JP3820764B2 - 転写ベルト部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の電子写真複写装置に用いられる、用紙搬送用の転写ベルト部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からタンデム方式による転写プロセスとしては、高速カラーレーザープリンターにおける転写プロセスが代表例として知られており、ここでは、4個の印字ユニットが順次並べられ、用紙は転写ベルト部材により搬送され転写される。
前記転写ベルト部材としては、ポリフッ化ビニリデン(以下、「PVdF」と称することがある。)等で形成される誘電体ベルト部材、ポリカーボネート(以下、「PC」と称することがある。)やポリイミドに導電性カーボンブラックを混合したもの等で形成される半導電性ベルト部材が知られている。
【0003】
しかしながら、前記半導電性ベルト部材の場合、電荷の保持が短時間であるためタンデム型に用いると、転写での電荷注入が少なく、4色連続転写でも比較的電圧の上昇が少ない。しかし、カーボンブラックの抵抗ムラによる画像ディフェクトや電圧により抵抗値が変化するため、転写効率に影響し、用紙の厚さや幅による影響を受けやすく、OHP用紙を使用時の高電圧印加でのピンホールリークの懸念等、材料特性としての問題も多い。
前記半導電性ベルト部材の抵抗を制御する方法としては、導電性弾性体における導電性粒子の配合量を変化させる方法等が知られているが、108 〜1014Ω・cmの半導電性領域では狭い領域での安定した抵抗の制御が難しいため、ベルト内やベルト間の抵抗値のバラツキや測定電圧による影響が大きく、転写電圧欠陥の少ない画質が得られにくい。
またアルカリ金属等の有機、無機電解質や4級アンモニウム塩等の帯電防止剤を添加したイオン導電性の半導電性ベルト部材では、ベルト内の抵抗変化分布が小さいわりに温度や湿度等の環境変化経時によるベルト剛性に対する変動が大きく、連続使用によるイオン性物質の偏りからくる抵抗上昇、ベルトテンション低下、吸湿による抵抗低下等の問題がある。
【0004】
ところで、従来の転写プロセスにおいては、転写ベルト部材から用紙を分離したり転写するのにコロナ帯電器が用いられていた。コロナ帯電器はオゾンの発生を伴うため、オゾンの発生が少なく低電圧での転写が静電吸着搬送ベルトとして可能な点で誘電体ベルト部材も用いられてきた。
しかしながら、前記誘電体ベルト部材の場合、注入された電荷の自然放出はなく、電気的にコントロールされ、環境に対して誘電率は安定に保持されるが、繰り返し転写を行った場合の電荷の蓄積が問題となり転写電圧も高くなってしまう。また、材料的にも高コストで加工条件も厳しいという問題がある。
【0005】
一方、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(以下、「EPDM」と称することがある。)やクロロプレンゴム(以下、「CR」と称することがある。)等のエラストマー材料を用いて形成した転写ベルト部材も知られている。しかし、EPDMやCRは、PVdFやポリイミド、PCに比ベて、転写ベルト部材とした場合に剛性が低く、ベルト張架時の永久伸びやうねり、たわみ、折りクセ等が発生するため、ベルトスピードを一定に保持するのが困難であるという問題がある。
また、エラストマー材料を使用するには、エラストマーベルトの一定のベルトスピードを保持し、ベルトレジストレーションと用紙吸着性を保持するため、表面平滑性を得る必要があり、通常の乾式研磨方法では表面粗さのコントロールが困難である。即ち、10点平均粗さRzを5μm以内に保持する必要があり、エラストマーベルトの表面粗さを研磨条件(砥石、送りスピード、回転数等)の調整のみで、10μm以下にするのは困難であるという問題もある。後工程としてポリッシュすることも可能であるが、高コストになり易い。
また、エラストマー材料に導電性充填剤として導電性カーボンブラックを添加する際、該カーボンブラックの分散性や混練能力を高めるために、ステアリン酸、柔軟性付与剤、可塑剤等を添加することが行われるが、これらはベルト表面にしみだしてしまい、当接する感光体や転写ロール、用紙等が汚染されて画質も汚染され、表面にトナー等が固着するという問題がある。
【0006】
