JP4244740B2 - 帯電ロール及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

帯電ロール及びそれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真複写機、プリンタ等の画像形成装置において、電子写真や静電記録プロセスに用いられる帯電ロール及びそれを用いた画像形成装置に関する。
近年、電子写真方式の画像形成装置では、感光体表面を均一に帯電させる部材として、高電圧の印加が必要な金属ワイヤーにかわり、弾性材料から形成されている帯電ロールが多用されている。
帯電ロールは、感光体に接触し従動しながら電圧が印可されることにより、感光体との間の微少な間隙にて放電し感光体表面を帯電させる。帯電ロールには、感光体を均一に帯電させる均一帯電性能や、感光体にピンホール(小径の穴等の微小な欠陥)が発生したときピンホール部分に電流が集中しないようにする耐リーク性能を両立させるために、半導電領域における精密な抵抗制御が必須となる。
帯電ロールの抵抗の調節には、従来、高分子中にカーボンブラックや金属酸化物などの導電性粒子を分散させる方法(例えば、特許文献1、2参照。)、高分子中にイオン導電剤を含有させる方法(例えば、特許文献3参照。)、エピクロルヒドリンゴムのような半導電に近い抵抗をした高分子を用いる方法(例えば、特許文献4、5参照。)が多く取られている。
しかしながら、カーボンブラックや金属酸化物を高分子中に分散した抵抗層を持った帯電ロールは、帯電性能の環境変動や長期間使用しても帯電性能(抵抗)が低下しない帯電維持性能において優れているものの、感光体表面を均一に帯電させる均一帯電性能を良好にさせるために低抵抗化すると、耐リーク性能の悪化を引き起こすため、均一帯電性能と耐リーク性能の両立が容易ではない。
イオン導電剤を高分子中に含有させる方法や半導電に近い抵抗をした高分子を用いる方法では、均一帯電性能と耐リーク性能の両立は、導電性粒子を分散させる方法と比較して容易ではあるが、帯電性能や耐リーク性能の環境による変動が大きい。また、イオン導電剤を使用すると、イオン導電剤のブリードアウトにより感光体を汚染する。
しかし、半導電に近い抵抗のエピクロルヒドリンゴムを単独で用いた場合、混練り機や成形機にくっついて混練り、成形加工が非常に困難となり、製品の品質が悪くなる。
均一帯電性能と耐リーク性能の両立を成し得ようとすると、イオン導電剤を高分子中に含有させる方法や半導電に近い抵抗をした高分子を用いる方法が好ましいが、
イオン導電剤を使用すると、イオン導電剤のブリードアウトによる感光体の汚染や、電圧印加によるイオン導電剤の偏在に起因した抵抗上昇を引き起こす。加えて、イオン導電による導電は、直流と交流を重畳した帯電手段で均一な帯電をする際、高交流電圧が必要となる。特に低温・低湿下においては、顕著である。
そこで、導電性ゴムであるエピクロルヒドリンゴムにpH4.0以下のカーボンブラックや導電性金属酸化物粒子を添加することで均一帯電性能と耐リーク性能の両立を成し得たが、エピクロルヒドリンゴム単独で用いた場合、配合ゴムの加工性が悪く、混練りおよび成型が困難である。
特開平8−334995号公報 特開2001−254022号公報 特開平2−198470号公報 特開平1−142569号公報 特開2003−149917号公報
本発明の目的は、均一帯電性能と耐リーク性能が両立し、さらに感光体の汚染や帯電維持性に優れ、加えて均一帯電性能や耐リーク性能の環境変動の小さく加工性に優れたゴム材料を使用した帯電ロール及びそれを用いた画像形成装置を提供することである。
本発明は、下記の手段により上記の課題の解決に成功した。
<1> 導電性支持体上に、導電性発泡弾性層、抵抗層、表面層順次形成された帯電ロールにおいて、前記抵抗層が(A)イオン導電剤を含有していないエピクロルヒドリンゴム100重量部に対して、(B)分子構造上主鎖もしくは側鎖に2重結合を有する合成ゴムを5〜100重量部からなる組成物(C)に、(D)(C)の組成物100重量部に対してpH4.0以下のカーボンブラックを1〜30重量部及び/又は導電性金属酸化物粒子を3〜100重量部が配合されてなる組成物を有することを特徴とする帯電ロール。
<2> 前記導電性発泡弾性層組成物の体積抵抗率(Re)、前記抵抗層組成物の体積抵抗率(Rr)、前記表面層組成物の体積抵抗率(Rs)が、Re≦Rr≦Rsなる関係式を満たすことを特徴とする上記<1>に記載の帯電ロール。
前記導電性発泡弾性層組成物の体積抵抗率(Re)が1×103〜1×107Ω・cm、前記抵抗層組成物の体積抵抗率(Rr)が1×104〜1×109Ω・cm、前記表面層組成物の体積抵抗率(Rs)が1×106〜1×1013Ω・cmでRe≦Rr≦Rsであり、かつ、ロール抵抗が2.0×105〜1.6×106Ωであることを特徴とする上記<1>または<2>に記載の帯電ロール。
> 前記エピクロルヒドリンゴムの体積抵抗率が1×106〜1×1010Ω・cmであることを特徴とする<1>のいずれか1項に記載の帯電ロール。
> 前記エピクロルヒドリンゴムの構成成分がエピクロルヒドリン及びエチレンオキサイド、又はエピクロルヒドリン、エチレンオキサイド及びアリルグリシジルエーテルを含有することを特徴とする上記<1>〜<>のいずれか1項に記載の帯電ロール。
> 直流と交流を重畳した帯電手段を有する上記<1>〜<>のいずれか1項に記載の帯電ロール。
> 少なくとも感光体及び該感光体に帯電を行う帯電手段を備える帯電ロールを有する画像形成装置において、前記帯電ロールが上記<1>〜<>のいずれか1項に記載の帯電ロールであることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、均一帯電性能と耐リーク性能が両立し、さらに均一帯電性能や耐リーク性能の環境変動による影響が小さい帯電ロールを提供することができ、更に、それを用いた画像形成装置を提供することが可能となる。
以下に本発明を詳細に説明する。
導電性支持体上に、導電性発泡弾性層、抵抗層、表面層順次形成された帯電ロールにおいて、前記抵抗層が(A)イオン導電剤を含有していないエピクロルヒドリンゴム100重量部に対して、(B)分子構造上主鎖もしくは側鎖に2重結合を有する合成ゴムを5〜100重量部からなる組成物(C)に、(D)(C)の組成物100重量部に対してpH4.0以下のカーボンブラックを1〜30重量部及び/又は導電性金属酸化物粒子を3〜100重量部が配合されてなる組成物を有することを特徴とする。なお、抵抗層は、以下「抵抗調節層」ともいう。
