JP3829658B2 - 車両のフロア構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のフロア構造に関し、特に、車椅子乗り入れ等のためのスロープ装置を設けた車両におけるフロア構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5にはスロープ装置を設けたバン型車両の一例を示す。車両の後壁に形成された開口(後部開口)Oは大きな開口面積を有する開口上部O1と、これの下方で狭幅となった開口下部O2とで構成されており、開口上部O1はその上縁にヒンジ結合された跳ね上げ式のバックドアDによって開閉されるようになっている。図5はバックドアDを跳ね上げて開口上部O1を開放した状態を示す。
【0003】
後部車室のフロアFは中央部F1が後方へ向けて次第に低くなって、リアバンパ5の中央部で上記開口下部O2として後方へ開放している。開口下部O2はテールゲート6によって開閉されるようになっており、テールゲート6は図示するように開口O外の車両後方へ略水平に転倒展開して開口下部O2を開放している。テールゲート6の先端には当該ゲートと略同幅のスロープ板7が回動自在に結合されており、スロープ板7の先端にはさらにスロープ板8が回動自在に結合されて、これらスロープ板7,8が面一に展開してスロープ板8の先端が路面に当接し、後部車室のフロア中央部F1から路面に至るスロープが形成されている。
【0004】
図6にはフロアFを車両内方から見た概略構造を示す。フロアFはベース車両のフロアパネル1を改造して実現されている。すなわち、ベース車両のフロアパネル1は車両後端へ至るまで水平で、その幅方向中央部には車両前後方向へ延びる多数の矩形断面の凹状ビード11が平行に形成されている。このようなフロアパネル1の後半中央部を矩形に切欠き、この切欠き12を覆うように上方からスロープパネル9が重ねられている。スロープパネル9は矩形板体を後方へ向かうにつれて次第に深くなるU字断面に成形して車両後方に向かって下り傾斜するスロープを形成したもので、その前縁部91を切欠き12の前縁部上に重ねて接合するとともに、左右の側壁92,93上端の側縁フランジ部921,931を切欠き12の左右の側縁部13,14上にそれぞれ重ねて接合してある。このようなスロープパネル9によって後方へ漸次下り傾斜するフロア中央部F1が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のフロア構造では、切欠き12に臨む凹状ビード11後端部でのシール性を確保するために、図7に示すように、スロープパネル9の前縁部91を、凹状ビード11を形成したフロアパネル1のパネル形状に倣った凹凸形状に屈曲成形してこれを凹状ビード11後端部に重ねることにより、これらの間に隙を生じることがないようにしている。しかし、スロープパネル9の前縁部91を凹凸形状に成形するのは製作の手間を要することからコスト高になるという問題があった。スロープパネル9の前縁部91が重なる部分でフロアパネル1の凹状ビード11を無くすことも考えられるが、ベース車両のフロアパネルが流用できなくなるため、やはりコスト高となることは避けられない。
【0006】
そこで本発明はこのような課題を解決するもので、スロープ付きフロアのシール性を、製造コストを増大させることなく確保することができる車両のフロア構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本第1発明では、車両の後壁に形成された開口(O)に隣接する部位に切欠き(12)が形成されるとともに、車両の前後方向に延びて後端部が切欠き(12)に開通する複数の凹状ビード(11)が形成されたフロアパネル(1)と、切欠き(12)を覆うように配設されるとともに、開口(O)に向かって下り傾斜するスロープが形成されたスロープパネル(4)とを備える車両のフロア構造において、凹状ビード(11)の後端部を閉塞する縦壁(21)、および切欠き(12)の側縁部(13、14)と略面一な水平壁(22)が形成されたブラケット(2)をフロアパネル(1)に接合するとともに、スロープパネル(4)の周縁部(41,421,431)をブラケット(2)の水平壁(22)と切欠き(12)の側縁部(13,14)に接合し、かつ上記ブラケット(2)の縦壁(21)に、上記切欠き(12)の前縁部の切断面(12a)に当接するシール部材(3)を設ける。
【0008】
