JP3829898B2 - プリンタおよびプリンタの制御方法 - Google Patents

プリンタおよびプリンタの制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はロール紙や単票用紙などの種類の異なる印刷用紙に対して印刷可能なプリンタおよびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レシート印字に多く用いられるロール紙、1枚紙や複数葉の複写紙として供給されスリップ印字で用いられる単票用紙などに対し印刷を行う場合は、その記録紙(印刷用紙)の種類に加えて詳細な仕様、例えば、紙厚や印刷の濃度などによって印刷する側、すなわちプリンタの条件が異なることがある。ロール紙を用いてレシート印字を行うのであれば、ロール紙を取り扱えるプリンタが必要であり、さらに、ロール紙が感熱性であればサーマルヘッドを備えたプリンタが必要となる。一方、単票用紙に印刷を行うのであれば、単票用紙を取り扱えるプリンタが必要であり、複写式の単票用紙に対してはワイヤードットタイプのプリンタが必要となる。このため、近年、複数の種類の印刷用紙に印刷できるように、ロール紙および単票用紙が供給できるようになったワイヤードットタイプのプリンタ、あるいは、レシート印字用のサーマルヘッドおよびスリップ印字用のワイヤードットタイプの2種類の印字ヘッドを備えたプリンタなどが開発、あるいは検討されている。
【0003】
ところで、サーマルヘッドやワイヤードットタイプの印字ヘッドの駆動電圧は、通常、交流電源からスイッチングレギュレータ或いはシリーズレギュレータ等の直流安定化電源を用いて供給されている。これらの安定化電源は内部抵抗を有しており、負荷の変動に伴って出力電圧が変動する。また、電源から印字ヘッド駆動回路迄の配線の有するインピーダンスや抵抗の為に、印字ヘッド駆動回路に供給される駆動電圧は一定とならず、ふらつきが生じる。このため、印字ヘッドの駆動時間を一定にすると、印字ヘッドに供給されるエネルギが一定にならず、印字ムラが発生してしまう。
【0004】
このエネルギを一定にするために、駆動電圧が低い時は印字ヘッド駆動時間を長くし、また、駆動電圧が高い時は印字ヘッド駆動時間を短くする、というような駆動時間を可変とする制御が行われている。図12は印字ヘッドの駆動電圧と印字ヘッドの駆動時間の関係を表すグラフを示してある。このように、駆動電圧V1に対して駆動時間T1が1対1に対応する1つのファンクションで表され、印字ヘッドの駆動電圧に適した印字ヘッドの駆動時間で印字ヘッドを制御することにより印字品質を安定させることができる。
【0005】
しかし、複数種の記録紙に印字を行うプリンタにあっては、記録紙の種類が異なれば、厚さ及び材質等が異なるのが通例であり、印字ヘッドの駆動電圧と駆動時間を1つのファンクションで対応し高い印字品質を安定して得ることが困難である。例えば、ロール紙は1枚なので印字ヘッドの駆動時間が短くても良いが、複写紙の単票用紙に対しては印字ヘッドの駆動時間を長くする必要がある。プリンタの持っているファンクションが1つだと、同じ印字ヘッドの駆動電圧に対しては同じ駆動時間で動作してしまう。このため、単票用紙に合わせてファンクションを決めると、ロール紙に対しては印字ヘッドの駆動時間が必要以上に長くなって印字音が大きくなり、印字ヘッドが発熱するなどの問題が発生する。一方、ロール紙に合わせてファンクションを決めると、複写式の単票用紙に対しては必要な駆動時間より短くなり、コピー能力が低下するという問題が生ずる。
【0006】
これらの問題点を解決するために、従来は、特開昭53−113815(従来例1)、特開平03−23953(従来例2)及び特開平03−93549(従来例3)にそれぞれ開示されているような、記録紙の紙厚に応じた通電時間の制御機能を有するプリンタが開発されている。
【0007】
従来例1のプリンタは記録紙に付された紙厚表示を検出する検知器、紙厚に対応したマグネット付勢時間指示信号等を設け、記録紙の紙厚を自動検出して、紙厚に応じて、印字マグネットの付勢電流値と通電時間とを制御するようにしている。
【0008】
また、従来例2のプリンタはプラテンと印字ヘッドとのギャップを調節するギャップモータと、ギャップセンサとを有し、プラテン上に記録紙が無いときと記録紙をセットしたときとのギャップの差を測定することにより、記録紙の紙厚を検出し、これに応じて印字ヘッドに電流を通電する時間を設定するものである。
【0009】
従来例3のプリンタは、従来例2のプリンタと同様にプラテンギャップを調整するモータと、ギャップの最大を示すセンサとを有しており、最大ギャップ位置からヘッドが記録紙に当接する位置までの、モータの送り量を用いて記録紙の紙厚を検出し、これに応じて印字ヘッドのドットピンを駆動するコイルへの通電時間を制御している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
