JPH0620714Y2 - トラツクの荷箱 - Google Patents

トラツクの荷箱

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JPH0620714Y2
JPH0620714Y2 JP1987116890U JP11689087U JPH0620714Y2 JP H0620714 Y2 JPH0620714 Y2 JP H0620714Y2 JP 1987116890 U JP1987116890 U JP 1987116890U JP 11689087 U JP11689087 U JP 11689087U JP H0620714 Y2 JPH0620714 Y2 JP H0620714Y2
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JP
Japan
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plate
packing box
cab
truck
box
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JP1987116890U
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JPS6421081U (ja
Inventor
俊哉 加納
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キャブと荷箱間に隙間を有するトラックの荷
箱の改良に関する。
〔従来の技術〕
キャブと荷箱が別体のトラックにおいては、第6図及び
第7図に示すように、キャブ(運転台)1と荷箱2の間
には、悪路走行時のフレームのたわみによるキャブ1と
荷箱2との干渉を避けるため、比較的大きな隙間Lが設
けられている。
その為、キャブ1と荷箱2との一体感が損なわれ、美観
上好ましくないばかりでなく、トラック走行時の空気流
に乱れを生じていた。すなわち、トラック走行時、第8
図太矢印のように、トラック側面を流れる空気流はキャ
ブ後部の両隅1aの丸みに沿って隙間L側に変向し、こ
のとき一部は隙間Lに沿って流れるも大部分は荷箱2に
沿って流れようと再び変向し、荷箱2の左右前端部2a
に衝突しつゝ荷箱2の側面から剥離して風切音を発し、
前端部2aよりやゝ後方で更に荷箱2側面に再接触して
再び風切音を発していた。
上記のような空気流の乱れは、不快な上記風切音の発生
のみならず、トラック走行時の空気抵抗の増大、ひいて
は燃費の増大をもたらし、好ましくない。
このような不具合を解決するには、荷箱2の巾をキャブ
1の巾より小さくして、前記荷箱2の前端部2aに衝突
する空気流を無くすか少なくし、風切音と空気抵抗を減
少させる手段がある。
また、特開昭58−53572号公報に示されたトラッ
クの車体構造のように、ロールバー型カバーの前部をキ
ャビン(キャブ)後部に固着し、前記カバーの後部を前
記ボックス前部に前後方向に摺動可能に取付け、前記キ
ャビンとボックスとの間隙をカバーしたものもある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前者の手段は、荷箱の積載面積を減少せしめる
とゝもに、トラックとしての商品価値を著しく低下させ
る。また後者は、前記空気流を円滑にする効果はある
が、キャビン及びボックス以外の別部材(ロールバー型
カバー)を必要とするため、制作及びコストを増大する
他、キャビンとボックスはトラック走行時、殊に悪路等
で前後左右のみならず捩れを生ずるので、前記カバーを
ボックスに対し前後方向に摺動可能に取付けるのみでは
損傷のおそれもある、といった諸問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記のような従来の問題点に鑑みて成された
もので、荷箱の巾を確保しつゝ前記空気流による風切音
及び空気抵抗を減少し、且つキャブと荷箱の一体観を向
上せしめたものを提供することを目的としたものであ
り、その要旨は、キャブ後面との間に隙間を設けて設置
した荷箱の、内外二重板構造とした側板の前端を前記荷
箱の前面板より前方へ突出して形成するとゝもに、前記
側板の前端開口部を閉塞する前隅板に内部空間と連通す
る逃風口を開けたことを特徴とするトラックの荷箱にあ
る。
而して、上記構成により、トラックの走行時、キャブの
横を流れる空気流は前隅部の後記突起の影響で分流し、
一部はそのまゝ荷箱の側面に流れるが他はキャブの後隅
部の丸みに沿って変向し、前記前隅部に向かう。そして
前隅部に衝突した空気流は逃風口に導入され、後記側板
内を通過して後記電着塗装用穴から外へ流れ出る。
これによって、空気流の剥離を防止するか少なくし、風
切音及び空気抵抗を減少し、キャブと荷箱との一体感を
向上せしめることができる。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第5図に示す実施例により詳
細に説明すると、1はキャブで、第5図に示すように、
後隅部1aに丸みを有している。
20は前記キャブ1の後方に間隙lを設けて設置された
本考案に係るの荷箱で、床板21の周囲に前面板22,
左右一対の側板23及び後部ポスト24,24が一体的
に設けられており、該後部ポスト24,24間に煽り戸
