JP3830562B2 - 地図データ管理装置および方法、並びに地図データ管理システム - Google Patents

地図データ管理装置および方法、並びに地図データ管理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図データ管理装置および方法、並びに地図データ管理システムに関し、特に地図データを記憶するメモリの容量を小さくすることができる地図データ管理装置および方法、並びに地図データ管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図18は、従来のナビゲーション装置の構成例を表している。記憶装置3は、CD−ROMドライブなどよりなるものであり、地図データを記憶する。GPS装置5は、図示せぬ衛星などからの位置データを受信し、この位置データから現在位置を検出し、制御装置1に出力する。制御装置1は、記憶装置3に記憶されている位置データを読み出し、表示装置4に表示させるとともに、GPS装置5により検出された現在位置を、表示装置4の地図上に表示させる。入力装置2は、制御装置1に所定の指令を入力するとき、操作される。
【0003】
図19は、記憶装置3に記憶されている地図データ(米国の地図データ)を模式的に表している。この例においては、地図が、地図道路エリア1,2,3…に区分され、各エリア毎に、一枚のCD−ROMに記憶されている。
【0004】
制御装置1は、GPS装置5が検出、出力する現在位置の近傍の地図データを、記憶装置3から読み出し、表示装置4に出力し、表示させる。このとき、制御装置1はまた、表示装置4の地図上に、現在位置を表すマークを表示させる。従って、使用者は、表示装置4の表示から、現在位置とその周囲の地図を確認することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のナビゲーション装置は、このように、記憶装置3に全ての地図データを記憶させるようにしている。従って、記憶装置3の容量が大きくなり、装置が大型化する課題があった。それでも、自動車に搭載して使用する場合は、装置が多少大型化しても、それほど問題にはならないが、使用者が携帯して用いる携帯用ナビゲーション装置においては、携帯すること自体が困難となってしまう課題があった。
【0006】
また、図19に示すように、各エリア毎に異なるCD−ROMに地図データが記憶されているため、例えば、地図道路エリア1内においてしか移動しない場合においては、1枚のCD−ROMだけで済むが、地図道路エリア1と地図道路エリア4にまたがる地域を移動するような場合、その間の距離が短くても、地図道路エリア1と地図道路エリア4の地図データを、それぞれ記憶させた2枚のCD−ROMが必要となる。さらに、最悪の場合、地図道路エリア1、地図道路エリア2、地図道路エリア4および地図道路エリア5の交差する地域の近傍を移動するような場合には、それぞれのエリアの地図データを記録した4枚のCD−ROMが必要となる。従って、移動する距離が短くても、携帯するCD−ROMの枚数は、減少させることができない課題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、地図データを記憶するための容量を少なくすることができるようにし、以て、携帯用に適用することができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の地図データ管理装置は、地図データを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されている所定の範囲の地図を表示させる地図表示手段と、ユーザの所定の範囲の地図上でのドラッグ操作に応じて表示される移動軌跡に沿って移動経路を指定する指定手段と、ドラッグ操作による移動経路の指定が完了した後に、地図表示手段により表示された所定の範囲の地図を区分するブロックを表示させるブロック表示手段と、ブロック表示手段により表示されたブロックのうち、指定手段により指定された移動経路を含むブロックの地図データを他の装置に転送する転送手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の地図データ管理方法は、地図データを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されている所定の範囲の地図を表示させる地図表示手段と、ユーザの所定の範囲の地図上でのドラッグ操作に応じて表示される移動軌跡に沿って移動経路を指定する指