これらの従来例に開示されたプリンタは、記録紙の紙厚を検出するために、従来例1のプリンタでは紙厚表示を付した記録紙及びこの紙厚表示を検出する検知器を、また、従来例2及び従来例3に係るプリンタに於いてはプラテンギャップ調整モータ及び同ギャップセンサを用いている。このため、特定の種類の印刷用紙に対しては、その紙厚で自動的に駆動電圧と駆動時間が調整されるので簡単に高品質の印刷が得られる。しかしながら、ロール紙と単票用紙による印刷モードの相違、2色式の感熱紙を黒く発色させるか赤く発色させるかの印刷モードの相違などに対応することはできず、また、同じ厚さであっても複写式か否かによって駆動電圧と駆動時間が異なるような場合には対処できない。従って、これらの特別の手段を具備しても複数の種類の印刷用紙には対処できず、さらに、同一の種類の印刷用紙でも詳細な仕様が異なる記録紙に対し汎用的に対応することは不可能である。かえって、上記のような機構を設けることにより、プリンタの構成が複雑になり、信頼性、組立性が劣化し、さらに、プリンタの製造コストが増大するなどの要因となっている。
【0011】
そこで、本発明においては、複数の種類の印刷用紙に印刷が可能であり、さらに、それぞれの種類の印刷用紙、さらには、詳細な仕様の異なる印刷用紙に適した印刷モードを簡単にセットできるプリンタを提供することを目的としている。また、種類の異なる印刷用紙を、その印刷用紙に適した印刷モードで容易に印刷できるプリンタを提供することも目的としている。
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明のプリンタは、種類の異なる複数の記録媒体のいずれかを選択して印刷を行うプリンタであって、それぞれ設定可能な複数の駆動モードを持ち、前記複数の記録媒体の所定の記録媒体にそれぞれ印刷を行う複数の印刷手段と、前記複数の印刷手段の各々に対応づけて、前記印刷手段の駆動モードを格納する駆動モード記憶手段と、前記複数の記録媒体から一の記録媒体を選択する記録媒体選択手段と、前記記録媒体選択手段によって選択された前記記録媒体に、当該記録媒体に対応する前記印刷手段を用いて、当該印刷手段に対応づけて前記駆動モード記憶手段に格納された前記印刷手段の駆動モードによって印刷を行う印刷制御手段とを有するプリンタにおいて、更に、ホスト装置からのデータを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段によって受信したデータを解析するデータ解析手段と、前記データ解析手段によって解析された第1のデータに応じて前記複数の駆動モードのうちの一の駆動モードを現在選択されている前記印刷手段の駆動モードとして設定する駆動モード設定手段とを有し、前記記録媒体選択手段は、前記データ解析手段によって解析された第2のデータに応じて前記記録媒体の選択を行い、前記駆動モード記憶手段は、前記駆動モード設定手段によって設定された前記印刷手段の駆動モードが現在選択されている前記印刷手段と整合する場合に前記駆動モードを当該印刷手段と対応づけて格納することを特徴とする。
【0014】
【0015】
さらに、本発明はプリンタの制御方法としても把握することが適当であり、上記の構成に対応する作用をそれぞれの工程で実現するものである。
【0016】
本発明のプリンタおよびその制御方法では、駆動モード設定手段あるいは駆動モード設定工程において、駆動電圧および駆動時間のファンクションを切り換えできるように駆動モードが選択されると、駆動モード記憶手段あるいは駆動モード記憶工程において、その駆動モードがそのとき選択されている印刷手段に対応して記憶される。
【0017】
そして、記録媒体選択手段あるいは記録媒体選択工程において印刷用紙の種類が選択されると、その種類の印刷用紙に対応する印刷手段に対応付けて駆動モード記憶手段あるいは駆動モード記憶工程で記憶された印刷手段の駆動モードで印刷される。このため、ユーザーは印刷用紙の種類を選択するだけで、その種類の印刷用紙に適した印刷手段の駆動モードで印刷が行われる。従って、本発明のプリンタおよびその制御方法においては、印刷用紙の種類の指定と、印刷手段の駆動モードの指定を別々に行う必要はなく、印刷用紙の種類に適した印刷手段の駆動モードが自動的に選択され、品質が高く安定した印刷が行われる。
【0018】
例えば、記録紙(印刷用紙)に対応する印刷手段の駆動モードが、初期的に最適でない場合でも、一度、その印刷用紙に適した印刷手段の駆動モードを選択すると、以後は印刷用紙の選択を行うだけで印刷手段の最適な駆動モードを選択することが可能になる。
【0019】
このように、本発明のプリンタおよびその制御方法においては、印刷用紙の種類が指定されれば、その印刷用紙に適していると事前に判断された印刷手段の駆動モードが自動的に選択されるようにしている。従って、印刷用紙を自動判別し、それに対する印刷方法を設定しようとする機構を設けずに印刷用紙に自動的に対応できるプリンタを提供することができる。このため、そのような機構や回路自体、それらのためのスペースおよびコストは不要であり、印刷用紙の種類が変わると自動的にその印刷用紙の種類および紙厚などの詳細な仕様に適した駆動モードが選択される、小型で信頼性の高いプリンタを低価格で提供できる。さらに、種類の異なる印刷用紙の駆動モードはユーザーがセットできるようにしてあるので、汎用性の高いプリンタを提供できる。
