JP3827875B2 - メンブレンスイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メンブレンスイッチに係わり、例えば、自動車の座席の下側等に埋設して使用されるもので、人が座席に着座した際の押圧力によって常開接点が閉じるように働くメンブレンスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、既知のメンブレンスイッチは、一部に少なくとも1つの第1接点パターンを形成した薄膜型の第1フレキシブル絶縁基板と、一部に少なくとも1つの第2接点パターンを形成した薄膜型の第2フレキシブル絶縁基板とを、対応する第1接点パターンと第2接点パターンとが重なり合って配置されるように薄膜型のスペーサ部材を介して対向接合し、薄膜型のスペーサ部材における対応する第1接点パターンと第2接点パターンとが重なり合った領域にそれぞれ開口を設けており、対応する第1接点パターンと第2接点パターンとが重なり合った領域がそれぞれスイッチの接点を構成している。また、第1フレキシブル絶縁基板と第2フレキシブル絶縁基板とのいずれか一方または双方に、対応する接点パターンにそれぞれ導電接続された配線パターンが形成されている。
【0003】
そして、前記既知のメンブレンスイッチは、それぞれの接点の形成部分を含んだ領域がスイッチ本体部を、スイッチ本体部から導出した領域が導出部を、導出部の先端領域に外部回路との接続を行う接続端子を設けた端子部(接続部)をそれぞれ構成しており、それぞれの接点と接続端子とを配線パターンによって導電接続している。
【0004】
この場合、前記既知のメンブレンスイッチは、第1接点パターン及び第2接点パターン、それに配線パターンを形成する場合に、主として、導電性粉末である銀粉とバインダ材である熱可塑性樹脂と混合した混合材料を用いて、第1フレキシブル絶縁基板及び第2フレキシブル絶縁基板の所要個所に印刷し、第1接点パターン及び第2接点パターン、配線パターンをそれぞれ形成していた。
【0005】
前記構成を備えたメンブレンスイッチは、常時、対応する第1接点パターンと第2接点パターンとが被接触状態になっている、すなわち、それぞれの接点が常開接点であって、第1接点パターンと第2接点パターンとの間に加わる押圧力によって、第1接点パターンと第2接点パターンとが導電接触し、常開接点が閉じるように動作するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この種のメンブレンスイッチは、スイッチの周辺温度の変化が比較的大きい個所に用いられることもあり、とりわけ、メンブレンスイッチを自動車の座席中に埋設配置し、搭乗者が座席を使用しているか否かの判定を行うセンサ素子として用いられる場合等においては、メンブレンスイッチの周囲温度が高温にさらされ、かつ、駐車中の自動車の座席上に荷物が置かれている場合等には、メンブレンスイッチに押圧力が絶えず加わった状態になっている。
【0007】
ところで、前記既知のメンブレンスイッチは、各接点を構成している第1接点パターン及び第2接点パターンの形成材料に熱可塑性樹脂を用いているため、メンブレンスイッチの周辺温度が高温になり、かつ、メンブレンスイッチに押圧力が絶えず加わった状態になった場合に、接点に応力緩和(クリープ)を生じて、接点が閉じる作動力が低下してしまう。すなわち、メンブレンスイッチに長時間応力が加わることにより、第1接点パターン及び第2接点パターンが変形した状態に保持されるようになり、接点に正規(規定値)の押圧が加わる前に接点が閉じたりして、センサ素子として正確な動作を行うことができなくなるという問題がある。
【0008】
本発明は、このような問題点を解決するもので、その目的は、スイッチの周辺温度が高温状態になって押圧力が加えられても、全体の可撓性が損なわれることなく、接点に応力緩和を生じにくくすることができ、接点の誤動作の発生を回避することが可能なメンブレンスイッチを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によるメンブレンスイッチは、第1接点パターンを設けた第1フレキシブル絶縁基板と第2接点パターンを設けた第2フレキシブル絶縁基板をスペーサ部材を介して対向配置し、第1フレキシブル絶縁基板と第2フレキシブル絶縁基板との少なくとも一方に配線パターンを設けたもので、配線パターンが導電性粉末とバインダ樹脂との混合材料からなる樹脂含有導電層であり、第2接点パターンの少なくとも一部の層がバインダ樹脂よりも硬質の樹脂を含有した硬質樹脂含有層とその硬質樹脂含有層の下側に設けた導電層とを有する手段を具備する。
【0010】
前記手段によれば、配線パターンを、導電性粉末とバインダ樹脂との混合材料からなる樹脂含有導電層によって構成しているので、第1フレキシブル絶縁基板及び第2フレキシブル絶縁基板の本来の可撓性に合わせて、メンブレンスイッチ全体を良好な可撓性を持たせることができるとともに、第2接点パターンの一部を、バインダ樹脂よりも硬質の樹脂を含有した硬質樹脂含有層によって構成しているので、使用時にメンブレンスイッチの周辺温度が高温状態になっても、接点に応力緩和が生じにくくなり、接点部の耐熱クリープ性を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態において、メンブレンスイッチは、一部に第1接点パターンを形成した第1フレキシブル絶縁基板及び一部に第2接点パターンを形成した第2フレキシブル絶縁基板を、第1接点パターン及び第2接点パターンとの対向領域に開口を有するスペーサ部材を介して対向配置し、第1フレキシブル絶縁基板と第2フレキシブル絶縁基板との少なくとも一方に対応する接点パターンに導電接続された配線パターンを形成し、少なくとも第2接点パターンの形成部分に加わる押圧力によって第1接点パターンと第2接点パターンとが導電接触するものであって、配線パターンが導電性粉末とバインダ樹脂との混合材料からなる樹脂含有導電層であり、第2接点パターンが少なくとも一部の層がバインダ樹脂よりも硬質の樹脂を含有した硬質樹脂含有層とその硬質樹脂含有層の下側に配置された導電層とを有しているものである。
