JP3823722B2 - 車両のルーフモール取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両のルーフモール取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のルーフには、左右両側に前後方向に沿うルーフモールを取付けた構造のものがある(類似技術として、実開平6−57749号公報参照)。この種のルーフモールは、ルーフパネルの車幅方向両端部と、サイドアウタパネルとの間に、ルーフパネルの車幅方向両端部を上にした状態で、前後方向に沿う溝部を形成し、その溝部内にルーフモールを取付けている。
【0003】
溝部内には、ルーフパネルの車幅方向両端部の一部を前後方向で折り曲げて、車幅方向に沿った状態で立ち上げたフランジが形成され、そのフランジに対して、ルーフモールの一部を前後方向で当接させることにより、ルーフモールの溝部内における前後方向での位置決めがなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、溝部内のフランジが車幅方向に沿った状態で形成されているため、前後方向に沿う溝部に対してフランジが対面した状態となる。そのため、溝部における隙間を塞ぐために、溝部内にペイントシーリング材を流し込んで固化させた場合に、ペイントシーリング材がフランジ部分に溜まった状態で固化する。従って、ルーフモールの一部が、この固化したペイントシーリング材を介してフランジに当接することになり、正確な位置決めが行えなくなるおそれがある。また、そのような状況を回避するために、ペイントシーリング材が固化する前に、別の位置決め部品をフランジの近くに追加することもできるが、そのようにすると部品点数の増加を招くことなる。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、部品点数の増加を招くことなく、ルーフモールを正確に位置決めすることができる車両のルーフモール取付構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ルーフパネルの車幅方向両端部と、サイドアウタパネルとの間に、ルーフパネルの車幅方向両端部を上にした状態で、前後方向に沿う溝部を形成し、該溝部の底面を形成するルーフパネルの車幅方向両端部の後端を折り曲げて、溝部の後端付近に位置決め用のフランジを立ち上げ形成し、該フランジに対してルーフモールの後端に設けた係止部材を前後方向で当接させることにより、ルーフモールを前後方向で位置決めした状態で溝部内に取付ける車両のルーフモール取付構造であって、前記フランジを、車幅方向で折り曲げて、前後方向に沿った状態で立ち上げ形成する一方、前記係止部材に、前記フランジを前後方向で挟む前後一対の脚部を形成することにより、前記係止部材に形成した前側又は後側の脚部のいずれか一方を、フランジの前端又は後端に当接させてルーフモールの前後方向の位置決めを行うようにしている。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、フランジが車幅方向で折り曲げられて、前後方向に沿った状態で立ち上げ形成されているため、溝部内に流し込んだペイントシーリング材がフランジ部分で溜まらずに通過する。従って、フランジにペイントシーリング材が溜まった状態で固化することがなく、ルーフモールの一部をフランジの前後の側端に直接的に当接させて、ルーフモールの正確な位置決めを行うことができる。また、ルーフモールの一部が、フランジの面でなく、フランジの側端に当接するため、フランジがルーフモールとの当接により折り曲げた根本から変形する(倒れる)ことはなく、位置決め精度が高い。更に、フランジの折り曲げ位置(高さ)や、折り曲げ角度も、位置決め精度に影響しないため、フランジの折り曲げ作業が容易である。
また、フランジを溝部の後端付近に形成し、そのフランジの前端又は後端に対して、ルーフモールの後端に設けた係止部材の脚部を当接させるようにしたため、複雑な形状加工は係止部材だけに施せば良く、ルーフモールの本体は単純な形状で済むため、ルーフモールの製造が容易である。
【0008】
請求項2記載の発明は、折り曲げる前のフランジの先端は、ルーフパネルの車幅方向両端部と同じか、それよりも車幅方向内側に位置している。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、折り曲げる前のフランジの先端が、ルーフパネルの車幅方向両端部と同じか、それよりも車幅方向内側に位置しているため、ルーフパネルを原反材料から打ち抜く際の板取り性が良く、且つルーフパネルをプレス成形する際の歩留まりも良い。
【0012】
請求項3記載の発明は、ルーフパネルの車幅方向両端部におけるフランジの前側位置に切欠部が形成されている。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、フランジの前側位置に切欠部が形成されているため、フランジの折り曲げ作業が容易である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0015】
自動車のルーフ1には、左右両側に前後方向に沿う溝部2が形成されている。ルーフ1は、ルーフパネル3と、サイドアウタパネル4の上面により形成されており、溝部2は、ルーフパネル3における車幅方向での両端部5と、サイドアウタパネル4との間に形成されている。溝部2内では、ルーフパネル3の両端部5が上になっており、該両端部5により、溝部2の底面が形成されている。