本発明における前記抵抗層に含まれるエピクロルヒドリンゴム(A)は、エピクロルヒドリンを必須構成成分とする重合体を意味するものである。
該重合体としては、エピクロルヒドリン単独重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合体、エピクロルヒドリン−アリルグリシジルエーテル共重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル共重合体等が挙げられ、この中でも、抵抗値調整および加工性の観点から、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル共重合体がより好ましい。
前記エピクロルヒドリンゴムを構成する単量体を複数用いる場合は、何れの割合で用いられても良い。
前記抵抗層の(A)エピクロルヒドリンゴムには、(B)分子構造上主鎖もしくは側鎖に2重結合を有する合成ゴムを含有させることが必要であり(組成物(C))、混練り等することにより含有させることができるが特に限定されるものではない。また、必要に応じて該エピクロルヒドリンゴムに軟化剤、可塑剤、硬化剤、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、シリカおよび炭酸カルシウム等の充填剤等、通常ゴムに添加され得る材料を加えてもよいが、ゴムの抵抗を変化させ得るイオン導電材は添加しない。
また、導電剤未添加のエピクロルヒドリンゴムの体積抵抗率は、1×106〜1×1010Ω・cmであることが好ましい。中でも、均一帯電性能と耐リーク性能の両立の観点から3.5×106〜1.0×108 Ω・cmであることがより好ましい。体積抵抗率が1×106Ω・cmより小さいと耐リーク性能が悪くなる場合があり、1×1010Ω・cmより高いとエピクロルヒドリンゴムによる導電が支配的になることにより、均一帯電性能と耐リーク性能の両立が困難となる場合がある。
ここで、本発明において前記「導電剤」とは、抵抗層の抵抗値の調整を目的として、マトリックス材に配合されるカーボンブラックや導電性金属酸化物粒子、あるいはイオン導電剤のような、電子及び/又はイオンを電荷キャリアとして電気伝導する材料のことをいう。
前記抵抗層のエピクロルヒドリンゴムに添加される分子構造上主鎖もしくは側鎖に2重結合を有する合成ゴムは、固形状、液状のどちらでもよく、アルリルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ノルボルネン等が挙げられ、特に限定されるものではないが、中でもエチレン−プロピレン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴムが好ましく、エチレン−プロピレン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴムが更に好ましい。
前記エピクロルヒドリンゴムに前記合成ゴムを含有させるとき、帯電性能と加工性を両立させるために、エピクロルヒドリンゴム100重量部に対して、分子構造上主鎖もしくは側鎖に2重結合を有する前記合成ゴムを5〜100重量部の範囲で添加する必要があるが、加工性および抵抗値調整の点で、35〜70重量部添加することが好ましい。
前記合成ゴムの添加量が5重量部未満であると加工性が非常に悪化することとなり、100重量部を超えると抵抗値が所望の範囲に調整できなくなり問題がある。
前記抵抗層のエピクロルヒドリンゴムと合成ゴムを含む組成物に対して、更に、pH4.0以下のカーボンブラック1〜30重量部及び/又は導電性金属酸化物粒子を3〜100重量部が配合させることが必要である。
pH4.0以下のカーボンブラックであれば、何れの方法によって製造されるカーボンブラックであっても用いることができる。
pH4.0以下のカーボンブラックは、カーボンブラックを酸化処理することで、表面にカルボキシル基、キノン基、ラクトン基、水酸基等を付与して製造することもできる。
例えば、前記酸化処理は、高温雰囲気下で、空気と接触され、反応させる空気酸化法、常温下で窒素酸化物やオゾンと反応させる方法、及び高温下での空気酸化後、低い温度下でオゾン酸化する方法などにより行うことができる。具体的には、pH4以下の酸化処理カーボンブラックは、コンタクト法により製造することができる。このコンタクト法としては、チャネル法、ガスブラック法等が挙げられる。
また、pHの4.0以下のカーボンブラックは、ガスまたはオイルを原料とするファーネスブラック法により製造することもできる。更に必要に応じて、これらの処理を施した後、硝酸などで液相酸化処理を行ってもよい。なお、酸性カーボンブラックは、コンタクト法で製造することができるが、密閉式のファーネス法によって製造するのが通常である。ファーネス法では通常高pH・低揮発分のカーボンブラックしか製造されないが、これに上述の液相酸処理を施してpHを調整することができる。
本発明におけるカーボンブラックのpH値は、pH4.0以下であることが必要であり、帯電均一性の観点からpH3.5以下であることがより好ましく、pH3.0以下であることが更に好ましい。pH4.0以下のカーボンブラックは、表面にカルボキシル基、水酸基、キノン基、ラクトン基などの酸素含有官能基があるので、樹脂中への分散性がよいので、良好な分散安定性が得られ、帯電ロールの抵抗バラツキを小さくすることができるとともに、半導電領域における電流の集中がおきずらくなる。
pHが4.0以下のカーボンブラックを配合した場合、直流(DC)と交流(AC)とが重畳された電圧を帯電ロールに印加した際に、AC電圧の環境変動の影響を受けることなく均一帯電を維持することができる。一方、pHが4.0より大きいカーボンブラックのみを配合した場合は、該抵抗層の抵抗値を所望の値に調整しても耐リーク性能が得られない。
前記pH4.0以下のカーボンブラックのpHは、水性懸濁液を調整し、ガラス電極で測定することで求められる。また、前記カーボンブラックのpHは、酸化処理工程での処理温度、処理時間等の条件によって、調整することができる。
本発明の帯電ロールの抵抗層に、pH4.0以下のカーボンブラックを併用しても良く、また、別の種類のカーボンブラックは含有しても良い。そのとき、これらのカーボンブラックは実質的に互いに導電性の異なるものであると好ましく、例えば酸化処理の度合い、DBP吸油量、窒素吸着を利用したBET法による比表面積等の物性が異なるものを用いる。このように導電性の異なる2種類以上のカーボンブラックを添加する場合、例えば高い導電性を発現するカーボンブラックを優先的に添加した後、導電率の低いカーボンブラックを添加して表面抵抗率を調整すること等が可能である。このように2種類以上のカーボンブラックを含有させる場合、pH4.0以下のカーボンブラックと別の種類のカーボンブラックを併用することが、前記組成物(C)への分散性の観点から好ましい。