【0014】
本発明の実施の形態の一つの具体例において、メンブレンスイッチは、硬質樹脂含有層が導電性粉末と配線パターンのバインダ樹脂よりも硬質のバインダ樹脂との混合材料によって形成した硬質樹脂含有導電層からなるものである。
【0015】
本発明の実施の形態の他の具体例において、メンブレンスイッチは、第2フレキシブル絶縁基板に配線パターンが形成されており、この配線パターンを、導電性粉末に銀粉を主に用い、バインダ樹脂に熱可塑性樹脂を用いている下層導電層と、導電性粉末にカーボン粉を用い、バインダ樹脂に熱可塑性樹脂を用い、下層導電層を覆う上層導電層とによって構成し、第2接点パターンの硬質樹脂含有層を、配線パターンのバインダ樹脂よりも硬質のバインダ樹脂としての熱硬化性樹脂とカーボン粉を混入した硬質樹脂含有導電層にて構成し、下層導電層を硬質樹脂含有導電層の下面(すなわち、第2フレキシブル絶縁基板と硬質樹脂含有導電層との間)にまで延長配置しているものである。
【0016】
本発明の実施の形態のその他の具体例において、メンブレンスイッチは、第1フレキシブル絶縁基板と第2フレキシブル絶縁基板との少なくとも一方のベース材にポリエステル系フィルムを用い、接点パターンの形成領域を含んだスイッチ本体部及びスイッチ本体部から突出した導出部を備えており、導出部に配線パターンに導電接続された導出パターンを形成し、導出パターンのバインダ樹脂としてポリエステル系樹脂を用いているものである。
【0017】
本発明の実施の形態のその他の具体例において、メンブレンスイッチは、第2フレキシブル絶縁基板が、スイッチ本体部と、導出部と、導出部を外部回路に接続する接続部とを有し、接続部が、硬質の樹脂または硬質のバインダ樹脂を形成材料として用いた端子を備えているものである。
【0018】
本発明の実施の形態のその他の具体例において、メンブレンスイッチは、第2接点パターンが、最外層に、硬質のバインダ樹脂としてフェノール樹脂からなる硬質樹脂含有導電層を用いているものである。
【0019】
本発明の実施の形態のその他の具体例において、メンブレンスイッチは、スペーサ部材がフィルム状のものであって、粘着材によって第1フレキシブル絶縁基板及び第2フレキシブル絶縁基板と一体化され、開口の大きさが、第1接点パターン及び第2接点パターンの形成領域よりも小さく形成されているものである。
【0020】
本発明の実施の形態のその他の具体例において、メンブレンスイッチは、端子の最外層が、導電性粉末と配線パターンのバインダ樹脂よりも硬質のバインダ樹脂との混合材料からなる硬質樹脂含有導電層からなるものである。
【0021】
本発明の実施の形態のその他の具体例において、メンブレンスイッチは、第1接点パターンが、導電性粉末と配線パターンのバインダ樹脂よりも硬質のバインダ樹脂との混合材料からなる硬質樹脂含有導電層を備えており、両方のフレキシブル絶縁基板に押圧力が加えられるものである。
【0022】
かかる本発明の実施の形態によれば、配線パターンを、既知のメンブレンスイッチと同様に、導電性粉末とバインダ樹脂との混合材料からなる樹脂含有導電層によって構成しているので、第1フレキシブル絶縁基板及び第2フレキシブル絶縁基板の本来の可撓性と合わせて、既知のメンブレンスイッチと同じように、メンブレンスイッチ全体に良好な可撓性を持たせることができるだけでなく、第2接点パターンの一部を、バインダ樹脂よりも硬質の樹脂、好ましくは熱硬化性樹脂を含有した硬質樹脂含有層によって構成しているので、使用時(第2接点パターン形成部分の押圧時)にメンブレンスイッチの周辺温度が高温状態になったとしても、接点(第2接点パターン部)の応力緩和が生じにくくなり、所定の押圧力がないときに接点が閉じるという誤動作の発生を回避することができ、その上に、第2接点パターンを構成する硬質樹脂含有層の下層側に導電層を設けているので、第2接点パターンの導電性を確保しながら、高温状態に耐える接点を形成することができる。
【0024】
そして、第2接点パターンを構成する硬質樹脂含有層として、別途絶縁層を設けることもできるが、これらの本発明の実施の形態の中で、配線パターン及び第2接点パターンの下地として、熱可塑性樹脂からなるバインダ樹脂に銀粉を混入した銀層を形成し、配線パターン部における銀層を熱可塑性樹脂からなるバインダ樹脂にカーボン粉を混入した上層導電層で覆い、第2接点パターン部の銀層を熱硬化性樹脂からなるバインダ樹脂にカーボン粉を混入した硬質樹脂含有導電層で覆えば、配線パターン及び第2接点パターンの導通抵抗を小さくでき、かつ、銀層の腐食を心配しなくてもよい。さらに、2種類のカーボン層により、メンブレンスイッチの可撓性を損なうことなく、接点部の応力緩和を生じにくくすることができる。
【0025】
また、これらの本発明の実施の形態の中で、第1フレキシブル絶縁基板と第2フレキシブル絶縁基板との少なくとも一方のベース材にポリエステル系フィルムを用い、配線パターン(導出パターン)のバインダ樹脂にポリエステル系樹脂を用いた実施の形態によれば、フレキシブル絶縁基板への配線パターン(導出パターン)の密着性が良好になり、導出部を撓めて使用しても、配線パターン(導出パターン)がフレキシブル絶縁基板から剥離することがない。
【0026】
さらに、これらの本発明の実施の形態の中で、スペーサ部材としてフィルム材を用い、接点に対応するスペーサ部材の開口の大きさが、第1接点パターン及び第2接点パターンの形成領域よりも小さく形成した実施の形態によれば、第1接点パターン及び第2接点パターンを、膜厚のバラツキが大きい印刷手段を用いて形成したとしても、接点間のギャップをフィルム材であるスペーサ部材の板厚によって決めることができ、ギャップのバラツキが少なくなって、接点が閉じるための押圧力をほぼ一定にすることができる。