これらの問題を解決する方法として通常、導電性ベルト部材の表面にコーティングにより硬化性離型層を設けたり、多層塗布により表面のレベリング性を利用して摩擦係数を低くする方法が行われている。しかし、これらの方法では、コーティング層液の粘度増加による作業性、遍肉、膜厚調整がしにくくなり、有機溶剤使用時もベルト変形、たわみ、ふくれの発生や、抵抗体にするための導電性フィラーの添加による抵抗ムラの悪化や表面層自体の抵抗調整と耐ピンホールリーク性への絶縁耐圧保持の対応も必要となり、高コストとなる等の問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来における問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、半導電領域における抵抗値のバラツキが少なく、広い抵抗領域において環境変動や印加電圧の影響を受けず、安定した抵抗値を有し、特に108 〜1011Ω・cm程度の高い領域での導電性を有する製造安定性に優れた転写ベルト部材を提供することを目的とする。
また、本発明は、ベルト剛性を高め、平滑性を保持させ、ベルトスピードの低下を防ぎ、エラストマーベルトの表面の摩擦係数を下げ、クリーニング性の向上とトナー等の異物の付着を防止することができる転写ベルト部材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段は、以下の通りである。即ち、
<1> 少なくともアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム又はクロロプレンゴムと、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴムと、該エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴムと前記アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム又はクロロプレンゴムとの中間の溶解度パラメーター値を有する第3のゴムと、を含有し、かつ表面が紫外線照射により改質された導電性弾性層を有することを特徴とする転写ベルト部材である。
<2> 前記第3のゴムが、スチレン−ブタジエン共重合ゴムである前記<1>に記載の転写ベルト部材である。
<3> 前記スチレン−ブタジエン共重合ゴムの全ゴム成分に対する含有割合が3〜70重量%である前記<2>に記載の転写ベルト部材である。
<4> 前記導電性弾性層が、カーボンブラック、4級アンモニウム塩、及びアルカリ金属塩の少なくとも1種を含有する前記<1>〜<3>のいずれかに記載の転写ベルト部材である。
<5> 前記カーボンブラックが、吸油量の異なる2種以上のカーボンブラックである前記<4>に記載の転写ベルト部材である。
<6> 前記導電性弾性層上に、導電性離型層を有する前記<1>〜<5>のいずれかに記載の転写ベルト部材である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の転写ベルト部材は、導電性弾性層を有してなり、更に必要に応じて、その他の層を有してなる。
[導電性弾性層]
前記導電性弾性層は、少なくともアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(以下、「NBR」と称することがある。)又はクロロプレンゴムを含有し、更にこれらのゴム成分以外のゴム成分を含有することが好ましく、更に必要に応じてその他の成分を含有してなり、紫外線照射により表面改質されている。
【0010】
(アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、クロロプレンゴム)
前記導電性弾性層は、ゴム成分を含有してなり、該ゴム成分におけるNBR又はCRの含有量としては5〜100重量%が好ましく、30〜70重量%がより好ましい。前記ゴム成分中、NBR又はCRが5重量%よりも少ない場合には、紫外線照射により前記導電性弾性層の表面を硬化させることが十分できなくなることがある。尚、本発明において、前記NBR成分には、水素添加アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(以下、「H−NBR」と称することがある。)も含まれる。
【0011】
前記ゴム成分中、NBR又はCR以外の他のゴムとしては、例えば、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、フッ素ゴム(FKM)、シリコーンゴム、エピクロロヒドリンゴム(CHR,ECO)、多硫化ゴム(T)、ウレタンゴム(U)等が挙げられる。