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】
〔前提技術〕
次に、図面を参照しながら本発明の前提技術を説明する。図1に本発明の前提技術に係るプリンタの概略構成をブロック図を用いて示してある。本発明の前提技術のプリンタ1は、ロール紙および単票用紙のいずれに対してもワイヤードット型のヘッド10を用いて印刷できるプリンタである。このため、本発明の前提技術のプリンタ1は、印字ヘッド10のヘッドコイル11へ供給される電圧Vpを計測する印字ヘッド駆動電圧計測部30と、印字制御及び制御コマンドの通信を行うプリンタ制御回路部40、プリンタ制御回路部40からの指令に基づいて印字ヘッド10に内蔵されたヘッドコイル11への通電制御を行う印字ヘッド駆動部20を備えている。
【0023】
印字ヘッド駆動部20は、ヘッドコイル11に印字ヘッド駆動電圧Vpを印加する駆動スイッチ21を有している。そして、この駆動スイッチ21はトランジスタにより構成されている。また、印字ヘッド10はドットプリントを行うためのドットワイヤ(不図示)を有している。従って、プリンタ制御回路部40からの制御信号により駆動スイッチ21がオンすると、ヘッドコイル11には印字ヘッド駆動電圧Vpが印加され、不図示の磁気回路とで構成されたアクチュエータにより不図示の複数のドットワイヤをそれぞれ駆動し、ドットマトリックス形式の印字が行われる。ヘッドコイル11に印加される駆動電圧Vpの変動を計測する駆動電圧計測部30は基準抵抗31と基準抵抗32とからなり、基準抵抗31の一方は印字ヘッド駆動電圧Vpに接続され、他方は基準抵抗32に接続されている。基準抵抗32は一方が基準抵抗31に接続され他方はグランドに接続されている。よって基準抵抗31と基準抵抗32により分圧回路が構成され、印字ヘッド駆動電圧Vpの変化が分圧点33の変化として計測され、プリンタ制御回路部40へ伝えられる。本発明の前提技術ではプリンタ制御回路部40は駆動電圧Vpを発生する電源とは別のより低い電圧の電源を用いているため、このような分圧回路を必要としている。また、この分圧回路を用いることにより、被計測側のインピーダンスを高めて計測回路を保護する効果も期待できる。更に、計測側の入力容量と分圧回路の抵抗分とで構成される積分回路により、駆動電圧Vpに含まれる高周波雑音の影響を除去する効果も有している。
【0024】
プリンタ制御回路部40は、ホストコンピュータより送信された制御コマンドを受信する制御コマンド受信部44、受信した制御コマンドの機能を解釈する制御コマンド解釈部45を備えており、メモリ50には制御コマンド受信部44の受信した制御コマンドを一時的に格納する制御コマンド格納部51が設けられている。制御コマンドの受信が行われると、制御コマンド解釈部45はこの制御コマンド格納部51から受信済制御コマンドを取り出し、制御コマンドの機能を解釈し、機能に応じて印字用紙の種類、印字ヘッド駆動モード等を決定する。また、本発明の前提技術のプリンタ1には、機側で操作ができるように操作パネル49が用意されており、制御コマンド解釈部45で解釈可能なオペレーションの一部が操作パネル49からも実行できるようになっている。また、プリンタ制御回路部40は、印字ヘッド駆動電圧計測部30により計測されたアナログ値をデジタル変換するアナログ−デジタル変換部41を備えており、デジタル変換後の印字ヘッド駆動電圧Vpの分圧値が取り込めるようになっている。
【0025】
プリンタ制御回路部40は、制御コマンド解釈部45により解釈された印字ヘッドの駆動モードを、そのときに選択されている印刷用紙の種類と関連してモード・用紙記憶部53に記憶するモード選択部47と、制御コマンド解釈部45によって解釈された印刷用紙の種類によって、モード・用紙記憶部53に設定された駆動モードで印字ヘッド駆動電圧Vpの分圧値から印字ヘッド10の駆動時間を決定する駆動時間決定部43を備えている。さらに、駆動時間決定部43により決められた時間のとおりに印字ヘッド駆動部20を制御する印字ヘッド駆動制御部42も有している。
【0026】
メモリ50内には、印字ヘッドの駆動モード毎に印字ヘッド駆動電圧Vpと印字ヘッド駆動時間との対応を記憶した駆動時間テーブル52が設けられており、印字ヘッドの駆動モードに対応して図2に示すモードAの駆動時間を記憶したテーブルAと、モードBの駆動時間を記憶したテーブルBのデータが準備されている。図3に、これらのテーブルAおよびBに用意された印字ヘッドの駆動時間TA(モードAの駆動時間)およびTB(モードBの駆動時間)と印字ヘッドの駆動電圧Vpとの関係を示してある。それぞれのモードの駆動時間TAおよびTBと駆動電圧Vpの関係は、先に図12に基づき説明した通りであり、モードBにおいては同じ駆動電圧V1でモードAで選択される駆動時間TAより長い駆動時間TBが選択されるようになっている。そして、この図3のグラフに従って、デジタル変換された印字ヘッドの駆動電圧Vpの値(本発明の前提技術に於いては、実際にはその分圧値)と、対応する最適な印字ヘッドの駆動時間が駆動モード毎に図2に示した駆動時間テーブル52に格納されている。