【0027】
また、これらの本発明の実施の形態の中で、接続部の端子を形成しているバインダ樹脂に、配線パターンを形成しているバインダ樹脂よりも硬質のバインダ樹脂を用いた実施の形態によれば、接続部とコネクタとの間で繰り返し挿抜を行っても、接続部の端子が削られることが少なくなり、導電性削り屑によるトラブルの発生を避けることができる。
【0028】
さらに、これらの本発明の実施の形態の中で、第2接点パターンの最外層にバインダ樹脂として硬質のフェノール樹脂を用いた実施の形態によれば、耐摩耗性の優れた高寿命の接点部を構成することができる。
【0029】
また、これらの本発明の実施の形態の中で、第1接点パターンが硬質樹脂含有導電層を備えた実施の形態によれば、2枚のフレキシブル絶縁基板のいずれの側から押圧力が加えられても応力緩和が生じにくくなり、耐熱クリープ性を高めることができる。
【0030】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0031】
図1は、本発明によるメンブレンスイッチの第1実施例を示す構成図であって、その接点の近傍を示す断面図である。
【0032】
図1に示されるように、第1実施例のメンブレンスイッチは、第1フレキシブル絶縁基板1と、第2フレキシブル絶縁基板2と、スペーサ部材3と、第1接点パターン4と、第2接点パターン5と、第1配線パターン6、第2配線パターン7と、開口8と、接着剤層9と、接点10とを備えている。
【0033】
そして、第1フレキシブル絶縁基板1及び第2フレキシブル絶縁基板2は、それぞれポリエステル系フィルムであるポリエチレンナフタレート(PEN)のベース材からなるもので、厚さが75乃至100μm程度であり、可撓性を有するものである。スペーサ部材3は、ポリエステル系フィルムであるポリエチレンテレフタレート(PET)あるいはポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムであって、厚さが100μm程度のものであり、接点10の構成領域に開口8が形成されている。接着剤層9は、第1フレキシブル絶縁基板1とスペーサ部材3の一面の間、第2フレキシブル絶縁基板2とスペーサ部材3の他面との間に配置されるもので、両面粘着シートからなるスペーサ部材3の両面に予め設けられた厚さが25μm程度の粘着剤からなり、第1フレキシブル絶縁基板1と第2フレキシブル絶縁基板2とを一定間隔をおいて対向配置させた状態で一体構成している。
【0034】
第1接点パターン4及び第2接点パターン5は、それぞれ、熱可塑性樹脂含有導電層41 、51 と熱硬化性樹脂含有導電層42 、52 との2層構造からなり、第1配線パターン6及び第2配線パターン7は、それぞれ、下側熱可塑性樹脂含有導電層61 、71 と上側熱可塑性樹脂含有導電層62 、72 との2層構造からなっている。
【0035】
この場合、熱可塑性樹脂含有導電層41 、51 及び下側熱可塑性樹脂含有導電層61 、71 は、同じ構成を有するもので、導電性粉末である銀粉と熱可塑性樹脂であるポリエステル系のバインダ樹脂とを有機溶剤に混ぜたペースト状混合材料を、第1フレキシブル絶縁基板1上の第1接点パターン4及び第1配線パターン6の形成領域、第2フレキシブル絶縁基板2上の第2接点パターン5及び第2配線パターン7の形成領域のそれぞれに塗布印刷し、印刷部分を加熱して有機溶剤を揮発させることにより、乾燥した塗膜を形成したものである。熱硬化性樹脂含有導電層42 、52 は、同じ構成を有するもので、導電性粉末であるカーボン粉(カーボンブラックとグラファイトからなる)と熱硬化性樹脂であるフェノール系のバインダ樹脂とを有機溶剤に混ぜたペースト状混合材料を、第1フレキシブル絶縁基板1上の第1接点パターン4の形成領域及び第2フレキシブル絶縁基板2上の第2接点パターン5の形成領域にそれぞれ塗布印刷し、印刷部分を加熱して有機溶剤を揮発させることにより、乾燥して形成したものである。また、上側熱可塑性樹脂含有導電層62 、72 は、同じ構成を有するもので、導電性粉末であるカーボン粉(カーボンブラックとグラファイトからなる)と熱可塑性樹脂であるビニル系のバインダ樹脂とを有機溶剤に混ぜたペースト状混合材料を、第1フレキシブル絶縁基板1上及び第2フレキシブル絶縁基板2上の第1及び第2配線パターン6、7の形成領域に塗布印刷し、印刷部分を加熱して有機溶剤を揮発させることにより、乾燥して形成したものである。
【0036】
ところで、熱硬化性樹脂含有導電層42 、52 及び上側熱可塑性樹脂含有導電層62 、72 は、いずれも、その下層側にある銀粉を含んだ熱可塑性樹脂含有導電層41 、51 及び下側熱可塑性樹脂含有導電層61 、71 の腐食を防ぐため、熱可塑性樹脂含有導電層41 、51 及び下側熱可塑性樹脂含有導電層61 、71 を覆うように配置形成されているものである。また、第1接点パターン4及び第2接点パターン5の形成寸法は、スペーサ部材3の開口寸法よりも若干大きくなるように形成されている。なお、各導電層の乾燥後の膜厚はいずれも概略10μm程度である。
【0037】
次に、図2(イ)、(ロ)は、第1実施例のメンブレンスイッチに用いられる第1フレキシブル絶縁基板1及び第2フレキシブル絶縁基板2それにスペーサ部材3の構成図であって、(イ)は第1フレキシブル絶縁基板1及び第2フレキシブル絶縁基板2の平面図(表側平面図及び裏側平面図)、(ロ)はスペーサ部材3の平面図である。
【0038】
図2(イ)、(ロ)に示されるように、第1フレキシブル絶縁基板1及び第2フレキシブル絶縁基板2は、略長方形状のスイッチ本体部11と、スイッチ本体部11から突出した細長い導出部12と、導出部12の先端に形成された接続部13とからなっている。なお、図2(イ)、(ロ)において、図1に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0039】