導電性金属酸化物粒子を用いずに、pH4.0以下のカーボンブラックのみを前記組成物(C)に配合した場合の配合量としては、1〜30重量部を配合する必要がある。
該配合量が、1重量部に満たない場合は、所望の範囲の抵抗値を得ることができなくなり、帯電均一性が悪化することとなり、30重量部を超えた場合は、所望の範囲の抵抗値を得ることができなくなり、リーク性が悪化することとなり問題である。抵抗値調整の観点から、5〜25重量部であることが好ましく、5〜20重量部であることがより好ましい。
pH4.0以下のカーボンブラック以外のカーボンブラックを併用した場合の該カーボンブラックの配合量は、5〜15重量部が好ましい。
pH4.0以下のカーボンブラックとして、具体的には、デグサ社製の「スペシャルブラック350」(pH3.5、揮発分2.2%)、同「スペシャルブラック100」(pH3.3、揮発分2.2%)、同「スペシャルブラック250」(pH3.1、揮発分2.0%)、同「スペシャルブラック5」(pH3.0、揮発分15.0%)、同「スペシャルブラック4」(pH3.0、揮発分14.0%)、同「スペシャルブラック4A」(pH3.0、揮発分14.0%)、同「スペシャルブラック550」(pH2.8、揮発分2.5%)、同「スペシャルブラック6」(pH2.5、揮発分18.0%)、同「カラーブラックFW200」(pH2.5、揮発分20.0%)、同「カラーブラックFW2」(pH2.5、揮発分16.5%)、同「カラーブラックFW2V」(pH2.5、揮発分16.5%)、キャボット社製「MONARCH1000」(pH2.5、揮発分9.5%)、キャボット社製「MONARCH1300」(pH2.5、揮発分9.5%)、キャボット社製「MONARCH1400」(pH2.5、揮発分9.0%)、同「MOGUL−L」(pH2.5、揮発分5.0%)、同「REGAL400R」(pH4.0、揮発分3.5%)等が挙げられる。
前記pH4.0以下のカーボンブラックは、一般的なカーボンブラックに比べ、前述したように表面に存在する酸素含有官能基の効果により、樹脂組成物中への分散性がよく、導電効果が高いため、前記pH4.0以下のカーボンブラックを配合することにより、帯電均一性をよくすることができ、さらに抵抗値の変動を小さくすることができる。
前記抵抗層の導電性粒子である導電性金属酸化物粒子は、酸化錫、アンチモンがドープされた酸化錫、酸化亜鉛、アナターゼ型酸化チタン、ITO等の導電性を有した粒子で、電子を電荷キャリアとする導電剤あれば何れも用いることができ、特に限定されるものではない。これらは、単独で用いても2種類以上を併用することができる。また、本発明を阻害しない限り、何れの粒径であってもよいが、抵抗値調整およびゴムの強度の点より、好ましくは酸化錫、アンチモンドープがされた酸化錫、アナターゼ型酸化チタンであり、更に、酸化錫、アンチモンドープがされた酸化錫が好ましい。
pH4.0以下のカーボンブラックを用いずに、導電性金属酸化物粒子のみを前記組成物(C)に配合した場合の配合量としては、3〜100重量部を配合する必要がある。
該配合量が、3重量部に満たない場合は、抵抗値が所望の範囲以上になり、帯電均一性が悪化することととなり、100重量部を超えた場合は、抵抗値が所望の範囲以下になり、リーク性が悪化することとなり問題である。抵抗調整の観点から、10〜80重量部であることが好ましく、15〜70重量部であることがより好ましい。
前記pH4.0以下のカーボンブラックと前記導電性金属酸化物粒子とを共に用いた場合は、pH4.0以下のカーボンブラック及び導電性金属酸化物粒子の配合量としては、1≦CB+(dc×MO/dm)≦30の式を満たすような配合量とすることが好ましい。ここで、CBは組成物(C)エピクロルヒドリンゴムと合成ゴムの合計100重量部に対して配合されるカーボンブラックの配合量(重量部)を表し、MOは組成物(C)エピクロルヒドリンゴムと合成ゴムの合計100重量部に対して配合される導電性金属酸化物粒子の配合量(重量部)を表す。また、dcは前記カーボンブラックの密度(g/cm3)を表し、dmは前記導電性金属酸化物粒子の密度(g/cm3)を表す。なお、一般的に、dcは1.8〜1.9g/cm3の範囲内であり、dmは3〜7g/cm3の範囲内である。式(1)のCB+(dc×MO/dm)の値が、1よりも小さい場合には、均一な帯電性能が得られない場合がある。一方、式(1)のCB+(dc×MO/dm)の値が、30より大きい場合には、高い耐リーク性能が得られない場合がある。なお、式(1)のCB+(dc×MO/dm)の値は10〜20(但し、10≦CB<20、0<MO<10×dm/dc)の範囲であることがより好ましい。
前記表面層の材料としては、該表面層はトナー等による汚染の防止のためなどに形成しているものであり、樹脂、ゴム等の何れを用いてもよく特に限定するものではない。
表面層に用いることのできる前記樹脂としては、ウレタン樹脂、ポリエステル、フェノール、アクリル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、セルロース、共重合ナイロン等が挙げられる。このうちの共重合ナイロンは、610ナイロン、11ナイロン、12ナイロン、の内のいずれか1種または複数種を重合単位として含むものであって、この共重合体に含まれる他の重合単位としては、6ナイロン、66ナイロン等が挙げられる。ここで、610ナイロン、11ナイロン、12ナイロンよりなる重合単位が共重合体中に含まれる割合は、重量比で合わせて10%以上であるのが好ましい。上記重合単位が10%以上の場合は、調液性および表面層塗布時における成膜性に優れるとともに、特に繰り返し使用時における樹脂層の磨耗や樹脂層への異物付着が少なく、ロールの耐久性が優れ、また同時に吸湿性が低く、環境による特性の変化も少なくなる。
また前記表面層には導電性材料を含有させることができる。該導電性材料としては、粒径が3μm以下で体積抵抗率が109 Ωcm以下であるものが望ましい。例えば、酸化錫、酸化チタン、酸化亜鉛、CeO2 、ZrO2 、In23 等の金属酸化物あるいはそれらの合金からなる微粒子、あるいはBaSO4 やTiO2 のような微粒子の表面にこれらの金属酸化物を被覆したもの、あるいはカーボンブラック等を用いることができる。
このような導電材料によって抵抗制御を行うことにより、表面層の抵抗値は環境条件によって変化せず、安定な特性が得られる。