【0027】
従って、駆動時間決定部43は、印字ヘッドの駆動電圧Vpの分圧値と、制御コマンド解釈部45が解釈した印刷用紙の種類に基づきモード・用紙記憶部53を参照して決定した印字ヘッドの駆動モードとによって、駆動時間テーブル52から印字ヘッド駆動部20が駆動すべき駆動時間をタイマー46にセットすることができる。
【0028】
本発明の前提技術のプリンタ1に用いられている印字ヘッドの駆動モードの選択および印刷用紙の種類の選択のための制御コマンドについて説明する。本発明の前提技術のプリンタ1の駆動モードの選択コマンドは次のようになっている。
【0029】
GS E n ・・・(1)
このコマンドコード”GS E”はこのコマンドが印字ヘッドの駆動モード選択コマンドであることを示し、このコマンドコード”GS E”を制御コマンド解釈部45が読み取ると印字ヘッドの駆動モード選択のコマンドであることを解釈する。”GS”はASCIIコードのグループセパレータ(Group Separator)、即ち1DH(Hは16進数を示す記号。以下同じ)を示し、”E”はASCIIコードの45Hを示す。これに続くパラメータ”n”は印字ヘッド駆動モードを指定する値を示し、本発明の前提技術ではn=0の時にモードAが選択され、n=1の時にモードBが選択されるとする。パラメータの数値がこれに限定されないことはもちろんである。本発明の前提技術においては、先に説明したように、印字ヘッド駆動電圧が同一の時には、モードAはモードBよりも印字ヘッド駆動時間の短いモードである。すなわち印字ヘッド駆動電圧VpがV1である時は、このV1に対するモードAの印字ヘッド駆動時間TA、モードBの印字ヘッド駆動時間TBは次のようになる。
【0030】
TA < TB ・・・(2)
上記パラメータ”n”は1バイトで構成したが、必要に応じて2バイト以上であっても良い。また、本発明の前提技術では駆動モードはA及びBの2種類であるが、これに限定されず、必要な数の駆動モードを用意することが可能である。
【0031】
一方、本発明の前提技術のプリンタ1の記録紙(印刷用紙)選択の制御コマンドは次の通りである。
【0032】
ESC c0 n ・・・(3)
コマンドコード”ESC c0”はこのコマンドが記録紙選択コマンドであることを示し、このコマンドコードを制御コマンド解釈部45が読み取ると記録紙選択のコマンドであると解釈する。”ESC”はASCIIコードのエスケープ(Escape)、即ち1BHを示し、”c0”はASCIIコードの63H及び30Hをそれぞれ示す。これに続くパラメータ”n”は記録紙を指定する値を示し、本発明の前提技術においては、n=0の時にロール紙が選択され、n=1の時に単票用紙が選択されるものとする。もちろん、パラメータの値はこれに限定されるものではない。
【0033】
上記パラメータは1バイトで構成したが、必要に応じて2バイト以上であっても良い。また、本発明の前提技術では記録紙の種類はロール紙及び単票紙の2種類であるが、これに限定されず、必要な数の記録紙の種類に応じて記録紙の選択指定が可能である。
【0034】
次に、本発明の前提技術のプリンタにおける制御動作について図4ないし7に示したフローチャートに基づき説明する。まず、ホストコンピュータより送信された制御コマンドはプリンタ制御回路部の制御コマンド受信部44により受信され、メモリ50内のコマンド格納部51に格納される。図4に示したように、まず、制御コマンド解釈部45はステップST1において制御コマンド格納部51より制御コマンドを読み込み、ステップST2においてこの制御コマンドが駆動モード選択コマンドか否かを判断する。モード変更コマンドの場合は、ステップST3でモード選択処理を行う。これについては図5に基づきさらに説明する。一方、駆動モード選択コマンドでないときはステップST4にて用紙選択コマンドか否かを判断する。用紙選択コマンドの場合は、ステップST5で用紙選択処理を行う。これについては図6に基づきさらに詳しく説明する。ステップST4において、用紙選択コマンドでなければ、ステップST6へ進んでその制御コマンドに応じた、印刷用紙の選択および駆動モードの選択以外のコマンドに対応した適当な処理を実行する。この制御コマンドの例としては、行送りの制御コマンド(”LF”)、印字データ取消の制御コマンド(”CAN”)等がある。
【0035】