定手段と、地図表示手段により表示された所定の範囲の地図を区分するブロックを表示させるブロック表示手段と、ブロック表示手段により表示されたブロックのうち、指定手段により指定された移動経路を含むブロックの地図データを他の装置に転送する転送手段とを備える地図データ管理装置における地図データ管理方法において、記憶手段に記憶されている所定の範囲の地図を、地図表示手段に表示させる地図表示ステップと、地図表示ステップにおいて表示された所定の範囲の地図上で、指定手段に移動経路を指定させる指定ステップと、ドラッグ操作による移動経路の指定が完了した後に、地図表示ステップにおいて表示された所定の範囲の地図を区分するブロックを、ブロック表示手段に表示させるブロック表示ステップと、ブロック表示ステップにおいて表示されたブロックのうち、指定ステップにおいて指定された移動経路を含むブロックの地図データを、転送手段によって、他の装置に転送させる転送ステップとを含むことを特徴とする。
【0010】
本発明の地図データ管理システムは、地図データを記憶する第1の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶されている所定の範囲の地図を表示させる地図表示手段と、ユーザの所定の範囲の地図上でのドラッグ操作に応じて表示される移動軌跡に沿って移動経路を指定する指定手段と、ドラッグ操作による移動経路の指定が完了した後に、地図表示手段により表示された所定の範囲の地図を区分するブロックを表示させるブロック表示手段と、ブロック表示手段により表示されたブロックのうち、指定手段により指定された移動経路を含むブロックの地図データを転送する転送手段と、移動経路を含むブロックの地図データの転送を受け、記憶する第2の記憶手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の地図データ管理装置および地図データ管理方法においては、記憶されている所定の範囲の地図が表示され、ユーザの所定の範囲の地図上でのドラッグ操作に応じて表示される移動軌跡に沿って移動経路が指定される。そして、ドラッグ操作による移動経路の指定が完了した後に、地図を区分するブロックが表示され、移動経路を含むブロックの地図データが他の装置に転送される。
【0012】
本発明の地図データ管理システムにおいては、記憶されている所定の範囲の地図が表示され、ユーザの所定の範囲の地図上でのドラッグ操作に応じて表示される移動軌跡に沿って移動経路が指定される。そして、ドラッグ操作による移動経路の指定が完了した後に、地図を区分するブロックが表示され、移動経路を含むブロックの地図データが転送される。そして、その地図データが記憶される。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の地図データ管理装置を応用した携帯用(ノート型)パーソナルコンピュータの構成例を表している。この実施例においては、携帯用ナビゲーション装置としての携帯用パーソナルコンピュータは、キーボード、マウスなどよりなる入力装置12と、入力装置12からの指令に対応して、ナビゲーション、その他の各種の処理を実行する制御装置11、地図データを記憶する記憶装置13、地図および現在位置の他、各種の表示を行う表示装置14と、現在位置を検出し、制御装置11に出力するGPS装置15とにより構成されている。
【0015】
図2は、図1の携帯用ナビゲーション装置としての携帯用(ノート型)パーソナルコンピュータのより詳細な構成例を示している。CPU41は、バスライン57を介して各種のICなどと接続されている。ROM51は、装置全体のシステムプログラムの他、例えばワードプロセッサ機能用のカナ漢字変換プログラムおよびそのための辞書テーブル、さらに手書き入力に対する認識プログラムおよびそのための辞書テーブルなどが書き込まれている。ワーキング用RAM52には、動作上必要なデータが随時記憶される。また、記憶装置13としてのハードディスク71には、地図データ、各種のアプリケーションプログラムなどが適宜記憶される。
【0016】
バックアップ用RAM53には、バックアップ用の電池54(バッテリ50とは別の電池)が接続されており、装置本体の電源がオフされた場合においても必要なデータをバックアップするようになっている。タイマIC55は電池54に接続され、水晶振動子56からのクロックを計数して、その時点における年月日および時刻のデータを出力している。V−RAM44を有するLCDコントローラ43やタブレットコントローラ46も、バスライン57を介してCPU41に接続されている。表示装置14は、所定の表示を行うLCD85と、ペン86と共動して、入力を検出するタブレット84により構成されている。