上記例示のゴムのうち、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、シリコーンゴム、エピクロロヒドリンゴム(CHR,ECO)等は耐オゾン性を有している。従って、これらのゴムを用いた場合、転写ベルト部材に耐オゾン性を付与できる。
【0012】
このようなゴム成分のうち、前記導電性弾性層は、溶解度パラメーター値の異なる2種以上のゴムによって海−島構造となるものが好ましい。
前記溶解度パラメーター値(以下、「SP値」(Solubility Parameter) と称することがある。)は、下記の式で求められるパラメーター値であって、これを用いることにより2種のゴムの相溶性が求められる。
【0013】
【数1】
Figure 0003820764
【0014】
式中、ΔHは蒸発潜熱(カロリー/モル)、Rは気体定数(=1.987カロリー/(モル・K))、Tは絶対温度(K)、Vはモル体積(モル/cm2 )を表す。
本発明では、特にSP値が7.3〜10.3のゴムの中から、SP値の異なる少なくとも2種のゴムを選択することが好ましい。SP値の差は、特に限定されないが、通常0.1以上、好ましくは0.1〜2.4、より好ましくは0.1〜2.0である。
SP値の異なるゴムの組み合わせの例としては、(1) アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)とエチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、(2) 水素添加アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(H−NBR)とエチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、(3) 水素添加アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(H−NBR)とアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)、(4) 水素添加アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(H−NBR)とアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)とエチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、(5) クロロプレンゴム(CR)とエチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)、(6) アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)とスチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、(7) アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)とエチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)とスチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、(8) クロロプレンゴム(CR)とエチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)とスチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)等が挙げられる。
【0015】
SP値の異なる2種のゴムを混合するとき、それぞれのゴムのSP値が近い場合は相溶性が高く、均一に混合されたゴムが得られる。一方、SP値の差が大きい2種のゴムを混合する場合は、ゴムの相溶性が低く、均一な混合分散が行われない。このため、混合後のゴムの内部には、微視的に、図1に示すような海−島構造が形成される。かかる海−島構造において、SP値が大きいゴムとSP値が小さいゴムとを80:20〜50:50の重量比で配合することにより、SP値の大きいゴムが海部1を形成し、SP値の小さいゴムが島部2を形成する。このとき、海部1は連続したマトリックスであるのに対して、島部2は海部1中で分散した状態で存在する。