そして、スイッチ本体部11は、第1フレキシブル絶縁基板1上の5つの第1接点パターン4と第2フレキシブル絶縁基板2上の5つの第2接点パターン5とからなる5つの接点10が形成されている。第1フレキシブル絶縁基板1上には、5つの第1接点パターン4から延びる5本の第1配線パターン6と、導出部12との境界部分に設けられ、5本の第1配線パターン6を結合した第1配線パターン結合部6Cとが形成されている。また、第2フレキシブル絶縁基板2上には、5つの第2接点パターン5から延びる5本の第2配線パターン7と、第1配線パターン結合部6Cに対向した位置に設けられ、5本の第2配線パターン7を結合した第2配線パターン結合部7Cとが形成されている。この場合、第1及び第2配線パターン結合部6C、7Cは、第1及び第2配線パターン6、7と同じ2層構造になっており、第1及び第2配線パターン6、7が形成される時、同時に形成される。
【0040】
導出部12及び接続部13は、スイッチ本体部11の第1フレキシブル絶縁基板1と第2フレキシブル絶縁基板2とを突出させることにより構成したものである。導出部12は、第1フレキシブル絶縁基板1の長さ方向に、第1配線パターン結合部6Cに連なった導出パターンである第1配線パターン14が形成され、第2フレキシブル絶縁基板2の長さ方向に、第2配線パターン結合部7Cに連なった導出パターンである第2配線パターン15が形成されている。接続部13は、第1フレキシブル絶縁基板1の長さ方向に、第1配線パターン14に連なった第1端子16が形成され、第2フレキシブル絶縁基板2の長さ方向に、第2配線パターン15に連なった第2端子17が形成され、第1端子16及び第2端子17がコネクタ(図示なし)に結合されたとき、メンブレンスイッチと外部回路とが接続される。
【0041】
第1配線パターン14は、下側熱可塑性樹脂含有導電層141 と上側熱可塑性樹脂含有導電層142 との2層構造からなり、第2配線パターン15は、下側熱可塑性樹脂含有導電層151 と上側熱可塑性樹脂含有導電層152 との2層構造からなっている(図3参照)。
【0042】
この場合、下側熱可塑性樹脂含有導電層141 、151 は、熱可塑性樹脂含有導電層41 、51 や下側熱可塑性樹脂含有導電層61 、71 と同じ構成のもので、熱可塑性樹脂含有導電層41 、51 や下側熱可塑性樹脂含有導電層61 、71 が形成されるときに同時に形成される。また、上側熱可塑性樹脂含有導電層142 、152 は、上側熱可塑性樹脂含有導電層62 、72 と同じ構成のもので、上側熱可塑性樹脂含有導電層62 、72 が形成されるときに同時に形成される。さらに、図3に示す熱硬化性樹脂含有導電層162 、172 は、熱硬化性樹脂含有導電層42 、52 と同じ構成のもので、熱硬化性樹脂含有導電層42 、52 が形成されるときに同時に形成される。
【0043】
ここで、図3(イ)、(ロ)は、接続部13を構成する第1端子16または第2端子17の近傍を示す構成図であって、(イ)は内部を透視して示す平面部、(ロ)はそのA−A’線部分の断面図である。
【0044】
図3(イ)、(ロ)において、図2(イ)、(ロ)に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0045】
図3(イ)、(ロ)に示されるように、接続部13は、第1フレキシブル絶縁基板1に形成された第1端子16と、第2フレキシブル絶縁基板2に形成された第2端子17とを備え、第1端子16は、熱可塑性樹脂含有導電層161 と熱硬化性樹脂含有導電層162 との2層構造からなり、第2端子17は、熱可塑性樹脂含有導電層171 と熱硬化性樹脂含有導電層172 との2層構造からなっている。
【0046】
この場合、熱可塑性樹脂含有導電層161 、171 は、熱可塑性樹脂含有導電層41 、51 、下側熱可塑性樹脂含有導電層61 、71 、または、下側熱可塑性樹脂含有導電層141 、151 と同じ構成のもので、熱可塑性樹脂含有導電層41 、51 、下側熱可塑性樹脂含有導電層61 、71 、下側熱可塑性樹脂含有導電層141 、151 が形成されるときに同時に形成される。熱硬化性樹脂含有導電層162 、172 は、熱硬化性樹脂含有導電層42 、52 と同じ構成のもので、熱硬化性樹脂含有導電層42 、52 が形成されるときに同時に形成される。
【0047】
前記構成による第1実施例のメンブレンスイッチは、次のように動作する。
【0048】
まず、メンブレンスイッチのスイッチ本体部11を作動領域、例えば、自動車の座席中(発泡ウレタン中)に埋設し、搭乗者がその座席に座ったとき、搭乗者の重力によって5つの接点10の少なくとも1つに押圧力が加えられ、この接点10の近くの第1及び第2フレキシブル絶縁基板1、2自身の弾力に抗して第1及び第2フレキシブル絶縁基板1、2が部分的に変形して、第1接点パターン4と第2接点パターン5とが接触し、この接点10を閉じる。この接点10が閉じたことにより、第1接点パターン4に接続される第1配線パターン6と第2接点パターン5に接続される第2配線パターン7との間の電圧または電流状態が変化し、その電圧または電流状態の変化が、第1及び第2配線パターン結合部6C、7C、第1及び第2配線パターン14、15、第1及び第2端子16、17をそれぞれ通して外部回路に伝達され、メンブレンスイッチが閉じたことの検知が行われる。
【0049】
このように、第1実施例のメンブレンスイッチは、第1フレキシブル絶縁基板1及び第2フレキシブル絶縁基板2に可撓性の高いポリエステル系フィルムを用い、第1及び第2配線パターン6、7、第1及び第2配線パターン結合部6C、7C、第1及び第2配線パターン14、15の各構成材料に、熱可塑性樹脂をバインダ樹脂とした熱可塑性樹脂含有導電層61 、62 、71 、72 、141 、142 、151 、152 を用いているので、スイッチ本体部11及び導出部12の可撓性を良好に保持することができる。
【0050】