さらに、上記表面層には、フッ素系あるいはシリコーン系の樹脂或いは微粒子を添加してもよく、その場合、表面が疎水性となってロール表面への異物の付着が防止されるように作用する。また、アルミナやシリカのような絶縁性の粒子を添加して、ロールの表面に凹凸を付与し、感光体との摺擦時の負担を小さくしてロールと感光体相互の耐磨耗性を向上させることも可能である。
また下の層との接着性向上のためにカップリング剤を添加することも可能である。
さらに、抵抗調節層のUV照射、熱処理、カップリング剤等による化学処理により、抵抗調節層と物性が異なるものとして表面層とすることもできる。
本発明の帯電ロールは、図1に示すように、導電性支持体11上に、導電性発泡弾性層12、抵抗層13、表面層14が順次形成された構成を有する。この場合、抵抗層13は、既述した抵抗層を用いることができる。ここで、図1は本発明の帯電ロールの一例を示す模式断面図である。
これら各層の体積抵抗率の値としては、導電性発泡弾性層12の体積抵抗率(Re)が、1.0×103Ω・cm〜1.0×107Ω・cmの範囲、抵抗層13の体積抵抗率(Rr)が、1.0×104Ω・cm〜1.0×109Ω・cmの範囲、表面層14の体積抵抗率(Rs)が、1.0×106Ω・cm〜1.0×1013Ω・cmの範囲であることがそれぞれ好ましい。
前記各層の体積抵抗率Re、Rr、Rsが前記範囲を外れた場合、環境変動に対する均一帯電性能や耐リーク性能が大きく変化する場合がある。
さらに、Re、Rr、Rsは、前記範囲を満たすと共に、Re≦Rr≦Rsなる関係式を満たすことが好ましい。Re、Rr、Rsが、前記範囲を満たしていても、Re≦Rr≦Rsなる関係式が満たされない場合は、均一帯電性能や耐リーク性能が得られない場合がある。
なお、前記各層の体積抵抗率Re、Rr、Rsのより好ましい値は、Reは、1.0×104Ω・cm〜1.0×106Ω・cmの範囲がより好ましく、Rrは、1.0×105Ω・cm〜1.0×108Ω・cmの範囲がより好ましく、Rsは、1.0×106Ω・cm〜1.0×1011Ω・cmの範囲がより好ましい。
また、前記各層のRe、Rr、Rsが、前記範囲及びRe≦Rr≦Rsなる関係式を満たすと同時に、ロール抵抗が、2.0×105Ω〜1.6×106Ωの範囲であることが好ましい。前記ロール抵抗が、2.0×105Ωより小さい場合には、耐リーク性能が得られない場合がある。一方、1.6×106より大きい場合には、均一な帯電性能が得られない場合がある。なお、各層の体積抵抗率Re,Rr,Rs及び、ロール抵抗の測定方法については後述する。
抵抗層13の平均膜厚(AT)は、200μm〜1500μmの範囲内であることが好ましく、該平均膜厚(AT)に対する抵抗層13の膜厚標準偏差(DT)の比、DT/ATが0.1以下であることが好ましい。
抵抗層13が、200μmより小さい場合には、抵抗層に掛かる電界が高くなるため、高電圧が印加されると抵抗層が破壊され(耐電圧性能に劣り)、十分な耐リーク性能が得られない場合がある。一方、1500μmより大きい場合には、抵抗値が高くなるため、均一な帯電性能が得られない場合がある。
また、該平均膜厚(AT)に対する抵抗層13の膜厚標準偏差(DT)の比、DT/ATが0.1よりも大きい場合には、膜厚バラツキが大きくなるため、膜厚の特に薄い部分が高電界となり、耐電圧性能、耐リーク性能が得られない場合がある。
また、エピクロルヒドリンゴム自体の体積抵抗率は、1.0×106Ω・cm〜1.0×1010Ω・cmの範囲であることが好ましい。
前記体積抵抗率が、1.0×106Ω・cmより小さい場合は耐リーク性能が悪くなる場合があり、一方、1.0×1010Ω・cmより大きい場合は導電材による導電が支配的になることにより、均一帯電性能と耐リーク性能の両立が困難となる場合がある。
本発明の帯電ロールは直流と交流とを重畳した電圧を印加する帯電手段を有することが好ましい。これにより、直流電圧のみを印加する帯電手段を有する場合と比較して、高い均一帯電性能が得られ、また、感光体表面電位の環境変動を小さくすることができる。
導電性発泡弾性層12は、例えば、弾性を有するゴム等の弾性材、導電性発泡弾性層12の抵抗を調整するカーボンブラック等の導電材、及び発泡剤に、必要に応じて硬化剤、可塑剤、加硫促進剤等の、通常ゴムに添加される材料を添加した混合物を、導電性支持体11表面に被覆することにより形成される。なお、この混合物の発泡処理は導電性支持体11表面に、被覆する前でも、被覆した後であってもよい。また、導電性支持体11表面に、導電性発泡弾性層12を設けずに、抵抗層13を直接形成してもよい。
前記導電性発泡弾性層の弾性体としては、、ウレタンゴム、ニトリルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合ゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴム等の弾性体が用いられ、これら弾性体は、単独または2種類以上を混合して用いることができる。
ゴム等の弾性体の抵抗はカーボンブラック等の導電材により調整されている。必要に応じて軟化剤、可塑剤、硬化剤、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、シリカおよび炭酸カルシウム等の充填剤等、通常ゴムに添加され得る材料を加えてもよい。
次に、帯電ロールの導電性発泡弾性層12、抵抗層13、表面層14、並びに、エピクロルヒドリンゴム自体の体積抵抗率の測定方法について説明する。
本発明における前記体積抵抗率の測定は、これら各層等の体積抵抗率が別々に測定できるように、各層の組成物のみからなるシート(以下、「組成物シート」と称する)を用いた。
図2のように組成物シート21の両面には電極(アドバンテスト社製、R12702A/Bレジスティビィティ・チェンバ)22,22’をとりつけて、組成物シート21の片面には電極22と同軸上にリング状のアース電極23を更に取り付け、電極22,22’に高抵抗測定器(アドバンテスト社製、R8340Aデジタル高抵抗/微小電流計)24を接続した。
組成物シート21に、電場(印加電圧/組成物シート厚)が1000V/cmになるよう調節した電圧を電極22,22’に印加し、30秒充電後の電流値より下記(1)式を用いて体積抵抗率(Ω・cm)を算出した。
体積抵抗率(Ω・cm)=19.63×印加電圧(V)/電流値(A)/組成物シート厚(cm)…(1)
次に、帯電ロール抵抗(以下、単に「ロール抵抗」ともいう。)の測定について説明する。