SP値の差が大きい2種のゴムを混合した混合物に後述する導電性充填剤を配合する場合、導電性充填剤はSP値の大きいゴム中、及び界面に優先的に存在する。従って、SP値の大きいゴムからなる海部1に高い導電性を付与することができる。即ち、この場合、SP値の大きいゴムが海部1を形成し、このゴムに導電性充填剤が配合されるため、導電性の高い部分がゴム中で連続して存在し、ゴム全体で高い導電性を得ることができる。一方、島部2を形成するSP値の小さいゴムは、導電性充填剤の含有量が少ないために導電性は低いが、導電性の高い海部1中に分散して存在していることからゴムの導電性に与える影響が少ない。逆に、このような島部2が存在することで、導電性充填剤の配合量を少なく抑えることができ、そのためゴムの硬度を低く抑えることができる。
【0016】
NBR又はCRに比べ、SP値の小さいEPDM(特開平7−34030公報)は、電気特性(環境・印加電圧)は安定しているが永久歪みが大きく、NBR又はCRにEPDMを加えたゴム成分に添加剤として加硫剤を加えた場合、加硫剤はSP値の大きいNBR又はCR側に偏在し、半導電領域の抵抗調整は困難となることがある。また、導電性充填剤としてカーボンブラックを添加した場合、カーボンブラックもSP値の大きいNBR又はCR側に偏在し、加硫が偏り、抵抗値・ベルト強度の再現性に乏しいことがある。
【0017】
ところが、NBR又はCRにEPDMを加えたゴム成分に対して、NBR又はCRのSP値とEPDMのSP値との中間のSP値を有する第3のゴムを含有させることにより、前記問題点を解決することができる。
前記第3のゴムとしては、例えば、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(以下、「SBR」と称することがある。)が好ましく用いられる。
即ち、SP値の異なる少なくとも2種のゴムからなるゴム成分に所定量のSBRを含有させることにより、SP値の大きなゴム相へのカーボンブラックや加硫剤の集中的な偏在が緩和され、海−島構造が小さくなり、その結果、該ゴム相の急激な硬化が抑制され、ゴム全体の加硫速度のバランスが崩れにくくなり、加硫剤の均一な分散性も加わり、電気抵抗の再現性とベルト強度の安定化が得られ、抵抗値のバラツキも大幅に改善される。
【0018】
これらの組合せからなるゴム成分に対するSBRの含有割合は、3〜70重量%が好ましく、15〜30重量%がより好ましい。SBRの含有割合が3重量%を下回ると、相溶性が悪くなり、抵抗値のバラツキが大きくなり、製造安定性が悪くなることがある。一方、SBRの含有割合が70重量%を上回ると、ゴム自体が硬くなり、混合性や加工性が悪くなることがある。
【0019】
上述の電気抵抗の再現性とベルト強度の安定化は、NBR中のアクリロニトリル含有量を変化させることにより、即ち、低アクリロニトリル〜中高アクリロニトリル〜高アクリロニトリルと変化させることにより、あるいはSBR中のスチレン含有量を調整しても得られ、ベルト補強性を更に調整することができる。また、H−NBRにおける水素添加率に応じてブタジエンユニットの量を変化させることにより、紫外線処理後のベルト表面性や剛性をコントロールすることができる。即ち、H−NBRの水素添加率が高くなると、ブタジエンの2重結合が少なくなるので、紫外線照射によって架橋する割合が減少し、強度が上がらなくなる。
【0020】
NBRを使用する場合、NBR中のアクリロニトリル含有量は通常15〜55モル%、好ましくは15〜35モル%である。前記H−NBRとしては、市販品を用いることができ、該市販品としては、日本ゼオン(株)製のゼットポール1020、同2010、同2020等が挙げられる。前記NBRとEPDMとを併用する場合、EPDMにおけるジエン類としては、例えば、エチリデンノルボルネン、1,4−へキサジエン、ジシクロぺンタジエン等が挙げられ、これらの中でも、エチリデンノルボルネンが好ましい。NBR又はCRと、EPDMとの配合割合は、NBR又はCR/EPDM(重量比)で100/0〜60/40が好ましい。
H−NBRとEPDMとの配合割合は、H−NBR/EPDM(重量比)で100/0〜50/50が好ましい。H−NBRと、NBR又はCRとの配合割合は、H−NBR/NBR又はCR(重量比)で100/0〜20/80が好ましい。
【0021】
前記H−NBRと、NBR又はCRと、EPDMとを併用する場合、これらの配合割合は、H−NBR/NBR又はCR/EPDM(重量比)で100/0/0〜10/70/20が好ましい。
また、前記第3のゴムとしてSBRを配合した場合、NBR又はCRと、EPDMと、SBRとの配合割合は、NBR又はCR/EPDM/SBR(重量比)で100/0/0〜40/30/30が好ましい。前記配合割合を、この範囲内に調整することにより、加硫剤、加硫促進剤、カーボンブラック等の偏りの少ない転写ベルト部材を得ることができる。