また、第1実施例のメンブレンスイッチは、第1及び第2フレキシブル絶縁基板1、2にPETに比べて耐熱性に優れたPENを用い、第1接点パターン4と第2接点パターン5、第1及び第2端子16、17の構成材料に、熱硬化性樹脂をバインダ樹脂とした熱硬化性樹脂含有導電層42 、52 、162 、172 を用いているので、使用時にメンブレンスイッチの周辺温度が高温状態になったとしても、接点10に生じる応力緩和を極力回避することができ、所定の押圧力がないときに接点が閉じるという誤動作の発生をなくせるだけでなく、接続部13の第1及び第2端子16、17をコネクタに繰り返し挿抜を行ったとしても、第1及び第2端子16、17の表面が削られることが少なく、導電性削り屑によるトラブルの発生を避け、接続部13を長寿命にすることができる。
【0051】
さらに、第1実施例のメンブレンスイッチは、第1接点パターン4、第2接点パターン5、第1及び第2配線パターン6、7、第1及び第2配線パターン結合部6C、7C、第1及び第2配線パターン14、15、それに第1及び第2端子16、17のそれぞれが2層構造の導電層を有しているので、導電層を1層だけ設けている既知のものに比べて、導電性を高めることができる。
【0052】
また、第1実施例のメンブレンスイッチは、第1フレキシブル絶縁基板1及び第2フレキシブル絶縁基板2にポリエステル系フィルムを用い、2層構造の第1及び第2配線パターン6、7、14、15の下側層の構成材料にポリエステル系のバインダ樹脂を形成材料とする熱可塑性樹脂含有導電層61 、71 、141 、151 を用いているので、第1フレキシブル絶縁基板1及び第2フレキシブル絶縁基板2と熱可塑性樹脂含有導電層61 、71 、141 、151 との密着性が良好になり、例えば、導出部12等を撓めた状態で用いたとしても、熱可塑性樹脂含有導電層141 、151 が剥離するのを防ぐことができる。
【0053】
次に、図4は、本発明によるメンブレンスイッチの第2実施例を示す構成図であって、接点10の近傍を示す断面図(配線パターンは図示していない)であり、図5(イ)、(ロ)は、第2実施例のメンブレンスイッチに用いられる第1フレキシブル絶縁基板1及び第2フレキシブル絶縁基板2の構成図であって、(イ)は第1フレキシブル絶縁基板1の平面図、(ロ)は一部を透視して示した第2フレキシブル絶縁基板2の平面図(裏面平面図)である。
【0054】
なお、図4及び図5(イ)、(ロ)において、図1及び図2(イ)、(ロ)に示された構成要素と同じと見なせる構成要素については同じ符号を付けている。
【0055】
第2実施例のメンブレンスイッチは、第1実施例と比べて、第1フレキシブル絶縁基板1及び第2フレキシブル絶縁基板2のベース材料を含む基本構成が同じであるが、第1フレキシブル絶縁基板1及び第2フレキシブル絶縁基板2にそれぞれ導電パターンを形成配置する場合に、第1実施例のメンブレンスイッチは、第1フレキシブル絶縁基板1側及び第2フレキシブル絶縁基板2側の双方に均等に各種の構成要素を形成配置しているのに対し、第2実施例のメンブレンスイッチは、第1フレキシブル絶縁基板1側に主として各種の構成要素を形成配置している点において構成上の違いがある。
【0056】
すなわち、第2実施例においては、第1フレキシブル絶縁基板1のスイッチ本体部11側に、接点10となる第1接点パターン4として一対の櫛歯状の導電パターン4を配置形成し、その一対の櫛歯状の導電パターン4にそれぞれ連なる第1及び第2の配線パターン6、7を配置形成し、導出部12側に、第1及び第2配線パターン6、7にそれぞれ連なる導出パターンである第1及び第2配線パターン14、15を配置形成し、接続部13側に、第1及び第2配線パターン14、15にそれぞれ連なる第1及び第2端子16、17とを配置形成しているものであるのに対し、第2フレキシブル絶縁基板2は、スイッチ本体部11に、接点10となる第2接点パターン5だけを形成配置しているだけで、第2配線パターン7を配置形成しておらず、第2配線パターン15を配置形成した導出部12及び接続部13を備えていないものである。
【0057】
また、第2実施例は、第1実施例と同じように、接点10となる部分に開口8を有するスペーサ部材3(ただし、導出部12上に配置される突出部はない)が第1フレキシブル絶縁基板1と第2フレキシブル絶縁基板2との間に介在配置され、接着剤層9によって第1フレキシブル絶縁基板1と第2フレキシブル絶縁基板2に一体的に接着されている。また、一対の櫛歯状の導電パターン4及び第2接点パターン5は、ともに、第1実施例の第1接点パターン4及び第2接点パターン5を形成している材料と同じ材料を用いて形成した熱可塑性樹脂含有導電層41 、51 及び熱硬化性樹脂含有導電層42 、52 との2層構造のものからなり、第1及び第2配線パターン6、7や第1及び第2配線パターン14、15は、図示はしていないが、第1実施例の第1及び第2配線パターン6、7や第1及び第2配線パターン14、15を形成している材料と同じ材料を用いて形成した下側熱可塑性樹脂含有導電層61 、71 、141 、151 と上側熱可塑性樹脂含有導電層62 、72 、142 、152 との2層構造のものからなっている。
【0058】
前記構成による第2実施例のメンブレンスイッチは、本質的に、その動作が第1実施例のメンブレンスイッチの動作と同じであって、第2実施例のメンブレンスイッチで得られる効果についても、第1実施例のメンブレンスイッチで得られる効果と殆んど同じであるので、第2実施例のメンブレンスイッチの動作及び得られる効果についての説明は、いずれも省略する。
【0059】
なお、第2実施例のメンブレンスイッチにおいて、第2接点パターン5を熱可塑性樹脂含有導電層51 と熱硬化性樹脂含有導電層52 との2層構造により構成し、一方、第1接点パターン4となる一対の櫛歯状の導電パターン4を第1及び第2配線パターン6、7と同じように、下側及び上側熱可塑性樹脂含有導電層の2層構造により構成するように変更しても、一対の櫛歯状の導電パターン4を構成する導電パターン領域が第1実施例の第1接点パターン4の導電パターン領域に比べて小さいので、第1実施例のメンブレンスイッチに比べ、メンブレンスイッチの周辺温度が高温状態になったとき、接点10に応力緩和の発生の回避がやや難しくなるものの、実用的には殆んど問題にならない。
