカムWaの外周面が被研削面Wbとなっている。
【0015】
心押台6は、主軸4との間隔を調整自在にワーク支持台1の上面に配設され、カムシャフトWが主軸4とこの心押台6との間においてZ方向へ延びるように回転可能にかつ着脱可能に支持される。そして、カムシャフトWは、この支持状態で主軸用モータ5の駆動に伴い、所定の方向に回転される。エンコーダ7は、主軸用モータ5に取り付けられ、このエンコーダ7において発生した検出信号が後述する制御装置18に供給される。
【0016】
砥石台8は、基台2上にカムシャフトWの軸線と直交する水平方向(図中矢印Xにて示す)へ移動可能に支持されている。送り手段としてのサーボモータよりなる移動用モータ9は、基台2の側部に取り付けられ、この移動用モータ9によりボールスクリュー10が回転されて、砥石台8がカムシャフトWと近接または離間する方向へ移動される。エンコーダ11は、移動用モータ9に取り付けられ、このエンコーダ11において発生した検出信号が後述する制御装置18に供給される。
【0017】
砥石車12は、カムシャフトWと対向するように砥石台8の一端に支軸13により回転可能に支持されている。砥石回転用モータ14は、砥石台8上に配設され、この砥石回転用モータ14によりプーリ15,16およびベルト17を介して砥石車12が一方向に回転される。なお、砥石台8には、図示しない研削液の供給機構が配設されており、カムシャフトWの被研削面Wb及び砥石車12の研削面に対して研削液が供給される。
【0018】
カムシャフトWおよび砥石車12から離隔するとともに、研削液がかからない位置において、砥石台8の上面には、検出手段としての振動センサ19が取り付けられている。この振動センサ19としては,砥石車12とカムWaとの接触にともなうアコースティックエミッションを砥石台8を介して検出するAEセンサが用いられる。振動センサ19からの出力信号が後述する制御装置18に入力される。なお、振動センサ19を図2において(19)で示すように主軸台3側に取り付けるようにしても良い。
【0019】
図3は、装置全体を制御するための制御手段としての制御装置18の構成を示す。なお、図3において図1、図2と対応する部分には、同一の参照符号が付されている。図3に示すように制御装置18は、フィルタ回路21、検出回路22、制御部23及び主軸用モータ5、移動用モータ9、砥石回転用モータ14に対応して設けられた3個の駆動回路24,25,26を有している。
【0020】
振動センサ19の出力信号が図示しないアンプにより増幅され、フィルタ回路21に供給される。フィルタ回路21は、例えば、通過帯域がそれぞれ異なる複数のバンドパスフィルタにより構成されている。図6(a)は、振動センサ19により検出された振動周波数の推移を示す。そして、同図(b)は、フィルタ回路21でスクリーンされた振動周波数データの推移を示す。複数のバンドパスフィルタのそれぞれの出力が検出回路22に供給される。検出回路22は、バンドパスフィルタからの出力を検波し、得られた各周波数帯域の検波出力を所定のしきい値と比較する。このことにより、砥石車12と研削液との接触を無視し、カムWaと砥石車12との接触検出情報を生成する。検出回路22において生成された検出情報が制御部23に供給される。
【0021】
制御部23は、例えば、マイクロコンピュータおよびメモリ等を中心に構成されている。メモリには、予めカムシャフトWのカムWaの形状に応じた主軸4の回転角度と回転速度との関係を規定する速度制御データ及び主軸4の回転角度と砥石台8の送り量との関係を規定する位置制御データ等が格納されている。制御部23は、検出回路22からの検出情報と、2個のエンコーダ7,11からの検出信号と、メモリに格納されている制御データとに基づいて3個の駆動回路24,25,26をそれぞれに制御する制御信号を生成する。制御部23において生成された制御信号が駆動回路24,25,26のそれぞれに供給され、駆動回路24,25,26のそれぞれにおいてモータ駆動出力が生成される。
【0022】
駆動回路24において生成された駆動出力が主軸用モータ5に、駆動回路25において生成された駆動出力が移動用モータ9に、駆動回路26において生成された駆動出力が砥石回転用モータ14に供給される。その結果、研削加工時には、主軸4がその回転角度に応じた適切な速度で回転されるとともに、砥石台8が主軸4の回転角度に応じて進退移動されて、主軸4に装着されたカムシャフトWのカムWaが所定形状に研削される。
【0023】
このように構成されたカム研削盤により実際にカムシャフトWに対して加工を実施する場合には、位置決め,粗研削,仕上げ,早戻しの順序で動作が実行される。具体的には、先ず、カムシャフトWの回転を停止させて、砥石車12を回転させた状態で、砥石台8をその砥石車12の研削面がカムシャフトWの被研削面Wbに接触するまで前進させる。そして、図6に示すように、エアーカットなしで、砥石車12がカムシャフトWの被研削面Wbに接触すると振動周波数は急変する。そして、それが振動センサ19により、アコースティックエミッションの変化として検出されると、砥石台8の移動が位置決め速度から粗研削送り速度となるように切り換えられる。なお、砥石車12と被研削面Wb上の研削液とが接触すると、アコースティックエミッションが若干変化するが(図6の(エアーカット)の部分)、その変化はフィルタ回路21のスクリーン作用により無視される。