図5に、モード選択処理(図4のステップST3)の概要を示してある。まず、ステップST11においてモード選択の制御コマンド「GS E n」を解釈する。本発明の前提技術のプリンタ1においては、n=0であればステップST12で駆動モードにモードAをセットする。一方、n=1であればステップST13で駆動モードにモードBをセットする。これらの制御コマンドの解釈は制御コマンド解釈部45で行っても良いし、モード選択の制御コマンドであることを制御コマンド解釈部45で解釈し、その後の処理をモード選択部47で行っても良い。次に、ステップST14および15のそれぞれにおいて、現状で選択されている記録紙(印刷用紙)の種類を判断する。この用紙の種類の判断は、制御コマンド解釈部45あるいは駆動時間決定部43の内部データで判断しても良いし、あるいは、モード・用紙記憶部53に現在選択されている印刷用紙の情報を記録しておき、この情報に基づき判断することも可能である。
【0036】
選択されている用紙の種類が判明すると、ステップST16、17、18および19において、選択されている用紙の種類に対応して選択された駆動モードがセットされる。ステップST16においては、ロール紙が選択されている状態で駆動モードAが駆動モード選択コマンドによって選択された場合には、ロール紙に対応する駆動モードとして駆動モードAがセットされることになる。また、ステップST17においては、単票紙の選択の後に駆動モード選択コマンドによって駆動モードBが選択された場合は、単票紙に対応する駆動モードとして駆動モードBがセットされ、後述するステップST20で記憶される。同様に、ステップST18では単票用紙に対し駆動モードBが、ステップST19ではロール紙に対し駆動モードBがセットされる。そして、ステップST20において、その内容がモード・用紙記憶部53に記憶される。
【0037】
図8に用紙の種類(ロール紙および単票用紙)に対し駆動モードAおよびBがセットされる例を示してある。本発明の前提技術のプリンタは、選択される記録紙とそれによって設定される駆動モードとの関係として、図8(A)に示す設定がプリンタの初期設定シーケンスの中で初期的に設定されるようにしている。これにより、特に駆動モードを設定しない場合は自動的に駆動時間の長い駆動モードが選択されるので確実な印字が保証される。これに対し、ロール紙が選択されている状態で駆動モード選択処理が行われ、駆動モードAがセットされると図8(B)に示すようにロール紙の駆動モードがBからAに変更され、この状態で記憶される。従って、以降においてはロール紙が選択されると自動的に駆動モードAで印刷が行われる。また、フローチャートから明らかなように、単票用紙が1枚紙である場合には、単票用紙が選択された状態で駆動モード選択コマンドを用いて駆動モードAを選択すれば、単票用紙に対し駆動モードAを選択することができる。さらに、印刷用紙の種類によって駆動モードの変更を許可しない設定も可能であり、図8(C)に示すように、ロール紙についてはモード設定ができないようにすることができる。
【0038】
図6に、用紙選択処理(図4のステップST5)の概要を示してある。まず、ステップST21において用紙選択の制御コマンド「ESC c0 n」を解釈する。本発明の前提技術のプリンタ1においては、n=0であればロール紙が選択されたので、ステップST22でプリンタ1をロール紙印字モードとする。このステップの具体的な内容は、例えば記録紙の移送経路をロール紙用に切り換えるとか、改行コマンドで送られる記録紙の量をロール紙に対応する値に設定するなどの処理である。それに続いてステップST24において、選択された記録紙の種類、すなわち、ロール紙に対応してモード・用紙記憶部53に記憶されている駆動モードをセットする。例えば、図8(B)の状態であれば、ステップST24において駆動モードAがセットされる。
【0039】
一方、ステップST21でn=1であれば単票用紙が選択されたので、この種類の印刷用紙に対応してステップST23でプリンタ1を単票用紙モードにセットし、ステップST25で単票用紙の駆動モードとしてモード・用紙記憶部53に記憶されている駆動モードをセットする。図8(B)の状態であれば、ステップST25において駆動モードBがセットされる。駆動モードBは複写能力を確保するため通電時間の長い駆動モードであり、単票用紙の多くが複写紙なので単票用紙に適しているモードである。これらの制御コマンドの解釈は制御コマンド解釈部45で行っても良いし、用紙選択の制御コマンドであることを制御コマンド解釈部45で解釈し、その後の処理を駆動時間決定部43で行っても良い。
【0040】
このように、本発明の前提技術のプリンタ1においては、記録紙(印刷用紙)の種類に対応する駆動モードをひとたび設定すれば、以降は記録紙を選択するだけで対応する、最適な駆動モードが自動的に選択される。そして、その駆動モードでステップST26の印刷動作が実施される。
【0041】