【0022】
前記導電性弾性層の厚みは、50〜5000μmが好ましく、80〜800μmがより好ましい。該厚みが50μmより薄い場合には、転写ベルト部材の強度がなくなり、ベルト抵抗体自体の抵抗も上がり、ベルトが伸びてしまい、永久伸びが悪化することがある。一方、該厚みが5000μmより厚い場合には、ベルトが膜圧バウンドし弾性変形が起こり易くなり、画像を記録する際に画像がずれてしまうことがある。
【0023】
(その他の成分)
本発明においては、前記その他の成分として、導電性充填剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤等が好ましく添加される。
導電性充填剤としては、カーボンブラック、4級アンモニウム塩、及びアルカリ金属塩が好適に使用される。
カーボンブラックとしては、例えば、チャンネルブラック、ファーネスブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、ケッチェンブラック等が挙げられる。本発明においては、吸油量の異なる2種以上のカーボンブラックを添加することが好ましく、特にケッチェンブラックと補助的にサーマルブラックとを併用することが、抵抗値の再現性が良く、抵抗値のバラツキの少ない転写ベルト部材を得ることができる点で好ましい。
上記カーボンブラックの一般的な吸油量の値を、以下に例示する。
チャンネルブラック(ダイヤブラックSAF、98cm3 /100g)、ファーネスブラック(FW200、102cm3 /100g)、アセチレンブラック(テレカブラック、124cm3 /100g)、サーマルブラック(FT,MT、40cm3 /100g)、ケッチェンブラック(350cm3 /100g)。
また、カーボンブラックの粒径は18〜120nm程度であり、好ましくは22〜90nmである。
【0024】
前記4級アンモニウム塩としては、例えば、テトラブチルアンモニウム塩、テトラオクチルアンモニウム塩、ジメチルヘキシル−ジ(エチレングリコール)アンモニウム塩等が挙げられる。
また、前記アルカリ金属塩としては、例えば、LiClO4 、NaSCN、KCl、Al(OH)3 錯体等が挙げられる。
導電性充填剤の配合量は、一般に、ゴム材料100重量部に対して0.001〜10重量部が好ましく、0.01〜5重量部がより好ましい。導電性充填剤の配合量が前記範囲外の場合には、カーボンブラック等によるゴム補強性と抵抗バラツキの減少という効果が得られなくなることがある。
【0025】
加硫剤としては、例えば、硫黄、有機含硫黄化合物の他、有機過酸化物等も使用可能である。有機含硫黄化合物としては、例えば、テトラメチルチウラムジスルフィド、N,N’−ジチオビスモルホリン等が挙げられる。また、有機過酸化物としては、例えば、べンゾイルペルオキシド等が挙げられる。加硫剤の添加量は、ゴム成分100重量部に対して0.3〜4重量部程度であり、1.0〜3.5重量部の割合で添加するのが好ましい。
【0026】
加硫促進剤としては、従来より使用されている種々の加硫促進剤が使用可能であるが、本発明においては、特にスルフェンアミド系加硫促進剤を使用するのが好ましい。即ち、SP値の異なる少なくとも3種のゴムを混合し、成形、加硫して転写ベルトを得るに際し、スルフエンアミド系の加硫促進剤を用いるときは、特定のゴム相(例えばNBR相)に加硫剤や加硫促進剤が集中的に偏在するのをより一層有効に緩和することができる。
スルフェンアミド系加硫促進剤としては、例えば、N−tert−ブチル−2−べンゾチアゾリルスルフェンアミド(大内新興化学工業社製のノクセラーNS等)、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(同社製のノクセラーMSA−G等)、N,N−ジシクロヘキシル−2−べンゾチアゾリルスルフェンアミド(同社製のノクセラーDZ等)等が挙げられ、これらは単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
加硫促進剤は、ゴム成分l00重量部に対して0.3〜4重量部程度であり、0.5〜3重量部の割合で添加するのが好ましい。
【0027】
加硫促進助剤としては、例えば、亜鉛華等の金属酸化物、ステアリン酸、オレイン酸、綿実脂肪酸等の脂肪酸、その他の従来公知の加硫促進助剤が挙げられる。
【0028】