【0060】
次いで、図6は、本発明によるメンブレンスイッチの第3実施例を示す構成図であって、接点の近傍を示す断面図である。
【0061】
図6に示されるように、第3実施例のメンブレンスイッチは、熱硬化性樹脂含有層53 と、第1熱可塑性樹脂含有導電層4’1 、54 と、第2熱可塑性樹脂含有導電層4’2 、55 と、固定板18とを有している。なお、図6において、図1に示された構成要素と同じと見なせる構成要素については同じ符号を付けている。
【0062】
そして、第2接点パターン5は、最下層に絶縁層からなる硬質樹脂含有層となる熱硬化性樹脂含有層53 が、中間層に第1熱可塑性樹脂含有導電層54 が、最上層に第2熱可塑性樹脂含有導電層55 がそれぞれ配置された3層構造のものからなり、固定板18は、例えば厚さ1mmの鉄鋼製の金属板からなるもので、その一面に第1フレキシブル絶縁基板1の開放面が接着される。
【0063】
この場合、熱硬化性樹脂含有層53 は、第1実施例の熱硬化性樹脂含有導電層42 、52 の製造工程において、導電性粉末の導入工程を省略したのと同じ製造工程によって製造され、第1熱可塑性樹脂含有導電層54 は、第1実施例の熱可塑性樹脂含有導電層41 、51 の製造工程と同じ製造工程によって製造され、第2熱可塑性樹脂含有導電層55 は、第1実施例の上側熱可塑性樹脂含有導電層62 、72 の製造工程と同じ製造工程によって製造される。
【0064】
第3実施例のメンブレンスイッチは、第1実施例と比べて、第1フレキシブル絶縁基板1の開放面(底面)が固定板18に接着され、第2接点パターン5が熱硬化性樹脂含有層53 、第1熱可塑性樹脂含有導電層54 、第2熱可塑性樹脂含有導電層55 からなる3層構造である点、及び、第1接点パターン4’が第1熱可塑性樹脂含有導電層4’1 、第2熱可塑性樹脂含有導電層4’2 からなる2層構造である点に相違があるが、その他の構成については、第1実施例のメンブレンスイッチと同じ構成になっている。
【0065】
すなわち、図6に図示されていない部分を含めて、第3実施例においては、第1フレキシブル絶縁基板1のスイッチ本体部11側に、接点10となる第1接点パターン4’を配置形成し、その第1接点パターン4’に連なる第1配線パターン6及び第1配線パターン結合部6Cとを配置形成し、導出部12側に、第1配線パターン結合部6Cに連なる導出パターンである第1配線パターン14を配置形成している。一方、第2フレキシブル絶縁基板2のスイッチ本体部11側に、接点10となる3層構造の第2接点パターン5を形成配置し、その第2接点パターン5に連なる第2配線パターン7及び第2配線パターン結合部7Cを配置形成し、導出部12側に、第2配線パターン結合部7Cに連なる導出パターンである第2配線パターン15 を配置形成しているものである。なお、第3実施例においては、導出部12の端部が接続部13となり、その接続部13が外部回路に図示していないコネクタを介して直接接続されているため、熱硬化性樹脂含有導電層162 、172 を備えた第1及び第2端子16、17が設けられていない。
【0066】
また、第3実施例は、第1実施例と同じように、接点10となる部分に開口8を有するスペーサ部材3が第1フレキシブル絶縁基板1と第2フレキシブル絶縁基板2との間に介在配置され、接着剤層9によって第1フレキシブル絶縁基板1と第2フレキシブル絶縁基板2に一体的に接着されている。ここで、第1接点パターン4’は、第1実施例の第1配線パターン6を形成している材料と同じ材料を用いて形成した第1熱可塑性樹脂含有導電層4’1 と第2熱可塑性樹脂含有導電層4’2 との2層構造になっており、すなわち、第1配線パターン6の下側熱可塑性樹脂含有導電層61 及び上側熱可塑性樹脂含有導電層62 と同時に印刷形成されており、第1及び第2配線パターン6、7、第1及び第2配線パターン結合部6C、7C、第1及び第2配線パターン14 、15は、それぞれ第1実施例に示された対応する構成と同じ構成を有している。
【0067】
前記構成による第3実施例のメンブレンスイッチは、固定板18に第1フレキシブル絶縁基板1の開放面を接着しているので、接点10の押圧時に、第2フレキシブル絶縁基板2側からの押圧によってのみ接点10が閉じる点を除けば、本質的に、その動作が第1実施例のメンブレンスイッチの動作と同じであって、第3実施例のメンブレンスイッチで得られる効果についても、第1実施例のメンブレンスイッチで得られる効果と殆んど同じであるので、第3実施例のメンブレンスイッチの動作及び得られる効果についての説明は、いずれも省略する。
【0068】
続いて、図7は、本発明によるメンブレンスイッチの第4実施例を示す構成図であって、その接点10の近傍を示す断面図である。
【0069】
図7に示されるように、第4実施例のメンブレンスイッチは、熱硬化性樹脂含有導電層43 、56 と、熱可塑性樹脂含有導電層44 、57 とを有している。なお、図7において、図1に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0070】
そして、第1接点パターン4は、下側に熱硬化性樹脂含有導電層43 と、上側に熱可塑性樹脂含有導電層44 とが配置された2層構造のものからなり、第2接点パターン5も、下側に熱硬化性樹脂含有導電層56 と、上側に熱可塑性樹脂含有導電層57 とが配置された2層構造のものからなっている。
【0071】