【0017】
音声処理回路58は、ソケット81乃至83からの入力やCPU41からの指令に対応して所定の音声信号を発生し、加算器59に出力する。音声メモリ61はCPU41に制御され、予め記憶している所定の音声(例えば「次の交差点を右折して下さい」といったナビゲーション用の音声案内)を加算器59に出力する。加算器59は音声処理回路58の出力と音声メモリ61の出力とを加算し、音声音量コントローラ60を介してスピーカ87に出力する。音量コントローラ60には、音量切換スイッチ89が接続され、これを操作することにより音量を制御することができるようになっている。
【0018】
蛍光板(バックライト部)88には、電源回路64(電源スイッチをオンしたとき、バッテリ50あるいはACアダプタから電力が供給される)からの電力がインバータ回路63を介して供給されている。キーマウスインタフェース62には、入力装置12が接続されている。キーマウスインタフェース62は、入力装置12のスイッチのオン/オフ、その他の操作に対応する信号をCPU41に供給する。インタフェース72は、RS232Cケーブルを介して接続された外部機器(図3の据置型パーソナルコンピュータ)との間でデータを授受する。
【0019】
ソケット81には、GPS装置15としてのICカード70が接続され、CPU41はICカードインタフェース66を介して、そのICカード70(GPS装置15)とデータ、プログラム等の授受ができるようになっている。また、ソケット82,83には、その他のボードが適宜接続され、拡張用インタフェース68を介してCPU41と接続されるようになっている。
【0020】
なお、GPS装置を構成するICカード70は、アンテナ70Aを備え、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)規格に従ったGPS機能を有するものであり、一般に、既に市販されている。このようなICカードについては、例えば、NIKKEI ELECTRONICS 1995.2.13(no.628)第187頁乃至第194頁に、「携帯型パソコンや時計へGPS受信ボードの用途広がる」として、紹介されている。
【0021】
次に、その動作について説明する。この携帯用パーソナルコンピュータをナビゲーション装置として使用する場合、スロット81に、GPS装置15としてのICカード70を装着する。そして、この携帯用パーソナルコンピュータを、据置型パーソナルコンピュータと、図3に示すように、RC−232Cケーブル31で接続する。据置型パーソナルコンピュータも、携帯用パーソナルコンピュータと同様に、各種の入力を行う入力装置22、入力装置22からの指令に対応して各種の処理を実行する制御装置21、地図データ、地図データを転送するためのアプリケーションプログラムなどを記憶する記憶装置23および各種の表示を行う表示装置24とにより構成されている。
【0022】
次に、据置型パーソナルコンピュータの入力装置22の所定のキーを操作して、記憶装置23に記憶されているナビゲーション用の地図データを転送するためのアプリケーションプログラムを制御装置21のCPU(図示せず)にロードさせ、図4のフローチャートに示す処理を実行させる(携帯用パーソナルコンピュータの入力装置12の所定のキーを操作して、ICカード70に記憶されている地図データ転送のアプリケーションプログラムをCPU41にロードさせ、その処理を実行するようにしてもよい)。
【0023】
最初に、ステップS1で、制御装置21は、記憶装置23に記憶されている地図データを読み出し、表示装置24に出力し、表示させる。これにより、表示装置24に、図5に示すような、地図が表示される。
【0024】
制御装置21は、次に、ステップS2において、準備操作メニュー表示処理を実行し、図5に示すように、準備操作メニューを表示させる。
【0025】
図5に示すように、準備操作メニューには、各種のツールがアイコンとして表示される。使用者は、ステップS3おいて、各種のツールの中から、経路設定ツールを選択する。この選択は、入力装置22を構成するマウスを操作することで、表示装置24に表示されたカーソルをそのツール上に移動させた後、マウスをクリックすることで行うことができる。
【0026】