[その他の層]
前記その他の層として、前記導電性弾性層の表面に、導電性離型層を形成することが好ましい。
前記導電性離型層は、四フッ化エチレン(PTFE)、PVdF等の微粉末を含む導電性塗料を塗布することにより形成される。この導電性離型層を有する転写ベルト部材は、表面トナーの固着が少なく、用紙離型性に優れている。これは導電性離型層の離型性微粉末による表面エネルギーが低下し、静電吸着したトナーや用紙に対する剥離性が向上するためと考えられる。
前記導電性塗料に用いられる樹脂としては、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、フルオロシリコーン樹脂、ポリアセタール樹脂、ウレタンエマルション塗料、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アルコール可溶性ナイロン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。
前記導電性離型層は、紫外線処理した導電性弾性層の表面に前記導電性塗料を塗工する方法としては、スプレー法、静電法、ディッピング法、あるいはロールコーター法、カーテンフロー法等が挙げられる。
【0029】
前記導電性離型層の厚みは、1〜100μmが好ましく、3〜30μmがより好ましい。該厚みが1μmより薄い場合には、塗膜欠陥が生じたり、絶縁耐圧が小さくなることがあり、一方、該厚みが100μmより厚い場合には、ベルト剛性が変化し、塗膜割れが発生し易くなり、抵抗ムラがで易くなることがある。
【0030】
(紫外線照射)
前記導電性弾性層は、紫外線照射により表面改質されている。即ち、ゴム成分中の炭素一炭素2重結合部において、紫外線が照射されることにより、分子内や分子間で架橋点が形成され、最表面部のみ架橋反応が進み硬化収縮し、平滑性が得られ、摩擦係数が低くなる。従って、導電性弾性層の表面は、初期のベルトスピードの維持に必要な高剛性及びトナー等の異物クリーニング性に必要な平滑性を有し、一方、導電性弾性層の内部は、紫外線照射による架橋反応がコアまで浸透せず起こらないため、変形のしやすさと弾性を保持でき、一定の導電性を有する。
導電性弾性層を構成するゴム成分は、カーボンブラック等の顔料を添加していない透明なものであってもよく、ゴム成分単独又は複数からなるものであって紫外線を透過しない色を有するものであってもよいが、後者の方が紫外線をより吸収し、紫外線照射による表面の改質を効率的にできるの点で好ましい。本発明において使用される紫外線とは、波長が可視光より短く、X線より長いものであり、波長が1〜400nm程度のものをいう。
【0031】
[製造方法]
次に、本発明の転写ベルト部材の製造方法の一例を説明する。
NBR叉はCRにEPDMを含有したゴム成分にSBRを混合し、これに導電性充填剤を始め各種添加剤を添加した後、円筒上に押出し成形し、次いで1次加硫を行い、更に2次加硫を行う。加硫は高圧蒸気缶加硫が好適であるが、無圧オーブン加硫、プレス加硫等の他の加硫方法であってもよい。加硫条件は、使用するゴム成分や配合量に応じて変化するが、通常130〜170℃で0.5〜6時間行うのがよい。また、2次加硫は、例えば熱風オーブン中で130〜200℃で0.5〜8時間程度行うのがよい。本発明の転写ベルト部材は所定の長さにカットされ、表面及び裏面は研磨仕上げされる。
この後、図2に示すように0.5〜30分程度紫外線照射され、表面粗さがRz=3μm程度になるまで平滑に処理され、JIS法による体積抵抗測定により印加電圧1kVで108 〜1014Ω・cm、好ましくは1010〜1013Ω・cmで使用される。本発明の転写ベルト部材は、表面抵抗が104 〜1014Ω・□であることが好ましく、1011〜1013Ω・□であることがより好ましい。
【0032】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら制限されるものではない。尚、実施例中の「部」は、全て「重量部」を表す。
参考例1)
NBR(Nipol DN401LL、日本ゼオン社製)100部と、以下に示す組成の添加剤を混合しニーダーを用いて混練した後、ベルト状に押出し成形(内径150mm)した。
<添加剤>
・カーボンブラック
ライオンアクゾ製ケッチェンブラック 3部
(吸油量:450cm3 /100g)
旭カーボン製サーマルブラック 20部
(吸油量:92cm3 /100g)
・酸化亜鉛 5部
・ステアリン酸 1部
・硫黄 1部
・スルフェンアミド系加硫促進剤 1部