【0024】
この切り替えと同時に、カムシャフトWを一方向に回転させてカムシャフトWの回転と砥石台8の進退移動とを同期制御する。なお、砥石車12が被研削面Wbに向かって前進するのに先だって、研削液が図示しないノズルからカムシャフトWにかけられ、砥石車12は被研削面Wb上の研削液の膜に接触する。そして、この接触によって発生するアコースティックエミッション状の音響が振動センサ19により検出されるが、これは、フィルタ回路21や制御部23の作用により無視される。
【0025】
図4(a)〜(d)は、同期制御された際のカムWaと、砥石車12の位置関係を模式的に示す。なお、図4(a)〜(d)において、31で示される点がカムWaの回転中心であり、32で示される点が砥石車12の回転中心である。
【0026】
まず、図4(a)に示すように、カムWaの同径部(回転軸31を中心として同径となる部分)の中央に砥石車12が接触する。図4(b)は図4(a)の状態を基準にした主軸4の回転角度90度における状態を示しており、カムWaの同径部の一端部に砥石車12が接触している。図4(c)は、図4(a)の状態を基準にした主軸4の回転角度180度における状態を示しており、カムWaのトップ部の中央に砥石車12が接触している。図4(d)は、図4(a)の状態を基準にした主軸4の回転角度270度における状態を示しており、カムWaの同径部の他端部に砥石車12が接触している。
【0027】
つまり、図4(a)に示すように、カムWaの同径部が砥石車12に対向している状態においては、砥石台8は進退移動を行わず、同径部からリフト部に移行するタイミングで砥石台8が後退を開始する。そして、カムWaのトップ部の中央が砥石車12と接触する状態において、距離Lだけ後退する。この状態が研削時における後退量最大となる位置であり、カムWaのトップ部の中央を境界にして砥石台8が前進を開始する。そして、リフト部から同径部に移行するタイミングで砥石台8の前進を停止する。
【0028】
図4のように、砥石車12とカムシャフトWとが接触した時に、その接触が振動センサ19により検出され、カムシャフトWの回転が開始される。このため、カムシャフトWの回転と砥石台8の進退移動とを同期制御した状態で、予め指定した粗研削送り速度にて砥石台8を所定量送り込むことにより粗研削がなされる。なお、粗研削送り速度にて砥石台8を所定量送り込んで粗研削が完了すると、従来と同様に仕上げ加工に移行し、仕上げの各工程がなされる。そして、仕上げ工程が完了し、砥石台8が早戻し後退され、原点位置に復帰する。
【0029】
このように、この実施形態においては、砥石車12とカムシャフトWとの接触にともなう音響変化を捉えて、砥石台8の送り速度が制御される。従って、送り速度の切り替えを確実に行うことができるとともに、砥石車12やカムシャフトWに対して電気的な接続を取る必要がなくて、構成が簡単である。しかも、振動センサ19は砥石車12をはじめとする可動部に摺動状態で接触しているのではないため、耐久性に優れる。
次に、この発明の要部について説明する。
この実施形態では、カムWaの同径部と砥石車12とが対向する状態(図4(a),(b),(d)参照)で、カムWaが一定角度内において正逆回転を繰り返すように制御しながら砥石台8を位置決めするようにしている。
従って、カムWaに対する砥石車12の接触開始がカムWaの同径部からされることになり、カムWaの同径部のカム素材表面の凸部をすばやく検出でき、接触開始時における研削送り速度の切換えをすばやく行うことができる。
【0030】
(他の実施の形態)
この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化してもよい。これらの実施形態においても前記実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0031】
・ 第1の実施形態においては、振動センサ19としてAEセンサを用いて砥石車12とカムシャフトWの被研削面Wbとの接触を砥石台8による振動を介して検出した。これに代えて、マイクロホンによる通常の音響を検出するようにした音響センサを用いるようにすること。
【0032】
・ 第1の実施形態においては、砥石車12とカムシャフトWの被研削面Wbとの接触を検出したタイミングで、位置決め速度からただちに粗研削送り速度に切り換えるようにした。これに代えて砥石車12とカムシャフトWの被研削面Wbとの接触を検出したタイミングから徐々に所定の速度まで減速して粗研削送り速度に切り換えるようにすること。このように構成すれば、切り込み量の多い粗研削中に速度切り替えにともなう砥石台8の送り時間の短縮ができ、しかも加工時間が短縮できる。
【0033】
・ 第1の実施形態においては、砥石車12とカムシャフトWの被研削面Wbとの接触を検出したタイミングで、位置決め速度から粗研削送り速度に切り換える場合について説明した。