制御装置21は、経路設定ツールが選択されると、図6に示すように、ペンを表示装置24に表示させる。使用者は、ステップS4において、このペンを用いて、移動経路を入力する。この移動経路の入力は、マウスでペンをクリックし、そのまま移動経路に沿ってドラッグすることで行われる。このとき、制御装置21は、表示装置24に、図7に示すように、ペンの移動軌跡に沿って移動経路を表示させる。使用者は、この表示を見ながら、移動経路を入力することができる。
【0027】
移動経路の入力が完了したとき、次に、ステップS5に進み、使用者は、図8に示すように、経路地図転送選択ツールを準備操作メニューから選択する。この選択も、カーソルをそのツール上に移動してマウスをクリックすることで行われる。
【0028】
制御装置21は、経路地図転送ツールが選択されたとき、ステップS6に進み、ブロック表示を行う。すなわち、図8に示すように、全国の範囲をカバーする地図(表示中の地図)を格子状にN個のブロックに区分する。そして、ステップS4で、入力された移動経路およびそれから所定距離の地域を含むブロックについては、他のブロックと区別して表示する。図8の実施例においては、移動経路を含むブロックI,K,Lが、太線で示されている。そして、このときさらに、図9に示すように、太線で示すブロックの地図データを、携帯用パーソナルコンピュータの記憶装置13(ハードディスク71)にコピー(転送)するか否かを判断させるメニューとして、OKの文字およびCancelの文字のアイコンが表示される。
【0029】
使用者は、ステップS7で、太線で囲まれたブロックの地図データだけをハードディスク71に転送すればよいか否かを判定し、よいと判定した場合においては、ステップS8に進み、OKの文字のアイコンをカーソルを移動してクリックすることで選択する。
【0030】
OKが選択されたとき、制御装置21は、ステップS9おいて、選択されたブロックの地図データをコピーする処理を実行する。
【0031】
すなわち、制御装置21は、記憶装置23に記憶されているブロックI,K,Lの地図データを読み出し、RS232Cケーブル31を介して、携帯用パーソナルコンピュータの制御装置11に出力する。制御装置11のCPU41は、このデータをインタフェース72を介して取り込み、ハードディスク71に転送し、記憶させる。この転送(コピー)動作中、制御装置21は、表示装置24に、図10に示すように、現在コピー中であることを表す文字Copyingを表示させる。また、コピーを途中で中断させる場合のために、Cancelのボタンアイコンは、表示したままの状態とする。
【0032】
使用者は、ステップS7において、ブロックI,K,Lだけでは地図データが不足すると判定したとき、あるいは、途中で処理を終了させたいと考えたとき、ステップS10に進み、キャンセルの入力を行う。すなわち、図9に示されているCancelのボタンアイコン上にカーソルを移動させ、クリックする操作を行う。制御装置21は、このキャンセルが入力されたとき、ステップS9の処理をスキップする。従って、地図データの転送処理は行われないことになる。
【0033】
使用者は、ブロックI,K,Lだけでなく、その他のブロックの地図データも取り込みたい場合においては、そのブロックまたはそのブロックの近傍を通過するように、移動経路を再度入力するようにする。
【0034】
以上のようにして、例えば、地図道路ブロックI,K,Lのデータが、ハードディスク71に転送されると、ハードディスク71においては、図11に示すように、地図道路ブロックI,K,Lの地図データを、対応する経度と緯度データとともに記憶する。
【0035】
図12は、他の転送処理の例を表している。この実施例においては、ステップS21において、地図表示処理を行い、ステップS22で、準備操作メニュー表示処理を実行する。以上の処理は、図3におけるステップS1,S2の処理と同様の処理である。これにより、表示装置24には、例えば、図13に示すような、準備操作メニューが表示される。
【0036】
次に、ステップS23に進み、使用者は、準備操作メニュー内のコピーツールを選択する。制御装置21は、このコピーツールが選択されたとき、ステップS24に進み、ブロック表示を行わせる。すなわち、表示装置24に表示されている地図上に、図14に示すように、格子状に線を表示し、地図をN個のブロックに区分させる。また、このとき、コピーすべきブロックの指定が完了したとき、操作されるボタンアイコンを「完了?」の文字を付加して表示させる。
【0037】