【0033】
次に、押出し成形品を蒸気加硫缶に入れ160℃で30分間1次加硫した。更に熱風オーブンにより160℃で4時間、2次加硫して導電性弾性層を有する転写ベルト部材を得た。この転写ベルト部材を研磨機で両面研削し、厚みを510μmに調整し、幅330mmにカットした。更に150mm円筒金属内筒ドラムに、該転写ベルト部材を取り付け300W紫外線ランプにより10分間、該転写ベルト部材の表面に紫外線(100〜400nm)を照射し、室温まで冷却した。これにより、紫外線照射前の表面粗さがRz=12〜13μmであったものが、紫外線照射後は、Rz=5μm以下と平滑になった。表面粗さは、表面粗さ計(sartcom、東京精密社製)を使って、トラバース法により測定した。
次に、ウレタン変成PTFEエマルションコート(JLY−601、日本アチソン社製)を前記導電性弾性層の表面にスプレーコートし、160℃で15分間焼成して、厚みが5〜8μmの導電性離型層を形成した。
【0034】
<体積抵抗値の測定>
得られた転写ベルト部材について、抵抗測定機(K8340A、アドバンテスト社製)により、体積抵抗値を測定した。体積抵抗値は、500Vを印加したときの値であり、測定値は対数で示した。
【0035】
<ゴム引っ張り強度の測定>
得られた転写ベルト部材について、JIS−K6301に準拠し、ゴム引っ張り強度M100%を測定した。
【0036】
<画像評価>
図3に示すように、得られた転写ベルト部材を備えたタンデム方式カラープリンターにより画像評価を行った。印字部は、帯電手段・現像手段・感光体・露光手段等で構成される。印字ユニットは、Yellow・Magenta・Cyan・Blackの各トナーに対応して4個並べられており、カラー画像は、転写ベルト部材で搬送された用紙上にトナーが順次転写されて形成される。プリンター出力は22℃、湿度85%RHの環境下で行われ、文字抜けが全く無かったものを○、黒点、白点等の画像デイフェクトはないが、4色塗ったときの最大の文字ズレが100μm以上あったものを△、黒点、白点等の画像デイフェクトが認められたものを×として評価した。評価は目視にて行った。
【0037】
<転写ベルト部材の表面汚れの評価>
上記画像評価を行った際、転写ベルト部材の表面の汚れが全く無かったものを○、汚れが認められたものを×として評価した。評価は目視にて行った。
【0038】
(比較例1)
参考例1において、紫外線照射を行わず、導電性離型層を形成しなかった外は、参考例1と同様に転写ベルトを作製し、同様の評価を行った。
【0039】
参考例2)
参考例1において、NBR100部の代わりに、NBR(Nipol DN401LL、日本ゼオン社製)80部とH−NBR(Zetpol 2010L、日本ゼオン社製)20部とからなるブレンドゴムを用いた外は、参考例1と同様に転写ベルトを作製し、同様の評価を行った。
【0040】
(比較例2)
参考例2において、紫外線照射を行わなかった外は、参考例2と同様に転写ベルトを作製し、同様の評価を行った。
【0041】
(実施例
参考例1において、NBR100部の代わりに、NBR(Nipol DN401LL、日本ゼオン社製)40部とEPDM(EPT4021、日本合成ゴム社製)30部とSBR(SBR1502、日本合成ゴム社製)30部とからなるブレンドゴムを用いた外は、参考例1と同様に転写ベルトを作製し、同様の評価を行った。
【0042】
(比較例3)
実施例において、紫外線照射を行わず、導電性離型層を形成しなかった外は、実施例と同様に転写ベルトを作製し、同様の評価を行った。
【0043】
参考例3
参考例1において、NBR100部の代わりに、NBR(Nipol DN401LL、日本ゼオン社製)55部とEPDM(EPT4021、日本合成ゴム社製)30部とCR(ネオプレンWRT、昭和電工−Dupont社製)15部とからなるブレンドゴムを用いた外は、参考例1と同様に転写ベルトを作製し、同様の評価を行った。
【0044】
(比較例4)
参考例3において、紫外線照射を行わず、導電性離型層を形成しなかった外は、参考例3と同様に転写ベルトを作製し、同様の評価を行った。
【0045】
以下に、実施例1、参考例1〜3、及び比較例1〜4で使用したゴム材料のSP値を示し、表1に、以上の評価結果を示す。
<ゴム材料> SP値
・NBR(Nipol DN401LL、日本ゼオン社製) 8.7
・H−NBR(Zetpol 2010L、日本ゼオン社製) 9.5
・CR(ネオプレンWRT、昭和電工−Dupont社製) 9.2