図3は本発明の帯電ロールのロール抵抗の測定方法を説明するための模式図である。ロール抵抗測定は、図3に示すように、平坦な金属板31(材質:SUS304、表面粗さRa:0.1μm〜0.2μm)上に置かれた帯電ロール32を、帯電ロール32の回転軸33の両端にそれぞれ500gの重り34を載せて荷重を与えた状態で、回転軸33と金属板31とを高抵抗測定器35(アドバンテスト社製、R8340Aデジタル高抵抗/微小電流計)に接続して実施した。測定は帯電ロール32に、100Vの電圧を10秒印加後の電流値より求めた。
抵抗層13の膜厚測定は、帯電ロールの中央及び両端付近を、ロール軸に対して垂直に切断し、これら切断面を顕微鏡にて観察することにより実施した。1本の帯電ロールについて、該帯電ロールの中央及び両端部の各々の切断面について2ヶ所づつ、合計6ヶ所を測定することにより、平均膜厚(AT)を求めた。
作業性は、オープンロールを用いた混練り作業性の良悪および混練りによって得られた混合物を押出し機に入れ押出された製品の表面状態の良悪により評価した。
次に、画像形成装置について説明する。
図4は、本発明を説明するための一般的な画像形成装置の概略構成図である。 本発明の画像形成装置は、図4に示すように、少なくとも感光体110及び該感光体110に帯電を行う帯電手段を備える帯電ロールを有し、前記帯電ロールが本発明の帯電ロール32であることを特徴とする。
本発明の画像形成装置に設けられた前記帯電ロール32は、前記図1における導電性支持体11上に、少なくとも抵抗層13が形成され、前記抵抗層13が(A)イオン導電剤を含有していないエピクロルヒドリンゴム100重量部に対して、(B)分子構造上主鎖もしくは側鎖に2重結合を有する合成ゴム5〜100重量部を含む組成物(C)に、(D)として(C)の組成物100重量部に対してpH4.0以下のカーボンブラックを1〜30重量部及び/又は導電性金属酸化物粒子を3〜100重量部が配合されてなる組成物を有することにより、均一帯電性能及び耐リーク性能において優れたものとなる。
本発明の帯電ロールを用いた画像形成装置の帯電ロール以外の構成については、従来から電子写真方式の画像形成装置の各構成として公知の構成が適用できる。即ち、上記帯電ロール以外の構成、例えば、潜像形成手段、現像手段、クリーニング手段、除電手段、給紙手段、搬送手段、画像制御手段等について、必要に応じて従来公知のものが適宜採用される。これらの構成については、本発明において特に限定されるものではない。
以下に本発明を実施例を挙げてより具体的に説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、本実施例においては、図1に示す層構成の帯電ロールを作製した。また、実施例及び比較例の結果は表1及び2に示した。
[実施例1]
EP65(JSR社製)100重量部にアサヒサーマル(旭カーボン社製)40重量部、ケッチェンブラックEC10重量部、ビニホールAC#3(永和化成社製)8重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.5重量部、ノクセラーTT:0.5重量部)をオープンロールで混練りした混合物を導電性支持体上に厚さ1mmの円筒状に被覆し、その上にGechron 3106(日本ゼオン社製)70重量部にNipol DN223(日本ゼオン社製)30重量部、pH4.0以下のカーボンブラック:MONARCH 1000(pH:2.5、Cabot製)30重量部、ケッチェンブラックEC(pH:9.0) 10重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.0重量部、ノクセラーTET:1.0重量部)をオープンロールで混練りした混合物を厚さ0.5mmの円筒状に被覆しφ14.0mmの円筒型の金型に入れ170℃で30分加硫発泡させ、発泡体の弾性体層上にゴムの抵抗層が被覆された円筒状の成型物を得た。得られた成型物の硬度はアスカーC法での硬度は45度であり、抵抗層膜厚は500μm、電場1000V/cmで体積抵抗率3×106Ω・cmであった。
一方、6ナイロン、66ナイロン、610ナイロン、12ナイロンからなる共重合ナイロン(CM8000、東レ社製)45重量部とBaSO4 微粒子表面に酸化錫を被覆した導電性微粒子(PASTRAN、三井金属社製)55重量部に対し、メタノールを溶剤として加え、サンドグラインダーミルで約1時間分散して表面層形成用の塗布液を得た。この塗布液を粘度調整した後、浸漬塗布液として浸漬塗布槽に注入した。
続いて、前記円筒状の成型物を先に準備した表面層形成用の塗布液に浸漬してコーティングを行い、130℃で10分間乾燥して溶剤を除去し、表面層を形成した。この場合、表面層の厚みは20μmとした。このようにして目的とする帯電ロールを得た。
このようにして作製された帯電ロールをDocuCentre350(富士ゼロックス社製)に装着し、低温・低湿(10℃、15%)と高温・高湿(28℃、85%)で50,000枚印字テストを行った。結果を表1、2に示した。
[実施例2]
EP65(JSR社製)100重量部にアサヒサーマル(旭カーボン社製)40重量部、ケッチェンブラックEC10重量部、ビニホールAC#3(永和化成社製)8重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.5重量部、ノクセラーTT:0.5重量部)をオープンロールで混練りした混合物を導電性支持体上に厚さ1mmの円筒状に被覆し、その上にGechron 3106(日本ゼオン社製)70重量部にNipol 1312(日本ゼオン社製)30重量部、pH4.0以下のカーボンブラック:MONARCH 1000(pH:2.5、Cabot製)30重量部、ケッチェンブラックEC(pH:9.0) 10重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.0重量部、ノクセラーTET:1.0重量部)をオープンロールで混練りした混合物を厚さ0.5mmの円筒状に被覆しφ14.0mmの円筒型の金型に入れ170℃で30分加硫発泡させ、発泡体の弾性体層上にゴムの抵抗層が被覆された円筒状の成型物を得た。得られた成型物の硬度はアスカーC法での硬度は42度であり、抵抗層膜厚は500μm、電場1000V/cmで体積抵抗率5×104Ω・cmであった。
この円筒状の成型物の表面に、実施例1と同様に前記表面層形成用塗布液を浸漬塗布して、表面層を形成し、目的の帯電ロールを得た。
このようにして作製された帯電ロールを用いて実施例1と同様に印字テストを行った。
[実施例3]