図7に印刷動作の例として、1ドット印字する時の動作をフローチャートを用いて示してある。ステップST31では、用紙選択によって設定された印字ヘッドの駆動モードを判断し、駆動モードがAならば駆動時間テーブル52のテーブルAを選択し(ステップST32)、印字ヘッド駆動モードがBならばテーブルBを選択する(ステップST33)。次にアナログ−デジタル変換部41によりデジタル変換された印字ヘッド駆動電圧Vpの値(分圧値)を読み込む(ステップST34)。ステップST32またはステップST33により選択されているテーブルAまたはテーブルBの中からステップST34で読み込んだデジタル値に対応する駆動時間をタイマー46にセットする(ステップST36)。次に印字ヘッド10の動作タイミングになるのを待つ(ステップST37)。印字ヘッド10の動作タイミングになったならば駆動制御部42は印字ヘッド駆動部20に駆動信号を送り(ステップST38)、それと同時にタイマー46を動作させる(ステップST39)。これにより駆動スイッチ21がオンしヘッドコイル11へ駆動電圧Vpが印加され印字が始まる。次にセットした駆動時間が終了するのを待つ(ステップST40)。駆動時間が終了したならばヘッド駆動部20への駆動信号を停止し(ステップST41)、タイマー46も停止させる(ステップST42)。この動作により1ドットの印字が終了する。このように、本発明の前提技術のプリンタ1および上記にフローチャートを用いて示した制御方法においては、印刷用紙の種類が指定されれば、その印刷用紙に適していると事前に判断された駆動モードが自動的に選択される。従って、印刷用紙を自動判別し、それに対する印刷方法を設定しようとする機構を設けなくとも、選択された印刷用紙に自動的に対応し、最適な駆動モードで印刷することができる。また、印刷用紙の種類を変える度に駆動モードを設定しなおす必要はなく、用紙選択を行って印刷を開始する手順を簡略化でき、また、処理時間も短縮できる。
【0042】
さらに、印刷用紙を自動判別するようなセンサーなどを用いた機構や回路を省いて印刷用紙に対する駆動モードを自動設定できるので、それらの機構や回路、およびそれらのためのスペースを省くことができ、複数の種類の印刷用紙に対し高品質の印刷が行える、小型で信頼性の高いプリンタを低価格で提供できる。さらに、種類の異なる印刷用紙の駆動モードはユーザーがセットできるようにしてあるので、本発明の前提技術のプリンタ1は汎用性の高いプリンタである。
【0043】
〔実施の形態〕
図9に、本発明の実施の形態に係るプリンタ1の概略構成を示してある。本例のプリンタ1は、先に図1に基づき説明したプリンタ1とほぼ同じ構成であり、共通する部分については同じ符号を付して以下では説明を省略する。本例のプリンタ1は、2組の印字ヘッド10および印字ヘッド駆動部20を備えている。一方の印字ヘッド10aおよび印字ヘッド駆動部20aは、ワイヤードットタイプの印字ヘッドであり、単票用紙に対しスリップ印字を行うために用いられる。本例の印字ヘッド10aには、駆動モードとして複写紙用のモード(モードA)、厚紙用のモード(モードB)および薄紙用のモード(モードC)がセットできるようになっており、これらのモードに対応した駆動時間テーブル52がメモリ50に用意されている。
【0044】
印字ヘッド10bおよび印字ヘッド駆動部20bは、サーマルヘッドであり、ロール状の感熱紙に対しレシート印字を行うために用いられる。本例の印字ヘッド10bは、活性化される温度の異なる複数色(例えば、黒と赤)の発色カプセルがコーディングされた熱感性の印刷用紙に対応しており、黒色を発色させるモード(モードA)、赤色を発色させるモード(モードB)、濃い印字を行うモード(モードC)および薄い印字を行うモード(モードD)がセットできるようになっている。印刷色を変えるための印刷時のヘッドの温度は実効電力、例えば駆動電圧で制御することができ、印刷の濃さは通電時間(駆動時間)で制御することができる。従って、サーマルヘッド10bをこれらのモードA〜Dで駆動する機構として、先にワイヤードットタイプのヘッドに基づき説明した構成とほぼ同じ構成が使用でき、これらの駆動モードA〜Dに対応したパラメータのテーブルをメモリ50に用意しておくことが可能である。
【0045】
図10および図11に、本例のプリンタ1のモード選択処理(図4のフローチャートのステップST3)および用紙選択処理(図4のフローチャートのステップST5)の概要を示してある。まず、ステップST51において、モード選択制御コマンドを解釈する。制御コマンド「GS E」に続くnが0であれば、ステップST52で駆動モードにモードAをセットする。一方、ステップST53でnが1であれば、ステップST54で駆動モードにモードBをセットする。さらに、ステップST55でnが2であればステップST56で駆動モードにモードCをセットする。また、nが2でない場合はステップST57で駆動モードにモードDをセットする。
【0046】