25が下端をヒンジ(図示せず)で床板21に回動自在
に装着され、且つ後部ポスト24,24の上部との間に
はロック機構(図示せず)を設けて装着されている。
前記側板23は、床板21に下端を接合された内板26
と、この内板26に上端で接合された外板27とからな
る内外二重板構造で構成されており、該側板23の前端
は前面板22より前方へ突出させ、次のように前隅部2
8を構成している。
すなわち、前記前隅部28は、第5図に示すように、外
板27を内側に鋭く折り曲げて突起27aを形成すると
ゝもに、上記の折り曲げた外板27の端部と、前面板2
2及び内板26の接合部22cとの間にキャブ1に対す
る面をやゝ凹ませた前隅板29を連結し、該前隅板29
の前面に、第2図及び第3図のように、複数の逃風口3
0を開けたものである。
上記前隅部28の突出量は、前記キャブ1における後隅
部1aの丸みにほヾ沿って外側方で大きくなるように
し、前記前隅部28における凹み部分29aを除いて、
キャブ1との間隙は全体に互ってほヾ同一(l)に形成
されている。なお、図中26a,31aは側板23内に
おいて内板26及び隔板31にあけた電着塗装用穴であ
る。
而して、荷箱20の側板23の前端を前記荷箱20の前
面板22より前方へ突出して形成するとゝもに、前記側
板23の前端開口部を閉塞する前隅板29に内部空間と
連通する逃風口30を開けてなる本案荷箱では、トラッ
クの走行によってキャブ1の横を流れる空気流は、第5
図太矢印に示すように、前隅部28の突起27aの影響
で分流し、一部はそのまま荷箱側面に沿って流れるが、
他はキャブ1の後隅部1aの丸みに沿って変向して前記
前隅板29に向かう。そして前隅板29に衝突した空気
流は、逃風口30に導かれて側板23の内部空間に入
り、第4図に示すように、上下に開けられた電着塗装用
穴26a,31aから外へ流出する。
従って、前記従来の荷箱2におけるように、一旦キャブ
の後隅部の丸みに沿って変向した空気流が、再び荷箱側
面に沿って流れるべく変向する際の荷箱前端への衝突及
び剥離による風切音、更に剥離した空気流が再び荷箱側
面に戻る際に衝突して生ずる風切音等が減少乃至は生じ
なくなり、空気抵抗も減少する。
〔考案の効果〕
本案に係るトラックの荷箱は、上記の如く、キャブ後面
との間に隙間を設けて設置した荷箱の、内外二重板構造
とした側板の前端を前記荷箱の前面板より前方へ突出し
て形成するとゝもに、前記側板の前端開口部を閉塞する
前隅板に側板の内部空間と連通する逃風口を開けてなる
構成であるので、荷箱の前面板方向に分流した空気流は
逃風口から側板内に取り入れ外部に導出される。したが
って、荷箱の前面板方向に分流した空気流の変向がない
ため、風切音の発生と空気抵抗が減少し、性能が向上す
るとゝもに、キャブと荷箱間の見かけ上の隙間を減少さ
せてキャブと荷箱との一体感を向上せしめる。更に、前
記逃風口を開けたことにより、荷箱の電着塗装の塗料の
付廻りを良くして防錆力が向上するとゝもに、側板の外
板にへこみが生じたときにも逃風口を介して修理が可能
となるなどの諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る荷箱を備えたトラックの側面図、
第2図は荷箱の前方よりの斜視図、第3図は荷箱の左前
隅部の部分的斜視図、第4図は第1図A−A線断面矢視
相当図、第5図は第1図B−B線断面矢視相当図、第6
図は従来の荷箱を備えたトラックの側面図、第7図は第
6図C−C線断面矢視相当図、第8図は同拡大図であ
る。 1……キャブ、1a……同後隅部、20……荷箱、21
……床板、22……前面板、23……側板、24……後
部ポスト、25……煽り戸、26……内板、26a,3
1a……電着塗装用穴、27……外板、27a……突
起、28……前隅部、29……前隅板、30……逃風
口、l……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャブ後面との間に隙間を設けて設置した
    荷箱の、内外二重板構造とした側板の前端を前記荷箱の
    前面板より前方へ突出して形成するとゝもに、前記側板
    の前端開口部を閉塞する前隅板に側板の内部空間と連通
    する逃風口を開けたことを特徴とするトラックの荷箱。
JP1987116890U 1987-07-30 1987-07-30 トラツクの荷箱 Expired - Lifetime JPH0620714Y2 (ja)

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JPS6421081U JPS6421081U (ja) 1989-02-02
JPH0620714Y2 true JPH0620714Y2 (ja) 1994-06-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5827891Y2 (ja) * 1977-12-28 1983-06-17 日野自動車株式会社 トラツク荷台の側煽

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JPS6421081U (ja) 1989-02-02

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