EP65(JSR社製)100重量部にアサヒサーマル(旭カーボン社製)40重量部、ケッチェンブラックEC10重量部、ビニホールAC#3(永和化成社製)8重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.5重量部、ノクセラーTT:0.5重量部)をオープンロールで混練りした混合物を導電性支持体上に厚さ1mmの円筒状に被覆し、その上にGechron 3106(日本ゼオン社製)50重量部にNipol DN223(日本ゼオン社製)50重量部、pH4.0以下のカーボンブラック:MONARCH 1000(pH:2.5、Cabot製)30重量部、ケッチェンブラックEC(pH:9.0) 10重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.0重量部、ノクセラーTET:1.0重量部)をオープンロールで混練りした混合物を厚さ0.5mmの円筒状に被覆し、φ14.0mmの円筒型の金型に入れ170℃で30分加硫発泡させ、円筒状の成型物を得た。得られた成型物の硬度はアスカーC法での硬度は43度であり、抵抗層膜厚は500μm、電場1000V/cmで体積抵抗率6×107Ω・cmであった。
この円筒状の成型物の表面に、実施例1と同様に前記表面層形成用塗布液を浸漬塗布して、表面層を形成し、目的の帯電ロールを得た。
このようにして作製された帯電ロールを用いて実施例1と同様に印字テストを行った。
[実施例4]
EP65(JSR社製)100重量部にアサヒサーマル(旭カーボン社製)40重量部、ケッチェンブラックEC10重量部、ビニホールAC#3(永和化成社製)8重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.5重量部、ノクセラーTT:0.5重量部)をオープンロールで混練りした混合物を導電性支持体上に厚さ1mmの円筒状に被覆し、その上にGechron 3106(日本ゼオン社製)70重量部にEP33(JSR社製)30重量部、pH4.0以下のカーボンブラック:MONARCH 1000(pH:2.5、Cabot製)30重量部、ケッチェンブラックEC(pH:9.0) 10重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.0重量部、ノクセラーTET:1.0重量部)をオープンロールで混練りした混合物を厚さ0.5mmの円筒状に被覆し、φ14.0mmの円筒型の金型に入れ170℃で30分プレス加硫発泡させ、円筒状の成型物を得た。得られた成型物の硬度はアスカーC法での硬度は45度であり、抵抗層膜厚は500μm、電場1000V/cmで体積抵抗率1×107Ω・cmであった。
この円筒状の成型物の表面に、実施例1と同様に前記表面層形成用塗布液を浸漬塗布して、表面層を形成し、目的の帯電ロールを得た。
このようにして作製された帯電ロールを用いて実施例1と同様に印字テストを行った。
[実施例5]
EP65(JSR社製)100重量部にアサヒサーマル(旭カーボン社製)40重量部、ケッチェンブラックEC10重量部、ビニホールAC#3(永和化成社製)8重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.5重量部、ノクセラーTT:0.5重量部)をオープンロールで混練りした混合物を導電性支持体上に厚さ1mmの円筒状に被覆し、その上にGechron 3106(日本ゼオン社製)70重量部に1507(JSR社製)30重量部、pH4.0以下のカーボンブラック:MONARCH 1000(pH:2.5、Cabot製)30重量部、ケッチェンブラックEC(pH:9.0) 15重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.0重量部、ノクセラーTET:1.0重量部)をオープンロールで混練りした混合物を厚さ0.5mmの円筒状に被覆し、φ14.0mmの円筒型の金型に入れ170℃で45分プレス加硫発泡させ、円筒状の成型物を得た。得られた成型物の硬度はアスカーC法での硬度は48度であり、抵抗層膜厚は1000μm、電場1000V/cmで体積抵抗率1×106Ω・cmであった。
この円筒状の成型物の表面に、実施例1と同様に前記表面層形成用塗布液を浸漬塗布して、表面層を形成し、目的の帯電ロールを得た。
このようにして作製された帯電ロールを用いて実施例1と同様に印字テストを行った。
[実施例6]
EP65(JSR社製)100重量部にアサヒサーマル(旭カーボン社製)40重量部、ケッチェンブラックEC10重量部、ビニホールAC#3(永和化成社製)8重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.5重量部、ノクセラーTT:0.5重量部)をオープンロールで混練りした混合物を導電性支持体上に厚さ1mmの円筒状に被覆し、その上にGechron 3106(日本ゼオン社製)70重量部にNipol DN223(日本ゼオン社製)30重量部、アンチモンドープ酸化錫SN100−P(石原産業社製)30重量部、ケッチェンブラックEC(pH:9.0) 10重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.0重量部、ノクセラーTET:1.0重量部)をオープンロールで混練りした混合物を厚さ1mmの円筒状に被覆し、φ14.0mmの円筒型の金型に入れ170℃で30分加硫発泡させ、円筒状の成型物を得た。得られた成型物の硬度はアスカーC法での硬度は55度であり、抵抗層膜厚は200μm、電場1000V/cmで体積抵抗率3×106Ω・cmであった。
この円筒状の成型物の表面に、実施例1と同様に前記表面層形成用塗布液を浸漬塗布して、表面層を形成し、目的の帯電ロールを得た。
このようにして作製された帯電ロールを用いて実施例1と同様に印字テストを行った。
[実施例7]
EP65(JSR社製)100重量部にアサヒサーマル(旭カーボン社製)40重量部、ケッチェンブラックEC10重量部、ビニホールAC#3(永和化成社製)8重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.5重量部、ノクセラーTT:0.5重量部)をオープンロールで混練りした混合物を導電性支持体上に厚さ1mmの円筒状に被覆し、その上にGechron 3106(日本ゼオン社製)70重量部にNipol DN223(日本ゼオン社製)30重量部、アンチモンドープ酸化錫SN100−P(石原産業社製)100重量部、ケッチェンブラックEC(pH:9.0) 5重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.0重量部、ノクセラーTET:1.0重量部)をオープンロールで混練りした混合物を厚さ1mmの円筒状に被覆し、φ14.0mmの円筒型の金型に入れ170℃で30分加硫発泡させ、円筒状の成型物を得た。得られた成型物の硬度はアスカーC法での硬度は53度であり、抵抗層膜厚は200μm、電場1000V/cmで体積抵抗率8×107Ω・cmであった。