このようにモード選択制御コマンドによって選択された駆動モードの解釈が終了すると、ステップST58において現在選択されている印字部を判断する。本例のプリンタ1は、ロール状の感熱紙にレシート印字を行う印刷ヘッド10bと、単票用紙にスリップ印字を行う印刷ヘッド10aを備えており、これら2つの印刷ヘッド10bおよび10aが、ロール状の感熱紙と単票用紙という種類の異なる印刷用紙に1対1に対応している。従って、制御コマンド解釈部45で用紙選択コマンドが解釈されると、その解釈された結果に基づき印字ヘッド駆動制御部42が印刷する印字ヘッド10aあるいは10bを選択するようになっている。また、印字データなども印刷用紙の種類に代わり印刷を行う印刷ヘッド10aあるいは10bを指定して供給することができる。そこで、本例のプリンタ1においては、印字部10aあるいは10bに対応した駆動モードを記憶するようにしている。
【0047】
ステップST58において、駆動時間決定部43、印字ヘッド駆動制御部42あるいは制御コマンド解釈部45を含めた用紙選択部で選択されている印字部10aあるいは10bが判断できると(この判断は、本発明の前提技術のプリンタ1のようにモード・用紙記憶部53に設定されたフラグなどを用いても可能である)、選択済の印字部がレシート印字部10bであれば、ステップST59で印字部にレシートを設定する。一方、選択済の印字部がスリップ印字部10aであれば、ステップST60で印字部にスリップを設定する。そして、ステップST61で設定された印字部駆動モードとの整合性をチェックする。例えば、スリップ印字部10aが選択されているにもかかわらず、駆動モードとしてモードDが選択されていると整合性がない。このような場合はステップST62で、モード選択を無効にする、あるいは妥当なモードに強制的に変更するなどの適当なエラー処理を行う。
【0048】
ステップST61で選択された駆動モードと選択済の印字部が適合する場合は、ステップST63で、印字部に対応して選択された駆動モードをモード・用紙記憶部53に記憶する。従って、これ以降は、それぞれの印字部が選択されると、その印字部ではモード・用紙記憶部53に印字部に対応して記憶された駆動モードで印刷が行われる。
【0049】
図11に、本例のプリンタ1の用紙選択処理の概要を示してある。先ず、ステップST71で用紙選択制御コマンド「ESC c0」に続くnの値を判断する。nが0のときはロール状の感熱紙が選択されたので、ステップST72で、その印刷用紙に対応するレシート印字部10bが選択される。さらに、ステップST73でプリンタ1の状態をロール紙を印刷する状態に切り換える処理(図6のステップST22とほぼ同じ処理)が行われる。一方、nの値が1のときは、単票用紙が選択されたので、ステップST74で、その印刷用紙に対応するスリップ印字部10aが選択される。さらに、ステップST75でプリンタ1の状態が単票用紙に印刷を行う状態に切り換えられる。
【0050】
選択された印刷用紙に対応する印字部が設定されると、ステップST76において、その印字部に対応してモード・用紙記憶部53に記憶されている駆動モードがセットされる。そして、ステップST26で印字動作が行われる。従って、本例のプリンタ1においても、印刷を行う印字部が選択されると自動的にその印字部に対応する駆動モードが設定され、セットされた印刷用紙に適した印刷が行われる。例えば、薄紙の単票用紙を常時使用するユーザーであれば、最初に単票用紙を印刷するときに薄紙用のモードCを選択するだけで、その駆動モードが単票用紙、すなわち、スリップ印字部10bに対応して記憶される。そして、その後は単票用紙に印刷を行うためにスリップ印字部10bを選択すると、スリップ印字部10bにおいては薄紙に適したモードCで印刷が行われる。このように本例のプリンタ1は、ロール紙あるいは単票用紙を最初に印刷するときに駆動モードを適当にセットすると、その後はロール紙あるいは単票用紙を印刷するときは自動的に最適な駆動モードで印刷が行われる。従って、本例のプリンタは用紙切り換えの処理が非常に簡単であり、また、迅速に行うことができる。
【0051】
なお、上記の例では、2種類の印刷用紙に対応したプリンタを例に説明しているが、本発明はこれに限定されることなく、3種類以上の印刷用紙に対応したプリンタおよびその制御方法に対しても適用できることはもちろんである。
【0052】
【発明の効果】
以上述べたように本発明のプリンタおよびその制御方法を採用することにより、記録紙(印刷用紙)に対応する印刷手段の駆動モードをひとたび設定すれば、以降は印刷用紙を選択するだけで、その印刷用紙の種類あるいは紙厚などの細かな仕様に対応する、印刷手段の最適な駆動モードが自動的に選択され、最適な印刷が行われるようにすることができる。また、そのような印刷手段の駆動モードの選択も、選択されている印刷用紙の種類に対応して自動的に行われるようになっているので、印刷手段の駆動モードを設定する煩わしさはなく、誰にでも簡単に行うことができる。従って、本発明により、複数種類の印刷用紙に印刷が可能であり、さらに、それぞれの種類の印刷用紙に適切な印刷手段の駆動モードが簡単に設定でき、その後は印刷用紙の種類あるいはそれに対応する印字部を設定するだけで最適な印刷ができる多機能で誰にでも使いやすいプリンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の前提技術にかかるプリンタの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す駆動時間テーブルの概略を示す図である。