この場合、熱硬化性樹脂含有導電層43 、56 は、導電性粉末である銀粉とフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂からなるバインダ樹脂とを有機溶剤に混ぜたペースト状混合材料を、第1フレキシブル絶縁基板1上の第1接点パターン4の形成領域、及び、第2フレキシブル絶縁基板2上の第2接点パターン5の形成領域のそれぞれに塗布印刷し、印刷部分を加熱して有機溶剤を揮発させることにより、乾燥して形成したものである。また、熱可塑性樹脂含有導電層44 、57 は、第1実施例の上側熱可塑性樹脂含有導電層62 、72 の製造工程と同じ製造工程によって製造される。
【0072】
第4実施例のメンブレンスイッチは、第1実施例と比べて、第1接点パターン4が、銀粉を含む熱硬化性樹脂含有導電層43 とカーボン粉を含む熱可塑性樹脂含有導電層44 とからなる2層構造であり、第2接点パターン5が、銀粉を含む熱硬化性樹脂含有導電層56 とカーボン粉を含む熱可塑性樹脂含有導電層57 とからなる2層構造である点に相違があるが、その他の構成については、第1実施例のメンブレンスイッチと同じ構成になっている。
【0073】
すなわち、図6に図示されていない部分を含めて、第4実施例においては、第1フレキシブル絶縁基板1のスイッチ本体部11側に、接点10となる第1接点パターン4を配置形成し、その第1接点パターン4に連なる第1配線パターン6及び第1配線パターン結合部6Cとを配置形成し、導出部12側に、第1配線パターン結合部6Cに連なる導出パターンである第1配線パターン14を配置形成し、接続部13側に、第1配線パターン14に連なる第1端子16を配置形成している。一方、第2フレキシブル絶縁基板2のスイッチ本体部11側に、接点10となる第2接点パターン5を形成配置し、その第2接点パターン5に連なる第2配線パターン7及び第2配線パターン結合部7Cを配置形成し、導出部12側に、第2配線パターン結合部7Cに連なる導出パターンである第2配線パターン15 を配置形成し、接続部13側に、第2配線パターン15に連なる第2端子17を配置形成しているものである。
【0074】
また、第4実施例は、第1実施例と同じように、接点10となる部分に開口8を有するスペーサ部材3が第1フレキシブル絶縁基板1と第2フレキシブル絶縁基板2との間に介在配置され、接着剤層9によって第1フレキシブル絶縁基板1と第2フレキシブル絶縁基板2に一体的に接着されている。第1及び第2配線パターン6、7、第1及び第2配線パターン結合部6C、7C、第1及び第2配線パターン14 、15は、それぞれ第1実施例に示された対応する構成と同じ構成を有した2層構造をしている。
【0075】
なお、第1及び第2端子16、17の構成は、第1実施例と同じ構成にはなっておらず、第4実施例の第1及び第2配線パターン14、15と同じ構成をしている。
【0076】
また、熱可塑性樹脂含有導電層44 、57 は、それぞれ上側熱可塑性樹脂含有導電層62 、72 と同時に印刷形成されている。
【0077】
前記構成による第4実施例のメンブレンスイッチは、第1及び第2実施例と同様に、接点10の押圧時に、第1及び第2フレキシブル絶縁基板1、2のいずれの側からの押圧によっても接点10が閉じるもので、本質的に、その動作が第1実施例のメンブレンスイッチの動作と同じであり、第4実施例のメンブレンスイッチで得られる効果についても、第1実施例のメンブレンスイッチで得られる効果と殆んど同じであるので、第4実施例のメンブレンスイッチの動作及び得られる効果についての説明は、いずれも省略する。
【0078】
なお、前記各実施例においては、スペーサ部材3にフィルム状のものを用いた例を挙げて説明したが、本発明によるスペーサ部材3はフィルム状のものに限られず、他の形態、例えば、印刷手段によって形成したものを用いてもよい。
【0079】
また、前記各実施例においては、スペーサ部材3に設けた開口10が第1及び第2接点パターン4、5よりも若干小さい場合を例に挙げて説明したが、本発明による開口10は前述の大きさのものに限られず、第1及び第2接点パターン4、5よりも若干大きい開口10を設けるようにしてもよい。
【0080】
なお、前記各実施例においては、第1及び第2接点パターン4、5、第1及び第2配線パターン6、14、17、15をいずれも銀層とカーボン層の2層を備える構成としたが、本発明はこのような構成に限定されず、1層で形成するようにしてもよい。すなわち、導電性粉末として銀粉とカーボン粉とをブレンドしたものを用い、接点パターンについては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂からなるバインダ樹脂を用い、配線パターン部については、ポリエステル樹脂やビニル樹脂等の熱可塑性樹脂からなるバインダ樹脂を用いてもよい。この場合、カーボン粉は、各パターンの導電性を損なわない程度に含ませることで、メンブレンスイッチを製造するのに要する印刷回数を減らすことができてよい。
【0081】
また、前記各実施例においては、5つの接点が配線パターンによって導通しているものについて説明したが、各接点のオン/オフを独立して検出できる構成としてもよい。
【0082】
さらに、前記各実施例において用いている各種構成要素の形成材料及び形成素材は一例を示したに留るもので、同等の他の形成材料及び形成素材を用いてもよいことは勿論である。
【0083】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、配線パターンを、既知のメンブレンスイッチと同様に、導電性粉末とバインダ樹脂との混合材料からなる樹脂含有導電層によって構成しているので、第1フレキシブル絶縁基板及び第2フレキシブル絶縁基板の本来の可撓性と合わせて、既知のメンブレンスイッチと同じように、メンブレンスイッチ全体に良好な可撓性を持たせることができるだけでなく、第2接点パターンの一部を、バインダ樹脂よりも硬質の樹脂、好ましくは熱硬化性樹脂を含有した硬質樹脂含有層によって構成しているので、使用時(第2接点パターン形成部分の押圧時)にメンブレンスイッチの周辺温度が高温状態になったとしても、接点(第2接点パターン部)の応力緩和が生じにくくなり、所定の押圧力がないときに接点が閉じるという誤動作の発生をなくすことができ、その上に、第2接点パターンを構成する硬質樹脂含有層の下層側に導電層を設けているので、第2接点パターンの導電性を確保しながら、高温状態に耐える接点を形成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメンブレンスイッチの第1実施例を示す構成図であっ本発明によるメンブレンスイッチの第1実施例の構成を示す断面図である。