この円筒状の成型物の表面に、実施例1と同様に前記表面層形成用塗布液を浸漬塗布して、表面層を形成し、目的の帯電ロールを得た。
このようにして作製された帯電ロールを用いて実施例1と同様に印字テストを行った。
[比較例1]
EP65(JSR社製)100重量部にアサヒサーマル(旭カーボン社製)40重量部、ケッチェンブラックEC10重量部、ビニホールAC#3(永和化成社製)8重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.5重量部、ノクセラーTT:0.5重量部)をオープンロールで混練りした混合物を導電性支持体上に厚さ1mmの円筒状に被覆し、その上にGechron 3106(日本ゼオン社製)100重量部にケッチェンブラックEC(pH:9.0) 15重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.0重量部、ノクセラーTET:1.0重量部)をオープンロールで混練りした混合物を厚さ0.5mmの円筒状に被覆しφ14.0mmの円筒型の金型に入れ170℃で30分加硫発泡させ、発泡体の弾性体層上にゴムの抵抗層が被覆された円筒状の成型物を得た。得られた成型物の硬度はアスカーC法での硬度は45度であり、抵抗層膜厚は500μm、電場1000V/cmで体積抵抗率5×106Ω・cmであった。
この円筒状の成型物の表面に、実施例1と同様に前記表面層形成用塗布液を浸漬塗布して、表面層を形成し、目的の帯電ロールを得た。
このようにして作製された帯電ロールを用いて実施例1と同様に印字テストを行った。
[比較例2]
EP65(JSR社製)100重量部にアサヒサーマル(旭カーボン社製)40重量部、ケッチェンブラックEC10重量部、ビニホールAC#3(永和化成社製)8重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.5重量部、ノクセラーTT:0.5重量部)をオープンロールで混練りした混合物を導電性支持体上に厚さ1mmの円筒状に被覆し、その上にEP33(JSR社製)100重量部にpH4.0以下のカーボンブラック:MONARCH 1000(pH:2.5、Cabot製)30重量部、ケッチェンブラックEC(pH:9.0) 10重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.0重量部、ノクセラーTET:1.0重量部)をオープンロールで混練りした混合物を厚さ0.5mmの円筒状に被覆しφ14.0mmの円筒型の金型に入れ170℃で30分加硫発泡させ、発泡体の弾性体層上にゴムの抵抗層が被覆された円筒状の成型物を得た。得られた成型物の硬度はアスカーC法での硬度は50度であり、抵抗層膜厚は500μm、電場1000V/cmで体積抵抗率6×108Ω・cmであった。
この円筒状の成型物の表面に、実施例1と同様に前記表面層形成用塗布液を浸漬塗布して、表面層を形成し、目的の帯電ロールを得た。
このようにして作製された帯電ロールを用いて実施例1と同様に印字テストを行った。
[比較例3]
EP65(JSR社製)100重量部にアサヒサーマル(旭カーボン社製)40重量部、ケッチェンブラックEC10重量部、ビニホールAC#3(永和化成社製)8重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.5重量部、ノクセラーTT:0.5重量部)をオープンロールで混練りした混合物を導電性支持体上に厚さ1mmの円筒状に被覆し、その上にGechron 3106(日本ゼオン社製)100重量部にシルバーW(白石工業社製)30重量部、アナターゼ型酸化チタン(石原産業社製)20重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.0重量部、ノクセラーTET:1.0重量部)をオープンロールで混練りした混合物を厚さ0.5mmの円筒状に被覆しφ14.0mmの円筒型の金型に入れ170℃で30分加硫発泡させ、発泡体の弾性体層上にゴムの抵抗層が被覆された円筒状の成型物を得た。得られた成型物の硬度はアスカーC法での硬度は45度であり、抵抗層膜厚は500μm、電場1000V/cmで体積抵抗率5×107Ω・cmであった。
この円筒状の成型物の表面に、実施例1と同様に前記表面層形成用塗布液を浸漬塗布して、表面層を形成し、目的の帯電ロールを得た。
このようにして作製された帯電ロールを用いて実施例1と同様に印字テストを行った。
[比較例4]
EP65(JSR社製)100重量部にアサヒサーマル(旭カーボン社製)40重量部、ケッチェンブラックEC10重量部、ビニホールAC#3(永和化成社製)8重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.5重量部、ノクセラーTT:0.5重量部)をオープンロールで混練りした混合物を導電性支持体上に厚さ1mmの円筒状に被覆し、その上にGechron 3106(日本ゼオン社製)100重量部にイオン導電剤30重量部、ケッチェンブラックEC(pH:9.0) 10重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.0重量部、ノクセラーTET:1.0重量部)をオープンロールで混練りした混合物を厚さ0.5mmの円筒状に被覆しφ14.0mmの円筒型の金型に入れ170℃で30分加硫発泡させ、発泡体の弾性体層上にゴムの抵抗層が被覆された円筒状の成型物を得た。得られた成型物の硬度はアスカーC法での硬度は45度であり、抵抗層膜厚は500μm、電場1000V/cmで体積抵抗率2×107Ω・cmであった。
この円筒状の成型物の表面に、実施例1と同様に前記表面層形成用塗布液を浸漬塗布して、表面層を形成し、目的の帯電ロールを得た。
このようにして作製された帯電ロールを用いて実施例1と同様に印字テストを行った。
[比較例5]