【0034】
なお、被研削面Wb上の研削液の膜はきわめて厚いため、送り速度が切り替えられるタイミングは砥石車12が研削液に接触した時点にならないよう、実際に砥石車12がワークに接触した時に速度切り替えが開始されるようにするため、研削液との接触を無視するフィルタを設けた。
【0035】
・ 振動センサ19の検出後に、カムシャフトWの回転、砥石台8の送り等を同期制御するようにした。これに代えて、振動センサ19の検出前に前記の同期制御を行うように構成すること。
【0036】
・ 振動センサ19を用いることなく、モータの駆動電流を監視することで、砥石車12とカムシャフトWの被研削面Wbとの接触によるモータ負荷電流の変化を検出するように構成すること。
【0037】
すなわち、図5に示すように、駆動回路26と、砥石回転用モータ14との間に電流検出回路27が設けられている。
電流検出回路27は、砥石回転用モータ14に供給される駆動電流を監視する。そして、砥石回転用モータ14への駆動電流値と所定の値とを比較することにより、砥石車12とカムシャフトWの被研削面Wbとの接触を検出して検出情報を生成する。この電流検出回路22において生成された検出情報が制御部23に入力される。
【0038】
そして砥石車12がカムシャフトWに接触した際における負荷トルクの急激変動による砥石回転用モータの駆動電流の増加が検出される。この検出に基づき、砥石車12とカムシャフトWの被研削面Wbとの接触のタイミングで位置決め速度から粗研削送り速度となるように切り換えるとともに、カムシャフトWの回転と砥石台8の進退移動とを同期制御する。
【0039】
・ 主軸用モータ5、もしくは、移動用モータ9の駆動電流を監視して砥石車12とカムシャフトWの被研削面Wbとの接触を検出すること。また、複数のモータにより駆動電流を監視するようにすること。
【0041】
・ 砥石車12とカムシャフトWのカムWaとの接触を検出するセンサとして、加速度ピックアップを用いること。従って、この加速度ピックアップにより砥石車12とカムWaとの接触に基づく装置振動を直接検知して前記接触を検出できる。なお、この加速度ピックアップは、前記実施形態と同様に、砥石車12やカムシャフトから離隔した位置に配置される。
【0043】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。カムシャフトのカムと砥石車との接触による状態変化を砥石車に直接接触することなく離隔した位置で検出する検出手段が所定位置に設けられるため、検出手段の摩耗がなくカムと砥石車との接触を確実に検出することができ、エアーカットに要する時間を短縮し加工時間の短縮化を図ることができる。しかも、複雑な電気配線が不要で、構成が簡単であり、検出手段の摩耗等のおそれがなく、耐久性にも優れる。
【0047】
又、本発明によれば、カムシャフトのカムと砥石車との接触が検出される前の段階においてカムの同径部が砥石車に対向した状態で正逆回転を繰り返すように制御されるため、前記カムに対する砥石車の接触開始が、同径部からされることになり、カムの同径部の素材表面の凸部をすばやく検出でき、接触開始時における研削送り速度の切換えをすばやく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の構成を示す一部破断側面図。
【図2】 第1の実施形態の構成を示す平面図。
【図3】 第1の実施形態の制御装置の構成を示すブロック図。
【図4】 第1の実施形態の動作説明に用いる説明図。
【図5】 他の実施形態の制御装置の構成を示すブロック図。
【図6】 (a)は振動センサにより検出された振動周波数を示すグラフ、(b)はフィルタによりスクリーンされた振動周波数のデータを示すグラフ。
【符号の説明】
5…主軸用モータ、8…砥石台、9…移動用モータ、12…砥石車、14…砥石回転用モータ、19…振動センサ、21…フィルタ回路、22…検出回路、23…制御部、24,25,26…駆動回路
Claims (1)
- 同径部とリフト部とからなるカムを備えたカムシャフトを回転可能に支持するワーク支持台と、
そのワーク支持台に支持されたカムシャフトに対して近接離間可能な砥石車と、
前記砥石車を備えた砥石台の研削送りを行わせる送り手段と、
前記カムシャフト及び砥石車から離隔した位置に配置され、前記カムと砥石車との接触による状態変化を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に応じて砥石台の研削送り速度が変更されて砥石台が位置決め速度から研削送り速度に移行するように前記送り手段の動作を制御するとともに、カムシャフトの回転と砥石台の送り方向とが同期するように制御する制御手段と、
を備えたカム研削装置において、
前記制御手段は、前記検出手段による検出前において前記カムの同径部が砥石車に対向した状態でカムが一定角度内を往復回転するように制御することを特徴とする研削装置。
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