次に、ステップS25に進み、使用者は、コピーすべきブロックを指定する。この指定は、カーソルを所定のブロック上に移動させ、クリックすることで行われる。指定されたブロックの周囲は、図15に示すように、太線で表示される。図15の実施例においては、ブロックI,J,K,Lの4つのブロックが指定されている。使用者は、転送すべきブロックの指定を完了したとき、ステップS26に進み、指定完了入力を行う。この入力は、図15の右下に表示されている「完了?」のボタンアイコンをカーソルで指定し、クリックすることで行われる。
【0038】
このように、指定完了入力が行われると、制御装置21は、図16に示すように、OKとCancelのボタンアイコンを表示装置24に表示させる。使用者は、ステップS27において、この状態でコピーをするか否かを判定し、コピーする場合においては、ステップS28に進み、OKのボタンアイコンを操作する。このとき、制御装置21は、ステップS29に進み、指定されたブロックをコピーする処理を実行する。
【0039】
すなわち、上述した場合と同様にして、制御装置21は、記憶装置23から、ブロックI,J,K,Lの地図データを読み出し、制御装置11に転送する。CPU41は、この地図データをハードディスク71に書き込ませる。制御装置21は、この転送処理が実行されている最中、図17に示すように、Copyingの文字を表示させる。
【0040】
ステップS27において、コピーをする必要がないと判断したとき、ステップS30に進み、使用者は、Cancelのボタンアイコンを操作する。このCancelが入力されると、制御装置21は、地図データの転送を行わずに、取込処理を終了させる。
【0041】
図3の実施例の場合、移動経路を入力すると、その移動経路とその近傍の地図データを含むブロックのデータが自動的に選択されるが、図12の実施例においては、転送すべきブロックを、使用者が手動操作して選択するようにしたので、希望するブロックの地図データを容易に取り込むことが可能となる。
【0042】
以上のようにして、ハードディスク71には、最低限必要な地図データのみが書き込まれる。従って、その容量は小さいものとすることができる。
【0043】
このように、ハードディスク71に、地図データを取り込んだ後は、CPU41は、入力装置12より所定の指令(ナビゲーション動作の開始)が指令されると、通常の場合と同様のナビゲーション処理を実行する。
【0044】
すなわち、ICカード70は、図示せぬ衛星からの電波を受信し、現在位置を検出し、CPU41に出力する。CPU41は、現在位置周辺の地図データをハードディスク71から読み出し、LCD85に表示させる。また、このとき、現在位置を表すマークもLCD85に重畳表示させる。使用者は、このLCD85の表示を見て、現在位置とその周辺の状態を確認することができる。
【0045】
なお、上記実施例においては、指定されたブロックの全ての地図データを取り込むようにしたが、例えば、自動車で高速道路を移動するような場合、高速道路以外の地図はそれほど必要ではない。そこで、高速道路で移動する区間の地図データとしては、高速道路に関する地図データのみを抽出して、ハードディスク71に転送し、記憶させるようにすることもできる。このようにすれば、データ量をさらに少なくすることができる。
【0046】
また、上記実施例では、ICカード70のプログラムをCPU41に転送し、実行させるようにしたが、ICカード70に実行させるようにしてもよい。
【0047】
以上、本発明を携帯用パーソナルコンピュータに応用した場合を例として説明したが、本発明は、その他の地図データ管理装置に応用することが可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、他の装置の記憶容量を小さくすることができ、他の装置を携帯するのに有利となる。
【0049】
また、本発明によれば、記憶手段の記憶容量を小さくすることができ、小型化、低コスト化が可能となる。
【0050】
さらに、本発明によれば、携帯に有利なナビゲーション装置を実現することが可能となる。
【0051】
また、操作性が改善され、迅速かつ確実に地図データを転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯用パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例のより詳細な構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の実施例の接続状態を説明する図である。
【図4】図1の実施例の動作を説明するフローチャートである。
【図5】図3の表示装置24における表示例を示す図である。
【図6】図3の表示装置24における表示例を示す図である。
【図7】図3の表示装置24における表示例を示す図である。