本第1発明においては、ブラケットの縦壁によってビードの後端部を閉塞するとともに、略面一とした切欠きの側縁部とブラケットの水平壁にスロープパネルの周縁部を接合することによって車両フロアのシール性を確保しているから、従来のようにスロープパネルの前縁部を凹凸形状に成形したり、あるいはフロアパネルのビードの一部を無くす等の必要がないから、スロープ付きフロアのシール性を安価に確保することができる。
【0010】
なお、上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1にはフロアFを車両内方から見た概略構造を示す。図1において、ベース車両のフロアパネル1は車両後端へ至るまで水平で、その幅方向中央部には車両前後方向へ延びる多数の矩形断面の凹状ビード11が平行に形成されている。フロアパネル1の後半中央部は矩形に切り欠かれており、この切欠き12の前辺にはこれに沿って図2に示すようにブラケット2が配設されている。
【0012】
ブラケット2は図3、図4に示すように、長尺板体を略Z字断面に屈曲させて縦壁21とその上下縁から水平に延びる上壁22および下壁23を形成したもので、縦壁21には全面に一定厚の板状シール部材3が接合されている。ブラケット2はシール部材3の表面が、凹状ビード11が形成された切欠き12前縁部の切断面12aに当接するように位置させられて(図4)、その下壁23がフロアパネル1の切欠き12前縁部下面に接合されており、この状態で、ブラケット2の上壁22は切欠き12の左右の側縁部13,14(図1)と略面一に位置する。
【0013】
図1において、スロープパネル4は矩形板体を後方へ向かうにつれて次第に深くなる略U字断面に成形して車両後方に向かって下り傾斜するスロープとしたもので、その平板状前縁部41をブラケット2の上壁22に重ねて接合するとともに、左右の側壁42,43の上端に形成された側縁フランジ部421,431を切欠き12の左右の側縁部13,14上にそれぞれ重ねて接合してある。なお、シール部材3は加熱してこれを発泡させて、その表面を切欠き12前縁部の切断面12aに圧接させている。
【0014】
このような構造により、スロープパネル4によって後方へ漸次下り傾斜するフロア中央部F1が形成される。また、ブラケット2に設けたシール部材3の表面が切欠き12前縁部の切断面12aに圧接して凹状ビード11後端部を閉塞するとともに、スロープパネル4の前縁部41と左右のフランジ部421,431がそれぞれ、ブラケット2の上壁22と切欠き12の左右の側縁部13,14上にそれぞれ接合されて、フロアFのシール性が確保される。本実施形態によれば、スロープパネル4の前縁部41を凹凸形状に成形したり、フロアパネル1の切欠き12前縁部のビード11を無くす等の必要がないから、スロープ付きフロアのシール性を安価かつ確実に保証することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明の車両のフロア構造によれば、スロープ付きフロアのシール性を、製造コストを増大させることなく確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、フロアを車両内方から見た概略斜視図である。
【図2】フロア中央部の拡大斜視図である。
【図3】フロア中央部の拡大分解斜視図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】スロープ装置を備えた車両の後方斜視図である。
【図6】従来例を示す、フロアを車両内方から見た概略斜視図である。
【図7】フロア中央部の拡大分解斜視図である。
【符号の説明】
1…フロアパネル、11…凹状ビード、12…切欠き、12a…切断面、13,14…側縁部、2…ブラケット、21…縦壁、22…水平壁、3…シール部材、4…スロープパネル、41…前縁部、421,431…フランジ部、O…開口。

Claims (1)

  1. 車両の後壁に形成された開口に隣接する部位に切欠きが形成されるとともに、車両の前後方向に延びて後端部が前記切欠きに開通する複数の凹状ビードが形成されたフロアパネルと、前記切欠きを覆うように配設されるとともに、前記開口に向かって下り傾斜するスロープが形成されたスロープパネルとを備える車両のフロア構造において、前記凹状ビードの後端部を閉塞する縦壁、および前記切欠きの側縁部と略面一な水平壁が形成されたブラケットを前記フロアパネルに接合するとともに、前記スロープパネルの周縁部を前記ブラケットの水平壁と前記切欠きの側縁部に接合し、かつ前記ブラケットの縦壁には前記切欠きの前縁部の切断面に当接するシール部材を設けたことを特徴とする車両のフロア構造。
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