【0016】
そして、この溝部2内に装飾用のルーフモール6が取付けられている。ルーフモール6は、溝部2内に取付けられた状態で、ルーフ1と面一状態になる。ルーフモール6には、蓋により塞がれた図示せぬ開口が形成されており、ルーフパネル3の前後方向での位置決めをした後に、その開口から挿入したボルトにより、溝部2内に固定される。
【0017】
溝部2の後端には、ルーフモール6の位置決めをするためのフランジ7が形成されている。フランジ7は、溝部2内におけるルーフパネル3の両端部5の後端を、車幅方向で折り曲げられて、前後方向に沿った状態で立ち上げ形成したものである。フランジ7の前側には、湾曲状の切欠部8が形成され、フランジ7の折り曲げ作業を容易にしている。
【0018】
また、折り曲げる前のフランジ7の先端は、ルーフパネル3の両端部5における端末(歩留まり決定線)から、Sだけ車幅方向側に位置している。従って、ルーフパネル3を原反材料から打ち抜く際の板取り性が良く、且つルーフパネル3をプレス成形する際の歩留まりも良い。
【0019】
そして、ルーフモール6の後端には、エンドキャップ9が取付けられており、そのエンドキャップ9の一部をフランジ7の前端に当接させることにより、ルーフモール6の前後方向での位置決めが行えるようになっている。エンドキャップ9は、ルーフモール6の構成部品である。エンドキャップ9の後面には、リヤウインドウパネル10の上端に取付けられたウエザストリップ11も当接している。
【0020】
フランジ7を溝部2の後端に形成し、そのフランジ7の前端に対して、ルーフモール6の後端に被せたエンドキャップ9を当接させるようにしたため、複雑な形状加工は、エンドキャップ9だけに施せば良く、ルーフモール6の本体は、単純な形状で済むため、ルーフモール6の製造が容易である。
【0021】
エンドキャップ9の一部を、フランジ7の前端に当接させる位置決め構造のため、フランジ7がルーフモール6との当接により前後方向に変形することはなく、位置決め精度が高い。また、フランジ7の折り曲げ位置(高さ)や、折り曲げ角度も、位置決め精度に影響しない。この点においても、フランジ7の折り曲げ作業が容易になっている。
【0022】
そして、なによりも、フランジ7が前後方向に沿った状態で立ち上げ形成されているため、溝部2内に流し込んだペイントシーリング材がフランジ7部分に溜まらずに通過する。従って、フランジ7にペイントシーリング材が溜まった状態で固化することがなく、ルーフモール6の正確な位置決めを行うことができる。
【0023】
【発明の効果】
この発明によれば、フランジが車幅方向で折り曲げられて、前後方向に沿った状態で立ち上げ形成されているため、溝部内に流し込んだペイントシーリング材がフランジ部分で溜まらずに通過する。従って、フランジにペイントシーリング材が溜まった状態で固化することがなく、ルーフモールの一部をフランジの前後の側端に直接的に当接させて、ルーフモールの正確な位置決めを行うことができる。また、ルーフモールの一部が、フランジの面でなく、フランジの側端に当接するため、フランジがルーフモールとの当接により折り曲げた根本から変形する(倒れる)ことはなく、位置決め精度が高い。更に、フランジの折り曲げ位置(高さ)や、折り曲げ角度も、位置決め精度に影響しないため、フランジの折り曲げ作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るルーフモール取付構造を示すルーフの斜視図。
【図2】フランジを示す拡大斜視図。
【図3】溝部の後端付近を示す断面図。
【符号の説明】
1 ルーフ
2 溝部
3 ルーフパネル
4 サイドアウタパネル
5 両端部
6 ルーフモール
7 フランジ
8 切欠部
9 エンドキャップ
10 リヤウインドウパネル
11 ウエザストリップ
S フランジの先端とルーフパネルの両端部との間隔

Claims (3)

  1. ルーフパネルの車幅方向両端部と、サイドアウタパネルとの間に、ルーフパネルの車幅方向両端部を上にした状態で、前後方向に沿う溝部を形成し、
    該溝部の底面を形成するルーフパネルの車幅方向両端部の後端を折り曲げて、溝部の後端付近に位置決め用のフランジを立ち上げ形成し、該フランジに対してルーフモールの後端に設けた係止部材を前後方向で当接させることにより、ルーフモールを前後方向で位置決めした状態で溝部内に取付ける車両のルーフモール取付構造であって、
    前記フランジを、車幅方向で折り曲げて、前後方向に沿った状態で立ち上げ形成する一方、前記係止部材に、前記フランジを前後方向で挟む前後一対の脚部を形成することにより、
    前記係止部材に形成した前側又は後側の脚部のいずれか一方を、フランジの前端又は後端に当接させてルーフモールの前後方向の位置決めを行うようにしたことを特徴とする車両のルーフモール取付構造。
  2. 請求項1記載の車両のルーフモール取付構造であって、
    折り曲げる前のフランジの先端は、ルーフパネルの車幅方向両端部と同じか、それよりも車幅方向内側に位置していることを特徴とする車両のルーフモール取付構造
  3. 請求項1又は請求項2記載の車両のルーフモール取付構造であって、
    ルーフパネルの車幅方向両端部におけるフランジの前側位置に切欠部が形成されていることを特徴とする車両のルーフモール取付構造。
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