【図2】第1実施例において、第1フレキシブル絶縁基板及び第2フレキシブル絶縁基板それにスペーサ部材の構成図である。
【図3】第1実施例において、接続部を構成する第1端子または第2端子の近傍を示す構成図である。
【図4】本発明によるメンブレンスイッチの第2実施例を示す構成図である。
【図5】第2実施例において、第1フレキシブル絶縁基板及び第2フレキシブル絶縁基板の構成図である。
【図6】本発明によるメンブレンスイッチの第3実施例を示す構成図である。
【図7】本発明によるメンブレンスイッチの第4実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 第1フレキシブル絶縁基板
2 第2フレキシブル絶縁基板
3 スペーサ部材
4、4’ 第1接点パターン
1 、44 、51 、57 、161 、171 熱可塑性樹脂含有導電層
2 、43 、52 、56 、162 、172 熱硬化性樹脂含有導電層
5 第2接点パターン
3 熱硬化性樹脂含有層
4’1 、54 第1熱可塑性樹脂含有導電層
4’2 、55 第2熱可塑性樹脂含有導電層
6 第1配線パターン
1 、71 、141 、151 下側熱可塑性樹脂含有導電層
2 、72 、142 、152 上側熱可塑性樹脂含有導電層
6C 第1配線パターン結合部
7 第2配線パターン
7C 第2配線パターン結合部
8 開口
9 接着剤層
10 接点
11 スイッチ本体部
12 導出部
13 接続部
14 第1配線パターン(導出パターン)
15 第2配線パターン(導出パターン)
16 第1端子
17 第2端子
18 固定板

Claims (9)

  1. 一部に第1接点パターンを形成した第1フレキシブル絶縁基板及び一部に第2接点パターンを形成した第2フレキシブル絶縁基板を、前記第1接点パターン及び前記第2接点パターンとの対向領域に開口を有するスペーサ部材を介して対向配置し、前記第1フレキシブル絶縁基板と前記第2フレキシブル絶縁基板との少なくとも一方に対応する接点パターンに導電接続された配線パターンを形成し、前記第1接点パターンと前記第2接点パターンとからなる接点間に加わる押圧力によって前記第1接点パターンと前記第2接点パターンとが導電接触するメンブレンスイッチであって、前記配線パターンは、導電性粉末とバインダ樹脂との混合材料からなる樹脂含有導電層であり、前記第2接点パターンは、少なくとも一部の層が前記バインダ樹脂よりも硬質の樹脂を含有した硬質樹脂含有層とその硬質樹脂含有層の下側に配置された導電層とを有していることを特徴とするメンブレンスイッチ。
  2. 前記硬質樹脂含有層は、導電性粉末と前記バインダ樹脂よりも硬質のバインダ樹脂との混合材料によって形成した硬質樹脂含有導電層であることを特徴とする請求項1に記載のメンブレンスイッチ。
  3. 前記第2フレキシブル絶縁基板に前記配線パターンが形成されており、前記配線パターンは、前記導電性粉末に銀粉を用い、前記バインダ樹脂に熱可塑性樹脂を用いた下層導電層を備え、この下層導電層を下地として、熱可塑性樹脂からなるバインダ樹脂にカーボン粉を混入してなる上側導電層が形成されており、前記第2接点パターンの前記硬質樹脂含有層は、前記配線パターンのバインダ樹脂よりも硬質のバインダ樹脂としての熱硬化性樹脂にカーボン粉を混入してなる硬質樹脂含有導電層であり、前記下層導電層が前記硬質樹脂含有導電層の下面にまで延長配置されていることを特徴とする請求項に記載のメンブレンスイッチ。
  4. 前記第1フレキシブル絶縁基板と前記第2フレキシブル絶縁基板との少なくとも一方は、ベース材にポリエステル系フィルムを用い、前記接点パターンの形成領域を含むスイッチ本体部と前記スイッチ本体部から突出した導出部とを備え、前記導出部は、前記配線パターンに導電接続された導出パターンが形成され、前記導出パターンのバインダ樹脂にポリエステル系樹脂が用いられていることを特徴とする請求項1乃至3の中のいずれか1項に記載のメンブレンスイッチ。
  5. 前記第2フレキシブル絶縁基板は、前記スイッチ本体部と、前記導出部と、前記導出部を外部回路に接続する接続部とを有し、前記接続部には、前記硬質の樹脂または前記硬質のバインダ樹脂を形成材料として用いた端子が形成されていることを特徴とする請求項に記載のメンブレンスイッチ。
  6. 前記第2接点パターンは、最外層に、前記硬質のバインダ樹脂としてフェノール樹脂からなる前記硬質樹脂含有導電層を用いていることを特徴とする請求項2または3のいずれか1項に記載のメンブレンスイッチ。
  7. 前記スペーサ部材は、フィルム状のもので、粘着剤により前記第1フレキシブル絶縁基板及び前記第2フレキシブル絶縁基板とともに一体化され、前記開口の大きさは、前記第1接点パターン及び前記第2接点パターンの形成領域によりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の中のいずれか1項に記載のメンブレンスイッチ。
  8. 前記端子の最外層は、導電性粉末と前記配線パターンのバインダ樹脂よりも硬質のバインダ樹脂との混合材料からなる硬質樹脂含有導電層であることを特徴とする請求項に記載のメンブレンスイッチ。
  9. 前記前記第1接点パターンは、導電性粉末前記配線パターンのバインダ樹脂よりも硬質のバインダ樹脂との混合材料からなる硬質樹脂含有導電層を備えていることを特徴とする請求項1乃至8の中のいずれか1項に記載のメンブレンスイッチ。
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