【図8】図3の表示装置24における表示例を示す図である。
【図9】図3の表示装置24における表示例を示す図である。
【図10】図3の表示装置24における表示例を示す図である。
【図11】図4のステップS9における処理の結果を説明する図である。
【図12】図1の実施例の他の処理例を示すフローチャートである。
【図13】図3の表示装置24における表示例を示す図である。
【図14】図3の表示装置24における表示例を示す図である。
【図15】図3の表示装置24における表示例を示す図である。
【図16】図3の表示装置24における表示例を示す図である。
【図17】図3の表示装置24における表示例を示す図である。
【図18】従来のナビゲーション装置の構成例を示すブロック図である。
【図19】図18の記憶装置3の地図データの記憶状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 制御装置
2 入力装置
3 記憶装置
4 表示装置
5 GPS装置
11 制御装置
12 入力装置
13 記憶装置
14 表示装置
15 GPS装置
41 CPU
70 ICカード
71 ハードディスク
85 LCD

Claims (3)

  1. 地図データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている所定の範囲の地図を表示させる地図表示手段と、
    ユーザの前記所定の範囲の地図上でのドラッグ操作に応じて表示される移動軌跡に沿って移動経路を指定する指定手段と、
    前記ドラッグ操作による移動経路の指定が完了した後に、前記地図表示手段により表示された前記所定の範囲の地図を区分するブロックを表示させるブロック表示手段と、
    前記ブロック表示手段により表示された前記ブロックのうち、前記指定手段により指定された前記移動経路を含む前記ブロックの地図データを他の装置に転送する転送手段と
    を備えることを特徴とする地図データ管理装置。
  2. 地図データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている所定の範囲の地図を表示させる地図表示手段と、
    ユーザの前記所定の範囲の地図上でのドラッグ操作に応じて表示される移動軌跡に沿って移動経路を指定する指定手段と、
    前記地図表示手段により表示された前記所定の範囲の地図を区分するブロックを表示させるブロック表示手段と、
    前記ブロック表示手段により表示された前記ブロックのうち、前記指定手段により指定された前記移動経路を含む前記ブロックの地図データを他の装置に転送する転送手段と
    を備え地図データ管理装置における地図データ管理方法において、
    前記記憶手段に記憶されている前記所定の範囲の地図を、前記地図表示手段に表示させる地図表示ステップと、
    前記地図表示ステップにおいて表示された前記所定の範囲の地図上で、前記指定手段に前記移動経路を指定させる指定ステップと、
    前記ドラッグ操作による移動経路の指定が完了した後に、前記地図表示ステップにおいて表示された前記所定の範囲の地図を区分する前記ブロックを、前記ブロック表示手段に表示させるブロック表示ステップと、
    前記ブロック表示ステップにおいて表示された前記ブロックのうち、前記指定ステップにおいて指定された前記移動経路を含む前記ブロックの地図データを、前記転送手段によって、他の装置に転送させる転送ステップと
    を含むことを特徴とする地図データ管理方法。
  3. 地図データを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶されている所定の範囲の地図を表示させる地図表示手段と、
    ユーザの前記所定の範囲の地図上でのドラッグ操作に応じて表示される移動軌跡に沿って移動経路を指定する指定手段と、
    前記ドラッグ操作による移動経路の指定が完了した後に、前記地図表示手段により表示された前記所定の範囲の地図を区分するブロックを表示させるブロック表示手段と、
    前記ブロック表示手段により表示された前記ブロックのうち、前記指定手段により指定された前記移動経路を含む前記ブロックの地図データを転送する転送手段と、
    前記移動経路を含む前記ブロックの地図データの転送を受け、記憶する第2の記憶手段と
    を備えることを特徴とする地図データ管理システム。
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