【図3】 図2に示す駆動時間テーブルを算出した駆動電圧に対する駆動時間の関係を示すグラフである。
【図4】 図1に示すプリンタにおける概略処理を示すフローチャートである。
【図5】 図4に示すモード選択処理の概要を示すフローチャートである。
【図6】 図4に示す用紙選択処理の概要を示すフローチャートである。
【図7】 図6に示す印字処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】 図1に示すモード・用紙記憶部の記憶内容の一例を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態に係るプリンタの概略構成を示すブロック図である。
【図10】 図9に示すプリンタのモード選択処理の概要を示すフローチャートである。
【図11】 図9に示すプリンタの用紙選択処理の概要を示すフローチャートである。
【図12】 印字ヘッドの駆動電圧と駆動時間との一般的な関係を表すグラフである。
【符号の説明】
1 プリンタ
10 印字ヘッド
20 印字ヘッド駆動部
30 駆動電圧計測部
40 プリンタ制御回路部
41 アナログ−デジタル変換部
42 印字ヘッド駆動制御部
43 印字ヘッド駆動時間決定部
44 制御コマンド受信部
45 制御コマンド解釈部
46 タイマー
47 モード選択部
49 操作パネル
50 メモリ
51 制御コマンド格納部
52 駆動時間テーブル
53 モード・用紙記憶部

Claims (2)

  1. 種類の異なる複数の記録媒体のいずれかを選択して印刷を行うプリンタであって、
    それぞれ設定可能な複数の駆動モードを持ち、前記複数の記録媒体の所定の記録媒体にそれぞれ印刷を行う複数の印刷手段と、
    前記複数の印刷手段の各々に対応づけて、前記印刷手段の駆動モードを格納する駆動モード記憶手段と、
    前記複数の記録媒体から一の記録媒体を選択する記録媒体選択手段と、
    前記記録媒体選択手段によって選択された前記記録媒体に、当該記録媒体に対応する前記印刷手段を用いて、当該印刷手段に対応づけて前記駆動モード記憶手段に格納された前記印刷手段の駆動モードによって印刷を行う印刷制御手段とを有するプリンタにおいて、更に、
    ホスト装置からのデータを受信するデータ受信手段と、
    前記データ受信手段によって受信したデータを解析するデータ解析手段と、
    前記データ解析手段によって解析された第1のデータに応じて前記複数の駆動モードのうちの一の駆動モードを現在選択されている前記印刷手段の駆動モードとして設定する駆動モード設定手段とを有し、
    前記記録媒体選択手段は、前記データ解析手段によって解析された第2のデータに応じて前記記録媒体の選択を行い、
    前記駆動モード記憶手段に、前記駆動モード設定手段によって設定された前記印刷手段の駆動モードが現在選択されている前記印刷手段と整合する場合に前記駆動モードを当該印刷手段と対応づけて格納されることを特徴とするプリンタ。
  2. それぞれ設定可能な複数の駆動モードを持つ複数の印刷手段を有し、種類の異なる複数の記録媒体のいずれかを選択して印刷を行うプリンタの制御方法であって、
    前記複数の印刷手段の各々に対応づけて、前記印刷手段の駆動モードを駆動モード記憶手段に格納する駆動モード記憶工程と、
    前記複数の記録媒体から一の記録媒体を選択する記録媒体選択工程と、
    前記記録媒体選択工程において選択された前記記録媒体に、当該記録媒体に対応する前記印刷手段を用いて、前記駆動モード記憶工程において当該印刷手段に対応づけて前記駆動モード記憶手段に格納された前記印刷手段の駆動モードによって印刷を行う印刷制御工程とを有するプリンタの制御方法において、更に、
    ホスト装置からのデータを受信するデータ受信工程と、
    前記データ受信工程において受信したデータを解析するデータ解析工程と、
    前記データ解析工程において解析された第1のデータに応じて前記複数の駆動モードのうちの一の駆動モードを現在選択されている前記印刷手段の駆動モードとして設定する駆動モード設定工程とを有し、
    前記記録媒体選択工程においては、前記データ解析工程において解析された第2のデータに応じて前記記録媒体の選択を行い、
    前記駆動モード記憶工程においては、前記駆動モード設定工程において設定された前記印刷手段の駆動モードが現在選択されている前記印刷手段と整合する場合に前記駆動モードを当該印刷手段と対応づけて格納することを特徴とするプリンタの制御方法。
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