EP65(JSR社製)100重量部にアサヒサーマル(旭カーボン社製)40重量部、ケッチェンブラックEC10重量部、ビニホールAC#3(永和化成社製)8重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.5重量部、ノクセラーTT:0.5重量部)をオープンロールで混練りした混合物を導電性支持体上に厚さ1mmの円筒状に被覆し、その上にGechron 3106(日本ゼオン社製)100重量部にpH4.0以下のカーボンブラック:MONARCH 1000(pH:2.5、Cabot製)30重量部、ケッチェンブラックEC(pH:9.0) 10重量部、硫黄(鶴見化学工業社製 200メッシュ)1重量部、加硫促進剤2.0重量部(大内新興化学工業社製 ノクセラーDM:1.0重量部、ノクセラーTET:1.0重量部)をオープンロールで混練りした混合物を厚さ0.5mmの円筒状に被覆しφ14.0mmの円筒型の金型に入れ170℃で30分加硫発泡させ、発泡体の弾性体層上にゴムの抵抗層が被覆された円筒状の成型物を得た。得られた成型物の硬度はアスカーC法での硬度は45度であり、抵抗層膜厚は500μm、電場1000V/cmで体積抵抗率3×106Ω・cmであった。
この円筒状の成型物の表面に、実施例1と同様に前記表面層形成用塗布液を浸漬塗布して、表面層を形成し、目的の帯電ロールを得た。
このようにして作製された帯電ロールを用いて実施例1と同様に印字テストを行った。
[帯電ロールの帯電特性及び感光体の汚染評価]
帯電ロールの帯電特性は、前記記載の通り、低温・低湿条件(10℃、RH15%)及び高温・高条件(28℃・RH85%)にて、それぞれ5万枚づつ印刷し、印刷初期と5万枚印刷後に得られた白紙画像及びハーフトーン画像の画質を評価することにより、均一帯電性能と耐リーク性能について評価した。
また、5万枚印刷後の感光体表面を観察することにより感光体の汚染について評価した。
なお、上記印刷テストに使用した感光体は、印刷テスト開始前に、感光体表面の汚染が評価できるように該感光体の回転軸の両端にそれぞれ500gの重りを載せた帯電ロールを感光体上に当接させた状態で、温度45℃、湿度90%にて10日間保管した。また、耐リーク性能が評価できるように、感光体表面に予め0.1mmφの穴を基材に達するまで空けた。
<均一帯電性能の評価基準>
均一帯電性能は、印刷初期及び5万枚印刷後の画質について、以下の基準で評価した。
○:画質に欠点なし。
△:白紙画像に黒点や黒スジ、及び/又は、ハーフトーン画像に黒点、白点、スジ等が若干発生。
×:白紙画像に黒点や黒スジ、及び/又は、ハーフトーン画像に黒点、白点、スジ等が発生。
××:白紙画像に黒点や黒スジ、及び/又は、ハーフトーン画像に黒点、白点、スジ等が著しく多く発生。
<耐リーク性能の評価基準>
耐リーク性能は、印刷初期及び5万枚印刷後の画質について、以下の基準で評価した。
○:画質に欠点なし。
×:用紙の流れ方向に対して、直角に交わるようにスジ(横スジ)が発生、及び/又は、感光体に予め設けた穴の穴径拡大
なお、上記の低温・低湿及び高温・高湿環境下における印刷初期と、5万枚印刷後の画質評価により、画質になんらの劣化がみられない場合は、経時変化に対する帯電性能が安定しているものと判断した。
<感光体の汚染評価基準>
感光体の汚染は5万枚印刷後に、印刷テスト前に温度45℃、湿度90%環境下にて帯電ロールを感光体表面に当接させた部分を観察した。
○:感光体表面に汚染なし。
×:感光体表面に白抜けや黒(色)抜けが発生。
Figure 0004244740
Figure 0004244740
表1及び表2から明らかな通り、実施例1〜7の何れに於いても均一帯電性及び耐リーク性が良好であった。また、低温・低湿及び高温・高湿での環境変動においてもいずれも良好であることが分かる。
一方、比較例1〜5は、加工における作業性が悪く、均一帯電性及び耐リーク性についても不良であった。
本発明の帯電ロールの一例を示す模式断面図である。 本発明の帯電ロールの導電性発泡弾性層、抵抗層、表面層、並びに、エピクロルヒドリンゴム自体の体積抵抗率の測定方法を説明するための模式図である。 本発明の帯電ロールのロール抵抗の測定方法を説明するための模式図である。 本発明おける画像形成を説明するための一般的な画像形成装置の概略構成図である。
符号の説明
11 導電性支持体
12 導電性発泡弾性層
13 抵抗層
14 表面層
21 組成物シート
22 電極(部)
23 アース電極
24 高抵抗測定器
31 金属板
32 帯電ロール
33 回転軸
34 重り(500g/1個)
35 高抵抗測定器
110 感光体
112 帯電ロール
114 レーザー露光光学系
116 現像器
118 転写ロール
119 除電装置
120 クリーニングブレード
122 定着ロール

Claims (7)

  1. 導電性支持体上に、導電性発泡弾性層、抵抗層、表面層順次形成された帯電ロールにおいて、前記抵抗層が(A)イオン導電剤を含有していないエピクロルヒドリンゴム100重量部に対して、(B)分子構造上主鎖もしくは側鎖に2重結合を有する合成ゴムを5〜100重量部からなる組成物(C)に、(D)(C)の組成物100重量部に対してpH4.0以下のカーボンブラックを1〜30重量部及び/又は導電性金属酸化物粒子を3〜100重量部が配合されてなる組成物を有することを特徴とする帯電ロール。
  2. 前記導電性発泡弾性層組成物の体積抵抗率(Re)、前記抵抗層組成物の体積抵抗率(Rr)、前記表面層組成物の体積抵抗率(Rs)が、Re≦Rr≦Rsなる関係式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の帯電ロール。
  3. 前記導電性発泡弾性層組成物の体積抵抗率(Re)が1×103〜1×107Ω・cm、前記抵抗層組成物の体積抵抗率(Rr)が1×104〜1×109Ω・cm、前記表面層組成物の体積抵抗率(Rs)が1×106〜1×1013Ω・cmでRe≦Rr≦Rsであり、かつ、ロール抵抗が2.0×105〜1.6×106Ωであることを特徴とする請求項1または2に記載の帯電ロール。
  4. 前記エピクロルヒドリンゴムの体積抵抗率が1×106〜1×1010Ω・cmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の帯電ロール。
  5. 前記エピクロルヒドリンゴムの構成成分がエピクロルヒドリン及びエチレンオキサイド、又はエピクロルヒドリン、エチレンオキサイド及びアリルグリシジルエーテルを含有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の帯電ロール。
  6. 直流と交流を重畳した帯電手段を有する請求項1〜のいずれか1項に記載の帯電ロール。
  7. 少なくとも感光体及び該感光体に帯電を行う帯電手段を備える帯電ロールを有する画像形成装置において、前記帯電ロールが請求項1〜のいずれか1項に記載の帯電ロールであることを特徴とする画像形成装置。
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