・EPDM(EPT4021、日本合成ゴム社製) 7.9
・SBR(SBR1502、日本合成ゴム社製) 8.6
【0046】
【表1】
Figure 0003820764
【0047】
本発明の転写ベルト部材である実施例1は、高モジュラスで所望の体積抵抗が得られ、画像評価においても文字抜け等はなかった。これに対し、比較例1〜4は、低モジュラスで抵抗ムラが大きく、文字ズレも120μm以上発生しベルト剛性は低かった。このため画像評価の結果も悪く、ブレードクリーニング性も不良で、転写ベルト部材の表面の汚れも発生した。
【0048】
【発明の効果】
本発明によると、前記従来における諸問題を解決することができる。また、本発明によると、半導電領域における抵抗値のバラツキが少なく、広い抵抗領域において環境変動や印加電圧の影響を受けず、安定した抵抗値を有し、高い領域での優れた導電性を有する製造安定性に優れた転写ベルト部材を提供することができる。
また、本発明によると、ベルト剛性が高く、表面平滑性を保持し、ベルトスピードの低下がなく、エラストマーベルトの表面の摩擦係数が低く、クリーニング性が向上され、トナー等の異物の付着を防止することができる転写ベルト部材を提供することができる。
また、本発明によると、導電性弾性層を3成分エラストマー系にすることにより、非相溶性弾性体のブレンド性を上げることができ、加硫反応均一性を上げ、その結果、永久伸びの少ない、長期保管によるうねり、たわみ、変形の少ない転写ベルト部材を提供することができる。
更に、本発明によると、研磨では得られにくい表面粗さ調整が可能であり、NBR又はCRの架橋化と高モジュラス化を表面のみで調整でき、導電性離型層を形成することにより、更に用紙剥離性とベルトクリーニング性を向上させた転写ベルト部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ゴムの海−島構造を模式的に示す断面図である。
【図2】図2は、紫外線照射により表面改質されている状態を示す断面図である。
【図3】図3は、本発明の転写ベルトを備えた画像形成装置の概略説明図である。
【符号の説明】
1 海部
2 島部
3 紫外線照射
4 表面架橋部
5 転写ベルト
10C 感光体
10M 感光体
10Y 感光体
10K 感光体
11C 帯電手段
11M 帯電手段
11Y 帯電手段
11K 帯電手段
12C 露光手段
12M 露光手段
12Y 露光手段
12K 露光手段
13C 現像手段
13M 現像手段
13Y 現像手段
13K 現像手段
14C 転写手段
14M 転写手段
14Y 転写手段
14K 転写手段
15 駆動ロール
16 加熱ロール
17 加圧ロール
18 冷却手段
19 剥離手段
20 給紙手段
21 記録材
22C パターンジェネレータ
22M パターンジェネレータ
22Y パターンジェネレータ
22K パターンジェネレータ

Claims (6)

  1. 少なくともアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム又はクロロプレンゴムと、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴムと、該エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴムと前記アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム又はクロロプレンゴムとの中間の溶解度パラメーター値を有する第3のゴムと、を含有し、かつ表面が紫外線照射により改質された導電性弾性層を有することを特徴とする転写ベルト部材。
  2. 前記第3のゴムが、スチレン−ブタジエン共重合ゴムである請求項1に記載の転写ベルト部材。
  3. 前記スチレン−ブタジエン共重合ゴムの全ゴム成分に対する含有割合が3〜70重量%である請求項2に記載の転写ベルト部材。
  4. 前記導電性弾性層が、カーボンブラック、4級アンモニウム塩、及びアルカリ金属塩の少なくとも1種を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の転写ベルト部材。
  5. 前記カーボンブラックが、吸油量の異なる2種以上のカーボンブラックである請求項4に記載の転写ベルト部材。
  6. 前記導電性弾性層上に、導電性離型層を有する請求項 1〜5のいずれかに記載の転写ベルト部材。
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